JPH08223147A - 同期回路 - Google Patents

同期回路

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JPH08223147A
JPH08223147A JP2295995A JP2295995A JPH08223147A JP H08223147 A JPH08223147 A JP H08223147A JP 2295995 A JP2295995 A JP 2295995A JP 2295995 A JP2295995 A JP 2295995A JP H08223147 A JPH08223147 A JP H08223147A
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Takehiko Nakao
健彦 中尾
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Toshiba Corp
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    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L7/00Arrangements for synchronising receiver with transmitter
    • H04L7/02Speed or phase control by the received code signals, the signals containing no special synchronisation information
    • H04L7/033Speed or phase control by the received code signals, the signals containing no special synchronisation information using the transitions of the received signal to control the phase of the synchronising-signal-generating means, e.g. using a phase-locked loop
    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03LAUTOMATIC CONTROL, STARTING, SYNCHRONISATION, OR STABILISATION OF GENERATORS OF ELECTRONIC OSCILLATIONS OR PULSES
    • H03L7/00Automatic control of frequency or phase; Synchronisation
    • H03L7/06Automatic control of frequency or phase; Synchronisation using a reference signal applied to a frequency- or phase-locked loop
    • H03L7/08Details of the phase-locked loop
    • H03L7/085Details of the phase-locked loop concerning mainly the frequency- or phase-detection arrangement including the filtering or amplification of its output signal
    • H03L7/089Details of the phase-locked loop concerning mainly the frequency- or phase-detection arrangement including the filtering or amplification of its output signal the phase or frequency detector generating up-down pulses
    • H03L7/0891Details of the phase-locked loop concerning mainly the frequency- or phase-detection arrangement including the filtering or amplification of its output signal the phase or frequency detector generating up-down pulses the up-down pulses controlling source and sink current generators, e.g. a charge pump
    • H03L7/0895Details of the current generators
    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03LAUTOMATIC CONTROL, STARTING, SYNCHRONISATION, OR STABILISATION OF GENERATORS OF ELECTRONIC OSCILLATIONS OR PULSES
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    • H03L7/06Automatic control of frequency or phase; Synchronisation using a reference signal applied to a frequency- or phase-locked loop
    • H03L7/08Details of the phase-locked loop
    • H03L7/099Details of the phase-locked loop concerning mainly the controlled oscillator of the loop
    • H03L7/0995Details of the phase-locked loop concerning mainly the controlled oscillator of the loop the oscillator comprising a ring oscillator

Abstract

(57)【要約】 【目的】 リーク電流による電荷の損失の回復して同相
雑音を低減することができる差動信号伝搬を取り入れた
同期回路を提供する。 【構成】 入力信号もしくはそれから生成された信号と
帰還信号もしくはそれから生成された信号との間で位相
または周波数を比較する比較回路と、該比較回路の出力
に基づいて差動信号である第1及び第2の出力信号を生
成する信号生成回路と、該信号生成回路からの前記第1
及び第2の出力信号の高周波数領域の雑音を除去するフ
ィルタ回路と、該フィルタ回路を通過した前記第1と第
2の出力信号の差に応じて位相または周波数を調整した
前記帰還信号を出力する出力回路とを備えた同期回路に
おいて、前記信号生成回路は、その第1及び第2の出力
信号の一方を直流的に所定の電圧値に固定する構成にし
たものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、データ通信等に利用さ
れる同期回路に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、データ通信の分野では、クロッ
クとデータを1つの信号線路で送信し、それを受信側で
再生、分離するという作業が行われ、この送受信の際に
はNRZ信号と呼ばれる信号が用いられている。このN
RZ信号は、図5に示すように、クロック1期間の間、
データの値を保持することにより、クロックとデータを
同時に送受信するものである。
【0003】近年、高速データ通信においてクロックと
データを1つの信号線路で送信する前記NRZ(Non
Return To Zero)符号化の重要性が高
まるに従い、NRZ信号からクロックを抽出しデータを
再生する技術が重要となっている。
【0004】図6は、このクロック再生に不可欠な従来
の位相周波数同期回路の内部構成を示す図である。
【0005】同図の位相周波数同期回路は、差動信号伝
搬に用いた例を示すもので、NRZ信号を入力信号IN
とし、データ変化点検出回路111、位相比較器11
2、チャージポンプ113、ローパスフィルタ114、
及び電圧制御発振器(以下、VCOと略す)115から
構成されている。
【0006】データ変化点検出回路111では、入力信
号INがその値を変化させたことを検知し、VCO11
5からの帰還信号にはそれと同等の遅延を与える。その
出力信号111Aは入力信号IN側のものであり、出力
信号111BはVCO115側のものである。
【0007】位相比較器112は、データ変化点検出回
路111からの出力信号111Aと111Bとの位相を
比較し、2つの信号の位相差に応じた期間だけ、出力で
ある制御信号112Aとその反転の制御信号112Bを
活性化し、その直後にVCO115の出力の半周期分だ
け制御信号112Cとその反転信号112Dを活性化す
る。
【0008】チャージポンプ113は、位相比較器11
2からの制御信号112A,112B,112C,11
2Dを電流に変換する。ここでは、制御信号112Aと
112Cから出力113Aを、また制御信号112Bと
112Dから出力113Bをそれぞれ生成し、制御信号
112Aと112Dが活性化されている期間には後段の
回路に電流を注入し、制御信号112Bと112Cが活
性化されている期間には後段の回路から電流を放電する
ように動作する。即ち、チャージポンプ113の出力1
13A,113Bは差動信号を形成しており、一方が増
加するなら他方は減少する。
【0009】ローパスフィルタ114は、チャージポン
プ113の出力113Aと113Bを平滑化するために
用いるが、実際はこの中のキャパシタの帯電量がVCO
115の発振周波数を決定する。VCO115では、差
動アンプ115aによりローパスフィルタ114の出力
114Aと114Bの差をとり、同相雑音を除去して制
御電圧を生成し、それを基に発振部115bの発振周波
数を制御する。
【0010】このように、本同期回路では、チャージポ
ンプ113の出力を差動信号にすることにより、VCO
115の差動アンプ115aより出力される発振周波数
制御信号から同相雑音の影響を除去し、VCO115の
出力OUTのジッタを低減しようとするものである。な
お、図7に、図6の回路の主要な信号の波形を示す。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図6の
同期回路に示したような通常の差動信号伝搬を行う場
合、ローパスフィルタの出力114Aの電圧が増加する
時は、その反転信号である114Bは減少することにな
り、それら2つの電圧を同時に増加させる状況は、入力
信号INと出力OUTの位相関係がどの様な場合にも生
じ得ない。ところが、ローパスフィルタ114内のキャ
パシタに帯電された電荷はリーク電流により放電されて
いくから、出力114Aと114Bの電圧値は時間の経
過と共に減少し、最終的には2つのうち、少なくともど
ちらか一方は接地電位となる。これでは、同相雑音を取
り除く差動アンプ115aの入力の一方がアンプ入力段
のトランジスタを動作させるには至らず、同相雑音の除
去はできなくなり、差動信号伝搬の意味を失う。
【0012】また、図6の同期回路の場合、位相比較器
112からの制御信号112A及び112Bと112C
及び112Dを受けて、ローパスフィルタ114の出力
114A及び114Bは図7に示すように変動するた
め、その出力114Aと114Bの差は、前記制御信号
112A及び112Bが活性化している期間は増大し、
制御信号112C及び112Dが活性化している期間は
減少する。ここで、位相比較器112からの4つの制御
信号112A,112B,112C,112Dは、同期
回路が入力信号INに同期した安定状態においても活性
化されるため、安定動作時においてもVCO115の出
力OUTが同相雑音以外の理由で変動してしまい、通常
の差動信号伝搬では解決できない出力OUTのジッタが
表面化する。
【0013】本発明は、上述の如き従来の問題点を解決
するためになされたもので、その目的は、リーク電流に
よる電荷の損失の回復して同相雑音を低減することがで
きる差動信号伝搬を取り入れた同期回路を提供すること
である。またその他の目的は、位相比較器の動作に起因
する同期出力信号のジッタを低減することができる同期
回路を提供することである。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、第1の発明の特徴は、入力信号もしくはそれから生
成された信号と帰還信号もしくはそれから生成された信
号との間で位相または周波数を比較する比較回路と、該
比較回路の出力に基づいて差動信号である第1及び第2
の出力信号を生成する信号生成回路と、該信号生成回路
からの前記第1及び第2の出力信号の高周波数領域の雑
音を除去するフィルタ回路と、該フィルタ回路を通過し
た前記第1と第2の出力信号の差に応じて位相または周
波数を調整した前記帰還信号を出力する出力回路とを備
えた同期回路において、前記信号生成回路は、その第1
及び第2の出力信号の一方を直流的に所定の電圧値に固
定する構成にしたことにある。
【0015】第2の発明の特徴は、前記第1の発明にお
いて、前記比較回路は、前記入力信号もしくはそれから
生成された信号と前記帰還信号もしくはそれから生成さ
れた信号との位相差に応じたパスル幅を有する第1の制
御信号と、前記帰還信号もしくはそれから生成された信
号の半周期期間活性化される第2の制御信号とを出力と
して取り出し、前記信号生成回路は、前記第1の出力信
号を前記第1及び第2の制御信号から生成すると共に、
前記第2の出力信号を直流的に所定の電圧値に固定した
信号とすることにある。
【0016】第3の発明の特徴は、前記第2の発明にお
いて、前記信号生成回路は、高電位である第1の電源側
にソースが接続され第1ノードにドレインが接続された
第1のPチャネルMOSFETと、前記第1ノードにド
レインが接続され低電位である第2の電源側にソースが
接続された第1のNチャネルMOSFETと、前記第1
の電源側にソースが接続され第2ノードにドレインが接
続された第2のPチャネルMOSFETと、前記第2ノ
ードにドレインが接続され前記第2の電源側にソースが
接続された第2のNチャネルMOSFETとを備え、前
記第1のPチャネルMOSFETのゲートに前記第1の
制御信号を、前記第1のNチャネルMOSFETのゲー
トに前記第2の制御信号をそれぞれ供給するようにし、
前記第2のPチャネルMOSFET及び前記第2のNチ
ャネルMOSFETの各ゲートを前記第2ノードに共通
接続し、前記第1ノードから前記第1の出力信号を、前
記第2ノードから前記第2の出力信号をそれぞれ取り出
すようにしたことにある。
【0017】第4の発明の特徴は、入力信号もしくはそ
れから生成された信号と帰還信号もしくはそれから生成
された信号との間で位相または周波数を比較する比較回
路と、該比較回路の出力に基づいて差動信号である第1
及び第2の出力信号を生成する信号生成回路と、該信号
生成回路からの前記第1及び第2の出力信号の高周波数
領域の雑音を除去するフィルタ回路と、該フィルタ回路
を通過した前記第1と第2の出力信号の差に応じて位相
または周波数を調整した前記帰還信号を出力する出力回
路とを備えた同期回路において、前記信号生成回路は、
前記比較回路の出力に基づいて前記第1の出力信号を生
成する第1の信号生成部と、直流的に所定の電位に固定
された信号を生成する第1の回路、及び該第1の回路に
接続され前記第1の信号生成部と同様の接続構成の第2
の回路を有し、直流的に所定の電位に固定され且つ交流
的に前記第1の出力信号と同相で変動する前記第2の出
力信号を生成する第2の信号生成部とを備えたことにあ
る。
【0018】第5の発明の特徴は、前記第4の発明にお
いて、前記比較回路は、前記入力信号もしくはそれから
生成された信号と前記帰還信号もしくはそれから生成さ
れた信号との位相差に応じたパスル幅を有する第1の制
御信号と、前記帰還信号もしくはそれから生成された信
号の半周期期間活性化される第2の制御信号とを出力と
して取り出し、前記第1の信号生成部は、高電位である
第1の電源側にソースが接続され第1ノードにドレイン
が接続された第1のPチャネルMOSFETと、前記第
1ノードにドレインが接続され低電位である第2の電源
側にソースが接続された第1のNチャネルMOSFET
とを備え、前記第1のPチャネルMOSFETのゲート
には前記第1の制御信号が、前記第1のNチャネルMO
SFETのゲートには前記第2の制御信号がそれぞれ供
給され、前記第2の信号生成部は、前記第1の電源側に
ソースが接続され第2ノードにドレインが接続された第
2のPチャネルMOSFETと、前記第2ノードにドレ
インが接続され前記第2の電源側にソースが接続された
第2のNチャネルMOSFETとを備え、前記第2のP
チャネルMOSFET及び前記第2のNチャネルMOS
FETの各ゲートを前記第2ノードに共通接続して前記
第1の回路を構成し、前記第2のPチャネルMOSFE
Tとソース及びドレインと共有する第3のPチャネルM
OSFETと、前記第2のNチャネルMOSFETとド
レイン及びソースを共有する第3のNチャネルMOSF
ETとを備え、前記第3のPチャネルMOSFETのゲ
ートに前記第1の制御信号を、前記第3のNチャネルM
OSFETのゲートに前記第2の制御信号をそれぞれ供
給して前記第2の回路を構成し、前記第1及び第2の信
号生成部で構成される前記信号生成回路は、前記第1ノ
ードから前記第1の出力信号を、前記第2のノードから
前記第2の出力信号を取り出すようにしたことにある。
【0019】
【作用】上述の如き構成の第1の発明によれば、信号生
成回路の第1及び第2の出力信号の一方を直流的に所定
の電圧値に固定するようにしたので、リーク電流による
電荷損失を迅速に補うことができる。
【0020】第2の発明によれば、上記第1の発明にお
いて、比較回路からの第1及び第2の制御信号より第1
の出力信号を生成すると共に、直流的に所定の電圧値に
固定した信号を第2の出力信号としたので、第1の出力
信号が帰還信号の位相または周波数を決定する信号とな
り、第2の出力信号は同相雑音を除去するために用いら
れる信号となる。これにより、第2の出力信号のリーク
電流による電荷損失は直ちに補うことができ、第1の出
力信号の電荷損失の影響は同期ループの動作の中で解消
される。また、比較回路を上述のような構成にしたの
で、例えば不規則な入力信号(NRZ信号など)にも対
処することができる。
【0021】第3の発明によれば、上記第2の発明にお
いて、信号生成回路を上述のような構成にしたので、簡
単な構成で的確に第1及び第2の出力信号を生成するこ
とができる。
【0022】第4の発明によれば、直流的に所定の電位
に固定され且つ交流的に第1の出力信号と同相で変動す
る第2の出力信号を生成するようにしたので、第1と第
2の出力信号の差はほとんど変動しなくなる。
【0023】第5の発明によれば、上記第4の発明にお
いて、例えば不規則な入力信号(NRZ信号など)にも
対処することができ、さらに信号生成回路を上述のよう
な構成にしたので、簡単な構成で的確に第1及び第2の
出力信号を生成することができる。
【0024】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1は本発明の第1実施例に係る同期回路の構成
を示すブロック図、及び図2(a)〜(e)は図1の同
期回路の主要信号の波形図である。
【0025】この同期回路は、NRZ信号IN(図5参
照)を入力とし、このNRZ信号INに位相・周波数を
同期させた出力OUTを生成する機能を有するもので、
データ変化点検出回路11、位相比較器(比較回路)1
2、チャージポンプ(信号生成回路)13、ローパスフ
ィルタ(フィルタ回路)14、及びVCO(出力回路)
15で構成されている。
【0026】データ変化点検出回路11は、従来回路と
同様に、NRZ信号INがその値を変化させたことを検
知し、VCO15からの帰還信号OUTにはそれと同等
の遅延を与える。その出力信号11AはNRZ信号IN
側のものであり、出力信号11BはVCO15側のもの
である。
【0027】位相比較器12は、データ変化点検出回路
11からの出力信号11Aと11Bとの位相を比較し、
2つの信号の位相差に応じた期間だけ、出力である第1
の制御信号12Aを活性化し(図2(a)では“L”レ
ベル)、その直後にVCO15の出力OUTの半周期分
だけ第2の制御信号12Bを活性化する(図2(a)で
は“H”レベル)。
【0028】チャージポンプ13は、第1のPチャネル
MOSFET13−1、第1のNチャネルMOSFET
13−2、第2のPチャネルMOSFET13−3、及
び第2のNチャネルMOSFET13−4から構成され
ている。高電位側である第1の電源VDにソースが接続
された第1のPチャネルMOSFET13−1のゲート
には制御信号12Aが供給され、低電位側である第2の
電源VSにソースが接続された第1のNチャネルMOS
FET13−2のゲートには、制御信号12Bが供給さ
れ、このFET13−1及びFET13−2のドレイン
同士の接続点(第1ノード)から第1の出力信号13A
が出力される。その一方で、電源VDにソースが接続さ
れた第2のPチャネルMOSFET13−3と電源VS
にソースが接続された第2のNチャネルMOSFET1
3−4の各ゲートが該FET13−3及びFET13−
4の各ドレインに共通接続され、その接続点(第2ノー
ド)から第2の出力信号13Bが出力されるようになっ
ている。ここで、FET13−3とFET13−4の駆
動能力を等しくして、第2の出力信号13Bを電源電圧
の約1/2の電圧値に直流的に固定している(図2
(c)参照)。
【0029】ローパスフィルタ14は、従来と同様に、
2つの入力にそれぞれ対応して設けられたキャパシタ等
で構成され、チャージポンプ13の第1及び第2の出力
信号13A,13Bの高周波雑音を取り除き、平滑化し
た出力14A及び14Bを出力する(図2の(d),
(e))。このとき、出力14Bは、チャージポンプ1
3の第2の出力信号13Bが電源電圧の約1/2の電圧
値に固定されているため、同様に固定される。
【0030】さらに、VCO15は、差動アンプ15−
1及び発振部15−2で構成され、ローパスフィルタ1
4からの出力14A及び14Bを差動アンプ15−1に
入力し、帰還信号となる出力OUTを送出する発振部1
5−2の発振周波数を制御する制御電圧を生成する。そ
の際、VCO15は、差動アンプ15−1によりローパ
スフィルタ14からの出力14Aと14Bの差をとって
前記制御電圧を生成するので、ローパスフィルタ14上
に入った同相雑音が除去される。
【0031】すなわち、ローパスフィルタ14の出力1
4A,14Bのうち、出力14Bは電源電圧の約1/2
の電圧値に固定されるため、この出力14B側からは前
述のようなリーク電流よる電荷損失の悪影響が発生する
ことはなく、それが生ずるのは他方の出力14A側のみ
である。ここで、リーク電流により出力14A側のキャ
パシタの電荷が損失して出力14Aの電圧値が減少する
場合を考えると、ローパスフィルタ14の出力14Aと
14Bとの差が変動してVCO15の発振周波数が変動
する。これは、結果的にはNRZ信号INとVCO15
の出力OUTとの位相差が変動することになるため、同
期回路がその位相差を0にするように動作する。
【0032】この点から明らかなように、本実施例で
は、ローパスフィルタ14の出力14Bは同相雑音を除
去するために用いられる信号であり、VCO15の発振
周波数を決定するのは出力14Aの電圧値である。従っ
て、出力14A側の電荷が損失しても問題はなく、出力
14B側の電荷損失は直ちに回復するので、VCO15
でローパスフィルタ14上に入った同相雑音を確実に低
減することができる。
【0033】次に、本発明の第2実施例に係る同期回路
を説明する。
【0034】本実施例が上記第1実施例の同期回路と異
なる点は、チャージポンプ13を構成の異なるチャージ
ポンプ23に置き換えたことであり、他の構成要素は同
一である。
【0035】図3は、本実施例のチャージポンプ23の
構成を示す回路図である。
【0036】このチャージポンプ23は、第1と第2の
信号生成部から構成され、第1の信号生成部は、同図に
示すように、第1のPチャネルMOS23−1及び第1
のNチャネルMOS23−2で構成されている。また、
第2の信号生成部は、第2のPチャネルMOS23−3
及び第2のNチャネルMOS23−4からなる第1の回
路と、第3のPチャネルMOS23−5及び第3のNチ
ャネルMOS23−6からなる第2の回路とで構成され
ている。
【0037】具体的には、第1の電源VDにソースが接
続された第1のPチャネルMOSFET23−1のゲー
トには図1に示した位相比較器12からの制御信号12
Aが供給され、第2の電源VSにソースが接続された第
1のNチャネルMOSFET23−2のゲートには同様
に前記制御信号12Bが供給され、このFET23−1
及びFET23−2のドレイン同士の接続点(第1ノー
ド)から第1の出力信号23Aが出力される。その一方
で、電源VDにソースが接続された第2のPチャネルM
OSFET23−3と電源VSにソースが接続された第
2のNチャネルMOSFET23−4の各ゲートが該F
ET23−3及びFET23−4の各ドレインに共通接
続され、その接続点(第2ノード)から第2の出力信号
23Bが取り出され、更に前記FET23−3とソース
及びドレインを共有する第3のPチャネルMOSFET
23−5のゲートには前記制御信号12Aが供給され、
前記FET23−4とソース及びドレインを共有する第
3のNチャネルMOSFET23−6のゲートには前記
制御信号12Bが供給されるようになっている。
【0038】図4に、図3に示したチャージポンプ23
の出力信号23A,23Bの波形を、位相比較器12か
らの制御信号12A,12Bと共に示す。
【0039】チャージポンプ23の出力信号23Bは、
直流的に供給電圧の1/2に固定されているものの、交
流的には制御信号12A及び12Bを受けて出力信号2
3Aと同相で変動する。位相比較器12は、同期回路が
NRZ信号INの位相と周波数に同期した状態に入った
場合、制御信号12A,12Bに等しいパルス幅を出
す。つまり、同期状態においてもチャージポンプ23の
出力信号23A,23Bが定期的に変動する。但し、制
御信号12Aと12Bのパルス幅が等しいので、電流の
充電量と放電量が等しく、チャージポンプ23の出力信
号23A,23Bは変動の前後でその値は変わらない。
【0040】同期状態においてチャージポンプの出力に
変動があるということは、VCOの発振周波数が変動す
ることを意味するが、本実施例では、チャージポンプ2
3の出力23Bを出力23Aと同相で変動するように
し、このチャージポンプ23の出力信号23A,23B
を後段のローパスフィルタ14を介して出力し、VCO
15でその差をとるようにしたので、ローパスフィルタ
14の出力14Aと14Bの差はほとんど変動すること
がなく、同期状態時の、位相比較器12の動作に伴う出
力OUTの変動を除去することができる。
【0041】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、第1の発明
によれば、信号生成回路は、その第1及び第2の出力信
号の一方を直流的に所定の電圧値に固定する構成にした
ので、リーク電流による電荷損失を直ちに補うことがで
き、同相雑音を確実に低減することができる。
【0042】第2の発明によれば、第1の発明におい
て、不規則な入力信号にも対処することができる。例え
ば不規則なNRZ信号から規則正しいクロック信号を抽
出する場合でも、同相雑音を確実に低減することが可能
となる。
【0043】第3の発明によれば、第2の発明におい
て、簡単な構成で的確に信号生成回路の第1及び第2の
出力信号を生成することが可能となる。
【0044】第4の発明によれば、直流的に所定の電位
に固定され且つ交流的に第1の出力信号と同相で変動す
る第2の出力信号を生成するようにしたので、第1と第
2の出力信号の差はほとんど変動することがなくなり、
比較回路の動作に伴う同期出力信号のジッタを低減する
ことが可能となる。
【0045】第5の発明によれば、上記第4の発明にお
いて、不規則な入力信号にも対処することができ、さら
に、簡単な構成で的確に信号生成回路の第1及び第2の
出力信号を生成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係る同期回路の構成を示
すブロック図である。
【図2】図1の同期回路の主要信号の波形図である。
【図3】第2実施例のチャージポンプ23の構成を示す
回路図である。
【図4】図3に示したチャージポンプ23の出力23
A,23Bの波形図である。
【図5】NRZ信号の生成方法を示す図である。
【図6】従来の位相周波数同期回路の内部構成を示す図
である。
【図7】図6の回路の主要な信号の波形を示す図であ
る。
【符号の説明】
12 位相比較器(比較回路) 13,23 チャージポンプ(信号生成回路) 13−1,23−1 第1のPチャネルMOSFET 13−2,23−2 第1のNチャネルMOSFET 13−3,23−3 第2のPチャネルMOSFET 13−4,23−4 第2のNチャネルMOSFET 14 ローパスフィルタ(フィルタ回路) 15 VCO(出力回路) 23−5 第3のPチャネルMOSFET 23−6 第3のNチャネルMOSFET 12A 第1の制御信号 12B 第2の制御信号 13A,23A 第1の出力信号 13B,23B 第2の出力信号 IN NRZ信号 OUT 帰還信号

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力信号もしくはそれから生成された信
    号と帰還信号もしくはそれから生成された信号との間で
    位相または周波数を比較する比較回路と、該比較回路の
    出力に基づいて差動信号である第1及び第2の出力信号
    を生成する信号生成回路と、該信号生成回路からの前記
    第1及び第2の出力信号の高周波数領域の雑音を除去す
    るフィルタ回路と、該フィルタ回路を通過した前記第1
    と第2の出力信号の差に応じて位相または周波数を調整
    した前記帰還信号を出力する出力回路とを備えた同期回
    路において、 前記信号生成回路は、その第1及び第2の出力信号の一
    方を直流的に所定の電圧値に固定する構成にしたことを
    特徴とする同期回路。
  2. 【請求項2】 前記比較回路は、前記入力信号もしくは
    それから生成された信号と前記帰還信号もしくはそれか
    ら生成された信号との位相差に応じたパスル幅を有する
    第1の制御信号と、前記帰還信号もしくはそれから生成
    された信号の半周期期間活性化される第2の制御信号と
    を出力として取り出し、 前記信号生成回路は、前記第1の出力信号を前記第1及
    び第2の制御信号から生成すると共に、前記第2の出力
    信号を直流的に所定の電圧値に固定した信号とすること
    を特徴とする請求項1記載の同期回路。
  3. 【請求項3】 前記信号生成回路は、 高電位である第1の電源側にソースが接続され第1ノー
    ドにドレインが接続された第1のPチャネルMOSFE
    Tと、前記第1ノードにドレインが接続され低電位であ
    る第2の電源側にソースが接続された第1のNチャネル
    MOSFETと、前記第1の電源側にソースが接続され
    第2ノードにドレインが接続された第2のPチャネルM
    OSFETと、前記第2ノードにドレインが接続され前
    記第2の電源側にソースが接続された第2のNチャネル
    MOSFETとを備え、 前記第1のPチャネルMOSFETのゲートに前記第1
    の制御信号を、前記第1のNチャネルMOSFETのゲ
    ートに前記第2の制御信号をそれぞれ供給するように
    し、前記第2のPチャネルMOSFET及び前記第2の
    NチャネルMOSFETの各ゲートを前記第2ノードに
    共通接続し、前記第1ノードから前記第1の出力信号
    を、前記第2ノードから前記第2の出力信号をそれぞれ
    取り出すようにしたことを特徴とする請求項2記載の同
    期回路。
  4. 【請求項4】 入力信号もしくはそれから生成された信
    号と帰還信号もしくはそれから生成された信号との間で
    位相または周波数を比較する比較回路と、該比較回路の
    出力に基づいて差動信号である第1及び第2の出力信号
    を生成する信号生成回路と、該信号生成回路からの前記
    第1及び第2の出力信号の高周波数領域の雑音を除去す
    るフィルタ回路と、該フィルタ回路を通過した前記第1
    と第2の出力信号の差に応じて位相または周波数を調整
    した前記帰還信号を出力する出力回路とを備えた同期回
    路において、 前記信号生成回路は、 前記比較回路の出力に基づいて前記第1の出力信号を生
    成する第1の信号生成部と、 直流的に所定の電位に固定された信号を生成する第1の
    回路、及び該第1の回路に接続され前記第1の信号生成
    部と同様の接続構成の第2の回路を有し、直流的に所定
    の電位に固定され且つ交流的に前記第1の出力信号と同
    相で変動する前記第2の出力信号を生成する第2の信号
    生成部とを備えたことを特徴とする同期回路。
  5. 【請求項5】 前記比較回路は、前記入力信号もしくは
    それから生成された信号と前記帰還信号もしくはそれか
    ら生成された信号との位相差に応じたパスル幅を有する
    第1の制御信号と、前記帰還信号もしくはそれから生成
    された信号の半周期期間活性化される第2の制御信号と
    を出力として取り出し、 前記第1の信号生成部は、 高電位である第1の電源側にソースが接続され第1ノー
    ドにドレインが接続された第1のPチャネルMOSFE
    Tと、前記第1ノードにドレインが接続され低電位であ
    る第2の電源側にソースが接続された第1のNチャネル
    MOSFETとを備え、前記第1のPチャネルMOSF
    ETのゲートには前記第1の制御信号が、前記第1のN
    チャネルMOSFETのゲートには前記第2の制御信号
    がそれぞれ供給され、 前記第2の信号生成部は、 前記第1の電源側にソースが接続され第2ノードにドレ
    インが接続された第2のPチャネルMOSFETと、前
    記第2ノードにドレインが接続され前記第2の電源側に
    ソースが接続された第2のNチャネルMOSFETとを
    備え、前記第2のPチャネルMOSFET及び前記第2
    のNチャネルMOSFETの各ゲートを前記第2ノード
    に共通接続して前記第1の回路を構成し、 前記第2のPチャネルMOSFETとソース及びドレイ
    ンと共有する第3のPチャネルMOSFETと、前記第
    2のNチャネルMOSFETとドレイン及びソースを共
    有する第3のNチャネルMOSFETとを備え、前記第
    3のPチャネルMOSFETのゲートに前記第1の制御
    信号を、前記第3のNチャネルMOSFETのゲートに
    前記第2の制御信号をそれぞれ供給して前記第2の回路
    を構成し、 前記第1及び第2の信号生成部で構成される前記信号生
    成回路は、前記第1ノードから前記第1の出力信号を、
    前記第2のノードから前記第2の出力信号を取り出すよ
    うにしたことを特徴とする請求項4記載の同期回路。
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