JP6439367B2 - 遅延回路,遅延回路を有する位相同期回路,及び位相同期回路を有するプロセッサ - Google Patents

遅延回路,遅延回路を有する位相同期回路,及び位相同期回路を有するプロセッサ Download PDF

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Description

本発明は,遅延回路,遅延回路を有する位相同期回路,及び位相同期回路を有するプロセッサに関する。
位相同期回路(DLL:Delayed Locked Loop)は,入力クロックに位相同期した多相クロックを生成する。DLLは,入力クロックが伝播する遅延時間を可変制御可能な遅延回路と,遅延回路を伝播した伝播クロックと入力クロックとの位相を比較して位相差に対応する信号を出力する位相比較器と,位相比較器の出力に応じて充電電流または放電電流を生成するチャージポンプと,チャージポンプの電流により充電または放電される容量とを有し,容量の電圧が遅延回路の制御電圧として遅延回路にフィードバックされる。
DLLでは,位相同期すると遅延回路を伝播した伝播クロックは,入力クロックから一周期分(360°)遅延する。そのため,遅延回路を構成するN個の遅延バッファは,それぞれ入力クロックの360/N°の1〜N倍の位相を有する多相クロックを生成する。
DLLについては,以下の特許文献1,2に記載されている。また,PLLについては,以下の特許文献3に記載されている。
特開平10−79663号公報 特開2002−43934号公報 特開2003−179470号公報
前述のとおり,DLLでは,遅延回路が入力クロックをその一周期分遅延させる。したがって,入力クロックの周波数が異なると遅延回路の遅延量も異ならせる必要がある。
しかしながら,DLLが使用される高速伝送システムは,対応する伝送レートが例えばレガシーな低速伝送システムのGbpsから高速伝送システムの数Gbpsまでのきわめて広いレンジにわたり動作可能であることが求められる。したがって,DLLの遅延回路も広い周波数レンジに対応することが要求される。
そこで,実施の形態の第1の側面の目的は,広帯域のクロックに対応可能な遅延時間を可変制御可能な遅延回路,その遅延回路を有する位相同期回路,及びその位相同期回路を有するプロセッサを提供することにある。
本実施の形態の第1の側面は,直列に接続された2以上の遅延量可変制御可能な遅延ユニットをそれぞれ有する複数の遅延バッファと,
前記複数の遅延バッファそれぞれが有する第1の遅延ユニットに,前記第1の遅延ユニットの遅延量を制御する可変制御電圧を供給する可変制御電圧生成回路と,
前記複数の遅延バッファそれぞれが有する第2の遅延ユニットに,前記第2の遅延ユニットの遅延量を制御する複数の固定制御電圧のうちいずれかの固定制御電圧を供給する固定制御電圧生成回路とを有し,
前記複数の遅延バッファは直列に接続され,前記直列に接続された複数の遅延バッファを入力信号が伝播する,遅延回路である。
第1の側面によれば,広帯域のクロックに対応可能になる。
本実施の形態におけるDLLを有するプロセッサ間に高速伝送システムを配置した構成を示す図である。 プロセッサ間の高速データ通信を説明するタイミングチャート図である。 位相同期回路DLLの構成図である。 遅延バッファと遅延バッファを直列に接続した遅延回路の構成例を示す図である。 図4の遅延回路の可変制御電圧Vcntに対する遅延時間の制御範囲を示す図である。 遅延時間の制御範囲を拡大するために複数の遅延回路を切り替えて動作する遅延回路の一例を示す図である。 図6の遅延回路の遅延時間の制御範囲を示す図である。 本実施の形態における遅延回路を有する位相同期回路(DLL)を示す図である。 本実施の形態における遅延回路を示す図である。 本実施の形態における固定制御電圧生成回路を示す図である。 固定制御電圧Vcnt1が高電圧と低電圧のいずれかになる場合の遅延回路の遅延量の制御範囲を示す図である。 固定制御電圧Vcnt1が5種類の電圧のいずれかになる場合の遅延回路の遅延時間の制御範囲を示す図である。 本実施の形態の遅延回路の遅延バッファの変形例を示す図である。 図13の遅延回路の固定制御電圧生成回路を示す図である。 図13,14の遅延回路の遅延時間の制御範囲を示す図である。 第2の実施の形態におけるDLLを示す図である。 第2の実施の形態におけるDLLの固定制御電圧設定を説明する図である。 CMOSインバータによる遅延バッファを有する遅延回路を有するDLLを示す図である。 電流制御回路であるカレントミラー回路の一例を示す図である。
図1は,本実施の形態におけるDLLを有するプロセッサ間に高速伝送システムを配置した構成を示す図である。図1には,第1のプロセッサCPU1と,第2のプロセッサCPU2が示される。図1では,第1のプロセッサCPU1と第2のCPU2との間で高速データ通信を行う。2つのプロセッサは,外部の水晶発振器など発振精度が高い発振器OSCが生成する基準クロックRCLKを入力し,基準クロックRCLKの位相に同期し逓倍したクロックECLKを生成するPLLを有する。プロセッサCPU1,CPU2の内部回路(図示せず)は,このクロックECLKに同期してそれぞれの動作を行う。
第1のプロセッサCPU1は,クロックECLKに同期して生成したデータ信号DATAを,高速データ通信で第2のプロセッサ2に出力する。そして,第2のプロセッサCPU2は,受信したデータ信号DATAをラッチし内部回路に転送する。
図2は,プロセッサ間の高速データ通信を説明するタイミングチャート図である。図2を参照して図1のプロセッサ間の高速データ通信を説明する。まず,第1のプロセッサCPU1は,クロックECLKを分周してクロックCLKを生成する分周器DIVを有する。そして,4つのラッチ回路FFが,パラレルの4つのデータ信号DATAを,クロックCLKに同期し位相が異なる多相クロックOUT1−4にそれぞれ同期してラッチする。この位相が異なる多相クロックOUT1−4は,位相同期回路DLLが生成する。多相クロックOUT1−4は,クロックCLKの位相90°,180°,270°,360°を有する。さらに,マルチプレクサMUXが,ラッチしたデータDATA1−4を,選択信号SEL1−4に同期してパラレルシリアル変換し,変換したデータ信号DATA_Pを第2のプロセッサCPU2に送出する。選択信号SEL1−4は,4つのラッチ回路FFの遅延時間を考慮して生成されるタイミング信号である。そして,送出されたデータ信号DATA_Pは,高速データ通信で第2のプロセッサCPU2に伝送される。
第2のCPU2も同様に,PLLと,分周器DIVと,DLLとを有する。第2のCPU2では,タイミング比較回路2が高速データ通信で伝送されたデータDATAの変化タイミングとDLLが生成する4相クロックOUT1−4のタイミングとを比較し,4相クロックのタイミングがデータDATAの変化タイミングの中心と一致するようにDLLを制御する。そして,データ再生回路3が,タイミング調整された4相クロックに同期して入力されるデータDATAをラッチする。そして,シリパラ変換回路4がシリアルパラレル変換して内部回路に出力する。
図3は,位相同期回路DLLの構成図である。図3のDLLは,本実施の形態におけるDLLの従来例に対応する。DLLは,複数の遅延バッファBUF1−4を直列に接続し,入力クロックI_CLKを伝播し遅延した伝播クロックP_CLKを出力する遅延回路10を有する。さらに,DLLは,伝播クロックP_CLKと入力クロックI_CLKの位相を比較する位相比較器PDと,位相比較器PDが検出する位相差に応じて充電電流と放電電流を生成するチャージポンプCPと,積分容量13とを有する。そして,積分容量13の充電電圧Vcntは,可変制御電圧として,遅延回路10内の遅延バッファBUF1−4にフィードバックされ,遅延バッファBUF1−4の遅延時間を可変制御する。
例えば,位相比較器PDは,伝播クロックP_CLKが入力クロックI_CLKより位相が進んでいる場合ダウン信号dnを生成し,チャージポンプCPはダウン信号dnに応じて放電電流を生成し,積分容量13の充電電圧Vcntを低下させる。この可変制御電圧Vcntの低下に応じて,各遅延バッファBUF1−4の動作速度が低下しそれぞれの遅延時間が長くなり,遅延回路10の遅延時間が長くなる。その結果,伝播クロックP_CLKの位相が遅れる。
逆に,位相比較器PDは,伝播クロックP_CLKが入力クロックI_CLKより位相が遅れている場合アップ信号upを生成し,チャージポンプCPはアップ信号upに応じて充電電流を生成し,積分容量13の充電電圧Vcntを上昇させる。この可変制御電圧Vcntの上昇に応じて,各遅延バッファBUF1−4の動作速度が上昇しそれぞれの遅延時間が短くなり,遅延回路10の遅延時間が短くなる。その結果,伝播クロックP_CLKの位相が進む。
その結果,DLLは,伝播クロックP_CLKの位相を基準クロックである入力クロックI_CLKの位相に一致させる。位相が一致したロック状態になると,入力クロックI_CLKと伝播クロックP_CLKとは360°の位相差を有する。その状態で,4つの遅延バッファBUF1−4が出力する遅延クロックOUT1−4は,入力クロックI_CLKの位相90°,180°,270°,360°と一致する位相を有する多相クロックになる。
図4は,遅延バッファと遅延バッファを直列に接続した遅延回路の構成例を示す図である。図4の遅延バッファBUF1−4は,一例としてカレントモードロジック(Current mode Logic:CML)回路である。すなわち,遅延バッファは,差動クロックIN_P,IN_Nがゲートに供給されソースが共通に接続された1対のNMOSトランジスタN1,N2と,1対のトランジスタN1,N2のソースとグランド電源GNDとの間に設けられ,ゲートに可変制御電圧Vcntが供給されるNMOSトランジスタN3と,1対のトランジスタN1,N2のドレインと電源Vddとの間にそれぞれ設けられた負荷R1,R2とを有する。そして,トランジスタN1のドレインから負側の出力クロックOUT_Nが,トランジスタN2のドレインから正側の出力クロックOUT_Pがそれぞれ出力される。
遅延バッファBUF1−4は,可変制御電圧VcntがトランジスタN3の閾値電圧Vthより高い領域でより高い電圧になるとトランジスタN3の電流量が増大し,動作速度が速くなり遅延時間が短くなる。逆に,遅延バッファBUF1−4は,可変制御電圧VcntがトランジスタN3の閾値電圧Vthより高い領域でより低い電圧になるとトランジスタN3の電流量が減少し,動作速度が遅くなり遅延時間が長くなる。
図4の遅延回路10は,直列に接続した4つの遅延バッファBUF1−4を有し,差動の入力クロックIN_CLK_P,IN_CLK_Nが4つの遅延バッファBUF1−4を伝播し,差動の伝播クロックP_CLK_P,P_CLK_Nを出力する。そして,図3のように,遅延回路10がDLLの遅延回路に利用されると,入力クロックと伝播クロックとの位相差が入力クロックの1周期(360°)となり,4つの遅延バッファBUF1−4が出力する遅延クロックOUT1−4は,それぞれ入力クロックの位相90°,180°,270°,360°と一致する位相を有する。
CML回路は差動信号で動作し一定の電流で駆動するため,CMOS回路に比較して電源ノイズが少なく電源ノイズに起因するジッタを低減することができる。したがって,CMLによる遅延バッファを使用したDLLは,DLLのジッタ特性が良くなることから注目されている。
一例として,CMLによる遅延バッファの最大周波数をfmaxとすると,遅延バッファの一般的な設計限界によれば,遅延制御可能範囲は,例えば2/3fmax〜fmaxである。それに対して,DLLはレガシーな低速伝送システム,例えば数Gbps,から,最新の高速伝送システム,例えば数10Gbpsまで対応することが要求されている。そのため,図3,4のように,可変制御電圧Vcntで遅延バッファの遅延時間を可変制御するだけでは,数10倍の周波数レンジに対応することは困難である。
図5は,図4の遅延回路の可変制御電圧Vcntに対する遅延時間の制御範囲を示す図である。前述のとおり,可変制御電圧Vcntを高くすると遅延バッファの速度が上がり遅延時間が短くなり,逆に可変制御電圧Vcntを低くすると遅延バッファの速度が低下し遅延時間が長くなる。そして,その遅延時間の制御範囲は,前述のとおり例えば2/3fmax〜fmaxであるから,1倍〜1.5倍の遅延時間の範囲である。
図6は,遅延時間の制御範囲を拡大するために複数の遅延回路を切り替えて動作する遅延回路の一例を示す図である。図6の遅延回路10は,CMLによる遅延バッファを4段接続した第1の遅延回路10−1と,CMLによる遅延バッファを8段接続した第2の遅延回路10−2と,スイッチSW1,SW2とを有する。第1の遅延回路10−1は図4と同じであるが,第2の遅延回路10−2は8段のCMLによる遅延バッファBUF1−8が直列に接続され,第1の遅延回路10−1と同様に,可変制御電圧Vcntにより各段の遅延バッファの遅延時間が制御される。そして,スイッチSW1,SW2を上側に接続した場合は,第1の遅延回路10−1が遅延回路として動作し,各遅延バッファの制御範囲の4倍の制御範囲になる。逆に,スイッチSW1,SW2を下側に接続した場合は,第2の遅延回路10−2が遅延回路として動作し,各遅延バッファの制御範囲の8倍の遅延時間の制御範囲になる。
図7は,図6の遅延回路の遅延時間の制御範囲を示す図である。横軸の可変制御電圧Vcntに対して縦軸に遅延時間が示される。今仮に,各遅延バッファの制御範囲を2.0−3.0とした場合,4段の遅延バッファからなる第1の遅延回路10−1の遅延制御範囲は8.0−12.0となり,8段の遅延バッファからなる第2の遅延回路10−2の遅延制御範囲は16.0−24.0となる。そのため,第1,第2の遅延回路10−1,10−2を切り替えても,遅延範囲12.0−16.0に制御することはできない。また,第1の遅延回路10−1を使用した場合の遅延制御特性よりも第2の遅延回路10−2を使用した場合の遅延制御特性のほうが可変制御電圧Vcntの変化に対する遅延量の変化がより大きくなる。したがって,DLLにおけるジッタ特性が異なるという問題が生じる。さらに,なによりも2種類の遅延回路10−1,10−2を有するため,回路規模が大きくなるという問題がある。
[本実施の形態における遅延回路,遅延回路を有するDLL]
図8は,本実施の形態における遅延回路を有する位相同期回路(DLL)を示す図である。図8のDLLは,直列に接続された4つ遅延バッファBUF1−4を有し,入力クロックI_CLKを伝播し伝播クロックP_CLKを出力する遅延回路10と,伝播クロックP_CLKと入力クロックI_CLKの位相を比較する位相比較器PDと,位相比較器PDが出力する伝播クロックP_CLKと入力クロックI_CLKとの位相差に応じて充電電流または放電電流を生成するチャージポンプCPと,充電電流で充電され放電電流で放電される積分容量13とを有する。さらに,各遅延バッファBUF1−4は,図示しないが,少なくとも2つの遅延量を可変制御可能な遅延ユニットを有する。
そして,積分容量13の電圧Vcnt0は,可変制御電圧として各遅延バッファBUF1−4内の第1の遅延ユニットに供給され,遅延回路10の遅延時間を可変制御して入力クロックI_CLKと伝播クロックP_CLKの位相が一致するように制御する。さらに,固定制御電圧生成回路14が生成する固定制御電圧Vcnt1が,各遅延バッファBUF1−4内の第2の遅延ユニットに供給され,遅延回路10の遅延量の制御範囲を固定制御電圧に対応した制御範囲に制御する。
このように,図8のDLLは,各遅延バッファBUF1−4が遅延量を可変制御可能な少なくとも2つの遅延ユニットを有することと,その遅延ユニットのうち第1の遅延ユニットは可変制御電圧Vcnt0で遅延時間が制御されることに加えて,第2の遅延ユニットが固定制御電圧Vcnt1で遅延時間が変更されることが,図3のDLLと異なる。
図9は,本実施の形態における遅延回路を示す図である。図9(B)には,遅延回路10が示されている。図9(B)の遅延回路10は,直列に接続した4つの遅延バッファBUF1−4を有し,差動の入力クロックIN_CLK_P,IN_CLK_Nが4つの遅延バッファBUF1−4を伝播し,差動の伝播クロックP_CLK_P,P_CLK_Nを出力する。
図9(A)は,各遅延バッファBUF1−4の回路を示す。各遅延バッファBUF1−4は,直列に接続された第1の遅延ユニットCML1と第2の遅延ユニットCML2を有する。第1,第2の遅延ユニットCML1,CLM2は,CML回路である。第1の遅延ユニットCML1は,差動クロックIN_P,IN_Nがゲートに供給されソースが共通に接続された1対のNMOSトランジスタN1,N2と,1対のトランジスタN1,N2のソースとグランド電源GNDとの間に設けられ,ゲートに可変制御電圧Vcnt2が供給されるNMOSトランジスタN3と,1対のトランジスタN1,N2のドレインと電源Vddとの間にそれぞれ設けられた負荷R1,R2とを有する。この構成は,図4と同じである。
第2の遅延ユニットCML2は,第1の遅延ユニットCML1と同様に,トランジスタN2のドレインと,トランジスタN1のドレインとがゲートにそれぞれ供給されソースが共通に接続された1対のNMOSトランジスタN11,N12と,1対のトランジスタN11,N12のソースとグランド電源GNDとの間に設けられ,ゲートに固定制御電圧Vcnt1が供給されるNMOSトランジスタN13と,1対のトランジスタN11,N12のドレインと電源Vddとの間にそれぞれ設けられた負荷R11,R12とを有する。
そして,遅延回路10を構成する4つの遅延バッファBUF1−4では,前段の遅延バッファの正,負の出力クロックOUT_P,OUT_Nを,後段の遅延バッファの正,負の入力クロックIN_P,IN_Nとして供給するように接続する。同様に,各遅延バッファBUF1−4内の第1の遅延ユニットCML1の正,負の出力クロックを,第2の遅延ユニットCML2の正,負の入力クロックとして供給するよう接続する。
図10は,本実施の形態における固定制御電圧生成回路を示す図である。図10(A)の固定制御電圧生成回路は,固定制御電圧Vcnt1を,1ビットの制御コードcntに応じてスイッチSWにより高電圧Hiと低電圧Loのいずれかに選択する。したがって,固定制御電圧Vcnt1は,高電圧Hiに選択されると遅延回路の遅延時間の制御範囲をより短い範囲にする。また,固定制御電圧Vcnt1は,低電圧Loに選択されると遅延回路の遅延時間の制御範囲をより長い範囲にする。
図11は,固定制御電圧Vcnt1が高電圧と低電圧のいずれかになる場合の遅延回路の遅延量の制御範囲を示す図である。例えば,図9の遅延回路において,第1,第2の遅延ユニットCML1,CML2の制御範囲が2.0〜3.0とし,固定制御電圧Vcnt1が高電圧の時の遅延時間が2.0,低電圧の時の遅延時間が3.0とすると,固定制御電圧Vcnt1が高電圧(High)の場合は,{(2.0〜3.0)+2.0}×4=16〜20であり,固定制御電圧Vcnt1が低電圧(Low)の場合は,{(2.0〜3.0)+3.0}×4=20〜24になる。
図10(B)の固定制御電圧生成回路は,複数ビットの制御コードcntに応じて3以上の種類の電圧Vcnt0を出力するDAC(デジタルアナログコンバータ)である。すなわち,固定制御電圧生成回路は,電源VDD,GND間に抵抗ラダー回路を有し,制御コードcntに応じて抵抗ラダーの多数の接続ノードのうち一つのノードを選択するセレクタSELを有する。
図12は,固定制御電圧Vcnt1が5種類の電圧のいずれかになる場合の遅延回路の遅延時間の制御範囲を示す図である。図12の例では,固定制御電圧Vcnt1が最大値(Max)の場合から最小値(Min)の場合の間に,更に3種類の制御範囲を有する。よって,遅延回路が,図11よりもより高い分解能で複数の制御範囲に制御される。
図13は,本実施の形態の遅延回路の遅延バッファの変形例を示す図である。図13の変形例は,各遅延バッファBUF1−4が,可変制御電圧Vcnt0で遅延制御される第1の遅延ユニットCML1と,第1の固定制御電圧Vcnt1で遅延制御される第2の遅延ユニットCML2と,第2の固定制御電圧Vcnt2で遅延制御される第3の遅延ユニットCML3とを有する。遅延ユニットはいずれもCML回路である。
そして,第2,第3の遅延ユニットの遅延特性は,例えば第2の遅延ユニットよりも第3の遅延ユニットのほうがより高速になるように設計されることが望ましい。例えば,望ましくは,第3の遅延ユニットCML3のトランジスタN21,22,23のトランジスタサイズ(チャネル幅)が第2の遅延ユニットCML2のそれよりも大きく形成され,または第3の遅延ユニットCML3の負荷R21,R22の抵抗値が,第2の遅延ユニットCML2のそれよりも小さく形成される。その結果,第3の遅延ユニットCML3のほうがより高速に動作し遅延時間はより短くなる。
図14は,図13の遅延回路の固定制御電圧生成回路を示す図である。図14の固定制御電圧生成回路は,3抵抗の抵抗ラダーと2組のスイッチSW1,SW2とを有する簡単な構成である。そして,スイッチSW1により第1の固定制御電圧Vcnt1は高電圧Hiと低電圧Loのいずれかに選択され,スイッチSW2により第2の固定制御電圧Vcnt2も高電圧Hiと低電圧Loのいずれかに選択される。
第2の遅延ユニットCML2の遅延時間は,同じ高電圧Hi,低電圧Loでも,第3の遅延ユニットCML3の遅延時間より長い。この遅延時間の重み付けにより,2つの固定制御電圧Vcnt1,Vcnt2をそれぞれ高電圧Hi,低電圧Loのいずれかに制御することで,遅延回路を4種類の可変遅延範囲に制御することができる。
図15は,図13,14の遅延回路の遅延時間の制御範囲を示す図である。第1,第2の固定制御電圧Vcnt1,Vcnt2がHi,Hiに制御されると最小遅延時間の可変遅延範囲になり,Lo,Loに制御されると最大遅延時間の制御範囲になる。さらに,第1,第2の固定制御電圧Vcnt1,Vcnt2がHi,Loに制御されると2番目に短い制御範囲になり,Lo,Hiに制御されると3番目に短い制御範囲になる。よって,それぞれがHi,Loのいずれかになる2つの固定制御電圧Vcnt1,Vcnt2により,遅延回路は4種類の制御範囲を有することができる。もし,第1,第2の遅延ユニットの特性が等しい場合は,2つの固定制御電圧で3種類の制御範囲にしか制御できない。
上記のDLLに対して,固定制御電圧生成回路にどの固定制御電圧を出力するかを電源起動時やスリープモードからの復帰時に設定する必要がある。図1に示されるとおり,一例として,電源起動時などにおいて,CPUコア1がレジスタREG1に制御コードcntを設定する。その結果,DLLの個別制御電圧生成回路は,レジスタREG1に設定された制御コードcntに対応した個別制御電圧を生成する。
[第2の実施の形態におけるDLL]
図16は,第2の実施の形態におけるDLLを示す図である。第2の実施の形態のDLLは,後述するとおり,電源起動時などにおいて,自発的動作により対応すべき入力クロックの速度に応じた最適な遅延量の制御範囲になるように固定制御電圧を設定する。
図16のDLLは,図8と同様に,遅延回路10と,位相比較器PDと,チャージポンプCPと,積分容量13とを有し,遅延回路10の4つの遅延バッファBUF1−4は図9,図13のように複数のCMLによる遅延ユニットを有し,積分容量13の電圧Vcnt0が可変制御電圧として遅延バッファBUF1−4内の第1の遅延ユニットCML1に入力され,固定制御電圧生成回路14が生成する固定制御電圧Vcnt[n:1]が遅延バッファBUF1−4内の第1の遅延ユニット以外の遅延ユニットに入力される。なお,遅延バッファが図9のように第1の遅延ユニットCML1以外に第2の遅延ユニットCML2を1個のみを有する場合は,固定制御電圧はVcnt1と1つだけになる。その場合は,固定制御電圧生成回路14は,図10のように4以上の電圧の固定制御電圧Vcnt1を制御コードcntに応じて生成する。
図16のDLLは,固定制御電圧制御回路15とロック検出回路16を有する点で図8のDLLと異なる。固定制御電圧制御回路15は,電源起動時やスリープ状態からの復帰時などに生成される起動信号STに応答して,制御コードcntを最大値から最小値に向かってまたは最小値から最大値に向かって順番に変更し,固定制御電圧生成回路14に固定制御電圧Vcnt[n:1]を最大値から最小値に向かってまたは最小値から最大値に向かって順番に生成させ,各固定制御電圧Vcnt[n:1]においてロック検出回路16がロック状態を検出したか否かをロック検出信号LKにより監視する。
ロック検出回路16は,位相比較器PDの位相比較結果を示すアップ信号upとダウン信号dnに基づいて,伝播クロックP_CLKと入力クロックI_CLKの位相が一致するロック状態になったか否かを検出し,ロック検出信号LKを出力する。理想的にはアップ信号upもダウン信号dnも生成されない状態がロック状態であるが,若干のジッタを許容する場合は,アップ信号upとダウン信号dnのパルス幅が基準値以下になればロック状態と判定される。
そして,固定制御電圧制御回路15は,ロック状態が検出された最小固定制御電圧と最大固定制御電圧の中間の電圧に対する制御コードcntを最適な制御コードとして設定する。これにより,固定制御電圧生成回路14は,設定された制御コードcntに対応する最適な固定制御電圧Vcnt[n:1]を遅延バッファBUR1−4に出力する。
図17は,第2の実施の形態におけるDLLの固定制御電圧設定を説明する図である。仮に,DLLが動作する環境でのクロックの1周期の時間がDtとする。その場合,DLLは,図17において遅延時間Dtに位相同期することが必要になる。
そこで,前述のとおり固定制御電圧制御回路15は,固定制御電圧Vcnt[n:1]を最大値から最小値に向かってまたはその逆方向に順次変更しながら,各固定制御電圧でのロック検出信号LKを監視する。その結果,図17に示されるとおり,固定制御電圧Vcnt[n:1]が最大値から4つの電圧においてロック検出が行われる。そして,固定制御電圧制御回路15は,ロック検出された4つの電圧のうち中央の電圧(4つの電圧のうち中央の2つの電圧のいずれか)を固定制御電圧として設定する。具体的には,固定制御電圧制御回路15は,中央の制御範囲に対応する固定制御電圧に対応する制御コードcntをレジスタに記憶して固定制御電圧を設定する。
このように設定された固定制御電圧下での可変制御電圧Vcnt0による遅延量の制御範囲は,ロックインする可変制御電圧Vcnt0の電圧をほぼ中心とする制御範囲になる。したがって,より適切な遅延量の制御を行うことができる。また,DLLの入力クロックI_CLKの周波数の微少な変動(ジッタ)に対応することができるし,DLLの可変制御電圧Vcnt0の大きな変動にも対応することができる。
[CMOSインバータによる遅延バッファを有する遅延回路]
図18は,CMOSインバータによる遅延バッファを有する遅延回路を有するDLLを示す図である。前述のDLLの遅延バッファは2以上のCML回路で構成されている。それに対して,図18のDLLの遅延回路10の遅延バッファBUF1−4は,2つのCMOSインバータを直列に接続した構成である。
図18中には,遅延バッファBUF1を構成する2つのCMOSインバータが示されている。すなわち,NMOSトランジスタN31,N32と,PMOSトランジスタP31,P32とを有する第1のCMOS遅延ユニットCMOS1と,NMOSトランジスタN41,N42と,PMOSトランジスタP41,P42とを有する第2のCMOS遅延ユニットCMOS2とを有する。
これらのCMOSインバータCMOS1,CMOS2では,トランジスタN31とP31及びトランジスタN41とP41のゲートに入力クロックI_CLKが入力され伝播し,トランジスタN32とP32及びトランジスタN42とP42のゲートには,固定制御電圧Vcnt1に応じた電圧と,可変制御電圧Vcnt0に応じた電圧とそれぞれが印加され,CMOSインバータの遅延時間が制御される。すなわち,第1のCMOSインバータCMOS1は,固定制御電圧Vcnt1によってカレントミラー回路21を介して電流量が制御されその結果遅延時間が制御される。同様に,第2のCMOSインバータCMOS2は,可変制御電圧Vcnt0によってカレントミラー回路20を介して電流量が制御されその結果遅延時間が制御される。したがって,カレントミラー回路は,制御電圧に応じて電流量を制御する電流制御回路である。なお,第1,第2のCMOSインバータと,固定制御電圧Vcnt1,可変制御電圧Vcnt0の関係が逆になっても良い。
図19は,電流制御回路であるカレントミラー回路の一例を示す図である。図19は,一例として,第1のCMOSインバータCMOS1に制御電圧を供給するカレントミラー回路21が示されている。カレントミラー回路21は,制御電圧Vcnt1がゲートに入力されるNMOSトランジスタN51と,ゲートが共通に接続されたPMOSトランジスタP52,P53と,トランジスタP53に接続されたNMOSトランジスタN54を有する。トランジスタP52,P53のゲート電圧がCMOSインバータのトランジスタP32のゲートに接続され,トランジスタN54のゲート電圧がCMOSインバータのトランジスタN32のゲートに接続される。
カレントミラー回路21の動作は次のとおりである。制御電圧Vcnt1が低くなると,トランジスタN51の導通抵抗が上昇し電流が低下し,ドレイン電圧が上昇し,トランジスタP52の電流量も低下する。カレントミラー回路において同じゲート電圧を有するトランジスタP52,P53,P32は,それぞれのトランジスタサイズに比例した電流を流す。例えば,同じゲート電圧を有するトランジスタP52,P53,P32は,同じトランジスタサイズであれば,ドレイン電流を流す。したがって,トランジスタP52の電流低下によりCMOSインバータのトランジスタP32の電流も低下する。さらに,カレントミラー回路内のトランジスタN54のドレイン電流も低下し,トランジスタN54とゲートが共通接続されているCMOSインバータのトランジスタN32の電流も低下する。トランジスタP32,N32の電流の低下は,CMOSインバータの遅延時間を長くする。
逆に,制御電圧Vcnt1が高くなると,上記と逆の動作になり,CMOSインバータのトランジスタP32,N32の電流が上昇する。トランジスタP32,N32の電流の上昇は,CMOSインバータの遅延時間を短くする。
以上のとおり,図19のCMOSインバータCMOS1とカレントミラー回路21においても,前述のCML回路による遅延ユニットと同様に,制御電圧Vcnt1が上昇すればCMOSインバータで構成される遅延ユニットCMOS1の遅延時間が短くなり,制御電圧Vcnt1が下降すれば遅延時間が長くなる。
したがって,図18のDLL回路の遅延回路10は,図8のDLL回路の遅延回路10と同様に,固定制御電圧Vcnt1によって遅延回路10の遅延量の制御範囲を変更することができ,可変制御電圧Vcnt0によって遅延回路10の遅延時間を可変制御することができる。
図18のDLLにおいて,遅延回路10の遅延バッファBUF1−4を3個以上の遅延ユニットCMOSを直列に接続した構成にして,第1の遅延ユニットを可変制御電圧Vcnt0により遅延制御し,第1の遅延ユニット以外の遅延ユニットを複数の固定制御電圧Vcnt[n:1]でそれぞれ遅延制御するようにしてもよい。その結果,図13,14,15と同様の構成にすることができる。
以上のとおり,本実施の形態における遅延回路及び遅延回路を有するDLLは,固定制御電圧により可変制御電圧による遅延量の制御範囲を変更することができ,広い帯域のクロックに対応することができる。したがって,実施の形態のDLLをプロセッサに内蔵する場合は,プロセッサの基準クロックについて広い帯域に対応することができる。
以上の実施の形態をまとめると,次の付記のとおりである。
(付記1)
直列に接続された2以上の遅延量可変制御可能な遅延ユニットをそれぞれ有する複数の遅延バッファと,
前記複数の遅延バッファそれぞれが有する第1の遅延ユニットに,前記第1の遅延ユニットの遅延量を制御する可変制御電圧を供給する可変制御電圧生成回路と,
前記複数の遅延バッファそれぞれが有する第2の遅延ユニットに,前記第2の遅延ユニットの遅延量を制御する複数の固定制御電圧のうちいずれかの固定制御電圧を供給する固定制御電圧生成回路とを有し,
前記複数の遅延バッファは直列に接続され,前記直列に接続された複数の遅延バッファを入力信号が伝播する,遅延回路。
(付記2)
前記遅延ユニットは,入力信号がゲートに供給されソースが共通に接続された1対の第1,第2のトランジスタと,前記1対の第1,第2のトランジスタのソースと電源との間に設けられゲートに制御電圧が供給される第2のトランジスタとを有するカレントモードロジック回路を有し,
前記可変制御電圧が前記第1の遅延ユニットのカレントモードロジック回路の前記第2のトランジスタのゲートに供給され,前記固定制御電圧が前記第2の遅延ユニットのカレントモードロジック回路の前記第2のトランジスタのゲートに供給される,付記1に記載の遅延回路。
(付記3)
前記遅延ユニットは,入力信号がゲートに供給されドレインが接続された第1のP型トランジスタ及び第1のN型トランジスタと,前記第1のP型トランジスタのソースと第1の電源との間に設けられた第2のP型トランジスタと,前記第1のN型トランジスタのソースと第2の電源との間に設けられた第2のN型トランジスタとを有するインバータ回路を有し,
さらに,
前記可変制御電圧に対応する第1,第2の制御電圧を,前記第1の遅延ユニットのインバータ回路の前記第2のP型,N型トランジスタのゲートにそれぞれ供給する第1の電流制御回路と,
前記固定制御電圧に対応する第3,第4の制御電圧を,前記第2の遅延ユニットのインバータ回路の前記第2のP型,N型トランジスタのゲートにそれぞれ供給する第2の電流制御回路とを有する,付記1に記載の遅延回路。
(付記4)
前記直列に接続された複数の遅延バッファの前記可変制御電圧による制御範囲が,前記固定制御電圧に応じて,異なる可変遅延範囲に制御される,付記1に記載の遅延回路。
(付記5)
前記複数の遅延バッファそれぞれが複数の前記第2の遅延ユニットを有し,
前記固定制御電圧生成回路は,前記複数の第2の遅延ユニットにそれぞれの固定制御電圧を供給し,
前記直列に接続された複数の遅延バッファの前記可変制御電圧による制御範囲が,前記複数の固定制御電圧の組合せに応じて,異なる可変遅延範囲に制御される,付記1に記載の遅延回路。
(付記6)
さらに,
前記固定制御電圧生成回路は,制御コードに応じて複数の電圧を前記固定制御電圧として生成する,付記1に記載の遅延回路。
(付記7)
前記固定制御電圧生成回路は,前記制御コードに応じて高電圧または低電圧を前記固定制御電圧として生成する,付記5に記載の遅延回路。
(付記8)
前記固定制御電圧生成回路は,前記制御コードに応じて3種類以上の電圧を前記固定制御電圧として生成する,付記5に記載の遅延回路。
(付記9)
直列に接続された複数の遅延バッファを有し,前記遅延バッファは直列に接続された2以上の遅延量可変制御可能な遅延ユニットを有し,入力クロックを伝播し伝播クロックを出力する遅延回路と,
前記伝播クロックと前記入力クロックの位相を比較する位相比較器と,
前記位相比較器が出力する前記伝播クロックと前記入力クロックの位相差に応じて充電電流と放電電流を生成するチャージポンプと,
前記充電電流で充電され前記放電電流で放電される容量と,
前記複数の遅延バッファそれぞれが有する第1の遅延ユニットに,前記容量の電圧を前記第1の遅延ユニットの遅延量を制御する可変制御電圧として供給する可変制御電圧配線と,
前記複数の遅延バッファそれぞれが有する第2の遅延ユニットに,前記第2の遅延ユニットの遅延量を制御する複数の固定制御電圧のうちいずれかの固定制御電圧を供給する固定制御電圧生成回路とを有する位相同期回路。
(付記10)
前記遅延ユニットは,入力信号がゲートに供給されソースが共通に接続された1対の第1,第2のトランジスタと,前記1対の第1,第2のトランジスタのソースと電源との間に設けられゲートに制御電圧が供給される第2のトランジスタとを有するカレントモードロジック回路を有し,
前記可変制御電圧が前記第1の遅延ユニットのカレントモードロジック回路の前記第2のトランジスタのゲートに供給され,前記固定制御電圧が前記第2の遅延ユニットのカレントモードロジック回路の前記第2のトランジスタのゲートに供給される,付記9に記載の位相同期回路。
(付記11)
前記直列に接続された複数の遅延バッファの前記可変制御電圧による制御範囲が,前記固定制御電圧に応じて,異なる可変遅延範囲に制御される,付記9に記載の位相同期回路。
(付記12)
前記位相比較器の比較結果に応じて前記入力クロックと前記遅延クロックの位相が一致するロック状態を検出するロック検出回路と,
前記固定制御電圧生成回路に前記複数の固定制御電圧を順番に生成させ,前記ロック検出回路がロック状態を検出した最大固定制御電圧と最小固定制御電圧との中間の電圧を前記固定制御電圧として前記固定制御電圧生成回路に出力させる固定制御電圧制御回路とを有する,付記9に記載の位相同期回路。
(付記13)
入力クロックから前記入力クロックと異なる位相の遅延クロックを生成する位相同期回路と,
前記位相同期回路が生成する遅延クロックに同期してデータ信号をラッチし外部に出力するデータ信号出力回路とを有し,
前記位相同期回路は,
直列に接続された複数の遅延バッファを有し,前記遅延バッファは直列に接続された2以上の遅延量可変制御可能な遅延ユニットを有し,入力クロックを伝播し伝播クロックを出力する遅延回路と,
前記伝播クロックと前記入力クロックの位相を比較する位相比較器と,
前記位相比較器が出力する前記伝播クロックと前記入力クロックの位相差に応じて充電電流と放電電流を生成するチャージポンプと,
前記充電電流で充電され前記放電電流で放電される積分容量と,
前記複数の遅延バッファそれぞれが有する第1の遅延ユニットに,前記積分容量の電圧を前記第1の遅延ユニットの遅延量を制御する可変制御電圧として供給する可変制御電圧配線と,
前記複数の遅延バッファそれぞれが有する第2の遅延ユニットに,前記第2の遅延ユニットの遅延量を制御する複数の固定制御電圧のうちいずれかの固定制御電圧を供給する固定制御電圧生成回路とを有する,プロセッサ。
10:遅延量が可変制御可能な遅延回路,電圧制御遅延ライン
CML,CMOS:遅延ユニット
BUF1−4:遅延バッファ
DLL:位相同期回路(DLL)
PD:位相比較器(PD)
CP:チャージポンプ(CP)
13:容量,積分容量
Vcnt0:可変制御電圧
Vcnt1,Vcnt[n:1]:固定制御電圧
CPU1,CPU2:プロセッサ,演算処理装置
14:可変制御電圧生成回路
I_CLK:入力クロック
P_CLK:伝播クロック
OUT1−4:遅延クロック

Claims (8)

  1. 直列に接続された2以上の遅延量可変制御可能な遅延ユニットをそれぞれ有する複数の遅延バッファと,
    前記複数の遅延バッファそれぞれが有する第1の遅延ユニットに,前記第1の遅延ユニットの遅延量を制御する可変制御電圧を供給する可変制御電圧生成回路と,
    前記複数の遅延バッファそれぞれが有する複数の第2の遅延ユニットに,前記複数の第2の遅延ユニットの遅延量をそれぞれ制御する複数の固定制御電圧のうちいずれかの固定制御電圧をそれぞれ供給する固定制御電圧生成回路とを有し,
    前記複数の遅延バッファは直列に接続され,前記直列に接続された複数の遅延バッファを入力信号が伝播し,
    前記直列に接続された複数の遅延バッファの前記可変制御電圧による制御範囲が,前記複数の固定制御電圧の組合せに応じて,異なる可変遅延範囲に制御される,遅延回路。
  2. 前記遅延ユニットは,入力信号がゲートに供給されソースが共通に接続された1対の第1,第2のトランジスタと,前記1対の第1,第2のトランジスタのソースと電源との間に設けられゲートに制御電圧が供給される第のトランジスタとを有するカレントモードロジック回路を有し,
    前記可変制御電圧が前記第1の遅延ユニットのカレントモードロジック回路の前記第のトランジスタのゲートに供給され,前記固定制御電圧が前記第2の遅延ユニットのカレントモードロジック回路の前記第のトランジスタのゲートに供給される,請求項1に記載の遅延回路。
  3. 前記遅延ユニットは,入力信号がゲートに供給されドレインが接続された第1のP型トランジスタ及び第1のN型トランジスタと,前記第1のP型トランジスタのソースと第1の電源との間に設けられた第2のP型トランジスタと,前記第1のN型トランジスタのソースと第2の電源との間に設けられた第2のN型トランジスタとを有するインバータ回路を有し,
    さらに,
    前記可変制御電圧に対応する第1,第2の制御電圧を,前記第1の遅延ユニットのインバータ回路の前記第2のP型,N型トランジスタのゲートにそれぞれ供給する第1の電流制御回路と,
    前記固定制御電圧に対応する第3,第4の制御電圧を,前記第2の遅延ユニットのインバータ回路の前記第2のP型,N型トランジスタのゲートにそれぞれ供給する第2の電流制御回路とを有する,請求項1に記載の遅延回路。
  4. さらに,
    前記固定制御電圧生成回路は,制御コードに応じて複数の電圧を前記固定制御電圧として生成する,請求項1に記載の遅延回路。
  5. 直列に接続された複数の遅延バッファを有し,前記遅延バッファは直列に接続された2以上の遅延量可変制御可能な遅延ユニットを有し,入力クロックを伝播し伝播クロックを出力する遅延回路と,
    前記伝播クロックと前記入力クロックの位相を比較する位相比較器と,
    前記位相比較器が出力する前記伝播クロックと前記入力クロックの位相差に応じて充電電流と放電電流を生成するチャージポンプと,
    前記充電電流で充電され前記放電電流で放電される容量と,
    前記複数の遅延バッファそれぞれが有する第1の遅延ユニットに,前記容量の電圧を前記第1の遅延ユニットの遅延量を制御する可変制御電圧として供給する可変制御電圧配線と,
    前記複数の遅延バッファそれぞれが有する複数の第2の遅延ユニットに,前記複数の第2の遅延ユニットの遅延量をそれぞれ制御する複数の固定制御電圧のうちいずれかの固定制御電圧をそれぞれ供給する固定制御電圧生成回路とを有し,
    前記直列に接続された複数の遅延バッファの前記可変制御電圧による制御範囲が,前記複数の固定制御電圧の組合せに応じて,異なる可変遅延範囲に制御される位相同期回路。
  6. 直列に接続された複数の遅延バッファを有し,前記遅延バッファは直列に接続された2以上の遅延量可変制御可能な遅延ユニットを有し,入力クロックを伝播し伝播クロックを出力する遅延回路と,
    前記伝播クロックと前記入力クロックの位相を比較する位相比較器と,
    前記位相比較器が出力する前記伝播クロックと前記入力クロックの位相差に応じて充電電流と放電電流を生成するチャージポンプと,
    前記充電電流で充電され前記放電電流で放電される容量と,
    前記複数の遅延バッファそれぞれが有する第1の遅延ユニットに,前記容量の電圧を前記第1の遅延ユニットの遅延量を制御する可変制御電圧として供給する可変制御電圧配線と,
    前記複数の遅延バッファそれぞれが有する第2の遅延ユニットに,前記第2の遅延ユニットの遅延量を制御する複数の固定制御電圧のうちいずれかの固定制御電圧を供給する固定制御電圧生成回路と,
    前記位相比較器の比較結果に応じて前記入力クロックと前記伝播クロックの位相が一致するロック状態を検出するロック検出回路と,
    前記固定制御電圧生成回路に前記複数の固定制御電圧を順番に生成させ,前記ロック検出回路がロック状態を検出した最大固定制御電圧と最小固定制御電圧との中間の電圧を前記固定制御電圧として前記固定制御電圧生成回路に出力させる固定制御電圧制御回路とを有する位相同期回路。
  7. 入力クロックから前記入力クロックと異なる位相の伝播クロックを生成する位相同期回路と,
    前記位相同期回路が生成する伝播クロックに同期してデータ信号をラッチし外部に出力するデータ信号出力回路とを有し,
    前記位相同期回路は,
    直列に接続された複数の遅延バッファを有し,前記遅延バッファは直列に接続された2以上の遅延量可変制御可能な遅延ユニットを有し,入力クロックを伝播し伝播クロックを出力する遅延回路と,
    前記伝播クロックと前記入力クロックの位相を比較する位相比較器と,
    前記位相比較器が出力する前記伝播クロックと前記入力クロックの位相差に応じて充電電流と放電電流を生成するチャージポンプと,
    前記充電電流で充電され前記放電電流で放電される積分容量と,
    前記複数の遅延バッファそれぞれが有する第1の遅延ユニットに,前記積分容量の電圧を前記第1の遅延ユニットの遅延量を制御する可変制御電圧として供給する可変制御電圧配線と,
    前記複数の遅延バッファそれぞれが有する複数の第2の遅延ユニットに,前記複数の第2の遅延ユニットの遅延量をそれぞれ制御する複数の固定制御電圧のうちいずれかの固定制御電圧をそれぞれ供給する固定制御電圧生成回路とを有し,
    前記直列に接続された複数の遅延バッファの前記可変制御電圧による制御範囲が,前記複数の固定制御電圧の組合せに応じて,異なる可変遅延範囲に制御される,プロセッサ。
  8. 直列に接続された2以上の遅延量可変制御可能な遅延ユニットをそれぞれ有する複数の遅延バッファと,
    前記複数の遅延バッファそれぞれが有する第1の遅延ユニットに,前記第1の遅延ユニットの遅延量を制御する可変制御電圧を供給する可変制御電圧生成回路と,
    前記複数の遅延バッファそれぞれが有する第2の遅延ユニットに,前記第2の遅延ユニットの遅延量を制御する複数の固定制御電圧のうちいずれかの固定制御電圧を供給する固定制御電圧生成回路とを有し,
    前記複数の遅延バッファは直列に接続され,前記直列に接続された複数の遅延バッファを入力信号が伝播し,
    前記遅延ユニットは,入力信号がゲートに供給されソースが共通に接続された1対の第1,第2のトランジスタと,前記1対の第1,第2のトランジスタのソースと電源との間に設けられゲートに制御電圧が供給される第3のトランジスタとを有するカレントモードロジック回路を有し,
    前記可変制御電圧が前記第1の遅延ユニットのカレントモードロジック回路の前記第3のトランジスタのゲートに供給され,前記固定制御電圧が前記第2の遅延ユニットのカレントモードロジック回路の前記第3のトランジスタのゲートに供給される,遅延回路。
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