JP3904375B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、電子写真複写機、プリンター、ファクシミリなどの画像形成装置に係り、詳しくは、装置本体に対して回転移動可能な回転ユニットと、該回転ユニットを回転駆動し所定位置への停止制御を行う駆動ユニットとを有する画像形成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
回転ユニットとして回転移動可能なリボルバ現像装置を有するカラー画像形成装置において、高速度・高耐久の装置を実現するためには、▲1▼色切り変え時間の短縮化、リボルバ回転駆動の高速度化、▲2▼急激な駆動・停止に耐え、安定した現像ギャップ精度を確保するためのリボルバ剛性の向上、▲3▼現像線速の高速化に対応する現像ローラの大径化、▲4▼メンテナンス周期を延ばすための、現像剤増量による長寿命確保、などの要素が必要である。ここで、上記▲2▼〜▲4▼の要素においては、リボルバ現像装置の大型化・重量化が避けられないものとなってくる。このため、慣性モーメントの増大したリボルバ現像装置を高速駆動するにあたって、リボルバ駆動モータはよりパワーのあるものが求められることになる。
【0003】
上記高出力のリボルバ駆動モータを採用するにあたっては、充分な防振対策が必要である。これは、モータ振動は装置本体側に伝達されることにより、例えば書込み精度への影響を及ぼし、いわゆるジター画像となって画像品質の低下を招くとともに、高周波での騒音となって利用者の不快感を増すことになるからである。装置本体系への振動を遮断するモータの防振対策としては、装置本体側とモータ取付け面の間に、ゴム弾性体を有する防振部材(以下、「モータマウント」という)を挟み込む形で取り付ける方式が一般的である。このモータマウントの一例としては、ゴム弾性体の両側にそれぞれ金属プレートを接着して構成される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記モータマウントをリボルバ現像装置の駆動ユニットに採用したところ、経時でモータマウントの破損が発生した。図11(a)は、モータマウントの破損の状態を説明するための側面図である。また、図11(b)は図11(a)中の矢視A方向からみたモータマウントの断面図である。モータマウント29は、図11(a)に示すように一対の金属プレート29a、29bの間に円筒状の防振ゴム29cを挟み込んだ構成となっている。製造方法の一例としては、型の内側に一対の金属プレート29a、29bを固定した後、型の中に液状ゴムを流し込み、この液状ゴムを硬化させ一体成形して製造する。モータマウント29は、一方の金属プレート29aにリボルバモータ295をネジ止めし、他方の金属プレート29bを装置本体側のモータブラケット28にネジ止めする。これにより、リボルバモータ295はモータマウント29を介して装置本体に取り付けられる。そして、リボルバモータギヤ296がリボルバ現像装置のリボルバギヤ294と噛み合って、リボルバ現像装置を公転駆動する。
【0005】
上記モータマウント29の破損の状況は、図11(b)に示すように、モータ取付け面側の金属プレート29aと防振ゴム29cとの接着面付近であって、防振ゴム29cの上部から中間部分にかけて亀裂B(図中太線で示した部分)が発生していた。このため、リボルバモータ295は図11(c)に示すように自重Gでお尻(リボルバモータギヤ296と反対側)が落ちた状態になってしまう。
前述したように、大型化したリボルバ現像装置を高速で公転駆動する画像形成装置では、リボルバモータ295に大きなパワーを必要とし、リボルバモータ295は大型かつ高重量のものとなっていく。図12はリボルバモータ295の自重Gがモータマウント29にかかる力を模式的に示した図である。リボルバ現像装置の公転中心軸230cと平行に設置されたリボルバモータ295において、リボルバモータ295の重量Gは常時、モータマウント29の防振ゴム29cにかかることになる。リボルバモータ295の重量Gは見かけ上の回転中心H回りのモーメントとして作用する。モータマウント29上部には、金属プレート29aに平行なせん断力Fと、一対の金属プレート29a、29b間の距離を広げる引張り力Fとが作用している。また、モータマウント29下部には、金属プレート29aに平行なせん断力Fと、一対の金属プレート29a、29b間の距離を狭める圧縮力Fとが作用している。このようにモータマウント29には、常時リボルバモータ295の重量負荷のかかった状態となっている。
上記リボルバモータ295の重量負荷に加え、リボルバ現像装置動作時の加速・停止のリボルバモータ295への繰り返し負荷が加わることにより、モータマウント29は経時で疲労によるゴム亀裂Bが生じる。リボルバ現像装置の慣性モーメントが大きい場合、加速・停止のリボルバモータ295への繰り返し負荷も大きいことになる。特にゴムの特性上、圧縮と比較して引張り側の強度のほうが低く、さらに荷重により引張られた状態で亀裂が入ると急激に進行する傾向にある。このため、モータマウント29の防振ゴム29cの亀裂Bの発生は、図11(b)に示すように上部からとなる。
【0006】
また、上記モータマウント29の防振ゴム29cに亀裂Bが発生すると、リボルバ現像装置公転時、例えば図6においてリボルバモータギヤ296がリボルバギヤ294を矢印C方向に回転起動するとき、リボルバギヤ294から受ける反力Fに対してモータ軸位置を保持できず、リボルバモータギヤ296とリボルバギヤ294とのギヤ噛み合いが外れてしまう。ギヤ噛み合いが外れるとリボルバ現像装置停止位置異常が発生する。また、経時でリボルバ現像装置停止位置異常の発生に至るまでの間に、モータ軸とリボルバギヤ回転軸との軸間距離を一定に保てないことによるギヤの噛み合い不良で、図11(a)に示すようにリボルバモータギヤ296歯面に偏摩耗Eが生じている。リボルバモータギヤ296歯面に偏摩耗Eが生じると、ギヤの噛み合い外れに対する余裕度が低下し、ギヤの噛み合い外れがより生じやすくなる。
【0007】
ここで、モータマウント29の防振ゴム29cのゴム硬度を高くしたり、ゴム面積を大きくしたりするなど、防振ゴム29cの強度を上げる方向での対策が考えられるが、ゴム成形時の流動性の問題から、可能なゴム硬度には上限がある。また、防振ゴム29cの強度を上げることはモータ振動を遮断するというモータマウント本来の機能を損なうことになる。
【0008】
以上のような不具合は回転ユニットがリボルバ現像装置以外のものであっても、同様に起こり得る。
【0009】
一方、本出願人は特願平11−035091号において、モータ部材の回転軸に概ね直交するモータケース取付け面と装置本体との間に挾持されるモータ取付用防振部材と、モータ部材の回転軸に概ね平行するモータケース面に接触または近接するモータ位置規制部材とを有する画像形成装置を提案している。この画像形成装置によれば、モータ部材の駆動ギヤで回転ユニットの従動ギヤを回転するときのモータ回転による振動や騒音を防止することができる。また、上記モータ位置規制部材が、回転ユニット回転時に従動ギヤから受ける反力によるモータ部材の首振りを防いで、ギヤ噛み合い外れによるオーバーランの回転ユニット停止位置ずれを防止することもできる。モータ部材の首振りを防ぐために、モータ位置規制部材がモータ部材のモータケースを変位しないように押えるので、モータ回転による振動がモータ位置規制部材から装置本体側に伝わる。特に、高速でカラー画像形成を行う画像形成装置では、モータケース面に接触あるいは近接するモータ位置規制部材を取付ける位置によっては、モータ回転と潜像担持体への潜像書込みとが重なるタイミングでモータ回転による振動が装置本体側に伝わり、潜像書込みに影響を及ぼすことがある。
【0010】
本発明は以上の背景に鑑みなされたものであり、その目的とするところは、モータ取付用防振部材の経時耐久性を向上させ、該モータ取付用防振部材の破損による回転ユニットの回転異常を防止し、安定した画像を得ることのできる画像形成装置を提供することである。
【0015】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項の発明は、表面に潜像を担持する潜像担持体と、該潜像担持体に対して潜像の書込みを行なう書込み手段と、互いに異なる色の現像剤を用いる複数の現像器を一体に保持し、装置本体に対して回転移動可能な回転ユニットである現像ユニットと、該現像ユニットを回転駆動し所定位置への停止制御を行う駆動ユニットを有し、該駆動ユニットが、モータ部材と、該モータ部材の回転軸に概ね直交するモータケース取付け面と上記装置本体側との間に挟持されるモータ取付用防振部材と、該モータ部材の回転軸に概ね平行するモータケース面に接触もしくは近接するモータ位置規制部材とを有する画像形成装置において、上記モータ位置規制部材装置本体に支持されており、かつ、上記駆動ユニットによる上記現像ユニットの加速中に上記モータ部材が上記現像ユニットから受ける力によるモータケースの変位をそのモータケース面に接触することで抑止するとともに、該駆動ユニットによる該現像ユニットの減速中に該モータ部材が該現像ユニットから受ける力によるモータケースの変位によってそのモータケース面から離間する位置に設置されており、上記書込み手段は、上記現像ユニットの加速中には上記潜像担持体への潜像書込みを行わず、上記現像ユニットの減速中には上記潜像担持体への潜像書込みを行うことを特徴とするものである。
【0018】
カラー画像を形成する画像形成装置では、現像ユニットの回転駆動中に潜像担持体への潜像書込みを開始して画像形成の高速化を図ることができる。特に、現像ユニットの回転駆動において加速が終わった後の、定速時もしくは減速時から書込みを開始させることが多い。図10(c)は、リボルバ現像装置(不図示)を回転起動させる加速時にリボルバモータギヤ296等にかかる力の状態を示す図である。リボルバモータギヤ296はリボルバ現像装置の加速時にリボルバギヤ294から反力Fを受ける。この反力Fによってリボルバモータ295は見かけ上の回転中心H回りに矢印J方向に変位しようとする。この変位をモータ位置規制部材32が抑止し、リボルバモータ295は変位しない。このときモータ位置規制部材32からモータブラケット28を介して装置本体側にリボルバモータ295の振動が伝わるが、このタイミングでは潜像書込みを行っていないので潜像書込みに影響を及ぼすことはない。これに対して、図10(b)はリボルバ現像装置(不図示)の回転を停止させる減速時の状態を示す図である。リボルバモータギヤ296はリボルバ現像装置の減速時にリボルバギヤ294から反力Fを受ける。この反力Fによってリボルバモータ295は、見かけ上の回転中心H回りに矢印K方向に変位する。リボルバモータ295が矢印K方向に変位すると、モータケース295a面がモータ位置規制部材32から離れていく。これにより、リボルバ現像装置の減速時にリボルバモータ295の振動がモータブラケット28を介して装置本体側に伝わらず、もしくは伝わりにくくなり、上記潜像書込みに与える影響を小さくすることができる。この画像形成装置では、上記モータ位置規制部材が、上記現像ユニットの加速時における上記モータ部材の変位を抑止するので、上記モータ取付用防振弾性部材の繰り返し変位を小さくすることができる。この結果、上記加速時に上記モータ取付用防振部材にかかるモーメント力を抑止し、上記モータ取付用防振部材の経時耐久性を向上させることができる。一方、上記現像ユニットの減速時には、上記モータ部材は上記加速時と反対方向、すなわち、上記モータ位置規制部材から離れる方向に変位するので、該減速時のモータ部材の振動が潜像書込みに与える影響を小さくすることができる。
【0019】
請求項の発明は、請求項の画像形成装置において、上記モータ位置規制部材、上記モータ部材の自重を支持する方向であって、該モータ部材のモータケース面に接触するように設置されていることを特徴とするものである。
【0020】
この画像形成装置では、上記モータ位置規制部材が、上記モータ部材の自重を支持する。よって、上記モータ部材の首振りによる上記モータ取付用防振部材にかかるモーメント力の抑止に加え、該モータ部材の自重によって該モータ取付用防振弾性部材に常時かかっているモーメント力を低減することができる。
【0021】
【発明の実施の形態】
〔実施形態1〕
以下、本発明を画像形成装置である電子写真式カラー複写機(以下、カラー複写機という)に適用した実施の形態について説明する。
まず、図1を用いて、本実施の形態に係るカラー複写機の概略構成及び動作について説明する。このカラー複写機は、カラー画像読取装置(以下、カラースキャナという)1、カラー画像記録装置(以下、カラープリンタという)2、給紙バンク3等で構成されている。
【0022】
上記カラースキャナ1は、コンタクトガラス101上の原稿4の画像を照明ランプ102、ミラー群103a、103b、103c、及びレンズ104を介してカラーセンサ105に結像して、原稿4のカラー画像情報を、例えばRed:赤、Green:緑、Blue:青(以下、それぞれR、G、Bという)の色分解光毎に読み取り、電気的な画像信号に変換する。ここで、カラーセンサ105は、本例ではR、G、Bの色分解手段とCCDのような光電変換素子で構成され、原稿4の画像を色分解した3色のカラー画像を同時に読み取っている。そして、このカラースキャナ1で得たR、G、Bの色分解画像信号強度レベルをもとにして、図示しない画像処理部で色変換処理を行い、Black:黒(以下、Bkという)、Cyan:シアン(以下、Cという)、Magenta:マゼンタ(以下、Mという)、Yellow:イエロー(以下、Yという)のカラー画像データを得る。
【0023】
上記Bk、C、M、Yのカラー画像データを得るためのカラースキャナ1の動作は次のとおりである。後述のカラープリンタ2の動作とタイミングを取ったスキャナスタート信号を受けて、照明ランプ102及びミラー群103a、103b、103c等からなる光学系が矢印左方向へ原稿4を走査し、1回の走査毎に1色のカラー画像データを得る。この動作を合計4回繰り返すことによって、順次4色のカラー画像データを得る。そして、その都度カラープリンタ2で順次顕像化しつつ、これを重ねあわせて最終的な4色フルカラー画像を形成する。
【0024】
上記カラープリンタ2は、像担持体としての感光体ドラム200、書き込み光学ユニット220、リボルバ現像ユニット230、中間転写装置260、定着装置270等で構成されている。
【0025】
上記感光体ドラム200は矢印の反時計方向に回転し、その周りには、感光体クリーニング装置201、除電ランプ202、帯電器203、電位センサ204、リボルバ現像ユニット230の選択された現像器、現像濃度パターン検知器205、中間転写装置260の中間転写ベルト261などが配置されている。
【0026】
また、上記書き込み光学ユニット220は、カラースキャナ1からのカラー画像データを光信号に変換して、原稿4の画像に対応した光書き込みを行い、感光体ドラム200に静電潜像を形成する。この書き込み光学ユニット220は、光源としての半導体レーザー221、図示しないレーザー発光駆動制御部、ポリゴンミラー222とその回転用モータ223、f/θレンズ224、反射ミラー225などで構成されている。
【0027】
また、上記リボルバ現像ユニット230は、Bk現像器231K、C現像器231C、M現像器231M、Y現像器231Yと、各現像器を矢印の反時計方向に回転させる後述のリボルバ回転駆動部などで構成されている。各現像器は、静電潜像を現像するために現像剤の穂を感光体ドラム200の表面に接触させて回転する現像スリーブと、現像剤を汲み上げて撹拌するために回転する現像剤パドルなどで構成されている。各現像器231内のトナーはフェライトキャリアとの撹拌によって負極性に帯電され、また、各現像スリーブには図示しない現像バイアス電源によって負の直流電圧Vdcに交流電圧Vacが重畳された現像バイアスが印加され、現像スリーブが感光体ドラム200の金属基体層に対して所定電位にバイアスされている。カラー複写機本体の待機状態では、リボルバ現像ユニット230はBk現像器231Kが現像位置にセットされており、コピー動作が開始されると、カラースキャナ1で所定のタイミングからBkカラー画像データの読み取りが開始し、このカラー画像データに基づきレーザー光による光書き込み、静電潜像形成が始まる(以下、Bk画像データによる静電潜像をBk潜像という。C、M、Yについても同様)。このBk静電潜像の先端部から現像可能とすべくBk現像位置に静電潜像先端部が到達する前に、Bk現像スリーブを回転開始して、Bk静電潜像をBkトナーで現像する。そして、以後Bk静電潜像領域の現像動作を続けるが、静電潜像後端部がBk現像位置を通過した時点で、速やかに次の色の現像器が現像位置にくるまで、リボルバ現像ユニット230が回転する。これは少なくとも、次の画像データによる静電潜像先端部が到達する前に完了させる。
なお、このリボルバ現像ユニット230については、後で詳しく説明する。
【0028】
また、上記中間転写装置260は、中間転写ベルト261、ベルトクリーニング装置262、紙転写コロナ放電器(以下、紙転写器という)263、ベルト転写器265などで構成されている。中間転写ベルト261は駆動ローラ264a、転写対向ローラ264b、クリーニング対向ローラ264c及び従動ローラ群に張架されており、図示しない駆動モータにより駆動制御される。またベルトクリーニング装置262は、入口シール、ゴムブレード、排出コイル、入口シール及びゴムブレードの接離機構等で構成されており、1色目のBk画像を中間転写ベルト261に転写した後の2、3、4色目の画像をベルト転写している間は接離機構によって中間転写ベルト261面から入口シール、ブレードを離間させておく。また紙転写器263は、コロナ放電方式にてAC電圧+DC電圧、又はDC電圧を印加して、中間転写ベルト261上の重ねトナー像を転写紙に一括転写する。
【0029】
また、カラープリンタ2内の転写紙カセット207及び給紙バンク3内の転写紙カセット300a、300b、300cには、各種サイズの転写紙が収納されており、指定されたサイズの転写紙のカセットから、給紙コロ208、301a、301b、301cによってレジストローラ対209方向に給紙、搬送される。また、カラープリンタ2の右側面には、OHP用紙や厚紙などの手差し給紙用の手差しトレイ210が設けられている。
【0030】
上記構成のカラー複写機において、画像形成サイクルが開始されると、まず感光体ドラム200は矢印の反時計方向に、中間転写ベルト261は矢印の時計回りに図示しない駆動モータによって回転される。中間転写ベルト261の回転に伴ってBkトナー像形成、Cトナー像形成、Mトナー像形成、Yトナー像形成が行われ、最終的にBk、C、M、Yの順に中間転写ベルト261上に重ねてトナー像が形成される。
【0031】
上記Bkトナー像形成は次のように行なわれる。帯電器203はコロナ放電によって感光体ドラム200を負電荷で約−700Vに一様帯電する。そして、半導体レーザ221はBkカラー画像信号に基づいてラスタ露光を行う。このラスタ像が露光されたとき、当初一様荷電された感光体ドラム200の露光された部分は、露光光量に比例する電荷が消失し、Bk静電潜像が形成される。そして、このBk静電潜像にBk現像スリーブ上の負帯電のBkトナーが接触することにより、感光体ドラム200の電荷が残っている部分にはトナーが付着せず、電荷の無い部分つまり露光された部分にはBkトナーが吸着され、静電潜像と相似なBkトナー像が形成される。そして、感光体ドラム200上に形成されたBkトナー像は、感光体ドラム200と接触状態で等速駆動している中間転写ベルト261の表面に、ベルト転写器265によって転写される(以下、感光体ドラム200から中間転写ベルト261へのトナー像転写をベルト転写という)。
【0032】
感光体ドラム200上の若干の未転写残留トナーは、感光体ドラム200の再使用に備えて感光体クリーニング装置201で清掃される。ここで回収されたトナーは回収パイプを経由して図示しない排トナータンクに蓄えられる。
【0033】
感光体ドラム200側ではBk画像形成工程の次にC画像形成工程に進み、所定のタイミングでカラースキャナ1によるC画像データ読み取りが始まり、そのC画像データによるレーザー光書き込みで、C静電潜像形成を行う。そして、先のBk静電潜像の後端部が通過した後で、かつC静電潜像の先端部が到達する前にリボルバ現像ユニット230の回転動作が行なわれ、C現像器231Cが現像位置にセットされてC静電潜像がCトナーで現像される。以後、C静電潜像領域の現像を続けるが、C静電潜像の後端部が通過した時点で、先のBk現像器231Bの場合と同様にリボルバ現像ユニット230の回転動作を行ない、次のM現像器231Mを現像位置に移動させる。これもやはり次のM静電潜像の先端部が現像位置に到達する前に完了させる。
なお、M及びYの画像形成工程については、それぞれのカラー画像データ読み取り、静電潜像形成、現像の動作が上述のBK、Cの工程と同様であるので説明は省略する。
【0034】
上記中間転写ベルト261には、感光体ドラム200に順次形成するBk、C、M、Yのトナー像を、同一面に順次位置合わせして、4色重ねのトナー像が形成され、次の転写工程において、この4色のトナー像が転写紙に紙転写器263により一括転写される。
【0035】
上記画像形成動作が開始される時期に、転写紙は上記転写紙カセット又は手差しトレイのいずれかから給送され、レジストローラ対209のニップで待機している。そして、紙転写器263に中間転写ベルト261上のトナー像先端がさしかかるときに、ちょうど転写紙の先端がこのトナー像の先端に一致するようにレジストローラ対209が駆動され、転写紙とトナー像との位置合わせが行われる。そして、転写紙が中間転写ベルト261上のトナー像と重ねられて正電位の紙転写器263の上を通過する。このときコロナ放電電流で転写紙が正電荷で荷電され、トナー画像のほとんどが転写紙上に転写される。続いて紙転写器263の左側に配置した図示しないAC+DCコロナによる分離除電器との対向部を通過するときに、転写紙は除電され、中間転写ベルト261から剥離して搬送ベルト211に移る。
【0036】
そして、中間転写ベルト261面から4色重ねトナー像を一括転写された転写紙は、紙搬送ベルト211で定着装置270に搬送され、所定温度に制御された定着ローラ271と加圧ローラ272のニップ部でトナー像が溶融定着され、排出ローラ対212で装置本体外に送り出され、図示しないコピートレイに表向きにスタックされ、フルカラーコピーを得る。
【0037】
一方、ベルト転写後の感光体ドラム200の表面は、感光体クリーニング装置201(ブラシローラ、ゴムブレード)でクリーニングされ、除電ランプ202で均一に除電される。また、転写紙にトナー像を転写した後の中間転写ベルト261の表面は、ベルトクリーニング装置262のブレードを再びブレード接離機構で押圧することによってクリーニングされる。
【0038】
次に、上記リボルバ現像ユニット230について説明する。
図2は、各現像器231K、231C、231M、231Yが一体となったリボルバ現像ユニット230の内部構造を示す断面図、図3は、リボルバ現像ユニット230の外観を示す概略斜視図である。このリボルバ現像ユニット230の各現像器231K、231C、231M、231Yは、図3に示すような略円盤状の前後端板230a、230b間に設けられた中空角筒状のステー部材282によってそれぞれ支持されている。また、各現像器231K、231C、231M、231Yは、それぞれ同型の現像器ケーシング部283、283C、283M、283Yを備えている。これらの各現像器ケーシング部283、283C、283M、283Yには、現像剤としてのキャリア及び各色のトナーからなる二成分現像剤がそれぞれ収容されている。図示の例では感光体ドラム200に対向する現像位置にあるのが黒トナーとキャリアを収容した黒現像器231Kで、図中反時計回りの順に、イエロートナーとキャリアを収容したイエロー現像器231Y、マゼンタトナーとキャリアを収容したマゼンタ現像器231M、シアントナーとキャリアを収容したシアン現像器231Cになっている。
【0039】
ここで、4つの各現像器の内部構造はまったく同様であるので、以下、図3において現像位置にある黒現像器231Kを例にとってその内部構造を説明し、他の現像器の内部構造については、対応する部材の符号として、黒現像器における符号と同じ数字にイエロー、マゼンタ、シアンの各現像器を区別するためY、M、Cの添字を付した符号を図中に示し、その説明を省略する。
【0040】
図中現像位置にある黒現像器231Kにおいて、現像器ケーシング部283には感光体ドラム200に向けた開口部が形成され、該開口部を介して一部が露出するように現像器ケーシング部に内部に磁石を配置した現像スリーブからなる現像剤担持体としての現像ローラ284が設けられている。また現像器ケーシング部内には、現像ローラ284に担持されて感光体ドラム200との対向部に搬送される現像剤量を規制するドクタブレード285、該ドクタブレード285で規制されて現像器ケーシング内に押し留められた現像剤の一部を中心軸線方向に沿って後から前に搬送する第1搬送スクリュウ286、及び、中心軸線方向に沿って上記第1搬送スクリュウ286とは逆の向きに現像剤を搬送する第2搬送スクリュウ291が配設されている。この第2搬送スクリュウ291の下方の現像器ケーシング部283には、現像器ケーシング部283に収容されている現像剤のトナー濃度を検出するためのトナー濃度センサ(不図示)が設置されている。
【0041】
図4は、黒現像器231Kの第1、第2搬送スクリュウ286、291の中心軸を含む面による縦断面図である。図4に示す第1、第2搬送スクリュウ286、291が、それぞれ所定の方向に回転することにより、図2における現像器ケーシング部283に収容されている現像剤が、撹拌されながら現像器ケーシング部283内で循環搬送される。そして、この循環搬送される現像剤は、現像ローラ284のスリーブの回転により、該スリーブ上に担持されて搬送され、ドクタブレード285で薄層化された後、現像位置において感光体ドラム200に向けてトナーを供給する。
【0042】
このリボルバ現像ユニット230は、図3及び図4に示すように、その前後端板230a、230bに装着されるリボルバ支持ベアリング293a、293bによって回転自在に軸支されている。そして、その後端板230bに配設されたリボルバギヤ294が、リボルバモータ295の回転軸先端に配設されたリボルバモータギヤ296により駆動されることによって、各現像器231K、231Y、231M、231Cが、それぞれ所定の現像位置に移動して停止される。また、所定の現像位置に移動して停止された現像器231は、その停止位置において、現像駆動ギヤ297a、及び、トナー補給駆動ギヤ298aが、現像駆動アイドラギヤ297b、及び、トナー補給駆動アイドラギヤ298bに噛み合うことにより、その現像動作及びトナー補給動作が可能になる。なお、図3の例では、モータブラケット28に対する、モータマウント29と後述するモータ支持部材31とのネジ止めの関係も示している。
【0043】
次に、本実施形態の特徴部である、モータマウント29の経時耐久性を向上させて破損を防止する構成について説明する。図5はリボルバモータ295近傍の上面図である。また、図6はリボルバ現像ユニット230の駆動系の正面図である。
【0044】
リボルバモータ295は、図5に示すように、装置本体後側板26およびリボルバ支持ベアリング293bを圧入したベアリングホルダ27に対してネジ止めされたモータブラケット28に対し、間にモータマウント29を介して取り付けられている。また、リボルバモータ295の回転軸後端には、振動の抑制と高速性を向上させるための機械式ダンパ30が配設されている。
【0045】
ここで、モータマウント29は前述したように、取付け用のタップ穴が加工された一対の金属プレート29a、29bの間に防振ゴム29cを挟みこんで、一体成形されたものであり、リボルバモータ295の振動が装置本体側へ伝わらないように遮断するための防振部材である。
【0046】
図6に示すように、リボルバモータ295はリボルバ現像ユニット230の回転軸心230cに対して、現像ローラ284と感光体ドラム200との間の現像位置とほぼ反対側に位置している。この装置において、リボルバモータ295には、モータケース295aの概ね下側を向く面に対して当接するモータ支持部材31が取り付けられている。図7(a)は、図6中の矢視D方向からみた図である。モータ支持部材31は、装置本体側のモータブラケット28に対してネジ止めされる支持ブラケット31aおよび支持ブラケット31a先端に貼り付けられた防振ゴム31bにより構成される。このモータ支持部材31は、リボルバモータ295の自重Gによるモータマウント29の防振ゴム29c部に常時負荷としてかかっていたモーメント力Fを打ち消す方向に作用する。これにより、リボルバモータ295の自重Gによる負荷(モーメント力F)を分散しモータマウント29の耐久性を向上させることができる。
【0047】
なお、モータ支持部材31によるリボルバモータ295の支持位置に関しては、図7(a)のようにモータマウント29に近い位置を支持した場合でもリボルバモータ負295の自重Gによる負荷を分散しモータマウント29の耐久性を向上させる効果は十分に得られる。しかし、モータマウント29にかかるモーメント力Fをできるだけ小さくすることを考えると、モータ支持部材31による支持位置は可能な限りリボルバモータ295の重心Iに近い位置に設定することが望ましい。そこで、図7(b)に示すように、図7(a)に比べ支持ブラケット31aの長さを長くしてリボルバモータ295の重心I下のモータケース295a部を支持することにより、リボルバモータ295の重量Gによるモータマウント29にかかる負荷(モーメント力F)をゼロに近づけることができる。これにより、モータマウント29の耐久性をより向上させることができる。
【0048】
〔実施形態2〕
上記実施形態1では、リボルバモータ295の自重Gを支持してモータマウント29にかかるモーメント力Fを低減させる構成について説明したが、モータマウント29にはリボルバモータ295の自重Gに加えてリボルバ現像ユニットの回転駆動による負荷も作用する。
【0049】
図6に示すようなリボルバモータ295の配置およびリボルバ現像ユニット230の公転方向Cにおいて、リボルバモータ295を駆動すると、リボルバ現像ユニット230を公転させるための従動側の駆動伝達部材であるリボルバギヤ294からリボルバモータ295のモータ軸に設けられたリボルバモータギヤ296に反力が加わる。例えば、リボルバ現像ユニット230公転の減速時にはリボルバモータギヤ296に対して下側方向に反力Fがかかる。この反力Fによってリボルバモータ295が首振り動作を起こし、リボルバモータ295の位置が変位する。
【0050】
図8はリボルバ現像ユニット(不図示)公転の減速時においてリボルバギヤ294によりリボルバモータ295が変位する状態を示す図である。リボルバ現像ユニット公転の減速時、リボルバモータギヤ296に対して下側方向にかかる反力Fによって、モータマウント29の防振ゴム29cが弾性変形する。防振ゴム29cの弾性変形により、リボルバモータ側の金属プレート29aは、上部では圧縮方向(図中右方向)に、下部では引張り方向(図中左方向)に、さらに下側に引張るせん断方向Sに変位する。その結果、リボルバモータ295は見かけ上モータケース取り付け面から離れた位置の回転中心Hを中心として変位する(首振り動作)。このように、リボルバモータ295の首振り動作によってモータマウント29に負荷がかかり経時でモータマウント29が破損するおそれがある。
【0051】
そこで、本実施形態に係るカラー複写機では、モータマウント29にかかる負荷を低減させるために、リボルバモータ295の首振りを抑止するモータ位置規制部材をモータケース295a面に接触もしくは近接させて設ける構成とした。
【0052】
しかしながら、上記モータ位置規制部材を設けるにあたって、その設置位置によっては、リボルバモータ295の振動がモータ位置規制部材から装置本体側に伝わって、画像形成に悪影響を及ぼすおそれがある。
【0053】
高速なカラー画像形成を行なうためには、プロセス速度を早くすることと共に、リボルバ現像ユニットの公転速度を上げて色切替え時間を短縮することも重要となる。しかしながら、リボルバモータの特性上、高回転域ではトルクの低下は避けられないものであり、脱調余裕度が低下する。また、消費電力や発熱の面から、モータ電流アップによるトルクアップにも制約が生じるため、色切替え時間短縮にも限界が生じる。
【0054】
一方、画像に対するリボルバモータの振動の影響からは、書込み光学系や感光体に対して影響を与えないように、リボルバモータが停止している状態において感光体への書込みを行なうことが望ましい。しかしながら、レイアウト上の制約や、感光体露光後の光減衰の安定に必要な時間確保のため、書込み位置から現像位置への感光体の移動時間が生じることは避けられない。色切替えのリボルバモータ停止後に書込み開始を行なうシステムでは、高速な画像形成は困難となってくる。そこで、色切替のためのリボルバ現像ユニットの回転駆動中に感光体ドラムに潜像を形成することによって、カラー画像形成の高速化を図ることができる。
図9は、感光体ドラムへの潜像の書込み信号とリボルバモータのパルス数(駆動タイミング)との関係を示すタイミングチャートである。図示の例では、書込みとリボルバモータの駆動が一部重複する重複時間Tが存在する。感光体への潜像の書込みが行われている重複時間Tの間にリボルバ現像ユニット公転の減速動作が行われ、潜像の先端が現像位置に到達する直前にリボルバ現像ユニットが公転を停止する。
【0055】
図10(a)はモータ位置規制部材32をモータマウント29近くに設置した構成を示す図であって、リボルバモータギヤ296にリボルバ現像ユニットの減速時の反力Fがかかっている状態を示す。モータ位置規制部材32は、位置規制ブラケット32aおよび位置規制ブラケット32a先端に貼り付けられた防振ゴム32bにより構成される。また、モータ位置規制部材32は、リボルバ現像ユニット減速時のリボルバモータ295の変位を抑止する位置に、モータケース295a面に接触もしくは近接させて設けられている。なお、この構成の場合には、リボルバ現像ユニットの減速時に潜像書込みを行わないものとする。
上記リボルバモータギヤ296にかかる反力Fによってリボルバモータ295が見かけ上の回転中心H回り矢印K方向に回転し、モータ取付け面側では矢印S方向に変位し首振り動作を起す。このとき、上記モータ位置規制部材32がモータケース295a面を押え上記リボルバモータ295の変位による首振りを抑止する。また、リボルバ現像ユニットの減速時にリボルバ現像ユニット内の現像器に駆動を伝達する従動ギヤと装置本体側の駆動ギヤとの噛み合い時に、各ギヤの歯先どうしがぶつかって衝撃荷重が生じることがある。この衝撃荷重をモータ位置規制部材32で受けることもできる。このように、モータ位置規制部材32が首振り動作を抑止するとともに衝撃荷重を受けるので、モータマウント29の繰り返し変位を低減させることができる。なお、この構成の場合、リボルバ現像ユニット減速時に潜像書込みを行わないので、リボルバモータ295の振動が装置本体側に伝わっても、潜像書込みに影響を与えることはない。
【0056】
次に、前記図9に示したタイミングで潜像書込みを行うカラー複写機にモータ位置規制部材を設けた構成について説明する。
図10(b)はモータの見かけ上の回転中心Hに対してリボルバモータギヤ296と反対側となる位置(図示の例ではモータ重心I下)にモータ位置規制部材32を設置した構成を示す図であって、リボルバモータギヤ296にリボルバ現像ユニットの減速時の反力Fがかかっている状態を示す。この反力Fによってリボルバモータ295は見かけ上の回転中心H回りに矢印K方向に変位する。リボルバモータ295が矢印K方向に変位すると、モータケース295aはモータ位置規制部材32から離れていく方向となり、振動に対してモータ位置規制部材32を配設した影響は無くなり、もしくは低減する。
【0057】
一方、リボルバ現像ユニットの加速時においてはモータケース295aが矢印K方向と反対側に変位することになる。図10(c)はリボルバ現像ユニットの加速時のリボルバモータ295の変位の状態を示す図である。リボルバモータギヤ296はリボルバ現像装置の加速時にリボルバギヤ294から反力Fを受け、リボルバモータ295は見かけ上の回転中心H回りに矢印J方向に変位しようとする。この変位をモータ位置規制部材32が抑止するので、リボルバモータ295は変位しない。これにより、モータマウント29にかかる負荷を低減し、経時での耐久性を向上させることができる。なお、モータ位置規制部材32でリボルバモータ295の変位を抑止するときに、モータブラケット28を介して装置本体側にリボルバモータ295の振動が伝わるが、このタイミングでは潜像書込みを行っていないので潜像書込みに影響を及ぼすことはない。
【0058】
さらに、図10(c)に示す状態で、モータ位置規制部材32によってリボルバモータ295の自重を支持させることにより、上記実施形態1で説明したモータ支持部材の機能を兼ねる構成とすることができる。この構成によれば、リボルバ現像ユニットの加速時にモータマウント29にかかる負荷と、リボルバモータ295の自重Gにより常時モータマウント29にかかる負荷とを低減できるので、モータマウント29の経時での耐久性を向上させることができる。また、減速時にはモータケース295aがモータ位置規制部材32から離れていく方向に変位し、リボルバモータ295の振動がモータ位置規制部材32から装置本体に伝わらず、もしくは、伝わりにくいためモータ振動が潜像書込みに与える影響を小さくすることができる。
【0059】
以上の実施形態は回転ユニットが現像ユニットであるが、本発明は、モータによって駆動及び停止の制御がされ、かつ、ある程度の慣性によりモータに反力を与え得る回転ユニットであれば、これが現像ユニット以外のものである場合にも適用できる。
【0060】
【発明の効果】
請求項1及び2の発明においては、上記モータ取付用防振部材の経時耐久性を向上させ、該モータ取付用防振部材の破損による回転ユニットの回転異常を防止し、安定した画像を得ることができるという効果がある。
【0062】
また、請求項1及び2の発明によれば、上記モータ位置規制部材が、上記潜像担持体への潜像書込みに影響を及ぼさないので高品質な画像を形成することができるという効果がある。また、上記モータ位置規制部材にかかるモーメント力を抑止し、該モータ取付用防振部材の経時耐久性を向上させることができるという効果もある。
【0064】
特に、請求項の発明においては、上記モータ位置規制部材が上記モータ部材の自重を支持するので、該モータ部材の自重によって上記モータ取付用防振弾性部材に常時かかっているモーメント力を低減することができ、該モータ取付用防振部材の経時耐久性をより向上させることができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係るカラー複写機の概略構成を示す正面図。
【図2】同カラー複写機のリボルバ現像ユニットの断面図。
【図3】同リボルバ現像ユニットの概略斜視図。
【図4】同リボルバ現像ユニットのトナー搬送部及び駆動部の概略平面図。
【図5】同リボルバ現像ユニットのリボルバモータ近傍の概略構成を示す図。
【図6】同リボルバ現像ユニットの駆動系の正面図。
【図7】(a)は、図6中の矢視A方向からみた図であって、モータ支持部材を取り付けた状態の説明図。(b)は、モータ支持部材の長さを長くして、リボルバモータの重心下のモータケース面を支持している状態の説明図。
【図8】リボルバ現像ユニット公転の減速時においてリボルバギヤによりリボルバモータが変位する状態を示す説明図。
【図9】感光体ドラムへの潜像の書込み信号とリボルバモータのパルス数(駆動タイミング)との関係を示すタイミングチャート。
【図10】(a)は、モータ位置規制部材をモータマウント近くに設置した構成を示す図。
(b)は、モータの見かけ上の回転中心に対してモータギヤと反対側となる位置(モータ重心下)にモータ位置規制部材を設置した構成を示す図。
(c)は、リボルバ現像装置(不図示)を回転起動させる加速時にリボルバモータギヤ等にかかる力の状態を示す図。
【図11】(a)は、モータマウントの破損の状態を説明するための側面図。
(b)は図11(a)中の矢視A方向からみたモータマウントの断面図。
(c)は、モータマウントが破損しリボルバモータが自重でお尻が落ちた状態を説明するための図。
【図12】リボルバモータの重量がモータマウントにかかる力を模式的に示した図。
【符号の説明】
2 カラープリンタ
28 モータブラケット
29 モータマウント
30 機械式ダンパ
31 モータ支持部材
31a 支持ブラケット
31b 防振ゴム
32 モータ位置規制部材
32a 位置規制ブラケット
32b 防振ゴム
200 感光体ドラム
231K、231C、231M、231Y 現像器
284、284C、284M、284Y 現像ローラ
284a 現像ローラ軸
294 リボルバギヤ
295 リボルバモータ
296 リボルバモータギヤ
G リボルバモータ自重
I リボルバモータ重心位置

Claims (2)

  1. 面に潜像を担持する潜像担持体と、
    該潜像担持体に対して潜像の書込みを行なう書込み手段と、
    互いに異なる色の現像剤を用いる複数の現像器を一体に保持し、装置本体に対して回転移動可能な回転ユニットである現像ユニットと、
    現像ユニットを回転駆動し所定位置への停止制御を行う駆動ユニットを有し、
    該駆動ユニットが、モータ部材と、該モータ部材の回転軸に概ね直交するモータケース取付け面と上記装置本体側との間に挟持されるモータ取付用防振部材と、該モータ部材の回転軸に概ね平行するモータケース面に接触もしくは近接するモータ位置規制部材とを有する画像形成装置において、
    上記モータ位置規制部材装置本体に支持されており、かつ、上記駆動ユニットによる上記現像ユニットの加速中に上記モータ部材が上記現像ユニットから受ける力によるモータケースの変位をそのモータケース面に接触することで抑止するとともに、該駆動ユニットによる該現像ユニットの減速中に該モータ部材が該現像ユニットから受ける力によるモータケースの変位によってそのモータケース面から離間する位置に設置されており、
    上記書込み手段は、上記現像ユニットの加速中には上記潜像担持体への潜像書込みを行わず、上記現像ユニットの減速中には上記潜像担持体への潜像書込みを行うことを特徴とする画像形成装置
  2. 求項の画像形成装置において、
    上記モータ位置規制部材、上記モータ部材の自重を支持する方向であって、該モータ部材のモータケース面に接触するように設置されていることを特徴とする画像形成装置。
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