JP3902477B2 - 干渉波抑圧装置及び干渉波抑圧方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、アンテナのサイドローブ又はメインローブから入射する干渉波を抑圧するサイドローブキャンセラなどの干渉波抑圧装置及び干渉波抑圧方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図7は例えば特開昭60−41802号公報に示された従来のサイドローブキャンセラ(干渉波抑圧装置)を示す構成図であり、図において、1は所望波方向に指向性を有する主アンテナ、2は主アンテナ1を構成する素子アンテナ、3は複数の素子アンテナ2の受信信号を合成し、その合成信号を主アンテナ1の受信信号として出力する合成器、4はブロードな指向性を有する補助アンテナ、5は主アンテナ1の受信信号と補助アンテナ4の受信信号から荷重を計算する荷重計算部、6は補助アンテナ4の受信信号に荷重を乗算する乗算器、7は主アンテナ1の受信信号から乗算器6の出力信号を減算する減算器である。
【0003】
次に動作について説明する。
まず、合成器3は、主アンテナ1を構成する複数の素子アンテナ2の受信信号を合成し、その合成信号を主アンテナ1の受信信号として出力する。その際、合成器3は、その合成信号をベースバンドにダウンコンバートし、図示せぬA/D変換器などを用いて、ディジタル信号に変換して出力する。以下、主アンテナ1の受信信号をx0(t)と表記する。なお、tは時間を表す因子であり、受信信号x0(t)は複素信号である。
【0004】
同様に、補助アンテナ4の受信信号もベースバンドにダウンコンバートされ、図示せぬA/D変換器などを用いて、ディジタル信号に変換して出力される。以下、補助アンテナ4の受信信号をx1(t)と表記する。受信信号x1(t)も複素信号である。
【0005】
荷重計算部5は、合成器3が主アンテナ1の受信信号x0(t)を出力すると、主アンテナ1の受信信号x0(t)と補助アンテナ4の受信信号x1(t)から荷重w1を計算する。荷重w1の決定方法については後述する。
乗算器6は、荷重計算部5が荷重w1を計算すると、補助アンテナ4の受信信号x1(t)に荷重w1を乗算する。
y(t)=w1x1(t) (1)
【0006】
減算器7は、主アンテナ1の受信信号x0(t)から乗算器6の出力信号y(t)を減算し、その減算結果をサイドローブキャンセラの出力信号z(t)として出力する。
【0007】
以下、荷重計算部5における荷重w1の決定方法について詳述する。
荷重計算部5は、減算器7の出力信号z(t)において、補助アンテナ4の受信信号x1(t)と相関が高い成分が抑圧されるように荷重w1を決定する。このような荷重w1を決定するには、例えば、主アンテナ1の受信信号x0(t)と補助アンテナ4の受信信号x1(t)に基づいて、減算器7の出力信号z(t)の電力が最小となるように決定すればよい。
【0008】
このような荷重を決定する適応アルゴリズムは様々なものが提案されており、最適解は次式のように算出される。
ここで、E[ ]は時間平均を表している。
【0009】
指向性がブロードな補助アンテナ4の受信信号x1(t)に含まれる所望波の電力は、所望波方向に指向性を有する主アンテナ1の受信信号x0(t)に比べて十分に小さいので、主アンテナ1の受信信号x0(t)に含まれる所望波成分は抑圧されず、干渉波成分のみが抑圧される。
【0010】
今、所望波a0(t)と干渉波a1(t)を入射する場合を考え、主アンテナ1の所望波方向のゲインをGs、主アンテナ1の干渉波方向のゲインをGiとし、補助アンテナ4のゲインは無指向性としてGaとする。また、主アンテナ1と補助アンテナ4のノイズ電力はほぼ等しく、それぞれn0(t),n1(t)とすると、主アンテナ1と補助アンテナ4の受信信号x0(t),x1(t)は次式のようになる。
【0011】
ただし、φ0とφ1は主アンテナ1と補助アンテナ4間の所望波と干渉波の受信位相差である。レーダなどでは、所望波に比べて干渉波の電力が十分に大きいことが想定され、式(5)の第1項を無視することができる。このとき、所望波a0(t)、干渉波a1(t)及び雑音n0(t),n1(t)が統計的に独立であるとすると、求められる荷重w1は式(3)から次式のようになる。
ただし、p1は干渉波a1(t)の電力、pnは雑音の電力である。
【0012】
図8はアンテナパターンを模式的に示したものであり、Σパターンは主アンテナ1のアンテナパターンを示している。図8において、例えば、干渉波が主アンテナ1のメインローブ方向から入射する場合を考えると、干渉波が主アンテナ1で受信されるゲインGiが補助アンテナ4で受信されるゲインGaに比べて大きくなる。このとき式(6)から荷重w1の絶対値が大きくなることが分かる。
【0013】
出力信号z(t)は式(2)に従って求められるが、荷重w1の絶対値が大きいと干渉波の項は抑圧され、雑音の項は抑圧されず、荷重w1の絶対値の分だけ増幅されて加算されることになる。従って、出力信号z(t)におけるS/Nが低下する問題が生じる。また、荷重w1の絶対値が大きいと式(5)の所望波成分の項も増幅されて無視できない程度に大きくなり、式(2)において出力信号z(t)における所望波成分が抑圧されることになり、これもS/Nを低下させる要因となる。
以上のように、干渉波が主アンテナ1のメインローブから入射する場合には、所望波の抑圧及び雑音の増幅によってS/Nを低下させてしまい性能が低下する問題がある。
【0014】
上記の問題点を解消するために有効な方式として、例えば、特開昭59−210735号公報に示されたサイドローブキャンセラがある。
図9は上記文献に示されたサイドローブキャンセラを示す構成図であり、図において、8は主アンテナ1を構成するブロックAに属する素子アンテナ2の受信信号を合成する合成器、9は主アンテナ1を構成するブロックBに属する素子アンテナ2の受信信号を合成する合成器、10は合成器8の出力信号と合成器9の出力信号を加算する加算器、11は合成器8の出力信号から合成器9の出力信号を減算する減算器である。
【0015】
この従来例では、主アンテナ1がブロックAとブロックBに分割されており、加算器10の出力信号である信号Σを主アンテナ1の受信信号とし、減算器11の出力信号である信号Δを補助アンテナの受信信号として用いている。
後段の処理は先に説明した図7の従来例と同様である。
【0016】
図9の従来例の構成では、図8に示すように、主アンテナ1となる信号Σのパターンは所望波方向に指向性を有する。一方、補助アンテナ4の受信信号の代わりに用いる信号Δは所望波方向にナル点を有するパターンとなっている。信号Δのパターンは、Σパターンのメインビーム方向に関してみると、図7の従来例で用いる補助アンテナパターンに比べてΣパターンとのゲイン差が小さいので、式(6)において荷重w1の絶対値の大きさがあまり大きくならない。従って、式(2)の処理において補助アンテナ4の受信信号の代わりに用いられる信号Δに含まれる受信機雑音を増幅する影響が小さいというメリットがある。
【0017】
また、信号Δのパターンは所望波の入射方向にナル指向性を有しており、信号Δには所望波成分が含まれないので、サイドローブキャンセラの出力信号において所望波を抑圧することがないという利点がある。
【0018】
以上説明したように、図9の従来例の構成においては、図7の従来例で問題となる干渉波が主アンテナ1のメインローブ方向から入射する場合のS/Nが低下する問題が起こらないことになる。しかしながら、図9の従来例の構成では、図8に示すように信号Δのパターンは、主アンテナ1のサイドローブ方向に多くのナル点を有することが分かる。このため、干渉波がナル点方向から入射する場合には、信号Δには干渉波成分が含まれないことになる。前述したようにサイドローブキャンセラは、主アンテナ1の受信信号から補助信号(図9の従来例の場合は信号Δ)と相関が高い成分を抑圧するように動作するので、補助信号に干渉波成分が含まれなければ、主アンテナ1の受信信号中の干渉波成分を抑圧することが不可能になるという問題がある。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】
従来の干渉波抑圧装置は以上のように構成されているので、干渉波が主アンテナ1のメインローブ方向から入射する場合には、補助信号に含まれる受信機雑音を増幅してサイドローブキャンセラの出力信号のS/Nを低下させるとともに、補助信号に含まれる所望波成分が増幅されてサイドローブキャンセラの出力信号の所望波成分が抑圧されるためにS/Nを低下させる課題があった。
また、干渉波が補助信号パターンのナル点方向から入射する場合には、主アンテナ1に含まれる干渉波成分を抑圧できない課題もあった。
【0020】
この発明は上記のような課題を解決するためになされたもので、干渉波がどの方向から入射する場合でも、干渉波を十分に抑圧することができる干渉波抑圧装置及び干渉波抑圧方法を得ることを目的とする。
【0021】
【課題を解決するための手段】
この発明に係る干渉波抑圧装置は、加減算手段から出力された加算信号の電力と補助アンテナの受信信号の電力とを比較し、その比較結果に応じて加減算手段から出力された差分信号又は補助アンテナの受信信号を選択して出力する選択手段を設けたものである。
【0022】
この発明に係る干渉波抑圧装置は、加減算手段から出力された加算信号の電力が補助アンテナの受信信号の電力より大きい場合、加減算手段から出力された差分信号を選択して出力し、その補助アンテナの受信信号の電力が当該加算信号の電力より大きい場合、その補助アンテナの受信信号を選択して出力するようにしたものである。
【0023】
この発明に係る干渉波抑圧装置は、主アンテナを構成する素子アンテナの受信信号から主アンテナに入射する干渉波の入射方向を推定し、その入射方向に応じて加減算手段から出力された差分信号又は補助アンテナの受信信号を選択して出力する選択手段を設けたものである。
【0024】
この発明に係る干渉波抑圧装置は、干渉波の入射方向が主アンテナのメインローブ方向である場合、加減算手段から出力された差分信号を選択して出力し、干渉波の入射方向が主アンテナのメインローブ以外の方向である場合、補助アンテナの受信信号を選択して出力するようにしたものである。
【0025】
この発明に係る干渉波抑圧装置は、主アンテナを構成する素子アンテナの一部を補助アンテナとして利用するようにしたものである。
【0026】
この発明に係る干渉波抑圧装置は、主アンテナを構成する素子アンテナの受信信号の位相を制御して、その主アンテナの指向性を所望波方向に合わせる制御手段を設けたものである。
【0027】
この発明に係る干渉波抑圧装置は、補助アンテナが複数の素子アンテナから構成されている場合、複数の素子アンテナの受信信号の位相を制御して、その補助アンテナの指向性を干渉波の入射方向に合わせる制御手段を設けたものである。
【0028】
この発明に係る干渉波抑圧装置は、減算結果である出力信号の電力が最小になるような荷重を計算して、その荷重を選択手段の出力信号に乗算するようにしたものである。
【0029】
この発明に係る干渉波抑圧方法は、両合成信号の加算信号の電力と補助アンテナの受信信号の電力とを比較し、その比較結果に応じて両合成信号の差分信号又は補助アンテナの受信信号を選択して出力するようにしたものである。
【0030】
この発明に係る干渉波抑圧方法は、両合成信号の加算信号の電力が補助アンテナの受信信号の電力より大きい場合、両合成信号の差分信号を選択して出力し、その補助アンテナの受信信号の電力が当該加算信号の電力より大きい場合、その補助アンテナの受信信号を選択して出力するようにしたものである。
【0031】
この発明に係る干渉波抑圧方法は、アンテナを構成する素子アンテナの受信信号から主アンテナに入射する干渉波の入射方向を推定し、その入射方向に応じて両合成信号の差分信号又は補助アンテナの受信信号を選択して出力するようにしたものである。
【0032】
この発明に係る干渉波抑圧方法は、干渉波の入射方向が主アンテナのメインローブ方向である場合、両合成信号の差分信号を選択して出力し、干渉波の入射方向が主アンテナのメインローブ以外の方向である場合、補助アンテナの受信信号を選択して出力するようにしたものである。
【0033】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の一形態を説明する。
実施の形態1.
図1はこの発明の実施の形態1による干渉波抑圧装置を示す構成図であり、図において、21は所望波方向に指向性を有する主アンテナであり、主アンテナ21はブロックA(第1ブロック)とブロックB(第2ブロック)に分割されている。22は主アンテナ21を構成する素子アンテナ、23は素子アンテナ22の受信信号の位相を制御する位相制御器、24は主アンテナ21の指向性を所望波方向に合わせるために位相制御器23を制御するビームフォーミング装置である。なお、位相制御器23とビームフォーミング装置24から制御手段が構成されている。
【0034】
25はブロックAに属する複数の素子アンテナ22の受信信号を合成する合成器、26はブロックBに属する複数の素子アンテナ22の受信信号を合成する合成器である。なお、合成器25,26から合成手段が構成されている。
27は合成器25の出力信号と合成器26の出力信号を加算する加算器、28は合成器25の出力信号から合成器26の出力信号を減算する減算器である。なお、加算器27及び減算器28から加減算手段が構成されている。
【0035】
29はブロードな指向性を有する補助アンテナ、30は加算器27の出力信号の電力と補助アンテナ29の受信信号の電力とを比較する電力比較器、31は電力比較器30の比較結果が加算器27の出力信号の電力の方が大きい旨を示す場合、減算器28の出力信号を選択して出力し、その比較結果が補助アンテナ29の受信信号の電力の方が大きい旨を示す場合、補助アンテナ29の受信信号を選択して出力する選択器である。なお、電力比較器30と選択器31から選択手段が構成されている。
【0036】
32は加算器27の出力信号と選択器31の出力信号から荷重を計算する荷重計算部、33は選択器31の出力信号に荷重を乗算する乗算器、34は加算器27の出力信号から乗算器33の出力信号を減算する減算器である。なお、荷重計算部32、乗算器33及び減算器34から減算手段が構成されている。
図2はこの発明の実施の形態1による干渉波抑圧方法を示すフローチャートである。
【0037】
次に動作について説明する。
この実施の形態1では、加算器27の出力信号を信号Σ、減算器28の出力信号を信号Δとし、信号Σのパターンと信号Δのパターンと補助アンテナ29のパターンは図8のように与えられているものとする。なお、信号Σは主アンテナ21の受信信号と同意である。
主アンテナ21の指向性は、ビームフォーミング装置24が位相制御器23を制御することにより、所望波方向に合わせられているものとする。また、信号Δのパターンでは、所望波方向にナルが形成されているものとする。
【0038】
まず、合成器25は、主アンテナ21のブロックAに属する複数の素子アンテナ22の受信信号を合成し、合成器26は、主アンテナ21のブロックBに属する複数の素子アンテナ22の受信信号を合成する。
加算器27は、合成器25,26が受信信号の合成処理を行うと、合成器25の出力信号と合成器26の出力信号を加算し、その加算結果として信号Σを出力する。
また、減算器28は、合成器25,26が受信信号の合成処理を行うと、合成器25の出力信号から合成器26の出力信号を減算し、その減算結果として信号Δを出力する。
【0039】
電力比較器30は、加算器27から信号Σを受けるとともに、補助アンテナ29の受信信号Xを受けると、その信号Σの電力P(Σ)と補助アンテナ29の受信信号Xの電力P(X)を計算し(ステップST1)、信号Σの電力P(Σ)と受信信号Xの電力P(X)を比較する(ステップST2)。
【0040】
ここで、電力比較器30が電力を比較する理由は次の通りである。
図8からも明らかなように、主アンテナ21のメインローブのゲインは、補助アンテナ29のゲインを上回っていることが分かる。即ち、入射波が主アンテナ21のメインローブから入射する場合には、主アンテナ21の受信電力が補助アンテナ29の受信電力を上回る。逆に主アンテナ21のサイドローブから入射する場合には、主アンテナ21の受信電力が補助アンテナ29の受信電力を下回ることになる。したがって、主アンテナ21の受信電力と補助アンテナ29の受信電力を比較すれば、主アンテナ21における干渉波の入射方向が判明するからである。
【0041】
選択器31は、電力比較器30の比較結果に応じて減算器28の出力信号である信号Δ又は補助アンテナ29の受信信号Xを選択し、その選択した信号を信号Xsとして出力する(ステップST3)。
即ち、電力比較器30の比較結果が、加算器27の出力信号である信号Σの電力P(Σ)が補助アンテナ29の受信信号Xの電力P(X)より大きい旨を示す場合には、減算器28の出力信号である信号Δを選択し、補助アンテナ29の受信信号Xの電力P(X)が信号Σの電力P(Σ)より大きい旨を示す場合には、補助アンテナ29の受信信号Xを選択する。
【0042】
荷重計算部32は、加算器27から信号Σを受けるとともに、選択器31から信号Xsを受けると、信号Σと信号Xsに基づいて荷重Wを計算する(ステップST4)。即ち、主アンテナ21の受信信号である信号Σから、補助信号である信号Xsと相関が高い成分が抑圧されるような荷重Wを計算する。具体的には、減算器34の出力信号の電力が最小になるような荷重を求めればよく、最適解は式(3)でx0(t)をΣ、x1(t)をXsに置き換えて与えられる。
【0043】
乗算器33は、荷重計算部32が荷重Wを計算すると、その荷重Wを選択器31の出力信号Xsに乗算する(ステップST5)。
減算器34は、加算器27より出力された信号Σから乗算器33の出力信号WXsを減算し、その減算結果をサイドローブキャンセラの出力信号として出力する(ステップST6)。
【0044】
以上で明らかなように、この実施の形態1によれば、加算器27から出力された信号Σの電力P(Σ)と補助アンテナ29の受信信号Xの電力P(X)とを比較し、その比較結果に応じて減算器28の出力信号である信号Δ又は補助アンテナ29の受信信号Xを選択して出力するように構成したので、干渉波がどの方向から入射する場合でも、干渉波を十分に抑圧することができる効果を奏する。
【0045】
具体的には、例えば、干渉波が主アンテナ21のメインローブから入射する場合には、図7の従来例のように荷重の絶対値が大きくならないため、補助信号の受信機雑音が増幅されない。また、補助信号が所望波成分を含まないので、サイドローブキャンセラの出力信号において所望波の成分を抑圧することがないという効果を奏する。
一方、干渉波が主アンテナ21のサイドローブから入射する場合には、図9の従来例のような補助信号のパターンにおいてナル点が存在しないので、どの方向から入射しても干渉波を抑圧することができる効果を奏する。
【0046】
実施の形態2.
図3はこの発明の実施の形態2による干渉波抑圧装置を示す構成図であり、図において、図1と同一符号は同一または相当部分を示すので説明を省略する。
41は主アンテナ21を構成する素子アンテナ22の受信信号から主アンテナ21に入射する干渉波の入射方向を推定する入射方向推定部、42は干渉波の入射方向が主アンテナ21のメインローブ方向である場合、減算器28から出力された信号Δを選択して出力し、干渉波の入射方向が主アンテナ21のメインローブ以外の方向である場合、補助アンテナ29の受信信号Xを選択して出力する選択器である。なお、入射方向推定部41及び選択器42から選択手段が構成されている。
図4はこの発明の実施の形態2による干渉波抑圧方法を示すフローチャートである。
【0047】
次に動作について説明する。
上記実施の形態1では、選択器31が電力比較器30の比較結果に応じて減算器28の出力信号である信号Δ又は補助アンテナ29の受信信号Xを選択して出力するものについて示したが、選択器42が入射方向推定部41により推定された入射方向に応じて減算器28の出力信号である信号Δ又は補助アンテナ29の受信信号Xを選択して出力するようにしてもよく、上記実施の形態1と同様の効果を奏する。
【0048】
具体的には、まず、入射方向推定部41が主アンテナ21を構成する複数の素子アンテナ22の受信信号E1〜EMから主アンテナ21に入射する干渉波の入射方向を推定する(ステップST11)。
例えば、MUSIC(Multiple Signal Classification)アルゴリズムと呼ばれるアルゴリズムを用いて干渉波の入射方向を推定する。
【0049】
MUSICアルゴリズムは、素子アンテナ22の相関行列の雑音に対応する固有ベクトルが入射方向のステアリングベクトルと直交することを利用して、その固有ベクトルと直交するステアリングベクトルを見つけることにより入射方向を推定するものである。入射方向を推定するアルゴリズムは、この他にも多数提案されているが、もちろんそれらを用いて構成してもよい。
【0050】
選択器42は、入射方向推定部41により推定された干渉波の入射方向が主アンテナ21のメインローブ方向である場合、減算器28から出力された信号Δを選択して出力し、干渉波の入射方向が主アンテナ21のメインローブ以外の方向である場合、補助アンテナ29の受信信号Xを選択して出力する。
その他の動作は上記実施の形態1と同様であるため説明を省略する。
【0051】
実施の形態3.
上記実施の形態1,2では、ブロードな指向性を有する補助アンテナ29を使用するものについて示したが、図5に示すように、主アンテナ21を構成する素子アンテナ22の一部(1本又は複数本の素子アンテナ22)を補助アンテナとして利用するようにしてもよい。
【0052】
素子アンテナ22を1本だけ用いる場合は、一般に指向性がブロードとなるので、上記実施の形態1と同様の効果を奏することができる。加えて補助アンテナを追加する必要がないので、構成が簡単になる効果も奏する。
複数本の素子アンテナ22の受信信号を合成して使用する場合には、素子アンテナ22の素子数や位置に応じた指向性を有することになるので、アンテナパターンのゲインが高い方向から干渉波が入射する場合、荷重計算部32により計算される荷重Wの絶対値が増大するのを抑えることができる効果を奏する。
【0053】
実施の形態4.
図6はこの発明の実施の形態4による干渉波抑圧装置を示す構成図であり、図において、図3と同一符号は同一または相当部分を示すので説明を省略する。
51は補助アンテナ29を構成する素子アンテナ、52は素子アンテナ51の受信信号の位相を制御する移相器(制御手段)、53は複数の素子アンテナ51の受信信号を合成する合成器である。
【0054】
次に動作について説明する。
上記実施の形態1〜3では、特に言及していないが、補助アンテナ29が複数の素子アンテナ51から構成されている場合、複数の素子アンテナ51の受信信号の位相を制御して、補助アンテナ29の指向性を干渉波の入射方向に合わせるようにしてもよい。
【0055】
具体的には、移相器52は、入射方向推定部41により推定された干渉波の入射方向を参照して、補助アンテナ29の指向性が干渉波の入射方向に合うように、素子アンテナ51の受信信号の位相を制御する。
これにより、上記実施の形態2と比べて、補助アンテナ29は干渉波を強いレベルで受信することができるので、例えば、主アンテナ21のサイドローブが高い場合でも、荷重計算部32により計算される荷重Wの絶対値が大きくならないようにすることができる。即ち、補助アンテナ29の受信機雑音の増大を回避することができる効果を奏する。
【0056】
ここでは、補助アンテナ29を構成する素子アンテナ51を主アンテナ21と独立に設けているが、上記実施の形態3と同様に、主アンテナ21を構成する素子アンテナ22の一部を流用してもよい。
【0057】
【発明の効果】
以上のように、この発明によれば、加減算手段から出力された加算信号の電力と補助アンテナの受信信号の電力とを比較し、その比較結果に応じて加減算手段から出力された差分信号又は補助アンテナの受信信号を選択して出力する選択手段を設けるように構成したので、干渉波がどの方向から入射する場合でも、干渉波を十分に抑圧することができる効果がある。
【0058】
この発明によれば、加減算手段から出力された加算信号の電力が補助アンテナの受信信号の電力より大きい場合、加減算手段から出力された差分信号を選択して出力し、その補助アンテナの受信信号の電力が当該加算信号の電力より大きい場合、その補助アンテナの受信信号を選択して出力するように構成したので、干渉波の抑圧低下を防止することができる効果がある。
【0059】
この発明によれば、主アンテナを構成する素子アンテナの受信信号から主アンテナに入射する干渉波の入射方向を推定し、その入射方向に応じて加減算手段から出力された差分信号又は補助アンテナの受信信号を選択して出力する選択手段を設けるように構成したので、干渉波がどの方向から入射する場合でも、干渉波を十分に抑圧することができる効果がある。
【0060】
この発明によれば、干渉波の入射方向が主アンテナのメインローブ方向である場合、加減算手段から出力された差分信号を選択して出力し、干渉波の入射方向が主アンテナのメインローブ以外の方向である場合、補助アンテナの受信信号を選択して出力するように構成したので、干渉波の抑圧低下を防止することができる効果がある。
【0061】
この発明によれば、主アンテナを構成する素子アンテナの一部を補助アンテナとして利用するように構成したので、構成の簡単化を図ることができる効果がある。
【0062】
この発明によれば、主アンテナを構成する素子アンテナの受信信号の位相を制御して、その主アンテナの指向性を所望波方向に合わせる制御手段を設けるように構成したので、サイドローブキャンセラの出力信号のS/Nを高めることができる効果がある。
【0063】
この発明によれば、補助アンテナが複数の素子アンテナから構成されている場合、複数の素子アンテナの受信信号の位相を制御して、その補助アンテナの指向性を干渉波の入射方向に合わせる制御手段を設けるように構成したので、補助アンテナの受信機雑音の増大を回避することができる効果がある。
【0064】
この発明によれば、減算結果である出力信号の電力が最小になるような荷重を計算して、その荷重を選択手段の出力信号に乗算するように構成したので、サイドローブキャンセラの出力信号のS/Nを高めることができる効果がある。
【0065】
この発明によれば、両合成信号の加算信号の電力と補助アンテナの受信信号の電力とを比較し、その比較結果に応じて両合成信号の差分信号又は補助アンテナの受信信号を選択して出力するように構成したので、干渉波がどの方向から入射する場合でも、干渉波を十分に抑圧することができる効果がある。
【0066】
この発明によれば、両合成信号の加算信号の電力が補助アンテナの受信信号の電力より大きい場合、両合成信号の差分信号を選択して出力し、その補助アンテナの受信信号の電力が当該加算信号の電力より大きい場合、その補助アンテナの受信信号を選択して出力するように構成したので、干渉波の抑圧低下を防止することができる効果がある。
【0067】
この発明によれば、アンテナを構成する素子アンテナの受信信号から主アンテナに入射する干渉波の入射方向を推定し、その入射方向に応じて両合成信号の差分信号又は補助アンテナの受信信号を選択して出力するように構成したので、干渉波がどの方向から入射する場合でも、干渉波を十分に抑圧することができる効果がある。
【0068】
この発明によれば、干渉波の入射方向が主アンテナのメインローブ方向である場合、両合成信号の差分信号を選択して出力し、干渉波の入射方向が主アンテナのメインローブ以外の方向である場合、補助アンテナの受信信号を選択して出力するように構成したので、干渉波の抑圧低下を防止することができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1による干渉波抑圧装置を示す構成図である。
【図2】 この発明の実施の形態1による干渉波抑圧方法を示すフローチャートである。
【図3】 この発明の実施の形態2による干渉波抑圧装置を示す構成図である。
【図4】 この発明の実施の形態2による干渉波抑圧方法を示すフローチャートである。
【図5】 この発明の実施の形態3による干渉波抑圧方法を示すフローチャートである。
【図6】 この発明の実施の形態4による干渉波抑圧方法を示すフローチャートである。
【図7】 従来の干渉波抑圧装置を示す構成図である。
【図8】 アンテナパターンを模式的に示す説明図である。
【図9】 従来の干渉波抑圧装置を示す構成図である。
【符号の説明】
21 主アンテナ、22 素子アンテナ、23 位相制御器(制御手段)、24 ビームフォーミング装置(制御手段)、25 合成器(合成手段)、26 合成器(合成手段)、27 加算器(加減算手段)、28 減算器(加減算手段)、29 補助アンテナ、30 電力比較器(選択手段)、31 選択器(選択手段)、32 荷重計算部(減算手段)、33 乗算器(減算手段)、34 減算器(減算手段)、41 入射方向推定部(選択手段)、42 選択器(選択手段)、51 素子アンテナ、52 移相器(制御手段)、53 合成器。
Claims (12)
- 主アンテナを構成する第1ブロックの素子アンテナの受信信号を合成するとともに、その主アンテナを構成する第2ブロックの素子アンテナの受信信号を合成する合成手段と、上記合成手段による両合成信号の加算信号を出力するとともに、両合成信号の差分信号を出力する加減算手段と、上記加減算手段から出力された加算信号の電力と補助アンテナの受信信号の電力とを比較し、その比較結果に応じて上記加減算手段から出力された差分信号又は上記補助アンテナの受信信号を選択して出力する選択手段と、上記選択手段の出力信号に荷重を乗算し、上記加減算手段より出力された加算信号から当該乗算信号を減算する減算手段とを備えた干渉波抑圧装置。
- 選択手段は、加減算手段から出力された加算信号の電力が補助アンテナの受信信号の電力より大きい場合、上記加減算手段から出力された差分信号を選択して出力し、その補助アンテナの受信信号の電力が当該加算信号の電力より大きい場合、その補助アンテナの受信信号を選択して出力することを特徴とする請求項1記載の干渉波抑圧装置。
- 主アンテナを構成する第1ブロックの素子アンテナの受信信号を合成するとともに、その主アンテナを構成する第2ブロックの素子アンテナの受信信号を合成する合成手段と、上記合成手段による両合成信号の加算信号を出力するとともに、両合成信号の差分信号を出力する加減算手段と、上記主アンテナを構成する素子アンテナの受信信号から上記主アンテナに入射する干渉波の入射方向を推定し、その入射方向に応じて上記加減算手段から出力された差分信号又は補助アンテナの受信信号を選択して出力する選択手段と、上記選択手段の出力信号に荷重を乗算し、上記加減算手段より出力された加算信号から当該乗算信号を減算する減算手段とを備えた干渉波抑圧装置。
- 選択手段は、干渉波の入射方向が主アンテナのメインローブ方向である場合、加減算手段から出力された差分信号を選択して出力し、干渉波の入射方向が主アンテナのメインローブ以外の方向である場合、補助アンテナの受信信号を選択して出力することを特徴とする請求項3記載の干渉波抑圧装置。
- 主アンテナを構成する素子アンテナの一部を補助アンテナとして利用することを特徴とする請求項1から請求項4のうちのいずれか1項記載の干渉波抑圧装置。
- 主アンテナを構成する素子アンテナの受信信号の位相を制御して、その主アンテナの指向性を所望波方向に合わせる制御手段を設けたことを特徴とする請求項1から請求項5のうちのいずれか1項記載の干渉波抑圧装置。
- 補助アンテナが複数の素子アンテナから構成されている場合、複数の素子アンテナの受信信号の位相を制御して、その補助アンテナの指向性を干渉波の入射方向に合わせる制御手段を設けたことを特徴とする請求項1から請求項6のうちのいずれか1項記載の干渉波抑圧装置。
- 減算手段は、減算結果である出力信号の電力が最小になるような荷重を計算して、その荷重を選択手段の出力信号に乗算することを特徴とする請求項1から請求項7のうちのいずれか1項記載の干渉波抑圧装置。
- 主アンテナを構成する第1ブロックの素子アンテナの受信信号を合成するとともに、その主アンテナを構成する第2ブロックの素子アンテナの受信信号を合成すると、両合成信号の加算信号を出力するとともに、両合成信号の差分信号を出力し、その加算信号の電力と補助アンテナの受信信号の電力とを比較し、その比較結果に応じて当該差分信号又は上記補助アンテナの受信信号を選択して出力し、その出力信号に荷重を乗算して、その加算信号から当該乗算信号を減算する干渉波抑圧方法。
- 両合成信号の加算信号の電力が補助アンテナの受信信号の電力より大きい場合、両合成信号の差分信号を選択して出力し、その補助アンテナの受信信号の電力が当該加算信号の電力より大きい場合、その補助アンテナの受信信号を選択して出力することを特徴とする請求項9記載の干渉波抑圧方法。
- 主アンテナを構成する第1ブロックの素子アンテナの受信信号を合成するとともに、その主アンテナを構成する第2ブロックの素子アンテナの受信信号を合成すると、両合成信号の加算信号を出力するとともに、両合成信号の差分信号を出力し、上記主アンテナを構成する素子アンテナの受信信号から上記主アンテナに入射する干渉波の入射方向を推定し、その入射方向に応じて両合成信号の差分信号又は補助アンテナの受信信号を選択して出力し、その出力信号に荷重を乗算して、その加算信号から当該乗算信号を減算する干渉波抑圧方法。
- 干渉波の入射方向が主アンテナのメインローブ方向である場合、両合成信号の差分信号を選択して出力し、干渉波の入射方向が主アンテナのメインローブ以外の方向である場合、補助アンテナの受信信号を選択して出力することを特徴とする請求項11記載の干渉波抑圧方法。
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