JP3901583B2 - 可撓性断熱ヒータ - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、一般的には、加熱を要するパイプ又は異形の物体を囲む可撓性断熱ヒータに関し、特に、パイプ及び他の導管のような二次元の曲面、或いは球体、サドル、バルブ、エルボ継ぎ手、又はT型継ぎ手のような三次元の何れかを有する物体を加熱する構造物に関する。本発明はまた、このような加熱用構造物を形成する比較的薄い非伸縮性ヒータマットを金型で囲みそれに接着される比較的厚く伸縮性のあるポリマー発泡絶縁物に関するものである。
【0002】
【従来技術】
半導体製造、化学処理、プラスチック製造、食品処理、機器製造、及び二次元又は三次元の曲面を有し、加熱又は断熱を要するパイプ、マッサージ具、身体及び他の導管の製造産業、特に、液体又はガスに限定された加熱又は冷却物を特定の温度で搬送し、又は蒸発性の材料の固化を防ぎ、そしてそれに伴う問題、即ち、パイプ、チューブ、身体、その他の導管の内壁への堆積を防ぐことを要する製造産業では、ヒータはよく用いられる。ヒータは、周囲の空気から熱絶縁され、必要出力を減少し、露出するヒータの外側温度を最小にし、それに触れるかもしれない人間を火傷させないようにすることが求められる。
【0003】
例えば、低圧化学蒸着(LPCVD)及びアルミニウムエッチングのような半導体製造工程は、反応処理室内及びそこから排出するガス内に、塩化アンモニウムガス(NH4Cl)又は、塩化アルミニウムガス(ALCl3)のような副生物を発生する。塩化アンモニウムガスは固化し付着し、排気又は処理の際、バキュームポンプ及び他の機器へガスを送る非加熱パイプの内壁のような冷表面に固形層を形成する。反応処理室から下流のパイプ、ポンプ及び他の機器内の固形層は、パイプを部分的に又は、完全に塞ぎ、ポンプ又は他の機器を破損し、バキュームコンダクタンスを減じ、製造処理内で用いられているパイプ、ポンプ及び他の機器を機能的に不能にする。固形層は又、パイプ面を剥がし、製造処理内の汚染源となる。半導体チップを形成するのに用いられる基板ウエハー上に窒化ケイ素を堆積させる減圧CVD処理は、例えば窒化ケイ素の堆積が生じている反応室内の副生物として、大量の塩化アンモニウムを発生することにより、この種の固形層を生ずる。塩化アンモニウムガスは、300ミリトールで100℃より低い温度において曲形的に昇華する。塩化アンモニウムガスが、一旦反応室を出て冷却されると、塩化アンモニウムの昇華は白色の結晶物を、製造システム内のパイプ及びポンプの内側のような、全ての非加熱面に形成し層となる。昇華した塩化アンモニウムは、剥がれ落ち、反応室に逆流し、室内の基板ウエハーを汚染する。そのような汚染が生ずると、製造システムは閉鎖され、一方、結晶物はシステムの外で形成され、そして塞がれたパイプやポンプをきれいにし、又は取り替えねばならない。更に基板ウエハー又は半導体チップは、修理又は使用不能な程、汚染されることもある。塩化アンモニウムガスが製造システムを固形化させ、詰まらせ、又は汚染するのを防ぐには、ヒータをパイプの周りに置き、ガスが効果的に、又効率よく集められる領域まで、ガスの冷却、昇華、固化、諸凝固を排除することが必要である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上記のパイプを含む対象物を加熱し、又は断熱するためのヒータ又は他の装置は公知である。例えば、Mathievに対し発行された米国特許第4,429,213号は、電気加熱される流体導管を開示し、そのヒーターは、断熱された電気導体と発泡絶縁層によって巻かれた薄い層とを含む。しかし、この発明は、非金属、非電気導体パイプに用いられ、押し出し処理なので、非管状又は非円筒状のヒータを成形するには適しておらず、又、成型した後は取り外すことが出来ない。 Petronkoに対し発行した米国特許第4,025,605号は、熱絶縁パイプ装備の為の、取り外し及び再使用可能のジャケットを開示する。
【0005】
しかし、そのジャケットはヒータではなく、通常、硬い外層を必要とする。更に内側及び中間層は容易には外せず、又パイプに再取付は出来ない。
【0006】
Noma et al.に対し発行された米国特許第4,281,283号は、写真コピー機の蛍光又はヨウ素ランプを予加熱する取り外し可能な管状ジャケットを開示し、ランプスイッチを入れた時、即時にスタートするようにしたものである。それは、二個のシリコンゴムの間に挟まれた電気抵抗の加熱線を有し、そのゴムは、加熱される電球とマッチできるように、電球と同じ径または電球より僅かに小さい径を有するように熱硬化されている。従って、電球の表面にマッチした弾性形状を有する利点がある。成型形状を保持するための充分な張度を得る為、シリコンゴム層はかなり厚く、または少なくとも、外層は全く硬くなければならない。
【0007】
Noma et al.は実施例として、夫々1mm、合計少なくとも2mm(0.0787インチ)の二層を用いている。勿論、薄いシリコンゴムシートは、所要の形状を保つ強度は持たないであろう。従って、Noma et al.は、シリコンゴム層を良好な伝熱のため薄く作り、外周面を囲む合成樹脂の好ましい補強層を明記している。彼等はまた、外側シリコンゴム層は内側シリコンゴム層より硬く、内外シリコン層はほぼ同じ厚さではあるが、内側シリコンゴム層に弾力的圧力を与え、熱が効率よく半径外方に伝わることを明記している。この熱伝導は熱絶縁よりもNoma et al.にとっては蛍光又はヨウ素球を予加熱する上には望ましい。その理由は、一度、球がスタートし、自身の熱を発するようになれば、その予熱は急速に外に放出しなければ、球はオーバーヒートし、破損するからである。従って、そのような球予加熱付与には熱絶縁は望ましくなく、その熱伝導シリコンゴムはその目的には充分である。Noma et al.は、球からの光を半径方向外方に放出する為に大きな開口を必要とするので、Noma et al.によるそれは、球の一部だけがヒータによってカバーされればよいと言う事実によって助けられている。従って、彼等は、加熱すべき電球より小さい径の心棒に二枚のシリコンゴムシートを硬化することを開示している。その結果、球に載せる時、ヒータは、それ本来の弾性バイアスに抗して、成型又は硬化径よりも大きく拡げられる。それは、球の表面上のヒータの半径方向内方にクランプする弾性バイアスを維持することを容易にしている。開口の広い間隙、何れにしても、その間隙は球からの光を放出する上で重要であるから、その広さは問題ではない。
【0008】
本特許出願の譲受人であるMKS Instrument,Inc.のHPS Division及び、Watlow Electric,Inc.は、半導体加工産業のためのパイプ、弁体等を主として加熱する為の別の加熱装置を開発した。彼等のVacuCompTMシリーズ43バルブヒータジャケット、可撓性ヒータジャケット、直線部ヒータジャケット、折曲部ヒータジャケットはその例であり、それ等は、ファイバーグラスで補強されたシリコンマットを用いている。そのマットは平坦で平らなパターンに切断される。そのパターンは三次元に引張られると、パイプの三次元の形状に一致するようになっている。シリコン発泡ゴムの平坦シートが、幾分同様な形状であるが小さくカットされ、次に断熱のためヒータマットの非被覆エッジ部を残して、露出平坦面に接着される。そのエッジ部はシリコン発泡ゴム断熱シートから横方向及び外方に伸びる部分である。レースフック及びレースがヒータの非被覆エッジ部に取り付けられる。それは、パイプヒータ構造を、弁体、可撓性で、曲線及び直線パイプ部及び他のパイプ成分の外周の三次元形状に引張り固定するためである。しかしながら、この種のヒータ構造には実質上の限界及び欠点がある。例えば、ほぼ平坦に作られたこれ等のパイプヒータには、パイプヒータがパイプの曲面に一致するように変形する湾曲量に限界がある。4インチ径の大管のような大径曲面は、よくカバーされる。しかし、「スプリングバック」又はその元の形状に復帰する本質的な傾向と言う弾性平坦形状記憶の問題がある。そのような形状記憶又は「スプリングバック」は、小径の対象物にヒータを取り付けるのが非常に困難となっている。この問題は約2インチ又はそれ以下の径に対して重要であり、対象物の曲面に正確にヒータを一致させるのは殆ど不可能で、対象物とヒータの間に間隙が残ることになる。そのような空隙は、ヒータから対象物への熱伝導を阻止する。「スプリングバック」問題は、対象物が複雑な曲線をしていると、更に激化される。又、シリコン発泡ゴム絶縁層は熱損失を減少させるが、そのメリットが生かされない。第一に、シリコン発泡ゴムでカバーされていないヒータマットの露出エッジは周囲空間にかなりの熱を放出する。第二に、レースフック取付構造は、それに隣接するヒータマットの露出エッジをパイプから離すように物理的に保持し、それにより、ヒータマットとパイプ表面との間にエアーギャップを形成する。又、金属製のレースフックは熱いパイプに接触して非常に熱くなり、熱を放散するばかりでなく、それに触れる人に火傷を負わせる。更に又、層が充分に薄く可撓性が高く、曲面形状を小さく、又「スプリングバッグ」問題を少なくする、例えば、0.045インチ厚のファイバーグラス補強のシリコンゴムヒータマット及び1/8〜1/4インチ厚のシリコン発泡ゴム断熱層の場合、断熱効果は、表面温度に対する工業基準には足りない。
【0009】
パイプ加熱用のシリコンゴム上に作られたヒータにおける欠点はVacuCompTMシリーズ43バルブヒータジャケット及びT形ヒータジャケットに表れてきた。これらのジャケットは、2インチ又はそれ以下位の小型パイプに適用されるヒータの為の本特許出願人の譲受人であるコロラド州プルダーのMKS Instruments.Inc.のHPS Division及び Watlow Electric Inc.,によって開発されたものである。これらのヒータでは、ファイバーグラスで補強された二枚の薄いシリコンゴムシートの間に挟まれた抵抗線の加熱素子によりなる極めて薄いヒータマットが、加熱されるパイプと同じ大きさと形の軸の回りに巻かれ、厚いシリコンゴムジャケットがヒータマットの上にパイプ成分の形に成形硬化され、その形と大きさを維持する構成となっている。ヒータマットは、全体が1.2mm(0.045インチ)の薄さで、電気抵抗の電熱線が、パイプとの間に0.6mm(0.023インチ)のシリコーンゴム及びファイバーグラスのみを有するパイプ表面に非常に近くに置かれている。約5mm(0.2インチ)でヒータの形を維持するようにしたヒータマットの回りのシリコンゴムは一側に沿って長手方向に裂かれ、加熱されるパイプの最大部を越えてスリップするに充分な大きさに拡げられる。それは、シリコンゴムが、その材料構造において、充分な弾性記憶を有し、ヒータを成形の形及び大きさに戻す可能性があるからである。このことは、ある程度では可能であるが、満足するほどのレベルまでいっていない。事実、シリコンゴムは本質的に非常に濃密で、僅かに変形する固まりで、硬化処理において充分な内部分子応力に発展し、実際に、その構造を成形形状から離れて変形し、僅かに開いた形成に偏移させるように見える。
【0010】
Noma et al.の場合は、小さい軸の回りにシリコンゴムを成形することにより、ランプ予加熱に対するそのような問題は解消することが出来たが、その解消手段はジャケットとヒーターマットの間のギャップ又は孔が加熱効果を下げ望ましくない加熱ロスを許すパイプヒータには利用出来ない。ヒータジャケットの外用に巻かれた帯は加熱されているパイプ上にヒータマットを押し付け保持することは出来るが、ヒータマットとパイプ成分との間、特に帯の間に、なおもギャップが残り、ヒータマットからパイプへの熱伝導を阻止する。上記のようにNoma et al.のヒータにとって、シリコンゴムは非常に濃密で固形材料として、約0.28乃至0.30(ワット/メータ−K)の範囲の伝導係数で良い熱伝導を有しているが、VacuCompTMシリーズ43シリコンゴムヒータにとって熱の損失は非常に大きな問題である。従って、シリコンゴムジャケットは熱をヒータマットから外方の周辺面に伝えてしまう。この特性は、シリコンゴムジャケットから熱を大気に放出すると言う損失ばかりでなく、如何にヒータマット及びパイプの湿度が維持されているかによるが、シリコンゴムジャケット外周面をヒータの作動中非常に熱くする。ヒータマットとパイプ成分の境界における温度が140℃乃至160℃の範囲にある場合、VacuCompTMシリーズ43シリコンゴム肘ヒータジャケット及びT型ヒータジャケットの外周面は、室温が約20〜22℃(68〜72F)の時、約120℃及び130℃で、これは触れる人を火傷させるに充分な熱さである。安全の為、或る工場では、パイプヒータ最高表面温度を火傷を防ぐように規制している。例えば、IBM Corporationは、半導体加工設備で用いられるプラスチック及び他の低熱伝導機器の表面を75℃(107F)に決めている。VacuCompTMシリーズ43シリコンゴム肘ヒータージャケット及び下型ヒータジャケットはこれ等の基準に合致しない。
【0011】
従って、ヒータ技術が良好に発展したにもかかわらず、所定の位置に置かれたパイプ及び配管にすばやく又容易に取付けることができ、そして熱を効率よくパイプに伝え、且つそれを効果的に維持することのできる、使用容易で、より効果的なヒータ及び断熱装置が望まれる。
【0012】
本発明の一般的な目的は、二次元又は三次元の曲面を有する対象物を加熱する可撓性ヒータを提供するにある。
【0013】
本発明の他の一般目的は、加熱対象物の形状および寸法に適合するヒータを提供するにある。
【0014】
本発明の他の一般目的は、二次元または三次元の曲面を有する対象物ネットワークを加熱するシステムを提供するにある。
【0015】
本発明の更に一般的な目的は、すばやく且つ容易に対象物から取外し又そこへ再取付できるヒータを提供するにある。
【0016】
本発明の特定の目的は、対象物に直接接近する加熱要素を有する、二次元又は三次元曲面の対象物に対応できるヒータを提供するにある。
【0017】
本発明の更に特定の目的は、熱をパイプに対し半径方向内方に伝え、一方、熱が半径方向外方に伝わるのを断ち、ヒータの外周面温度を最低にし、触れる人の火傷を防ぐことの出来る、二次元又は三次元表面を有する対象物に対応できるヒータを提供するにある。
【0018】
本発明の他の目的は、二次元又は三次元曲面の対象物に対し、美的満足感を与え、また配管ネットワークに沿ってヒータシステムを形成するために、同様の特性を有する複数のヒータを含むヒータアセンブリを提供するにある。
【0019】
本発明の他の目的、利点及び新規な特徴は、以下に説明され、以下を検討することにより明らかになり、又は本発明を実施することにより教示されるであろう。本目的及び利点は、添付のクレームで指摘した機器手段及び組合せにより実現できる。
【0020】
【課題を解決するための手段】
上記の目的及び他の目的を達する為、また本発明の目的に従って、ここに実施し広く述べたように、本ヒータ装置は薄く、可撓性で、しかも実質的に非伸縮性ヒータマットを有し、そのマットは、ファイバーグラス補強のシリコン固形ゴム、又は大きさ及び形状において類似の性質を有する二枚のシートに挟まれた電気加熱要素を有し、加熱されるべき対象物の形に一致するものであり、更にヒータ装置はヒータマットの上に成形されたスポンジ又は発泡ゴム断熱ジャケットを有し、そのジャケットは外力で変形するが、外力を除いた時は、原形及び大きさに弾性的に復帰するようになっている。電気制御回路が熱を監視して破損を防ぎ、多数のヒータが共通温度監視機器と一緒に鎖状連結できる。
【0021】
上記及び他の目的を達する為、更に本発明は可撓性断熱ヒータを製造する方法を提供する。その方法は、加熱されるべき対象物と同じ大きさ、形を有する心棒に巻き付かれた二枚のシート(両シート間に電熱部材が埋められている)を硬化養生させる工程を含む。シリコンスポンジ又は発泡ゴム(又は類似の性質を有する他の材料)が心棒上のヒータマット要素の回りに成形されると共に、電気接続用の部品も埋め込まれる。
【0022】
【発明の実施の形態】
図1は、単一構造または複合構造を有する物体(例えばパイプPの一部)に用いられる本発明のフレキシブル断熱ヒータ30を示している。該ヒータ30は好ましくは、加熱される物体例えばパイプの曲面に合わせてサイズ的におよび形状的に加工される。図1に示す一直線状のパイプは、単一構造を有する物体の一例である。複合構造を有する物体例えばエルボ継ぎ手およびバルブ等に搭載されこれらを加熱するように形状加工およびサイズ加工された他の実施形態は、後で説明される。
【0023】
本発明のフレキシブルヒータ30は、断熱材の非伸縮性ヒータマット34と断熱材の伸縮性ジャケット36とを有して構成されている。ヒータマット34とジャケット36は、特有の弾力性および半径方向の内向けバイアスまたは材料記憶性を形成させるように互いに接着されている。該半径方向の内向けバイアスまたは材料記憶性によって、ヒータマット34は、加熱される物体またはパイプPの表面に接触して保持されるようになり、ヒータマット34からの熱流が半径方向に沿って加熱対象物またはパイプへ誘導される。この際、逆方向の熱流が防止される。
【0024】
図1および図2に示すように、本発明のヒータ30は、ヒータマット34がパイプの外面に接触できるようにパイプPに装着されている。それにより、ヒータマット34が発生した熱が主に伝導により直接にパイプPに移転される。ジャケット36は、断熱材で作られているが、ヒータマット34およびパイプPより低い熱伝導性を有し、ヒータマット34を覆うように装着されている。ジャケット36は、加熱される物体またはパイプより低い熱伝導性を有するため、ヒータマット34により発生した熱は、主として半径方向に沿って内向きにパイプへ流れており、逆方向の熱流が極めて少ない。このような構造により、ヒータマット34からパイプPへの伝熱が効率的に行われ、ジャケット36を経て外側へ逃げる熱損失が防止される。従って、ジャケット36の外周面は、比較的冷たい状態となり、或いは手で触ると暖かく感じるだけで、ヒータ30を触る可能性のある人は、火傷から免れるようになる。
【0025】
図3および図4に示すように、ヒータ30は、ジャケット36とヒータマット34とを貫通するようにヒータの長手方向にスリット31を形成させている。従って、該スリット31を形成するヒータ30の端縁面42,43は、互いに分離されてパイプPをヒータ30内に挿入することができるようになっている。図1に示すように、一対の帯環46,47は、上記スリット31を跨るようにヒータ31の外周面114に巻回されて、ヒータ30をパイプPに固定するとき用いられる。フックファスナまたはループファスナ35,37は、各帯環46,47の両端を1箇所に留めるために使われているので、上記スリットを形成させるヒータ30の端縁面42,43は、互いに分離されることなく、ヒータ30がパイプPから不意に離脱することが防げるようなっている。プラグ118を有する電源コード48は、ヒータ30の下面に装着した装飾性オーバーモールド50に接続されている。この電源コード48は、シリコンゴムで被覆されたガラスファイバー製のスリーブにテフロンリード線を挿通して構成されたものである。プラグ受け119を有する上記以外の電源コード49は、オーバーモールド50から延びており、隣接のヒータ(図示せず)へ電源を供給できる構成となっている。
【0026】
図1〜3に示すように、ヒータマット34は好ましくは、互いに積層された2枚のガラスファイバー強化のゴムシート(38,39)間に電気抵抗の電熱線材40を挟んで構成されている。電気抵抗の発熱ワイヤ40は、ニッケル−クロム、ニッケル−クロム−鉄、ニッケル−銅、またはニッケル−鉄で作られたものであり、或いは、電流に対して充分な抵抗を示し大量に発熱する性質と電流が流れるとき発生した熱に耐える充分な高融点とを有する市販のものを使用しても良い。加熱対象物が図1〜図5に示すパイプPであった場合、ヒータマット34は、パイプPの曲面形状に合わせて形状的およびサイズ的に中間加工されることが必要である。ゴムシート(38,39)、或いは少なくともゴムシート38を薄くすることが望まれている。ゴムシート38を薄くすることによって、電熱線材40をパイプPに接近させることができる。このように、電熱線材40とパイプPとの間に介在される内側ゴムシート38は、電熱線材40からパイプPへの伝熱にとって大きな伝熱抵抗にならない。断熱材例えばポリマー発泡体またはシリコンスポンジゴムで作られたジャケット36は、ヒータマット34の外面に合わせて成形されて付着される。従って、ヒータマット34は、パイプPの表面形状に応じて形状および寸法上は補足されるようになる。断熱性ジャケット36は、パイプPより低い伝熱性を有しているので、電熱線材40からの熱が半径方向に沿って外側へ逃げることが防止される。なお、ゴムシート38を通過してパイプPへ流れる熱に対する抵抗が少なくなっている。また、該断熱ジャケット36は、ヒータ30を触る可能性のある人を火傷から守る役割を果たしている。
【0027】
図1に示すように本発明のヒータをパイプPに用いるとき、ヒータマット34およびジャケット36は、端縁面42,43が互いに接触できるように形状および寸法上の加工がされており、少なくともヒータがパイプPに装着された際に端縁面42,43が互いにほぼ接触するように形状および寸法上の加工がされている。また図4に示すように、ヒータマット34およびジャケット36は、端縁面42,43を強力に分離させヒータ30を開いてパイプPに装着できるように充分な弾力可撓性を有している。そして、加熱対象物の表面形状に応じて形状および寸法上の加工がされているヒータマット34の外面(即ち外側ゴムシート39の露出面)に、型を用いることによって、マット34より優れた伸縮性および圧縮性の弾力材例えばポリマー発泡材でジャケット36を成形させ付着する。このようにして、ヒータマット34とジャケット36の内層51が相互滑動できるように互いに付着されることになる。従って、ヒータマット34は実質上は非伸縮性かつ非圧縮性であるのに対してジャケット36は伸縮性かつ圧縮性であるため、図4に示す力(F,F’)により端縁42,43を強力に相互分離させると、ジャケット36の外層52が圧縮力の矢印45で示すように圧縮されるようになる。換言すれば、ジャケット36を構成する発泡材は非圧縮性ではあるが、該材料が上記のような圧縮に抵抗し、圧縮力矢印45の方向で働く固有の弾力性を持っている。上記の開き力(F、F’)がジャケット36を構成する発泡材の固有圧縮抵抗を打ち勝つと、ヒータ30は図4に示すように最初の形状から変形するようになる。一方、開き力(F、F’)が解消されると、ジャケット36の外層にある圧縮力45によってヒータ30は、最初のシリンダー形状または他の形状に戻る。結果として、薄くて湾曲可能で実質上は非伸縮性かつ非圧縮性のヒータマット34に弾力性かつ圧縮性のジャケット36を接着させることによって、ヒータ最初の形状に戻る傾向が保たれて、加熱対象となるパイプPの表面にヒータマット34が接触するようになる。その際、電熱線材40がパイプPの外面に接近しているため、電熱線材40からパイプPへの電熱が効率よく行われることになる。一方、ヒータマット34から半径方向に沿って外側への電熱が、ジャケット36によって隔絶され或いは抑制されるようになる。帯環46,47は、必要に応じてヒータ30を加熱対象のパイプPまたは他の物体に充分に巻回すために設けられている。なお通常は、ヒータ30は最初の形状に戻る偏倚弾力性を持っており、該偏倚弾力性によりヒータマット34とパイプPとの間の接触は良く保たれるようになる。
【0028】
図5に示すように、ヒータ30は、ヒータマット34からヒータ30の外表面まで延びる制御用キャビティ115を断熱材のジャケット36に形成させている。ヒータマット34に嵌入された電熱線材40は、金属部材の目孔136に終わっており、制御用キャビティ115内で電源コード48との電気接続点を形成させている。それにより、電流が電熱ワイヤ40を流れてヒータマット34内に熱を発生することができる。また電熱線材40を、キャビティ115に配置されているフューズ、制御回路、定温保持器、および他の電気回路に接続することもできる。更にヒータ30は、制御キャビティ115に配置されているモニター定温保持器(図示せず)を有するが、該モニター定温保持器は電源コード48とも電熱線材40とも接続されていない。
【0029】
ヒータ30を製造する好ましい方法としては、ヒータマット34を製造するため加硫技術(特に完全加硫技術)を使用し、硫化されたマット34を覆うように型枠を用いて発泡体の断熱材ジャケット36を形成させることによって、最終製品の可撓性ヒータ30が得られる。このような形成過程では、ポリマー発泡の断熱材、シリコンスポンジゴム、シリコン発泡ゴム、または他の適正な材料を使用してジャケット36を形成させる。この方法によって、単一軸のヒータ例えば図1および図2に示すパイプヒータ30を製造できるだけではなくて、複雑な三次元のヒータ、例えば図6に示すエルボ型のヒータ52(エルボ型の管路継ぎ手を覆って加熱するためのもの)、図7に示すT型のヒータ(T型の管路継ぎ手を覆って加熱するためのもの)、図8に示すバルブヒータ(弁体を覆って加熱するためのもの)等を製造することもできる。
【0030】
さらに図1〜4に示すように、シリンダー状ヒータ30における2枚の薄材シート38,39(0.014〜0.03インチ、即ち0.356〜0.762mm)は、ガラスファイバー強化のシリコンゴムシートで作られている。シート38,39は、薄い厚みを有し良好な伝熱性を持つ非伸縮性かつ非圧縮性の材料のガラスファイバー強化のシリコンゴムで構成されている。そしてシート38,39は、高い熱安定性と低い燃焼性とを有すると共に、電熱線材40からの熱による損傷を免れれるようになっている。また、両シート間に嵌入された電熱線材40に絶縁被覆を施していない場合、シート38,39は、誘電材料(電気絶縁体)で構成することが求められている。更に好ましくは、シート38は、例えばPermacel#5012で、シート39は、例えばPermacel#564(共にPermacel社製)で作られている。ここでPermacel#5012およびPermacel#564は、共にシリコンゴムの被覆を有するガラスファイバーである。
【0031】
ヒータマット34における2枚のシート38,39は、電熱線材40の両側に配置して互いに積層されて、電熱線材40のために熱安定で電気絶縁な防護壁を形成させている。電熱線材40は、両シート38,39間に挟まれるので、ヒータマット34に嵌入されることになる。上述のように電熱線材40は、ニッケル−クロム、ニッケル−クロム−鉄、ニッケル−銅、またはニッケル−鉄で作られたものである。また、パイプPへの良好な伝熱がはかるように、このような電熱線材40は、ヒータマット内に充分な密度で分布されるべきである。さらに電熱ワイヤ40は、ガラスファイバーの芯線に支持され或いは支持されていない単一線或いは多束線である。図面では、一種の電熱線材40を示しているが、ヒータマット34に熱を発生するためなら、他のタイプの電熱ワイヤも使用可能となっている。例えば、フォイル材、化学的にエッチングされたフォイル材、蒸着フィルム、電導性ポリマー、厚いフィルムペーストを用いてヒータマット34内に熱を発生することができる。
【0032】
ヒータマット34に付着される断熱材のジャケット36は、シリコンスポンジゴムまたはシリコン発泡ゴムで作られている。シリコンスポンジゴムまたはシリコン発泡ゴムを用いるその理由は、シリコンスポンジゴムまたはシリコン発泡ゴムがヒータマット34のシリコンゴム表面に良く付着するだけでなく、大量の熱に対して耐えることができるからである。例えば、必要に応じてパイプPを200℃まで加熱することがある。シリコン発泡体もジャッケト材として望ましい。その理由は、シリコン発泡体は大量の空気袋を含んでいるからである。例えば、断熱材のジャッケト36に用いられれるシリコンスポンジまたはシリコン発泡ゴムは、空気含有量が80%である。また、シリコン発泡体のヤング係数(剛性)は、空気の3/4であり、或いは固体ゴムの1/4である。ある材料のヤング係数が高ければ高いほど該材料の剛性が高いと言われている。
【0033】
上記のような空気の存在は、ジャケット36の伝熱性およびヤング係数を低下させるので、ジャケットとしての質を高めることになる。低下した伝熱性によって熱損失が抑制されて、ジャケット36の外面温度も低下される。また、低下したヤング係数によって、パイプに装着できる充分なフレキシブル性を有し且つ充分な厚みを有するジャケットが製作される。即ち、良好かつ充分な記憶性を有しフレキシブル非伸縮性のヒータマットと結合できるジャケット構造が形成される。空気発泡がない場合、ヒータ30は2インチの厚みを有さなければならないが、これは高価なゴムの浪費を招き、ヒータの剛性が高まり、結局、ヒータをパイプPに装着できなくなる。
【0034】
好ましくは、シリコン発泡体例えばゼネラルエレクトリク社製のRTF700を用いる。これは、ゼネラルエレクトリク社製のRTF700が所要の熱安定性および接着性を有しているからである。また、RTF700シリコン発泡体は、177℃の温度下で連続作業できる性質をもつ多成分のシリコン発泡体である。各成分の混合比変化によって、異なる物性をもつ発泡体が形成される。例えば、混合比変化によって、高い或いは低い密度を有して高い或いは低い伝熱性を有する発泡体が得られる。
【0035】
ジャケット36を構成するシリコンスポンジゴムまたはシリコン発泡ゴムは、従来のジャケットを構成する固体シリコンゴムと比べて幾つかの利点を有している。例えば、本発明のジャケット36を構成するシリコンスポンジゴムまたはシリコン発泡ゴムは、固体シリコンゴムより優れた断熱性を持つだけではなく、ガラスファイバーにより補強され可撓性と非伸縮性とを有する薄いシリコンゴムの加熱マット34と結合するとき、従来のヒータにおけるシリコンゴム製のジャケットと比べて、パイプPの表面形状に応じる最初形状および寸法に戻るために優れた記憶性を持っている。従来のジャケットと比較してみると、本発明のジャケットが持つ利点は、以下のようにまとめることができる。まず、本発明のジャケット36を構成するシリコンスポンジゴムまたはシリコン発泡ゴムは、従来の固体シリコンゴムより低い密度を有するので、硬化に際して固体シリコンゴムほどの内部分子応力がない。それにより、固有の内部バイアスが生じ、該内部バイアスがジャケットの最初形状および寸法から半径方向に沿って外側へ向かっている。また、本発明のジャケット36を構成するシリコンスポンジゴムまたシリコン発泡ゴムのヤング係数は、従来のジャケットを構成する固体シリコンゴムより遥かに低い。それにより、本発明のジャケットは従来のジャケットより高い弾力性を有すると共に、より変形しやい性質を持っている。従って、ジャケット36とヒータマット34との付着面近傍の(ジャケット)内部分子バイアスによって、ヒータ30の構造に微小な半径方向の外向きバイアスが付加される。なお、この(ジャケット)内部分子バイアスが、シリコンスポンジゴムまたはシリコン発泡ゴム内の圧縮力45によって、容易に解消され或いは作用しなくなる。さらに、本発明のジャケット36を構成するシリコンスポンジゴムまたはシリコン発泡ゴムの伝熱係数は、0.06〜0.12ワット/メータKである。従って、ジャケット36の表面を75℃以下の温度に維持する充分な断熱性を提供するためのシリコンスポンジゴムまたはシリコン発泡ゴムの厚みは、構造の観点から見ても非常に有利な範囲に入っている。例えば、伝熱係数が約0.85であった場合、ヒータマット34で150℃の温度は、約1/2インチのシリコンスポンジゴムまたはシリコン発泡ゴムによって75℃まで下がることになる。
【0036】
図24および図25に示すように、シリコンスポンジゴムおよびシリコン発泡ゴムは、所定範囲内の圧縮係数を有している。該範囲内の圧縮係数は、ジャケット36とヒータマット34とを最初の形状に戻すための有効な力で圧縮変形に抵抗することができる。さらに図3および図4に示すように、外力F、F’によりヒータ30が半径方向に外側へ変形しようとするとき、ジャケットは矢印45で示すように圧縮される。より厳密に言うと、応力の断面41がジャケット36の断面に形成している。ここで、ヒータマット34が非伸縮性かつ非圧縮性であるため、圧縮応力41の中立軸がヒータマット34によって形成される。この場合、外表面114(ヒータマット34からの距離:d)における応力が最大となり、ヒータマット34における応力が0となる。従って、距離dの瞬間アームに作用する外表面114における応力によって、変形したヒータマット34を最初の形状および寸法に戻すためのfxdトルクが形成される。また図24および図25に示すように、各応力の大きさは、シリコンスポンジゴムまたはシリコン発泡ゴムが距離dにおいて圧縮された程度によって異なる。勿論、圧縮応力断面41がヒータマット34に接近して0となったとき、上記距離または瞬間アームが減少すると共に、上記トルクも減少する。圧縮応力断面41をわたって積分することによって、ヒータマット34における全ての点に作用する材料及び圧縮力を総括するトータルトルクが得られる。また、外力F、F’が解消されたとき、ヒータ30は該トータルトルクによって最初の形状および寸法に回復できるようになっている。
【0037】
シリコンスポンジゴムまたはシリコン発泡ゴムが所定の厚みを有して所要の断熱効果を発揮し、ジャケット36の外表面を75℃以下に維持している。それはヒータ30に期待されたことの一つである。なお、ジャケット36とヒータマット34との結合により得られた構造上の一体性は予想外の効果を産む。このような構造によって、ヒータ30を管路に装着したり管路から外したりすることが容易になる。当該特徴が半導体工業では特に重要である。即ち、半導体工業では、月に一度または週に一度の管路清掃を行うため、管路操業の中止および管路システムの移動がよくあるからである。
【0038】
図24または図25に示す範囲内の圧縮係数を有するシリコンスポンジゴムまたはシリコン発泡ゴムは、図26に示すシリコン固体ゴムと対比して予想通りの作用を発揮している。好ましくは、図24に示す中間程度から柔軟領域までのシリコンスポンジゴムを用いるのがよい。なお、最良の断熱性および記憶バイアス機能を得るために、ジャケット36の厚さは0.5インチとしている。
【0039】
ジャケット36を構成するシリコンスポンジゴムまたはシリコン発泡ゴムによって、ヒータマット34から半径方向で外側への伝熱が抑制されるので、パイプPへの伝熱が促進される。それによって、パイプPを加熱するため必要な熱量を減らすことができ、またヒータ30の外面114の温度を最小に下げることができる。従って、ジャケット36を触る可能性のある人は、火傷から守られるようになる。例えば、一部の会社によって、ジャケット外表面温度は75℃(華氏167度)であることが要求されている。
【0040】
図1および図2に示すフックファスナ35またはループファスナ37を有する帯環46,47を使用し、或いは図6〜図8に示すスナップ44を使用することによって、ヒータ30,52,56,60をパイプPまたは他の物体に確実に装着することができる。また、フックファスナ35、ループファスナ37、およびスナップ44を使用することによって、ヒータ30,52,56,60を速やか且つ容易にパイプPに装着したり外したりすることができるようになる。特に、パイプシステムを使用しなくなった場合、ヒータ30,52,56,60を速やか且つ容易にパイプPから外すことが重要である。帯環46,47は、フックファスナ35,ループファスナ37またはスナップ44がヒータの円滑な外表面に位置するようにヒータに配置されている。換言すれば、フックファスナ35,ループファスナ37またはスナップ44がヒータの間隙またはスリットに位置することを避けるべきである。
【0041】
さらに図5に示すように、制御用キャビティ115の内部空間に電気接続点および回路が収容されている。また、該制御用キャビティ115の内部にシリコン固体ゴム(例えば、ミシガン州のDow Corning社製の
DC3120RTV)を充填することによって、上記した電気接続点および回路部分をキャビティ内に固定することができる。上述したように、目孔136につながっている電熱線材40は、キャビティ115内で電源コード48,49に接続されており、電流が電熱ワイヤ40を流れてヒータマット34に熱を発生させるようになっている。
【0042】
キャビティ115(図5)内に位置され包まれたヒータマット34の制御回路は、図9に示されている。ここで電熱線材40は、電気抵抗または抵抗負荷として表されている。該制御回路は好ましくは、ヒータ30を所要の温度範囲例えば50〜200℃に維持するための定温保持器117を有する。熱熔ヒューズ116は、非再設定可能なサーマルリミットとして働き、ヒータ30への過剰加熱を避けることでヒータの熱損傷を防止する。また、定温保持器117が機能しなくなったときヒータの構成材料例えばシリコンゴムまたは他の材料の溶融を防ぐ。このような熱熔ヒューズ116は、Micro Devices Product Group of Them-O-Disc 社製の4377A1を使っても良い。また、定温保持器117は例えば、Elmwood of Pawtrucket社製の3450RCがよい。ヒータ30の製造時に該定温保持器117が選ばれ、特定の温度範囲例えば95〜135℃が維持される。
【0043】
電源コード48の雄型プラグ118および電源コード49の雌型プラグ119は、図9の回路図に示されている。図9に示す回路は、電熱線材40(電気抵抗として表示されている)と並列して接続されるので、複数のヒータヘ電源を供給することができる。また、モニター定温保持器121も上記制御キャビティ115に位置され、雄プラグ123と接続されているので、ヒータ30が機能しなくなったときの状態を検知する。特に、電源供給不能や電熱線材40の熱損傷が生じた場合、ヒータ30は冷却し始める。制御キャビティ115内のモニター定温保持器121は、温度の変化を検出し、それ自身の回路を断路させ或いは維持することで、ヒータ30の操作不能状態を表す信号を発生する。なお、該信号は、プラグ123が接続されたローカルまたは遠隔モニター装置(図示せず)によって検知される。このような電気回路モニター装置は、簡単な場合は観察用の発光ダイオード(LED)であり、複雑な場合はコンピューター付きのプラント管理システムである。定温保持器121は、雌プラグ125に接続されることも可能なので、同時に直列に使用される複数のモニター定温保持器を収容できるようになっている。或いは、複数のモニター定温保持器が並列に取り組まれるように、モニター定温保持器121を、雄型プラグ123と雌型プラグ125と接続させることも可能となっている。なお、複数のモニター定温保持器が並列に配置された場合、視覚監視装置(図示せず)例えば発光ダイオード(LED)は、並列配置の各モニター定温保持器と直列に接続されることによって、発光ダイオード(LED)が各モニター定温保持器の状態によって発光したり発光しなかったりすることで、ヒータの状態を表示する。このようなモニター定温保持器121として、Porrage Electric Products社製のモデルC定温保持器/熱保護器が挙げられる。
【0044】
図6に示すエルボ型ヒータ52は、三次元曲面のヒータ例えば図7に示すヒータ56および図8に示すヒータを代表している。なお、該3種類のヒータのうち、図6に示すエルボ型ヒータ52は、図1〜図5に示すヒータと最も似ている。図6に示すように、エルボ型ヒータ52は、非伸縮性のヒータマット120と、ヒータマット120に接着された断熱材の伸縮性かつ圧縮性ジャケット122とを有している。ヒータマット120は、電熱線材(図示せず)間に挟んで互いに積層された2枚ガラスファイバー補強のゴムシートを有して構成されている。ジャケット122を構成する断熱材は、例えばシリコン発泡体、ポリマー発泡体、エポキシ発泡体、またはポリウレタン発泡体である。シリコン発泡体としては、General Electric Company社製のRTF700が好ましい。
【0045】
ヒータ52は、エルボ状の管路継ぎ手に順応する曲面形状および寸法を有している。ヒータマット120および断熱材のジャケット122に対し事前の形状加工を行うことで端縁面126,127が得られる。ヒータ52がエルボ状の管路継ぎ手に装着したとき、端縁面126,127が互いに接触するようになる。好ましくは、端縁面126,127がエルボ状の管路継ぎ手の最も内側アークに沿っての長手方向に延びており、端縁面126,127間を経て外側へ逃げる熱を最小限にすることができる。図6に示す端縁面126,127間の隙間が比較的大きいように見えるが、これは説明のため極端に描いているに過ぎない。実は、ヒータマット120とジャケット122との結合により、充分な弾力性のある内部バイアスが得られ、ヒータ52の端縁面126,127が相互に接触するように閉じることができる。さらに、ヒータ52の構造が充分な弾力可撓性を有するので、端縁面126,127を互いに分離させてヒータ52を開き、ヒータ52をエルボ状の管路継ぎ手に装着することができる。装着後のヒータ52は、最初のエルボ形状に戻り、エルボ状の管路継ぎ手に固着されるようになる。なお、電源コード128は、ヒータマット120中の電熱線材(図示せず)に電源を供給する。供給方法は、図1〜図5、図9に示す実施例と類似している。
【0046】
ヒータ52は、エルボ状の管路(図示せず)にぴったり順応するように形状加工および寸法加工がされている。そのため、ジャケット122によって覆われていない露出の管路部分は認められない。ジャケット122にも隙間が認められない。また、ヒータ52は、エルボ状の管路に固定されるための締め紐やフック等を必要としない。それによって、ヒータ52の装着および撤去時に相当な時間が節約される。
【0047】
本発明における他の特徴は、上記したヒータ30、52、56、60を製造する方法である。本発明の方法によって、二次元および三次元の曲面を有する物体を加熱するヒータが作られる。また、所要の形状に戻れる内部バイアスを付与することによって、製造後のヒータ「スプリンバック」を軽減し或いは解消することができる。「スプリンバック」とは、従来のヒータがパイプまたは継ぎ手の曲面形状から直線方向に伸びてしまう傾向を意味している。このような「スプリンバック」を軽減し或いは解消することによって、加熱対象物とヒータとの間に生じ得るエアギャップ(加熱マットからパイプへの伝熱を阻止するもの)の可能性を軽減できるようになる。本発明の方法を使用して製造したヒータは、断熱材で作られ相当な厚みを有するジャケットを装備すると共に、ヒータマットと加熱対象物の外表面全体との接触が良好となる。
【0048】
図10に示すように、ヒータマット34は、両シート38,39間に電熱線材40を配置することによって形成されている。硬化処理によって、両シート38,39が電熱線材40を間に挟んだまま互いに積層されて積層物となる。このような硬化処理は、最終製品としての所要形状および寸法が得られるように行われるので、最終製品のヒータ構造は、可撓性または湾曲性を持ちながら加熱対象物の形状に順応できる状態となっている。なお、最も理想なのは、上記した硬化処理は、図11に示すマイラー「ラップおよび焼き付け」方法によるものである。ガラスファイバー補強のゴムシート38,39は、図11に示すように円柱状の心棒132を覆うように配置され、電熱線材40は両シート38,39間に挟まれている。電熱線材40は、蛇紋状、波状または幾何学模様となり、ヒータマット34のほぼ全体に熱が分布されるようになっている。なお、電熱線材40は、長手方向の線134(シート38,39によって定義される)と交差しないように形状加工および位置されている。線134は、図1に示すスリット31(端縁面42,43によって形成される)に相当する。従って、線134と交差しないように電熱線材40を配置すれば、電熱線材40は、端縁面42,43を強力に分離させてヒータを開く操作に影響しなくて済むようになっている。図11に示す円柱状心棒132は、図1に示すパイプ1とほぼ同じ直径を有している。長手方向の線134に沿って形成した開放可能な連結部によって、ヒータ30を開けてパイプPに装着することができる。図5および図19に示す電熱線材の目孔136は、電気アクセス点として用いられており、該電気アクセス点にハンダ付けで接続されるのは、電源コード48(図1、図2)、ヒューズ、制御回路、定温保持器、図9に示す回路などである。
【0049】
図11に示すマイラー「ラップおよび焼き付け」方法では、マイラーバンド材137または他の適正な伸縮性かつ熱収縮性の材料が、室温の条件下で外側シート38および心棒132に巻回される。マイラーのバンド材137は、Dupont社製のDuPont 65 Heat Shrinkable MylarTM (熱収縮性マイラー)が好ましい。シート38,39は、マイラーバンド材137によって緊密に覆われた後、電熱線材40および心棒132がオーブン(図示せず)内において約華氏325度の温度で約30分をかけて加熱される。この際、マイラーバンド材137は熱によって収縮し、半径方向に沿って心棒132およびシート38,39に向かって10〜15(PSI)の圧力がかかるようになる。そのため、両シート38,39は硬化し互いに連鎖されるので、電熱線材40を間に挟んだ連続状のヒータマット層が得られる。硬化完了後、マイラーバンド材137がヒータマット34から取り外されて、成形後のヒータマット34が円柱状心棒132から分離される。マイラー「ラップおよび焼き付け」方法は、当業者であれば周知されているので、ここで詳細な説明を省略する。
【0050】
マイラー「ラップおよび焼き付け」方法の代わりに、図12に示すように湾曲プレート138,140で得られた圧力を用いる方法である。この場合、図11に示すマイラーバンド材137を使わない。詳しくは、図12に示すように、ガラスファイバー補強のゴムシート38,39は、電熱線材40を間に挟んだまま、加熱可能な円柱状心棒132を覆うように配置される。また、電熱線材40は、図11に示す例と同じように、長手方向の線134と交差しないように配置されている。さらに、円柱状心棒132の直径は、図1に示すパイプPの直径とほぼ同じである。従って、ヒータマット34が製作された後、長手方向の線134に沿って分離されて、図1の端縁面42,43に相当する隙間面が形成される。加熱可能な圧板142または半径方向に沿って内向きの圧力を発生する他の加熱装置を構成する二つの部分138,140は、図12に示す破線に沿って外側シート39の外面に配置されることで、両シート38,39は心棒132と圧板142との間に挟まれる。圧板142を構成する二つの部分138と140は、約25(PSI)の圧力でシート38,39へ押圧された後、心棒132および圧板142が10分間で華氏350度まで加熱され、電熱線材40を間に挟んだ両ガラスファイバー補強のシート38,39を硬化させる。硬化処理後、圧板142を取り外し、完成後のヒータマット34が心棒132から分離することで得られる。
【0051】
既述の説明では、ヒータマット34を硬化する2つの方法を述べたが、他の方法を用いることも可能である。例えば、真空袋詰め技術、圧力袋技術、圧力ブラダー技術、オートクレーブ又は他の従来の硬化技術がヒータマット34を硬化するために用いられることができる。上記の方法は、複雑な湾曲部を有するヒータマットを製造するのに用いられることもできる。複雑な湾曲部を有する対象物を硬化処理するために、心棒及び/又はプラテンを用いることは公知の技術である。典型的には、心棒はヒータが取り巻き、加熱する対象物と同じ形状及び寸法を有している。例えば、図6のエルボー型ヒータ52用の予め硬化処理されたヒータマット150は、心棒にくるまれる以前は図13に示されるようなフラット形状をしている。ヒータマット150は、それが載置されるエルボーパイプ(図示せず)と略同じ形状を有する心棒(図示せず)上で硬化処理される。同様に、図7のT型ヒータ56のヒータマット152は、心棒にくるまれる以前は図14に示されるようなフラット形状をしている。ヒータマット152は、それが載置されるT型パイプ(図示せず)と略同じ形状を有する心棒(図示せず)上で硬化処理される。更に同様に、図8のバルブヒータ60のヒータマット154は、心棒にくるまれる以前は図15に示されるようなフラット形状をしている。ヒータマット154は、それが載置されるバルブボディ(図示せず)と略同じ形状を有する心棒(図示せず)上で硬化処理される。図16に示されるヒータマット156は、円錐台形状のパイプ(図示せず)をくるみ加熱処理するために円錐台形状の心棒(図示せず)を用いることによって製造することができる。複雑な湾曲部を有する他のヒータマット(図示せず)も、それと略同じ形状の心棒を用いることによって硬化処理により製造することができる。エルボー型ヒータ52のヒータマット120も同様にして作成することができる。Permacel♯P5012が、ヒータ56,60用の各ヒータマット152,154のために用いられてもよく、また複雑な湾曲部を有する他の対象物用のヒータマットを製造するために用いてもよい。
【0052】
電熱線材40は図10乃至12,17及び18に示すパターンのように各種パターンのいずれかであってもよい。図17に示される幾何学的な線パターン300は、表面上でやや変化する密度を有して配された電熱線材40を有している。図18の幾何学線パターン302は、ヒータマット34の中心110から縦方向の端部112,113に向けて増す線密度を有している。これは、図1のパイプPの異なった部分に異なった量の熱を供給する一例である。パイプの異なった領域で特殊な温度帯を設ける必要があるとき、また他の部分より熱散逸又は熱消失が多い部分がある場合に均一の温度帯を維持する必要があるとき、異なった量の熱をパイプPの異なった部分に適用することが重要となる。この技術は、例えばバルブ,フランジ,ボスのような多くの付属物も含めて加熱するために、又は例えばより多くの熱消失が予期されるパイプPの端部や断熱ジャケット36の端面42,43に沿ったパイプPの領域でより多くの熱を提供するために、パイプPの所定の領域でより多くの熱が必要とされるとき、有用なものとなる。
【0053】
ヒータマット34の硬化処理の完了後、断熱材によるジャケット36がそれに接着され、或いはトランスファ成形プロセス又は射出成形プロセスを用いて、ヒータマット34に対して現場発泡される。それらのプロセスは、以下に詳述する。図19に示されるトランスファ成形プロセスは円筒形のヒータに用いられることができる。該プロセスは、開放金型159の下半分158に発泡断熱材を入れ、次に下半分158の上に金型159の上半分160を載せ、断熱泡部を金型159中で成長させることによって特徴づけられる。より詳しくは、硬化処理されるヒータマット34が適切な寸法と形状をもつ発泡用心棒162の周りに配され、断熱材でできたジャケット36を成形し、それをヒータマット34に接着する間、その形状を保持する。心棒162は、ヒータが載置されるパイプPや他の対象物の直径と略等しい直径を有する。金型159と心棒162は、共に例えばアルミニウム製でもよい。電熱線材40のアイレット電気アクセスポイント136が図19のヒータマット34の表面に破線で示される部位164の下のヒータマット34中に配置されるように、ヒータマット34が心棒上に配される。金型159は、例えばインディアナ州ラファエットのNimet Industries Inc.によって提供されるNituffのようなTeflonTM が注入され酸化皮膜が形成された塗料を用いて作製され、それにより金型表面の硬度や、心棒162や金型159からの発泡部の放出や、心棒162や金型159の清掃が改善される。金型159の内表面には、例えばイリノイ州ホイーリングのPercy Harms Corporationによって製造されたSlide#42612ユニバーサルリリースのような金型用のリリース塗料をスプレーし、それにより発泡部が金型159の表面から開放されやすくなる。次に成形用心棒162とヒータマット34は、金型159の下半分158内に配置される。
【0054】
既に述べたように、ジャケット36中の断熱材は、例えばシリコンスポンジゴム,シリコン発泡ゴム,ポリマー発泡,エポキシ発泡,ポリウレタン発泡の何れであってもよい。しかし、好ましくはシリコンスポンジゴム又はシリコン発泡ゴムが用いられるのがよい。その理由は、それらがヒータマット34の表面中にあるシリコン固体ゴムに接着しやすく、また前記した本発明の特徴である形状記憶及び断熱特性を達成するために最適の熱伝導率、圧縮率、弾力性、密度等を提供すると共に、損傷することなく、かなりの量の熱にも耐えられることによる。これらの品質を有する最適なものとしては、ニューヨーク州ウオーターフォードのGeneral Electric Companyによって製造されたRTF7000のようなシリコンスポンジゴム又はシリコン発泡ゴムが用いられる。発泡断熱材は、メタノールを顔料や基礎材と混合することによって作られる。好ましくは、顔料は例えばインディアナ州プリマウスのFerro Corporationによって製造されたFerroGV47000が良い。また、基礎材は上述したシリコン発泡剤RTF7000が良い。メタノールは発泡剤の密度を下げるのに用いられる。顔料は泡を赤褐色に着色するのに用いられる。基礎材は、発泡マトリックスの固体構造である。メタノール、顔料、基礎材は、各々重量部1:1:100の比率で好ましくは混合される。次に、計量装置(図示せず)が用意され、基礎材,顔料,メタノールの混合物を計量し、更に該混合物に触媒剤を基礎材:触媒剤が重量部10:1の比率で混合するのに用いられる。好ましくは、触媒剤は例えばGeneral Electric CompanyのRTF7110が用いられる。触媒剤は、基礎材,顔料,メタノールの混合物に対して反応し、水素ガスを発生するために用いられる。水素ガスは基礎材を膨張させ、同時に発泡構造にして硬化させる。所定量の未混合剤は、ペーパーカートリッジ(図示せず)に入れられる。該未混合剤は、約30秒間ペーパーカートリッジ中で混合される。混合後、ペーパーカートリッジは空気かしめ吹付け器(図示せず)内に移され、該混合剤は該吹付け器によって金型159の下半分158の凹部166内に、またヒータマット34と心棒162の周囲に吹き付けられる。
【0055】
混合剤を完全に注入後、凹部168を持つ金型159の上半分160が金型159の下半分158上に配され、蓋を閉められる。それにより、金型159の上半分160上の点Aは、金型159の下半分158上の点A’と隣接し、また金型159の上半分160上の点Bは、金型159の下半分158上の点B’と隣接する。金型159の上半分160は、凹部168内に配置された位置規制用突起ブロック170を有する。
【0056】
金型159の上半分160が金型159の下半分158上に正しく配置されたとき、位置規制用ブロック170の上部表面172がヒータマット34上に破線で示された部位164に位置合わせされる。位置規制ブロック170は、発泡剤が硬化し、電熱線材40のアイレット電気アクセスポイント136のすぐ上で、破線164によって輪郭が描かれたヒータマット34の表面の一部のすぐ上に硬化された発泡剤が形成するのを防止することによって、制御凹部115(図5参照)を形成する。次に発泡剤は、約20分間膨張し増加させられる。発泡剤が増加することにより、ヒータマット34の周囲で増え、金型159の上半分160の凹部168を充たす。発泡剤が膨張しヒータマットの周囲で増大する領域は、「統合ライン(fusion line)」として参照される。金型159は発泡剤が凹部166,168から漏れるのを防ぎ、発泡剤の成形を促進する。それにより、管状のジャケット36を周囲に形成し、ヒータマット34に接着される。好ましくは、凹部166,168は、ヒータ30が円形の断面を有するように円形の断面を形成する。金型159は、その内部で膨張し増大する発泡部がその内圧を著しく高めるので、かなり強固であること、即ち前記点AとA’がこのプロセス中しっかりと固定されていなければならない。
【0057】
発泡剤の増大化が完了後、金型159の全体がオーブン(図示せず)内に約10分間、或いは成形されたヒータ30の表面が約50℃の温度になるのにかかる時間、置かれる。次に、金型159の全体を、ヒータ30が心棒162及び金型159から取り外される前に冷却する。冷却を促進するために、金型159を冷却機(図示せず)内に置いてもよい。
【0058】
冷却後、ヒータ30は金型159から取り外される。硬化処理の結果として、断熱材によるジャケット36は図1に示される端面42,43を当初有しない。従って、端面42,43を形成するように、適切な切断装置(図示せず)が断熱材のジャケット36を切断するために用いられる。次に、ヒータ30は心棒162から取り外されることができる。
【0059】
断熱材によるジャケット36中の硬化処理されたシリコン発泡材は、約18〜20ポンド/立方フィートの密度を有することになる。それにより、上記した可撓性,圧縮性や他の望ましい性質を持って、断熱材によるジャケット36の厚さを0,5インチとし、ヒータ30の外表面114の温度を70℃以下にできるので、この密度のシリコンスポンジゴム又はシリコン発泡ゴムが望ましい。断熱材でできたジャケット36中のシリコンスポンジゴム又はシリコン発泡ゴムの密度を減じたり、ジャケット36の厚さを増せば、ヒータ30の外表面の温度が下がる。
【0060】
ジャケット36中のシリコン発泡部の密度は、メタノールの増減によって変化させることができる。例えば、1重量部のメタノールの代わりに上記の混合物中のメタノールを0.5重量部にすれば、約30ポンド/立方フィートの密度を有するシリコン発泡ジャケット36ができる。また、1重量部のメタノールの代わりに上記の混合物中のメタノールを1.5重量部にすれば、約10ポンド/立方フィートの密度を有するシリコン発泡ジャケット36ができる。
【0061】
図20に示される射出成形プロセスは、例えばエルボー型ヒータのような複雑な曲面を有するヒータを製造するのに用いられることができる。また、このプロセスは、金型が閉じられ、シリコン発泡材が注入される一つの注入ポート又は充填孔を有する、より古典的スタイルの成形方法であることに特徴がある。より詳しくは、射出成形プロセスの初期段階は上述したトランスファ成形プロセスのそれと同じである。即ち、図20に示されるように、ヒータマット34が心棒162の周りに配され、次に金型176の下半分158中に配置される。金型176の下半分158に心棒162が配置される前に、金型176の上半分178及び下半分158は離型剤でスプレーされる。次に、金型176の上半分178が金型176の下半分158上に配置され、固定される。発泡混合材が、トランスファ成形プロセスのために述べたのと同じやり方で作られる。
【0062】
トランスファ成形プロセスと射出成形プロセスとの主要な相違点は、前記混合材を金型に注入する方法の点にある。所定量の混合発泡材を含むペーパーカートリッジ(図示せず)が空気かしめ吹付け器(図示せず)内に置かれた後、混合発泡剤がカートリッジが空になるまで金型176の上半分178中に充填孔180を介して空気かしめ吹き付け器によって注入される。金型176は、射出成形プロセス中発泡材が凹部166,168から漏れるのを防ぎ、金型176中に注入された発泡材を成形する。それにより、ヒータマット34を包み、それに接着される管状ジャケット36を形成する。注入後の発泡材の増大及び硬化は、トランスファ成形プロセスで述べたのと同じである。図19,20に示されるように、凹部166,168は円形断面を形成し、その結果ヒータ30は円形断面を有することになる。
【0063】
上記の成形、発泡方法を用いる一つの利点は、所望の厚さのジャケット36を有するヒータ30を形成することができること、またヒータ30は当初成形された曲面形状に戻す効果的な形状記憶バイアスを維持しながら、ヒータ30をパイプの周りに取り付けるために充分な広さで開くことができることにある。断熱材によるジャケット36は所望の厚さを有することができる一方、所望の形状記憶バイアス,断熱性,ヒータ30の外表面114の所望の温度を達成するために、その厚さは4分の1から1インチの範囲であることが望ましい。断熱ジャケット36の厚さは、ヒータ30が用いられる場面やパイプPが維持されなければならない温度により変化する。上記の成形方法を用いる他の利点は、外観や色の面で美観上優れたヒータ30を作り出せる点にある。
【0064】
上記の成形方法により作られるヒータ30は充分な弾力性,可撓性を保持し、それによりパイプPをその内部に収容するために端面42,43の箇所で開放されることができ、収容後はパチンと閉じて当初の硬化成形された形状に戻ることができる。ストラップ46上のスナップ44や、輪にして締めるためのファスナ35,37や、或いは他のファスナが、ヒータ30が確実にパイプPの周りに留められるようにし、またうっかりこすったりぶつかったりして外れることがないようにするために、ヒータ30の外表面114に加えることができる。
【0065】
より詳しくは、スナップ44はプラスチックのスナップファスナーであり、ヒータ30の外表面114上に配置されるよう予め切断され硬化処理されたPermacel♯P5012で作り出されたストラップ46と一体化されている。ストラップ46は、その形状に合うようにカットされた接着帯で断熱材のジャケット36に接着される。好ましくは、接着剤は例えばデラウエア州ベアーのArlonによって製造されたArlon#41400N030のようなプラチナ硬化シリコンがよい。ジャケット36へのストラップ46の接着は、約250°Fの温度で約30分間なされる。図21に示された他の実施例では、ストラップ46,47は、ヒータ30の外表面114上に配置されるよう予め切断され硬化処理されたPermacel♯P5012で作り出されたストラップジャケット190の一部である。ストラップジャケット190は、ジャケット36に接着剤により接着される。ストラップジャケット190は制御キャビティ115を覆い、それにより温度ヒューズ116,定温保持器117,任意に設けるモニター定温保持器や他の電気設備が外部に晒されることがない。もしストラップジャケット190が用いられないならば、予め切断され硬化処理され、制御キャビティ115上でジャケット36に接着剤で接着される適切なサイズのPermacel#5012によってカバーされることができる。ストラップジャケット190はまたヒータ30の外観における美観を改善するために、成型プロセス中にできる統合ラインの全部又は一部をカバーするためにも用いることができる。更に、電源コード48,49の負荷の軽減が、電源コード48,49からストラップジャケット190へのスリーブを硬化処理することにより得ることができる。
【0066】
任意に装飾的なオーバーモールド50が、ストラップジャケット190又はジャケット36に接着剤により接着されるPermacel♯P5012の一部に取り付けてもよい。オーバーモールド50は、電源コード48,49がオーバーモールド50を通過するように電源コード48,49のスリーブに取り付けてもよい。オーバーモールド50は、例えばニューヨーク州ウオーターフォードのGeneral Electricにより製造されたLSR950のような液状シリコンゴム材で構成してもよい。オーバーモールド50はジャケット36から半径方向に外方に延びて図1〜4に示されているが、オーバーモールド50は実際は非常に小さく、ヒータ30の外表面114やストラップジャケット190を大きく越えて延びることはない。
【0067】
ヒータ30の作動及び使用中、ヒータ30はパイプPの周囲に設置される。電源コード48はコンセント(図示せず)又は他の電源(図示せず)に接続される。それにより電流が熱を発生するために電熱線材40を流れる。電源コード48には、12アンプ程度の電流が流れることができる。ヒータ30中のヒータマット34により生成される熱は、パイプPに伝導され、パイプPを加熱する。
【0068】
本発明の著しい特徴の一つは、図22に示されるようなパイプネットワーク中のパイプの周りを巻回し、加熱するために、ヒータ装置を連鎖的につなげることにある。5つのパイプセグメント200,202,204,206,208が、ヒータ210,212,214,216,218により各々巻回されて加熱される。パイプセグメント200,202は、フランジ接触面220で接続される。パイプセグメント202,204は、フランジ接触面222で接続される。パイプセグメント204,206は、フランジ接触面224で接続される。パイプセグメント206,208は、フランジ接触面226で接続される。パイプセグメント200,202,204,206,208は、パイプ業界で公知の溶接,ボルト接着その他の適切な方法又は装置により、フランジ接触面220,222,224,226の箇所で互いに接続される。ヒータ210,212,214,216,218の連鎖的配置において、ヒータ210の電源コード229上の雄型プラグ228は、ヒータ212の電源コード231の雌型プラグ230に接続される。ヒータ212の電源コード233上の雄型プラグ232は、ヒータ214の電源コード235の雌型プラグ234に接続される。ヒータ214の電源コード237上の雄型プラグ236は、ヒータ216の電源コード239の雌型プラグ238に接続される。ヒータ216の電源コード241上の雄型プラグ240は、ヒータ218の電源コード243の雌型プラグ242に接続される。ヒータ210,212,214,216,218は、各々前記のヒータ20のための図9に示された電気回路と同じ電気回路及びその配置を有している。また、その回路は、同様に温度ヒューズ116及び任意の定温保持器117を有している。更に、ヒータ210,212,214,216,218は、各々図9に示される任意の監視定温保持器121を有することができ、監視定温保持器121用のプラグ123,125も連鎖的に接続することができる。単純化の目的のために、プラグ123,125や監視定温保持器121は図22,23には示されていない。
【0069】
図22に示されるように、ヒータを連鎖的に繋げることができることにより、ヒータの長い列を共に接続することができ、それにより電流をヒータに供給するのに必要な電流運搬ワイヤの数を著しく減らすことができる。ワイヤの数を減らすことは、パイプネットワークの付近で仕事をする人にとって障害物を減らすという利点を与える。更に、図9に示される電気回路の並列接続は、図23では同様の回路が多数連鎖接続されて示されているが、これらは共に1以上のヒータが不調であっても、残りのヒータに供給される電流は維持する。例えば、図23に示されるヒータ212のヒューズ244がとんだり不調になったり、電熱線材246の電流路が切断されるならば、電流はヒータ212中の電熱線材246を流れなくなる。しかしながら、ヒータ214中の電熱線材248やヒータ216中の電熱線材250に対しては、電流はまだ流れることになる。
【0070】
前記の記載は、発明の要旨を説明することを意図したものである。また、当業者にとり多くの変形又は変更が可能であるので、本明細書に記載した構造及びプロセスは本発明を限定するものではない。従って、本発明のあらゆる適切な変形物または対応物は、クレームによって限定された発明の範囲内にあるものと考えられるべきである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 固定用のストラップおよび電源プラグと電源ソケットを有し管路に装着された本発明のフレキシブルシリンダー状のヒータを示す斜視図である。
【図2】 図1に示すヒータの側面図である。
【図3】 図2の3−3線に沿った断面図であり、管路に装着した本発明のフレキシブルシリンダー状ヒータを示している。
【図4】 図3に似たような斜視図であり、管路に装着するため開けられた本発明のヒータを示している。
【図5】 本発明のフレキシブルシリンダー状ヒータとその制御キャビティを示す斜視図である。
【図6】 エルボ形状のヒータを示す斜視図である。
【図7】 T字状のヒータを示す斜視図である。
【図8】 バルブヒータを示す斜視図である。
【図9】 図1のヒータに用いた電気回路図である。
【図10】 図1に示すフレキシブルヒータの加熱マットを説明するために、ヒータ組み立て前の両マットと電熱線材とを示す斜視図である。
【図11】 マイラー「ラップおよび焼き付け」方法で硬化させる前に心棒を包んだ電熱線材を示しているヒータマットの斜視図である。
【図12】 圧板によるプレスを行う前に心棒を包んだ電熱線材を示しているヒータマットの斜視図である。
【図13】 図6に示すエルボ状ヒータに使用される硬化前のヒータマットを示す平面図である。
【図14】 図7に示すT字状ヒータに使用される硬化前のヒータマットを示す平面図である。
【図15】 図8に示すバルブヒータに使用される硬化前のヒータマットを示す平面図である。
【図16】 円錐状ヒータに使用される硬化前のヒータマットを示す平面図である。
【図17】 図1のヒータに使用される電熱線材の配置パターンを示す図である。
【図18】 図17に似ているが、ヒータ両端近傍に高い配線密度を有する電熱線材の他の配置パターンである。
【図19】 図1に示すヒータの加熱マットを覆うように断熱材を造型する前、心棒を覆った硬化後の加熱マットを示す図である。
【図20】 図1に示すヒータの加熱マットを覆うように断熱材を射出成形する前、心棒を覆った硬化後の加熱マットを示す図である。
【図21】 図1のヒータおよびそのストラップ引き具を示す斜視図である。
【図22】 図1のシリンダー状ヒータと図6のエルボ状ヒータとを同時に使用するシステムを示している。
【図23】 図22に示すヒータの電気回路を示している。
【図24】 圧縮率(%)対圧縮力(1bs./in2)で作成したグラフ図であり、室温状態のシリコンスポンジゴム(硬質、中間、軟質)の圧縮モジュールを示している。
【図25】 図24に似ているグラフであり、更に軟質のシリコン発泡ゴムの圧縮モジュールを示している。
【図26】 図24および図25と似ているグラフであり、比較のため幾つかの組成によるシリコン固体ゴム(気孔率:0)の圧縮モジュールを示している(ここで、数字300、400、・・・700は、30Shore A、 40ShoreA、... 70 Shore Aのデュロメータ(ゴム用硬度計)の硬度値であり、例えば数字500は、50Shore Aのデュロメータ硬度値である)。
Claims (10)
- 円筒状の被加熱物体を加熱するためのヒータ装置であって、
内部に電熱部材を埋設し、かつ内面が前記被加熱物体の円筒状曲面を実質的に取り囲み一致するようにガラスファイバー補強のシリコンゴムにより円筒状に形成された厚さが2mm未満のヒータマットと、
前記ヒータマットの外表面を取り囲むように接着し、かつ該ヒータマットよりも厚さが厚く1/4インチ以上を有するシリコンスポンジゴム又はシリコン発泡ゴムから形成されたジャケットと、
前記ヒータマットとジャケットとが一体に接着した成形体に、その厚さ方向及び長手方向に沿って切り込まれたスリットと
から構成されたヒータ装置。 - 前記シリコンスポンジゴム又はシリコン発泡ゴムの伝熱係数が0.06〜0.12ワット/メータKである請求項1に記載のヒータ装置。
- 前記ジャケットの厚さが1/4〜1インチである請求項1又は2に記載のヒータ装置。
- 前記被加熱物体がパイプ部材である請求項1〜3のいずれかに記載のヒータ装置。
- 請求項1〜4のいずれかに記載された複数のヒータ装置からなり、これらヒータ装置が電気的に並列に接続されたヒータアセンブリ。
- 円筒状の被加熱物体を加熱するためのヒータ装置の製造方法であって、
ガラスファイバーで補強されたシリコンゴムからなる2枚のシートの間に電熱部材を配置し、
前記電熱部材を間に配置した2枚のシートを、前記被加熱物体の円筒状曲面と実質的に同じ形状の表面を有する心棒の周囲に巻き付け、
前記心棒上に巻き付けた2枚のシートに圧力と熱とを与えて、該シートを前記被加熱物体の円筒状曲面と実質的に一致する円筒状の厚さが2mm未満のヒータマットに成形し、 前記ヒータマットを、該ヒータマットよりも外周寸法及び形状が大きい金型のキャビティ内に配置し、
該金型キャビティにおける前記ヒータマットの周囲にシリコンゴム基礎材と触媒との混合物を充填し、
前記混合物を前記ヒータマットの周囲で前記金型のキャビティが充満状態になるまで膨張させて、厚さが1/4インチ以上のシリコンスポンジゴム又はシリコン発泡ゴムが前記ヒータマットの周囲に接着したジャケットを形成し、
前記ヒータマットとジャケットとが一体に接着した成形体を前記金型のキャビティから脱型し、
該ヒータマットとジャケットの成形体に厚さ方向及び長手方向に沿って切り込みを入れて、該ヒータマットとスポンジゴムの成形体にスリットを形成する
工程からなるヒータ装置の製造方法。 - 前記心棒に巻き付けた2枚のシートに圧力と熱を与える工程で、該2枚のシートの外表面の周囲に熱収縮性材料からなるバンドを巻き付け、次いで加熱することにより前記2枚のシートに半径方向内側向きの圧力を与える請求項6に記載のヒータ装置の製造方法。
- 前記バンドが前記2枚のシートに与える半径方向内側向きの圧力が10〜15PSIである請求項7に記載のヒータ装置の製造方法。
- 前記心棒に巻き付けた2枚のシートに圧力と熱を与える工程で、該2枚のシートを加熱可能な圧板枠内に挿入して、該圧板枠により2枚のシートの外側表面に圧力を与える請求項6に記載のヒータ装置の製造方法。
- 前記被加熱物体がパイプ部材である請求項6〜9のいずれかに記載のヒータ装置の製造方法。
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