JPS5852096Y2 - 熱回復性物品 - Google Patents

熱回復性物品

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Publication number
JPS5852096Y2
JPS5852096Y2 JP11980379U JP11980379U JPS5852096Y2 JP S5852096 Y2 JPS5852096 Y2 JP S5852096Y2 JP 11980379 U JP11980379 U JP 11980379U JP 11980379 U JP11980379 U JP 11980379U JP S5852096 Y2 JPS5852096 Y2 JP S5852096Y2
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JP
Japan
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heat
heating element
recoverable
material layer
current
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Expired
Application number
JP11980379U
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English (en)
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JPS5636415U (ja
Inventor
省吾 荒谷
章夫 山口
稔 小村
Original Assignee
日東電工株式会社
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Publication date
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  • Protection Of Pipes Against Damage, Friction, And Corrosion (AREA)
  • Surface Heating Bodies (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)
  • Shaping By String And By Release Of Stress In Plastics And The Like (AREA)
  • Lining Or Joining Of Plastics Or The Like (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は通電により熱収縮或いは熱拡大し得る熱回復性
物品に関するものである。
熱回復性物品の1つのタイプである加熱により収縮し得
る熱収縮性物品はケーブルの接続部あるいは流体輸送用
鋼管の接続部の防食被覆用等に、またもう1つのタイプ
である加熱により拡大し得る熱拡大性物品は鋼管の内面
ライニング用等に用いられている。
かかる用途に従来から用いられている熱回復性物品は、
熱可塑性プラスチックをチューブ状等に成形し、これに
熱回復性を付与したものである。
ところで、かような熱回復性物品を熱収縮或いは熱拡大
せしめる際の熱源としては、ヒーター、バーナー等の比
較的大きな加熱器具が用いられている。
しかしながら、手狭な場所、高所等においては、このよ
うな加熱器具が使用不可能であったり、使用上大幅な制
限を受けることがあった。
そこで、加熱器具使用の問題を解決するため、外周面に
エチルアルコール、ナフサ等の可燃性物質を含浸せしめ
た布を巻き付けた熱収縮性チューブ、或いは三塩化アル
ミニウム、塩化アンモニウム等の水と発熱反応し得る物
質をチューブ内表面に設けた熱収縮性チューブが提案さ
れている。
これらの熱収縮性チューブによれば、戊程、加熱器具を
使用することなく熱収縮せしめ得るが、前者はチューブ
上で可燃性物質が燃焼するので、チューブが過熱されて
劣化し易く、また後者はチューブの熱収縮に際し用いる
水の一部が残存し易いので、鋼管のような金属材質の物
品の被覆には不適であり、更に保管中に発熱反応し得る
物質が空気中の水分の結露等により反応して不用意に熱
回復してしまうという問題もあり、いまだ満足すべきも
のでないのが実状である。
本考案は上記従来品の有する問題を一挙に解決した熱回
復性物品に係り、熱回復性材料層の内部または表面に、
多数の打抜き部或いは網目を有する通電発熱体が配置さ
れて成るものである。
本考案における熱回復性材料層は、ポリエチレン、ポリ
プロピレン、ポリ塩化ビニル、エチレン酢酸ビニル共重
合体、フッ素樹脂等の熱可塑性プラスチック、天然ゴム
、シリコーンゴム、ブチルゴム、エチレン−プロピレン
共重合体等のゴム或いはこれらの混合物に所望により老
化防止剤、充填剤、着色剤等の添加剤を適量配合した組
成物をシート状、チューブ状等の所定形状に成形し、熱
収縮性或いは熱拡大性を付与したもので、前記熱可塑性
プラスチック或いはゴムが架橋されたものでもよい。
一方、上記熱回復性材料層の内部または表面に配置され
る通電発熱体は、多数の打抜き部或いは網目を有するも
ので、通電により発熱し、熱回復性材料層を熱収縮或い
は熱拡大せしめるものである。
この通電発熱体の具体例としては、(a)熱可塑性プラ
スチック、ゴム或いはこの両者にカーボンブラック、金
属粉末等の導電体を均一に混和して成形し、所定部を打
抜いたもの、(b)織布或いは不織布の所定部を打抜き
、導電性塗料を塗布したもの、(C)ガラス繊維等を網
目状に織り、導電性塗料を塗布したもの、等が挙げられ
る。
なお、これら通電発熱体には予じめ電極を取り付け、更
に該電極にリード線を接続しておくのが好ましいが、熱
回復性物品の熱回復時に電極の取り付けおよびリード線
の接続を行なうこともできる。
また、通電発熱体はプラスチックフィルム等の電気絶縁
材料で絶縁被覆して用いることもできる。
以下、図面により本考案の実例を説明する。
第1図および第2図は熱収縮性を有するシート状の熱回
復性物品を示し、熱回復性材料層1内には、その両端か
らシート状の通電発熱体2の端部が露出するようにして
埋め込まれている。
そして、この通電発熱体2には多数の帯状の打抜き部3
が形成されており、更に導電性塗料の塗布、金属箔の固
着等により電極4,4′が取り付けられ、該電極4,4
′には各々リード線5,5′が接続されている。
なお、6は所望により設けられた接着剤層である。
而して、熱回復性物品を例えば鋼管の防食被覆用として
用いるには、該物品を鋼管外周面上に巻き付けた後、リ
ード線5,5′を電源に接続して通電すると、通電発熱
体2が発熱し、この熱により熱回復性材料層1が熱収縮
し鋼管外周面上に密着する。
上記第1図および第2図に示す熱回復性物品は長尺方向
の寸法が熱収縮により縮少されるタイプであり、該熱収
縮に伴い通電発熱体2の変形が生ずるが、その変形は打
抜部3の寸法tが縮少されるにとどまり打抜部3以外の
部分の変形は殆んど生じないので、通電が阻害されたり
、局部的な異常発熱のような不都合を生ずることはない
そして、この実例に示す熱回復性物品は、熱回復作業後
に通電発熱体の外部への露出部分を切断除去するのがよ
い。
なお、本考案に用いられる通電発熱体における打抜き部
の個数および寸法tは熱回復性材料層の熱回復時に打抜
き部組外の部分の変形が最小限になるように、該熱回復
性材料層の熱収縮率または熱拡大率に応じて決定される
また、本考案において通電発熱体の打抜き部は第1図に
示す如く、熱回復性材料層の熱回復方向に直交する方向
の寸法が長尺となるように設けるのが好適である。
本考案においては、第3図に示すような多数の網目7を
有する通電発熱体2を用いても上記と同様な効果が得ら
れる。
第4図は比較的熱収縮率の小さな熱回復性物品の例を示
し、通電発熱体2は全体が熱回復性材料層1内に埋め込
まれ、電極4,4′に接続されたリード線5,5′の先
端部のみが該材料層1の外部に引き出されている。
この例の場合には、熱回復作業後にリード線5,5′の
外部露出部を切断除去するのがよい 第5図は他の例を示し、熱収縮性を有するチューブ状の
熱回復性材料層1内にチューブ状の通電発熱体2を埋め
込んだものである。
この場合に用いられているチューブ状の通電発熱体2は
第6図に示す如く、両端開口部外周面に環状の電極4,
4′が設けられ、該電極にリード線5,5′が接続され
、更に長さ方向に沿って多数の打抜き部3が形成されて
いる。
そして、特に図示してないが本実例においても、通電発
熱体2はその両端部が第1図の場合と同様に熱回復性材
料層1から露出するように、該材料層1内に埋め込まれ
ている。
なお、このように熱回復性材料層がチューブ状である場
合に、第1図或いは第2図に示すようなシート状の通電
発熱体を円筒状に丸めて用いることもできる。
第7図は更に他の実例を示し、熱収縮性を有するチュー
ブ状の熱回復性材料層1の外周面上には、シート状の通
電発熱体2が接着、融着等により密着せしめられている
なお、通電発熱体2を熱回復性材料層1の内周面上に密
着せしめることもできる。
本考案は上記のように構成されており、加熱器具を用い
る必要がないので手狭な場所、高所等においても熱回復
作業を容易に行なうことができる。
また、燃焼を伴うことがないので熱回復性材料層の過熱
による劣化も生ぜず、保管中における不用意な熱回復も
生じない等の特徴を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図および第4図は本考案に係る熱回復性物品の実例
を示す平面図、第5図および第7図は各々他の実例を示
す断面図および側面図、第2図は第1図A−B線で切断
し矢印方向から見た断面図、第3図は本考案に用いられ
る通電発熱体の例を示す平面図、第6図は通電発熱体の
他の例を示す斜視図である。 1・・・・・・熱回復性材料層、2・・・・・・通電発
熱体、3・・・・・・打抜き部、7・・・・・・網目。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 熱回復性材料層の内部または表面に、多数の打抜き部或
    いは網目を有する通電発熱体が配置されて成る熱回復性
    物品。
JP11980379U 1979-08-30 1979-08-30 熱回復性物品 Expired JPS5852096Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11980379U JPS5852096Y2 (ja) 1979-08-30 1979-08-30 熱回復性物品

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11980379U JPS5852096Y2 (ja) 1979-08-30 1979-08-30 熱回復性物品

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5636415U JPS5636415U (ja) 1981-04-08
JPS5852096Y2 true JPS5852096Y2 (ja) 1983-11-28

Family

ID=29352000

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11980379U Expired JPS5852096Y2 (ja) 1979-08-30 1979-08-30 熱回復性物品

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0245067B1 (en) * 1986-05-06 1990-09-12 N.V. Raychem S.A. Heat recoverable article
KR100288133B1 (ko) * 1999-04-10 2001-04-16 김학건 수지관 융착용 시트 성형방법 및 장치

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JPS5636415U (ja) 1981-04-08

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