JP3897823B2 - 木質様樹脂成形物の製造方法 - Google Patents

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Description

技術分野
本発明は、樹脂成形物の表面に異なる色の樹脂層を現出させて形成された木目模様を有する木質様樹脂成形物の製造方法および木質様樹脂成形物の製造装置に関するものである。
本出願は、日本国への特許出願、特願平9−167706に基づくものであり、その記載内容は本明細書に取り込まれるものとする。
背景技術
近年、机、家具、壁材、床材などの構成材として、天然木材の代わりに、コスト、耐久性の面で優れる木質様樹脂成形物が用いられている。この木質様樹脂成形物は、その表面に異なる色の樹脂層を現出させて形成された木目模様を有する樹脂成形物である。
従来、この種の木質様樹脂成形物の製造方法としては、異なる色の液状樹脂を混合した合成液状樹脂を成形セルに供給した後、この合成液状樹脂を硬化させてその表面に木目模様を現出させる方法が、米国特許3,565,737および特開昭53−90372により知られている。
ところで、従来の木質様樹脂成形物の製造方法は、表面に表される木目模様の出来具合が液状樹脂の混合具合に左右されるため、木目模様の再現性が悪かった。また、木目模様は、異なる色の複数の線状部がその幅を異ならせて連続して形成され、各線状部間の離間間隔も異なったものなので、本物らしい木目模様を簡便に形成するのは困難であった。
発明の開示
そこで、本発明は、上記課題に鑑みてなされたもので、木目模様に再現性があり、また線状部の幅や離間間隔を異ならせて表現した木目模様を容易に形成することが可能な木質様樹脂成形物の製造方法および木質様樹脂成形物の製造装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、樹脂成形物の表面に異なる色の樹脂層を現出させて形成された木目模様を有する木質様樹脂成形物を製造する方法であって、第一の液体樹脂を成形セルに供給して外表面を有する樹脂層を形成し、該第一の樹脂層が硬化する前に、前記樹脂層を通って前記外表面に達する複数の溝部を形成し、前記外表面に木目模様を現出するように前記溝部に前記第二の液状樹脂を充填し、前記第一および第二の樹脂層を硬化させることを特徴とする。第一の樹脂層が硬化する前に、複数の溝部を形成し、これらの溝部に第二の液状樹脂を充填して第二の樹脂層を成形セルの底面に現出させる方法としたので、表面に線状部(第二の樹脂層)を有する木目模様が形成された木質様樹脂成形物が成形されることとなる。
本発明の他の側面として、樹脂成形物の表面に異なる色の樹脂層を現出させて形成された木目模様を有する木質様樹脂成形物を製造する方法であって、複数種の液状樹脂を成形セルに供給して複数の樹脂層を形成するとともに、最下樹脂層は外表面を有することとし、該第一の樹脂層が硬化する前に、前記最下樹脂層を通って前記外表面に達する複数の溝部を形成し、前記外表面に木目模様を現出するように前記溝部を前記上側樹脂層の液状樹脂で満たし、前記樹脂層を硬化させることを特徴とする。樹脂層が硬化する前に、複数の溝部を形成し、最下層に位置する樹脂層よりも上側に位置する上側樹脂層を溝部に流れ込ませて成形セルの底面に現出させる方法としたので、表面に線状部を有する木目模様が形成された木質様樹脂成形物が成形されることとなる。
好ましくは、前記溝部は異なる幅を有し、又は離間間隔が異なることとしてもよい。表面に現出される線状部の幅を異ならせ、表面に現出される線状部の離間間隔を異ならせているので、かなり自然な木目模様を形成することができる。
複数の櫛を前記樹脂層を通じて移動させることによって前記溝部を形成してもよく、これによって、木質様樹脂成形物の製造工程を容易にすることができるとともに、木目模様の外観を向上させることができる。好ましくは、外表面をセルの底面側に位置させ、複数の櫛を成形セルの内底面に当接させながら移動させる。
本発明の他の側面として、樹脂成形物の表面に異なる色の樹脂層を現出させて形成された木も模様を有する木質様樹脂成形物を製造する装置であって、一内面が前記表面の成形面とされた成形セルと、該成形セル内に液状樹脂を供給して樹脂層を形成する樹脂供給手段と、前記成形セルの前記内面に当接しながら移動可能な複数の櫛を有し、前記成形セル内の樹脂層に複数の溝部を形成するための溝形成手段とを備えたことを特徴とする。溝形成手段によって樹脂層に形成された複数の溝に、該樹脂層と異なる色の樹脂層が充填され、成形セルの底面に該異なる色の樹脂層が現出させられることとなる。
好ましくは、前記溝部は異なる幅を有し、又は離間間隔が異なることとしてもよい。表面に現出される線状部の幅を異ならせ、表面に現出される線状部の離間間隔を異ならせているので、かなり自然な木目模様を形成することができる。また、その表面は成形セルの底面側に位置させるとよい。
【図面の簡単な説明】
図1は、本発明の第一の実施の形態であり、木質様樹脂成形物の製造装置の要部を示す斜視図である。
図2は、図1の溝形成手段(櫛歯部材)を示す斜視図である。
図3は、図1の溝形成手段の変形例を示す斜視図である。
図4は、図1の溝形成手段の変形例を示す斜視図である。
図5は、本発明の第二の実施の形態であり、木質様樹脂成形物の製造装置の要部を示す斜視図である。
実施例
以下、本発明の第一の実施の形態を、図1および図2を参照して説明する。
図1は、木質様樹脂成形物の製造装置の要部を示す斜視図であり、符号1は成形セル、2は木質様樹脂成形物、3は櫛歯部材(溝形成手段)である。
成形セル1は、後述する液状樹脂を注入して硬化させるために使用するものであり、底面1aを備えた容器となっている。この成形セル1の底面1aは、該成形セル1内で硬化し、成形される木質様樹脂成形物2の表面2aの成形面とされている。
木質様樹脂成形物2は、成形セル1の底面1aから所定厚さを有して形成されている。この木質様樹脂成形物2と底面1aとが接する面が木目模様を表す表面2aとされる。木質様樹脂成形物2は、下層樹脂層(第一の樹脂層)5と、該下層樹脂層5と異なる色の線状部用樹脂層(第二の樹脂層)8とから構成されている。
下側樹脂層5は、図示しない下層樹脂層供給手段(樹脂供給手段)によって、下層用液状樹脂(第一の液状樹脂)を供給することにより形成されている。この下層樹脂層5には、成形セル1の底面1aから上方向(厚さ方向)に欠落する複数の溝部7、7・・が形成されている。これら溝部7、7・・は、その幅W1を異ならせて形成されている。さらに、各溝部7間の離間間隔L1も異ならせて形成されている。
線状部用樹脂層8は、前記各溝部7、7・・に充填されている。この線状部用樹脂層8は、溝部7の底部、すなわち成形セル1の底面1aに到達する位置まで充填されており、前記下層樹脂層5とともに木質様樹脂成形物2の表面2aを形成する。この線状部用樹脂層8は、矢印aに示す位置に線状部用液状樹脂(第二の液状樹脂)を充填する図示しない線状部用樹脂供給手段(樹脂供給手段)によって、各溝部7、7・・に充填されるようになっている。
通常、下側樹脂層5、線状部用樹脂層8としては、混合物が用いられ、その組成は特に制限されるものではないが、例えば充填材、メタクリル酸エステル等の単量体とその重合体の混合物であるシラップ、着色顔料、硬化触媒からなる組成物がある。ここで、充填材としては、例えば、水酸化マグネシウム、水酸化カルシウム、水酸化アルミニウム等の無機充填材や、木粉等の有機質充填材がある。着色顔料としては、例えば、白色であれば酸化チタン、硫化亜鉛、黒色であれば酸化鉄ブラック、赤色であれば酸化鉄レッド、黄色であれば酸化鉄イエロー、青色であればウルトラマリンブルー、フタロシアニンブルーがある。硬化触媒としては、例えば、過酸化ラウロイル、過酸化ベンゾイル、アゾビスイソブチロニトリル、ターシャリーブチルパーオキシマレイン酸、ターシャリーブチルヒドロペルオキサイド、クメンヒドロパーオキサイド等がある。また、これら以外にも、染料、酸化防止剤、離型剤、流動化剤、増粘剤、難燃剤、重合禁止剤等も必要に応じて用いられる。
櫛歯部材3は、保持部材9に複数の溝形成部材10、10・・を取り付けた櫛歯状のものである。この溝形成部材10に用いられる材質としては、前記下層用液状樹脂、前記線状部用液状樹脂に対して不活性で、これら液状樹脂層と接着性を有さない材質が適当であり、例えば、ステンレス鋼、銅合金、アルミニウム合金等の金属材料や、ポリテトラフルオロエチレンでコートされた金属材料が用いられる。
この櫛歯部材3の溝形成部材10は、図2に示すように、それぞれの幅W2を異ならせて形成されており、また離間間隔L2も異ならせて形成されている。
この櫛歯部材3は、図示しない駆動手段によって、図1に示す矢印b方向(前記幅W2に直交する方向)に、溝形成部材10、10・・を前記成形セル1の底面1aに当接させながら移動させられるようになっている。
次に、上記構成に基づいて、木質様樹脂成形物2の製造方法について説明する。
まず、下層用液状樹脂を下層用液状樹脂供給手段により、成形セル1内に供給し、該成形セル1の底面1aから所定厚さを有する下層樹脂層5を形成する。
この下層樹脂層5が硬化する前に、溝成形部材10、10・・の先端部を成形セル1の底面1aに当接させながら櫛歯部材3を矢印b方向に移動させる。
この場合に、下層樹脂層5の一部は、溝形成部材10が通過することにより排除されるので、複数の溝部7、7・・が形成されることになる。また、溝形成部材10の先端部が底面1aに当接しながら移動するので、溝部7は、底面1aから下層樹脂層5の厚さ方向に欠落した形状とされることになる。
さらに、櫛歯部材3の各溝形成部材10の幅W2がそれぞれ異ならせて形成されているので、溝部7の幅W1もそれぞれ異ならせて形成されることになる。また、各溝形成部材10、10・・間の離間間隔L2も異ならせて形成させているので、各溝部7、7・・間の離間間隔L1も異ならせたものとなっている。
櫛歯部材3により溝部7が形成された後に、線状部用樹脂供給手段によって、矢印aに示す各位置に、下層樹脂層5と異なる色の線状部用液状樹脂を該溝部7に供給する。この場合に、各溝部7、7・・は、底面1aから下層樹脂層5の厚さ方向に欠落して形成されているので、線状部用液状樹脂は底面1aまで再び流れ込み線状部用樹脂層8を形成する。
また、下層樹脂層5が硬化する前に、線状部用樹脂層8を充填する作業を行うので、櫛歯部材3により形成された溝部7、7・・に下層樹脂層5が流れ込んで該溝部7、7・・がふさがって消失してしまう場合がある。したがって、これら溝部7、7・・が消失してしまう前に、前記線状部用液状樹脂を供給することが必要である。
そして、下層樹脂層5および線状部用樹脂層8を硬化させることにより木質様樹脂成形物2を成形する。その後、成形セル1から取り出すことにより木質様樹脂成形物2が得られる。
このように成形された木質様樹脂成形物2の表面2aには、下層樹脂層5と線状部用樹脂層8の色とが交互に並び、該線状部用樹脂層8の幅W1と離間間隔L1を異ならせたストライプ柄の木目模様が形成されることとなる。
このように、幅W1の異なる溝部7、7・・をそれぞれ離間させて形成した後に、線状部用液状樹脂を充填する方法としたので、幅が異なり、離間間隔も異なる線状部を有する表面が形成された木質様樹脂成形物を容易に成形することが可能となる。
また、幅W2と離間間隔L2が異なる溝形成部材10、10・・を有する櫛歯部材3を用いて溝部7を形成する方法としたので、幅W1と離間間隔L1が異なる溝部7、7・・を容易に形成することが可能となる。
なお、溝部7、7・・の本数は、本実施の形態において説明した図1に示す数に限らない。同様に、櫛歯部材3の溝形成部材10の本数も図2に示した数に限らない。
また、溝部7は、略直線状に形成されているが、特にこの形態に限定されるものではなく、必要に応じて蛇行した形状の溝部としてもよい。
また、櫛歯部材3の溝形成部材10、10・・は、図3に示すように、各溝形成部材10の幅W3を同一とし、各溝形成部材10間の離間間隔L3を異ならせたものとしてもよく、図4に示すように、各溝形成部材10の幅W4を異ならせて、各溝形成部材10間の離間間隔を同一としたものとしてもよい。
次に、本発明の第二の実施の形態について図5を用いて説明する。なお、図5において、第一の実施の形態で示した図1と共通する部分については、同一符号を付し、その説明を省略する。
図5において、符号20は上側樹脂層である。上側樹脂層20は、下層樹脂層5と異なる色とされており、該下層樹脂層5の上方に所定の厚さを有して形成されている。この上側樹脂層20は、図示しない上側用液状樹脂供給手段によって、成形セル1内に形成される。
上側樹脂層20の一部は、下層樹脂層5に形成された複数の溝部7、7・・に流れ込んだ状態で形成されている。また、上側樹脂層20としては、第一の実施の形態で説明したのと同様の組成のものが用いられる。
次に、上記構成に基づいて、図5を用いて木質様樹脂成形物2の製造方法について説明する。
まず、第一の実施の形態で説明したのと同様に、下層用液状樹脂供給手段により、下層用液状樹脂を成形セル1内に供給して下層樹脂層5を形成する。
その後、上側用液状樹脂供給手段により、下層樹脂層5の上方に上側樹脂層20を形成して、下層樹脂層5と上側樹脂層20からなる二層の樹脂層とする。
これら下層樹脂層5と上側樹脂層20が硬化する前に、櫛歯部材3の各溝形成部材10、10・・の先端部を成形セル1の底面1aに当接させながらが該櫛歯部材3を矢印b方向に移動させる。
この場合に、下層樹脂層5および上側樹脂層20の一部は、溝形成部材10が通過することにより排除されることとなるので、複数の溝部7、7・・が形成されることになる。さらに、下層樹脂層5および上側樹脂層20は硬化していないので、これら溝部7、7・・に上側樹脂層20が流れ込むことになる。
また、溝形成部材10の先端部は、底面1aに当接しながら移動するので、溝部7は、底面1aから下層樹脂層5の厚さ方向に欠落した形状とされる。したがって、溝部7に流れ込む上側樹脂層20は、成形セル1の底面1aにまで到達する。
また、櫛歯部材3の各溝形成部材10の幅W2がそれぞれ異ならせて形成されているので(図2参照)、溝部7の幅W1もそれぞれ異ならせて形成されることになる。さらに、各溝形成部材10間の離間間隔L2も異ならせて形成されているので、各溝部7間の離間間隔L1も異ならせて形成されることになる。
その後、成形セル1内で下層樹脂層5と上側樹脂層20が硬化され、木目模様を有する木質様樹脂成形物2が成形される行程は、第一の実施の形態で説明したのと同様なので省略する。
このように、下層樹脂層5と上側樹脂層20を成形セル1内で形成し、これら樹脂層5、20が硬化する前に溝部7を形成し、上側樹脂層20を溝部7に流れ込ませる方法としたので、幅が異なり、離間間隔も異なる線状部を有する表面が形成された木質様樹脂成形物2を容易に成形することが可能となる。
なお、本発明の形態において、樹脂層を下層樹脂層5と上側樹脂層20の二層とした場合で説明したが、特に二層に限定されるものではなく、三層以上であってもよい。
また、各溝部7、7・・が直線状に限定されないことや、櫛歯部材3の溝形成部材10、10・・の幅や離間間隔についても第一の実施の形態と同様の変形が考えられる。
さらに、櫛歯部材3は、定速又は不定速で移動させてもよい。櫛歯部材3を高速で移動させると、木目模様は狭くなる。一方、櫛歯部材3を低速で移動させると木目模様は幅広となる。溝形成部材10の断面についても、変形することが可能である。例えば、溝形成部材10の前面側を凸面としたり、膨出させてもよい。また、第一の実施の形態において、第二の液状樹脂を一定に又は不規則に供給して、木目模様の幅に変化をもたせてもよい。
本発明は、その範囲から離れない限りにおいて、他の形態や方法によっても実施又は具現化できる。すなわち、本実施の形態は例示にすぎず、請求の範囲によって定義される発明の範囲、および発明に包含される均等の範囲および意義を限定するものではない。
産業上の利用可能性
本発明によれば、第一の樹脂層が硬化する前に、複数の溝部を形成し、これらの溝部に第二の液状樹脂を充填して第二の樹脂層を成形セルの底面に現出させることとしたので、また、樹脂層が硬化する前に、複数の溝部を形成し、上側樹脂層を溝部に流れ込ませて成形セルの底面に現出させる方法としたので、線状部(第二の樹脂層)を有する木目模様が形成された木質様樹脂成形物を容易に、かつ再現性よく成形することが可能となる。

Claims (4)

  1. 樹脂成形物の表面に異なる色の樹脂層を現出させて形成された木目模様を有する木質様樹脂成形物を製造する方法であって、
    第一の液状樹脂を成形セルに供給して外表面を有する第一の樹脂層を形成し、
    該第一の樹脂層が硬化する前に、複数の櫛を前記成形セルの内面に当接させながら前記第一の樹脂層を通じて移動させることによって、前記第一の樹脂層を通って前記外表面に達する複数の溝部を形成し、
    前記外表面に木目模様を現出するように前記溝部に前記第二の液状樹脂を充填して第二の樹脂層を形成し、
    前記第一および第二の樹脂層を硬化させることを特徴とする方法。
  2. 前記溝部は異なる幅を有していることを特徴とする請求項1の方法。
  3. 前記溝部は離間間隔が異なることを特徴とする請求項1の方法。
  4. 前記外表面は前記セルの底面側に位置し、前記櫛を前記セルの底面に当接させながら移動させることを特徴とする請求項1の方法。
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