JPH07195480A - 表面に鮮明な模様を有する表面加飾押出成形品の製造方法並びにその装置およびその成形品 - Google Patents

表面に鮮明な模様を有する表面加飾押出成形品の製造方法並びにその装置およびその成形品

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JPH07195480A
JPH07195480A JP5352071A JP35207193A JPH07195480A JP H07195480 A JPH07195480 A JP H07195480A JP 5352071 A JP5352071 A JP 5352071A JP 35207193 A JP35207193 A JP 35207193A JP H07195480 A JPH07195480 A JP H07195480A
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surface layer
pattern
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injection nozzle
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JP5352071A
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Inventor
Hirohiko Tomita
紘彦 冨田
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Kanegafuchi Chemical Industry Co Ltd
Original Assignee
Kanegafuchi Chemical Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 共押出成形品の表面に鮮明な模様を付与する
表面加飾押出成形品の製造方法とその成形品を得るこ
と。 【構成】 押出基材の表面に表層用樹脂を2層で一体化
しこの表層に他の樹脂で木目模様、その他の模様を、共
押出金型と表層用樹脂押出機並びに模様付樹脂押出機の
間にフィードブロックを設け、この中に、一方の樹脂に
他方の樹脂で模様をつける交換可能な注入ノズルブロッ
クを設けて模様を形成することで押出品の表面の模様が
互いに鮮明なものが得られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、住宅等の内外装用化粧
材や、窓枠等に使用される表面に柾目模様や板目模様の
木目調模様その他の模様を有する共押出成形品の製造方
法並びにその装置およびこの成形品に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、板体等の押出成形体表面に木目調
模様、特に板目模様を有する板状成形体の製造方法とし
ては、木目調模様の表面加飾押出成形体の基本的な技術
として、表面層形成用原料樹脂中に予めそれと相溶性の
ある同系統で溶融粘度のやや高い樹脂を暗色に着色して
これを少量添加しておき、適度な加工条件で押し出すこ
とによって、共押出成形体の表層面に木目模様の模様を
付ける方法がある。この木目模様を付ける方法は、もと
もとの原料樹脂中に着色ペレットを添加しておくことが
基本技術となっている。
【0003】これに対し特願平2−241940号(特
開平4−119816号)が他の代表的なものとしてあ
る。この方法は、化粧用基材樹脂の押出機の中へもう一
台の押出機から暗色に着色された相溶性のある樹脂を押
出し、もとの表層用樹脂と不均一ではあるが混合物とな
り一色になる前の状態で、共押出機金型へ注入し、主押
出機により基材樹脂と一体化して押出し、表面に木目模
様を付けるものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前者の基本的
な技術では、同一の押出機の中で二色の原料はかなりの
剪断力を受けるため、ある程度の溶融粘度の差があった
としても、かなりの部分が混ざり合ってしまい共押出成
形品の表層面にはっきりとした木目模様を発現しにく
い。又ある程度発現できたとしても、押出条件に大きく
影響されるため、木目の再現性が乏しいという問題点を
有する。また、代表的な後者の方法では、表層用樹脂が
押出機の中で充分混練し溶融した後あたりの位置から模
様発現用の暗色原料を別の押出機で溶融させて注入する
ため、前者の場合ほどには、混合することはないが、そ
れでも、スクリューによる混練で、剪断力を受けるた
め、ある程度はまざり合うことになり、得られる押出製
品の木目調模様は、多少ぼけたものとなり、且つ模様の
再現性が乏しく、板目状態の木目調模様を得ることは比
較的やりやすいものの、ストライプ状の木目模様を得る
ことは困難で、特に連続的に再現性よく得ることが困難
であった。
【0005】本発明の目的は、前述の欠点を生じること
なく、予めデザインされたストライプ状の柾目模様や板
目模様等の木目調模様、その他の模様を簡便な方法で共
押出成形品の表層用樹脂表面に再現性よく付与せんとす
るものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、この課題を解
決するために、表面に鮮明な木目調模様その他の模様を
有する表面加飾押出成形品の製造方法として、基材樹脂
を主押出機で押出しするとともに、第1表層用樹脂を共
押出金型に共押出しして、長尺の二層成形体を得るにあ
たり、第2共押出機を用いて第1表層用樹脂より暗色の
第2表層用樹脂を、第1、第2共押出機の出口に設けた
フィードブロック内における注入ノズルブロックの出口
端が第1表層用樹脂流の外面に位置して配した注入孔を
介して第1表層用樹脂の外面に注出し、第1表層用樹脂
と合流させ、互いにほとんど混ざり合うことなく共押出
金型に流入させて基材樹脂表面に位置する表層用樹脂表
面に木目調模様その他の模様を付与する方法を示したの
である。ここに、模様づけの中で木目調模様やその他の
ストライプ状模様としては柾目模様又は板目模様等が採
用され、特に本製造方法においては、木目模様を持つ表
面加飾押出成形品を製造するのに適している。
【0007】又、フィードブロックは、前記の如く第
1、第2共押出機の出口と、共押出金型間に設けられ、
基体と該基体に着脱自在に設けた注入ノズルブロックと
からなり、該注入ノズルブロックは、注入口断面形状が
円形状或いは矩形状、スリット状等の種々のものが注入
ノズルブロックとしての筒体の外面から内面へつまりそ
の内面に位置する第1表層用樹脂共押出機からの樹脂流
へ連通する注入孔を設け、筒体外部に該注入孔へのマニ
ホルド等の分配路等を設けたものである。更に、注入ノ
ズルブロックとしては、その内部に前記のような分配路
並びに注入孔に加えて模様変化エレメントを単又は複数
個互いに近接或いは離間して設けものも採用されうる。
又、これらに用いられる第1表層用樹脂並びに第2表層
用樹脂と基材樹脂は、互いに相溶性を有するものが求め
られる。つまり、このような要素を用いた表面加飾押出
成形品の製造法が提案される。
【0008】次に、該方法に用いられる前記注入ブロッ
クの詳細としては、第1表層用樹脂の表面に第2表層用
樹脂で模様を形成するために用いられ、第1共押出機並
びに第2共押出機のそれぞれの押出用ノズルと連結さ
れ、内部にそれぞれの樹脂を案内するための2つの流路
を有する基体と、該基体の内部に着脱自在に設けること
ができる筒状ブロックで、中心には前記基体の流路の一
方と連通する主流路を有し、この主流路に向けて、筒状
ブロックを構成する筒体を貫通して第2表層用樹脂を注
入する注入孔を多数開設するとともに、注入孔基端はマ
ニホルド等の分配路を介して基体の第2共押出機からの
他の流路に連通させてなるものとして更に開示される。
そして、注入ノズルブロックは前記基体に設けた凹部に
嵌合される筒体であって、内部に長さ方向へ貫通し、第
1表層用樹脂が供給される基体の一方の流路と連通する
主流路を有し、且つこの主流路へ向けて筒体外方から第
2表層用樹脂を流入させるための複数個の注入孔を一段
として、これを筒体長さ方向に単或いは複数段に設ける
とともに、これらの注入孔の筒体外面には注入孔へ第2
表層用樹脂を分配させるためのマニホルド、その他の分
配路を設けてなるものが、その装置詳細として示され
る。
【0009】加えて、該基体の中に収容される注入ノズ
ルブロックの筒体内には、その長さ方向に第1表層用樹
脂の主流路を貫通して設け、この流路に対し流路入口側
に単又は複数段で第2表層用樹脂注入孔を設けてなるこ
とは前記のとおりであるが、第1表層用樹脂の主流路の
出口側に模様変化エレメントを単又は複数個互いに近接
又は離間して配した注入ノズルブロックを利用すること
も装置の一例として提案される。
【0010】このような方法並びに装置によって得られ
る押出成形品は、第1表層用樹脂を第1共押出機から押
出し、この押出された第1表層用樹脂の樹脂流の外周表
面に第2表層用樹脂を複数の注入路から注出して第1表
層用樹脂と混合せず、鮮明な模様としてこれらを一体的
に押出し、第1表層用樹脂の表面に第2表層用樹脂が木
目模様その他の模様として配された状態で主押出機で押
出される基材樹脂の表面に一体的に押出して、表面に木
目調模様を有する成形品を形成してなるものであって、
本発明によってこのような製造方法並びに装置、そして
押出成形品が提案される。
【0011】図示した例によって本発明の詳細を更に説
明するに、図1は、本発明における押出成形品を作る為
の製造装置の概略図である。図中1が内部にスクリュー
等の押出手段を有する主押出機1であり、この押出機の
前方には、共押出金型2が常法どおり設けられている。
主押出機1から塩化ビニル樹脂等を用いた基材樹脂3が
押し出され、共押出金型2の先端押出口4から押出成形
品5としての板材を矢印方向へ押出し成形するものであ
る。そのとき、押出されて形成される平板表面に第1表
層用樹脂6と第2表層用樹脂7で木目調模様や他の一般
的なストライプ模様の模様を付けんとするものである。
ここに第1表層用樹脂6並びに第2表層用樹脂7は、基
材樹脂3と互いに相溶性があることが望まれ、又第1表
層用樹脂6と第2表層用樹脂7の間においては、その粘
度が互いに等しいか、第1表層用樹脂6よりも第2表層
用樹脂7の粘度が低いことが好まれる。この共押出金型
2には図例の如く、押出される平板の表面に対し、第1
表層用樹脂6の表層形成が可能なように、樹脂供給管8
が設けられ、この樹脂供給管8と第1共押出機9、第2
共押出機10の交点にフィードブロック11を設けている。
つまり、第1共押出機9は、前記基材樹脂3の表面に表
層を作るための樹脂を押出す押出機であり、第2共押出
機10は、第1共押出機9で押し出し成形した表層の表面
に、これよりも暗色の色目で模様を付ける第2表層用樹
脂7を押出す装置である。そして、これらの第1、第2
共押出機9、10の先端ノズル12、13は、フィードブロッ
ク11に連通連結されている。フィードブロック11は、図
2で示されるように、前記第1、第2共押出機9、10の
ノズル12、13と連通連結でき、内部に各樹脂を案内する
為の流路を14、15の如く設けた基体16と、この基体16の
内部に着脱自在、例えばネジ込み方式や、他の固定金具
等で着脱自在に設けた注入ノズルブロック17とよりなっ
ている。注入ノズルブロック17は、図3で更にその詳細
が分かる如く、円筒体、角筒体等の筒体があり、その内
部には前記第1共押出機9のノズル12と連通連結して、
共押出金型2へつながる主流路19を設けている。この主
流路19に対して、図3で示される如く、筒体18外周面に
環状のマニホルドや、図8で示すように、第2共押出機
10のノズルから供給された樹脂が、供給先端で互いに分
断され、縁切りされた状態の図例の如き先端分断型マニ
ホルド等の分配路20が設けられ、この分配路20から前記
樹脂主流路19に対して、複数の注入孔21を設けている。
実線で示した図例のものは、複数の注入孔21と、一つの
マニホルドからなる一段型のものを示したが、想像線で
示す如く、これを2段型、又他の複数段に設けることも
可能である。そして、この注入孔21の配置位置の例が、
図6によって、その平面状態が理解される。注入ノズル
ブロック17は、図3においては、その代表例を示した
が、図4において示されるものは、流路の中間において
内径を縮径22したり、又図5の如く、拡径23した状態の
もの等がそれぞれ変化した状態のものとして採用され
る。尚、注入孔21の断面形状は円形状でも、矩形状で
も、スリット状でもよく、あるいはこれら各種断面のも
のを組合せて適宜採用される。注入孔21のサイズとして
は、断面円形のものとしては、0.3mmφ〜2.5m
mφ程度で、好ましくは0.8〜1.5mmφである。
又、スリットを利用した場合では、幅0.3〜1.5m
m、長さ1.0〜5.0mm程度のもので、いずれの場
合も注入孔21の深さは、注入ノズルの筒体18壁の厚さに
ほぼ等しいもの又はこれよりもやや大きいもの(傾斜さ
せているとき)である。更に注入孔21のサイズは注入す
る第2表層用樹脂7の粘度によって適当に選択すればよ
いし、注入孔21の配置も分配路20としてのマニホルドの
どこにあってもよく、希望する木目調模様のパターンに
よって注入孔21のサイズや数および配置を選択すればよ
い。
【0012】そして、このような注入孔21によって第2
表層用樹脂7が主流路19を流れる第1表層用樹脂6の表
面に各種模様として与えられるのであるがこの模様は、
単なるストライプ状模様や柾目模様が第1表層用樹脂6
のまわり全体に設けうるも図8の切替弁24を利用して片
面にのみ模様づけをしたり全外周に設けたりできる。更
に、図7の如く弁25を切替え可能にすればストライプ状
模様でも上下の注入孔21の出口端を上下で互いに設置を
変化させておくことで模様の位置をかえたり、断続的に
したりすることができる。
【0013】次に、図9で示す前記フィードブロック11
に用いる注入ノズルブロック17は、図3のものとやや趣
を異にする。マニホルドによる分配路20とそれにつなが
る複数の注入孔21を設けたという意味においては同じで
あるが、主流路19を通過する樹脂に対し、前記注入孔21
から第2表層用樹脂7がその表面に注出された後、図中
26として示す単又は複数の模様変化エレメントによっ
て、第1表層用樹脂6表面に形成されている第2表層用
樹脂7の模様のあり方を変化させんとするものである。
【0014】模様変化エレメントは、図10〜11に示すよ
うに上縁27に対して下縁28が図例の如く筒枠29直径方向
の略中心を境にして両側が互いに逆方向に15°〜45
°のねじれ角度θでねじった一対の曲面傾斜板30、31を
有する模様変化案内板32を筒枠29内に設けて構成したも
のである。このエレメントの機能は、第1、第2表層用
樹脂6、7の層流がこのエレメントを通過する際、この
一対の曲面傾斜板30、31によってその流線方向を右又は
左方向へねじ曲げるものである。その結果、第1表層用
樹脂6の外周に沿ってストライプ状に流入した着色流は
ねじ曲げられた形でエレメントから出てくることにな
り、そのままの状態で金型に流入させると、共押出金型
2の押出口4で、模様の巾の拡大と共に、板目状の木目
調模様を発現する。又このような同じ形状のエレメント
を複数個互いに近接させたり離間させて直列につなげ
て、注入ブロック内に配置することによってストライプ
状の表面流線の曲がり程度を調節することができる。
【0015】一方、左右1対の曲面傾斜板30、31の曲が
り方向が互いに異なるタイプのエレメントを直列に使用
した場合、例えば、図10の曲面傾斜板30、31に対し、下
段のそれは上段の傾斜方向と逆の曲面傾斜板を使用した
場合には、先の場合と異なって、流線の曲がりが、その
下方のエレメントの逆方向の曲面傾斜板30、31によって
曲がりが元に戻されるような作用を受ける。その結果、
注入ノズルブロック17内の第1表層用樹脂流の外面に沿
ったストライプ状の着色流線は、左右へ振り動かされる
ことで流線の太線化とゆらぎが生じることになり、その
状態が共押出金型2を通過後、押出成形品表面層に、ゆ
らぎと部分的に太線化された木目調模様を発現する。
【0016】つまり、このような注入ノズルブロックを
使用することによって、前記の種々の形状寸法の注入孔
21から第1表層用樹脂6表面に注出された第2表層用樹
脂7の模様、図例のものにおいてはストライプ状の模様
を意図的に変化させることによって、押出成形品5の表
面に発現するストライプ状の木目調模様に特徴的な変化
を付与することができるのである。従って、注入ノズル
ブロック内にセットするエレメントの数やサイズ、並び
に偏向板等のあり方は、希望する木目調模様、その他の
模様のパターンによって自由に選択すればよい。このよ
うにすることによって、第1表層用樹脂6がフィードブ
ロック11内の注入ノズルブロック内主流路19を通過する
ときに、その樹脂柱の外面に、第2表層用樹脂7が第2
共押出機10で押出されて、図3においては、ストライプ
状の模様が作られ、又図9の如き、模様変形エレメント
を用いたときにおいては、変形された模様が、第1表層
用樹脂6表面に形成され、これがフィードブロック11に
つながる樹脂供給管8で共押出金型2内へ案内され基材
樹脂3表面に拡張してその表面を被覆するとともに、こ
の被覆層である第1表層用樹脂6の表面に第2表層用樹
脂7でストライプ状等の模様がつけられる。即ち、第1
表層用樹脂6の表面に形成された第2表層用樹脂7が、
基材樹脂3で形成される押出成形品5としての平板表面
に一体的に接着されて、押出し成形されるのである。
【0017】ここに本発明で用いられる基材樹脂3及び
第1、第2表層用樹脂6、7は相溶性のあるものであれ
ば、同一又は異種の何れでもよく、かかる樹脂として
は、ビニル系樹脂(ポリ塩化ビニル樹脂、ポリ塩化ビニ
ル共重合樹脂)、スチレン系樹脂(ポリスチレン樹脂、
ゴム変性ポリスチレン樹脂、ABS樹脂等)、アクリル
系樹脂(ポリメチルメタクリレート樹脂、ポリメチルア
クリレート樹脂等)が例示される、又、基材樹脂につい
ては、上記の樹脂に発泡剤、例えば重炭酸ナトリウム、
炭酸アンモニウム、アゾジカルボン酸アミド、ベンゼン
スルホニルヒドラジド等を適宜配合(例えば0.3〜
3.0重量%)された低発泡用樹脂組成物も使用され
る。なお、相溶性の程度については、ソルビリティパラ
メーターで、その差が1.5程度以内のものであれば特
に問題は生じないが、それより差が大きく相溶性の乏し
いもの同士の組合せの場合には、基材と表面層との剥離
や、表面模様層の剥がれ等の問題生じる可能性がある。
【0018】このような発明では、先ず第1表層用樹脂
6を第1共押出機9で押出し、その押し出した樹脂流の
外周から、図3で示すような注入ノズルブロックを用い
て、同じ相溶性のある樹脂で、しかも第1表層用樹脂6
よりも暗色に設定した樹脂を注入することで、樹脂流の
周りには、前記注入孔の数に応じて、色の異なる第2表
層用樹脂7が平行なつまりストライプ状の模様として与
えられ、これが共押出金型2で、前記主押出機1によっ
て押出されて基材樹脂3の表面に拡大して、板状に一体
的に接着され、表面に木目調模様のある押出成形品5が
得られる。そして、押出された板材の表面には第1表層
用樹脂6があり、この表層用樹脂の表には、ストライプ
状のつまり柾目状の木目模様が形成される。
【0019】〔実施例1〕低発泡ポリ塩化ビニル樹脂製
の平板押出品の表面に木目模様を付けたものを得るに
は、原料樹脂として、まず基材樹脂として低発泡ポリ
塩化ビニル樹脂組成物(重合度=700)の粉末状組成
物を使用し、第1表層用樹脂としてポリメチルメタク
リレート樹脂(鐘淵化学工業株式会社製 SD−005
樹脂)を淡黄に着色したペレットを用い 第2表層用
樹脂として同上の樹脂を濃い茶褐色に着色したペレット
を用いる。主押出機は55mmφコニカルツイン押出
機を用い、第1共押出機として40mmφシングル押
出機、第2共押出機として30mmφシングル押出機を
用いる。金型としては共押出平板金型を用いる。注
入ノズルブロックとしては、主流路内径が15mmφ、
長さ60mm、マニホルドの孔径が0.8mmφ、注入
孔の数12個穿孔したものを用いる。
【0020】そしてこのような原材料並びに押出機、金
型を用い第1表層用樹脂表面に第2表層用樹脂で模様付
けを行ったところ、第1表層用樹脂表面に明瞭な柾目模
様を発現し、これらの表層用樹脂が、基材樹脂表面に一
体的に付着され、表面に柾目模様を有する比重0.6の
低発泡ポリ塩化ビニル平板押出品を得られた。
【0021】〔実施例2〕第1実施例と同様な原料樹
脂、押出機、金型を用い、ただ注入ノズルブロックにお
いては、前記第1実施例の標準タイプの注入ノズルブロ
ック内の樹脂主流路の内部に高さ20mmで互に90°
反転させた模様変化エレメントを2個組み込んだものを
使用した。結果、表面層に柾目模様の一部が互いに合体
して太線化し、そしてこの線そのものが、ゆらぎ等の変
化のある木目調模様を発現した。
【0022】〔実施例3〕成形品として、共押出塩化ビ
ニル窓枠の表層に木目調模様を付けたものを得る。原料
樹脂としては、まず基材樹脂として窓枠用ポリ塩化ビニ
ル樹脂組成物(重合度=1300)、白色の粉末状態組
成物を用い、他の条件は第1表層用樹脂、第2表層用樹
脂並びに押出機とも、第1、第2実施例と同じものを用
い、そして金型は塩ビ窓枠用共押出金型を用いた。注入
ノズルブロックは、主流路内径15mmφ、長さ60m
m、マニホルド部の孔径0.8mmφ、注入孔の数12
個で設定した。
【0023】前記基材樹脂を前記塩ビ窓枠用共押出金型
を通じて共押出し、その表面に表層用樹脂をのせた状態
で第2表層用樹脂で該表面に柾目模様を付けた。そし
て、この柾目模様はプロファイル表面に明確な柾目模様
として発現した。
【0024】
【発明の効果】以上のような本発明に係る表面に鮮明な
木目模様その他の模様を有する表面加飾押出成形品の製
造方法並びにその装置およびその成形品では、 木目調模様付与の為の第2表層用樹脂(暗色に着色)
と第1表層用樹脂を別々の押出機を用いて押出し、共押
出金型へ入る直前で両樹脂を合流させるために、双方の
押出し加工条件に影響されることなく、殆ど混ざり合わ
ない状態で共押出金型に流入させることができるので、
二層成形品の表面層に、鮮明な木目調模様その他の模様
を付与することができる。
【0025】木目調模様付与の為の基本デザインをフ
ィードブロック内の注入ノズルブロックに設けた注入孔
の形状サイズ、配置を変化させること並びに注入口の出
口部分における注入ノズル内壁形状や、模様変化エレメ
ントを採用することや、第1表層用樹脂と、第2表層用
樹脂の押出量比を適当に選択すること等により、二層成
形品の表面層に任意の略ストライプ状木目調模様やその
他の模様を連続的且つ再現性よく付与することができ
る。
【0026】注入ノズルの中で合流した2種類の表層
用樹脂は、その後ほとんどまざり合う工程がないので、
樹脂の粘度差を付ける必要がなく、樹脂と加工条件の選
択幅が大幅に拡大できる。
【0027】又、本発明は従来の既存の成形用押出し
装置に対して、表層用押出機と、共押出金型との間に木
目調模様、その他の模様を付与できるようデザインさ
れ、且つ交換可能な注入ノズルブロックを組み込んだフ
ィードブロックと、第2表層用樹脂の押出機を追加する
だけで多用なストライプ状木目調模様やその他の模様を
表面層を有する二層成形品に付与でき、又このような成
形品を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本製造方法に用いる装置の配置図である。
【図2】その要部であるフィードブロック部分の断面説
明図である。
【図3】注入ノズルブロックの第1表層用樹脂断面説明
図である。
【図4】注入ノズルブロックの第2表層用樹脂断面説明
図である。
【図5】注入ノズルブロックの第3表層用樹脂断面説明
図である。
【図6】図3の平面説明図である。
【図7】注入ノズルブロックへの第2表層用樹脂供給方
法を示す説明図である。
【図8】注入ノズルブロックにおける分配路の他の例と
第2表層用樹脂供給方法を示す説明図である。
【図9】模様変化エレメントを組込んだ他の注入ノズル
ブロックの実施例を示す断面説明図である。
【図10】模様変化エレメントの説明図である。
【図11】模様変化エレメントの上縁に対し下縁がどの程
度のねじれ角度であるかを示す説明図である。
【符号の説明】
1 主押出機 2 共押出金型 3 基材樹脂 4 押出口 5 押出成形品 6 第1表層用樹脂 7 第2表層用樹脂 8 樹脂供給管 9 第1共押出機 10 第2共押出機 11 フィードブロック 12 第1共押出ノズル 13 第2共押出ノズル 14 流路 15 流路 16 基体 17 注入ノズルブロック 18 筒体 19 主流路 20 分配路 21 注入孔 22 縮径 23 拡径 24 切替弁 25 切替弁 26 模様変化エレメント 27 上縁 28 下縁 29 筒枠 30 曲面傾斜板 31 曲面傾斜板 32 模様変化案内板
【手続補正書】
【提出日】平成6年3月8日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0003
【補正方法】変更
【補正内容】
【0003】 これに対し特願平2−241940号
(特開平4−119816号)が他の代表的なものとし
てある。この方法は、化粧用基材樹脂の押出機の中へも
う一台の押出機から暗色に着色された相溶性のある樹脂
を押出し、もとの表層用樹脂と不均一ではあるが混合物
となり一色になる前の状態で、共押出金型へ注入し、主
押出機により基材樹脂と一体化して押出し、表面に木目
模様を付けるものである。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0017
【補正方法】変更
【補正内容】
【0017】 ここに本発明で用いられる基材樹脂3及
び第1、第2表層用樹脂6、7は相溶性のあるものであ
れば、同一又は異種の何れでもよく、かかる樹脂として
は、ビニル系樹脂(ポリ塩化ビニル樹脂、ポリ塩化ビニ
ル共重合樹脂)、スチレン系樹脂(ポリスチレン樹
脂、ゴム変性ポリスチレン樹脂、ABS樹脂等)、アク
リル系樹脂(ポリメチルメタクリレート樹脂、ポリメチ
ルアクリレート樹脂等)が例示される、又、基材樹脂に
ついては、上記の樹脂に発泡剤、例えば重炭酸ナトリウ
ム、炭酸アンモニウム、アゾジカルボン酸アミド、ベン
ゼンスルホニルヒドラジド等を適宜配合(例えば0.3
〜3.0重量%)された低発泡用樹脂組成物も使用され
る。なお、相溶性の程度については、ソルビリティパラ
メーターで、その差が1.5程度以内のものであれば特
に問題は生じないが、それより差が大きく相溶性の乏し
いもの同士の組合せの場合には、基材と表面層との剥離
や、表面模様層の剥がれ等の問題生じる可能性があ
る。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0019
【補正方法】変更
【補正内容】
【0019】
【実施例】 〔実施例1〕低発泡ポリ塩化ビニル樹脂製の平板押出品
の表面に木目模様を付けたものを得るには、原料樹脂と
して、まず基材樹脂として低発泡ポリ塩化ビニル樹脂
組成物(重合度=700)の粉末状組成物を使用し、
第1表層用樹脂としてポリメチルメタクリレート樹脂
(鐘淵化学工業株式会社製 SD−005樹脂)を淡黄
に着色したペレットを用い、第2表層用樹脂として同
上の樹脂を濃い茶褐色に着色したペレットを用いる。
主押出機は55mmφコニカルツイン押出機を用い、
第1共押出機として40mmφシングル押出機、第2共
押出機として30mmφシングル押出機を用いる。金
型としては共押出平板金型を用いる。注入ノズルブロ
ックとしては、主流路内径が15mmφ、長さ60m
m、マニホルドの孔径が0.8mmφ、注入孔の数12
個穿孔したものを用いる。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0021
【補正方法】変更
【補正内容】
【0021】〔実施例2〕第1実施例と同様な原料樹
脂、押出機、金型を用い、ただ注入ノズルブロックにお
いては、前記第1実施例の標準タイプの注入ノズルブロ
ック内の樹脂主流路の内部に高さ20mmでねじれ角度
(θ)45°の 模様変化エレメントを2個組み込んだも
のを使用した。結果、表面層に目模様の一部が互いに
合体して太線化し、そしてこの線そのものが、ゆらぎ等
の変化のある木目調模様を発現した。

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基材樹脂を主押出機で押し出すととも
    に、第1表層用樹脂を共押出金型に共押出しして、長尺
    の2層成形体を得るにあたり、第2共押出機を用いて第
    1表層用樹脂より暗色の第2表層用樹脂を、第1、第2
    共押出機の出口に設けたフィードブロック内における注
    入ノズルブロックの出口端が第1表層用樹脂流の外面に
    位置して配した注入孔を介して第1表層用樹脂の外面に
    注出し、第1表層用樹脂と合流させ、殆ど混ざり合うこ
    となく共押出金型に流入させて基材樹脂表面に位置する
    表層用樹脂表面に木目調模様その他の模様を付与するこ
    とを特徴とする表面加飾押出成形品の製造方法。
  2. 【請求項2】木目調模様として柾目模様又は板目模様で
    ある請求項1記載の表面加飾押出成形品の製造方法。
  3. 【請求項3】フィードブロックが、基体とその該基体に
    着脱自在に設けた注入ノズルブロックとからなる請求項
    1記載の表面加飾押出成形品の製造方法。
  4. 【請求項4】注入ノズルブロックの注入孔断面形状が円
    形状又は矩形状である請求項3記載の表面加飾押出成形
    品の製造方法。
  5. 【請求項5】注入ノズルブロックの内部には模様変化エ
    レメントを単又は複数個互いに近接又は離間して設けて
    なる請求項1記載の表面加飾押出成形品の製造方法。
  6. 【請求項6】第1表層用樹脂及び第2表層用樹脂並びに
    基材樹脂が互いに相溶性を有するものである請求項1記
    載の表面加飾押出成形品の製造方法。
  7. 【請求項7】第1表層用樹脂の表面に第2表層用樹脂で
    模様を形成するために用いられ、第1共押出機並びに第
    2共押出機のそれぞれの押出用ノズルと連結され、内部
    にそれぞれの樹脂を案内するための流路を有する基体
    と、 該基体の内部に着脱自在に取付けることができる筒状ブ
    ロックで、中心には前記基体の流路の一方と連通する主
    流路を有しこの主流路に向けて筒状ブロックの壁体を貫
    通して第2表層用樹脂注入孔を多数開設するとともに、
    注入孔は筒状ブロックの外周面に設けたマニホルド等の
    分配路を介して基体の第2共押出機からの他方の流路に
    連通させてなる注入ノズルブロックと、からなる第1表
    層用樹脂表面への第2表層用樹脂の模様付用フィードブ
    ロック。
  8. 【請求項8】注入ノズルブロックとして前記フィードブ
    ロックの基体に設けた凹部に嵌合される筒体であって、
    内部に長さ方向へ貫通し、第1表層用樹脂が供給される
    基体の一方の流路と連通する主流路を有し、この主流路
    へ向けて筒体外方から第2表層用樹脂を流入させるため
    の複数個の注入孔を一段としてこれを筒体長さ方向に単
    又は複数段にその出口端が入口端よりも主流路の出口側
    へ位置させて設けるとともに、これらの注入孔の筒体外
    面には、注入孔へ第2表層用樹脂を分配流入させるため
    のマニホルド等の分配路を設けてなるものである請求項
    7記載のフィードブロック。
  9. 【請求項9】フィードブロックの基体と注入ノズルブロ
    ックを互いに着脱可能にしてなる請求項8記載のフィー
    ドブロック。
  10. 【請求項10】前記基体の中に収容される注入ノズルブロ
    ックの筒体内には、その長さ方向に第1表層用樹脂の主
    流路を貫通して設けてなり、この流路に対し流路入口側
    に単又は複数段で第2表層用樹脂注入路を設けるととも
    に、第1表層用樹脂の主流路の出口側に模様変化エレメ
    ントを単又は複数個互いに近接又は離間して配した注入
    ノズルブロックを利用してなる請求項7〜9記載のフィ
    ードブロック。
  11. 【請求項11】第1表層用樹脂を第1共押出機から押出
    し、この押し出された第1表層用樹脂の樹脂流のまわり
    からその外周表面に模様づけ用第2表層用樹脂を複数の
    注入路から注出して第1表層用樹脂と混合せず鮮明な模
    様として、これらを一体的に押出し、第1表層用樹脂の
    表面に第2表層用樹脂を木目調模様その他の模様として
    配した状態で、主押出機で押し出される基材樹脂の表面
    に一体的に押し出して、表面に木目模様その他の模様を
    有する成形品を形成してなる表面に鮮明な模様を有する
    押出成形品。
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