JPS5922666B2 - 柾目模様を有する押出成形品の製造法 - Google Patents

柾目模様を有する押出成形品の製造法

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JPS5922666B2
JPS5922666B2 JP52004779A JP477977A JPS5922666B2 JP S5922666 B2 JPS5922666 B2 JP S5922666B2 JP 52004779 A JP52004779 A JP 52004779A JP 477977 A JP477977 A JP 477977A JP S5922666 B2 JPS5922666 B2 JP S5922666B2
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JP
Japan
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resin
main
extruder
grain pattern
molded product
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JP52004779A
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JPS5390372A (en
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貞巳 青木
柾美 北村
憲二 大浦
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Mitsubishi Plastics Inc
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Mitsubishi Plastics Inc
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Description

【発明の詳細な説明】 この発明は柾目模様を有する押出成形品を製造する方法
に係わる。
従来、主材となる熱可塑性樹脂と、この樹脂とは異色の
粒状の着色樹脂即ちカラーベVントとを不十分な混線条
件下で押出成形し、木目模様を有する押出成形品を製造
することはよく知られている。
この方法においては、同原料樹脂を押出機の仕込みホッ
パーに一緒に供給するとか、或いは着色樹脂の方をベン
トロから供給するとか、又は主材樹脂に対し比較的相溶
性の小さい着色樹脂を使用するとか種々の改良技術が提
案されているが、何れによっても得られる成形品の木目
模様は所謂板目模様であって、柾目模様のものは得られ
ない。
家具、床材、壁材等には板目模様のほかに柾目模様を有
するものも要請されるが、柾目模様を得る方法としては
、成形品に印刷するとか、又は成形品の表面に印刷紙或
いは印刷樹脂シートを貼り付ける方法が却られている。
しかし、このような印刷又は印刷物の貼付では模様がデ
ザイン的にみて深床がなく、且つ麿耗によってはげる欠
点がある。
本発明者等はか\る実情にかんがみ、上記のような欠点
のない、表面に柾目模様を有する押出成形品の製造方法
を得るため鋭意検討を重ね本発明を完成した。
本発明は押出成形によって成形品の表面に柾目模様を現
出させる方法を提供することを目的とするものであって
、その要旨とするところは主材となる熱可塑性樹脂に、
この樹脂とは異色の着色樹脂を混ぜ、押出成形によって
表面に柾目模様を有する熱可塑性樹脂製押出成形品を製
造する方法において、上記主材樹脂及び着色樹脂を夫々
押出すための主押出機及び副押出機のバレルヘッド部に
夫々誘導管A及びBを設け、この誘導管A及びBを交差
連結させ、この連結は上記誘導管Aの管壁に、誘導管A
における押出樹脂の流れを横切る方向に並んで、所定間
隔をもち所定の大きさの小孔を複数個穿って連通してな
り、この小孔より吐出される着色溶融樹脂の流れを主押
出機より押出される主材溶融樹脂の流れに合流させた後
、口金を経て押出成形することを特徴とする方法に存す
る。
以下本発明を添付図面に示す本発明方法を実施する装置
と併せて説明する。
第1図は本発明方法を実施する装置の一例の斜視略図、
第2図はその装置の要部即ち主押出機からの樹脂誘導管
と副押出機からの樹脂誘導管との交差連結部の垂直断面
図、第3図は本発明方法における樹脂の流れを示す説明
図、第4図は、主押出機からの樹脂誘導管と副押出機か
らの樹脂誘導管との交差連結部における連通孔の形態を
平面図的にみて例示する説明図である。
図中1は主押出機、2は副押出機、Aは主押出機1から
押出される樹脂流の誘導管、Bは副押出機2から押出さ
れる樹脂流の誘導管、3は誘導管A及びBの交差連結部
、4は誘導管AとBとの間の連通孔、5は口金、6及び
7は樹脂供給ホッパー、8は主材樹脂、9は着色樹脂、
10は成形品、11は柾目模様である。
第1図は表面に柾目模様を有する板状の押出成形品10
を製造する場合を示すものであって、主押出機1に主材
樹脂8が供給され、一方副押出機2に主材樹脂8とは異
色の着色樹脂9が供給され、押出しが行なわれる。
夫々の押出機の種類及び押出条件、操作は特別のもので
ある必要はない。
夫夫の押出機から押出された溶融樹脂は誘導管A及Bを
流れ、交差連結部3で合流する。
しかしこの合流は極めて特殊な形態で行なわれる。
即ち誘導管Aに対する誘導管Bの連通は多数の小さな連
通孔4によって行なわれている。
且つこの多数の小孔は直線、彎曲線、屈曲線のような線
状をなして並んでおり、更にその小孔の線列は誘導管A
における溶融樹脂の流れを横切るように配置される。
この状態は第2図及び第4図によって示されている。
即ち、第2図に示すように誘導管Bの先端は、樹脂を流
れ易くするため、流線形を画くような次第に狭くされ、
その先端部が連通孔になっている。
孔の位置は平面図的にみると第4図に示すように直線を
なすC1屈曲線をなすり、彎曲線をなすEのようにされ
ている。
これらC,D、Eは説明のため第4図に含めて示したが
、このうちの何れかの配置を選んでもよく、まだ孔の位
置が樹脂流の方向で重ならなければ、2本以上の線列と
なるよう配置してもよい。
第4図において誘導管Aでは溶融樹脂は矢印の方向に流
れており、多数の小さな連通孔4から着色樹脂が主材樹
脂の流れの中に縞状に縞状に合流し、その状態で口金5
の方向に進む。
口金5では、誘導管Aの径よりも大きな巾に拡がるので
、連通孔4同志の間隔はできるだけ小さく、そして孔径
は樹脂の流れに支障を来たさない範囲でできるだけ小さ
いことが好捷しい。
しかし孔の間隔をあまり小さくするときは、この箇所に
おける強度上の問題、穿孔作業上の問題で不都合を生ず
る恐れがある。
か5る問題を緩和するためには、第4図で示すD或いは
Eのような形の配置をとるのが好ましく、又は図示して
いないが、小さなジグザグの形をとってもよい。
更に連通孔の孔径ば、第4図でいえば中央付近より、両
端に至るに従って少しづつ孔径を大きくするのが好まし
い。
これは、着色樹脂が両端の開孔部に至る距離が中央の開
孔部に至る距離よりも漸次大きくなるからで、上記のよ
うに孔径な変えておくときは着色樹脂の吐出量が均一化
される。
かくして主材樹脂流に縞状に着色樹脂が吐出され、この
樹脂流は第3図に示すように口金5に入り、所望形状に
成形され、成形品10が押出され、上記縞状の模様は柾
目模様11として成形品の表面に表われる。
第1図に示すように誘導管Bが誘導管Aに対し上方より
かぶさるように連結させると押出成形品の上面に模様が
表われ、これと逆に誘導管Aに対し下方より連結される
と、模様は成形品の下面に付与される。
従って副押出機2を2基使用して、誘導管AVc対し、
上下両方より着色樹脂を吐出させると柾目模様を上面及
び下面の両方に有する成形品が得られる。
本発明方法で用いられる主材樹脂及び着色樹脂の素材と
しては、ポリ塩化ビニル、塩化ビニル共重合樹脂、ポリ
スチンン、スチンン共重合樹脂、ポリエチVン、ポリプ
ロピレン等、従来押出成形に使用された樹脂は如何なる
ものでもよく、また主材樹脂及び着色樹脂の夫々の素材
は同一であっても、異なる種類であってもよい。
まだ着色樹脂が主材樹脂と異色であるというのは、色の
種類が異なることのほかに同一種類で濃淡の差のある場
合も含むものである。
また着色樹脂は細孔を通過するので流れ易いものを使用
するのが好ましく、例えばポリ塩化ビニルを用いるとき
は可塑剤を加えるのがよい。
その他素材樹脂には安定剤、充填剤、滑剤等、通常用い
られる添加助剤を加えてもよいことは勿論である。
本発明方法が適用される成形品は板状をなすもののほか
に異形品であってもよい。
かくして壁材、天井材又はスノコ、タイル、デツキ材の
ような床材や軒樋等の板状品乃至異形品、その他パイプ
、竪樋のような管状物の成形に対しても利用できる。
以上のようにして本発明方法によれば、押出成形により
、従来得られなかった柾目模様を付与した成形品が一気
に得られ、また従来の印刷紙貼付や直接印刷を施したも
のにくらべ麿耗によってはげることがなく、且つ実際の
木材の柾目模様に匹敵する優雅な模様を形成し得るので
本発明は極めて有用性に富むものといえる。
次に本発明の詳細な説明する。
なお、実施例において、部は重量部である。
実施例 主材樹脂処方: 塩化ビニル樹脂 100 部安定剤
3.5部滑剤(ステア
リン酸)0.5部 充填剤(炭酸カルシウム) 3 部安定剤は
次のものよりなる。
三塩基性硫酸鉛 2.0部二塩基
性亜リン酸 0.5部二塩基性ステ
アリン酸鉛 1.0部上記処方に、淡褐色
になる量の褐色顔材を加え、150〜170℃で加熱混
練し、粒状化したものを準備する。
着色樹脂処方: 塩化ビニル樹脂 100 部安定剤
3.5部可塑剤(DO
P ) 15 部安定剤の組成
は主材樹脂におけるのと同じであ6、。
。ゆヵ11.い、76オ。。0う□2,1え、十分混合
し、150〜170℃で加熱混練し、粒状化したものを
準備する。
着色樹脂は可塑剤を含有し、軟化温度が低く、細孔から
も流出し易く模様がっけ易くしである。
第1図に示す装置を用い、上記主材樹脂を主押出機に供
給し、上記着色樹脂を副押出機に供給し、上に説明した
ように操作して押出し、柾目模様を有する板状体を得た
副押出機と主押出機からの押出量の割合を1:20乃至
1:200の範囲内で変えることにより、成形品の柾目
模様の濃色線部分が占める割合いを変えることができた
以上、本発明方法を説明したが、ここに説明され、図面
に示されたところは本発明方法の代表的例示であって、
本発明はこれらによって拘束されるものでなく、本発明
は特許請求の範囲によってのみ制限されるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明方法を実施する装置の一例の斜視略図、
第2図はその装置の要部の垂直断面図、第3図は本発明
方法における樹脂の流れを示す説明図、第4図は主押出
機からの樹脂誘導管と副押出機からの樹脂誘導管との交
差連結部における連通孔の形態を例示する説明図である
。 図中、1は主押出機、2は副押出機、Aは主押出機1か
ら押出される樹脂の誘導管、Bは同じく副押出機に設け
られた誘導管、3は誘導管A及びBの交差連結部、4は
連通孔、5は口金、10は押出成形品、11は柾目模様
である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 主材となる熱可塑性樹脂に、この樹脂とは異色の着
    色樹脂を混ぜ、押出成形によって表面に柾目模様を有す
    る熱可塑性樹脂製押出成形品を製造する方法において、
    上記主材樹脂及び着色樹脂を夫々押出すための主押出機
    及び副押出機のバレルヘッド部に夫々誘導管A及びBを
    設け、この誘導管A及びBを交差連結させ、この連結は
    上記誘導管Aの管壁に、誘導管Aにおける押出樹脂の流
    れを横切る方向に並んで、所定間隔をもち所定の大きさ
    の小孔を複数個穿って連通してなり、この小孔より吐出
    される着色溶融樹脂の流れを主押出機より押出される主
    材溶融樹脂の流れに合流させた後、口金を経て押出成形
    することを特徴とする方法。
JP52004779A 1977-01-19 1977-01-19 柾目模様を有する押出成形品の製造法 Expired JPS5922666B2 (ja)

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