JP5485537B2 - 押出成形品及び押出成形品の製造方法 - Google Patents
押出成形品及び押出成形品の製造方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP5485537B2 JP5485537B2 JP2008281139A JP2008281139A JP5485537B2 JP 5485537 B2 JP5485537 B2 JP 5485537B2 JP 2008281139 A JP2008281139 A JP 2008281139A JP 2008281139 A JP2008281139 A JP 2008281139A JP 5485537 B2 JP5485537 B2 JP 5485537B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- resin composition
- extrusion
- surface layer
- extruded
- manifold
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Extrusion Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
Description
1表層用樹脂より暗色の第2表層用樹脂を、第1、第2共押出機の出口に設けたフィードブロック内における注入ノズルブロックの出口端が第1表層用樹脂流の外面に位置して配した注入孔を介して第1表層用樹脂の外面に注出し、第1表層用樹脂と合流させ、殆ど混ざり合うことなく共押出金型に流入させて基材樹脂表面に位置する表層用樹脂表面に木目調模様その他の模様を付与する方法(特許文献2参照)が提案されている。
すなわち、前者の方法の場合、芯材樹脂に表層樹脂を積層させながら、かすれ現象による自然な模様を付与しており、模様の表出位置がコントロール出来ないという問題がある。
一方、後者の方法の場合、色の異なる2種の合成樹脂材料を別の押出機で押し出し、模様を付与するようにしているため、成形装置が複雑でコストがかかるものになってしまう。
上記のように凹凸柄を表面層に付与する方法としては、バッチ式に行ってもよいが生産性を考慮すると、押出金型と冷却金型間に、凹凸柄を彫り込んだ賦形ロールを設け、表面層が固化する前に、連続的に凹凸柄を賦形することが好ましい。
また、小マニホールド部の断面形状は、湾曲していても、階段状になっていても構わないし、複数の小マニホールド部を設けた場合、その断面形状は全て同一形状でも構わないし、異なっていても構わない。
また、樹脂組成物中には、必要に応じて、可塑剤、酸化防止剤など公知の添加剤を添加しても構わない。
また、混合樹脂組成物の押出条件としては150〜250℃の範囲で押し出すのが好ましい。
しかも、横断面略波形をした凹凸表面を備える成形品の山部及び谷部のいずれか一方に
当たる位置に小マニホールド部を形成したので、錯視効果によって、より深みのある表面模様に見えるようになり、より意匠性を高めることができる。
すなわち、本発明の押出成形品の製造方法によれば、少ない数の押出機により意匠性に富んだ成形品を押出成形することができるので、成形装置が簡素化できる。
さらに、押出金型と冷却金型間に、凹凸柄を彫り込んだ賦形ロールを設け、表面層が固化する前に、連続的に凹凸柄を賦形するようにすれば、凹凸柄が付与された成形品を生産性よく製造することができる。
図1は、本発明にかかる押出成形品及びその製造方法の第1の実施の形態をあらわしている。
基材層2aは、表面側が横断面波形をしていて、厚さが25〜50mm程度である。
また、高耐候性樹脂層3aは、融点が100℃〜170℃で白色等の淡色に着色されたあるいは透明の高耐候性低融点樹脂組成物P1と、ブルー、茶色、黒等の濃色に着色された高耐候性高融点樹脂組成物P2との混合樹脂組成物Pからなるとともに、高耐候性高融点樹脂組成物P2が他の部分より波の谷部31に集まって成形され、谷部31が濃色になっている。
なお、谷部31の濃色部分は、その長手方向に均一な幅になっているのではなく、高耐候性高融点樹脂組成物P2の配合割合によっては、図1に示すように、一部が途切れる場合もある。
すなわち、この押出成形装置4aは、第1押出機5と、第2押出機6と、第1ダイ7aと、第2ダイ8aと、冷却金型9aとを備えている。
第1ダイ7aは、第1押出機5から押し出された基材層用樹脂組成物を基材層2aの形状に連続的に成形するようになっている。
第2ダイ8aは、第1ダイ7aに連接されていて、第1型部81と、第2型部82と、マニホールド83と、を備えている。
第2型部82は、得ようとする押出成形品1aの断面形状をしていて、第1型部81の後方に連続して設けられている。
主マニホールド部83aは、第2押出機6から供給された混合樹脂組成物を押出成形品1aの幅に展開して第2型部82に供給するようになっている。
冷却金型9aは、押出成形品1aと略同じ断面形状をしていて、第2型部82から連続的に押し出される押出成形品形状品1aを冷却固化して押出成形品1aとするようになっている。
図6に示すように、この押出成形品1bは、基材層2bと表面層としての高耐候性樹脂層3bとを備え、基材層2bが厚さ25〜50mm程度の平板状をしていて、高耐候性樹脂層3bが、基材層2bの表面に沿う厚さ0.1〜1mm程度の板状をしているとともに、高耐候性樹脂層3bの表面に、特に限定されないが、例えば、図7のような斜め縞状あるいは図8に示すような梨地状の凹凸柄が施されている。
なお、濃色部及び淡色部は、均一な幅になっているのではなく、高耐候性高融点樹脂組成物P2の配合割合によっては、図6に示すように、一部が途切れる場合もある。
すなわち、この押出成形装置4bは、第1押出機5と、第2押出機6と、第1ダイ7bと、第2ダイ8bと、賦形ロールRと、冷却金型9とを備えている。
第1ダイ7bは、第1押出機5から押し出された基材層用樹脂組成物を基材層2bの形状に連続的に成形するようになっている。
第2ダイ8bは、第1ダイ7bに連接されていて、第1型部85と、第2型部86と、マニホールド87と、を備えている。
第2型部86は、得ようとする押出成形品1bの略断面形状をしていて、第1型部85の後方に連続して設けられている。
主マニホールド部87aは、第2押出機6から供給された混合樹脂組成物を押出成形品1aの幅に展開して第2型部86に供給するようになっている。
また、上記の実施の形態では、押出成形品が、基材層と表面層の2層から構成されていたが、単層でも構わないし、3層以上としても構わない。
さらに、上記第1の実施の形態のような波形をした成形品においても、凹凸柄を付与するようにしても構わない。
2a,2b 基材層
3a,3b 高耐候性樹脂層(表面層)
31 谷部
4a,4b 押出成形装置
7a,7b 第1ダイ
8a,8b 第2ダイ
83,87 マニホールド
83a,87a 主マニホールド部
83b,87b 小マニホールド部
P 混合樹脂組成物
P1 高耐候性低融点樹脂組成物
P2 高耐候性高融点樹脂組成物
R 賦形ロール
Claims (5)
- 融点及び粘度の少なくともいずれかが異なるとともに色の異なる複数の樹脂組成物の混合樹脂組成物を、ダイに設けられた厚みの方向の壁面の一部に樹脂組成物の流れ方向に平行な長細い凹部からなる小マニホールド部を設けたマニホールドを介して、少なくとも表面層を形成するように押し出す押出成形品の製造方法であって、
横断面略波形をした凹凸表面を備える成形品の山部及び谷部のいずれか一方に当たる位置に小マニホールド部を形成することを特徴とする押出成形品の製造方法。 - 押し出された表面層が固化する前に凹凸柄を彫り込んだ賦形型によって凹凸柄を表面層に付与する請求項1に記載の押出成形品の製造方法。
- 賦形型が凹凸柄を彫り込んだ賦形ロールであって、賦形ロールを表面層に押出速度に合わせて回転させて凹凸柄を表面層に付与する請求項2に記載の押出成形品の製造方法。
- 単一樹脂組成物からなる基材層と、混合樹脂組成物からなる表面層とを共押し出しする請求項1〜請求項3のいずれかに記載の押出成形品の製造方法。
- 請求項3または請求項4に記載の押出成形品の製造方法によって得られる横断面略波形をした凹凸表面を備える成形品であって、色の濃い樹脂組成物が谷部もしくは山部に沿って多く集まっていることを特徴とする押出成形品。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008281139A JP5485537B2 (ja) | 2008-05-27 | 2008-10-31 | 押出成形品及び押出成形品の製造方法 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008137566 | 2008-05-27 | ||
JP2008137566 | 2008-05-27 | ||
JP2008281139A JP5485537B2 (ja) | 2008-05-27 | 2008-10-31 | 押出成形品及び押出成形品の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2010006046A JP2010006046A (ja) | 2010-01-14 |
JP5485537B2 true JP5485537B2 (ja) | 2014-05-07 |
Family
ID=41587059
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2008281139A Expired - Fee Related JP5485537B2 (ja) | 2008-05-27 | 2008-10-31 | 押出成形品及び押出成形品の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5485537B2 (ja) |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH1142756A (ja) * | 1997-07-28 | 1999-02-16 | Toppan Printing Co Ltd | エンボス化粧シート |
JPH11291319A (ja) * | 1998-04-13 | 1999-10-26 | Sanken:Kk | 合成樹脂製木調建材 |
JP4388686B2 (ja) * | 2000-11-14 | 2009-12-24 | 積水化学工業株式会社 | 木目調模様を有する樹脂成形体及びその製造方法 |
-
2008
- 2008-10-31 JP JP2008281139A patent/JP5485537B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2010006046A (ja) | 2010-01-14 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
CN103619561A (zh) | 设有含木材纤维的表皮层的窗框型材 | |
US20210363762A1 (en) | Foamed floor with wood texture | |
CN1990956B (zh) | 生产纱片的方法及用此方法生产的纱片所生产的合成草结构 | |
CN103608162B (zh) | 利用共挤压的窗框型材制造设备 | |
JP5917721B2 (ja) | 合成木材製造用押出ダイ、これを備える製造装置及び合成木材の製造方法 | |
JPH08142149A (ja) | 複合樹脂シート、その製造装置及びその製造方法 | |
JP5485537B2 (ja) | 押出成形品及び押出成形品の製造方法 | |
US11160375B2 (en) | Edge strip and method for its manufacture | |
US10981350B1 (en) | Wood-grained polymer substrate | |
JP4621453B2 (ja) | 擬竹及びその製造方法 | |
JPH07195480A (ja) | 表面に鮮明な模様を有する表面加飾押出成形品の製造方法並びにその装置およびその成形品 | |
JPS62240527A (ja) | プラスチツク複層押出成形用口金 | |
CN209813024U (zh) | 一种仿木纹塑料型材的模具 | |
JP2001179799A (ja) | 表皮木目模様の形成方法及びそのダイス構造 | |
JP5115919B2 (ja) | 合成樹脂製チューブ体の表面加飾方法 | |
CN103608163B (zh) | 用于窗框型材的辅助共挤压设备和具有该辅助共挤压设备的型材制造设备 | |
JP5517027B2 (ja) | 樹脂成形体製造用金型及びこれを用いた樹脂成形体製造装置 | |
JP4083692B2 (ja) | 合成樹脂製擬竹,その表面模様形成方法及び押出成形装置 | |
JPH0437534A (ja) | 凹凸状で濃淡のあるスキン層をもつ押出発泡スチレン系樹脂シート及びその製造法 | |
JP6846769B2 (ja) | すだれ用樹脂パイプ及びすだれ用樹脂パイプの作製方法 | |
JP5566943B2 (ja) | 長尺材の製造方法 | |
JPH0118354Y2 (ja) | ||
EP1707337A1 (en) | Co-extruded multi-layer foil comprising different polymers | |
JP2001179800A (ja) | 表皮木目模様形成のダイス構造 | |
CN100451063C (zh) | 一种仿天然的家具编织材料及其制造方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20110808 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20130225 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20130305 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20130425 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20140204 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20140220 |
|
R151 | Written notification of patent or utility model registration |
Ref document number: 5485537 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |