JP3894629B2 - ディスクブレーキ用ディスクロータ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、自動車、自動二輪車等に装備されるディスクブレーキに用いるディスクロータに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のディスクロータは、全体を鋳鉄製としたもの(例えば、特開平4−15328号公報参照)や、軽金属又は軽合金鋳物からなるディスクロータ本体の表面に、その表面より常時突出する金属製摩擦部材を埋設してなるもの(特開昭58−152945号公報参照)が知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来の何れのものも、早朝時など、車両の発進直後の制動時に、ディスクロータの摩擦面に付着した水分による効力異常(モーニング エフェクト)や鳴きが生ずることがある。特に、ディスクロータの摩擦面に圧接する摩擦パッドの低温時(50°C以下)では、パッド成分が溶けず、ディスクロータの摩擦面への移着が少ないため、制動効力が低下することがある。
【0004】
本発明は、かゝる事情に鑑みてなされたもので、低温から異常高温の広範な温度領域において常に正常な制動効力を発揮すると共に、鳴きの発生を防止し得る、ディスクブレーキ用ディスクロータを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明は、金属製のディスクロータ本体の、摩擦パッドが摺擦する摩擦面に保持孔を開口し、この保持孔に、ディスクロータ本体に比して熱膨張率が小であり、且つ摩擦係数が大である摩擦部材を保持させ、この摩擦部材を、これがディスクロータ本体の低温時にはその摩擦面より突出し、通常使用温度時にはディスクロータ本体の摩擦面と略面一となり、異常高温時にはディスクロータ本体の摩擦面に没入するように構成して、低温での制動時には、摩擦パッドが摩擦部材に摺擦し、通常使用温度での制動時には、摩擦パッドがディスクロータ本体の摩擦面及び摩擦部材に摺擦し、異常高温での制動時には、摩擦パッドがディスクロータ本体の摩擦面のみと摺擦するようにしたことを第1の特徴とする。
【0006】
而して、ディスクロータ本体の低温状態(50°C未満)では、ディスクロータ本体と摩擦部材との熱膨脹率の差により、摩擦部材は、ディスクロータ本体の摩擦面から所定量突出した状態となるので、制動時、摩擦パッドは摩擦部材との摺擦となる。この摩擦部材は、ディスクロータ本体の摩擦面よりも摩擦係数が大であるから、早朝時など、その表面に水分が付着していても、比較的安定した摩擦特性を発揮することができ、したがって、ディスクロータ本体の摩擦面に付着した水分に起因する効力異常や鳴きの発生を防ぐことができる。
【0007】
ディスクロータ本体の通常使用温度状態(50〜200°C未満)では、ディスクロータ本体が摩擦部材より大きく熱膨脹することにより、その摩擦面と摩擦部材の表面とが略面一となる。その結果、摩擦パッドはディスクロータ本体と摩擦部材との摺擦となり、通常通りの制動効力を発揮することができる。しかも、摩擦部材はディスクロータ本体により過剰摩耗が阻止される。
【0008】
ディスクロータ本体の異常高温状態(200°C以上)では、ディスクロータ本体の更なる熱膨脹により、摩擦部材の表面は、ディスクロータ本体の保持孔内に没入するため、摩擦パッドはディスクロータ本体の摩擦面のみとの摺擦となる。その結果、保持孔の開口縁により摩擦パッドの摩擦面の引っ掻き作用により、該摩擦面を正常に保ち、フェード現象による制動効力の低下を回避することができる。その上、摩擦部材を高温摩擦より保護することができる。
【0009】
また本発明は、上記特徴に加えて、前記摩擦部材を、フェノール樹脂を基材として成形したことを第2の特徴とする。
【0010】
而して、フェノール樹脂を基材とした摩擦部材は、その比重が金属製のディスクロータ本体より遙かに小さいから、この摩擦部材をディスクロータ本体に多数埋設することにより、ディスクロータの軽量化を図ることができる。しかも、この摩擦部材は、ディスクロータ本体と固有振動数を異にするので、制動時、ディスクロータ本体に対する制振効果を発揮することができる。
【0011】
さらに本発明は、第1の特徴に加えて、前記保持孔を、これがディスクロータ本体を貫通してその両摩擦面に等しく開口するように形成すると共に、この保持孔の内周面に係止溝を設け、前記摩擦部材を、これが前記係止溝に入り込むように前記保持孔に充填したことを第3の特徴とする。
【0012】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態を、添付図面に示す本発明の実施例に基づいて以下に説明する。
【0013】
先ず、図1ないし図5により本発明の第1実施例について説明する。
【0014】
図1は車両用ディスクブレーキの平面図、図2は図1の2−2線断面図、図3はディスクロータの低温状態での縦断面図、図4はディスクロータの通常温度状態での縦断面図、図5ディスクロータの高温状態での縦断面図である。
【0015】
図1及び図2において、キャリパボディCaは、図示しない車輪と共に回転するディスクロータDを間に置いて対向する左右一対の第1及び第2腕部11 ,12 と、ディスクロータDを跨いで両腕部11 ,12 の両端同士を一体に連結する前後一対の第1及び第2ブリッジ部21 ,22 とからなっている。その第1腕部11 には、ディスクロータDの中心側へ延出する支持腕4が一体に形成されており、この腕部4が車輪支持部材(図示せず)にボルトで固着される。
【0016】
両ブリッジ部21 ,22 間には窓孔3が画成され、この窓孔3を通して第1及び第2摩擦パッドP1 ,P2 が第1及び第2腕11 ,12 とディスクロータDとの各間に挿入される。これら摩擦パッドP1 ,P2 の各裏板5の前後両端を支承するトルク支承部6a,6bが両腕部11 ,12 にそれぞれ設けられる。また両腕部11 ,12 の上面には、ピン孔8を有するボス71 ,72 が突設され、またこれらに対応して両摩擦パッドP1 ,P2 の各裏板5にもピン孔10を有するボス9が形成されており、これらボス71 ,72 ,9のピン孔8,10に挿通されるハンガーピン11により、摩擦パッドP1 ,P2 はディスクロータDの軸方向へ摺動自在に支持される。ハンガーピン11は、その一端に形成された膨大頭部11aと、他端に装着される割ピン12とにより上記ピン孔8,10からの抜止めが図られる。
【0017】
第1及び第2腕部11 ,12 には、ディスクロータDの周方向に並ぶ各一対の第1及び第2油圧シリンダ141 ,141 ;142 ,142 が各腕部11 ,12 の内側面に開口するように設けられ、これらに第1及び第2摩擦パッドP1 ,P2 の各裏板5を押圧し得る第1及び第2ピストン151 ,151 ;152 ,152 がそれぞれ摺動自在に装着される。対をなす油圧シリンダ141 ,141 ;142 ,142 は、それらの底部において連通孔18を介してそれぞれ互いに連通される。また第1ブリッジ部21 側の第1及び第2油圧シリンダの141 ,142 は、第1ブリッジ部21 に穿設された連通油路22を介して互いに連通される。
【0018】
キャリパボディCaは、第1及び第2ブリッジ部21 ,22 の中央部でディスクロータDの回転面と平行な分割面20をもって、第1腕部11 側の第1キャリパ半体C1 と第2腕部12 側の第2キャリパ半体C2 とに分割される。そして、両キャリパ半体C1 ,C2 は、第1及び第2ブリッジ21 ,22 において分割面20を貫通する第1及び第2連結ボルト211 ,212 により互いに結合される。こうしてブレーキキャリパCが構成される。
【0019】
また両キャリパ半体C1 には、油圧シリンダ141 に連なる入力ポート23が設けられ、これに図示しないマスタシリンダの出力ポートから延出する油圧導管が接続される。
【0020】
図2ないし図5に示すように、ディスクロータDは、図示しない車輪に固着される取付けボス部25aと、前記第1及び第2摩擦パッドP1 ,P2 間に挿入されるディスク部25bとを一体に鋳造してなる鋳鉄製のディスクロータ本体25を備え、そのディスク部25bの左右両摩擦面26,26は、第1及び第2摩擦パッドP1 ,P2 と摺擦するようになっている。そのディスク部25bには、それを軸方向に貫通する多数の保持孔27が穿設される。これら保持孔27は、ディスク部25bの半径線に対し適当角度傾斜した多数の線上に沿って複数宛(図示例では3個宛)配列される。またこれら保持孔27は、その内周面に環状の係止溝27aを持っている。そして各保持孔27には、それを充填するようにして、摩擦部材28が保持され、その一部が前記係止溝27aに入り込むことにより、摩擦部材28の保持孔27からの離脱が阻止される。
【0021】
各摩擦部材28は、基材であるフェノール樹脂に、少なくともアミドファイバ、セラミックファイバ、金属ファイバを配合してなる摩擦材に、少なくとも硫酸バリウム、水酸化カルシウム、カシュウダストを含む充填材を複合して成形したものであって、その熱膨脹率は、ディスクロータ本体25のそれより小さく設定される。 而して、各摩擦部材28は、ディスク部25bの低温時(50°C未満)には、その摩擦面26より突出し、通常使用温度時(50〜200°C未満)には、ディスク部25bの摩擦面26と略面一となり、異常高温時(200°C以上)には、ディスク部25bの摩擦面26に没入するようになっているディスク部25bの低温時、その摩擦面26からの摩擦部材28の突出量は、30〜50μmと設定することが望ましい。
【0022】
次に、この実施例の作用について説明する。
【0023】
図示しないマスタシリンダを作動してブレーキキャリパCの入力ポート23に油圧を供給すると、その油圧は第1油圧シリンダ141 ,141 に伝達すると同時に、連通油路22を経て第2油圧シリンダ141 ,142 にも伝達し、第1及び第2ピストン151 ,151 ;152 ,152 を前進させて第1及び第2摩擦パッドP1 ,P2 を、図示しない車輪と共に回転するディスクロータDに圧接させるので、その間に生じる摩擦力によりディスクロータD、したがって車輪を制動することができる。
【0024】
ところで、ディスクロータ本体25のディスク部25bの低温時(50°C未満)では、前述のディスクロータ本体25と摩擦部材28との熱膨脹率の差により、摩擦部材28は、ディスク部25bの摩擦面から所定量突出した状態となるので、制動時、摩擦パッドP1 ,P2 は摩擦部材28との摺擦となる。この摩擦部材28は、鋳鉄製ディスクロータ本体25の摩擦面26よりも摩擦係数が大であるから、早朝時など、その表面に水分が付着していても、比較的安定した摩擦特性を発揮することができ、したがって、ディスク部25bの摩擦面に付着した水分に起因する効力異常や鳴きの発生を防ぐことができる。
【0025】
制動の繰返しにより、ディスクロータ本体25のディスク部25bが通常使用温度(50〜200°C未満)まで昇温すると、ディスク部25bが摩擦部材28より大きく熱膨脹することにより、その摩擦面26と摩擦部材28の表面とが略面一となる。その結果、摩擦パッドP1 ,P2 はディスク部25bと摩擦部材28との摺擦となり、通常通りの制動効力を発揮することができる。しかも、摩擦部材28はディスク部25bにより過剰摩耗が阻止されるので、その耐久性を維持することができる。
【0026】
ディスクロータ本体25のディスク部25bが異常高温(200°C以上)の状態まで更に昇温すると、ディスク部25bの更なる熱膨脹により、摩擦部材28の表面は、ディスク部25bの保持孔27に没入して、その摩擦面26より低くなるため、摩擦パッドP1 ,P2 はディスク部25bの摩擦面26のみとの摺擦となる。その結果、保持孔27の開口縁により摩擦パッドP1 ,P2 の摩擦面の引っ掻き作用により、該摩擦面を正常に保ち、フェード現象による制動効力の低下を回避することができる。その上、摩擦部材28を高温摩擦より保護して、その耐久性を維持することができる。
【0027】
また、摩擦部材28はフェノール樹脂を基材としたもので、その比重はディスクロータ本体25のそれより遙かに小さいから、この摩擦部材28をディスク部25bに多数埋設することにより、ディスクロータDの軽量化に大いに寄与し得る。さらに、この摩擦部材28は、ディスクロータ本体25と固有振動数を異にするので、制動時、ディスクロータ本体25に対する制振効果を発揮することができ、これによって鳴きの防止を更に図ることができる。
【0028】
図6は、本発明の第2実施例を示すもので、ディスク部25bに形成される保持孔27を、ディスク部25bの周方向に延びる長孔とし、これに同形の摩擦部材28を嵌合保持させた点を除けば、前実施例と同様の構成であり、図中、前実施例との対応部には、同一の参照符号を付して、その説明を省略する。
【0029】
本発明は、上記実施例に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々の設計変更が可能である。例えば、ディスク部25bの各摩擦面26に、保持孔27としての凹部を形成し、これに摩擦部材28を嵌合保持させることもできる。また本発明は、ブレーキキャリパを車輪支持部材に摺動自在に取付けた反力式ディスクブレーキに適用し得ることは勿論である。
【0030】
【発明の効果】
以上のように本発明の第1の特徴によれば、金属製のディスクロータ本体の、摩擦パッドが摺擦する摩擦面に保持孔を開口し、この保持孔に、ディスクロータ本体に比して熱膨張率が小であり、且つ摩擦係数が大である摩擦部材を保持させ、この摩擦部材を、これがディスクロータ本体の低温時にはその摩擦面より突出し、通常使用温度時にはディスクロータ本体の摩擦面と略面一となり、異常高温時にはディスクロータ本体の摩擦面に没入するように構成して、低温での制動時には、摩擦パッドが摩擦部材に摺擦し、通常使用温度での制動時には、摩擦パッドがディスクロータ本体の摩擦面及び摩擦部材に摺擦し、異常高温での制動時には、摩擦パッドがディスクロータ本体の摩擦面のみと摺擦するようにしたので、ディスクロータ本体の低温状態での制動時には、摩擦パッドが摩擦係数の大なる摩擦部材との摺擦となり、早朝時など、その表面に水分が付着していても、比較的安定した摩擦特性を発揮して、効力異常や鳴きの発生を防ぐことができる。またディスクロータ本体の通常使用温度時には、ディスクロータ本体の摩擦面と摩擦部材の表面とが略面一となることにより、摩擦パッドがディスクロータ本体及び摩擦部材の両者との摺擦となり、通常通りの制動効力を発揮することができ、しかも、摩擦部材の過剰摩耗をディスクロータ本体の摩擦面により阻止し、その耐久性を維持することができる。さらに、ディスクロータ本体の異常高温時には、摩擦部材の表面が、ディスクロータ本体の保持孔内に没入することにより、保持孔の開口縁による摩擦パッドの摩擦面の引っ掻き作用により、該摩擦面を正常に保ち、フェード現象による制動効力の低下を回避することができる。その上、摩擦部材を高温摩擦より保護して、その耐久性を維持することができる。
【0031】
また本発明の第2の特徴によれば、前記摩擦部材を、フェノール樹脂を基材として成形したので、摩擦部材の比重は金属製のディスクロータ本体より遙かに小さく、これをディスクロータ本体に多数埋設することにより、ディスクロータの軽量化を図ることができる。しかも、この摩擦部材は、ディスクロータ本体と固有振動数を異にするので、制動時、ディスクロータ本体に対する制振効果を発揮して、鳴きの防止を更に図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施例に係るディスクロータを備えたディスクブレーキの一部縦断平面図。
【図2】 図1の2−2線断面図。
【図3】 図2の3−3線断面図で、ディスクロータの低温状態を示す。
【図4】 図3と同様の断面図で、ディスクロータの通常使用温度状態を示す。
【図5】 図3と同様の断面図で、ディスクロータの異常高温状態を示す。
【図6】 本発明の第2実施例に係るディスクロータを備えたディスクブレーキの一部縦断平面図。
【符号の説明】
D・・・・・ディスクロータ
1 ,P2 ・・・摩擦パッド
25・・・・ディスクロータ本体
26・・・・摩擦面
27・・・・保持孔
28・・・・摩擦部材

Claims (3)

  1. 金属製のディスクロータ本体(25)の、摩擦パッド(P1 ,P2 )が摺擦する摩擦面(26)に保持孔(27)を開口し、この保持孔(27)に、ディスクロータ本体(25)に比して熱膨張率が小であり、且つ摩擦係数が大である摩擦部材(28)を保持させ、この摩擦部材(28)を、これがディスクロータ本体(25)の低温時にはその摩擦面(26)より突出し、通常使用温度時にはディスクロータ本体(25)の摩擦面と略面一となり、異常高温時にはディスクロータ本体(25)の摩擦面(26)に没入するように構成して、低温での制動時には、摩擦パッド(P 1 ,P 2 )が摩擦部材(28)に摺擦し、通常使用温度での制動時には、摩擦パッド(P 1 ,P 2 )がディスクロータ本体(25)の摩擦面(26)及び摩擦部材(28)に摺擦し、異常高温での制動時には、摩擦パッド(P 1 ,P 2 )がディスクロータ本体(25)の摩擦面(26)のみと摺擦するようにしたことを特徴とする、ディスクブレーキ用ディスクロータ。
  2. 請求項1記載のものにおいて、
    前記摩擦部材(28)を、フェノール樹脂を基材として成形したことを特徴とする、ディスクブレーキ用ディスクロータ。
  3. 請求項1記載のものにおいて、
    前記保持孔(27)を、これがディスクロータ本体(25)を貫通してその両摩擦面(26)に等しく開口するように形成すると共に、この保持孔(27)の内周面に係止溝(27a)を設け、前記摩擦部材(28)を、これが前記係止溝(27a)に入り込むように前記保持孔(27)に充填したことを特徴とする、ディスクブレーキ用ディスクロータ。
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