JP2006070959A - ブレーキ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】回転軸への負荷を小さく抑えながら回転軸の回転を停止させることができ、しかも、それを簡素な機構で実現できるブレーキ装置を提供する。
【解決手段】回転軸4に取り付けられるディスク2と、ディスク2に接触して摩擦力でディスク2の回転を制動する摺擦制動部3とが備えられたブレーキ装置1において、ディスク2に、摺擦制動部3との接触圧力を変化させて脈動的な制動が行われるようにする凹凸5…,6…が備えられている。あるいは、ディスク2が、ディスク本体部2aに熱膨張性物質7…を複合したものからなり、ディスク2と摺擦制動部3との摩擦による熱が熱膨張性物質7…に伝えられ、該熱膨張物質7…が膨張して、ディスク2における摺擦制動部との接触領域が増加するようになされているのもよい。
【選択図】 図1

Description

本発明は、ブレーキ装置に関する。
例えば風力発電機では、回転している羽根車を停止させることができるようにブレーキ装置が組み込まれているが、そのようなブレーキ装置として、羽根車の回転軸に取り付けられたディスクと、ディスクに接触して摩擦力でディスクの回転を制動するキャリパー等の摺擦制動部とを備えたブレーキ装置を用いた場合、このブレーキ装置で、高トルクで回転している羽根車を急激に停止しようとすると、回転軸に大きな負荷がかかってしまう。
そこで、従来より、径の小さい油圧ケーブルと径の大きい油圧ケーブルとを用い、摺擦制動部に伝えられる油圧が、ブレーキをかけた初期段階において小さく、時間的に遅れて大きくなるよう油圧を制御することで、回転軸への負荷を小さく抑えながら羽根車の回転を停止させていくようにすることが行われている。
しかしながら、上記の方法は、摺擦制動部側の作動状態を制御することにより、回転軸への負荷を小さく抑えながら羽根車の回転を停止させていくものであるため、ブレーキ装置が機構的に複雑化してしまうという問題がある。
本発明は、上記のような問題点に鑑み、回転軸への負荷を小さく抑えながら回転軸の回転を停止させることができ、しかも、それを簡素な機構で実現することができるブレーキ装置を提供することを課題とする。
上記の課題は、回転軸に取り付けられるローターと、ローターに接触して摩擦力でローターの回転を制動する摺擦制動部とが備えられたブレーキ装置において、
前記ローターに、摺擦制動部との接触圧力を変化させて脈動的な制動が行われるようにする凹凸が備えられていることを特徴とするブレーキ装置によって解決される。
このブレーキ装置では、ローターに備えられた凹凸により、摺擦制動部が作動すると、ローターと摺擦制動部との接触圧力が変化することによる脈動的な制動が行われるようになされているので、回転軸への負荷を小さく抑えながら回転軸の回転を停止させることができる。しかも、ローターに凹凸を備えさせただけのものであるから、摺擦制動部に対する特別な制御が不要で、簡素な機構によりそれを実現することができる。
また、上記の課題は、回転軸に取り付けられるローターと、ローターに接触して摩擦力でローターの回転を制動する摺擦制動部とが備えられたブレーキ装置において、
前記ローターが、ローター本体部に熱膨張性物質を複合したものからなり、ローターと摺擦制動部との摩擦による熱が熱膨張性物質に伝えられ、該熱膨張物質が膨張して、ローターにおける摺擦制動部との接触領域が増加するようになされていることを特徴とするブレーキ装置によって解決される。
このブレーキ装置では、摺擦制動部が作動すると、熱膨張物質の膨張変化によって、ローターにおける摺擦制動部との接触領域が小さい段階から大きい段階へと変化していくようになされているので、回転軸への負荷を小さく抑えながら回転軸の回転を停止させることができる。しかも、ローターに熱膨張性物質を複合しただけのものであるから、摺擦制動部に対する特別な制御が不要で、簡素な機構によりそれを実現することができる。
本発明は、以上のとおりのものであるから、回転軸への負荷を小さく抑えながら回転軸の回転を停止させていくことができ、しかも、それを簡素な機構で実現することができる。
次に、本発明の実施最良形態を図面に基づいて説明する。
図1に示す第1実施形態のブレーキ装置1は、ディスク型のもので、2はローターとしてのディスク、3は摺擦制動部であり、ディスク2は回転軸4に取り付けられ、該ディスク2が摺擦制動部3で両側からクランプ状態にされることで、摺擦制動部3とディスク2が摺擦しあい、その摩擦力でディスク2の回転が制動されて、回転軸4の回転が停止するようになされている。
そして、上記のディスク2の両面のそれぞれに、図1(イ)(ロ)に示すように、摺擦制動部3との接触圧力を変化させて脈動的な制動が行われるようにする凹凸5…,6…が、各面で位相を同じにするようにして備えられている。本実施形態では、ディスク2の各面に、周方向に4つのなだらかな凸6…が互いに間隔をおいて備えられると共に、凸6…間を凹として周方向に4つの凹5…が備えられている。
上記のブレーキ装置1では、回転軸4の回転中、摺擦制動部3が作動してディスク2を両側からクランプすると、図1(イ)に示すように、ディスク2の凸6…が摺擦制動部3を通過する際には、ディスク2と摺擦制動部3との接触圧力が大きくなり、図1(ハ)に示すように、ディスク2の凹5…が摺擦制動部3を通過する際には、ディスク2と摺擦制動部3との接触圧力が小さくあるいはゼロになり、それが繰り返されて、脈動的な制動が行われ、それにより、回転軸4への負荷を小さく抑えながら回転軸4の回転を停止させることができる。しかも、ディスク2に凹凸5…,6…を備えさせただけのものであるから、摺擦制動部3に対する特別な制御が不要で、簡素な機構によりそれを実現することができる。
なお、ブレーキの作動中、摺擦制動部3と凹5…とは接触していてもよいし、接触していなくてもよい。また、ディスク2に形成する凹凸の具体的形態に制限はなく、要は、ブレーキの作動によって制動が脈動的に行われるような凹凸がディスクに備えられていればよい。
図2及び図3に示す第2実施形態のブレーキ装置1は、ディスク2が、ディスク本体部2aに熱膨張性物質7…を複合したものからなっている。即ち、図2に示すように、ディスク本体部2aの両面のそれぞれに、周方向に4つの凹所8…が両面同一位相で備えられ、各凹所8…内に、熱膨張性物質7…が設置されている。そして、各熱膨張性物質7は、常時は、図3(イ−1)(イ−2)に示すように、凹所8内に退入して待機しており、摺擦制動部3を作動させてブレーキをかけたとき、摺擦制動部3とディスク本体部2aとの摩擦による摩擦熱がディスク本体部2aを通じて各熱膨張性物質7…に伝えられ、ブレーキ作動後時間的に遅れて、図3(ロ−1)(ロ−2)に示すように、各熱膨張性物質7…が膨張を開始し、その膨張によって凹所8…内から突出しようとして、摺擦制動部3と接触するようになり、ディスク2における摺擦制動部3との接触領域が増加し、それにより、回転軸4への負荷を小さく抑えながら回転軸4の回転を停止させることができる。しかも、ディスク2に熱膨張性物質7…を複合しただけのものであるから、摺擦制動部に対する特別な制御が不要で、簡素な機構によりそれを実現することができる。
なお、熱膨張性物質7…の種類等に制限はなく、要は、ディスク本体部2aよりも熱膨張係数の大きい物質からなっていればよい。また、熱膨張性物質7は、膨張によって、ディスク本体部2aの面と面一になって、摺擦制動部との接触領域を増加させる作用のみを行うものであってもよいし、それに加えて、膨張しようとする力によってブレーキ力を大きくする作用を行うものであってもよい。
以上に、本発明の実施形態を示したが、本発明はこれに限られるものではなく、発明思想を逸脱しない範囲で各種の変更が可能である。例えば、上記の実施形態では、ブレーキ装置がディスク式である場合を示しているが、ドラム式であってもよいし、要は、回転軸に取り付けられるローターと、ローターに接触して摩擦力でローターの回転を制動する摺擦制動部とが備えられたブレーキ装置であればよい。また、本発明のブレーキ装置は、風力発電用の風車の羽根車の回転停止用のブレーキ装置に限らず、各種機器のブレーキ装置として広く用いることができるものであることはいうまでもない。
第1実施形態のブレーキを示すもので、図(イ)は一部断面正面図、図(ロ)は側面図、図(ハ)はディスクと摺擦制動部との位置関係の変化を図(イ)との関係で示す一部断面正面図である。 第2実施形態のブレーキ装置を示すもので、図(イ)は一部断面正面図、図(ロ)は一部断面側面図、図(ハ)は図(ロ)の要部拡大一部断面側面図である。 第2実施形態のブレーキ装置の作動状態を示すもので、図(イ−1)はブレーキをかけた初期段階の一部断面側面図、図(イ−2)はその要部拡大一部断面側面図、図(ロ−1)は熱膨張性物質膨張後の一部断面側面図、図(ロ−2)はその要部拡大一部断面側面図である。
符号の説明
1…ブレーキ装置
2…ディスク(ローター)
2a…ディスク本体部(ローター本体部)
3…摺擦制動部
4…回転軸
5…凹
6…凸
7…熱膨張性物質

Claims (2)

  1. 回転軸に取り付けられるローターと、ローターに接触して摩擦力でローターの回転を制動する摺擦制動部とが備えられたブレーキ装置において、
    前記ローターに、摺擦制動部との接触圧力を変化させて脈動的な制動が行われるようにする凹凸が備えられていることを特徴とするブレーキ装置。
  2. 回転軸に取り付けられるローターと、ローターに接触して摩擦力でローターの回転を制動する摺擦制動部とが備えられたブレーキ装置において、
    前記ローターが、ローター本体部に熱膨張性物質を複合したものからなり、ローターと摺擦制動部との摩擦による熱が熱膨張性物質に伝えられ、該熱膨張物質が膨張して、ローターにおける摺擦制動部との接触領域が増加するようになされていることを特徴とするブレーキ装置。
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