JPH04136332U - 電磁クラツチ/ブレーキ - Google Patents
電磁クラツチ/ブレーキInfo
- Publication number
- JPH04136332U JPH04136332U JP4394391U JP4394391U JPH04136332U JP H04136332 U JPH04136332 U JP H04136332U JP 4394391 U JP4394391 U JP 4394391U JP 4394391 U JP4394391 U JP 4394391U JP H04136332 U JPH04136332 U JP H04136332U
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- field
- armature
- brake
- excitation
- electromagnetic clutch
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- Pending
Links
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- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 abstract description 4
- 239000000463 material Substances 0.000 description 9
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- 229910000831 Steel Inorganic materials 0.000 description 1
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 製作が容易で堅牢な電磁クラッチ/ブレーキ
を提供すること。 【構成】 電磁コイルおよびヨークを有するフィールド
(1) 、このフィールドに対向して配されたアーマチュア
(2) 、および前記アーマチュアを前記フィールドから離
間するように押圧するバネ(7) からなり、前記電磁コイ
ルの励磁により前記バネの押圧力に抗して前記アーマチ
ュアを前記フィールドに吸着する磁気回路と、対象機器
の回転軸に連結されるインナーディスクおよび固定支持
されたアウタディスクが交互配置され、前記電磁コイル
の励磁により前記アーマチュアが前記フィールドに吸着
されたときは不動作で無励磁により前記アーマチュアが
前記フィールドに吸着されるときに動作する無励磁作動
型電磁クラッチ/ブレーキにおいて、前記アウタディス
ク(3) が、前記インナディスク(4) に対して部分的に接
触し次いで面接触するように非平面状に形成されたこと
を特徴とする無励磁作動型電磁クラッチ/ブレーキ。
を提供すること。 【構成】 電磁コイルおよびヨークを有するフィールド
(1) 、このフィールドに対向して配されたアーマチュア
(2) 、および前記アーマチュアを前記フィールドから離
間するように押圧するバネ(7) からなり、前記電磁コイ
ルの励磁により前記バネの押圧力に抗して前記アーマチ
ュアを前記フィールドに吸着する磁気回路と、対象機器
の回転軸に連結されるインナーディスクおよび固定支持
されたアウタディスクが交互配置され、前記電磁コイル
の励磁により前記アーマチュアが前記フィールドに吸着
されたときは不動作で無励磁により前記アーマチュアが
前記フィールドに吸着されるときに動作する無励磁作動
型電磁クラッチ/ブレーキにおいて、前記アウタディス
ク(3) が、前記インナディスク(4) に対して部分的に接
触し次いで面接触するように非平面状に形成されたこと
を特徴とする無励磁作動型電磁クラッチ/ブレーキ。
Description
【0001】
本考案は無励磁作動型電磁クラッチ/ブレーキに係り、とくに鳴き音対策を施
したものに関する。
【0002】
電磁クラッチ/ブレーキでは、連結または制動動作を開始してから完了するま
での間に正常な連結音の他に異音が発生することがある。この異音を一般に鳴き
と呼んでいる。そして、クラッチとかブレーキでは、しばしばこの鳴きが発生し
、その対策に苦心する。
【0003】
従来、最も多い鳴き音対策として、図3および図4に示すようなことが行われ
ている。図示のように、フィールド1に対向してアーマチュア2、アウタディス
ク3、インナディスク4を配する。そしてインナディスク4は回転軸5に嵌装さ
れ、アーマチュア2およびアウタディスク3はスタッドボルト6に嵌装される。
スタッドボルト6には作用バネ7が巻装され、かつ基部には内バネ8が巻装され
て調整用ナット9によりフィールド1に固定されている。
【0004】
このようなものでは図5に示すようにインナディスク4とエンドプレート11
との間に緩衝材10を挿入する対策がある。緩衝材10には、アスベストを主た
る材料とする薄い板にゴムを被覆したものが広く利用されている。
【0005】
このような特殊構成の緩衝材は、材料自体に製作にコストと手間とがかかる点
で不具合である。また、緩衝材に直接制動を掛けると直ぐに磨耗したり破壊した
りする不具合があるから、鉄板製のアウタディスクで保護する構造を必要とする
。
【0006】
本考案は上述の点を考慮してなされたもので、製作が容易で堅牢な電磁クラッ
チ/ブレーキを提供することを目的とする。
【0007】
上記目的達成のため、本考案では、
電磁コイルおよびヨークを有するフィールド、このフィールドに対向して配さ
れたアーマチュア、および前記アーマチュアを前記フィールドから離間するよう
に押圧するバネからなり、前記電磁コイルの励磁により前記バネの押圧力に抗し
て前記アーマチュアを前記フィールドに吸着する磁気回路と、対象機器の回転軸
に連結されるインナーディスクおよび固定支持されたアウタディスクが交互配置
され、前記電磁コイルの励磁により前記アーマチュアが前記フィールドに吸着さ
れたときは不動作で無励磁により前記アーマチュアが前記フィールドに吸着され
るときに動作する無励磁作動型電磁クラッチ/ブレーキにおいて、前記アウタデ
ィスクが、前記インナディスクに対して部分的に接触し次いで面接触するように
非平面状に形成されたことを特徴とする無励磁作動型電磁クラッチ/ブレーキ、
を提供するものである。
【0008】
電磁コイルが無励磁の状態では、アーマチュアがフィールドに吸着されないか
らバネの作用力によりフィールドから離間する方向に押圧される。この結果、イ
ンナディスクとアウタディスクとにバネの作用力が働いて両者間に摩擦作用が生
じ、インナディスクを支持する回転軸に連結作用力(制動作用力)が働く。
【0009】
このとき、まずアウタディスクの面の一部がインナディスクの面に接触し、徐
々に面全体による接触に移行する。
【0010】
電磁コイルを励磁すると、アーマチュアがフィールドに吸着されてバネの作用
力がインナディスクおよびアウタディスクに作用しないようになるから連結作用
(制動作用)が行われなくなる。
【0011】
本考案は上述のように、アウタディスクを非平面状に構成して平面状のインナ
ディスクと接触させるようにしたから、クラッチ作用でもブレーキ作用でもアウ
タディスクの面の一部とインナーディスクの面とが接触開始して徐々に面全体に
移行し、円滑な接触動作が行われ、接触の際に異音が生じることがない。しかも
アウタディスクは非平面状に成形するだけでよいから、従来のアスベストの薄板
や薄い鉄板にゴム被覆をかける場合に比べて遥かに簡単に製作できる利点がある
。
【0012】
図1は本考案の一実施例を示した縦断面図であり、アウタディスク3Aが本考
案に係るものである。他の要素は、図3および図4におけるものと同様である。
この実施例では、アウタディスク3Aを1枚だけ装着していて図3におけるエン
ドプレート11寄りのものは省略されている。
【0013】
図2は、図1の実施例におけるアウタディスク3Aの構造を示したものである
。同図(a) に示すように、アウタディスク3Aは側面からみると波を打っており
、この波は同図(b) に示すように、アウタディスク3Aの周方向に120度置き
で緩やかなうねりを繰り返すような波が形成されている。このうねりは、制動バ
ネ7が作用力を及ぼしたときにアウタディスク3Aの弾性変形によって平面状に
なる程度のものとする必要があり、凹凸の深さの度合いとその繰り返し間隔、板
材の肉厚と、その表面処理および材質などを適度に選んで構成する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の無励磁作動型電磁クラッチ/ブレーキ
の縦断面図。
の縦断面図。
【図2】同実施例に用いるアウタディスクの説明図。
【図3】従来の無励磁作動型電磁クラッチ/ブレーキの
縦断面図。
縦断面図。
【図4】図1のクラッチ/ブレーキにおける鳴き音対策
用緩衝材の説明図。
用緩衝材の説明図。
【図5】図4の緩衝材の詳細説明図。
1 フィールド
2 アーマチュア
3,3A アウタディスク
4 インナディスク
5 回転軸
6 スタッドボルト
7 制動バネ
8 内バネ
9 調整用ナット
10 緩衝材
11 エンドプレート
Claims (2)
- 【請求項1】電磁コイルおよびヨークを有するフィール
ド、このフィールドに対向して配されたアーマチュア、
および前記アーマチュアを前記フィールドから離間する
ように押圧するバネからなり、前記電磁コイルの励磁に
より前記バネの押圧力に抗して前記アーマチュアを前記
フィールドに吸着する磁気回路と、対象機器の回転軸に
連結されるインナーディスクおよび固定支持されたアウ
タディスクが交互配置され、前記電磁コイルの励磁によ
り前記アーマチュアが前記フィールドに吸着されたとき
は不動作で無励磁により前記アーマチュアが前記フィー
ルドに吸着されるときに動作する無励磁作動型電磁クラ
ッチ/ブレーキにおいて、前記アウタディスクが、前記
インナディスクに対して部分的に接触し次いで面接触す
るように非平面状に形成されたことを特徴とする無励磁
作動型電磁クラッチ/ブレーキ。 - 【請求項2】請求項1のクラッチ/ブレーキにおいて、
前記アウタディスクは、波型の非平面に形成された電磁
クラッチ/ブレーキ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4394391U JPH04136332U (ja) | 1991-06-12 | 1991-06-12 | 電磁クラツチ/ブレーキ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4394391U JPH04136332U (ja) | 1991-06-12 | 1991-06-12 | 電磁クラツチ/ブレーキ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04136332U true JPH04136332U (ja) | 1992-12-18 |
Family
ID=31924193
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4394391U Pending JPH04136332U (ja) | 1991-06-12 | 1991-06-12 | 電磁クラツチ/ブレーキ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH04136332U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006070959A (ja) * | 2004-08-31 | 2006-03-16 | Daiwa House Ind Co Ltd | ブレーキ装置 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5335351B2 (ja) * | 1974-03-02 | 1978-09-26 |
-
1991
- 1991-06-12 JP JP4394391U patent/JPH04136332U/ja active Pending
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5335351B2 (ja) * | 1974-03-02 | 1978-09-26 |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006070959A (ja) * | 2004-08-31 | 2006-03-16 | Daiwa House Ind Co Ltd | ブレーキ装置 |
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