JP3894001B2 - 化学増幅型ポジ型レジスト組成物 - Google Patents

化学増幅型ポジ型レジスト組成物 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、遠紫外線(エキシマレーザー等を含む)、電子線、X線又は放射光のような高エネルギーの放射線によって作用するリソグラフィーなどに適したレジスト組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、集積回路の高集積化に伴い、サブミクロンのパターン形成が要求されるようになっている。特に、フッ化クリプトン(KrF)又はフッ化アルゴン(ArF)からのエキシマレーザーを用いるリソグラフィーは、64M DRAMないし1G DRAMの製造を可能にすることから注目されている。このようなエキシマレーザーリソグラフィープロセスに適したレジストとして、化学増幅効果を利用した、いわゆる化学増幅型レジストが採用されつつある。化学増幅型レジストは、放射線の照射部で酸発生剤から発生した酸が、その後の熱処理(post exposure bake:以下、PEBと略すことがある)によって拡散し、その酸を触媒とする反応により、照射部のアルカリ現像液に対する溶解性を変化させるものであり、これによってポジ型のパターンを与える。
【0003】
化学増幅型のポジ型レジストは、それ自身はアルカリ水溶液に不溶又は難溶であるが、酸の作用を受けてアルカリ水溶液に可溶となる樹脂及び酸発生剤を含有することを特徴とするが、そのような樹脂は高価であった。
【0004】
また、それ自身はアルカリ水溶液に不溶又は難溶であるが、酸の作用によりアルカリ水溶液に可溶となる樹脂が有する酸に不安定な基の保護率を上げると、一般的に解像度は向上するが、パターンの定在波による凹凸が大きくなり、パターンプロファイル、特にラインエッジラフネスが悪化し、加工寸法のばらつきが大きくなる欠点があった。
そこで、パターンの定在波による凹凸、ラインエッジラフネスを小さくするためにフォトレジストの透過率を落とすと解像度が悪化する欠点があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の目的は、感度、解像度などの基本的な性能を落とさずにコストが低減され、また定在波による凹凸が小さく、パターンプロファイル、特にラインエッジラフネスが改良された化学増幅型ポジ型レジスト組成物を提供することにある。
【0006】
本発明者らは、このような目的を達成すべく鋭意研究を行った結果、化学増幅型ポジ型レジストの樹脂成分として、それ自身はアルカリ水溶液に不溶又は難溶であるが、酸の作用を受けてアルカリ水溶液に可溶となる樹脂以外に、低分子量成分の少ない特定のノボラック樹脂を混合することで、レジストの基本性能を大きく損なわずにコストを大幅に低減できることを見出し、本発明に至った。
【0007】
【課題を解決するための手段】
すなわち、本発明は、ノボラック樹脂、及びそれ自身はアルカリ水溶液に不溶又は難溶であるが、酸の作用によりアルカリ水溶液に可溶となる樹脂、及び酸発生剤を含有し、該ノボラック樹脂が、ポリスチレンを標準品として該ノボラック樹脂をゲル浸透クロマトグラフィー(GPC)で254nmのUV検出器を用いて測定したときに、未反応のモノマーを除く全パターン面積に対して、分子量1,000以下の範囲の面積比が25%以下のノボラック樹脂である化学増幅型ポジ型レジスト組成物に係るものである。
【0008】
【発明の実施の形態】
本発明のレジスト組成物において、それ自身はアルカリ水溶液に不溶又は難溶であるが、酸の作用によりアルカリ水溶液に可溶となる樹脂は、それ自体ではアルカリ水溶液に対して不溶又は難溶であるが、酸の作用により化学変化を起こしてアルカリ水溶液に可溶性となるものである。該樹脂として、具体的には、酸に不安定な基を持つ構造単位を有し、該酸に不安定な基が酸の作用により解裂した後はアルカリ水溶液に可溶となる樹脂が挙げられる。
【0009】
そのような樹脂の例としては、フェノール骨格を有する樹脂や(メタ)アクリル酸骨格を有する樹脂のようなアルカリ可溶性樹脂に、酸の作用により解裂しうる保護基を導入したものが挙げられる。
このような、アルカリ現像液に対しては溶解抑止能を持つが、酸に対しては不安定な基として、4級炭素が酸素原子に結合する基、アセタール型の基、非芳香族環状化合物の残基などが挙げられる。
酸の作用を受けて、これらの基がフェノール性水酸基の水素又はカルボキシル基の水素に置換することになる。これらの保護基は、公知の保護基導入反応によって、フェノール性水酸基又はカルボキシル基を有するアルカリ可溶性樹脂に導入することができる。また、このような基を有する不飽和化合物を一つのモノマーとする共重合によって、上記の樹脂を得ることもできる。
【0010】
該保護基として、例えば、tert−ブチル、tert−ブトキシカルボニルもしくはtert−ブトキシカルボニルメチルのような4級炭素が酸素原子に結合する基;1−エトキシエチル、1−(2−メチルプロポキシ)エチル、1−(2−メトキシエトキシ)エチル、1−(2−アセトキシエトキシ)エチル、1−〔2−(1−アダマンチルオキシ)エトキシ〕エチルもしくは1−〔2−(1−アダマンタンカルボニルオキシ)エトキシ〕エチル、テトラヒドロ−2−ピラニル、テトラヒドロ−2−フリルのようなアセタール型の基;3−オキソシクロヘキシル、4−メチルテトラヒドロ−2−ピロン−4−イル(メバロニックラクトンから導かれる)もしくは2−メチル−2−アダマンチル、2−エチル−2−アダマンチルのような非芳香族環状化合物の残基などが挙げられる。
【0011】
具体的には、本発明におけるそれ自身はアルカリ水溶液に不溶又は難溶であるが、酸の作用によりアルカリ水溶液に可溶となる樹脂として、フェノール骨格を有する樹脂のフェノール性水酸基の水素をアセタール型の基で置換した、下記式(I)で示される構造単位を有する樹脂が挙げられる。
Figure 0003894001
(式中、R1は、炭素数1〜4のアルキルを表し、R2は、炭素数1〜6のアルキル又は炭素数5〜7のシクロアルキルを表す。また、R1とR2が一緒になってトリメチレン鎖又はテトラメチレン鎖を形成してもよい。)
式(I)において、R1として、メチルが好ましく、R2として、エチル、プロピルが好ましく、R2として、エチルが更に好ましい。
【0012】
また、該樹脂として、(メタ)アクリル酸骨格を有する樹脂でカルボキシル基の水素を、非芳香族環状化合物の残基もしくは4級炭素が酸素原子に結合する基で置換した、下記式(IIa)、(IIb)及び(IIc)から選ばれた少なくとも1種の構造単位を有する樹脂が挙げられる。
Figure 0003894001
(式中、R3〜R5は、それぞれ独立に水素又はメチルを表し、R6〜R11は、それぞれ独立に炭素数1〜8のアルキルを表す。)
式(IIa)、(IIb)、(IIc)において、R6として、メチル、エチルが好ましく、R7とR8として、それぞれ独立にメチル、エチルが好ましく、R9〜R11として、ブチルが好ましい。
【0013】
また、該樹脂として、さらに上記のような(メタ)アクリル酸骨格から導かれる構造単位とp−ヒドロキシスチレンから導かれる構造単位とを有する樹脂が挙げられる。
【0014】
また、該樹脂として、さらにメタクリル酸3−ヒドロキシ−1−アダマンチル及び(メタ)アクリロニトリルから選ばれるモノマーから導かれる少なくとも1種の構造単位を有する樹脂が挙げられる。
【0015】
次に、本発明のレジスト組成物において、ノボラック樹脂は、ポリスチレンを標準品として該ノボラック樹脂をゲル浸透クロマトグラフィー(GPC)で254nmのUV検出器を用いて測定したときに、未反応のモノマーを除く全パターン面積に対して、分子量1,000以下の範囲の面積比(以下、単に面積比ということがある。)が25%以下のノボラック樹脂であり、さらには20%以下のノボラック樹脂が好ましい。ノボラック樹脂は、化学増幅型レジストで汎用される樹脂に比べて極めて安価であるので、レジストのコストを下げることに極めて有効である。該面積比が25%を超えると、レジストの解像度が大きく損なわれる場合がある。
ノボラック樹脂は、通常は、フェノール系化合物とアルデヒドとを酸触媒の存在下に縮合させて得られる。ノボラック樹脂の製造に用いられるフェノール系化合物としては、例えば、フェノール;o−、m−又はp−クレゾール;2,3−、2,5−、3,4−又は3,5−キシレノール;2,3,5−トリメチルフェノール、2−、3−又は4−tert−ブチルフェノール;2−tert−ブチル−4−又は5−メチルフェノール;2−、4−又は5−メチルレゾルシノール;2−、3−又は4−メトキシフェノール;2,3−、2,5−又は3,5−ジメトキシフェノール;2−メトキシレゾルシノール;4−tert−ブチルカテコール;2−、3−又は4−エチルフェノール;2,5−又は3,5−ジエチルフェノール;2,3,5−トリエチルフェノール;2−ナフトール;1,3−、1,5−又は1,7−ジヒドロキシナフタレン;キシレノールとヒドロキシベンズアルデヒドとの縮合により得られるポリヒドロキシトリフェニルメタン系化合物などが挙げられる。これらのフェノール系化合物は、それぞれ単独で、又は2種以上組み合わせて用いることができる。
【0016】
ノボラック樹脂の製造に用いられるアルデヒドとしては、例えば、ホルムアルデヒド、アセトアルデヒド、プロピオンアルデヒド、n−ブチルアルデヒド、イソブチルアルデヒド、アクロレイン又はクロトンアルデヒドのような脂肪族アルデヒド類;シクロヘキサンアルデヒド、シクロペンタンアルデヒド、フルフラール又はフリルアクロレインのような脂環式アルデヒド類;ベンズアルデヒド、o−、m−もしくはp−メチルベンズアルデヒド、p−エチルベンズアルデヒド、2,4−、2,5−、3,4−もしくは3,5−ジメチルベンズアルデヒド又はo−、m−もしくはp−ヒドロキシベンズアルデヒドのような芳香族アルデヒド類;フェニルアセトアルデヒド又はケイ皮アルデヒドのような芳香脂肪族アルデヒド類などが挙げられる。これらのアルデヒド類も、それぞれ単独で、又は2種以上組み合わせて用いることができる。これらのアルデヒド類のなかでは、工業的に入手しやすいことから、ホルムアルデヒドが好ましく用いられる。
【0017】
フェノール系化合物とアルデヒドとの縮合に用いられる酸触媒の例としては、塩酸、硫酸、過塩素酸又は燐酸のような無機酸;蟻酸、酢酸、蓚酸、トリクロロ酢酸又はp−トルエンスルホン酸のような有機酸;酢酸亜鉛、塩化亜鉛又は酢酸マグネシウムのような二価金属塩などが挙げられる。これらの酸触媒も、それぞれ単独で、又は2種以上組み合わせて用いることができる。縮合反応は常法に従って行うことができ、例えば、60〜120℃の範囲の温度で2〜30時間程度行われる。
【0018】
本発明で用いられるノボラック樹脂は、このようにして縮合により得られるノボラック樹脂に対して、例えば、分別などの操作を施すことにより、本発明における面積比が25%以下のノボラック樹脂を得ることができる。
【0019】
次に、本発明のレジスト組成物における酸発生剤は、その物質自体に、又はその物質を含むレジスト組成物に、光や電子線などの放射線を作用させることにより、その物質が分解して酸を発生するものである。酸発生剤から発生する酸が前記のそれ自身はアルカリ水溶液に不溶又は難溶であるが、酸の作用によりアルカリ水溶液に可溶となる樹脂に作用して、例えばその樹脂中に存在する酸に不安定な基を解裂させることになる。このような酸発生剤には、例えば、オニウム塩化合物、s−トリアジン系の有機ハロゲン化合物、スルホン化合物、スルホネート化合物などが包含される。具体的には、次のような化合物を挙げることができる。
【0020】
ジフェニルヨードニウム トリフルオロメタンスルホネート、
4−メトキシフェニルフェニルヨードニウム ヘキサフルオロアンチモネート、
4−メトキシフェニルフェニルヨードニウム トリフルオロメタンスルホネート、
ビス(4−tert−ブチルフェニル)ヨードニウム テトラフルオロボレート、
ビス(4−tert−ブチルフェニル)ヨードニウム ヘキサフルオロホスフェート、
ビス(4−tert−ブチルフェニル)ヨードニウム ヘキサフルオロアンチモネート、
ビス(4−tert−ブチルフェニル)ヨードニウム トリフルオロメタンスルホネート、
【0021】
トリフェニルスルホニウム ヘキサフルオロホスフェート、
トリフェニルスルホニウム ヘキサフルオロアンチモネート、
トリフェニルスルホニウム トリフルオロメタンスルホネート、
4−メチルフェニルジフェニルスルホニウム パーフルオロブタンスルホネート、
4−メチルフェニルジフェニルスルホニウム パーフルオロオクタンンスルホネート、
4−メトキシフェニルジフェニルスルホニウム ヘキサフルオロアンチモネート、
4−メトキシフェニルジフェニルスルホニウム トリフルオロメタンスルホネート、
p−トリルジフェニルスルホニウム トリフルオロメタンスルホネート、
2,4,6−トリメチルフェニルジフェニルスルホニウム トリフルオロメタンスルホネート、
4−tert−ブチルフェニルジフェニルスルホニウム トリフルオロメタンスルホネート、
4−フェニルチオフェニルジフェニルスルホニウム ヘキサフルオロホスフェート、
4−フェニルチオフェニルジフェニルスルホニウム ヘキサフルオロアンチモネート、
1−(2−ナフトイルメチル)チオラニウム ヘキサフルオロアンチモネート、
1−(2−ナフトイルメチル)チオラニウム トリフルオロメタンスルホネート、
4−ヒドロキシ−1−ナフチルジメチルスルホニウム ヘキサフルオロアンチモネート、
4−ヒドロキシ−1−ナフチルジメチルスルホニウム トリフルオロメタンスルホネート、
【0022】
2−メチル−4,6−ビス(トリクロロメチル)−1,3,5−トリアジン、
2,4,6−トリス(トリクロロメチル)−1,3,5−トリアジン、
2−フェニル−4,6−ビス(トリクロロメチル)−1,3,5−トリアジン、
2−(4−クロロフェニル)−4,6−ビス(トリクロロメチル)−1,3,5−トリアジン、
2−(4−メトキシフェニル)−4,6−ビス(トリクロロメチル)−1,3,5−トリアジン、
2−(4−メトキシ−1−ナフチル)−4,6−ビス(トリクロロメチル)−1,3,5−トリアジン、
2−(ベンゾ[d][1,3]ジオキソラン−5−イル)−4,6−ビス(トリクロロメチル)−1,3,5−トリアジン、
2−(4−メトキシスチリル)−4,6−ビス(トリクロロメチル)−1,3,5−トリアジン、
2−(3,4,5−トリメトキシスチリル)−4,6−ビス(トリクロロメチル)−1,3,5−トリアジン、
2−(3,4−ジメトキシスチリル)−4,6−ビス(トリクロロメチル)−1,3,5−トリアジン、
2−(2,4−ジメトキシスチリル)−4,6−ビス(トリクロロメチル)−1,3,5−トリアジン、
2−(2−メトキシスチリル)−4,6−ビス(トリクロロメチル)−1,3,5−トリアジン、
2−(4−ブトキシスチリル)−4,6−ビス(トリクロロメチル)−1,3,5−トリアジン、
2−(4−ペンチルオキシスチリル)−4,6−ビス(トリクロロメチル)−1,3,5−トリアジン、
【0023】
1−ベンゾイル−1−フェニルメチル p−トルエンスルホネート(通称ベンゾイントシレート)、
2−ベンゾイル−2−ヒドロキシ−2−フェニルエチル p−トルエンスルホネート(通称α−メチロールベンゾイントシレート)、
1,2,3−ベンゼントリイル トリスメタンスルホネート、
2,6−ジニトロベンジル p−トルエンスルホネート、
2−ニトロベンジル p−トルエンスルホネート、
4−ニトロベンジル p−トルエンスルホネート、
【0024】
ジフェニル ジスルホン、
ジ−p−トリル ジスルホン、
ビス(フェニルスルホニル)ジアゾメタン、
ビス(4−クロロフェニルスルホニル)ジアゾメタン、
ビス(p−トリルスルホニル)ジアゾメタン、
ビス(4−tert−ブチルフェニルスルホニル)ジアゾメタン、
ビス(2,4−キシリルスルホニル)ジアゾメタン、
ビス(シクロヘキシルスルホニル)ジアゾメタン、
(ベンゾイル)(フェニルスルホニル)ジアゾメタン、
【0025】
N−(フェニルスルホニルオキシ)スクシンイミド、
N−(トリフルオロメチルスルホニルオキシ)スクシンイミド、
N−(トリフルオロメチルスルホニルオキシ)フタルイミド、
N−(トリフルオロメチルスルホニルオキシ)−5−ノルボルネン−2,3−ジカルボキシイミド、
N−(トリフルオロメチルスルホニルオキシ)ナフタルイミド、
N−(10−カンファースルホニルオキシ)ナフタルイミドなど。
【0026】
(5−トシルオキシイミノ−5H−チオフェン−2−イリデン)−(2−メチルフェニル)アセトニトリル、
(5−n−プロピルスルホニルオキシイミノ−5H−チオフェン−2−イリデン)−(2−メチルフェニル)アセトニトリル、
(5−n−ブチルスルホニルオキシイミノ−5H−チオフェン−2−イリデン)−(2−メチルフェニル)アセトニトリル、
(5−n−オクチルスルホニルオキシイミノ−5H−チオフェン−2−イリデン)−(2−メチルフェニル)アセトニトリル、
[5−(2,4,6−トリメチルフェニルスルホニルオキシ)イミノ−5H−チオフェン−2−イリデン]−(2−メチルフェニル)アセトニトリル、
[5−(2,4,6−トリイソプロピルフェニルスルホニルオキシ)イミノ−5H−チオフェン−2−イリデン]−(2−メチルフェニル)アセトニトリル、
[5−(4−ドデシルフェニルスルホニルオキシ)イミノ−5H−チオフェン−2−イリデン]−(2−メチルフェニル)アセトニトリル、
[5−(4−メトキシフェニルスルホニルオキシ)イミノ−5H−チオフェン−2−イリデン]−(2−メチルフェニル)アセトニトリル、
[5−(2−ナフチルスルホニルオキシ)イミノ−5H−チオフェン−2−イリデン]−(2−メチルフェニル)アセトニトリル、
(5−ベンジルスルホニルオキシイミノ−5H−チオフェン−2−イリデン)−(2−メチルフェニル)アセトニトリル、
(5−カンファースルホニルオキシイミノ−5H−チオフェン−2−イリデン)−(2−メチルフェニル)アセトニトリル、
【0027】
また、本発明のレジスト組成物は、塩基性化合物、特に塩基性含窒素有機化合物、例えばアミン類を、クエンチャーとして添加することにより、露光後の引き置きに伴う酸の失活による性能劣化を改良できる。クエンチャーに用いられる塩基性化合物の具体的な例としては、以下の各式で示されるようなものが挙げられる。
【0028】
Figure 0003894001
【0029】
式中、R12、R13及びR18は、それぞれ独立に、水素、アルキル、シクロアルキル又はアリールを表す。該アルキル、シクロアルキル又はアリールは、それぞれ独立に、水酸基、アミノ基、又は炭素数1〜6のアルコキシ基で置換されていてもよい。該アミノ基は、炭素数1〜4のアルキル基で置換されていてもよい。また、該アルキルは、炭素数1〜6程度が好ましく、該シクロアルキルは、炭素数5〜10程度が好ましく、該アリールは、炭素数6〜10程度が好ましい。
14、R15及びR16は、それぞれ独立に、水素、アルキル、シクロアルキル、アリール又はアルコキシを表す。該アルキル、シクロアルキル、アリール、又はアルコキシは、それぞれ独立に、水酸基、アミノ基、又は炭素数1〜6のアルコキシ基、で置換されていてもよい。該アミノ基は、炭素数1〜4のアルキル基で置換されていてもよい。また、該アルキルは、炭素数1〜6程度が好ましく、該シクロアルキルは、炭素数5〜10程度が好ましく、該アリールは、炭素数6〜10程度が好ましく、該アルコキシは、炭素数1〜6程度が好ましい。
17は、アルキル又はシクロアルキルを表す。該アルキル又はシクロアルキルは、それぞれ独立に、水酸基、アミノ基、炭素数1〜6のアルコキシ基、で置換されていてもよい。該アミノ基は、炭素数1〜4のアルキル基で置換されていてもよい。また、該アルキルは、炭素数1〜6程度が好ましく、該シクロアルキルは、炭素数5〜10程度が好ましい。
Aは、アルキレン、カルボニル、イミノ、スルフィド又はジスルフィドを表す。該アルキレンは、炭素数2〜6程度であることが好ましい。
また、R12〜R18において、直鎖構造と分岐構造の両方をとり得るものについては、そのいずれでもよい。
【0030】
このような化合物として、具体的には、ヘキシルアミン、ヘプチルアミン、オクチルアミン、ノニルアミン、デシルアミン、アニリン、2−,3−又は4−メチルアニリン、4−ニトロアニリン、1−又は2−ナフチルアミン、エチレンジアミン、テトラメチレンジアミン、ヘキサメチレンジアミン、4,4′−ジアミノ−1,2−ジフェニルエタン、4,4′−ジアミノ−3,3′−ジメチルジフェニルメタン、4,4′−ジアミノ−3,3′−ジエチルジフェニルメタン、ジブチルアミン、ジペンチルアミン、ジヘキシルアミン、ジヘプチルアミン、ジオクチルアミン、ジノニルアミン、ジデシルアミン、N−メチルアニリン、ピペリジン、ジフェニルアミン、トリエチルアミン、トリメチルアミン、トリプロピルアミン、トリブチルアミン、トリペンチルアミン、トリヘキシルアミン、トリヘプチルアミン、トリオクチルアミン、トリノニルアミン、トリデシルアミン、メチルジブチルアミン、メチルジペンチルアミン、メチルジヘキシルアミン、メチルジシクロヘキシルアミン、メチルジヘプチルアミン、メチルジオクチルアミン、メチルジノニルアミン、メチルジデシルアミン、エチルジブチルアミン、エチルジペンチルアミン、エチルジヘキシルアミン、エチルジヘプチルアミン、エチルジオクチルアミン、エチルジノニルアミン、エチルジデシルアミン、ジシクロヘキシルメチルアミン、トリス〔2−(2−メトキシエトキシ)エチル〕アミン、トリイソプロパノールアミン、N,N−ジメチルアニリン、2,6−イソプロピルアニリン、イミダゾール、ピリジン、4−メチルピリジン、4−メチルイミダゾール、ビピリジン、2,2′−ジピリジルアミン、ジ−2−ピリジルケトン、1,2−ジ(2−ピリジル)エタン、1,2−ジ(4−ピリジル)エタン、1,3−ジ(4−ピリジル)プロパン、1,2−ビス(2−ピリジル)エチレン、1,2−ビス(4−ピリジル)エチレン、1,2−ビス(4−ピリジルオキシ)エタン、4,4′−ジピリジルスルフィド、4,4′−ジピリジルジスルフィド、1,2−ビス(4−ピリジル)エチレン、2,2′−ジピコリルアミン、3,3′−ジピコリルアミン、水酸化テトラメチルアンモニウム、水酸化テトライソプロピルアンモニウム、水酸化テトラブチルアンモニウム、水酸化テトラ−n−ヘキシルアンモニウム、水酸化テトラ−n−オクチルアンモニウム、水酸化フェニルトリメチルアンモニウム、水酸化3−(トリフルオロメチル)フェニルトリメチルアンモニウム、コリン及びN−メチルピロリドンなどを挙げることができる。
【0031】
さらには、特開平11−52575号公報に開示されているような、ピペリジン骨格を有するヒンダードアミン化合物をクエンチャーとすることもできる。
【0032】
本発明のレジスト組成物は、その中の全固形分量を基準に、それ自身はアルカリ水溶液に不溶又は難溶であるが、酸の作用によりアルカリ水溶液に可溶となる樹脂成分を30〜89.9重量%、面積比が25%以下のノボラック樹脂を、10〜69.9重量%、酸発生剤を0.1〜20重量%の範囲で含有することが好ましい。
クエンチャーとしての含窒素塩基性有機化合物を含有させる場合は、同じくレジスト組成物中の全固形分量を基準に、10重量%以下の範囲で用いることが好ましい。また、この組成物は、必要に応じて、増感剤、溶解抑止剤、他の樹脂、界面活性剤、安定剤、染料など、各種の添加物を少量含有することもできる。
【0033】
このレジスト組成物は、通常、上記の各成分が溶剤に溶解された状態でレジスト液組成物とされ、シリコンウェハーなどの基体上に、常法によりスピンコーティングなどの方法で塗布される。ここで用いる溶剤は、各成分を溶解し、適当な乾燥速度を有し、溶剤が蒸発した後に均一で平滑な塗膜を与えるものであればよく、この分野で通常用いられているものであることができる。例えば、エチルセロソルブアセテート、メチルセロソルブアセテート又はプロピレングリコールモノメチルエーテルアセテートのようなグリコールエーテルエステル類;乳酸エチル、酢酸ブチル、酢酸アミル又はピルビン酸エチルのようなエステル類;アセトン、メチルイソブチルケトン、2−ヘプタノン又はシクロヘキサノンのようなケトン類;γ−ブチロラクトンのような環状エステル類;3−メトキシ−1−ブタノールのようなアルコール類などが挙げられる。これらの溶剤は、それぞれ単独で、又は2種以上組み合わせて用いることができる。
【0034】
基体上に塗布され、乾燥されたレジスト膜には、パターニングのための露光処理が施され、次いで脱保護基反応を促進するための加熱処理(PEB)を行った後、アルカリ現像液で現像される。ここで用いるアルカリ現像液は、この分野で用いられる各種のアルカリ水溶液であることができるが、一般には、テトラメチルアンモニウムヒドロキシドや(2−ヒドロキシエチル)トリメチルアンモニウムヒドロキシド(通称コリン)の水溶液が用いられることが多い。
【0035】
【実施例】
上記において、本発明の実施の形態について説明を行ったが、上記に開示された本発明の実施の形態は、あくまで例示であって、本発明の範囲はこれらの実施の形態に限定されない。本発明の範囲は、特許請求の範囲によって示され、さらに特許請求の範囲の記載と均等の意味及び範囲内でのすべての変更を含むものである。以下、実施例により本発明をさらに具体的に説明するが、本発明はこれらの実施例によってなんら限定されるものではない。
例中、含有量ないし使用量を表す%及び部は、特記ないかぎり重量基準である。また、重量平均分子量(Mw)及び多分散度(Mw/Mn)は、ポリスチレンを標準品として、ゲルパーミエーションクロマトグラフィーにより測定した値である。
【0036】
合成例1: ポリヒドロキシスチレンの部分1−エトキシエチル化物の製造
1リットルのナス型フラスコに、 ポリ(p−ヒドロキシスチレン)40g(p−ヒドロキシスチレン単位として333ミリモル)及びp−トルエンスルホン酸一水和物47mg(0.25ミリモル)を入れ、プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート720gに溶解した。この溶液を、温度60℃、圧力10Torr以下の条件で減圧蒸留し、共沸脱水した。蒸留後の溶液は、337gであった。窒素置換された500mlの四つ口フラスコにこの溶液を移し、そこにエチルビニルエーテル12.0g(166ミリモル)を滴下した後、25℃で5時間反応させた。この反応溶液に、プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート62.3g及びメチルイソブチルケトン320gを加え、さらにイオン交換水240mlを加えて攪拌した。その後静置し、有機層部分を取り出した。この有機層に再度240mlのイオン交換水を加え、攪拌後静置し、分液することにより洗浄した。イオン交換水による洗浄及び分液をもう一度行った後、有機層を取り出して減圧蒸留することにより、水分及びメチルイソブチルケトンをプロピレングリコールモノメチルエーテルアセテートで共沸させて除去し、プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート溶液とした。
得られた液体は、ポリ(p−ヒドロキシスチレン)の水酸基が部分的に1−エトキシエチルエーテル化された樹脂の溶液であり、この樹脂を1H−NMRで分析したところ、水酸基の36%が1−エトキシエチルエーテル化されていた。この樹脂を樹脂A1とする。
【0037】
合成例2:メタアクリル酸2−エチル−2−アダマンチルとp−アセトキシスチレン共重合体(30:70)の合成
フラスコに、メタアクリル酸2−エチル−2−アダマンチル59.6g(0.24モル)とp−アセトキシスチレン90.8g(0.56モル)とイソプロパノール279gを仕込んで窒素置換をし、75℃まで昇温した。その溶液に、ジメチル−2,2’−アゾビス(2−メチルプロピオネート)11.05g(0.048モル)をイソプロパノール22.11gに溶かしてから滴下した。75℃で約0.3時間、還流下で約12時間熟成した後、アセトンで希釈し、メタノールにチャージし、晶析させ、濾過により結晶を取り出した。
得られたメタアクリル酸2−エチル−2−アダマンチルとp−アセトキシスチレンとの共重合体の粗結晶は250gであった。
【0038】
合成例3:メタアクリル酸2−エチル−2−アダマンチルとp−ヒドロキシスチレン共重合体(30:70)の合成
フラスコに、合成例2で得られたメタアクリル酸2−エチル−2−アダマンチルとp−アセトキシスチレンとの共重合体(30:70)の粗結晶250gと4−ジメチルアミノピリジン10.8g(0.088モル)とメタノール239gを仕込んで、還流下、20時間熟成した。冷却後、氷酢酸8.0g(0.133モル)で中和し、水にチャージし、晶析させ、濾過により結晶を取り出した。その後、結晶をアセトンに溶かし、水にチャージし、晶析させ、濾過により結晶を取り出し、この操作を計3回繰り返した後、得られた結晶を乾燥した。
得られたメタアクリル酸2−エチル−2−アダマンチルとp−ヒドロキシスチレンとの共重合体の結晶は102.8gであった。また、重量平均分子量は約8200、分散度1.68(GPC法:ポリスチレン換算)であり、共重合比は核磁気共鳴(13C−NMR)分光計により、約30:70と求められた。この樹脂を樹脂A2とする。
【0039】
合成例4 メタクリル酸2−エチル−2−アダマンチル/p−アセトキシスチレン共重合体(20:80)の合成
フラスコに、メタクリル酸2−エチル−2−アダマンチル39.7g(0.16モル)とp−アセトキシスチレン103.8g(0.64モル)とイソプロパノール265gを入れ、窒素雰囲気下にて75℃まで昇温した。その溶液に、ジメチル−2,2’−アゾビス(2−メチルプロピオネート)11.05g(0.048モル)をイソプロパノール22.11gに溶かした溶液を滴下した。75℃で約0.3時間、還流下で約12時間熟成した後アセトンで希釈し、反応液を大量のメタノールに注いで重合物を沈殿させ、濾別した。
得られたメタクリル酸2−エチル−2−アダマンチルとp−アセトキシスチレンとの共重合体は250g(ただし、メタノールを含んだウェットケーキの重量)であった。
【0040】
合成例5 メタクリル酸2−エチル−2−アダマンチル/p−ヒドロキシスチレン共重合体(20:80)の合成
フラスコに、合成例4で得られたメタクリル酸2−エチル−2−アダマンチルとp−アセトキシスチレンとの共重合体(20:80)250g、4−ジメチルアミノピリジン10.3g(0.084モル)およびメタノール202gを入れ、還流下にて20時間熟成した。冷却後、反応液を氷酢酸7.6g(0.126モル)で中和し、大量の水に注ぐことにより重合物を沈殿させた。析出した重合物を濾別し、アセトンに溶解させた後、大量の水に注いで沈殿させる操作を計3回繰り返して精製した。
得られたメタクリル酸2−エチル−2−アダマンチルとp−ヒドロキシスチレンとの共重合体は95.9gであった。また、該共重合体の重量平均分子量は約8600、分散度は1.65(GPC法:ポリスチレン換算)であり、共重合比は核磁気共鳴(13C−NMR)分光計により、約20:80と求められた。この樹脂を樹脂A3とする。
【0041】
合成例6:メタクリル酸2−エチル−2−アダマンチル、メタクリル酸3−ヒドロキシ−1−アダマンチル及びα−メタクリロイロキシ−γ−ブチロラクトンの共重合体の合成
メタクリル酸2−エチル−2−アダマンチル、メタクリル酸3−ヒドロキシ−1−アダマンチル及びα−メタクリロイロキシ−γ−ブチロラクトンを5:2.5:2.5のモル比(20.0g:9.5g:7.3g)で仕込み、全モノマーの2重量倍のメチルイソブチルケトンを加えて溶液とした。そこに、開始剤としてアゾビスイソブチロニトリルを全モノマー量に対して2モル%添加し、80℃で約8時間加熱した。その後、反応液を大量のヘプタンに注いで沈殿させる操作を3回行い、精製した。その結果、重量平均分子量が約9200の共重合体を得た。これを樹脂A4とする。
【0042】
合成例7:低分子量体を除いたm−クレゾールノボラック樹脂の合成
還流管、攪拌装置、温度計を備えた1L4口フラスコに、m−クレゾール218.3g、蓚酸二水和物10.2g、90%酢酸68.7g、メチルイソブチルケトン203gを仕込み80℃まで昇温し、37%ホルムアルデヒド水溶液143.2gを1時間かけて滴下した。その後還流温まで昇温し、12時間保温した。
得られた反応液をメチルイソブチルケトンで希釈し、水洗、脱水を行ない、ノボラック樹脂の36.8%メチルイソブチルケトン溶液を得た。この樹脂溶液612gを5L底抜きフラスコに仕込み、1119gのメチルイソブチルケトンで希釈し、1232gのノルマルヘプタンを仕込み60℃で攪拌、静置後分液を行い、下層のノボラック樹脂溶液を得た。このノボラック樹脂溶液をプロピレングリコ−ルメチルエ−テルアセテ−トで希釈、濃縮を行い、ノボラック樹脂のプロピレングリコ−ルメチルエ−テルアセテ−ト溶液を得た。この樹脂を樹脂A5とする。
この樹脂を、ポリスチレンを標準品としてゲル浸透クロマトグラフィー(GPC)で測定したときに、未反応のモノマーを除く全パターン面積に対して、分子量1,000以下の範囲の面積比は、4.8%であった。該樹脂の重量平均分子量は、8699であった。
【0043】
合成例8:低分子量体を除いたm−クレゾール/p−クレゾール=40/60のノボラック樹脂の合成
還流管、攪拌装置、温度計を備えた1L4口フラスコに、m−クレゾール87.3g、p−クレゾ−ル131.0g、蓚酸二水和物6.1g、90%酢酸59.3g、メチルイソブチルケトン203gを仕込み80℃まで昇温し、37%ホルムアルデヒド水溶液94.2gを1時間かけて滴下した。その後還流温まで昇温し、12時間保温した。得られた反応液をメチルイソブチルケトンで希釈し、水洗、脱水を行ない、ノボラック樹脂の38.0%メチルイソブチルケトン溶液を得た。この樹脂溶液384gを5L底抜きフラスコに仕込み、574gのメチルイソブチルケトンで希釈し、764gのノルマルヘプタンを仕込み60℃で攪拌、静置後分液を行い、下層のノボラック樹脂溶液を得た。このノボラック樹脂溶液をプロピレングリコ−ルメチルエ−テルアセテ−トで希釈、濃縮を行い、ノボラック樹脂のプロピレングリコ−ルメチルエ−テルアセテ−ト溶液を得た。この樹脂を樹脂A6とする。
この樹脂を、ポリスチレンを標準品としてゲル浸透クロマトグラフィー(GPC)で測定したときに、未反応のモノマーを除く全パターン面積に対して、分子量1,000以下の範囲の面積比は、5.3%であった。重量平均分子量は、9846であった。
【0044】
合成例9:低分子量体を除いたm−クレゾール/2,5−キシレノール=100/40のノボラック樹脂の合成
還流管、攪拌装置、温度計を備えた1L4口フラスコに、m−クレゾール150.4g、2,5−キシレノ−ル67.9g、蓚酸二水和物10.0g、90%酢酸66.3g、メチルイソブチルケトン218gを仕込み80℃まで昇温し、37%ホルムアルデヒド水溶液142.2gを1時間かけて滴下した。その後還流温まで昇温し、12時間保温した。得られた反応液をメチルイソブチルケトンで希釈し、水洗、脱水を行ない、ノボラック樹脂の38.0%メチルイソブチルケトン溶液を得た。この樹脂溶液644gを5L底抜きフラスコに仕込み、411gのメチルイソブチルケトンで希釈し、715gのノルマルヘプタンを仕込み60℃で攪拌、静置後分液を行い、下層のノボラック樹脂溶液を得た。このノボラック樹脂溶液をプロピレングリコ−ルメチルエ−テルアセテ−トで希釈、濃縮を行い、ノボラック樹脂のプロピレングリコ−ルメチルエ−テルアセテ−ト溶液を得た。この樹脂を樹脂A7とする。
この樹脂を、ポリスチレンを標準品としてゲル浸透クロマトグラフィー(GPC)で測定したときに、未反応のモノマーを除く全パターン面積に対して、分子量1,000以下の範囲の面積比は、11.9%であった。該樹脂の重量平均分子量は、6119であった。
【0045】
合成例10:低分子量のm−クレゾールノボラック樹脂の合成
還流管、攪拌装置、温度計を備えた1L4口フラスコに、m−クレゾール218.3g、蓚酸二水和物0.51gを仕込み60℃まで昇温し、37%ホルムアルデヒド水溶液49.2gを1.5時間かけて滴下した。その後還流温まで昇温し、3時間保温した。得られた反応液を蒸留により、脱水、脱m−クレゾールを行い、116gの濃縮終了マスを得た。その後、この濃縮マスにメチルイソブチルケトンを加えて水洗、濃縮を行い、濃縮終了マスにプロピレングリコ−ルメチルエ−テルアセテ−トを加えて希釈、濃縮し、ノボラック樹脂のプロピレングリコ−ルメチルエ−テルアセテ−ト溶液を得た。この樹脂を樹脂A8とする。
この樹脂を、ポリスチレンを標準品としてゲル浸透クロマトグラフィー(GPC)で測定したときに、未反応のモノマーを除く全パターン面積に対して、分子量1,000以下の範囲の面積比は、96.9%であった。該樹脂の重量平均分子量は、685であった。
【0046】
樹脂A9:低分子量体を除いていないm−クレゾール/p−クレゾール=60/40のノボラック樹脂
旭有機材(株)製のm−クレゾール/p−クレゾール=60/40のノボラック樹脂を樹脂A9とした。この樹脂を、ポリスチレンを標準品としてゲル浸透クロマトグラフィー(GPC)で測定したときに、未反応のモノマーを除く全パターン面積に対して、分子量1,000以下の範囲の面積比は26.3%であった。重量平均分子量は、4375であった。
【0047】
合成例11:ポリヒドロキシスチレンの部分1−エトキシエチル化物の製造
フラスコに、ポリ(p−ビニルフェノール)〔丸善石油化学(株)製の“リンカー M S-2P"、重量平均分子量 6,700、分散度3.37〕20g(ビニルフェノール単位として167ミリモル)及びメチルイソブチルケトン120gを仕込み、攪拌して溶解させた後、p−トルエンスルホン酸一水和物3.2mg(0.0167ミリモル)をた。この樹脂溶液に、エチルビニルエーテル16.2g(225ミリモル)を滴下した後、室温で3時間反応させた。この反応溶液に、イオン交換水46.7mlを加えて攪拌した後、静置し、分液により有機層部分を取り出した。このイオン交換水による洗浄を4回繰り返し、合計5回行った。その後、有機層を取り出して減圧蒸留して濃縮した。その後、水分及びメチルイソブチルケトンを共沸させて除去するため、プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテートを加え減圧蒸留して濃縮し、55.4gの樹脂溶液を得た。
得られた液体は、ポリ(p−ヒドロキシスチレン)の水酸基が部分的に1−エトキシエチルエーテル化された樹脂の溶液であり、この樹脂を1H−NMRで分析したところ、水酸基の51.7%が1−エトキシエチルエーテル化されていた。また、樹脂液の濃度は、乾燥重量減少法を用いて測定したところ、37.2%であった。この樹脂を樹脂A10とする。
【0048】
合成例12:ポリヒドロキシスチレンの部分1−エトキシエチル化物の製造
フラスコに、ポリ(p−ビニルフェノール)〔丸善石油化学(株)製の“リンカー M S-2P"、重量平均分子量 6,700、分散度3.37〕20g(ビニルフェノール単位として167ミリモル)及びメチルイソブチルケトン120gを仕込み、攪拌して溶解させた後、p−トルエンスルホン酸一水和物3.2mg(0.0167ミリモル)をた。この樹脂溶液に、エチルビニルエーテル11.8g(163ミリモル)を滴下した後、室温で3時間反応させた。この反応溶液に、イオン交換水46.7mlを加えて攪拌した後、静置し、分液により有機層部分を取り出した。このイオン交換水による洗浄を4回繰り返し、合計5回行った。その後、有機層を取り出して減圧蒸留して濃縮した。その後、水分及びメチルイソブチルケトンを共沸させて除去するため、プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテートを加え減圧蒸留して濃縮し、53.8gの樹脂溶液を得た。
得られた液体は、ポリ(p−ヒドロキシスチレン)の水酸基が部分的に1−エトキシエチルエーテル化された樹脂の溶液であり、この樹脂を1H−NMRで分析したところ、水酸基の33.9%が1−エトキシエチルエーテル化されていた。また、樹脂液の濃度は、乾燥重量減少法を用いて測定したところ、37.8%であった。この樹脂を樹脂A11とする。
【0049】
樹脂A12:低分子量体を除いていないm−クレゾールノボラック樹脂
旭有機材(株)製のm−クレゾールノボラック樹脂を樹脂A12とした。この樹脂を、ポリスチレンを標準品としてゲル浸透クロマトグラフィー(GPC)で測定したときに、未反応のモノマーを除く全パターン面積に対して、分子量1,000以下の範囲の面積比は26.5%であった。重量平均分子量は、3835であった。
【0050】
合成例13: ポリヒドロキシスチレンの部分1−エトキシエチル化物の製造
1リットルのナス型フラスコに、 ポリ(p−ヒドロキシスチレン)40g(p−ヒドロキシスチレン単位として333ミリモル)及びp−トルエンスルホン酸一水和物47mg(0.25ミリモル)を入れ、プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート720gに溶解した。この溶液を、温度60℃、圧力10Torr以下の条件で減圧蒸留し、共沸脱水した。蒸留後の溶液は、337gであった。窒素置換された500mlの四つ口フラスコにこの溶液を移し、そこにエチルビニルエーテル16.6g(230ミリモル)を滴下した後、25℃で5時間反応させた。この反応溶液に、プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート62.3g及びメチルイソブチルケトン320gを加え、さらにイオン交換水240mlを加えて攪拌した。その後静置し、有機層部分を取り出した。この有機層に再度240mlのイオン交換水を加え、攪拌後静置し、分液することにより洗浄した。イオン交換水による洗浄及び分液をもう一度行った後、有機層を取り出して減圧蒸留することにより、水分及びメチルイソブチルケトンをプロピレングリコールモノメチルエーテルアセテートで共沸させて除去し、プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート溶液とした。得られた液体は、ポリ(p−ヒドロキシスチレン)の水酸基が部分的に1−エトキシエチルエーテル化された樹脂の溶液であり、この樹脂を 1H−NMRで分析したところ、水酸基の50%が1−エトキシエチルエーテル化されていた。この樹脂を樹脂A13とする。
【0051】
合成例14:ポリヒドロキシスチレンの部分1−エトキシエチル化物の製造
1リットルのナス型フラスコに、ポリ(p−ヒドロキシスチレン)40g(p−ヒドロキシスチレン単位として333ミリモル)及びp−トルエンスルホン酸一水和物47mg(0.25ミリモル)を入れ、プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート720gに溶解した。この溶液を、温度60℃、圧力10Torr以下の条件で減圧蒸留し、共沸脱水した。蒸留後の溶液は、337gであった。窒素置換された500mlの四つ口フラスコにこの溶液を移し、そこにエチルビニルエーテル10.0g(138ミリモル)を滴下した後、25℃で5時間反応させた。この反応溶液に、プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート62.3g及びメチルイソブチルケトン320gを加え、さらにイオン交換水240mlを加えて攪拌した。その後静置し、有機層部分を取り出した。この有機層に再度240mlのイオン交換水を加え、攪拌後静置し、分液することにより洗浄した。イオン交換水による洗浄及び分液をもう一度行った後、有機層を取り出して減圧蒸留することにより、水分及びメチルイソブチルケトンをプロピレングリコールモノメチルエーテルアセテートで共沸させて除去し、プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート溶液とした。得られた液体は、ポリ(p−ヒドロキシスチレン)の水酸基が部分的に1−エトキシエチルエーテル化された樹脂の溶液であり、この樹脂を 1H−NMRで分析したところ、水酸基の30%が1−エトキシエチルエーテル化されていた。この樹脂を樹脂A14とする。
【0052】
合成例15:フェノールノボラック樹脂の分別。
重量平均分子量5360のフェノールノボラック樹脂(群栄化学社製PSM−4326)50gを1L底抜きフラスコに仕込み、335gのメチルイソブチルケトンで希釈、溶解し、273gのノルマルヘプタンを仕込み60℃で攪拌、静置後分液を行い、下層のノボラック樹脂溶液を得た。このノボラック樹脂溶液をプロピレングリコ−ルメチルエ−テルアセテ−トで希釈、濃縮を行い、ノボラック樹脂のプロピレングリコ−ルメチルエ−テルアセテ−ト溶液を得た。この樹脂を樹脂A15とする。
この樹脂を、ポリスチレンを標準品としてゲル浸透クロマトグラフィー(GPC)で測定したときに、未反応のモノマーを除く全パターン面積に対して、分子量1,000以下の範囲の面積比は、6.7%であった。該樹脂の重量平均分子量は、10945であった。
【0053】
酸発生剤B1:ビス(シクロヘキシルスルホニル)ジアゾメタン〔みどり化学(株)製の“DAM-301”〕
酸発生剤B2:トリフェニルスルホニウム2,4,6−トリイソプロピルベンゼンスルホネート
酸発生剤B3:(5−トシルオキシイミノ−5H−チオフェン−2−イリデン)−(2−メチルフェニル)アセトニトリル
クエンチャーC1:2,6−ジイソプロピルアニリン
クエンチャーC2:ジシクロヘキシルメチルアミン
クエンチャーC3:水酸化トリメチルフェニルアンモニウム
クエンチャーC4:水酸化テトラn-ブチルアンモニウム
クエンチャーC5:トリス[2−メトキシ(2−エトキシエチル)]アミン
【0054】
色素D1:
Figure 0003894001
【0055】
実施例1〜6及び比較例1〜2
表1に示される割合(固形分換算)で樹脂(合計13.5部、固形分換算)を混合し、表1に示される種類と量のクエンチャーと、実施例1〜5及び比較例1〜2は、酸発生剤B1を0.6部、酸発生剤B2を0.45部、実施例6は、酸発生剤B2を0.15部とを、いずれも、希釈溶媒としてプロピレングリコールモノメチルエーテルアセテートを用いて溶解し、さらに孔径0.2μmのフッ素樹脂製フィルターで濾過してレジスト液を調製した。
【0056】
ヘキサメチルジシラザンで処理したシリコンウェハー、または有機反射防止膜(BARC)を塗布したシリコンウェハーに、回転塗布機を用いて上のレジスト液を乾燥後の膜厚が表2に示されるように、0.42μmまたは0.70μmとなるように塗布した。有機反射防止膜は、Brewer社製の“DUV−42”を、215℃、60秒のベーク条件で600Åの厚さとなるように塗布して形成させた。レジスト液塗布後のプリベークは、表2に示される温度で60秒間ホットプレート上にて行った。
こうしてレジスト膜を形成したウェハーに、KrFエキシマレーザー露光機〔(株)ニコン製の“NSR S203B”、NA=0.68、σ=0.75、2/3輪帯照明露光〕を用いて、ラインアンドスペースパターンを露光した。次にホットプレート上にて、表2に示される温度で60秒間ポストエキスポジャーベークを行い、さらに2.38%テトラメチルアンモニウムヒドロキシド水溶液で60秒間のパドル現像を行った。現像後のパターンを走査型電子顕微鏡で観察し、以下の方法で実効感度、解像度及びプロファイルを調べ、その結果を表2に示した。
【0057】
実効感度: 0.25μmのラインアンドスペースパターンが1:1となる露光量で表示した。
解像度: 実効感度の露光量で分離するラインアンドスペースパターンの最小寸法で表示した。
【0058】
【表1】
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
例No. 樹脂 クエンチャー
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
実施例1 A2/75% A7/25% C1/0.049部
実施例2 A2/50% A7/50% C1/0.049部
実施例3 A2/50% A5/50% C1/0.049部
実施例4 A2/75% A6/25% C1/0.049部
実施例5 A4/50% A5/50% C1/0.049部
実施例6 A1/50% A5/50% C2/0.021部
──────────────────────────────────
比較例1 A2/25% A3/25% A9/50% C1/0.049部
比較例2 A2/50% A5/25% A8/25% C1/0.049部
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
比較例2では、ノボラック樹脂であるA5、A8の1:1混合であるので、混合ノボラック樹脂は、未反応のモノマーを除く全パターン面積に対して、分子量1,000以下の範囲の面積比は、(4.8+96.9)/2=50.9%となる。
【0059】
【表2】
Figure 0003894001
【0060】
実施例7〜8及び比較例3
表3に示される割合(固形分換算)で樹脂(合計13.5部、固形分換算)を混合し、酸発生剤B3を0.1部を、クエンチャーC3を0.005部とを、いずれも、希釈溶媒としてプロピレングリコールモノメチルエーテルアセテートを用いて溶解し、さらに孔径0.2μmのフッ素樹脂製フィルターで濾過してレジスト液を調製した。
【0061】
ヘキサメチルジシラザンで処理したシリコンウェハーに、回転塗布機を用いて上のレジスト液を乾燥後の膜厚が1.49μmとなるように塗布した。レジスト液塗布後のプリベークは、90℃で60秒間ホットプレート上にて行った。こうしてレジスト膜を形成したウェハーに、365nm(i線)の露光波長を有する縮小投影露光機〔(株)ニコン製の“NSR−2005i9C”、NA=0.57、σ=0.8〕を用いて、ラインアンドスペースパターンを露光量を段階的に変化させて露光した。次にホットプレート上にて、110℃で60秒間ポストエキスポジャーベークを行い、さらに2.38%テトラメチルアンモニウムヒドロキシド水溶液(住友化学工業(株)製現像液SOPD)で60秒間のパドル現像を行った。現像後のパターンを走査型電子顕微鏡で観察し、以下の方法で実効感度、解像度及びプロファイルを調べ、その結果を表3に示した。
【0062】
実効感度: 1.0μmのラインアンドスペースパターンが1:1となる露光量で表示した。
【0063】
解像度: 実効感度の露光量で分離するラインアンドスペースパターンの最小寸法で表示した。
【0064】
【表3】
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
例No. 樹脂 実効感度 解像度
[msec/cm2] [μm]
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
実施例7 A10/50% A5/50% 46 0.30
実施例8 A10/25% A11/25% A5/50% 36 0.38
──────────────────────────────────
比較例3 A10/25% A11/25% A12/50% 20 0.50
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【0065】
実施例9
表4に示される割合(固形分換算)で樹脂(合計13.5部、固形分換算)を混合し、酸発生剤B3を0.01部、クエンチャーC4を0.00635部、色素D1を0.25部を、いずれも、希釈溶媒としてプロピレングリコールモノメチルエーテルアセテートを用いて溶解し、さらに孔径0.2μmのフッ素樹脂製フィルターで濾過してレジスト液を調製した。
【0066】
ヘキサメチルジシラザンで処理したシリコンウェハーに、回転塗布機を用いて上のレジスト液を乾燥後の膜厚が表4に示されるように、1.49μmとなるように塗布した。レジスト液塗布後のプリベークは、表4に示される温度で60秒間ホットプレート上にて行った。こうしてレジスト膜を形成したウェハーに、実施例7と同様に、ラインアンドスペースパターンを露光した。次にホットプレート上にて、表5に示される温度で60秒間ポストエキスポジャーベークを行い、さらに2.38%テトラメチルアンモニウムヒドロキシド水溶液で60秒間のパドル現像を行った。現像後のパターンを走査型電子顕微鏡で観察し、実施例7と同様方法で実効感度、解像度及びプロファイルを調べ、その結果を表6に示した。
【0067】
【表4】
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
例No. 樹脂 クエンチャー
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
実施例9 A13/50% A5/40% A15/10% C4
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【0068】
【表5】
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
例No. プリベーク温度 ポストエクスポージャーベーク温度
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
実施例9 90℃ 110℃
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【0069】
【表6】
Figure 0003894001
ラフネス:本例において、パターンの断面を側面から見た際、定在波による凹凸は見られなかった。
【0070】
【発明の効果】
本発明の化学増幅型ポジ型レジスト組成物は、感度、解像度などの基本的な性能を損なうことなく、コストを低減することができ、また定在波による凹凸が小さく、パターンプロファイル特にラインエッジラフネスを改良することができる。

Claims (5)

  1. ノボラック樹脂、及びそれ自身はアルカリ水溶液に不溶又は難溶であるが、酸の作用によりアルカリ水溶液に可溶となる下記式(I)で示される構造単位を有する樹脂、
    Figure 0003894001
    (式中、R 1 は、炭素数1〜4のアルキルを表し、R 2 は、炭素数1〜6のアルキル又は炭素数5〜7のシクロアルキルを表す。また、R 1 とR 2 が一緒になってトリメチレン鎖又はテトラメチレン鎖を形成してもよい。)
    及び酸発生剤を含有し、該ノボラック樹脂が、ポリスチレンを標準品として該ノボラック樹脂をゲル浸透クロマトグラフィー(GPC)で254nmのUV検出器を用いて測定したときに、未反応のモノマーを除く全パターン面積に対して、分子量1,000以下の範囲の面積比が25%以下のノボラック樹脂であることを特徴とする化学増幅型ポジ型レジスト組成物。
  2. それ自身はアルカリ水溶液に不溶又は難溶であるが、酸の作用によりアルカリ水溶液に可溶となる樹脂が下記式(IIa)、(IIb)及び(IIc)から選ばれた少なくとも1種の構造単位を有することを特徴とする請求項記載のレジスト組成物。
    Figure 0003894001
    (式中、R3〜R5は、それぞれ独立に水素又はメチルを表し、R6〜R11は、それぞれ独立に炭素数1〜8のアルキルを表す。)
  3. ノボラック樹脂、及びそれ自身はアルカリ水溶液に不溶又は難溶であるが、酸の作用によりアルカリ水溶液に可溶となる下記式(IIa)、(IIb)及び(IIc)から選ばれた少なくとも1種の構造単位を有し、さらにp−ヒドロキシスチレンから導かれる構造単位を有する樹脂、
    Figure 0003894001
    (式中、R 3 〜R 5 は、それぞれ独立に水素又はメチルを表し、R 6 〜R 11 は、それぞれ独 立に炭素数1〜8のアルキルを表す。)
    及び酸発生剤を含有し、該ノボラック樹脂が、ポリスチレンを標準品として該ノボラック樹脂をゲル浸透クロマトグラフィー(GPC)で254nmのUV検出器を用いて測定したときに、未反応のモノマーを除く全パターン面積に対して、分子量1,000以下の範囲の面積比が25%以下のノボラック樹脂であることを特徴とする化学増幅型ポジ型レジスト組成物。
  4. 酸の作用によりアルカリ水溶液に可溶となる樹脂が、さらにメタクリル酸3−ヒドロキシ−1−アダマンチル及び(メタ)アクリロニトリルから選ばれるモノマーから導かれる少なくとも1種の構造単位を有する請求項記載の組成物。
  5. ノボラック樹脂が、フェノールノボラック樹脂である請求項1〜のいずれかに記載の組成物。
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