JP3874837B2 - ベンゾフラン化合物 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、医薬の製造に直接に使用することができ、かつまた医薬の合成における中間体として使用することができる、新規ベンゾフラン化合物およびそれらの塩、ならびにこれらの化合物を含有する医薬製剤に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
類似化合物は、DE4333254に記載されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の課題は、医薬の製造に中間体として使用することができかつまた医薬の製造に直接使用することができる新規化合物を見出すことにあった。
本発明のもう一つの課題は、特に中枢神経系に対する効果を示す医薬の製造に使用することができる新規化合物を見出すことにあった。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明により、下記式Iで表わされるベンゾフラン化合物が上記課題の解決に有用であることが見出された。
従って、本発明は下記式Iで表わされるベンゾフラン化合物およびそれらの塩に関する:
【化6】
【0005】
式中、
R1は、NH2、1−ピペラジニルまたは4−R3−ピペラジニルであり、
R2は、H、Cl、Br、OHまたはOAであり、
R3は、ベンジルまたはそれ自体公知のアミノ保護基であり、
Xは、CN、COOH、COOA、COOPh、COOCH2Ph、COOPy、CONR4R5またはCO−Hetであり、
R4およびR5はそれぞれ相互に独立して、H、Aまたはベンジルであり、
Aは、C原子1〜4個を有するアルキルであり、
Phは、フェニルであり、
Hetは、イミダゾール−1−イル、トリアゾール−1−イルまたはテトラゾール−1−イルであり、そして
Pyは、ピリジルである。
【0006】
上記式Iで表わされる化合物およびそれらの塩が、医薬製造における中間体として重要であると同時に、薬理学的性質を有することが見出された。すなわち、これらの化合物は、例えば中枢神経系に対する効果を示す。
従って、本発明は式Iで表わされるベンゾフラン誘導体およびそれらの塩に関する。
【0007】
本明細書全体をとおして、基R1、R2、R3、R4、R5、R6、X、X1、A、Ph、HetおよびPyは、別段の記載がないかぎり、式I〜VIについて記載の意味を有するものとする。
上記各式において、AはC原子1〜4個、好ましくは1個、2個または3個を有する。Aは好ましくは、メチルまたはエチルであり、さらにまたプロピルまたはイソプロピルであり、さらにまたブチル、イソブチル、sec−ブチルまたはtert−ブチルであることができる。
基Phは、フェニルである。
基Hetは、その1−位置に置換基を有するイミダゾール、トリアゾールまたはテトラゾールである。
【0008】
基Pyは好ましくは、ピリジン−2−イル基であり、さらにまたピリジン−4−イル基であることができる。
基Xは、CN、COOH、COOA、COOPh、COOCH2Ph、COOPy、CONR4R5またはCO−Hetである。
基R1は、NH2、1−ピペラジニル基またはその4位置に置換基としてR3を有する1−ピペラジニル基である。
基R2、は、H、Cl、Br、OHまたはOAである。
基R3は、ベンジルであるが、好ましくはそれ自体公知のアミノ保護基である。
【0009】
この「アミノ保護基」の用語は周知であり、アミノ基を化学反応から保護(ブロック)するのに適し、かつまた所望の化学反応が分子中の別の部位で行われた後に、容易に分離することができる基に関する用語である。この種の基の代表的例には、特に未置換のアシル基、アリール基、アラルコキシメチル基またはアラルキル基がある。アミノ保護基は、所望の反応(または一連の反応)の後に分離されるから、それらの種類および大きさに別段の制限はない。しかしながら、好ましい基としては、C原子1〜20個、特に1〜8個を有する基が挙げられる。本発明の化合物および本発明の方法に係わり、「アシル基」の用語は、最も広い意味で解釈されるべきである。「アシル基」の用語には、脂肪族、芳香族脂肪族、芳香族または複素環状のカルボン酸またはスルホン酸から誘導されるアシル基が包含され、およびまた特に、アルコキシカルボニル基、アリールオキシカルボニル基、およびまた特にアラルコキシカルボニル基が包含される。
【0010】
この種のアシル基の例には、アルカノイル、例えばアセチル、プロピオニルまたはブチリル;アラルカノイル、例えばフェニルアセチル;アロイル、例えばベンゾイルまたはトルイル;アリールオキシアルカノイル、例えばフェノキシアセチル;アルコキシカルボニル、例えばメトキシカルボニル、エトキシカルボニル、2,2,2−トリクロロエトキシカルボニル、BOC(tert−ブトキシカルボニル)または2−ヨウドエトキシカルボニル;アラルキルオキシカルボニル、例えばCBZ(カルボベンゾキシカルボニル、この基はまた「Z」と称する)、4−メトキシベンジルオキシカルボニルまたはFMOC(9−フルオレニルメトキシカルボニル);アリールスルホニル、例えばMtr(4−メトキシ−2,3,6−トリメチルフェニルスルホニル)がある。好適アミノ保護基は、BOCおよびMtrであり、さらにまたCBZまたはFMOCである。
式Iで表わされる化合物は1個または2個以上のキラル中心を有し、従って種々の立体異性体形態で存在する。式Iはこれらの形態の全部を包含するものとする。
【0011】
本発明はまた、式Iで表わされるベンゾフラン化合物およびそれらの塩の製造方法に関し、この方法は、R1がニトロ基である式Iに対応する化合物を、慣用の方法により還元する;あるいは
R1がNH2基である式Iに対応する化合物を、式II
R6N(CH2CH2X1)2 (II)
式中、R6は、Hまたはベンジルであり、そして
X1は、Cl、Br、I、OHまたは反応的に官能性に修飾されているOH基である、
で表わされる化合物と反応させる、あるいは
R1が1−ピペラジニル基である式Iに対応する化合物を、それ自体公知のアミノ保護基の導入により、R1が4−R3−ピペラジニル基(ここでR3は上記意味を有する)である式Iで表わされる別の化合物に変換する、あるいは
【0012】
XがCOOA基(ここでAは上記意味を有する)である式Iに対応する化合物を、XがCONR4R5基(ここでR4およびR5は上記意味を有する)である式Iで表わされる別の化合物に変換する、あるいは
XがCOOH基である式Iに対応する化合物を、XがCO−Het基(ここでHetは上記意味を有する)である式Iで表わされる別の化合物に変換する、あるいは
R1が4−R3−ピペラジニル基(ここでR3は上記意味を有する)である式Iに対応する化合物を、その保護基を分離することによって、R1が1−ピペラジニル基である式Iで表わされる化合物に変換する;そして(または)
式Iで表わされる塩基化合物を、酸で処理することによって、その塩の1種に変換する、
ことを特徴とする方法である。
【0013】
式Iで表わされる化合物およびまたこれらの化合物を製造するための出発物質は、刊行物(例えば、Houben-WeylによるMethoden der Organischen Chemie[有機化学の方法]、Georg-Thieme出版社、Stuttgart)に記載の方法などのそれ自体公知の方法により、すなわち前記反応に適する、公知の反応条件の下に製造される。この場合に、それ自体公知であるが、ここでは詳細に説明されていない変法を使用することもできる。 所望により、出発物質はまた、これらを反応混合物から単離することなく、直ちにさらに反応させて式Iで表わされる化合物を生成させるような方法により、その場で生成させることもできる。
【0014】
式IIで表わされる化合物において、基X1は好ましくは、ClまたはBrである;しかしながら、基X1はまた、I、OHまたは反応的に修飾されているOH基、例えばC原子1〜6個を有するアルキルスルホニルオキシ(好ましくはメチルスルホニルオキシ)またはC原子6〜10個を有するアリールスルホニルオキシ(好ましくはフェニル−またはp−トリルスルホニルオキシ、1−または2−ナフタレンスルホニルオキシ)であることもできる。
式IIで表わされる化合物において、基R6はHまたはベンジルである。式IIで表わされる化合物は、いくつかの場合については公知である;未知の化合物は公知化合物と同様にして容易に製造することができる。
式IIで表わされる化合物と式Iにおいて、R1がNH2である化合物との反応は、アミン化合物のアルキル化に係わり刊行物から公知の方法などの方法により行う。すなわち、これらの成分を、必要に応じて、閉鎖管またはオートクレーブ内において、溶媒を存在させることなく、相互に縮合させることができる。
しかしながら、これらの化合物はまた、不活性溶媒の存在の下に反応させることもできる。
【0015】
適当な不活性溶媒には、例えばヘキサン、石油エーテル、ベンゼン、トルエンまたはキシレンなどの炭化水素類;トリクロロエチレン、1,2−ジクロロエタン、四塩化炭素、クロロホルムまたはジクロロメタンなどの塩素化炭化水素類;メタノール、エタノール、イソプロパノール、n−プロパノール、n−ブタノールまたはtert−ブタノールなどのアルコール類;ジエチルエーテル、ジイソプロピルエーテル、テトラヒドロフラン(THF)またはジオキサンなどのエーテル類;エチレングリコールモノメチルエーテルまたはエチレングリコールモノエチルエーテル(メチルグリコールまたはメチルグリコール)あるいはエチレングリコールジメチルエーテル(ジグリム)などのグリコールエーテル類;アセトンまたはブタノンなどのケトン類;アセトアミド、ジメチルアセトアミドまたはジメチルホルムアミド(DMF)などのアミド類;アセトニトリルなどのニトリル類;ジメチルスルホキシド(DMSO)などのスルホキシド類;二硫化炭素;ニトロメタンまたはニトロベンゼンなどのニトロ化合物;酢酸エチルなどのエステル類;およびまた場合により、前記溶媒の相互混合物または水との混合物がある。
【0016】
酸結合剤、例えばアルカリ金属またはアルカリ土類金属の水酸化物、炭酸塩または重炭酸塩、あるいはまた弱酸のアルカリ金属塩またはアルカリ土類金属塩、好ましくはカリウム塩、ナトリウム塩またはカルシウム塩の添加、あるいはまたトリエチルアミン、ジメチルアミン、ピリジンまたはキノリンなどの有機塩基の添加、あるいはまたアミン成分の過剰使用は好ましいものとして採用することができる。この反応時間は、使用条件に応じて数分〜14日間であることができ、そして反応温度は、0〜150゜、通常20〜130゜である。
【0017】
R1がニトロ基である式Iで表わされる化合物のR1がアミノ基である式Iで表わされる化合物への変換は、好ましくは遷移金属触媒の存在の下に水素ガスを使用して(例えば、メタノールまたはエタノールなどの不活性溶媒中においてPd−カーボンまたはラネイニッケル上で水素添加することによって)行なう。
R1が1−ピペラジニル基である式Iで表わされる化合物のR1が4−R3−ピペラジニル基である式Iで表わされる化合物への変換は、例えばアミン化合物のアルキル化またはアシル化に係わり公知の方法、例えば刊行物(例えば、Houben-WeylによるMethoden der Organischen Chemie[有機化学の方法]、Georg-Thieme出版社、Stuttgart)に記載の方法に従い、すなわち前記反応に適する、公知の反応条件の下に製造される。この場合に、それ自体公知であるが、ここでは詳細に説明されていない変法を使用することもできる。
【0018】
Xがカルボキシル基である式Iで表わされる化合物のXがCOOA、COOPh、COOCH2Ph、COOPyまたはCO−Hetである式Iで表わされる化合物への変換は、この種のエステル化またはアミド化に係わり公知の方法、例えば刊行物(例えば、Houben-WeylによるMethoden der Organischen Chemie[有機化学の方法]、Georg-Thieme出版社、Stuttgart)に記載の方法に従い、すなわち前記反応に適する、公知の反応条件の下に製造される。この場合に、それ自体公知であるが、ここでは詳細に説明されていない変法を使用することもできる。
【0019】
XがCOOAである式Iで表わされる化合物のXがCOOHである式Iで表わされる化合物への変換は、例えば水、水−THFまたは水−ジオキサン中のNaOHまたはKOHを用いて、0〜100゜の温度で行なう。
XがCN、COOH、COOA、COOPh、COOCH2Ph、COOPyまたはCO−Hetである式Iで表わされる化合物のXがCONR4 R5基である式Iで表わされる化合物への変換は、例えば前記のような不活性溶媒中で、必要に応じて塩基を添加して、HCONR4R5を用いて行う。使用される塩基は、例えばカリウムまたはナトリウムアルコキシド、例えばカリウムまたはナトリウムメトキシド、エトキシドまたはtert−ブトキシドである。
【0020】
式Iで表わされる化合物からの基R3の分離は使用されている保護基に応じて、例えば強酸を用いて、有利にはTFA(三フッ化酢酸)または過塩素酸を用いて行われるが、また別の強酸、例えば塩酸または硫酸、強有機カルボン酸、例えば三塩化酢酸あるいはスルホン酸、例えばベンゼン−またはp−トルエンスルホン酸を用いて行うこともできる。追加の不活性溶媒を存在させることもできるが、これは常時必要ではない。適当な不活性溶媒は好ましくは、酢酸などの有機カルボン酸類、テトラヒドロフランまたはジオキサンなどのエーテル類;ジメチルホルムアミドなどのアミド類、ジクロロメタンなどのハロゲン化炭化水素類であり、さらにまたメタノール、エタノールまたはイソプロパノールなどのアルコール類およびまた水であることができる。前記溶媒の混合物もまた適当である。TFAは、追加の溶媒を添加することなく、過剰量で使用すると好ましく、過塩素酸は酢酸と70%過塩素酸との9:1混合物の形態で使用すると好ましい。この反応温度は、有利には約0〜約50゜である。この反応は、15〜30゜で行うと好ましい。
【0021】
BOC基は好ましくは、ジクロロメタン中のTFAを用いて、あるいはジオキサン中の約3〜5N塩酸を用いて、15〜30゜で分離することができる。
水素添加分解により分離することができる保護基(例えば、CBZまたはベンジル)は、例えば触媒(例えばパラジウム、有利には木炭などの支持体上のパラジウムなどの貴金属触媒)の存在の下に、水素で処理することによって分離することができる。この場合に適当な溶媒は、前記溶媒であり、特別の例としては、メタノールまたはエタノールなどのアルコール類、あるいはDMFなどのアミド類である。一般に、この水素添加分解は、約0〜100゜の温度および約1〜200バールの圧力において、好ましくは20〜30゜の温度および1〜10バールの圧力において行われる。
【0022】
式Iで表される塩基化合物は酸を用いて、例えば等量の塩基と酸とを、エタノールなどの不活性溶媒中で反応させ、次いで蒸発させることによって対応する酸付加塩に変換することができる。この反応に適する酸は特に、生理学的に許容される塩を生成させる酸である。従って、無機酸、例えば硫酸、硝酸、ヒドロハロ酸(例えば塩酸または臭化水素酸)、リン酸(例えばオルトリン酸)、スルファミン酸、およびまた有機酸、特に脂肪族、脂環族、芳香族脂肪族、芳香族または複素環状の一塩基性または多塩基性カルボン酸、スルホン酸あるいは硫酸、例えばギ酸、酢酸、プロピオン酸、ピバリン酸、ジエチル酢酸、マロン酸、コハク酸、ピメリン酸、フマール酸、マレイン酸、乳酸、酒石酸、リンゴ酸、クエン酸、グルコン酸、アスコルピン酸、ニコチン酸、イソニコチン酸、メタンスルホン酸、エタンスルホン酸、エタンジスルホン酸、2−ヒドロキシエタンスルホン酸、ベンゼンスルホン酸、p−トルエンスルホン酸、ナフタレンモノスルホン酸およびナフタレンジスルホン酸、およびまたラウリル硫酸を使用することができる。
【0023】
生理学的に許容されない酸との塩、例えばピクリン酸塩は、式Iで表わされる化合物の単離および(または)精製に使用することができる。
他方、式Iで表わされる化合物は、塩基(例えばナトリウムまたはカリウムの水酸化物または炭酸塩)を用いて、対応する金属塩、特にアルカリ金属塩またはアルカリ土類金属塩に、あるいは相当するアンモニウム塩に変換することができる。
本発明はまた、式Iで表わされる化合物およびそれらの生理学的に許容される塩を含有する医薬に関する。
本発明はさらにまた、式Iで表わされる化合物を医薬合成のための中間体として使用することに関する。相当する医薬は、例えばDE4333254に記載されている。
【0024】
従って、本発明は特に、請求項1に記載の式Iで表わされる化合物の、1−[4−(5−シアノインドール−3−イル)ブチル]−4−(2−カルバモイルベンゾフラン−5−イル)ピペラジンおよびその塩合成における使用に関し、この使用は、 2−(2−ホルミルフェノキシ)酢酸をニトロ化し、このようにして得られる2−(2−ホルミル−4−ニトロフェノキシ)酢酸を環化し、このようにして得られる5−ニトロベンゾフラン−2−カルボン酸をエステル化し、このようにして得られる式III
【化7】
式中、Xは、COOA、COOPhまたはCOOCH2Phである、
で表わされる化合物を還元し、
【0025】
このようにして得られるR1がNH2であり、そしてXがCOOA、COOPhまたはCOOCH2Phである式Iで表わされる化合物を、その酸付加塩に変換し、次いでこの生成物を式II
HN(CH2CH2X1)2 II
式中、X1はCl、Br、I、OHまたは反応的に官能性に修飾されているOH基である、
で表わされる化合物の酸付加塩と反応させて、式IV
【化8】
式中、XはCOOA、COOPhまたはCOOCH2Phである、
で表わされるピペラジン誘導体を生成させ、
【0026】
このようにして得られる式IVで表わされる化合物をその酸付加塩に変換し、次いでこの生成物をアミノ保護基の導入に適する化合物と反応させ、このようにして得られる式V
【化9】
式中、R3はそれ自体公知のアミノ保護基であり、そしてXは上記意味を有する、で表わされる化合物を、式VI
【0027】
【化10】
式中、R3は上記意味を有する、
で表わされる化合物に変換し、
【0028】
このようにして得られる式VIで表わされる化合物を、そのアミノ保護基の分離によって、5−(1−ピペラジニル)ベンゾフラン−2−カルボキシアミドまたはその酸付加塩に変換し、次いでこの5−(1−ピペラジニル)ベンゾフラン−2−カルボキシアミドまたは対応する塩を、3−(4−クロロブチル)−5−シアノインドールと反応させ、1−[4−(5−シアノインドール−3−イル)ブチル]−4−(2−カルバモイルベンゾフラン−5−イル)ピペラジンを生成させ、所望により次いで、その酸付加塩に変換することを特徴とするものである。
【0029】
3−(4−クロロブチル)−5−シアノインドールは、DE4101686に記載されている。1−[4−(5−シアノインドール−3−イル)ブチル]−4−(2−カルバモイルベンゾフラン−5−イル)ピペラジンは、DE4333254に記載されている。
本発明はまた、式Iで表わされる化合物の、中枢神経系に対する効果を示す医薬を合成するための中間体としての使用に関する。
本発明はさらにまた、式Iで表わされる化合物および(または)それらの生理学的に許容される塩の、特に非化学的経路による医薬製剤の調製への使用に関する。この場合に、これらの化合物を、少なくとも1種の固体、液体および(または)半液体状態の賦形剤または助剤とともに、所望により1種または2種以上の別の活性成分と組み合わせて、適当な剤型にすることができる。
【0030】
本発明はまた、式Iで表される化合物および(または)それらの生理学的に許容される塩の1種の少なくとも1種を含有する医薬製剤に関する。
これらの製剤は、ヒトまたは動物医療における医薬として使用することができる。適当な賦形剤は、経腸投与(例えば経口投与)または非経口投与または局所投与に適しており、かつまた本発明の新規化合物と反応しない、有機または無機物質、例えば水、植物油、ベンジルアルコール、アルキレングリコール、ポリエチレングリコール、グリセロールトリアセテート、ゼラチン、炭水化物(例えば乳糖またはデンプン)、ステアリン酸マグネシウム、タルクあるいは石油ゼリーである。
【0031】
錠剤、丸剤、被覆錠剤、カプセル剤、粉末、顆粒、シロップ、ジュースまたは滴剤は、特に経口投与に使用され、座薬は直腸投与に使用され、溶液、好ましくは油性または水性溶液およびまた懸濁液、エマルジョンまたはインプラントは非経口投与に使用され、そして軟膏、クリームまたは粉末は局所投与に使用される。本発明の新規化合物はまた、凍結乾燥させることができ、得られる凍結乾燥物は、例えば注射製剤の製造に使用することができる。上記製剤は、殺菌することができ、そして(または)助剤、例えば滑剤、保存剤、安定化剤および(または)湿潤剤、乳化剤、浸透圧に影響する塩類、緩衝物質、着色剤、風味付与剤および(または)数種の追加の活性成分、例えば1種または2種以上のビタミン類を含有することができる。
式Iで表される化合物およびそれらの生理学的に許容される塩は、病気の制御に使用することができる。
【0032】
【実施例】
本明細書の全体をとおして、温度はいずれも、℃で示されている。以下の例において、「慣用の仕上げ処理」の用語は、下記の意味を有するものとする:
必要に応じて、水を添加し、必要に応じて、この溶液のpHを最終生成物の構成に応じて、2〜10に調整し、次いで酢酸エチルまたはジクロロメタンにより抽出し、この有機相を分離採取し、硫酸ナトリウム上で乾燥させ、蒸発させ、次いでシリカゲル上におけるクロマトグラフイによりおよび(または)結晶化により精製する。Rf値は、シリカゲル上での数値である。
【0033】
例1
メタノール60ml中のエチル 5−ニトロベンゾフラン−2−カルボキシレート2.3gの溶液を、ラネイニッケルの存在の下に水素添加する。触媒を濾別し、この溶液を濃縮する。慣用の仕上げ処理に付した後に、エチル 5−アミノベンゾフラン−2−カルボキシレートが得られる;Rf:0.1(ジクロロメタン/エタノール 9.5:0.5);塩酸塩の融点:246〜248゜。
【0034】
例2
ジクロロメタン80ml中のエチル 5−アミノベンゾフラン−2−カルボキシレート2.05gの溶液を、N,N−ビス(2−クロロエチル)アミン1.5gで処理し、10時間撹拌する。この混合物を慣用の仕上げ処理に付し、エチル5−(1−ピペラジニル)ベンゾフラン−2−カルボキシレートを得る;Rf:0.55(イソプロパノール/水 95:5)。
【0035】
例3
THF50ml中のエチル 5−(1−ピペラジニル)ベンゾフラン−2−カルボキシレート1gの溶液を、ジ−tert−ブチルジカーボネート1gとともに、3時間撹拌する。慣用の仕上げ処理に付した後に、エチル 5−(4−tert−ブトキシカルボニル−1−ピペラジニル)ベンゾフラン−2−カルボキシレートが得られる;融点:116〜118゜。
【0036】
例4
N−メチルピロリドン100ml中のエチル 5−(4−tert−ブトキシカルボニル−1−ピペラジニル)ベンゾフラン−2−カルボキシレート3gの溶液を、ホルムアミド1gおよびナトリウムアルコキシド3gとともに5時間撹拌する。慣用の仕上げ処理に付した後に、5−(4−tert−ブトキシカルボニル−1−ピペラジニル)ベンゾフラン−2−カルボキシアミドが得られる;融点:198〜200゜。
【0037】
例5
ジクロロメタン50ml中のエチル 5−(1−ピペラジニル)ベンゾフラン−2−カルボキシレート1gの溶液を、ベンジルクロライド1gで処理し、2時間撹拌する。慣用の仕上げ処理に付した後に、エチル 5−(4−ベンジル−1−ピペラジニル)ベンゾフラン−2−カルボキシレートが得られる;融点:219〜222゜。
【0038】
例6
5−(4−tert−ブトキシカルボニル−1−ピペラジニル)ベンゾフラン−2−カルボキシアミド1gをメタノール性HCl 50mlに溶解し、1時間撹拌する。慣用の仕上げ処理に付した後に、5−(1−ピペラジニル)ベンゾフラン−2−カルボキシアミドが得られる;融点:252〜255゜。
【0039】
以下の例は、医薬製剤に関するものである。
例A:注射バイアル
二重蒸留水3リットル中の式Iで表わされる活性化合物100gおよびリン酸水素二ナトリウム5gの溶液のpHを、2N塩酸を用いてpH6.5に調整し、殺菌濾過し、注射バイアルに充填し、次いで無菌条件の下に凍結乾燥させ、これらのバアイルを、無菌条件の下にシールする。各注射バイアルは活性化合物5mgを含有する。
例B:座薬
式Iで表わされる活性化合物20gの混合物を、大豆レシチン100gおよびカカオ脂1400gとともに溶融し、この混合物を型中に注入し、次いで冷却させる。各座薬は活性化合物20mgを含有する。
【0040】
例C:溶液
二重蒸留水940ml中で、式Iで表わされる活性化合物1g、NaH2PO4・2H2O 9.38g、Na2HPO4・12H2O 28.48gおよびベンザルコニウムクロライド0.1gの溶液を調製する。この溶液のpHを6.8に調整し、全量を1リットルにし、次いで照射により殺菌する。この溶液は、点眼剤の形態で使用することができる。
例D:軟膏
式Iで表わされる活性化合物500mgを、無菌条件の下に、石油ゼリー99.5gと混合する。
【0041】
例E:錠剤
式Iで表わされる活性化合物1kg、乳糖4kg、ジャガイモデンプン1.2kg、タルク0.2kgおよびステアリン酸マグネシウム0.1kgの混合物を、慣用の方法で圧縮して、各錠剤が活性化合物10mgを含有する錠剤を得る。
例F:被覆錠剤
例Eに記載のとおりに錠剤を圧縮成形し、次いで慣用の方法で、ショ糖、ジャガイモデンプン、タルク、トラガカントゴムおよび着色剤からなる被膜により被覆する。
【0042】
例G:カプセル剤
硬質ゼラチンカプセルに、式Iで表わされる活性化合物2kgを慣用の方法で充填し、各カプセルが活性化合物20mgを含有するカプセル剤を得る。
例H:アンプル
二重蒸留水60リットル中の式Iで表わされる活性化合物1kgの溶液を、殺菌濾過し、アンプルに充填し、殺菌条件の下に凍結乾燥させ、次いで無菌条件の下にシールする。各アンプルは活性化合物10mgを含有する。
Claims (8)
- f)5−(1−ピペラジニル)ベンゾフラン−2−カルボキシアミド。
- 請求項1に記載の式Iで表わされるベンゾフラン化合物の製造方法であって、
式Iにおいて、Xに対応する基がCOOA基(ここでAは上記意味を有する)である、式Iで表される化合物の類縁化合物を、XがCONR 4 R 5 基(ここでR 4 およびR 5 は上記意味を有する)である式Iで表わされる別の化合物に変換することを特徴とする、前記製造方法。 - 請求項1に記載の式Iで表わされるベンゾフラン化合物の製造方法であって、
R 1 が4−R 3 −ピペラジニル基(ここでR 3 はベンジルまたはアミノ保護基である)である式Iに対応する化合物を、その保護基の分離によって、R 1 が1−ピペラジニル基である式Iで表わされる化合物に変換することを特徴とする、前記製造方法。 - 請求項1に記載の式Iで表わされるベンゾフラン化合物の塩の製造方法であって、
式Iで表わされる塩基化合物を、酸で処理することによって、その塩の1種に変換することを特徴とする、前記製造方法。 - 請求項1に記載の式Iで表わされる化合物の医薬合成のための中間体としての使用。
- 請求項1に記載の式Iで表わされる化合物の中枢神経系に対する効果を示す医薬合成のための中間体としての使用。
- 病気を制御するための請求項1に記載の式Iで表わされる化合物またはそれらの生理学的に許容される塩。
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