JP3874660B2 - ヘッドランプクリーナーの取付構造 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は新規なヘッドランプクリーナーの取付構造に関する。詳しくは、バンパーとの固定を簡単に行うことが出来るようにする技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
先端にノズルカバーと噴射ノズルを有するピストンと、上記ピストンをバンパーに対して出し入れするシリンダとを備えたヘッドランプクリーナーがある。そして、このようなヘッドランプクリーナーは、ネジ止め等によって車体内部に固定され、ピストンはバンパーに設けられた開口部から出し入れされ、不使用時、すなわち、ヘッドランプの前面カバーへの洗浄液の噴射を行わないときは、ノズルカバーによってバンパーに設けられた開口部を外側から閉塞しておくようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上記した従来のヘッドランプクリーナーは車体内部に固定され、バンパーには固定されていないため、車体内部への取付作業を注意して行わないと、バンパーとの間で取付位置に誤差が生じる惧がある。そして、バンパーとの間での位置ズレが大きいと、ピストンやピストンに支持されている噴射ノズルがバンパーに干渉する惧もある。
【0004】
そこで、本発明は、バンパーへの取付手段を設けることによってピストンとバンパーとの間の位置ズレが生じないようにすると共に、バンパーへの取付を容易に行うことが出来るようにすることを課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明ヘッドランプクリーナーの取付構造は、上記した課題を解決するために、先端にノズルカバーと噴射ノズルを有するピストンと、上記ピストンをバンパーに対して出し入れするシリンダとを備えたヘッドランプクリーナーの取付構造において、上記バンパーには矩形状の係合切欠を有するほぼ矩形状の取付孔を設け、上記シリンダには上記取付孔に固定されるほぼ矩形筒状の固定接触端部を有するブラケットを設け、上記固定接触端部の4辺のうちの一対の辺には、上記取付孔から外側方向に突出して係合切欠の縁表面に係合する爪部と、上記係合切欠に嵌合して取付孔の面方向への位置決めをするための係合板部とを有する係合位置決め部を設け、上記係合板部は弾性を有する上記係合位置決め部の前端に形成され、上記係合板部の幅は上記バンパーの取付孔に形成された矩形状の係合切欠の幅とほぼ等しくされ、上記係合板部は互いに近づく方向へ撓むようにされ、上記爪部は上記係合板部の前端に形成され、他の一対の辺は取付孔より開口幅が広く、取付孔の内側に直接接触して上記爪部と共にバンパーを挟持する接触端部としたものである。
【0006】
従って、本発明ヘッドランプクリーナーの取付構造にあっては、係合位置決め部の爪部をバンパーの取付孔の係合切欠の縁表面に係合させるだけでバンパーへの取付を為すことが出来、そして、それと同時に係合位置決め部の係合板部が係合切欠に嵌合して取付孔の面方向における位置決めが為されるため、バンパーへの取付と位置決めを同時に且つ簡単に為すことが出来る。
【0007】
さらに、ブラケットにかかる負荷が係合板部と係合切欠との間で受けられるので、爪部にかかる負荷が軽くなり、爪部が破損しにくくなる。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明ヘッドランプクリーナーの取付構造の実施の形態を添付図面を参照して説明する。
【0009】
先ず、ヘッドランプクリーナーの概要を説明する。
【0010】
ヘッドランプクリーナー1は外殻筒体2を有する。外殻筒体2は3つの筒体が互いに摺動自在に嵌合されて全体として伸縮可能にされている。
【0011】
基端側の筒体、すなわち、外殻筒体2を構成する筒体のうち最も外側に位置する筒体3(以下、「ベース筒体」という。)が最も太く、且つ、車体に固定されるシリンダとなる。ベース筒体3の基端部の外周面には周方向に等間隔に間をあけて4個の係合突起4、4、・・・が突設されている。さらに、ベース筒体3の先端部の外周面にも周方向に間隔をあけて複数の係合突起5、5、・・・が突設されている。そして、係合突起4、4、・・・の外側面の後端部4a、4a、・・・は後方に行くに従ってベース筒体3の中心方向に変位する傾斜面にされ、係合突起5、5、・・・の外側面の前端部5a、5a、・・・は前方に行くに従ってベース筒体3の中心方向に変位する傾斜面にされている(図1、図2参照)。
【0012】
また、ベース筒体3の外周面のうち上記先端寄りの係合突起5、5、・・・からやや後方に離間した位置に全周に亘って延びるフランジ6が突設され、該フランジ6の外周面から位置決め突起6aが突設されている。さらに、ベース筒体3の外周面のうち前後方向における中間部から僅かに後方に寄った位置に取付片7が突設され、該取付片7にはネジ挿通孔7aが形成されている(図1参照)。
【0013】
中間の筒体8は上記ベース筒体3よりやや細い筒状を為し、ベース筒体3内に摺動自在に内嵌されており、これを第1のピストンという。先端の筒体9は上記第1のピストン8よりやや細い筒状を為し、第1のピストン8内に摺動自在に内嵌されており、これを第2のピストンという(図2参照)。
【0014】
10はバックキャップであり、短い円筒状を為し基端が閉塞された主部11と、該主部11の開口縁に連設され主部11より大きな径を有し短い円筒状をした連結部12と主部11の側面から突出した連結管部13とが一体に形成されて成り、連結部12の側壁部には周方向に等間隔に間をおいて4個の係合孔12a、12a、・・・が形成され、また、主部11の底部内面の中央にはバネ掛け部14が形成されている(図1、図2参照)。
【0015】
15はゴム、合成ゴム等の弾性材料で形成されたブーツであり、蛇腹状の円筒状をした主部15aの基端には外方へ突出したフランジ15bが形成され、また、主部15aの先端には筒状部15cが連設され、該筒状部15cの先端には外方へ突出したフランジ15dが形成されている(図2参照)。
【0016】
上記バックキャップ10の連結部12がベース筒体3の基端部に外嵌され、ベース筒体3の係合突起4、4、・・・がバックキャップ10の係合孔12a、12a、・・・に係合され、これによって、バックキャップ10がベース筒体3の基端を覆うように結合される。また、このとき、ベース筒体3とバックキャップ10との間に上記ブーツ15の基端側のフランジ15bが挟持される(図1、図2参照)。
【0017】
第2のピストン9の先端部にはトップキャップ16が取り付けられる。そして、該トップキャップ16と第2のピストン9との間に上記ブーツ15の先端側のフランジ15dが挟持される。また、該トップキャップ16にはバネ掛け部16aが形成されている(図2参照)。
【0018】
引張コイルバネ17の両端に形成されたフック部17a、17bがそれぞれバックキャップ10のバネ掛け部14とトップキャップ16のバネ掛け部16aに各別に係止される(図2参照)。
【0019】
引張コイルバネ17が以上のように2つのバネ掛け部14、16a間に張設されると、引張コイルバネ17の収縮力により各ピストン8、9はベース筒体3内に収納されるように引っ張られ、非作動時には、図1乃至図3に示すように、2つのピストン8、9がベース筒体3内に収納された状態となっている。
【0020】
第2のピストン9の先端部に噴射ノズル配置部18が設けられる(図2参照)。
【0021】
上記噴射ノズル配置部18はチェックバルブ部19とノズルホルダ20とから成る。
【0022】
チェックバルブ部19内には所要のバルブ要素が配置されてチェックバルブ21が構成され、該チェックバルブ21はチェックバルブ部19の基端側での液圧が所定の値以上となったときに開いてチェックバルブ部19の基端から先端までの通路が開通するものであればどのようなものでも良い。例えば、特願平6−24942号や特願平6−216796号に記載された閉止弁のようなものを採用することができる。その特徴を述べれば、チェックバルブ21はチェックバルブ部19の基端から先端までの液通路を途中で仕切る弾性材料から成るダイヤフラム22を有し、該ダイヤフラム22を閉塞位置に保持する圧縮コイルバネ状の閉塞バネ23が配置されている。しかして、チェックバルブ部19の基端側での液圧が所定の値以上になると、閉塞バネ23が圧縮され、ダイヤフラム22が変形して該ダイヤフラム22によって閉止されていた通路が開通する(図2参照)。
【0023】
チェックバルブ部19の先端部にノズルホルダ20が取着される(図2参照)。
【0024】
ノズルホルダ20は連結管24の先端に収納部25が一体に形成されて成り、収納部25はほぼ一端が閉塞した円筒状をしており、軸方向が上記連結管24の軸方向と交差する向きで閉塞端側が連結管24の先端に連結され、連結管24の中心孔と収納部25の内部空間とが連通される。そして、上記収納部25内には噴射ノズル26が傾動可能に内嵌されている。そして、連結管24が上記チェックバルブ部19の先端部に内嵌状に固定され、これによって、ノズルホルダ20はチェックバルブ21を介して外殻筒体2の内部と連通される(図2参照)。
【0025】
ノズルホルダ20にはノズルカバー27が取り付けられる。ノズルカバー27はカバー体28と該カバー体28の後面から突設されたステー29、29とが一体に形成されて成る。カバー体28は不使用時にノズルホルダ20が突出される開口部を閉塞しておくものであり、後述するバンパーに形成された取付孔を表側から閉塞するべく、バンパーの曲面形状に適合した曲面を為すように形成されている。そして、ステー29、29の後端がノズルホルダ20にネジ止め等によって固定されている(図1、図2参照)。
【0026】
上記ベース筒体3の先端部にはダストカバー31が取着される。ダストカバー31はゴム、合成ゴム等の弾性を有する材料で形成され、シリンダ3の先端部の外径とほぼ等しい内径を有する筒部32と該筒部32の先端から内方へ突出した内フランジ部33とが一体に形成されて成る。また、筒部32には複数の係合孔32a、32aが周方向に間隔を置いて形成されている(図1、図2参照)。
【0027】
また、ダストカバー31の筒部32の外周面の後端にはオーリング状の突条34が一体に突設されている。さらに、筒部32の外周面の先端近くにも全周に亘って突条35が形成されている(図1、図2参照)。
【0028】
そして、上記ダストカバー31は、筒部32がベース筒体3の先端部に外嵌され、ベース筒体3の先端部外面に形成された係合突起5、5、・・・が筒部32の係合孔32a、32a、・・・に係合されて、ベース筒体3の先端部に取着され、筒部32の後端はベース筒体3の先端部に形成されたフランジ6の前面に接した状態となる。そして、ベース筒体3の係合突起5、5、・・・はその大部分がダストカバー31の筒部32の外側面から突出された状態とされる(図1、図2参照)。
【0029】
しかして、ベース筒体3が車体に支持され、バンパー36に形成された取付孔37からノズルホルダ20が出入りするようにされる。上記取付孔37はほぼ矩形を為し、対向する一対の縁には係合切欠37a、37aが形成されている。ベース筒体3の車体への支持には取付用のブラケット38が使用される(図6、図7参照)。
【0030】
ブラケット38はほぼ円筒状をした支持筒39と該支持筒39から前方へ突出されたほぼ矩形筒状を為す固定接触端部40とこれら支持筒39及び固定接触端部40の側面部から側方へ突出された取付片41、41とが一体に形成されて成る。なお、上記取付片41、41にはネジ挿通孔41a、41aが形成されている(図7参照)。
【0031】
支持筒39は前半の小径部42と後半の大径部43とから成り、内面の2つの部分の境界部には後方を向いた段差面44が形成されている。また、小径部42には周方向に間隔をあけて複数の係合孔42a、42a、・・・が形成され、また、大径部43には後端に開口した係合スリット43aが形成されている(図1、図3参照)。
【0032】
固定接触端部40は横断面形状が矩形を為す角筒状をしており、4つの片のうちの互いに対向する一対の辺45、45にはそれぞれ前端に達する2条のスリットが形成され、該2条のスリット45a、45aの間に弾性を有する係合位置決め部46、46が形成される。なお、該辺45、45のうち係合位置決め部46、46の両脇に位置する部分の前端45b、45b、・・・は係合位置決め部46、46の前端よりやや後側に位置している。上記係合位置決め部46、46の前端には係合板部46a、46aが前方へ突設され、該係合板部46a、46aの両脇の部分に肩部46b、46bが形成される。さらに、上記係合板部46a、46aの前端には外方へ突出した爪部46c、46cが形成されている。該爪部46c、46c幅は上記係合板部46a、46aの幅より小さくされ、また、爪部46c、46cの後面は係合板部46a、46aの前端と同一の平面内に位置している。そして、上記係合板部46a、46aの幅は上記バンパー36の取付孔37に形成された係合切欠37a、37aの幅とほぼ等しくされている(図4、図7参照)。
【0033】
上記係合位置決め部46、46が形成された辺45、45の内側面間の間隔は上記取付孔37の係合切欠37a、37aが形成された一対の縁の間隔にほぼ等しく形成され、もう一対の辺47、47の外側面間の間隔は取付孔37の係合切欠37a、37aが形成されていない一対の縁の間隔より大きく形成されている。また、該辺47、47の前端47a、47aは係合位置決め部46、46が形成された辺45、45の前端45b、45b、・・・よりも前側に位置している(図4、図7参照)。
【0034】
そこで、ヘッドランプクリーナー1のベース筒体3の先端部を上記ブラケット38の支持筒39に後側から挿入する。そして、ベース筒体3の先端が支持筒39の小径部42内に挿入されると、ダストカバー31の筒部32の前端の突条35の外径が支持筒39の小径部42の内径より大きく形成されているため、上記突条35が支持筒39の小径部42の内周面によって押し潰されて変形しながら、ベース筒体3の先端部はさらに支持筒39内に挿入される。そして、ついには、ベース筒体3の先端部に形成された係合突起5、5、・・・がブラケット38の支持筒39の係合孔42a、42a、・・・に係合し、これによって、ベース筒体3の先端部にブラケット38が支持される。なお、この状態で、ダストカバー31の筒部32の後端に形成されたオーリング状突条34がブラケット38の支持筒39の内周面に形成された段差面44に圧接される。従って、ブラケット38の支持筒39とベース筒体3の先端部との間は、ダストカバー31の前端部の突条35が支持筒39の内周面に圧接し、ダストカバー31の後端のオーリング状突条34が支持筒39の段差面44に弾接することによって、ベース筒体3とブラケット38の支持筒39との間のガタつきが防止される(図1、図2参照)。
【0035】
なお、ベース筒体3の位置決め突起6aがブラケット38の係合スリット43aと係合され、これによって、ヘッドランプクリーナー1のブラケット38に対する回転方向の位置決めがされる(図3参照)。
【0036】
ヘッドランプクリーナー1のバンパー36への取付は以下のように為される。なお、バンパー36に取り付ける前はノズルホルダー20は取り外しておく。ブラケット38の固定接触端部40の係合位置決め部46、46をバンパー36の取付孔37の係合切欠37a、37aに位置合わせしながら、バンパー36の裏側から固定接触端部40のをバンパー36に近付けていく。そして、係合位置決め部46、46が互いに近づくように撓ませながら、爪部46c、46cを係合切欠37a、37aを通過させ、爪部46c、46cが係合切欠37a、37aを通過したところで、係合位置決め部46、46を撓ませていた力を除けば、係合位置決め部46、46が元の状態に戻り、爪部46c、46cが係合切欠37a、37aの前面側の縁に係合する。これと同時に、係合板部46a、46aが係合切欠37a、37aに嵌合した状態で係合し、さらに、肩部46b、46bが係合切欠37a、37aの両脇部の後面側の縁部に当接する。さらに、固定接触端部40の別の一対の辺47、47の前端47a、47aが取付孔37の係合切欠37a、37aが形成されていない縁に近接した位置でバンパー36の背面に当接した状態となる(図3、図4、図6参照)。
【0037】
上記したようにして、ヘッドランプクリーナー1はブラケット38を介してバンパー36の取付孔37に取り付けられる。すなわち、ヘッドランプクリーナー1は、ブラケット38の固定接触端部40の一対の辺45、45に設けられた爪部46c、46cと肩部46b、46b及び別の一対の辺47、47の前端との間でバンパー36の取付孔37の開口縁を挟持した状態で、バンパー36に取り付けられる。
【0038】
そして、上記ブラケット38の取付片41、41がそのネジ挿通孔41a、41aを挿通された取付ネジ48、48と該取付ネジ48、48に螺着されたナット49、49とによって車体の一部50に固定される(図6参照)。また、ベース筒体3に形成された取付片7がそのネジ挿通孔7aを挿通された図示しない取付ネジと該取付ネジに螺合されたナットとによって車体の別の一部に固定される。
【0039】
以上のようにして、ヘッドランプクリーナー1はバンパー36の取付孔37に対してピストン9の先端や噴射ノズル26が位置決めされた状態で車体に固定される。
【0040】
そして、収納状態において、図2に示すように、各ピストン8、9は引張コイルバネ17の収縮による引張力によってベース筒体3内に収納され、ノズルホルダ20はバンパー36の取付孔37の内側に位置されノズルカバー27のカバー体28がバンパー36の取付孔37を覆った状態となっている。なお、ベース筒体3の基端部に設けられた連結管部13は図示しないモータポンプと連結され、作動時にモーターポンプによって洗浄液が該連結管部13を介してベース筒体3内に供給されるようになっている。そして、供給された洗浄液はブーツ15内を通ってチェックバルブ部19の基端部に達する。
【0041】
そして、ベース筒体3内に洗浄液が供給され、その液圧が高まってくると、該液圧によって引張コイルバネ17が伸張されて第1及び第2のピストン8、9がベース筒体3から突出していく。これによって、ピストン8、9が図6に示す状態まで伸張し、噴射ノズル26がヘッドランプの前面カバー51を洗浄するに適した位置に達することができる。
【0042】
それから、チェックバルブ部19の基端部分における洗浄液の液圧、すなわち、ダイヤフラム22にかかる液圧が所定以上になると、閉塞バネ23が圧縮され、ダイヤフラム22が変形してチェックバルブ21が開き洗浄液がノズルホルダ20を経て噴射ノズル26からヘッドランプの前面カバー51に向けて噴射される(図6参照)。
【0043】
このように、洗浄液が供給されると、先ず、外殻筒体2が伸張し、それからチェックバルブ21が開いて噴射ノズル26から洗浄液が噴射される。このために、引張コイルバネ17のバネ力を閉塞バネ23のバネ力より小さくしてある。なお、必ずしも外殻筒体2が完全に伸張しきってから洗浄液の噴射が為されるようようにする必要はなく、外殻筒体2が伸張しながら洗浄液の噴射が始まっても特に差し支えはない。
【0044】
洗浄液の供給が停止すると、液圧が下がるので、チェックバルブ21が閉じ、且つ、外殻筒体2が収縮して、図2等に示す収納状態になる。そして、バンパー36の取付孔37がノズルホルダ27に設けられたノズルカバー27のカバー体28によって閉じられる。
【0045】
上記したヘッドランプクリーナーの取付構造にあっては、ヘッドランプクリーナー1にきちんと位置決めされて固定されたブラケット38の固定接触端部40をバーンパー36の取付孔37に固定することによってヘッドランプクリーナー1をバンパー36に固定するようにしたので、ピストン8、9の先端部や噴射ノズル26のバンパー36の取付孔37に対する位置決めが確実になり、ピストン8、9や噴射ノズル26がバンパー36と接触してしまう惧がない。
【0046】
また、ブラケット38の固定接触端部40のバンパー36への固定は、係合位置決め部46、46の爪部46c、46cをバンパー36の取付孔37の係合切欠37a、37aの前面側の縁に係合させるだけで為すことが出来、その作業が簡単である。
【0047】
さらに、上記係合切欠37a、37aには係合位置決め部46、46の係合板部46a、46aが嵌合するので、固定接触端部40の取付孔37の開口面方向における位置決めが確実に為され、且つ、ブラケット38にかかる負荷が係合板部46a、46aと係合切欠37a、37aとの間で受けられるので、爪部46c、46cにかかる負荷が軽くなり、爪部46c、46cが破損しにくくなる。
【0048】
さらにまた、固定接触部40の係合位置決め部46、46が形成される辺45、45と係合位置決め部46、46との間にはスリット45a、45a、・・・が形成されいるので、係合位置決め部46、46は面方向の弾性変形が容易になり、該係合位置決め部46、46の先端に設けられた爪部46c、46cをバンパー36の係合切欠37a、37aへ係合させる作業を行いやすくなる。
【0049】
なお、上記した実施の形態において示した各部の形状乃至構造は、いずれも本発明を実施する際に行う具体化のほんの一例を示したものにすぎず、これらによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されるようなことがあってはならないものである。
【0050】
【発明の効果】
以上に記載したところから明らかなように、本発明ヘッドランプクリーナーの取付構造は、先端にノズルカバーと噴射ノズルを有するピストンと、上記ピストンをバンパーに対して出し入れするシリンダとを備えたヘッドランプクリーナーの取付構造であって、上記バンパーには矩形状の係合切欠を有するほぼ矩形状の取付孔を設け、上記シリンダには上記取付孔に固定されるほぼ矩形筒状の固定接触端部を有するブラケットを設け、上記固定接触端部の4辺のうちの一対の辺には、上記取付孔から外側方向に突出して係合切欠の縁表面に係合する爪部と、上記係合切欠に嵌合して取付孔の面方向への位置決めをするための係合板部とを有する係合位置決め部を設け、上記係合板部は弾性を有する上記係合位置決め部の前端に形成され、上記係合板部の幅は上記バンパーの取付孔に形成された矩形状の係合切欠の幅とほぼ等しくされ、上記係合板部は互いに近づく方向へ撓むようにされ、上記爪部は上記係合板部の前端に形成され、他の一対の辺は取付孔より開口幅が広く、取付孔の内側に直接接触して上記爪部と共にバンパーを挟持する接触端部としたことを特徴とする。
【0051】
従って、本発明ヘッドランプクリーナーの取付構造にあっては、係合位置決め部の爪部をバンパーの取付孔の係合切欠の縁表面に係合させるだけでバンパーへの取付を為すことが出来、そして、それと同時に係合位置決め部の係合板部が係合切欠に嵌合して取付孔の面方向における位置決めが為されるため、バンパーへの取付と位置決めを同時に且つ簡単に為すことが出来る。
【0052】
さらに、ブラケットにかかる負荷が係合板部と係合切欠との間で受けられるので、爪部にかかる負荷が軽くなり、爪部が破損しにくくなる。
【0053】
請求項2に記載した発明にあっては、上記係合位置決め部は、その両側部と固定接触端部の辺との間にスリットが形成され、該スリットによって、固定接触端部の内外方向に弾性湾曲可能にされているので、係合位置決め部の先端に設けられた爪部をバンパーの係合切欠へ係合させる作業を行いやすくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図2乃至図6は本発明にかかるヘッドランプクリーナーの実施の形態を示すものであり、本図は一部切欠側面図である。
【図2】縦断面図である。
【図3】一部切欠平面図である。
【図4】一部切欠正面図である。
【図5】ノズルホルダーを取り外した状態の正面図である。
【図6】使用状態を示す縦断面図である。
【図7】ブラケットとバンパーを示す斜視図である。
【符号の説明】
1…ヘッドランプクリーナー、3…ベース筒体(シリンダ)、8…第1のピストン、9…第2のピストン、26…噴射ノズル、27…ノズルカバー、36…バンパー、37…取付孔、37a…係合切欠、38…ブラケット、40…固定接触端部、45…一対の辺、45a…スリット、46…係合位置決め部、46a…係合板部、46c…爪部、47…他の一対の辺、47a…前端(接触端部)

Claims (2)

  1. 先端にノズルカバーと噴射ノズルを有するピストンと、上記ピストンをバンパーに対して出し入れするシリンダとを備えたヘッドランプクリーナーの取付構造であって、
    上記バンパーには矩形状の係合切欠を有するほぼ矩形状の取付孔を設け、
    上記シリンダには上記取付孔に固定されるほぼ矩形筒状の固定接触端部を有するブラケットを設け、
    上記固定接触端部の4辺のうちの一対の辺には、上記取付孔から外側方向に突出して係合切欠の縁表面に係合する爪部と、上記係合切欠に嵌合して取付孔の面方向への位置決めをするための係合板部とを有する係合位置決め部を設け、
    上記係合板部は弾性を有する上記係合位置決め部の前端に形成され、
    上記係合板部の幅は上記バンパーの取付孔に形成された矩形状の係合切欠の幅とほぼ等しくされ、
    上記係合板部は互いに近づく方向へ撓むようにされ、
    上記爪部は上記係合板部の前端に形成され、
    他の一対の辺は取付孔より開口幅が広く、取付孔の内側に直接接触して上記爪部と共にバンパーを挟持する接触端部とした
    ことを特徴とするヘッドランプクリーナーの取付構造。
  2. 上記係合位置決め部は、その両側部と固定接触端部の辺との間にスリットが形成され、該スリットによって、固定接触端部の内外方向に弾性湾曲可能にされている
    ことを特徴とする請求項1に記載のヘッドランプクリーナーの取付構造。
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