JP3701860B2 - 噴射ノズル - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、チェックバルブを備え、このチェックバルブ上流側の洗浄液の液圧が所定値を超えると洗浄液を噴射するための噴射口に洗浄液が供給される噴射ノズルに関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば、自動車のヘッドランプが汚れた場合に乗員(ドライバ)の手元のスイッチ操作によって任意にヘッドランプを洗浄するための装置として、ヘッドランプクリーナがある。
【0003】
このヘッドランプクリーナでは、ヘッドランプ近傍や作動時にヘッドランプ近傍へ向けて伸長される伸縮ノズルの先端部に配置された噴射ノズルからヘッドランプへ向けて洗浄液を噴射するようになっている。
【0004】
また、この噴射ノズルの噴射口より洗浄液供給(上流)側にはチェックバルブが設けられ、チェックバルブ上流側へポンプにより供給される洗浄液の液圧が所定値を超えた場合にのみ噴射口へ洗浄液を供給するようになっている。これにより、ヘッドランプクリーナでは、非作動時(ポンプの非作動時でチェックバルブ上流の液圧が低いとき)には噴射ノズルの噴射口からの洗浄液の所謂液垂れが防止されると共に、チェックバルブ上流までは常時洗浄液で満たされているため作動時の洗浄液の供給遅れ(所謂タイムラグ)が防止されている。さらに、洗浄液の液圧により駆動される伸縮ノズルを備えた構造のヘッドランプクリーナでは、この伸縮ノズル駆動中(ポンプ非作動時と噴射時との中間液圧状態)における洗浄液の液垂れも上記チェックバルブにより防止されている。
【0005】
このような噴射ノズルでは一般的に、噴射口を有する略円筒形状の第1ボディと洗浄液の流路を有する略円筒形状の第2ボディとが互いに嵌合されて形成された空間内に、スプリングによって所定の付勢力で付勢された球状弁が上記流路の終端部廻りに設けられた円孔状の弁座と当接される構造のチェックバルブを備えた構成とされている。これにより、チェックバルブ(球状弁)上流の洗浄液の液圧により球状弁に作用する力がスプリングによる所定の付勢力を上回った場合にのみ球状弁が弁座から離反して噴射口に洗浄液を供給可能となると共に、第1ボディと第2ボディとが分割されることでチェックバルブの組付けが容易な構造とされている。
【0006】
また、このようなチェックバルブを備えた噴射ノズルにおいて、上記の液垂れを確実に防止するために、弁座と球状弁との間に弾性シール部材を設けると共に、第1ボディと第2ボディとの嵌合部にOリングを配置し、この2箇所のシール部分からの洗浄液の漏洩が確実に防止される構造が採用されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記のような従来の噴射ノズルでは、上記2箇所をシールするためにそれぞれ別個のシール部材(弾性シール部材とOリング)が必要であり、部品点数及び組付工数が多く高コストの原因となる。
【0008】
本発明は、上記事実を考慮して、部品点数及び組付工数が少なく、かつ、チェックバルブの弁体と弁座との間及び第1本体部と第2本体部との間のシール性を確保できる噴射ノズルを得ることが目的である。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために請求項1記載の発明に係る噴射ノズルは、洗浄液を噴射するための噴射口を有する第1本体部と、前記洗浄液の流路を有し、前記第1本体部の前記洗浄液供給方向の上流側に接続される第2本体部と、前記第1本体部と前記第2本体部との間に配置され、通常はばねによって付勢された弁体が前記流路を閉塞し、前記弁体上流側の前記洗浄液の液圧が所定値を超えると前記付勢力に抗して前記流路を開放して前記噴射口に前記洗浄液を供給可能とするチェックバルブと、前記流路に対応する透孔を有し、前記弁体と前記流路との間に配置されたリング状の弾性シール部材と、を備え、前記第1本体部は、前記上流側の端部を円筒状に形成した円筒部を有し、前記第2本体部は、前記流路の下流端廻りの端面に形成された環状のシール溝を有し、前記弾性シール部材は、外周部から軸方向に沿って突出形成された環状の突起を有し、該突起を入り込ませた前記シール溝と前記円筒部の端面との対向面間で挟持されている、ことを特徴としている。
【0010】
請求項1記載の噴射ノズルでは、通常は、ばねによって付勢された弁体が噴射口上流に位置する流路を閉塞するチェックバルブによって、噴射口への洗浄液の供給を阻止している。一方、例えば、ポンプによる洗浄液の加圧などによってチェックバルブ(弁体)上流側の洗浄液の液圧が所定値を超えると、この液圧による駆動力が作用する弁体がばねによる付勢力に抗して移動されることで流路が開放され、噴射口へ洗浄液が供給される。これにより、噴射口から洗浄液が噴射される。
【0011】
ここで、弁体と流路との間には、この流路に対応する透孔を有する弾性シール部材が設けられているため、弁体がばねの付勢力により弾性シール部材に密着されて通常時(洗浄液を噴射しないとき)の弁体と流路との間からの洗浄液の漏洩が防止される。また、この弾性シール部材の透孔の外側部分が第1本体部と第2本体部との互いに対向する端面間で狭持されているため、第1本体部と第2本体部との間からの洗浄液の漏洩(通常時及び噴射時)も防止される。
【0012】
すなわち、1つの弾性シール部材によって弁体と流路端部との間及び第1本体部と第2本体部との間の2箇所のシールが確保され、従来の如く2つのシール部材を備えた構成と比較して部品点数が削減されると共に部品点数の削減に伴って組付工数も削減される。
【0013】
このように、請求項1記載の噴射ノズルでは、部品点数及び組付工数が少なく、かつ、チェックバルブの弁体と弁座との間及び第1本体部と第2本体部との間のシール性を確保できる。
【0015】
また、この噴射ノズルでは、リング状に形成された弾性シール部材の外周部が、第1本体部の円筒部の端面と第2本体部の流路下流側端部廻りの端面との間で狭持されるため、弾性シール部材が外周部の全周に亘って隙間なく押圧されて弾性シール部材外周部(透孔の外側部分)に作用するシール圧が均等となり、第1本体部と第2本体部との間のシール性が向上する。
【0017】
さらに、この噴射ノズルでは、リング状の弾性シール部材の外周部に軸方向に沿って突出形成された突起が設けられ、この突起が第1本体部と第2本体部との間で狭持されるため、この狭持によって弾性シール部材は突起のみが変形され、弁体と当接する透孔の変形が抑止される。このため、弁体と流路との間のシール性が向上する。
【0018】
また、第2本体部の流路下流側端部廻りの端面には、突起に対応したシール溝が設けられているため、この突起はシール溝内で押圧変形される。このため、この変形部分の逃げが防止されて第1本体部と第2本体部との間における弾性シール部材の密着度が高まり、第1本体部と第2本体部との間のシール性が一層向上する。
【0019】
請求項2記載の発明に係る噴射ノズルは、請求項1記載の噴射ノズルにおいて、前記第1本体部と前記第2本体部とは、互いに係合される係合部を備え、前記弾性シール部材は前記係合に伴って狭持される、ことを特徴としている。
【0020】
請求項2記載の噴射ノズルでは、第1本体部と第2本体部との接続にあたっては、互いの係合部を係合させる。この係合に伴って弾性シール部材は第1本体部と第2本体部との互いに対向する端面間で狭持されるため、弾性シール部材を狭持するための付加的な構造(例えば、接着や固定保持部材)が不要であると共に、組付も容易となる。
【0021】
請求項3記載の発明に係る噴射ノズルは、請求項2記載の噴射ノズルにおいて、前記係合部は、前記第1本体部と前記第2本体部との前記狭持方向に沿った相対移動に伴って係合される、ことを特徴としている。
【0022】
請求項3記載の噴射ノズルでは、上記係合部が第1本体部と第2本体部との狭持方向に沿った相対移動に伴って係合されるため、第1本体部と第2本体部との組付の際に単に第1本体部と第2本体部を狭持方向に沿って相対(スライド)移動させることで弾性シール部材の狭持までを行うことができ、組付が一層容易となる。
【0023】
請求項4記載の発明に係る噴射ノズルは、請求項1乃至請求項3記載の噴射ノズルにおいて、前記第2本体部は、前記洗浄液の液圧により駆動される伸縮ノズルと一体に設けられた、ことを特徴としている。
【0024】
請求項4記載の噴射ノズルでは、例えば、ピストン・シリンダ構造を有して洗浄液の液圧により駆動される伸縮ノズルに第2本体部が一体に形成されているため、部品点数や組付工数が増加することなく請求項1乃至請求項3記載の噴射ノズルを伸縮ノズル(例えば、伸縮ノズルを備えたヘッドランプクリーナ)へ好適に適用できる。
【0025】
また、洗浄液の液圧により伸縮ノズルが駆動される過程(非作動時と噴射時との中間液圧時)において洗浄液が噴射されない構成においては、この駆動過程における弁体と流路との間からの洗浄液の漏洩を確実に防止することができる。
【0026】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態について図1乃至図4に基づいて説明する。
【0027】
図1には、本発明の実施の形態に係る噴射ノズル70が適用されたヘッドランプクリーナ10の全体構成が断面図にて示されている。
【0028】
この図1に示される如く、ヘッドランプクリーナ10は、両端が開口された円筒状のシリンダ12を備えている。このシリンダ12の一端側開口部14には、開口部14を被覆するシリンダボトム部16が設けられている。このシリンダボトム部16は、外径がシリンダ12の外径と略同径の係合部18と、外径がシリンダ12の内径と略同径の嵌合部20とを有し、嵌合部20がシリンダ12内へ挿入(嵌合)されると共に係合部18がシリンダ12の開口部14端部に係合した状態で配置される。この状態で、シリンダボトム部16は、係合部18の外周端部に設けられた凹部22にシリンダ12の開口部14外側に設けられた爪24が係合されることでシリンダ12からの抜け落ちが防止されている。
【0029】
また、シリンダボトム部16のシリンダ12外側端部からは、これと一体のチューブジョイント部26が立設されており、このシリンダボトム部16及びチューブジョイント部26にはシリンダ12の内部と連通された供給孔28が設けられている。このチューブジョイント部26には、洗浄液タンクに接続された洗浄液ポンプと連通された耐圧チューブ(何れも図示省略)が接続され、供給孔28を通してシリンダ12内へ洗浄液を供給するようになっている。さらに、シリンダボトム部16の嵌合部20の外周部にはOリング溝30が設けられ、このOリング溝30内に配置されたOリング32によってシリンダボトム部16外周部とシリンダ12内周部との間からの洗浄液の漏洩を防止するようになっている。
【0030】
一方、シリンダ12内にはシリンダ12の長手方向に沿って長手方向とされた伸縮ノズル34の一部が挿入されている。この伸縮ノズル34は、内部に全長に亘る洗浄液流路36が形成された略円筒状とされている。また、伸縮ノズル34のシリンダ12内に位置する一端部には、外径がシリンダ12の内径と略同径に拡径されたピストン部38が設けられている。このピストン部38の外周部にはシール溝40が設けられ、このシール溝40内に配置された往復動シール42によってピストン部38外周部とシリンダ12内周部との間からの洗浄液の漏洩を防止するようになっている。さらに、伸縮ノズル34のピストン部38が設けられていない部分には、その全長に亘って凸状のレール44が設けられている。
【0031】
また、シリンダ12の他端側開口部46には、この開口部46を被覆するシリンダトップ部48が設けられている。シリンダトップ部48は、シリンダ12の軸線に沿って2分割された構造とされており、組付状態において外径がシリンダ12の外径と略同径の係合部50と、外径がシリンダ12の内径と略同径の嵌合部52とを有し、嵌合部52がシリンダ12内へ挿入(嵌合)されると共に係合部50がシリンダ12の開口部46端部に係合した状態で配置される。この状態で、シリンダトップ部48は、係合部50の外周端部に設けられた凹部22にシリンダ12の開口部46外側に設けられた爪24が係合されることでシリンダ12からの抜け落ちが防止されている。さらに、係合部50のシリンダ12外側端面からは、これより小径のガイド部54が延出されている。
【0032】
このシリンダトップ部48の嵌合部50には、シリンダ12の一端側へ向けて開口され内径が伸縮ノズル34の外径にレール44の高さを加えた寸法より十分大きなスプリング孔56が設けられている。また、スプリング孔56の底部は、平面状のスプリング受け面58とされている。さらに、このスプリング受け面58からガイド部54の端部にかけては、伸縮ノズル34の軸方向直角断面形状(円筒状部分からレール44が突設された形状)に対応したガイド孔60が設けられている。これにより、シリンダトップ部48は、中間部がスプリング孔56及びガイド孔60を貫通して他端部がシリンダ12の外側に位置する伸縮ノズル34を、軸回りに回転することなく往復移動可能に支持する構成である。
【0033】
さらに、伸縮ノズル34とシリンダトップ部48との間には、圧縮コイルスプリング62が配置されている。圧縮コイルスプリング62は、その外形を円筒形とみなした場合の内径が伸縮ノズル34の外径にレール44の高さを加えた寸法より大きくされると共に、同外径がスプリング孔56より小径とされている。この圧縮コイルスプリング62は、内部に伸縮ノズル34の中間部を挿通した状態で一端部が伸縮ノズル34のピストン部38のシリンダ12他端側端面に当接されると共に他端部がシリンダトップ部48のスプリング受け面58に当接されている。
【0034】
これにより、伸縮ノズル34は、通常は圧縮コイルスプリング62によってシリンダ12の一端側へ付勢され、その大部分がシリンダ12内に位置する短縮状態とされる構成である。また、この状態で後述する噴射ノズル70の外ボディ72が当接するシリンダトップ部48のガイド部54端部にはシールダンパ64が被嵌され、伸縮ノズル34短縮時の緩衝用とされている。一方、チューブジョイント部26を通してシリンダ12内へ供給される洗浄液の液圧によりピストン部38に作用する駆動力によって伸縮ノズル34が圧縮コイルスプリング62の付勢力に抗してシリンダ12に対して伸長した状態では、ピストン部38がシリンダトップ部48の嵌合部52端面(スプリング孔56の開口端面)に当接されることで伸縮ノズル34の伸長量が所定量に規制されるようになっている。
【0035】
この伸縮ノズル34の他端部には、噴射ノズル70が設けられている。噴射ノズル70は、第2本体部としての外ボディ72を備えている。外ボディ72は、有底円筒状に形成され、開口部74が先端とされた状態で伸縮ノズル34の他端部にこれと同軸的で一体に設けられている。図2に拡大図で示される如く、この外ボディ72の底部76には、伸縮ノズル34の洗浄液流路36と連通された流路78が設けられている。また、底部76の外ボディ72内側面の流路78外側には、これと同軸で環状に形成されたシール溝80が設けられている。このシール溝80の外側壁(中心向きの側壁)は外ボディ72の円筒部分の内周面と一致されている。さらに、外ボディ72の開口部74近傍の円筒部分には、後述するノズルベース90の係合爪100と係合可能な係合孔82が複数(本実施の形態では2箇所)設けられている。
【0036】
この外ボディ72内には、弾性変形可能な弾性シール部材としてのバルブシートシール84が配置されている。図3に示される如く、バルブシートシール84は、中央部に流路78に対応した透孔86を有するリング状に形成されている。またバルブシートシール84の外周部には、軸方向に沿って外ボディ72の底部76側へ立設された環状突起88A、及び軸方向に沿って外ボディ72の開口部74側へ立設された環状突起88Bがそれぞれ設けられている。このうち環状突起88Aは、外ボディ72の底部76に設けられたシール溝80に対応した寸法形状とされている。
【0037】
また、噴射ノズル70は、第1本体部としてのノズルベース90を備えている。ノズルベース90は、外径が外ボディ72の内径と略同径で外ボディ72と同軸の円筒状の内ボディ部92と、先端が内ボディ部92の軸線に対して略直角に屈曲されると共に内径が拡大されたチップ保持部94とを有し、チップ保持部94の先端には噴射口96を有するノズルチップ98が嵌着されている。このノズルチップ98の噴射口96は、車両へ搭載され伸縮ノズル34がシリンダ12に対して伸長された状態では、図示しないヘッドランプへ向けて洗浄液を噴射可能に配置されている。
【0038】
一方、内ボディ部92の外周部には、外ボディ72の係合孔82と係合可能な係合爪100が設けられ、内ボディ部92が外ボディ72内へ嵌入された状態では係合爪100が係合孔82に係合してノズルベース90の外ボディ72からの脱落が防止されるようになっている。また、外ボディ72の底部76側へ向けて開口された内ボディ部92の内径は、外ボディ72のシール溝80の内側壁(径方向外向きの側壁)と略同径とされている。これにより、係合爪100と係合孔82との係合状態では、内ボディ部92の軸方向端面がバルブシートシール84の環状突起88Bを押圧して、外ボディ72のシール溝80と内ボディ部92の軸方向端面との間において環状突起88A、88Bが弾性変形されたバルブシートシール84が密着保持される構成である。
【0039】
さらに、内ボディ92の内部は、弁収容部102とされている。図4にも示される如く、弁収容部102内周面からは、弁収容部102の軸心部へ向けて複数の(本実施の形態では4箇所)凸部104が突出されている。各凸部104は、内ボディ部92の軸線に沿って長手方向とされた棒状または板状とされており、各凸部104の径方向内側端部を結ぶ仮想円の直径は外ボディ72の流路78(バルブシートシール84の透孔86)内径より十分に大径とされている。
【0040】
この弁収容部102は、チップ保持部94に設けられ流路78と略同径の洗浄液流路106と連通されており、この連通部はコニカル状に形成されている。そして、各凸部104のチップ保持部94側の終端部もこのコニカル状の連通部に対応して傾斜されており、この傾斜部がスプリング受け部108とされている。なお、洗浄液流路106はチップ保持部94の外形に合わせて略直角に屈曲されると共に上記の通り屈曲後の内径が拡大されており、ここに嵌着されたノズルチップ98の噴射口96に連通されている。
【0041】
また、弁収容部102の内部には、チェックバルブを構成する球状弁110及び圧縮コイルスプリング112が配置されている。球状弁110は、バルブシートシール84の透孔86より十分大径とされると共に弁収容部102の各凸部104の径方向内側端部を結ぶ仮想円より若干小径とされ、この各凸部104によって弁収容部102の径方向の移動は制限されつつ、弁収容部102の軸方向への移動可能に配置されている。これにより、球状弁110がバルブシートシール84の透孔86内周縁部に当接した状態では、この透孔86(流路78)が閉塞されてノズルベース90内への洗浄液の供給が阻止され、球状弁110が透孔86から離反した状態では、洗浄液が各凸部104の間の空間を通ってノズルベース90内へ供給される構成である。
【0042】
さらに、圧縮コイルスプリング112は、所定量圧縮されると共に一端部がスプリング受け部108に係合された状態で他端部が球状弁110に当接されている。これにより、球状弁110は通常、圧縮コイルスプリング112によって内ボディ部92の軸方向に沿って外ボディ72の底部76側へ付勢された状態で、バルブシートシール84の透孔86内周縁に当接される構成である。
【0043】
以上説明したヘッドランプクリーナ10は、例えば、シリンダ12やシリンダトップ部48と一体に設けられた図示しないブラケットやシリンダ12を保持するフレーム部材等を介して車両の適宜位置(例えば、前部バンパ内)に取り付けられるようになっている。
【0044】
次に、本実施の形態の作用について説明する。
【0045】
上記構成のヘッドランプクリーナ10では、通常(洗浄液ポンプの非作動状態において)は、圧縮コイルスプリング62の付勢力によって伸縮ノズル34はシリンダ12に対する短縮状態(外ボディ72の底部76がシールダンパ64に当接された状態)とされ、例えば、伸縮ノズル34が車両の前部バンパ内ヘ収容されている。
【0046】
また、この状態では、圧縮コイルスプリング112の付勢力によって球状弁110がバルブシートシール84の透孔86内周縁に当接され、ノズルベース90(噴射口96)への洗浄液の供給が阻止されている。なお、この状態において、洗浄液は耐圧チューブ内、シリンダ12のピストン部38とシリンダボトム部16との間や伸縮ノズル34の洗浄液流路36内等に充填されている。
【0047】
洗浄液ポンプが作動されると、洗浄液の液圧が上昇し、この液圧によりピストン部38に作用する駆動力によって圧縮コイルスプリング62の付勢力に抗して伸縮ノズル34がシリンダ12に対して伸長する。このピストン部38がシリンダトップ部48の嵌合部52端面に当接すると、それ以上の伸縮ノズルの伸長が規制されて伸縮ノズル34の先端部に配置された噴射ノズル70がヘッドランプへの洗浄液噴射可能位置に到達する。
【0048】
この状態で、さらに洗浄液の液圧が上昇すると、この液圧により球状弁110に作用する駆動力によって圧縮コイルスプリング112の付勢力に抗して球状弁110がバルブシートシール84の透孔86から離反されて透孔84の閉塞状態が解除される。透孔86の閉塞状態が解除されると、洗浄液は流路78、透孔84、弁収容部102の各凸部104間の空間、洗浄液流路106を通ってノズルチップ98の噴射口96へ供給され、噴射口96からヘッドランプへ向けて噴射される。
【0049】
このヘッドランプクリーナ10の噴射ノズル70の組付にあたっては、先ず、図5(A)に示される如く、外ボディ72のシール溝80内にバルブシートシール84の環状突起88Aが挿入されるようにバルブシートシール84を外ボディ72内に配置する。次いで、球状弁100、圧縮コイルスプリング112と共にこれらが脱落しないようにノズルベース90の内ボディ部92を開口部74から外ボディ72内へ挿入する。
【0050】
図5(A)の状態からさらに内ボディ部92を外ボディ72内へ挿入していくと、外ボディ72の係合孔82に内ボディ部92の係合爪100が係合され、図5(B)の状態となる(組付が完了する)。
【0051】
この状態では、バルブシートシール84外周部の環状突起88A、88Bは、シール溝80と内ボディ部92の円筒部分の端面との間で挟持され、弾性変形された状態でシール溝80及び内ボディ部92の円筒部分の端面に密着される。
【0052】
また、球状弁110は、内ボディ部92の弁収容部102内の開口端部に位置し、各凸部104によって内ボディ部92の径方向の移動を制限されると共に、所定量圧縮された圧縮コイルスプリング112によって付勢された状態でバルブシートシール84の透孔86内周縁に密着状態で当接される。
【0053】
ここで、上記の如く、球状弁110と外ボディ72の流路78終端部(下流側端部)との間には流路78に対応した透孔86を有するバルブシートシール84が配置され、球状弁110が圧縮コイルスプリング112の付勢力によりバルブシートシール84の透孔86内周縁に密着状態で当接されているため、通常時(非作動時)及び伸縮ノズル34の伸長過程(非作動時と噴射時の中間液圧状態)における球状弁110と流路78終端部との間からの洗浄液の漏洩が防止される。また、このバルブシートシール84の透孔86の外周部が外ボディ72と内ボディ部92との互いに対向する端面間で狭持されているため、外ボディ72と内ボディ部92との間からの洗浄液の漏洩(通常時及び噴射時)も防止される。
【0054】
すなわち、1つの弾性シール部材としてのバルブシートシール84によって球状弁110と流路78終端部との間及び外ボディ72と内ボディ部92との間の2箇所のシールが確保され、従来の如く2つのシール部材を備えた構成と比較して部品点数が削減されると共に部品点数の削減に伴って組付工数も削減される。
【0055】
さらに、リング状に形成されたバルブシートシール84の外周部(環状突起88B)が、内ボディ部92の円筒部分の端面と外ボディ72の流路78廻りの端面(シール溝80)との間で全周に亘って隙間なく狭持されているため、バルブシートシール84外周部(透孔86の外側部分)に作用するシール圧が均等となり、内ボディ部92と外ボディ72との間のシール性が向上する。
【0056】
特に、バルブシートシール84の狭持に伴って、その外周部に立設された環状突起88Aが外ボディ72のシール溝80内で押圧変形されるため、変形部分の逃げが防止されてバルブシートシール84の密着度が高まることで内ボディ部92と外ボディ72との間のシール性が一層向上する。また、バルブシートシール84の狭持に伴って変形される部分がその外周部(環状突起88A、88B)に限定され、上記狭持に伴う透孔86の変形が抑止されて球状弁110と流路78との間のシール性が向上する。
【0057】
またここで、バルブシートシール84が内ボディ部92の係合爪100と外ボディ72の係合孔82との係合に伴って、内ボディ部92と外ボディ72との間で狭持(密着)されると共にこの密着状態が保持されるため、バルブシートシール84を狭持するための付加的な構造(例えば、接着や固定保持部材)が不要であると共に、組付も容易となる。
【0058】
特に、上記係合爪100と係合孔82とが内ボディ部92と外ボディ72との上記狭持方向に沿った相対移動に伴って係合されるため、組付の際に単に内ボディ部92を外ボディ部72内へ挿入(スライド)させることでバルブシートシール84の狭持までを行うことができ、組付が一層容易となる。
【0059】
さらにここで、噴射ノズル70を構成する外ボディ72が伸縮ノズル34と一体に設けられているため、本発明の実施の形態に係る噴射ノズル70を伸縮式のヘッドランプクリーナ10に適用するにあたって、部品点数や組付工数が増加することがない。
【0060】
このように、本実施の形態に係る噴射ノズル70が適用されたヘッドランプクリーナ10では、部品点数及び組付工数が少なく、かつ、球状弁と流路78との間及びノズルベース90(内ボディ部92)と外ボディ72との間のシールを確保できる。
【0061】
なお、上記の実施の形態では、外ボディ72と内ボディ部92とが係合爪100と係合孔82との係合によって接続される構成としたが、本発明はこれに限定されず、例えば、外ボディ72の開口部74外周部に設けられたフックと内ボディ部92に設けられたフック受け部(面)とが係合する構成としても良く、シリンダ12とシリンダボトム部16の如く、爪24のかしめによって係合する構成としても良い。
【0062】
また、上記の実施の形態では、内ボディ部92が外ボディ72内へ挿入される構成としたが、本発明はこれに限定されず、例えば、外ボディ72が円筒部分を備えない構成としても良い。この場合においても係合部は上記の如く適宜選択できる。
【0063】
さらに、上記の実施の形態では、ノズルチップ98がノズルベース90に嵌入される構成としたが、本発明はこれに限定されず、例えば、ノズルベース90に噴射口96が一体に設けられた構成としても良い。
【0064】
さらにまた、上記の実施の形態では、噴射ノズル70を伸縮式のヘッドランプクリーナ10に適用した好ましい構成としたが、本発明はこれに限定されず、例えば、噴射ノズル70は、固定式のヘッドランプクリーナに適用されても良く、車両のフロントウインドガラスを洗浄するためのウォッシャ装置に適用されても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る噴射ノズルが適用されたヘッドランプクリーナの全体構成を示す断面図である。
【図2】本発明の実施の形態に係る噴射ノズルのシール構造を示す拡大断面図である。
【図3】(A)は本発明の実施の形態に係る噴射ノズルを構成するバルブシートシールの正面図、(B)はバルブシートシールの断面図である。
【図4】図1の4−4線に沿った断面図である。
【図5】本発明の実施の形態に係る噴射ノズルの組付手順を示す図であって、(A)は組付前の状態を、(B)は組付後の状態をそれぞれ示す拡大断面図である。
【符号の説明】
10 ヘッドランプクリーナ
34 伸縮ノズル
72 外ボディ(第2本体部)
78 流路
80 シール溝
82 係合孔(係合部)
84 バルブシートシール(弾性シール部材)
86 透孔
88A 環状突起(環状の突起)
90 ノズルベース(第1本体部)
96 噴射口
100 係合爪(係合部)
110 球状弁(弁体、チェックバルブ)
112 圧縮コイルスプリング(ばね、チェックバルブ)
Claims (4)
- 洗浄液を噴射するための噴射口を有する第1本体部と、
前記洗浄液の流路を有し、前記第1本体部の前記洗浄液供給方向の上流側に接続される第2本体部と、
前記第1本体部と前記第2本体部との間に配置され、通常はばねによって付勢された弁体が前記流路を閉塞し、前記弁体上流側の前記洗浄液の液圧が所定値を超えると前記付勢力に抗して前記流路を開放して前記噴射口に前記洗浄液を供給可能とするチェックバルブと、
前記流路に対応する透孔を有し、前記弁体と前記流路との間に配置されたリング状の弾性シール部材と、
を備え、
前記第1本体部は、前記上流側の端部を円筒状に形成した円筒部を有し、
前記第2本体部は、前記流路の下流端廻りの端面に形成された環状のシール溝を有し、
前記弾性シール部材は、外周部から軸方向に沿って突出形成された環状の突起を有し、該突起を入り込ませた前記シール溝と前記円筒部の端面との対向面間で挟持されている、
ことを特徴とする噴射ノズル。 - 前記第1本体部と前記第2本体部とは、互いに係合される係合部を備え、
前記弾性シール部材は前記係合に伴って狭持される、
ことを特徴とする請求項1記載の噴射ノズル。 - 前記係合部は、前記第1本体部と前記第2本体部との前記狭持方向に沿った相対移動に伴って係合される、
ことを特徴とする請求項2記載の噴射ノズル。 - 前記第2本体部は、前記洗浄液の液圧により駆動される伸縮ノズルと一体に設けられた、ことを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れか1項記載の噴射ノズル。
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