JP2961483B2 - ヘッドランプウォッシャー - Google Patents

ヘッドランプウォッシャー

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JP2961483B2
JP2961483B2 JP5323441A JP32344193A JP2961483B2 JP 2961483 B2 JP2961483 B2 JP 2961483B2 JP 5323441 A JP5323441 A JP 5323441A JP 32344193 A JP32344193 A JP 32344193A JP 2961483 B2 JP2961483 B2 JP 2961483B2
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headlamp
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60SSERVICING, CLEANING, REPAIRING, SUPPORTING, LIFTING, OR MANOEUVRING OF VEHICLES, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B60S1/00Cleaning of vehicles
    • B60S1/02Cleaning windscreens, windows or optical devices
    • B60S1/46Cleaning windscreens, windows or optical devices using liquid; Windscreen washers
    • B60S1/48Liquid supply therefor
    • B60S1/52Arrangement of nozzles; Liquid spreading means
    • B60S1/522Arrangement of nozzles; Liquid spreading means moving liquid spreading means, e.g. arranged in wiper arms
    • B60S1/528Arrangement of nozzles; Liquid spreading means moving liquid spreading means, e.g. arranged in wiper arms the spreading means being moved between a rest position and a working position

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Water Supply & Treatment (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は自動車のヘッドランプの
レンズを必要に応じて洗浄するヘッドランプウォッシャ
ーに関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、自動車の或る車種においては
車体内部に設けた洗浄液タンク内の洗浄液をノズルから
ヘッドランプに向けて噴射し、これによってヘッドラン
プのレンズ表面を洗浄するヘッドランプウォッシャーを
装備している。因ちに、欧州にあってはヘッドランプウ
ォッシャーの装備を義務付けている国もある。このよう
なヘッドランプウォッシャーとしては従来から種々提案
されているが、その一例として、特開平2−30685
3号公報に開示された「自動車用ウインドウォッシャ装
置」が知られている。この自動車用ウインドウォッシャ
装置は、ノズル支持体に噴射ノズルとキャップを設け、
不使用時に噴射ノズルを車体開口内に格納してキャップ
により前記車体開口を閉鎖し、使用時にノズル支持体を
上昇させてキャップを押し上げ、噴射ノズルを前記車体
開口から外部に突出させてヘッドランプを洗浄するよう
に構成したものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た従来の自動車用ウインドウォッシャ装置にあっては、
ノズル支持体に設けた雄螺子部にキャップを螺合、固定
しているので、製造誤差、取付誤差等によりキャップの
全周を車体に密接することが難しく、そのためキャップ
と車体との間に隙間が生じ、車体開口から車体内部に
水、埃等が侵入するという問題があった。また、キャッ
プと車体との間に隙間が生じると、外観体裁が悪いとい
う問題もあった。
【0004】したがって、本発明は上記したような従来
の問題点に鑑みてなされたもので、その目的とするとこ
ろは、製造誤差、取付誤差等を吸収し、不使用時に車体
開口を確実に閉鎖することができるようにしたヘッドラ
ンプウォッシャーを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明に係るヘッドランプウォッシャーは、不使用時に
車体開口内に格納されており、使用時に噴射ノズルが前
記車体開口から外部に突出してヘッドランプを洗浄する
ヘッドランプウォッシャーにおいて、前記噴射ノズルを
移動可能に支持するシリンダを前記車体開口とは離間し
た位置にある別体の車体に固定するとともに、不使用時
に前記車体開口を覆うカバーを前記噴射ノズルを保持す
るノズルホルダにボールジョイントによって傾動可能に
配設したものである。
【0006】
【作用】本発明において、ボールジョイントは噴射ノズ
ルが車体開口内に格納されてカバーが車体表面に当接す
ると、カバーを車体表面に沿って傾動させる。したがっ
て、カバーは車体表面に隙間なく密接し、車体開口を閉
鎖する。
【0007】
【実施例】以下、本発明を図面に示す実施例に基づいて
詳細に説明する。図1は本発明に係るヘッドランプウォ
ッシャーの一実施例を示す不使用時の断面図、図2は開
弁時の要部断面図、図3はノズルホルダを取り外した外
観斜視図、図4はピストンとキャップの外観斜視図、図
5はシリンダ,閉止弁およびピストン形成部材の分解斜
視図、図6はボールジョイントを構成するクランプと球
状頭部の分解斜視図、図7は同ジョイントの断面図、図
8(a),(b),(c)は閉止弁の断面図,左側面図
および右側面図である。図1において、ヘッドランプウ
ォッシャー1は、車体内部、例えばバンパー2内のヘッ
ドランプ(図示せず)に対応する位置に格納配置された
シリンダ3、このシリンダ3内に摺動自在にかつ出没自
在に挿入配置されたピストン4、使用時に前記バンパー
2に開設された開口(車体開口)5から外部に突出し、
ヘッドランプのレンズ(図示せず)に向けて洗浄液6を
噴射する噴射ノズル7、ピストン4の内部に組み込まれ
た閉止弁8、不使用時に前記開口5を閉鎖するカバー9
等を備えている。
【0008】前記シリンダ3は、樹脂等によって筒状体
に形成されており、上端側開口部外周面にキャップ10
が嵌着され、Jスロット11によって係止される一方、
下面中央に設けられた洗浄液供給口12がエンジンルー
ム内に設置されている洗浄液タンクに洗浄液圧送パイプ
(図示せず)を介して接続されており、不図示のポンプ
が駆動するとタンク内の洗浄液6が供給されるよう構成
されている。シリンダ3の下端部外周には筒状の取付部
14(図3)が一体に突設されており、この取付部14
は車体側に不図示のボルトによって強固に固定されてい
る。
【0009】前記シリンダ3の上端開口部を閉鎖するキ
ャップ10は、樹脂の成形によって外筒10Aと内筒1
0Bを一体に有する二重筒状体からなり、外筒10Aと
内筒10Bとの間にシリンダ3の上端側開口部が嵌挿さ
れ、前記Jスロット11によって係止されている。
【0010】前記Jスロット11は、外筒10Aの周面
に周方向に等配されて形成された複数個、例えば4つの
逆J(または逆L)字状の溝15と、シリンダ3の外周
面上端部に各溝15に対応して突設された4つのピン1
6とで構成されている。溝15は、図3および図4に示
すようにキャップ10の軸線方向に形成され下端が外筒
10Aの下端に開放する縦溝部15aと、一端が縦溝部
15aの上端に連通しキャップ10の周方向に長い横溝
部15bとからなり、この横溝部15bの他端のシリン
ダ側側面にはピン係止部15cが凹設されている。キャ
ップ10の取り付けに際しては、J字状溝15の縦溝部
15aとピン16とを一致させてキャップ10をシリン
ダ3の上端開口部に嵌合し、しかる後キャップ10を図
3において反時計方向に所定角度回転させてピン16を
ピン係止部15cに係合させればよい。このピン係止部
15cは、キャップ10が前記ピストン4をシリンダ3
内に没入する方向に付勢する第1のスプリング17によ
って上方に付勢されていることで、ピン16の下面に圧
接され、キャップ10の回転を防止する。したがって、
キャップ10はシリンダ3から外れることはない。
【0011】前記キャップ10の上面にはピストン4の
上端部が摺動自在に貫通する貫通孔18が形成されてい
る。かた、この貫通孔18の周壁にはピストン4の回転
を防止する、例えば4つの回転防止溝19が周方向に等
間隔をおいて軸線方向に形成されている。外筒10Aの
外周面上端部にはキャップ10を手作業や自動組立装置
でピストン4に組み付ける際の位置決め用突部20が一
体に突設され、さらに外筒10Aの下端開口部には鍔部
21が一体に突設されている。鍔部21は、斜め下方に
折曲されている。内筒10Bはピストン4の最大上昇ス
トロークを設定するもので、外筒10Aよりも長く形成
されて下端開口部に軸線方向の溝22を有している。こ
の溝22はピストン4の周面に形成された縦方向に長い
長穴23と共に排水孔24を形成している。排水孔24
は、シリンダ3とピストン4との間に溜まった水等を、
ピストン4の上昇時に外部に排出する。
【0012】図1〜図4において、前記シリンダ3の外
周面上端部には車体側に設けられたブラケット26を挟
持する環状鍔部27とシリンダ固定用突起28が一体に
突設されている。環状鍔部27は前記長穴23より上方
に設けられ、ブラケット26との間にはスペーサ29が
介在されている。前記シリンダ固定用突起28は上下方
向に弾性変形自在で、ブラケット26を環状鍔部27に
スペーサ29を介して圧接している。
【0013】前記ピストン4は、軸線方向に分割形成さ
れ同軸に接続された3つのピストン形成部材4A〜4C
とからなり、ピストン形成部材4Aと4Bとの間に形成
された弁室31内に前記閉止弁8と第2のスプリング3
2が配設されている。
【0014】ピストン形成部材4Aは、図4に示すよう
に外径の異なる4つの筒部33a〜33dとからなり、
中心穴34が洗浄液6の流通路35を形成している。最
上段の筒部33aは、前記キャップ10の貫通孔18に
摺動自在に嵌合される。上から2段目の筒部33bは最
も長く、かつ外径が小さく形成され、また外周面には前
記キャップ10の回転防止溝19に摺動自在に挿入され
る4つの羽根36が90°の間隔をおいて一体に突設さ
れている。この羽根36は、最上段の筒部33aの外周
面にまで延設されている。三段目の筒部33cは、羽根
36の径と略同一の外径を有し、内部に前記閉止弁31
と第2のスプリング32が組み込まれ、周面に内外を連
通させる空気穴37(図1,図4)が形成されている。
最下段の筒部33dは、最も大きな外径を有し、上面に
前記第1のスプリング17の下端が圧接されている。
【0015】ピストン形成部材4Bは、図5に示すよう
に上面中央に凹陥部40が凹設され、その外側にシリン
ダ内部と弁室31を連通させる複数個の洗浄液供給孔4
1が形成され、この洗浄液供給孔41と凹陥部40との
間に設けられた環状部分の上面が前記閉止弁8の着座面
42を形成している。そして、ピストン形成部材4Bは
上端部が前記最下段の筒部33dに嵌合、固定され、下
端部外周面にシール部材43(図1)が嵌着されてい
る。
【0016】ピストン形成部材4Cは、前記ピストン形
成部材4Bの下端側開口部に嵌合、固定される円筒部4
4と、円筒部44の下端開口部に設けられたフランジ部
45を一体に有し、このフランジ部45と前記ピストン
形成部材4Bの外周面中間部に突設された鍔部46とで
前記シール部材43を保持している。円筒部44は前記
円上液供給口12と、ピストン形成部材4Bの挿通孔4
1とを互いに連通している。
【0017】前記第1のスプリング17は、前記ピスト
ン4の外周に嵌装されて、上端が前記キャップ10の内
面に圧接され、下端が前記最下段の筒部33dの上面に
圧接されることで、ピストン4を下方に付勢すると同時
に、キャップ10を上方に付勢している。
【0018】前記噴射ノズル7は、前記ピストン4の上
端開口部に設けられたノズルホルダ50に角度調整自在
に保持されている。
【0019】前記ノズルホルダ50は、上下に開放する
筒状体からなり、下端部が前記ピストン4の上端開口部
に嵌合固定されており、このノズルホルダ50の上端開
口部に前記噴射ノズル7が角度調整自在に嵌着されてい
る。ノズルホルダ50の上端部は、ノズル7がヘッドラ
ンプを指向するよう所要角度屈曲されている。また、ノ
ズルホルダ50には前記バンパー2の開口5を通常閉鎖
する前記カバー9がボールジョイント51を介して配設
されている。
【0020】前記ボールジョイント51は、前記ノズル
ホルダ50に上方に向かって突設された球状頭部52
と、この球状頭部52が小角度傾動可能に嵌合されるク
ランプ53とで構成されている。
【0021】前記クランプ53は、図6および図7に示
すように上下面に開放する角筒状体に形成されて内部中
央に前記球状頭部52が摺動自在に嵌合される球面座5
4が形成されており、互いに対向する2つの側面の上部
中央には係止突起55と、この係止突起55の3辺を取
り囲む上向きコ字状の溝56がそれぞれ設けられ、さら
にこれらの下方には受け部57が全幅にわたって突設さ
れている。係止突起55は、側面視直角三角形で、上辺
部がクランプ53に連接されている。また、クランプ5
3の他の2つの側面の中央には下端がクランプ53の下
面に開放し、上端がクランプ53の上面近傍にまで延在
するスリット58がそれぞれ形成されている。前記球状
頭部52およびその頸部52aには前記各スリット58
にそれぞれ挿入される一対の回転防止部60が突設され
ている。スリット58と回転防止部60との間には若干
の隙間dが設けられており、これによってカバー9の若
干の傾動を可能している。カバー9の取り付けに際して
は、球状頭部52をクランプ53の下端開口部から圧入
すると、スリット58によりクランプ53の下端開口部
が開き、球面座54への嵌合を容易にする。そして、ク
ランプ53は、球状頭部52に取り付けられた後、前記
カバー9の下面に突設された角筒状のクランプ取付部6
1(図1)に下方から、受け部57がクランプ取付部6
1の下面に当接するまで嵌合されると、前記係止突起5
5がクランプ取付部61の互いに対向する2つの側面に
それぞれ設けられた係合孔62に係合することで、固定
される。このようにカバー9とノズルホルダ50とをボ
ールジョイント51を介して連結すると、カバー9のノ
ズルホルダ50への取り付け作業が簡単である上、スリ
ット58と回転防止部60との隙間dによりカバー9が
若干傾動することからヘッドランプウォッシャーの組付
け誤差、製造誤差等を吸収し、ヘッドランプウォッシャ
ー1の不使用時にカバー9をバンパー2の表面に確実に
密接することが可能である。なお、カバー9の下面には
シートパッキン65が固着されており、これによってバ
ンパー2の開口5のシール性をより一層高めるようにし
ている。
【0022】再び図1において、前記ノズルホルダ50
の外周には防水ブーツ67が配設されている。この防水
ブーツ67は、ゴム等の弾性材料によって筒状に形成さ
れて下端部に蛇腹が形成され、上端開口部が前記ノズル
ホルダ50の外周面に設けられた環状溝68に嵌着さ
れ、下端開口部がヘッドランプウォッシャー1の不使用
時にキャップ10の上面に当接し、前記貫通孔18およ
び回転防止溝19(図4)を覆うことで前記貫通孔18
および回転防止溝19から水等がシリンダ3内に侵入す
るのを防止する。
【0023】前記閉止弁8は、図8に示すように筒状の
ジョイント部8Aと、ジョイント部8Aの下端部外周面
に配設されたダイヤフラム(着座部)8Bと、ダイヤフ
ラム8Bの上面中間部に配設されたばね受け用リング7
0の3部材で構成され、ジョイント部8Aの上端部が前
記弁室31内に突設された内筒部71(図1)に圧入嵌
合されている。ジョイント部8Aの上端部外周面には筒
部71からの抜けを防止する断面三角形の環状突起72
が一体に突設されている。ジョイント部8Aの中心に
は、前記ピストン形成部材4Aの中心穴34、すなわち
流通路35と連通する3つの挿通孔73が貫通形成され
ている。これらの挿通孔73を仕切る3つの仕切壁74
は放射状に形成されて、その下端がダイヤフラム8Bの
下方に延在し、前記ピストン形成部材4Bの凹陥部40
に嵌挿される。前記ダイヤフラム8Bは、軟質ゴム等の
弾性部材によって図8(a)に示す如くリング状に形成
されている。具体的には内筒部75aと、外筒部75b
と、内筒部75aの外周面下端部と外筒部75bの内周
面中央部を連結するダイヤフラム部75cとで構成され
ており、ダイヤフラム部75cの上面中央に前記ばね受
け用リング70が配置されている。また、ダイヤフラム
部75cは、下面側に凸となるようV字状に屈曲されて
おり、その頂部には環状突起76が一体に突設されてい
る。前記内筒部75aは、前記ジョイント部8Aの下端
部外周面に嵌合され、外筒部75bは、前記筒部33d
の内底面とピストン形成部材4Bの上面にて挟持されて
いる。前記ばね受け用リング70は、金属、樹脂等によ
って形成され、前記第2のスプリング32が直接ダイヤ
フラム部75cに当たるのを防止する。そして、ジョイ
ント部8A,ダイヤフラム8Bおよびばね受け用リング
70の3部材は、一体成形によって製作され、弁室31
に前記第2のスプリング32と共に組み込まれる。
【0024】前記第2のスプリング32は、前記第1の
スプリング17より大きなばね力を有し、上端部が前記
筒部71の外周に嵌装されて弁室31の内底面に圧接さ
れ、下端が前記ばね受け用リング70に圧接されること
により、通常前記ダイヤフラム8Bの環状突起76を前
記ピストン形成部材4Bの上面、すなわち着座面42に
圧接している。
【0025】次に、このような構成からなるヘッドラン
プウオッシャー1の動作について説明する。図1に示す
不使用時において、閉止弁8はダイヤフラム8Bの環状
突起76(図8)がピストン形成部材4Bの着座面42
に第2のスプリング32のばね力によって圧接されるこ
とにより挿通孔41、言い換えればピストン4の流通路
35(図1)を閉止している。この状態においては、洗
浄液6は噴射ノズル7から噴射されることはない。ま
た、閉止弁8はゴム等の弾性材料によって形成されてい
るため、弁閉止特性に優れ、流通路35を確実に閉止す
る。したがって、洗浄液6の漏洩を確実に防止すること
ができ、また、流体圧等によって閉止弁8が径方向に変
位しても環状突起76は着座面42と良好な密接状態を
保持するため、液漏れするおそれはない。カバー9は図
1実線で示すように下面がバンパー2の上面にシートパ
ッキン65を介して当接されることにより、バンパー2
の開口5を閉鎖している。この場合、カバー9は、上記
した通りボールジョイント51を介してノズルホルダ5
0に取付けられることにより、若干の傾動を許容されて
いるので、噴射ノズル7をバンパー2内に格納してカバ
ー9をバンパー2に当接させた際、仮に製造誤差、取付
誤差等により片当たりしても、バンパー2の表面に沿っ
て傾き、片当たりを吸収する。したがって、シートパッ
キン65をその全周にわたってバンパー2の表面に密接
させることができ、開口5のシール性が良好である。
【0026】この閉止状態において、ヘッドランプを洗
浄するために洗浄液タンク内の洗浄液6をシリンダ3内
に圧送すると、ピストン4に作用する流体圧Pが徐々に
上昇する。そして、この流体圧Pが第1のスプリング1
7のばね力に打ち勝つと、ピストン4は上昇移動して噴
射ノズル7を図3二点鎖線で示すように開口5からバン
パー2の上方に突出させる。この時、流体圧Pは未だ閉
止弁8を閉方向に付勢する第2のスプリング32のばね
力より小さく、したがって閉止弁8は閉止状態を保持す
る。そして、ピストン4はピストン形成部材4Aの筒部
33dの上面がキャップ10の内筒10Bの下面に当接
して停止する。ピストン4が上昇位置に停止すると、シ
リンダ3内の流体圧Pは再び上昇し始め、第2のスプリ
ング32のばね力より大きくなると、閉止弁8のダイヤ
フラム8Bが上方に弾性変形して環状突起76(図8)
がピストン形成部材4Bの着座面42から離間し、ピス
トン4の流通路35を開く。この結果、シリンダ3内に
圧送された洗浄液6は、流通路35、すなわち挿通孔4
1(図5)−弁室31−挿通孔73(図8)−中心穴3
4(図1)を通ってノズル7に導かれ、ノズル孔7aか
らヘッドランプに向けて噴射され、レンズを洗浄する。
なお、レンズの洗浄は間欠的に行われる。すなわち、洗
浄液6を噴射すると、シリンダ3内の流体圧Pが低下す
るため、閉止弁8が閉じ、再び上昇すると開いて洗浄液
6を噴射し、このような動作を繰り返す。
【0027】洗浄液6の圧送を停止すると、シリンダ3
内の流体圧Pが低下するため、先ず第2のスプリング3
2のばね力によって閉止弁8が閉止され、次いで第1の
スプリング17のばね力によってピストン4を元の位置
に下降復帰させる。そして、カバー9はバンパー2の上
面に当接し、開口5を閉鎖する。
【0028】なお、上記実施例はヘッドランプウォッシ
ャー1をバンパー2に格納した場合について説明した
が、本発明はこれに何等特定されるものではなく、車体
本体内に格納するようにしてもよい。また、本実施例に
おいては球状頭部52の回転防止部60を板状に形成し
た場合について示したが、図9に示すようにピン状の回
転防止部60’を用いてもよい。回転防止部60’は、
球状頭部52に一体に突設されるものに限らず、金属、
樹脂等によって別個に製作され、予め球状頭部52に設
けられた挿通孔に挿通されるものであってもよい。
【0029】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係るヘッド
ランプウォッシャーは、ノズルホルダにカバーを傾動可
能に配設し、不使用時にカバーによって車体開口を閉鎖
するように構成したので、製造誤差、組立誤差等を吸収
することができ、カバーを車体開口の周縁部に隙間なく
密接させることができる。したがって、車体開口のシー
ル性が向上し、またカバーと車体との間に隙間が生じな
ければ、外観体裁も良好である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るヘッドランプウォッシャーの一実
施例を示す不使用時の断面図である。
【図2】開弁時の要部断面図である。
【図3】ノズルホルダを取り外した外観斜視図である。
【図4】ピストンとキャップの外観斜視図である。
【図5】シリンダ,閉止弁およびピストン形成部材の分
解斜視図である。
【図6】ボールジョイントの分解斜視図である。
【図7】ボールジョイントの断面図である。
【図8】(a),(b),(c)は閉止弁の断面図,左
側面図および右側面図である。
【図9】球状頭部の他の実施例を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 ヘッドランプウォッシャー 2 バンパー 3 シリンダ 4 ピストン 5 開口 6 洗浄液 7 噴射ノズル 8 閉止弁 9 カバー 10 キャップ 31 弁室 51 ボールジョイント 52 球状頭部 53 クランプ

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 不使用時に車体開口内に格納されてお
    り、使用時に噴射ノズルが前記車体開口から外部に突出
    してヘッドランプを洗浄するヘッドランプウォッシャー
    において、前記噴射ノズルを移動可能に支持するシリンダを前記車
    体開口とは離間した位置にある別体の車体に固定すると
    ともに、 不使用時に前記車体開口を覆うカバーを前記噴
    射ノズルを保持するノズルホルダにボールジョイントに
    よって傾動可能に配設したことを特徴とするヘッドラン
    プウォッシャー。
JP5323441A 1993-01-21 1993-11-30 ヘッドランプウォッシャー Expired - Fee Related JP2961483B2 (ja)

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