JP2002228028A - ラジエータのプレッシャバルブ付きキャップ - Google Patents
ラジエータのプレッシャバルブ付きキャップInfo
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Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F01—MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
- F01P—COOLING OF MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; COOLING OF INTERNAL-COMBUSTION ENGINES
- F01P11/00—Component parts, details, or accessories not provided for in, or of interest apart from, groups F01P1/00 - F01P9/00
- F01P11/02—Liquid-coolant filling, overflow, venting, or draining devices
- F01P11/0204—Filling
- F01P11/0209—Closure caps
- F01P11/0247—Safety; Locking against opening
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F01—MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
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- F01P11/02—Liquid-coolant filling, overflow, venting, or draining devices
- F01P11/0204—Filling
- F01P11/0209—Closure caps
- F01P11/0238—Closure caps with overpressure valves or vent valves
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y10—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
- Y10S—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y10S220/00—Receptacles
- Y10S220/33—Gasoline tank cap
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【課題】 金属製ラジエータタンクの給水用フィラネッ
クの形状を単純化できるプレッシャバルブ付キャップ構
造とする。 【解決手段】 上部材2から独立して筒状に形成され、
その下端部内周に内フランジ状の弁座部3を有し、その
上部側が上部材2に固定される下部材4と、下部材4ま
たは上部材2の外周に被嵌され、ラジエータタンク5の
上端部に設けられるフィラネック6との間を液密にシー
ルするシール材7と、によりキャップ本体8が形成さ
れ、加圧スプリング9を介して、弁座部3に圧接される
ようにキャップ本体8に内装された加圧弁10と、その
加圧弁10の中心部に位置した負圧弁11と、を具備
し、加圧弁10が内装され、下部材4が上部材2に固定
された状態で、そのキャップ本体8が、前記フィラネッ
ク6に挿入されて係止手段を介して抜け止め固定された
プレッシャバルブ付きキャップである。
クの形状を単純化できるプレッシャバルブ付キャップ構
造とする。 【解決手段】 上部材2から独立して筒状に形成され、
その下端部内周に内フランジ状の弁座部3を有し、その
上部側が上部材2に固定される下部材4と、下部材4ま
たは上部材2の外周に被嵌され、ラジエータタンク5の
上端部に設けられるフィラネック6との間を液密にシー
ルするシール材7と、によりキャップ本体8が形成さ
れ、加圧スプリング9を介して、弁座部3に圧接される
ようにキャップ本体8に内装された加圧弁10と、その
加圧弁10の中心部に位置した負圧弁11と、を具備
し、加圧弁10が内装され、下部材4が上部材2に固定
された状態で、そのキャップ本体8が、前記フィラネッ
ク6に挿入されて係止手段を介して抜け止め固定された
プレッシャバルブ付きキャップである。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、主として車両用ラ
ジエータのタンクの上端に突設された給水用のフィラネ
ックに着脱自在に取付けられるプレッシャバルブ付きキ
ャップに関する。
ジエータのタンクの上端に突設された給水用のフィラネ
ックに着脱自在に取付けられるプレッシャバルブ付きキ
ャップに関する。
【0002】
【従来の技術】従来のラジエータのプレッシャバルブ付
きキャップは、図13の如く形成され、そのキャップが
着脱自在に被嵌されるフィラネック6は図14の如く形
成されていた。このプレッシャバルブ付きキャップは、
キャップ本体8に取付金具22を介して環状のシール材7
を有するパッキンリテーナ18及び釣鐘状の弁リテーナ23
が設けられ、その弁リテーナ23の裾部に可動板24を介し
て加圧弁10が取付けられている。そして加圧弁10の中心
部には、弁棒25を介し負圧弁11が設けられている。加圧
弁10は、加圧スプリング9を介して下方に付勢されると
共に、負圧弁11は負圧スプリング26を介して上方に付勢
されている。
きキャップは、図13の如く形成され、そのキャップが
着脱自在に被嵌されるフィラネック6は図14の如く形
成されていた。このプレッシャバルブ付きキャップは、
キャップ本体8に取付金具22を介して環状のシール材7
を有するパッキンリテーナ18及び釣鐘状の弁リテーナ23
が設けられ、その弁リテーナ23の裾部に可動板24を介し
て加圧弁10が取付けられている。そして加圧弁10の中心
部には、弁棒25を介し負圧弁11が設けられている。加圧
弁10は、加圧スプリング9を介して下方に付勢されると
共に、負圧弁11は負圧スプリング26を介して上方に付勢
されている。
【0003】次に、フィラネック6は短い筒状に形成さ
れ、その底部に内フランジ部が形成され、その内側が開
口する。そして、その内フランジ部の開口縁に弁座部3
が形成されている。フィラネック6の上縁はフランジ部
19が形成され、その外周縁が下方に僅かに垂れ下がり、
その垂れ下がり端縁にカム面20が設けられている。ま
た、フランジ部19には直径線上に一対の欠切部21が設け
られている。そしてこの欠切部21にキャップ本体8の下
面に突設された一対の係止爪17が挿入され、そのキャッ
プ本体8を回動することにより、カム面20に係止爪17が
締結係止され、キャップ本体8がフィラネック6に着脱
自在に締結されるものである。なお、フィラネック6に
は小パイプ部1が突設されている。そしてこのフィラネ
ック6の下端開口がラジエータタンクの上端部に連通す
るものである。
れ、その底部に内フランジ部が形成され、その内側が開
口する。そして、その内フランジ部の開口縁に弁座部3
が形成されている。フィラネック6の上縁はフランジ部
19が形成され、その外周縁が下方に僅かに垂れ下がり、
その垂れ下がり端縁にカム面20が設けられている。ま
た、フランジ部19には直径線上に一対の欠切部21が設け
られている。そしてこの欠切部21にキャップ本体8の下
面に突設された一対の係止爪17が挿入され、そのキャッ
プ本体8を回動することにより、カム面20に係止爪17が
締結係止され、キャップ本体8がフィラネック6に着脱
自在に締結されるものである。なお、フィラネック6に
は小パイプ部1が突設されている。そしてこのフィラネ
ック6の下端開口がラジエータタンクの上端部に連通す
るものである。
【0004】また、図15に示すようにキャップ本体8
の中心部に小パイプ部1が突設固定されたものも提案さ
れている。これは、キャップ本体8の中心部に小パイプ
部1を固定し、バネ性を有する通気孔27を穿設した弁リ
テーナ23を設け、その弁リテーナ23に負圧開閉スリット
28を形成した負圧兼加圧弁29を取付けたものである。
の中心部に小パイプ部1が突設固定されたものも提案さ
れている。これは、キャップ本体8の中心部に小パイプ
部1を固定し、バネ性を有する通気孔27を穿設した弁リ
テーナ23を設け、その弁リテーナ23に負圧開閉スリット
28を形成した負圧兼加圧弁29を取付けたものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記の前者及び後者
は、共にその加圧弁がフィラネック6の弁座部3に着座
されるものである。また、フィラネック6のフランジ部
19には欠切部21及びカム面20を形成する必要があった。
そのため、フィラネック6を成形するために多くの金型
と制作工数を必要とし且つ、それを精度良く仕上げる必
要があった。その結果、フィラネック6の製造コストが
高くなる欠点があった。そこで本発明は、フィラネック
6の形状を単純化すると共に、その成形精度を余り必要
としないものを提供し、結果としてフィラネック6を含
めたプレッシャバルブ付きキャップを安価に提供するこ
とを課題とする。
は、共にその加圧弁がフィラネック6の弁座部3に着座
されるものである。また、フィラネック6のフランジ部
19には欠切部21及びカム面20を形成する必要があった。
そのため、フィラネック6を成形するために多くの金型
と制作工数を必要とし且つ、それを精度良く仕上げる必
要があった。その結果、フィラネック6の製造コストが
高くなる欠点があった。そこで本発明は、フィラネック
6の形状を単純化すると共に、その成形精度を余り必要
としないものを提供し、結果としてフィラネック6を含
めたプレッシャバルブ付きキャップを安価に提供するこ
とを課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の本発明
は、上端に冷却水の誘導用の小パイプ部(1) が突設され
た上蓋状の上部材(2) と、前記上部材(2) から独立して
筒状に形成され、その下端部内周に内フランジ状の弁座
部(3) を有し、その上部側が前記上部材(2) に固定され
る下部材(4) と、前記下部材(4) または上部材(2) の外
周に被嵌され、ラジエータタンク(5) の上端部に設けら
れるフィラネック(6) との間を液密にシールするシール
材(7) と、によりキャップ本体(8) が形成され、加圧ス
プリング(9) を介して、前記弁座部(3) に圧接されるよ
うに前記キャップ本体(8) に内装された加圧弁(10)と、
その加圧弁(10)の中心部に位置した負圧弁(11)と、を具
備し、前記加圧弁(10)が内装され、下部材(4) が上部材
(2) に固定された状態で、そのキャップ本体(8) が、前
記フィラネック(6) に挿入されて係止手段を介して抜け
止め固定されたことを特徴とするラジエータのプレッシ
ャバルブ付きキャップである。
は、上端に冷却水の誘導用の小パイプ部(1) が突設され
た上蓋状の上部材(2) と、前記上部材(2) から独立して
筒状に形成され、その下端部内周に内フランジ状の弁座
部(3) を有し、その上部側が前記上部材(2) に固定され
る下部材(4) と、前記下部材(4) または上部材(2) の外
周に被嵌され、ラジエータタンク(5) の上端部に設けら
れるフィラネック(6) との間を液密にシールするシール
材(7) と、によりキャップ本体(8) が形成され、加圧ス
プリング(9) を介して、前記弁座部(3) に圧接されるよ
うに前記キャップ本体(8) に内装された加圧弁(10)と、
その加圧弁(10)の中心部に位置した負圧弁(11)と、を具
備し、前記加圧弁(10)が内装され、下部材(4) が上部材
(2) に固定された状態で、そのキャップ本体(8) が、前
記フィラネック(6) に挿入されて係止手段を介して抜け
止め固定されたことを特徴とするラジエータのプレッシ
ャバルブ付きキャップである。
【0007】請求項2に記載の本発明は、請求項1にお
いて、前記係止手段は、前記フィラネック(6) の外周に
孔(15)が設けられ、そこに挿通されたボルト(12)または
ピンによって、前記キャップ本体(8) がフィラネック
(6) に抜け止め固定されるラジエータのプレッシャバル
ブ付きキャップである。請求項3に記載の本発明は、請
求項1において、前記係止手段は、前記キャップ本体
(8) の前記下部材(4) の外周に、その下縁から軸線方向
に立ち上げられ、その上端から周方向へ逆L字状の係止
用溝部(13)が一体に形成され、その係止用溝部(13)に整
合する位置で、前記フィラネック(6) の内周に凸部(14)
が形成されて、その凸部(14)が前記逆L字状に沿って案
内されることにより、キャップ本体(8) がフィラネック
(6) に抜け止め固定されるラジエータのプレッシャバル
ブ付きキャップである。
いて、前記係止手段は、前記フィラネック(6) の外周に
孔(15)が設けられ、そこに挿通されたボルト(12)または
ピンによって、前記キャップ本体(8) がフィラネック
(6) に抜け止め固定されるラジエータのプレッシャバル
ブ付きキャップである。請求項3に記載の本発明は、請
求項1において、前記係止手段は、前記キャップ本体
(8) の前記下部材(4) の外周に、その下縁から軸線方向
に立ち上げられ、その上端から周方向へ逆L字状の係止
用溝部(13)が一体に形成され、その係止用溝部(13)に整
合する位置で、前記フィラネック(6) の内周に凸部(14)
が形成されて、その凸部(14)が前記逆L字状に沿って案
内されることにより、キャップ本体(8) がフィラネック
(6) に抜け止め固定されるラジエータのプレッシャバル
ブ付きキャップである。
【0008】請求項4に記載の本発明は、請求項1〜請
求項3のいずれかにおいて、前記キャップ本体(8) が合
成樹脂の成形体からなると共に、前記フィラネック(6)
が下端開放のカップ状の金属板材よりなるラジエータの
プレッシャバルブ付きキャップである。請求項5に記載
の本発明は、請求項3において、前記キャップ本体(8)
が合成樹脂の成形体からなると共に、前記フィラネック
(6) が下端開放のカップ状の金属板材よりなり、そのカ
ップ状の対向する内周面に一対の前記凸部(14)が曲折形
成されたラジエータのプレッシャバルブ付きキャップで
ある。
求項3のいずれかにおいて、前記キャップ本体(8) が合
成樹脂の成形体からなると共に、前記フィラネック(6)
が下端開放のカップ状の金属板材よりなるラジエータの
プレッシャバルブ付きキャップである。請求項5に記載
の本発明は、請求項3において、前記キャップ本体(8)
が合成樹脂の成形体からなると共に、前記フィラネック
(6) が下端開放のカップ状の金属板材よりなり、そのカ
ップ状の対向する内周面に一対の前記凸部(14)が曲折形
成されたラジエータのプレッシャバルブ付きキャップで
ある。
【0009】
【発明の実施の形態】次に、図面に基づいて本発明の各
実施の形態につき説明する。図1は本発明の第1の実施
の形態を示すキャップ本体8及びフィラネック6の縦断
面図であり、図2はそれらを取付けた状態を示す。この
キャップ本体8は、夫々合成樹脂の射出成形体からなる
上部材2と下部材4と加圧弁10及び負圧弁11とを有す
る。上部材2は、上端中央に冷却水誘導用の小パイプ部
1が一体に突設された上蓋状に形成され、その下面側に
短い筒部31が設けられ、その筒部31の外周には一対のネ
ジ孔32が、筒部31を貫通することなく形成されている。
次に、下部材4は上部材2から独立して筒状に形成さ
れ、その下端部内周に内フランジ状の弁座部3が設けら
れ、その上端部外周が上部材2の内周に螺着等の手段に
より固定される。下部材4の下端部外周には、シール材
7嵌着用の環状溝が形成されている。
実施の形態につき説明する。図1は本発明の第1の実施
の形態を示すキャップ本体8及びフィラネック6の縦断
面図であり、図2はそれらを取付けた状態を示す。この
キャップ本体8は、夫々合成樹脂の射出成形体からなる
上部材2と下部材4と加圧弁10及び負圧弁11とを有す
る。上部材2は、上端中央に冷却水誘導用の小パイプ部
1が一体に突設された上蓋状に形成され、その下面側に
短い筒部31が設けられ、その筒部31の外周には一対のネ
ジ孔32が、筒部31を貫通することなく形成されている。
次に、下部材4は上部材2から独立して筒状に形成さ
れ、その下端部内周に内フランジ状の弁座部3が設けら
れ、その上端部外周が上部材2の内周に螺着等の手段に
より固定される。下部材4の下端部外周には、シール材
7嵌着用の環状溝が形成されている。
【0010】次に、加圧弁10は中心に負圧弁11の軸部挿
通用の孔を有する皿状に形成され、加圧スプリング9に
よって下方に付勢されている。加圧弁10の下面側にはゴ
ム板30が設けられ、そのゴム板30を介して加圧弁10が弁
座部3に着座する。また、負圧弁11の縁部もゴム板30に
着座する。次に、フィラネック6はこの例では金属板を
絞り加工したものからなり、段付の筒状に形成され、そ
の小径部がラジエータタンク5の上端開口に挿入され、
その挿入部が液密にろう付け固定される。フィラネック
6の上端部には、前記上部材2のネジ孔32に整合する位
置に孔15が穿設されている。
通用の孔を有する皿状に形成され、加圧スプリング9に
よって下方に付勢されている。加圧弁10の下面側にはゴ
ム板30が設けられ、そのゴム板30を介して加圧弁10が弁
座部3に着座する。また、負圧弁11の縁部もゴム板30に
着座する。次に、フィラネック6はこの例では金属板を
絞り加工したものからなり、段付の筒状に形成され、そ
の小径部がラジエータタンク5の上端開口に挿入され、
その挿入部が液密にろう付け固定される。フィラネック
6の上端部には、前記上部材2のネジ孔32に整合する位
置に孔15が穿設されている。
【0011】このようなフィラネック6に図2に示す如
くキャップ本体8が嵌着され、ボルト12を孔15及びネジ
孔32に挿通して、それを螺着することにより、キャップ
本体8をフィラネック6に抜け止め固定することができ
る。このとき、シール材7によってキャップ本体8とフ
ィラネック6との液密性が形成される。そして小パイプ
部1の先端には、図示しない、ホースの一端が接続さ
れ、その他端が図示しないサージタンクに連通される。
そしてエンジンが駆動されると、冷却水温度が上昇し、
ラジエータタンク5の内圧が高まり、負圧弁11が押し上
げられてゴム板30に着座する。さらにラジエータタンク
5の内圧が高まり、それが設定圧まで達すると、加圧ス
プリング9に抗して加圧弁10が押し上げられ、ラジエー
タタンク5内の蒸気及び冷却水は小パイプ部1を介して
図示しないサージタンクに導かれる。エンジンが停止
し、冷却水温度が低下してラジエータタンク5の内圧が
負圧になると負圧弁11を押し下げ、図示しないサージタ
ンク内の冷却水を小パイプ部1を介してラジエータタン
ク5内に導く。
くキャップ本体8が嵌着され、ボルト12を孔15及びネジ
孔32に挿通して、それを螺着することにより、キャップ
本体8をフィラネック6に抜け止め固定することができ
る。このとき、シール材7によってキャップ本体8とフ
ィラネック6との液密性が形成される。そして小パイプ
部1の先端には、図示しない、ホースの一端が接続さ
れ、その他端が図示しないサージタンクに連通される。
そしてエンジンが駆動されると、冷却水温度が上昇し、
ラジエータタンク5の内圧が高まり、負圧弁11が押し上
げられてゴム板30に着座する。さらにラジエータタンク
5の内圧が高まり、それが設定圧まで達すると、加圧ス
プリング9に抗して加圧弁10が押し上げられ、ラジエー
タタンク5内の蒸気及び冷却水は小パイプ部1を介して
図示しないサージタンクに導かれる。エンジンが停止
し、冷却水温度が低下してラジエータタンク5の内圧が
負圧になると負圧弁11を押し下げ、図示しないサージタ
ンク内の冷却水を小パイプ部1を介してラジエータタン
ク5内に導く。
【0012】次に、図3は本発明は第2の実施の形態を
示す縦断面図であり、図4は図3におけるIV−IV矢視断
面図である。また、図5はそのフィラネック6の平面
図、図6は同正面図、図7はキャップ本体8の構成部品
である下部材4の正面図、図8は同平面図、図9は同縦
断面図、図10はそのキャップ本体8の組立て状態を示
す縦断面図、図11は同平面図、図12は同正面図であ
る。この例が、前記第1の実施の形態と異なる点は、上
部材2の外周側にシール材7嵌着用の溝が形成され、下
部材4の上端に係止爪17が設けられ、それに整合する上
部材2の筒部31の内面に係合部34が形成されている。
示す縦断面図であり、図4は図3におけるIV−IV矢視断
面図である。また、図5はそのフィラネック6の平面
図、図6は同正面図、図7はキャップ本体8の構成部品
である下部材4の正面図、図8は同平面図、図9は同縦
断面図、図10はそのキャップ本体8の組立て状態を示
す縦断面図、図11は同平面図、図12は同正面図であ
る。この例が、前記第1の実施の形態と異なる点は、上
部材2の外周側にシール材7嵌着用の溝が形成され、下
部材4の上端に係止爪17が設けられ、それに整合する上
部材2の筒部31の内面に係合部34が形成されている。
【0013】さらに、下部材4の外周に図4に示す一対
の係止用溝部13が、その下縁から逆L字状に形成され、
そこにフィラネック6の凸部14を嵌入させるものであ
る。フィラネック6は、図5及び図6の如く、その直径
線状に一対の凸部14が設けられ、それがその内面側に曲
折成形により突設されている。なお、下部材4の係止用
溝部13には、図7に示す如く、その突き当たり部の近傍
に一対の突条16が上下に対向して配置されている。そし
てこの突条16と係止用溝部13の突き当たりとの間に、フ
ィラネック6の凸部14が着座されるものである。下部材
4の上端には、多数の係止爪17が突設されている。
の係止用溝部13が、その下縁から逆L字状に形成され、
そこにフィラネック6の凸部14を嵌入させるものであ
る。フィラネック6は、図5及び図6の如く、その直径
線状に一対の凸部14が設けられ、それがその内面側に曲
折成形により突設されている。なお、下部材4の係止用
溝部13には、図7に示す如く、その突き当たり部の近傍
に一対の突条16が上下に対向して配置されている。そし
てこの突条16と係止用溝部13の突き当たりとの間に、フ
ィラネック6の凸部14が着座されるものである。下部材
4の上端には、多数の係止爪17が突設されている。
【0014】このようにしてなるプレッシャバルブ付き
キャップは、一例として次のようにして組立てられる。
加圧弁10の中心孔に負圧弁11の軸部を挿通し、その外周
に負圧スプリング26を装着して、負圧弁11の軸部の上端
にバネ座33(図10)を係止させる。係る状態で、下部
材4にその加圧弁10を挿入し、その加圧弁10に加圧スプ
リング9を着座させる。次いで、シール材7が被嵌され
た上部材2を下部材4の上端に圧入する。すると、下部
材4の係止爪17が中心側に弾性変形し、次いでそれが復
帰することにより、その係止爪17と上部材2の係合部34
とが係合して抜け止めされる。
キャップは、一例として次のようにして組立てられる。
加圧弁10の中心孔に負圧弁11の軸部を挿通し、その外周
に負圧スプリング26を装着して、負圧弁11の軸部の上端
にバネ座33(図10)を係止させる。係る状態で、下部
材4にその加圧弁10を挿入し、その加圧弁10に加圧スプ
リング9を着座させる。次いで、シール材7が被嵌され
た上部材2を下部材4の上端に圧入する。すると、下部
材4の係止爪17が中心側に弾性変形し、次いでそれが復
帰することにより、その係止爪17と上部材2の係合部34
とが係合して抜け止めされる。
【0015】このようなプレッシャバルブ付きキャップ
は、その係止用溝部13の下端をフィラネック6の凸部14
に整合させて下方に押し込む。次いで、それを周方向に
回転させ凸部14が突条16を乗り越えて係止用溝部13の端
部に突き当たるように位置させて、キャップの取付けを
完了する。この例でも、上部材2と下部材4と負圧弁11
及び加圧弁10は、プラスチックの成形体から形成し、フ
ィラネック6及びラジエータタンク5は金属板により形
成される。
は、その係止用溝部13の下端をフィラネック6の凸部14
に整合させて下方に押し込む。次いで、それを周方向に
回転させ凸部14が突条16を乗り越えて係止用溝部13の端
部に突き当たるように位置させて、キャップの取付けを
完了する。この例でも、上部材2と下部材4と負圧弁11
及び加圧弁10は、プラスチックの成形体から形成し、フ
ィラネック6及びラジエータタンク5は金属板により形
成される。
【0016】
【発明の作用・効果】請求項1に記載の本発明によれ
ば、弁座部3を含めてプレッシャバルブがキャップ本体
8側にあるから、フィラネック6に精度の高い弁座を必
要としない。そのため、開弁圧力のバラツキがなくなり
信頼性の高いプレッシャバルブ付きキャップを提供でき
る。それと共に、フィラネック6の形状を単純化し、ラ
ジエータ自体の量産性を向上できる。
ば、弁座部3を含めてプレッシャバルブがキャップ本体
8側にあるから、フィラネック6に精度の高い弁座を必
要としない。そのため、開弁圧力のバラツキがなくなり
信頼性の高いプレッシャバルブ付きキャップを提供でき
る。それと共に、フィラネック6の形状を単純化し、ラ
ジエータ自体の量産性を向上できる。
【0017】請求項2に記載の本発明によれば、弁座部
3を含めたプレッシャバルブを有するキャップ本体8が
フィラネック6にボルト12またはピンによる係止手段に
よって抜け止め係止されるものであるから、ラジエータ
タンク5内が高温である際に不用意にキャップ本体8を
開けてれ、加熱水が噴出することを防止し、構造が簡単
で安全性の高いプレッシャバルブ付きキャップを提供で
きる。請求項3に記載の本発明によれば、キャップ本体
8の下部材4の外周に逆L字状の係止用溝部13が一体に
形成され、その係止用溝部13に整合する位置でフィラネ
ック6の内周に凸部14が形成されて、その凸部14が逆L
字状の係止用溝部13に沿って案内される係止手段によ
り、キャップ本体8をフィラネック6に抜け止め固定す
ることができる。それ故、取付性の良いプレッシャバル
ブ付きキャップを提供できる。
3を含めたプレッシャバルブを有するキャップ本体8が
フィラネック6にボルト12またはピンによる係止手段に
よって抜け止め係止されるものであるから、ラジエータ
タンク5内が高温である際に不用意にキャップ本体8を
開けてれ、加熱水が噴出することを防止し、構造が簡単
で安全性の高いプレッシャバルブ付きキャップを提供で
きる。請求項3に記載の本発明によれば、キャップ本体
8の下部材4の外周に逆L字状の係止用溝部13が一体に
形成され、その係止用溝部13に整合する位置でフィラネ
ック6の内周に凸部14が形成されて、その凸部14が逆L
字状の係止用溝部13に沿って案内される係止手段によ
り、キャップ本体8をフィラネック6に抜け止め固定す
ることができる。それ故、取付性の良いプレッシャバル
ブ付きキャップを提供できる。
【図1】本発明のプレッシャバルブ付きキャップとそれ
が嵌着されるフィラネック6の縦断面図。
が嵌着されるフィラネック6の縦断面図。
【図2】同プレッシャバルブ付きキャップをフィラネッ
ク6に取付けた状態を示す縦断面図。
ク6に取付けた状態を示す縦断面図。
【図3】本発明の第2の実施の形態を示すプレッシャバ
ルブ付きキャップの縦断面図。
ルブ付きキャップの縦断面図。
【図4】図3のIV−IV矢視断面図。
【図5】同プレッシャバルブ付きキャップのフィラネッ
ク6の平面図。
ク6の平面図。
【図6】同キャップのフィラネック6の正面図。
【図7】同プレッシャバルブ付きキャップの下部材4の
正面図。
正面図。
【図8】同キャップの下部材4の平面図。
【図9】同キャップの下部材4の縦断面図。
【図10】同プレッシャバルブ付きキャップの縦断面
図。
図。
【図11】同プレッシャバルブ付きキャップの平面図。
【図12】同プレッシャバルブ付きキャップの正面図。
【図13】従来型ラジエータのプレッシャバルブ付きキ
ャップの一部縦断面図。
ャップの一部縦断面図。
【図14】同キャップが被嵌されるフィラネック6の斜
視略図。
視略図。
【図15】従来型ラジエータのプレッシャバルブ付きキ
ャップの他の例を示す縦断面図。
ャップの他の例を示す縦断面図。
1 小パイプ部 2 上部材 3 弁座部 4 下部材 5 ラジエータタンク 6 フィラネック 7 シール材 8 キャップ本体 9 加圧スプリング 10 加圧弁 11 負圧弁 12 ボルト 13 係止用溝部 14 凸部 15 孔 16 突条 17 係止爪 18 パッキンリテーナ 19 フランジ部 20 カム面 21 欠切部 22 取付金具 23 弁リテーナ 24 可動板 25 弁棒 26 負圧スプリング 27 通気孔 28 負圧開閉スリット 29 負圧兼加圧弁 30 ゴム板 31 筒部 32 ネジ孔 33 バネ座 34 係合部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 野原 高志 東京都渋谷区代々木三丁目25番3号 東洋 ラジエーター株式会社内 Fターム(参考) 3H059 AA03 CA28 CB15 CB19 CD05 EE01 FF02 FF13 3H060 AA02 BB01 DA17 DB13 DB20 DC05 DC09 DE06 EE04 FF06 HH03 HH16
Claims (5)
- 【請求項1】 上端に冷却水の誘導用の小パイプ部(1)
が突設された上蓋状の上部材(2) と、 前記上部材(2) から独立して筒状に形成され、その下端
部内周に内フランジ状の弁座部(3) を有し、その上部側
が前記上部材(2) に固定される下部材(4) と、 前記下部材(4) または上部材(2) の外周に被嵌され、ラ
ジエータタンク(5) の上端部に設けられるフィラネック
(6) との間を液密にシールするシール材(7) と、により
キャップ本体(8) が形成され、 加圧スプリング(9) を介して、前記弁座部(3) に圧接さ
れるように前記キャップ本体(8) に内装された加圧弁(1
0)と、 その加圧弁(10)の中心部に位置した負圧弁(11)と、を具
備し、前記加圧弁(10)が内装され、下部材(4) が上部材
(2) に固定された状態で、そのキャップ本体(8) が、前
記フィラネック(6) に挿入されて、係止手段を介して、
抜け止め固定されたことを特徴とするラジエータのプレ
ッシャバルブ付きキャップ。 - 【請求項2】 請求項1において、 前記係止手段は、 前記フィラネック(6) の外周に孔(15)が設けられ、そこ
に挿通されたボルト(12)またはピンによって、前記キャ
ップ本体(8) がフィラネック(6) に抜け止め固定される
ラジエータのプレッシャバルブ付きキャップ。 - 【請求項3】 請求項1において、 前記係止手段は、 前記キャップ本体(8) の前記下部材(4) の外周に、その
下縁から軸線方向に立ち上げられ、その上端から周方向
へ逆L字状の係止用溝部(13)が一体に形成され、 その係止用溝部(13)に整合する位置で、前記フィラネッ
ク(6) の内周に凸部(14)が形成されて、その凸部(14)が
前記逆L字状に沿って案内されることにより、キャップ
本体(8) がフィラネック(6) に抜け止め固定されるラジ
エータのプレッシャバルブ付きキャップ。 - 【請求項4】 請求項1〜請求項3のいずれかにおい
て、 前記キャップ本体(8) が合成樹脂の成形体からなると共
に、前記フィラネック(6) が下端開放のカップ状の金属
板材よりなるラジエータのプレッシャバルブ付きキャッ
プ。 - 【請求項5】 請求項3において、 前記キャップ本体(8) が合成樹脂の成形体からなると共
に、前記フィラネック(6) が下端開放のカップ状の金属
板材よりなり、そのカップ状の対向する内周面に一対の
前記凸部(14)が曲折形成されたラジエータのプレッシャ
バルブ付きキャップ。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001024054A JP2002228028A (ja) | 2001-01-31 | 2001-01-31 | ラジエータのプレッシャバルブ付きキャップ |
US09/998,352 US6932232B2 (en) | 2001-01-31 | 2001-11-30 | Radiator cap with pressure valve |
IT2002MI000108A ITMI20020108A1 (it) | 2001-01-31 | 2002-01-22 | Tappo per radiatori avente una valvola a pressione |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001024054A JP2002228028A (ja) | 2001-01-31 | 2001-01-31 | ラジエータのプレッシャバルブ付きキャップ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002228028A true JP2002228028A (ja) | 2002-08-14 |
Family
ID=18889255
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001024054A Pending JP2002228028A (ja) | 2001-01-31 | 2001-01-31 | ラジエータのプレッシャバルブ付きキャップ |
Country Status (3)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US6932232B2 (ja) |
JP (1) | JP2002228028A (ja) |
IT (1) | ITMI20020108A1 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010073560A (ja) * | 2008-09-19 | 2010-04-02 | Nissan Motor Co Ltd | 燃料電池冷却システム |
KR20170070342A (ko) * | 2015-12-11 | 2017-06-22 | 현대자동차주식회사 | 음압 형성방지 장치 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE20201082U1 (de) * | 2002-01-24 | 2003-06-05 | Reutter, Heinrich, 71336 Waiblingen | Verschlussdeckel für Kraftfahrzeugkühler |
US20090071568A1 (en) * | 2007-09-18 | 2009-03-19 | Mark Meddock | Oil filler cap with swivel hose fittings |
US20090223838A1 (en) * | 2008-03-05 | 2009-09-10 | Jui-Tsun Tseng | High pressure gas cylinder |
KR101459949B1 (ko) * | 2013-09-26 | 2014-11-07 | 현대자동차주식회사 | 냉각수 비산 방지 타입 서지탱크 |
WO2016094410A1 (en) * | 2014-12-08 | 2016-06-16 | Toledo Molding & Die, Inc. | Dual chamber coolant reservoir |
Family Cites Families (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US1684412A (en) * | 1925-05-13 | 1928-09-18 | Leo A Reiner | Radiator-cap-locking device |
US3216608A (en) * | 1963-09-12 | 1965-11-09 | Dole Valve Co | Pressure cap for sealed cooling system |
US3700166A (en) * | 1971-08-20 | 1972-10-24 | Scovill Manufacturing Co | Filling and valving assembly for radiator system |
US4269230A (en) * | 1979-02-26 | 1981-05-26 | Genova, Inc. | Closure member |
DE8901826U1 (de) * | 1988-11-23 | 1989-04-06 | Reutter Metallwarenfabrik GmbH, 71336 Waiblingen | Kühlerstutzen mit Verschlußdeckel |
JP4273469B2 (ja) * | 1998-12-18 | 2009-06-03 | 株式会社ティラド | ラジエータキャップ |
JP4106820B2 (ja) * | 1999-07-14 | 2008-06-25 | 株式会社デンソー | 完全密閉型容器 |
DE19957253A1 (de) * | 1999-11-27 | 2001-05-31 | Mannesmann Vdo Ag | Kraftstoffbehälter |
-
2001
- 2001-01-31 JP JP2001024054A patent/JP2002228028A/ja active Pending
- 2001-11-30 US US09/998,352 patent/US6932232B2/en not_active Expired - Fee Related
-
2002
- 2002-01-22 IT IT2002MI000108A patent/ITMI20020108A1/it unknown
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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KR20170070342A (ko) * | 2015-12-11 | 2017-06-22 | 현대자동차주식회사 | 음압 형성방지 장치 |
KR101878025B1 (ko) * | 2015-12-11 | 2018-07-16 | 현대자동차주식회사 | 음압 형성방지 장치 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
US6932232B2 (en) | 2005-08-23 |
US20040040966A1 (en) | 2004-03-04 |
ITMI20020108A1 (it) | 2003-07-22 |
ITMI20020108A0 (it) | 2002-01-22 |
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