JP2004218631A - プレッシャバルブ付きラジエータキャップ - Google Patents

プレッシャバルブ付きラジエータキャップ Download PDF

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Abstract

【課題】 エンジン冷却用ラジエータのキャップであって、それが少し緩んだハーフロック時にもシール性を確保することができるものの提供。
【解決手段】 プレッシャバルブ7の最大直径をリテーナ5のそれ以下とし、プレッシャバルブ7をリテーナ5内で上下動自在に支持する。そしてリテーナ5と板バネ4との間にフィラネックシール体9を配置し、フィラネックシール体9の下面側から断面T字状に環状の筒状部9bを突設させる。そしてその筒状部9bとフィラネック2の内面との間を圧接状態にすると共に、フィラネック2の上端面21とフィラネックシール体9のフランジ部9aとを圧接するように構成する。
【選択図】 図2

Description

本発明は、エンジン冷却用ラジエータのプレッシャバルブ付きキャップに関し、特にそのシール性を向上させるため二重シールが施されたものに関する。
エンジン冷却水を冷却するラジエータのタンク上端にはフィラネックが設けられ、そのフィラネックにプレッシャバルブ付きキャップが着脱自在に被着されている。このフィラネック外周には小パイプが突設され、そのパイプ先端とサージタンクとがホースを介して連結されている。そしてエンジン駆動中に冷却水温度が高温となり、タンク内圧が設定圧を越えるとスプリングに抗してプレッシャバルブが上昇し、内部の蒸気および冷却水をフィラネックからサージタンクに移動させる。また、エンジンが停止しタンク内が負圧になると、プレッシャバルブの中心に設けられている負圧弁が開放され、サージタンク内の冷却水がラジエータタンクに戻される。
このようなプレッシャバルブ付きキャップにおいて、二重シール構造としたものが特許文献1として知られている。これは、キャップが僅かに緩んでもそのシール性を確保して、プレッシャバルブの開弁時に蒸気等が外部に流出するのを防止し且つ、タンク内の気密性を保持し、エンジン停止時に負圧弁を確実に作動させるものである。
このラジエータキャップは、二重筒状の厚肉のシール体を有し、その内筒部をキャップ中心のステーに嵌着させると共に、内筒の外周にプレッシャバルブ付勢用のコイルスプリングの弁座を設ける。さらに外筒内周に溝を形成し、そこにリングバネを配置したものである。また、外筒の上縁にフランジを半径方向外方に突設し、外筒外周に環状凸部を形成したものである。
そしてその外筒の環状凸部とフィラネック内面との間を圧接状態にしてシールを行うと共に、外筒上端のフランジ部をフィラネックの上端面に圧接することにより二重シール構造を形成したものである。
特開昭55−41391号公報
従来の二重筒型ゴムシールを用いたラジエータキャップは、その構造が複雑でプレッシャキャップ全体の組立てが面倒である欠点があると共に、フィラネック内面とのシール性が充分ではない欠点があった。即ち、リングバネによって外筒内周を部分的に押さえているため、押さえ力が充分ではない。
また、キャップをフィラネックに挿脱する際に、パッキンの外筒外周に設けた環状凸部が変形して、パッキンが正規の位置に装着されないおそれがある。これは、剛性を有するリングバネの抵抗を受けて、キャップ装着時にその平面が変形するおそれがあるからである。即ち、その平面の軸線とキャップの軸線とが不一致になるおそれがあり、その場合にはシール性を確保できない。
さらに、リングバネを使用しているため耐久性に乏しい欠点がある。
そこで、本発明は、製造し易く且つ組立性が良く信頼性の高い二重シール構造のプレッシャバルブ付きラジエータキャップを提供することを課題とする。
請求項1に記載の本発明は、ラジエータタンク(1) のフィラネック(2) の開口に着脱自在に被着されるプレッシャバルブ付きラジエータキャップにおいて、
フィラネック(2) の上端開口に係脱自在に係止されるキャップ本体(3) と、
キャップ本体(3) の下面に取付けられ、そのキャップの平面方向に延在された平面外周が円形の板バネ(4) と、
その板バネ(4) の軸線方向外側に位置して、外直径がその板バネ(4) の外直径より小に形成されると共に、逆向きの鍋形に形成されその中心が前記キャップ本体(3) に支持されたリテーナ(5) と、
そのリテーナ(5) の内周面に外周が上下動自在に案内され且つ、そのリテーナ(5) の鍋底との間にスプリング(6) を介して下方に付勢され、その最大直径が実質的にリテーナ(5) 外周直径以下に形成されて、フィラネック(2) の下端の弁座(31)に接離自在に着座されるプレッシャバルブ(7) と、
前記リテーナ(5) の前記鍋底と前記板バネ(4) との間に挟持され、半径方向外方が前記リテーナ(5) の外周より充分外方へ突出するフランジ部(9a)を有し且つ、そのリテーナ(5) の外周を被嵌する筒状部(9b)が前記フランジ部(9a)と一体に形成されたフィラネックシール体(9) と、を具備し、
フィラネックシール体(9) の前記筒状部(9b)の最大直径が、前記フィラネック(2) の内直径より僅かに大に形成され、
キャップ本体(3) をフィラネック(2) の開口に確実に係止被着させる完全係止状態にしたとき、
フィラネック(2) の上端面(21)が前記フィラネックシール体(9) の前記フランジ部(9a)に圧接すると共に、フィラネック(2) の内周面が前記筒状部(9b)の外周に圧接するように構成され且つ、前記リテーナ(5) が、フィラネックシール体(9) の前記筒状部(9b)の内周に接するように構成され、
キャップ本体(3) をフィラネック(2) の開口に不完全係止状態にしたとき、
フィラネック(2) の内周面と前記筒状部(9b)の外周との接触部が、そのシール性を保つ状態にあることを特徴とするプレッシャバルブ付きラジエータキャップである。
請求項2に記載の本発明は、請求項1において、
前記キャップ本体(3) をフィラネック(2) に係止させたとき、フィラネック(2) の上端面(21)が前記フィラネックシール体(9) の前記フランジ部(9a)に圧接すると共に、その圧接部から下方に離間した位置で、フィラネック(2) の内周面が前記筒状部(9b)の外周に圧接するように構成され、
前記不完全係止状態でも、そのフィラネック(2) の内周面と前記筒状部(9b)の外周とが圧接状態を保持するように構成したプレッシャバルブ付きラジエータキャップである。
請求項3に記載の本発明は、請求項2において、
フィラネック(2) の上端より下方に離間した位置で、前記筒状部(9b)とそのフィラネック(2) の内周面との何れか一方に環状凸部が形成され、その環状凸部を介して筒状部(9b)の外面とフィラネック(2) の内面とが圧接するように形成されたプレッシャバルブ付きラジエータキャップである。
請求項4に記載の本発明は、請求項3において、
前記フィラネックシール体(9) の筒状部(9b)の外周面にシール用環状凸部(20)が突設されると共に、そのシール用環状凸部(20)に整合する軸線方向高さ位置で、筒状部(9b)の内周面に環状凹部(20a) が形成されたプレッシャバルブ付きラジエータキャップである。
請求項5に記載の本発明は、請求項3において、
前記フィラネックシール体(9) の筒状部(9b)の外周面に、軸線方向に互いに離間して、複数のシール用環状凸部(20)が突設されたプレッシャバルブ付きラジエータキャップである。
本発明のプレッシャバルブ付きラジエータキャップは、フィラネックシール体9がリテーナ5の外周に被嵌されると共に、それがリテーナ5の鍋底と板バネ4との間に介装される。そしてそのフィラネックシール体9は、円板状のフランジ部9aと筒状部9bとを有し、そのフランジ部9aがフィラネック2の上端面21に圧接すると共に、筒状部9bがフィラネック2の内面に圧接するものである。
しかも、そのフィラネックシール体9はリテーナ5の外周に接し、筒状部9bを位置決めする。そして、フィラネック2と筒状部9bとの圧接時に生じる筒状部9bの反力を確実に保持し、両者間のシール性を保持できる。
それによって、キャップ本体3に緩みが存在しても、プレッシャバルブ7の開弁時にキャップから水蒸気や熱湯が噴出することを防止できる。即ち、キャップに緩みが存在しても、フィラネック2と筒状部9bとの圧接状態を保持して気密性を確保するので、フィラネック2およびキャップ本体3の外側に蒸気等が漏れ出るおそれがない。しかも、リテーナ5がガイドとなり、キャップをフィラネック2に挿入する際、フィラネックシール体9が不用意に変形することがなく、シールの信頼性が高い。また、常に一定の位置にシールを設定できるので、キャップ本体に緩みがある場合のシール性も確保できる。
また、本発明のラジエータキャップは、プレッシャバルブ7の最大直径がリテーナ5よりも実質的に小に形成されているから、フィラネックシール体9の筒状部9bの厚みを比較的小として、コンパクトなキャップとなり得る。逆にいうと、二重シールの従来型のようにプレッシャバルブ7の最大直径がリテーナ5の外周よりも大である場合には、フィラネックシール体の筒状部の厚みを極めて厚くする必要があり且つ、構造が複雑となり、その取付けが面倒であると共に、そのシールの信頼性を確保し得ない。しかしながら、本発明は、プレッシャバルブ7の最大直径が実質的にリテーナ5よりも小であるから、フィラネックシール体9の肉厚を比較的薄くし、リテーナ5の外周をフィラネック2の内面に近接し、シール効果を高めることができる。即ち、リテーナ5の外周がフィラネックシール体9の筒状部9bを確実に位置決めし、シールの信頼性を高めることができる。
上記構成において、フィラネックシール体9の筒状部9bとフィラネック2の内周面との圧接位置を、フィラネック2の上端面21とフィラネックシール体9のフランジ部9aとの圧接位置よりも下方に位置させることができる。
このようにすることにより、さらに確実にキャップの緩みに伴う蒸気漏れ等を防ぐことができる。
上記構成において、フィラネックシール体9の筒状部9bとフィラネック2の内周面との何れか一方に環状凸部を形成させ、その環状凸部を介して筒状部9bとフィラネック2の内面とを圧接するように構成することができる。
このように構成することにより、キャップの着脱が容易で且つフィラネック2の内周面とフィラネックシール体9の筒状部9bとのシールを確実に行うことができる。
上記構成において、フィラネックシール体9の筒状部9bの外周面にシール用環状凸部20を突設し、その凸部20に整合する軸線方向高さ位置で、筒状部9bの内周面に環状凹部20aを形成することができる。
このように構成することにより、キャップの着脱時にシール用環状凸部20が容易に変形し、キャップをフィラネックに容易に装着することができる。
上記構成において、フィラネックシール体9の筒状部9bの外周面に、軸線方向に互いに離間して、複数のシール用環状凸部20を突設させることができる。
この場合には、より小さなシール用環状凸部20を夫々形成することができ、それによりキャップの着脱時にシール用環状凸部20の変形を容易にして、その装着性を良くすると共に、キャップとフィラネックとのシールを確実に行うことができる。
次に、図面に基づいて本発明の実施の形態につき説明する。
図1は本発明のプレッシャバルブ付きラジエータキャップであって、図3のI−I線上における縦断面図である。また、図2はそのキャップをフィラネック2に完全に被着した状態を示す縦断面図である。さらに図3は本キャップが被着されるフィラネック2の一例を示す斜視略図である。
このラジエータキャップは、図2に示す如くフィラネック2の開口に着脱自在に被着されるものであり、そのキャップ本体3は外周縁が下方に立ち下げされ、その立ち下げの下縁の一部に一対の爪部11が折り曲げ形成されている。この爪部11は、後述するフィラネック2のカム用フランジ23a下面のカム面23に係脱自在に係止されるものである。
キャップ本体3の中心には中心孔が形成され、その中心孔に皿状金具10の底部が嵌着され、その上縁が孔縁部に摺接する。そして皿状金具10の底部外面が、リテーナ5の鍋底外面に接続されと共に、リテーナ5の鍋底とキャップ本体3の内面との間には、キャップ本体3の平面方向に延在された板バネ4が介装される。
このリテーナ5は、その板バネ4の軸線方向外側に位置して、外直径がその板バネ4の外直径より小に形成されると共に、逆向きの鍋形に形成されその中心が前記キャップ本体に支持されている。また、そのリテーナ(5) の最大直径が実質的にプレッシャバルブ7の最大直径以上に形成されている。
次に、そのリテーナ5と板バネ4との間に、フィラネックシール体9が介装される。
このフィラネックシール体9は円板状に形成された部分と、その外周近傍から下方に円筒状に突設された筒状部9b部分とが一体に形成されている。円板状部分の外周縁は、筒状部9bよりも半径方向外方に充分突出されてフランジ部9aを構成する。筒状部9bの外周には、図4に示す如くシール用環状凸部20がフランジ部9aから離れた位置に突設されている。
また、リテーナ5の下端部内周には環状ストッパ13が曲折形成されている。そしてこの環状ストッパ13にプレッシャバルブ7の上端外周の係止用環状凸部12が着脱自在に係止される。そのプレッシャバルブ7はプラスチックの成形体よりなり、段付筒状に形成され、その中心に連通孔17が設けられている。そしてプレッシャバルブ7の内面とリテーナ5との間にコイル状のスプリング6が介装され、プレッシャバルブ7を下方に付勢する。その付勢力により、プレッシャバルブ7上縁の係止用環状凸部12が環状ストッパ13に着座する。プレッシャバルブ7の下端面の環状座部には、バルブシール18が被着される。また、連通孔17には負圧バルブ16のステム14が挿入され、その上端に抜け止め15が設けられる。そして負圧バルブ16の下端の上面にはバルブシール19が設けられ、それらが上下動自在に配置されている。
このようにしてなる本発明のキャップは、図2の如く、フィラネック2に着脱自在に係止被嵌される。図示しないエンジンが駆動され、ラジエータタンク1内の冷却水がある程度高温になると、その内圧により負圧バルブ16が、図2の状態から上方に持ち上げられ、フィラネック2の内部を気密に閉塞する。
なお、このキャップをフィラネック2に被嵌するときには、キャップ本体3の爪部11が図3におけるカム用フランジ23aの存在しない切欠き部25から挿入され、次いでキャップ本体3を回転させることにより爪部11がカム面23を移動し、その爪部11をストッパ部24に止着させる。このようにすることにより、本発明のキャップは完全にフィラネック2に係止被着される。このとき、フィラネック2の上端面21はフィラネックシール体9のフランジ部9aを押し上げ板バネ4を変形させ、その上端面21とフランジ部9aとの間を圧接状態にする。それと共に、フィラネック2の内周面とフィラネックシール体9の筒状部9bとが図4の如く、シール用環状凸部20において圧接する。
次に、キャップ本体3がフィラネック2に不完全な状態で係止された場合、即ち、図3においてキャップ本体3の爪部11がストッパ部24に着座しない途中の状態では、図4における上端面21の先端はフィラネックシール体9のフランジ部9aに僅かに接触する程度である。その程度では、フィラネック上端面21とフランジ部9aとのシール性は完全ではない。しかしながら、シール用環状凸部20とフィラネック2の内面とのシール性は完全な状態にある。そのため、フィラネック2内の内圧が設定圧以上に高くなり、プレッシャバルブ7が上昇しても内部の蒸気や高温の冷却水がキャップ本体3の外側に漏れるおそれはない。
次に、図5はフィラネックシール体9とフィラネック2の内面とのシール構造の他の例であり、この例ではフィラネック2の内周面にシール用内環状凸部22が部分的に突出されている。そして、このシール用内環状凸部22とフィラネックシール体9の筒状部9bの外面とが圧接するものである。
なお、この例でもキャップ本体3の係止状態が不完全なときには、図6の如く、フィラネック2の上端面21とフィラネックシール体9のフランジ部9aとの接触は不完全である。しかしながら、フィラネック2のシール用内環状凸部22と筒状部9bとは圧接状態にあり、弁のシールを完全に行うことができる。
次に、図7は本発明のラジエータキャップの他の例を示す要部縦断面図であって、図1の変形例である。
この例が図1と異なる点は、フィラネックシール体9の筒状部9bの内面に環状凹部20aを設けたことである。この環状凹部20aは、筒状部9bの外面側のシール用環状凸部20の軸方向高さに整合する位置に形成され、その凸部と凹部とによって筒状部9bの一部の断面が波形に曲折されたものである。なお、このフィラネックシール体9の圧接するフィラネック2の内周面は、図2のそれと同一である。
図7の例のように、シール用環状凸部20に整合する位置の内面側に環状凹部20aを設けることにより、キャップをフィラネックに装着する際の装着抵抗を減少させ、装着性を良好に行うことができる。
即ち、キャップをフィラネック2に嵌着する際、シール用環状凸部20とフィラネック2の内面とは圧接されつつ、キャップ本体3と共にフィラネックシール体9が軸方向に進入する。その際に、比較的大きな進入抵抗となるが、内面側に環状凹部20aが存在するとシール用環状凸部20を比較的容易に変形させ、フィラネック2の内周面との圧接抵抗を減少させ、キャップ本体3をフィラネック2に容易に装着することができる。
なお、実験によれば、フィラネックシール体9の筒状部9bの直径が30mm程度のものにおいては、環状凹部20aの断面における半径R2 は 0.4mm程度で、シール用環状凸部20の断面における突出半径R1 は 0.6mm程度で充分である。このときのシール用環状凸部20の突出量tは 0.2mm程度である。これらにより、ラジエータキャップの装着性を良好とすると共に、フィラネックとのシール性を充分に確保し得る。
次に、図8は本発明のラジエータキャップのさらに他の例であって、図7と同様に装着性を考慮したものである。
この実施の形態が図1のそれと異なる点は、シール用環状凸部20が複数突出すると共に、夫々のシール用環状凸部20の断面における突出半径および突出幅が図1の例よりも著しく小さく形成されていることである。
即ち、この例は、図1のシール用環状凸部20の断面における突出半径R1 の1/3程度の突出半径R1 を有すると共に、その断面における上下方向の幅も著しく小さく形成されている。なお、突出量tは図1のそれと同一程度とすることができる。この例においても、キャップをフィラネックに装着する際、夫々小さなシール用環状凸部20が容易に変形し、装着時の抵抗を減少させ、装着性を良くし得る。しかも、複数のシール用環状凸部20によって良好なシール性を保ち得る。
次に、図9は図8の変形例であって、この例は小さなシール用環状凸部20がフィラネックシール体9の筒状部9bの外面に一条のみ形成されたものである。
この例は、キャップをフィラネックに装着する際の装着性をさらに良好にしたものである。
本発明のプレッシャバルブ付きラジエータキャップであって、図3のI−I線上における縦断面図。 同キャップをフィラネック2に装着した状態を示す縦断面図。 本ラジエータキャップが取付けられるフィラネック2の一例を示す斜視略図。 本発明のプレッシャバルブ付きラジエータキャップのシール構造説明図。
本発明のプレッシャバルブ付きラジエータキャップの他の例を示すシール構造説明図。 キャップ本体3が緩んだ状態におけるシール構造説明図。 本発明のプレッシャバルブ付きラジエータキャップの他の例を示す要部縦断面図。 本発明のプレッシャバルブ付きラジエータキャップのさらに他の例を示す要部縦断面図。 本発明のプレッシャバルブ付きラジエータキャップのさらに他の例を示す要部縦断面図。
符号の説明
1 ラジエータタンク
2 フィラネック
3 キャップ本体
4 板バネ
5 リテーナ
6 スプリング
7 プレッシャバルブ
9 フィラネックシール体
9a フランジ部
9b 筒状部
10 皿状金具
11 爪部
12 係止用環状凸部
13 環状ストッパ
14 ステム
15 抜け止め
16 負圧バルブ
17 連通孔
18 バルブシール
19 バルブシール
20 シール用環状凸部
20a 環状凹部
21 上端面
22 シール用内環状凸部
23 カム面
23a カム用フランジ
24 ストッパ部
25 切欠き部
26 パイプ
27 タンク本体
28 チューブプレート
29 チューブ
30 フィン
31 弁座
32 ラジエータキャップ
1 突出半径
2 半径
t 突出量

Claims (5)

  1. ラジエータタンク(1) のフィラネック(2) の開口に着脱自在に被着されるプレッシャバルブ付きラジエータキャップにおいて、
    フィラネック(2) の上端開口に係脱自在に係止されるキャップ本体(3) と、
    キャップ本体(3) の下面に取付けられ、そのキャップの平面方向に延在された平面外周が円形の板バネ(4) と、
    その板バネ(4) の軸線方向外側に位置して、外直径がその板バネ(4) の外直径より小に形成されると共に、逆向きの鍋形に形成されその中心が前記キャップ本体(3) に支持されたリテーナ(5) と、
    そのリテーナ(5) の内周面に外周が上下動自在に案内され且つ、そのリテーナ(5) の鍋底との間にスプリング(6) を介して下方に付勢され、その最大直径が実質的にリテーナ(5) 外周直径以下に形成されて、フィラネック(2) の下端の弁座(31)に接離自在に着座されるプレッシャバルブ(7) と、
    前記リテーナ(5) の前記鍋底と前記板バネ(4) との間に挟持され、半径方向外方が前記リテーナ(5) の外周より充分外方へ突出するフランジ部(9a)を有し且つ、そのリテーナ(5) の外周を被嵌する筒状部(9b)が前記フランジ部(9a)と一体に形成されたフィラネックシール体(9) と、を具備し、
    フィラネックシール体(9) の前記筒状部(9b)の最大直径が、前記フィラネック(2) の内直径より僅かに大に形成され、
    キャップ本体(3) をフィラネック(2) の開口に確実に係止被着させる完全係止状態にしたとき、
    フィラネック(2) の上端面(21)が前記フィラネックシール体(9) の前記フランジ部(9a)に圧接すると共に、フィラネック(2) の内周面が前記筒状部(9b)の外周に圧接するように構成され且つ、前記リテーナ(5) が、フィラネックシール体(9) の前記筒状部(9b)の内周に接するように構成され、
    キャップ本体(3) をフィラネック(2) の開口に不完全係止状態にしたとき、
    フィラネック(2) の内周面と前記筒状部(9b)の外周との接触部が、そのシール性を保つ状態にあることを特徴とするプレッシャバルブ付きラジエータキャップ。
  2. 請求項1において、
    前記キャップ本体(3) をフィラネック(2) に係止させたとき、フィラネック(2) の上端面(21)が前記フィラネックシール体(9) の前記フランジ部(9a)に圧接すると共に、その圧接部から下方に離間した位置で、フィラネック(2) の内周面が前記筒状部(9b)の外周に圧接するように構成され、
    前記不完全係止状態でも、そのフィラネック(2) の内周面と前記筒状部(9b)の外周とが圧接状態を保持するように構成したプレッシャバルブ付きラジエータキャップ。
  3. 請求項2において、
    フィラネック(2) の上端より下方に離間した位置で、前記筒状部(9b)とそのフィラネック(2) の内周面との何れか一方に環状凸部が形成され、その環状凸部を介して筒状部(9b)の外面とフィラネック(2) の内面とが圧接するように形成されたプレッシャバルブ付きラジエータキャップ。
  4. 請求項3において、
    前記フィラネックシール体(9) の筒状部(9b)の外周面にシール用環状凸部(20)が突設されると共に、そのシール用環状凸部(20)に整合する軸線方向高さ位置で、筒状部(9b)の内周面に環状凹部(20a) が形成されたプレッシャバルブ付きラジエータキャップ。
  5. 請求項3において、
    前記フィラネックシール体(9) の筒状部(9b)の外周面に、軸線方向に互いに離間して、複数のシール用環状凸部(20)が突設されたプレッシャバルブ付きラジエータキャップ。
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