JP3874162B2 - 車両用アームレスト - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、アームレストのうち、特に、シートバックの格納凹所に回動可能に取り付けられる車両用アームレストに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
車両用アームレストは、座席であるシートとの関係において、シートバックの側面に配置されて全体が常に露出されるタイプと、ベンチタイプやセミセパレートタイプのシートバックに設けられた格納凹所に配置される格納タイプとに大別される。本発明は後者の格納タイプを対象としている。この格納タイプでは、アームレスト本体がシートバックの格納凹所に単に弾性圧入した状態で着脱される構造と、格納凹所の対向した両取付部(通常、シートバック側に内設されている)の間に配置され、該各取付部と対応側面とをそれぞれ係合ピンと軸孔との嵌合を介し回動可能に取り付ける構造とがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上記したアームレスト本体を格納凹所から着脱する利点は、例えば、アームレスト本体を外して枕等に使用したり、交換や解体等を容易にすることに加え、本発明を適用した図5及び図6に示す如く格納凹所4が前後に貫通して、アームレスト本体10及び格納凹所4を介し車室内とトランクルームやラゲージルーム側とを連通する、いわゆるアームレストスルー構造の場合に格納凹所4を実質的に拡大して物品を出し入れし易くする。しかしながら、前記した格納凹所に弾性圧入する構造では、アームレスト本体を使用する際にシートクッション上に単に載せられた状態であるため、位置的に安定せず、衝撃等で格納凹所やシートクッションから落ち易く高級感に欠ける。そこで、格納凹所に配置されるアームレスト本体についても上記露出タイプのアームレスト(例えば、特開平11−221133号)の如く着脱可能に取り付けることが好ましいことになる。その場合にも、例えば、アームレスト本体の取付構造を複雑にすることなく、取付状態の安定性及び着脱操作性に優れていること等、各種の要求を充足しなければならない。
【0004】
本発明は上記した課題を解消することを目的としている。具体的には、シートバックの格納凹所に配置されるアームレスト本体について、取付状態での回動操作性を維持でき、同時に着脱操作を良好に行うことができ、それによりメンテナンス性、易解体性、アームレストスルー時の使い勝手等に優れた車両用アームレストを実現することにある。更に他の目的は以下の説明の中で明らかにする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため請求項1の本発明は、アームレスト本体がシートバックの格納凹所に配置され、該格納凹所の下固定側の対向した両取付部と対応側面とをそれぞれ係合ピンと軸孔との嵌合を介し回動可能に取り付けられる車両用アームレストにおいて、前記アームレスト本体は一方側面に軸孔及びガイド溝を設けていると共に、他方側面に係合ピン及びガイドピンを有し、前記取付部の一方は前記アームレスト本体側の軸孔及びガイド溝に差し込む係合ピン及びガイドピンを突設していると共に、前記取付部の他方は前記アームレスト本体側の係合ピン及びガイドピンを差し込む軸孔及びガイド溝を有し、前記アームレスト本体と前記取付部との間には隙間が設定されると共に、該隙間に位置する前記係合ピン又は前記ガイドピンに係脱可能に係合されると前記嵌合状態を維持し、前記係合が解除されると前記アームレスト本体を前記取付部から離脱可能にするストッパーを備え、前記ストッパーは、把持可能な板状部材で、かつ先端に前記ガイドピン又は前記係合ピンの周囲に係脱する略U形のフック部を有していることを特徴としている。
これに対し、請求項2の発明は、請求項1の車両用アームレストと比べてストッパーの後半の要件だけが変更されている。すなわち、前記ストッパーは、前記格納凹所側に紐部材を介し引出自在に取り付けられ、かつ先端に前記ガイドピン又は前記係合ピンの周囲に係脱する略U形のフック部を有していることを特徴としている。
【0006】
この構造によれば、アームレスト本体は、格納凹所の取付部側係合ピンに一方側面の軸孔を係合して図8(ロ)又は図14(b)の如く両取付部の間に配置される。その後、図8(ハ)又は図14(a)の如く他方側面の係合ピンが取付部側軸孔と係合する方向へ少し移動される。そして、ストッパーが図8(ハ)又は図14(a)の如く対応する係合ピン又はガイドピンに係合操作される。これにより、アームレスト本体は、両取付部の間にあって、両側面がそれぞれ係合ピンと軸孔との嵌合を介し回動可能に安定枢支される。また、前記係合が解除されると前記係合ピンと軸孔との間の移動を前記隙間による遊びで許容して前記アームレスト本体を前記取付部から前記アームレスト本体を容易に離脱することができ、着脱操作性に優れている。
なお、以上の本発明は、アームレスト本体を格納凹所の対向した両取付部の間に配置し、該両取付部と対応側面とをそれぞれ係合ピンと軸孔との嵌合を介し回動可能に取り付けるという、取付状態の安定性及び回動操作性並びに取付構造の簡易化を維持することを前提としている。そして、アームレスト本体と両取付部との間にストッパーに対応した隙間を設定する。その隙間は、アームレスト本体及び格納凹所(シートバック)がシート保持性を充足するため通常、弾性に富んでおり、該弾性によって吸収して外観を維持できると同時に、該弾性を利用して手を差し込んでストッパーを着脱又は係脱し易く、同時にアームレスト本体を格納凹所内で幅方向に動かし易いこと等に着目し創意工夫されたものである。
【0007】
以上の発明において、請求項1のストッパーは、前記隙間を埋めて両取付部の間に配置されたアームレスト本体の移動を規制するものであり、前記係合ピン又はガイドピンの周囲に抜き差しするという構成簡易及び簡明性を維持し易いこと等の利点がある。請求項2のストッパーは、ストッパーを格納凹所側に紐部材を介して取り付けることにより、アームレスト本体を外したとき等、ストッパーを不用意に紛失したり、保存の煩わしさを解消する。加えて、外したアームレスト本体を枕等として使用するときに邪魔にならないようにする。なお、請求項3の発明は、前記格納凹所が前後に貫通していると共に該前後貫通状態を閉じるリッドを有し、該リッドが前記係合ピンと前記軸孔との嵌合を解除することによりアームレスト本体と共に格納凹所から離脱可能になる構成である。これは、上記したアームレストスルー構造において、リッドの取付性を簡略化できることに加え、格納凹所の実質的な開口を拡大してアームレストスルー状態での使い勝手をより良好にすることに意義がある。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の好適な2つの基本形態とその変形例を図面に基づいて説明する。図1乃至図6は第1形態の車両用アームレストを示し、図7及び図8はその要部変形例を示している。図9乃至図15は第2形態の車両用アームレストを示している。両基本形態は、何れもが上記したアームレストスルー構造である点で共通し、要部構成が異なると共に前者がリッドを有しなく、後者がリッドを有している例である。以下の説明では、基本又は作用的に同じ部材や部位に同じ符号を付け、重複した説明を極力省くことにする。
【0009】
(第1形態)図1はアームレストとブラケットとの関係を示す要部構成図、図2はアームレストとブラケットとに設けられる係合ピン及び軸孔並びにガイドピン及びガイド溝の関係を示す模式図である。図3は操作レバー側のブラケットを示し、図3(a)は外面側から見た図、同(b)は内面側から見た図である。図4はアームレスト本体の着脱操作例を示す構成図である。図5は上記アームレストの設置例を示す外観図、図6は図5のA−A線矢視断面図である。
【0010】
第1形態のアームレストは、図5及び図6に示される如くアームレスト本体10が車両用リアシート1に組み込まれて、シートバック3の左右中間部に形成された格納凹所4に入れられる収納位置と、シートクッション2上に倒れた使用位置とに回動切り換えられる構造である。即ち、リアシート1はベンチタイプであり、車体パネル6のうち、車室7とトランクルームやラゲージルーム8とを区画している起立パネル部6aの手前に設置されて、格納凹所4に対応した開口9を通じて、車室7とトランクルームやラゲージルーム8とを連通するアームレストスルー構造のものである。
【0011】
従って、アームレスト本体10を着脱可能にする利点は、上記したアームレスト本体10を枕等としての利用、易解体に加え、図6の如く開口9の実質的な有効上下寸法T1をアームレスト本体10の相対的な厚さ寸法t1だけ拡大しアームレストスルーの使い勝手を良好にする。本発明のアームレストは、このアームレストスルー構造を前提とし開発されたがシート自体はこれ以外であってもよい。
【0012】
ここで、アームレスト本体10は、図1及び図2に示される如く芯材であるフレーム11にパッド12を保持し、袋状のカバー材13で被覆処理した構造からなる。フレーム11は、パイプを略矩形に折り曲げたもので、板状補助フレーム11aが両側に掛け渡され、2個のブラケット11bが後方の両側角部に装着された状態でそれぞれ一体化されている。両ブラケット11bは断面が概略コ形に形成されている。アームレスト本体10の一方側面10aに位置するブラケット11bには、軸孔16及び円弧状のガイド溝17が設けられている。これに対し、他方側面10bに位置するブラケット11bには、係合ピン14及びガイドピン15が外面から横方向に突設されている。この場合、軸孔16と係合ピン14は少なくとも略同軸線上に配置される。係合ピン14は、ガイドピン15より大径になっており、径小の周回溝14aが略中間に形成されている。
【0013】
細部的には、パッド12及びカバー材13に対し軸孔16及び円弧状のガイド溝17に対応した孔及び溝と、係合ピン14及びガイドピン15に対応した孔が設けられること、引き紐18がカバー材13の前側に付設されること等は従来と同じである。また、アームレスト本体10の製法は任意であり、例えば、フレーム11がパッド成型時のインサート方式にてパッド12に内設されたり、更にカバー材13がパッド成形時に一体化されることもある。
【0014】
以上のアームレスト本体10は、対向配置されるブラケット20A,20Bに対し回動可能、かつ着脱可能に取り付けられる。ブラケット20A,20Bは、共に略L形をなしたプレス品からなり、各水平片部21が固定側への取付部に設定され、各起立片部22がアームレスト本体10を間に所定隙間を持って支持するものである。この隙間はアームレスト本体10の回動操作性及び後述する操作レバー30の板幅に対応して設定される。なお、このブラケット20A,20Bは、図1の固定部5との関係において、共通板部材に間隔を保って装着される態様、共通板部材の両側にブラケット20A,20Bの各起立片部22に対応する部分を一体的に設ける態様、各固定部に独立して設ける態様であってもよい。
【0015】
ここで、ブラケット20Aの起立片部22の内面には、前記軸孔16に差し込まれて回動自在に枢支される係合ピン24と、前記ガイド溝17に差し込まれてアームレスト本体10の回動範囲を規制するガイドピン25が突設されている。これに対し、ブラケット20Bの起立片部22には、前記係合ピン14が差し込まれて枢支される軸孔26と、前記ガイドピン15が差し込まれてアームレスト本体10の回動範囲を規制するガイド溝27とが設けられ、内面側にピン31を介し回動可能に枢支された操作レバー30を有している。この操作レバー30は、上部30aがブラケット20Bの起立片部22より上に突出する操作部に設定され、下部30bが軸孔26に少し重なるよう設定されている。下部30bには、軸孔26の一部を逃げる状態に円弧状部30cが形成されている。円弧状部30cは、後述する如く前記係合ピン14の周回溝14aに入って係合ピン14を抜け止めする箇所である。
【0016】
そして、操作レバー30は、図3に示されている如くブラケット20Bの起立片部22内面にピン31を介し枢支され、また、スプリング32により水平片部21側へ付勢されていると共に、両側の係止部29a,29bによりその回動範囲が規制される。スプリング32は、起立片部22の内面対応部と操作レバー30のピン31より下に位置した側部との間にそれぞれ対応端部を係止した状態で組み込まれている。係止部29a,29bは、起立片部22の対応部分を利用しエンポス加工や切り起こし加工により付設され、係止部29aが円弧状部30cと反対側に位置し、係止部29bがスプリング32の上側に位置している。このようなスプリング32や係止部29a,29bの配置及び構成はこれに限られず、適宜に変更可能である。
【0017】
次に、アームレスト本体10がブラケット20A,20Bに取り付けられるときの作業要領を図4を含めて詳述する。なお、以上のブラケット20A,20Bは、上記した格納凹所4の奥に設けられた図1の固定部5にアームレスト本体10の左右幅寸法を考慮して予め固定配置される。この場合、図1の固定部5は、格納凹部4を構成しているシートバック3側の対応フレーム部を想定しているが、車体パネル6の対応部であっても差し支えない。
【0018】
以上の構造において、アームレスト本体10の取付操作では、アームレスト本体10が図4(イ)の如く傾ける等してブラケット20Aの係合ピン24及びガイドピン25と一方側面10a側の軸孔16及びガイド溝17とを嵌合し、操作レバー30をスプリング32の付勢圧に抗して回動した状態で、同図の矢印方向であるブラケット20A側に移動させる。すると、アームレスト本体10は図4(ロ)の如くブラケット20A,20Bの各起立片部22間に隙間を持って配置される。この状態では、操作レバー30が付勢されており、前記した円弧状部30cが係合ピン14の周回溝14aより前側部分に当接している。その後、アームレスト本体10が同図の矢印方向であるブラケット20B側に少しだけ移動される。すると、操作レバー30はスプリング32の付勢力により回動され、円弧状部30cが係合ピン14の周回溝14a内に入り込んで係合し、係合ピン14の左右方向の移動を阻止する。同時に、アームレスト本体10は、図4(ハ)の如く前記した係合ピン24及びガイドピン25と軸孔16及びガイド溝17との嵌合と、係合ピン14及びガイドピン15とブラケット20B側の軸孔31及びガイド溝27との嵌合とにより両側で支持される。そして、アームレスト本体10は、各ガイドピン15,25と嵌合しているガイド溝17,27の範囲で回動される。この回動範囲は、アームレスト本体10が図5及び図6の如く格納凹所4から引き出されシートクッション2上に倒された位置と、各係合ピン14,24と軸孔16,26との嵌合枢支を介し格納凹所4に収納される位置との間で切り換えられる範囲に対応している。
【0019】
また、アームレスト本体10の離脱操作は、操作レバー30をスプリング32の付勢力に抗して回動して前記係合ピン14に対する円弧状部30cの係合を解除した状態で、アームレスト本体10を図4(ロ)の矢印と逆方向に少し移動し、ブラケット20A,20Bの間から外すことになる。従って、この構造では、従来の問題を一掃でき、アームレスト本体10の着脱操作性をより迅速、確実に行うことができる等、使い勝手を向上できる。
【0020】
(変形例)図7及び図8は前記操作レバーに代えて簡易ストッパーを用いたときの構成例を示している。即ち、このアームレスト本体10は、上記したように、対向したブラケット20A,20Bの間に所定隙間を持って配置され、各ブラケット20A,20Bと対応側面10a,10bとを、係合ピン14,24と軸孔26,16との嵌合を介し両側で枢支し、同時に、ガイドピン15,25とガイド溝27,17との嵌合を介し両側で回動を案内規制することにより、安定した切換作動を確保している点で基本的に上記したものと同じ。但し、ここでの係合ピン14には上記した周回溝14aが省略されている。
【0021】
この構造では、係合ピン14,24と軸孔26,16の各嵌合状態をストッパー33で維持し、アームレスト本体10がストッパー33を介し着脱されるようにしている。このストッパー33は、手で把持可能で所定板厚を持つ板状部材であり、先端にガイドピン25の周囲に係脱可能な略U形のフック部33aを有している。そして、アームレスト本体10の取付操作では、図8(イ)の如くアームレスト本体10を傾ける等してブラケット20Aの係合ピン24及びガイドピン25と一方側面10aの軸孔16及びガイド溝17とを嵌合し、同図の矢印方向であるブラケット20A側に移動させる。すると、アームレスト本体10は図8(ロ)の如くブラケット20A,20Bの間に隙間を持って配置される。その後、アームレスト本体10が同図の矢印方向であるブラケット20B側に移動される。すると、アームレスト本体10は、図8(ハ)の如く一方側面10aにおいて、係合ピン25及びガイドピン25と軸孔16及びガイド溝17との嵌合に加え、他方側面10bにおいて係合ピン14及びガイドピン15とブラケット20B側の軸孔26及びガイド溝27との嵌合により両側で支持される。この状態から、前記ストッパー33は、図8(ハ)の如くブラケット20A側のガイドピン25に差し込まれブラケット20Aと一方側面10aとの間の隙間を埋めて、アームレスト本体10の左右方向の移動を規制し、取付状態を維持する。アームレスト本体10の離脱操作は、ストッパー33を引き抜いた後、アームレスト本体10を図8(ロ)の状態に移動し、片側の嵌合を解放してからブラケット20A,20Bの間、更に格納凹所4から取り出すことになる。
【0022】
このようなストッパー33の構造によっても、上記した第1形態と同様な利点を具備できる。なお、以上の構成では、ストッパー33がガイドピン25のピン周囲に係脱される例を挙げたが、ガイドピン25でなくとも係合ピン24であってもよく、更に他方側面10b側に突出している係合ピン14やガイドピン15であっても差し支えないものである。
【0023】
(第2形態)図9はリッド及びアームレスト本体を離脱した状態でのベンチシートの全体構成図、図10はリッド及びアームレスト本体を示す斜視図、図11はアームレスト本体とブラケットとの関係を示す要部構成図、図12はリッド付きアームレスト本体と格納凹所との関係を示す要部構成図である。図13(a)〜(c)はリッド付きアームレスト本体を離脱する操作手順の要領を示す外観図、図14(a)〜(c)はその要部図である。図15(a)は上記リッド付きアームレストのアームレスト使用状態を示し、図15(b)はアームレスト本体の収納状態を示している。
【0024】
第2形態の全体構成は、車両用リアシート1において、シートクッション2が上例と同じ単一のベンチシートであるのに対し、シートバック3がセミセパレートのバック部3Aとセパレートのバック部3Bとからなる。各バック部3A,3Bは、それ自体が必要に応じて単独でシートクッション2上にそれぞれ倒すことが可能になっている。バック部3Aには前後に貫通された格納凹所4が設けられている。該格納凹所4には、アームレスト本体10がリッド35と共に着脱可能に取り付けられる。また、アームレスト本体10及びリッド35は、図15(a)の如くリッド35を残してシートクッション2上に倒れるアームレスト使用位置、該アームレスト使用位置から図10の如くリッド35を前倒しするリッド前倒し位置と、両者が図15(b)の如く共に格納凹所4に入れられる非使用位置とに回動切り換えられ、また、格納凹所4から同時に離脱可能になっている。
【0025】
そして、この構造では、リッド35付きのアームレスト本体10であっても、上記したアームレスト本体10を枕等としての利用、易解体に加え、図6等の場合と同様に開口9(ここでの開口9はバック部3Aにあってリッド35に対応した大きさに設けられている)の実質的な有効上下寸法T1をアームレスト本体10の相対的な厚さ寸法t1だけ拡大しアームレストスルーの使い勝手を良好にする。更にアームレストスルー状態において、アームレスト本体10と共にリッド35を前倒しすることによりその上に開口9を通じて長尺物品等を保持したり、リッド35によりトランクルームやラゲージルーム側からの見栄えを維持できる。
【0026】
ここで、アームレスト本体10は、図1のものと基本的にほぼ同じくしているが、一方側面10aの後側が一部切き欠されており、該切欠部10cと他方側面10bに上記したブラケット11bに相当するブラケット11dが設けられている。両ブラケット11bのうち、一方側面10aに位置するブラケット11bには、軸孔16及び円弧状のガイド溝17が設けられている。これに対し、他方側面10bに位置するブラケット11d(図示を省略)には、係合ピン14及びガイドピン15が外面から横方向に突設されている。この場合にも、軸孔16と係合ピン14は少なくとも略同軸線上に配置され、また係合ピン14がガイドピン15より大径になっている。
【0027】
リッド35は、開口9に対応した大きさの樹脂成形品からなり、幅寸法がアームレスト本体10よりも小さくなっている。前側には、CD等の小物を入れる2段の収納部36が設けられており、図15(a)の状態で上開口した収納部36を利用することができる。基部側には、取付板材37,38が両側に取り付けられている。このうち、取付板材37は、略コ形に折り曲げられ、先端側が前記切欠部10c側に配置され、前記した軸孔16に重ねられる貫通孔37aを有している。これに対し、取付板材38には、前記貫通孔37aと略同軸線上にあって前記した係合ピン14を通す貫通孔38aが設けられている。符号39a,39bはリッド35の自由端面側に設けられて、開口9を縁取りしている後述の枠部材9Aに対し解除可能で弾性的に係止する凸や凹形の規制手段である。
【0028】
以上のアームレスト本体10とリッド35は、バック部3Aの格納凹所4の対向した両側に設けられた上記のブラケット20A,20Bに対応するブラケット20C,20Dに対し回動可能、かつ着脱可能に取り付けられる。ここで、格納凹所4は、背面側がバック部3Aの対応部に装着された枠部材9Aにより縁取りされている。枠部材9Aは、リッド35が後側に倒れないようにし、前記規制手段39a,39bの相手側となる凹や凸形の係止部(不図示)が設けられている。
【0029】
ブラケット20C,20Dは、固定側の取付部となる部材であり、格納凹所4内にあってアームレスト本体10を間に所定隙間を保って支持すべく対向した状態に設けられている。ブラケット20Cは実際には略L形となっていて、格納凹所4を区画成形している外側の一段低くなった部分4aに一体的に突設されている。この内面には、前記軸孔16に差し込まれる係合ピン24と、前記ガイド溝17に差し込まれてアームレスト本体10の回動範囲を規制するガイドピン25とが突設されている。これに対し、ブラケット20Dは、格納凹所4を区画形成してブラケット20Cと対向した内側面に設けられており、前記係合ピン14が差し込まれて枢支される軸孔26と、前記ガイドピン15が差し込まれてアームレスト本体10の回動範囲を規制するガイド溝27とを有している。ブラケット20の外面つまり対向面には、上側から軸孔26に通じるガイド段部40が設けられており、操作者が軸孔26を見なくても係合ピン14をガイド段部40から軸孔26に容易に押し込め可能にしている。
【0030】
また、格納凹所4を区画形成している部分4aには、図12の如く操作部材であるストッパー41が紐部材42を介して取り付けられている。ストッパー41は、樹脂製のクリップであり、先端に設けられて前記係合ピン24あるいはガイドピン25に着脱される略U形のフック部41aと、基端側に設けられた穴状の取付部41bとを有している。紐部材42は、変形可能なベルトであり、一端側が前記取付部41bに取り付けられている。他端は、前記ブラケット20Cと同時に部分4aに固定されている。なお、紐部材42の長さは、ストッパー41をブラケット20Cの前又は上側からブラケット20Cの内側に差し込むことができる寸法に設定されている。
【0031】
次に、以上のアームレスト本体10の作動を図13及び図14に沿って説明する。但し、基本作動は上記した第1形態及びその変形例と同じため、ここではこの構造の特徴となる点を詳述する。この構造において、通常は、リッド35が格納凹所4で枠部材9Aを塞ぎ、トランクルームないしはラゲージルーム内と車室内との間を仕切った状態にして保持されており、アームレスト本体10だけが図15(b)の収納位置と同(a)の使用位置とに回動切り換えされる。従って、使用位置では、格納凹所4の奥がリッド19で塞がれた状態にあるので、車室内側からトランクルームやラゲージルームは見えない。
【0032】
格納凹所4をアームレストスルーとして使用したい場合には、アームレスト本体10をシートクッション2上に倒した使用状態で、リッド35を図13及び図14の各(a)に示すように係合ピン14,24を支点として前側に倒すと、格納凹所4が前後貫通される。そして、この格納凹所4の開口9を通して車室内とトランクルームやラゲージルーム内が連通されて、そこを通して長尺物を載せたり、或いはトランクルームやラゲージルーム内に物品の出し入れをすることができる。この場合には、リッド35の背面が受け面となり、アームレスト本体10側をリッド35により保護する。なお、このアームレストスルーの状態では、従来の構造と同様に、実効的な高さは、アームレスト本体10及びリッド35の高さが邪魔して大きく得られない。そこで、アームレストスルーの高さを大きく確保したい場合には、図12に示すように、アームレスト本体10をリッド35と共に一時的に取り外し、不使用になったときにはアームレスト本体10とリッド35を再び装着することになる。
【0033】
即ち、この構造では、第1形態の構造と同様に、係合ピン14,24と軸孔16,26との各嵌合状態をストッパー41で維持し、アームレスト本体10がリッド35と共にストッパー41を介し着脱される。つまり、通常は、上記した如くストッパー41がブラケット20C側の係合ピン24(ガイドピン25でもよい)のピン周囲に差し込み係合されてブラケット20Cと一方側面10aとの間の隙間を埋め、アームレスト本体10の左右方向の移動を規制し、取付状態を維持している。アームレスト本体10及びリッド35を取り外す場合は、図13及び図14の各(b)に示す如く、紐部材42を引いてストッパー41の係合を引き抜いて解除した後、アームレスト本体10をリッド35と共に図13及び図14の各(c)の様に少し横移動し、ブラケット20C,20Dの間から外すことになる。図12は、このようにしてアームレスト本体10及びリッド35を取り外した状態を示している。また、アームレスト本体10及びリッド35を取り付ける場合は、これと反対の操作つまり図8(イ)〜(ハ)と同様な手順で再び取り付けることができる。従って、この構造においても、従来の問題を一掃でき、アームレスト本体10の着脱操作性をより迅速、確実に行うことができる等、使い勝手を大きく向上できる。
【0034】
【発明の効果】
以上説明したとおり、本発明の車両用アームレストは、アームレスト本体が格納凹所内で、固定側の取付部との間に配置され、両側で係合ピンと軸孔との各嵌合をストッパーで維持して、下部を支点として前後方向に回動可能に取り付けられ、またストッパーを操作して係合ピンと軸孔との嵌合を解くと、アームレスト本体を固定側の両取付部より外して収納凹所内より取り除くことができる。これにより、本発明はアームレスト本体の着脱構造として、取付状態の安定性、回動操作性、取付構造の簡易化に加え、使い勝手を向上でき、易解体やメンテナンス性に優れ、アームレストスルー構造に最適なものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明形態例のアームレスト本体と取付部の関係を示す図である。
【図2】 上記アームレスト両側面と両取付部の枢支部を示す模式図である。
【図3】 上記取付部のうち、操作レバー付きの方を示す外・内面図である。
【図4】 上記アームレスト本体の着脱操作手順例を示す模式図である。
【図5】 上記アームレスト本体の設置例を示す外観図である。
【図6】 図5のA−A線矢視断面図である。
【図7】 前記アームレスト本体の着脱構造の変形例を示す構成図である。
【図8】 図7の着脱構造の操作手順例を示す模式図である。
【図9】 本発明の他の形態例を示すシート全体構成図である。
【図10】 図9のシートに用いられるアームレスト側の外観図である。
【図11】 図10のアームレスト側の分解構成図である。
【図12】 図9のシートバックとアームレスト側の関係を示す図である。
【図13】 上記アームレスト側の取り外し操作を示す模式図である。
【図14】 図13の作動を示す構成図である。
【図15】 上記アームレスト本体の使用及び収納状態を示す図である。
【符号の説明】
1…車両用リアシート
3…シートバック
4…格納凹所
10…アームレスト本体
14,24…係合ピン
14a…周回溝
15,25…ガイドピン
16,26…軸孔
17,27…ガイド溝
20A,20B…ブラケット(取付部)
20C,20D…ブラケット(取付部)
30…操作レバー
32…スプリング(付勢手段)
33,41…ストッパー
35…リッド
42…紐部材
Claims (3)
- アームレスト本体がシートバックの格納凹所に配置され、該格納凹所の下固定側の対向した両取付部と対応側面とをそれぞれ係合ピンと軸孔との嵌合を介し回動可能に取り付けられる車両用アームレストにおいて、
前記アームレスト本体は一方側面に軸孔及びガイド溝を設けていると共に、他方側面に係合ピン及びガイドピンを有し、
前記取付部の一方は前記アームレスト本体側の軸孔及びガイド溝に差し込む係合ピン及びガイドピンを突設していると共に、前記取付部の他方は前記アームレスト本体側の係合ピン及びガイドピンを差し込む軸孔及びガイド溝を有し、
前記アームレスト本体と前記取付部との間には隙間が設定されると共に、該隙間に位置する前記係合ピン又は前記ガイドピンに係脱可能に係合されると前記嵌合状態を維持し、前記係合が解除されると前記アームレスト本体を前記取付部から離脱可能にするストッパーを備え、
前記ストッパーは、把持可能な板状部材で、かつ先端に前記ガイドピン又は前記係合ピンの周囲に係脱する略U形のフック部を有していることを特徴とする車両用アームレスト。 - アームレスト本体がシートバックの格納凹所に配置され、該格納凹所の下固定側の対向した両取付部と対応側面とをそれぞれ係合ピンと軸孔との嵌合を介し回動可能に取り付けられる車両用アームレストにおいて、
前記アームレスト本体は一方側面に軸孔及びガイド溝を設けていると共に、他方側面に係合ピン及びガイドピンを有し、
前記取付部の一方は前記アームレスト本体側の軸孔及びガイド溝に差し込む係合ピン及びガイドピンを突設していると共に、前記取付部の他方は前記アームレスト本体側の係合ピン及びガイドピンを差し込む軸孔及びガイド溝を有し、
前記アームレスト本体と前記取付部との間には隙間が設定されると共に、該隙間に位置する前記係合ピン又は前記ガイドピンに係脱可能に係合されると前記嵌合状態を維持し、前記係合が解除されると前記アームレスト本体を前記取付部から離脱可能にするストッパーを備え、
前記ストッパーは、前記格納凹所側に紐部材を介し引出自在に取り付けられ、かつ先端に前記ガイドピン又は前記係合ピンの周囲に係脱する略U形のフック部を有していることを特徴とする車両用アームレスト。 - 前記格納凹所が前後に貫通していると共に該前後貫通状態を閉じるリッドを有し、該リッドが前記係合ピンと前記軸孔との嵌合を解除することにより前記アームレスト本体と共に前記格納凹所から離脱可能になる請求項2に記載の車両用アームレスト。
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