JPH044905Y2 - - Google Patents

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JPH044905Y2
JPH044905Y2 JP1985135941U JP13594185U JPH044905Y2 JP H044905 Y2 JPH044905 Y2 JP H044905Y2 JP 1985135941 U JP1985135941 U JP 1985135941U JP 13594185 U JP13594185 U JP 13594185U JP H044905 Y2 JPH044905 Y2 JP H044905Y2
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striker
cushion
latch member
locking device
seat
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JP1985135941U
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【考案の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本考案は、クツシヨンの前下部が枢支されてい
て、クツシヨンの後部を持上げて折畳むようにし
たシートのロツク装置に関する。
「従来の技術」 従来のシートのロツク装置としては、例えば実
公昭53−20093号公報に開示され、第5図に示す
ようなものがある。
すなわち、シート1のクツシヨン2の前下部が
枢軸3により車体に枢支され、クツシヨン2の後
部と車体との間にロツク装置4が設けられてお
り、ロツク装置4は、クツシヨン2側に枢着され
た板状のラツチ4aと、車体側に固設され、ラツ
チ4aの剪断面である下端が衝接するストライカ
4bとを有しており、ラツチ4aはばね4cで第
5図において時計方向のストライカ4bへの係合
方向に付勢されている。
ラツチ4aには可撓性のある紐状部材5が連結
され、シート1のクツシヨン2とシートバツク1
aとの間からクツシヨン2の後部の上面に延ばさ
れており、紐状部材5を引くことによりロツク装
置4の解除操作をするものである。
「考案が解決しようとする問題点」 しかしながら、このような従来のシートのロツ
ク装置では、ラツチ4aがばね4cの付勢力での
みロツク位置に復帰する構造になつているので、
引掛つたりして紐状部材5に張力がかかつたまま
ラツチ4aとストライカ4bとを噛合させようと
すると、ラツチ4aがロツク解除位置から復帰せ
ず、ロツク解除状態のままになつてシート1がガ
タついたり、急ブレーキ時等に自然にクツシヨン
2が起きてしまうことがあるという問題点があつ
た。
本考案は、このような従来の問題点に着目して
なされたもので、ロツク装置が確実にロツク状態
になるようにして上記問題点を解決したシートの
ロツク装置を提供することを目的としている。
「問題点を解決するための手段」 かかる目的を達成するための本考案の要旨とす
るところは、クツシヨンの前下部が枢支されてい
て、クツシヨンの後部を引き起して折畳むように
したシートのロツク装置において、 車体側にストライカを固設する一方、クツシヨ
ン側に該ストライカに噛合する方向にスプリング
により付勢されたラツチ部材を有するロツク装置
本体を装着し、該ラツチ部材を、手動操作により
該ストライカに噛合不能に保持されるロツク解除
位置と、該ストライカに噛合するロツク位置とに
転換可能に配設し、 前記ラツチ部材が前記ストライカに噛合する静
置位置から弾撥的に沈み込み可能にクツシヨンの
後部を受け止めるマウント用のダンパを車体とク
ツシヨンとの間に設け、 前記ラツチ部材に、クツシヨンの後部が該ダン
パに当つて沈み込んで前記ストライカが前記ロツ
ク装置本体に深く進入したときラツチ部材をロツ
ク位置に強制的に戻すよう該ストライカの一部に
当接する復帰用係合部を設けたことを特徴とする
シートのロツク装置に存する。
「作用」 引き起こしていたクツシヨンを倒してラツチ部
材にストライカが噛み合う際、ラツチ部材が一旦
ロツク解除位置に逃げた後、クツシヨンの後部が
マウント用のダンパに当つた静置位置からダンパ
を変形させながら弾撥的に沈み込んでストライカ
が相対的に正規噛み合い位置を通過し、さらに深
く進入すると、その一部がラツチ部材の復帰用係
合部に当接してラツチ部材が強制的に正規噛み合
い位置に復帰し、変形したダンパが元に戻つたと
き、ラツチ部材がストライカに完全に係合してク
ツシヨンの後部を拘束するものである。
「実施例」 以下、図面に基づき本考案の一実施例を説明す
る。
第1図〜第4図は本考案の一実施例を示してい
る。
第2図および第3図に示すように、シート10
はクツシヨン11にシートバツク12が設けられ
て成り、クツシヨン11の前下部がヒンジ13を
介してフロアAに枢支され、ヒンジ13の枢軸1
3aを中心にクツシヨン11の後部14を引き起
して折畳み可能になつている。また、クツシヨン
11の後部14に対して図示省略したマウント用
のダンパが設けられ、クツシヨン11の後部14
がダンパに当つた後、静置位置から弾撥的に沈み
込み可能に受け止められている。
クツシヨン11の後部14とフロアAとの間に
はロツク装置20が設けられている。
第1図および第3図に示すように、ロツク装置
20は、クツシヨン11の後部14の下面14a
に装着されたロツク装置本体30とフロアAに固
設されたストライカ40とより成る。
ロツク装置本体30は、クツシヨン11の後部
14の下面14aに当接して固着される取付面部
32の両側から支持片33,33が折設されて成
るベース部材31と、支持片33,33間に架設
された枢軸34に枢支されスプリングでストライ
カ40に噛合する方向に付勢されたラツチ部材3
5とより成る。
ラツチ部材35は、ベース部材31の支持片3
3,33の内側に沿うよう対称的に設けられた枢
着片36,36の先端部にストライカ40に係脱
する噛合片37が連結形成され、枢着片36,3
6の中間部は前記のように枢軸34に枢支され、
このラツチ部材35の枢着片36,36の基端部
の側端には片状の復帰用係合部38,38が相互
に対向するように内側に折曲して形成され、枢着
片36の端末から復帰用係合部38,38にかけ
てフランジ35aが設けられている。
噛合片37の端部には連結片39が延設され、
連結片39に穿設された連結孔39aに通して可
撓性のある紐状部材50の基端部が連結され、紐
状部材50の先端部はリング状の取手51をなし
ていて、取手51はシート10のクツシヨン11
とシートバツク12との間の〓間からクツシヨン
11の上面後部に延ばされている。ロツク装置本
体30のラツチ部材35はプレス一体成形可能で
ある。
なお、ラツチ部材35は、枢軸34上に設けら
れたばね60にて第1図時計方向に付勢されてい
る。
ストライカ40は、開放ボツクス状のストライ
カ本体41にフロアAへの取付脚42,42が延
設され、ストライカ本体41の一端にはロツク装
置本体30のラツチ部材35の噛合片37が当接
したときラツチ部材35をロツク解除位置方向へ
回動案内する傾斜面43aとロツク装置本体30
のラツチ部材35の噛合片37を正規噛み合い位
置で係止する係合端43bを有する噛合部43が
形成されている。ストライカ40もプレス一体成
形可能である。
次に作用を説明する。
第3図はクツシヨン11を平にしたシート10
の使用状態であつてロツク装置20のラツチ部材
35とストライカ40とが設定通り噛み合つてい
るところの正規噛み合い位置にある状態を示して
おり、クツシヨン11を図において反時計方向に
回動させて起そうとしてもロツク装置20のロツ
ク装置本体30の噛合片37にストライカ40の
噛合部43の下部の係合端43bが係止されて拘
束されている。
クツシヨン11を引き起すには、紐状部材50
の取手51を掴んで引く。紐状部材50が引かれ
ると連結片39を介してロツク装置本体30のラ
ツチ部材35に回転力が加わり、ラツチ部材35
が第3図において反時計方向に回動され、ストラ
イカ40の噛合部43から外れる。そのままの状
態を保持しながらクツシヨン11の後部14を引
き起せばクツシヨン11はヒンジ13の枢軸13
aを中心に回動し起立して折り畳まれる。
起立して折り畳まれたシート10を使用状態に
するには、万一何らかの支障でラツチ部材35の
ロツク位置への戻りが悪く、第4図aに示すよう
にラツチ部材35をロツク解除した状態でクツシ
ヨン11を倒せば、クツシヨン11の後部と一体
的に下降するラツチ部材35の噛合片37が、ス
トライカ40の噛合部43に係合不能な位置を通
過して係合可能な位置になつているところの第4
図bに示す状態になる。ラツチ部材35を正常の
ロツク位置にしたままクツシヨン11を倒せば、
噛合片37が噛合部43の傾斜面43aに上方か
ら当り、傾斜に沿つて逃げながら係合不能な位置
を通過して係合可能な位置になり、同様に第4図
bに示す状態になる。
ここでラツチ部材35はばね60の付勢力でロ
ツク位置に復帰するのであるが、仮に復帰しなか
つた場合でも、ロツク装置本体30が正規噛み合
い位置よりさらに深く進入すると、ストライカ本
体41の上面に噛合片37の復帰用係合部38,
38が当接し、第4図cに示すように強制的にロ
ツク位置に復帰させられる。
図示省略したダンパの弾性力によりクツシヨン
11が押上げられると第3図に示す静止位置で正
規噛み合い状態となつて使用状態になる。
本実施例では、ロツク装置本体30のラツチ部
材35の噛合片37を面状にしたので、荷重が分
散して衝撃に対する耐久性が向上し、噛合片37
を枢着片36,36で支持したから倒れ剛性が高
くなり、ロツク装置20もストライカ40も全体
として突起のない形状にしたので、突起感がな
く、乗員の体の一部が当つても安全であるという
利点がある。
「考案の効果」 本考案に係るシートのロツク装置によれば、シ
ートを使用状態にすると、ロツク装置は確実にロ
ツク状態になり、ロツク解除状態のままシートが
使用されることがなく、シートがガタついたり、
予期しないときにクツシヨンが起立することがな
い。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第4図は本考案の一実施例を示してお
り、第1図はロツク装置の斜視図、第2図はロツ
ク装置を備えたシートの斜視図、第3図はロツク
装置近傍の側面図、第4図a〜cは作用説明図、
第5図は従来のロツク装置を備えたシートの側面
図である。 10……シート、11……クツシヨン、13…
…ヒンジ、13a……枢軸、20……ロツク装
置、30……ロツク装置本体、35……ラツチ部
材、37……噛合片、40……ストライカ、43
……噛合部、50……紐状部材。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 クツシヨンの前下部が枢支されていて、クツシ
    ヨンの後部を引き起して折畳むようにしたシート
    のロツク装置において、 車体側にストライカを固設する一方、クツシヨ
    ン側に該ストライカに噛合する方向にスプリング
    により付勢されたラツチ部材を有するロツク装置
    本体を装着し、該ラツチ部材を、手動操作により
    該ストライカに噛合不能に保持されるロツク解除
    位置と、該ストライカに噛合するロツク位置とに
    転換可能に配設し、 前記ラツチ部材が前記ストライカに噛合する静
    置位置から弾撥的に沈み込み可能にクツシヨンの
    後部を受け止めるマウント用のダンパを車体とク
    ツシヨンとの間に設け、 前記ラツチ部材に、クツシヨンの後部が該ダン
    パに当つて沈み込んで前記ストライカが前記ロツ
    ク装置本体に深く進入したときラツチ部材をロツ
    ク位置に強制的に戻すよう該ストライカの一部に
    当接する復帰用係合部を設けたことを特徴とする
    シートのロツク装置。
JP1985135941U 1985-09-05 1985-09-05 Expired JPH044905Y2 (ja)

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JP1985135941U JPH044905Y2 (ja) 1985-09-05 1985-09-05

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JPS6243942U JPS6243942U (ja) 1987-03-17
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