JP3871387B2 - 受光センサ用のクリーニング装置 - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、受光センサ用のクリーニング装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、塵芥処理施設においては、多量の塵芥を無端回動するベルトコンベア上に積載して、破砕機に供給することが行われている。ところが、上記塵芥中には、ガスボンベ等の破砕処理に不適合なものが埋没していることがある。このため、上記ベルトコンベア上の塵芥に、X線を照射し、この塵芥を透過したX線を長尺のX線受光センサによって受光することにより、上記不適合物を検出することが行われている。
しかしこの場合、X線受光センサの受光部を覆う透光性カバーに塵芥が付着し易いことから、その検出精度が経時的に低下することになる。このため、上記透光性カバーを定期的に清掃する必要がある。そこで、上記透光性カバーの表面をエアー噴射によって清掃するクリーニング装置が実用化されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、上記従来のクリーニング装置は、透光性カバーの表面を単にエアー噴射するだけのものであるから、当該透光性カバーの表面に水分を含む塵芥が付着している場合には、これを除去することが困難であった。
また、上記X線受光センサが長尺のものであるので、その長手方向に沿ってエアー噴射用のノズルを多数配置する必要があり、その配管その他の構造が複雑になるという問題もあった。
この発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、構造簡素にて受光センサの透光性カバーを確実に清掃することができる受光センサ用のクリーニング装置を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するためのこの発明の受光センサ用のクリーニング装置は、長尺の受光センサの受光部を覆う透光性カバーを清掃するクリーニング装置であって、
上記受光センサに沿って移動可能な移動台と、
一対のスプロケットホイール間に巻き掛けられ、当該スプロケットホイール間の一方列の所定部が上記移動台に連結されたチェーンと、
上記チェーンを正逆両方向へ走行させるチェーン駆動手段と、
上記移動台に搭載され、上記透光性カバーを清掃する回転自在なブラシと、
上記移動台に搭載され、上記チェーンの他方列と噛合して当該他方列と移動台との相対移動に伴って回転するスプロケットホイールを有し、このスプロケットホイールの回転力を入力として上記ブラシを回転駆動させるブラシ駆動部と
を備えることを特徴とするものである。
【0005】
上記の構成の受光センサ用のクリーニング装置によれば、チェーン駆動手段によってチェーンを走行させると、その一方列が連結された移動台が、長尺の受光センサに沿って移動する。すると、上記チェーンの他方列と移動台との相対移動が生じて、上記ブラシ駆動部のスプロケットホイールが回転し、この回転力によって、上記ブラシを回転駆動させることができる。したがって、上記ブラシによって受光センサの透光性カバーを清掃することができる。
【0006】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の形態について、添付図面を参照しながら詳細に説明する。
図1はこの発明の受光センサ用のクリーニング装置の一つの実施の形態を示す概略図である。このクリーニング装置Cは、塵芥を透過したX線を受光する長尺のX線受光センサSの表面を清掃するためのものであり、上記X線受光センサSに沿って移動可能な移動台1と、一対のスプロケットホイール2間に巻き掛けられたチェーン3と、上記チェーンを正逆両方向へ走行させるチェーン駆動手段ととしてのギヤードモータ4と、上記移動台に搭載された回転自在なブラシ5及びこのブラシ5を回転駆動させるためのブラシ駆動部6とによって主要部が構成されている。
【0007】
上記X線受光センサSは、図5に示すように、塵芥検査装置に設けられた塵芥搬送用ベルトコンベア7の搬送面71の直下に配置されている。このX線受光センサSは、これに対応させてベルトコンベア7の上方に配置されたX線照射器72から末広がり状に照射されるX線の一部を、門型の支持台8に形成された長尺のスリット73(図3参照)を通して受光するものであり、その長手方向を上記ベルトコンベア7の走行方向と直交する方向に向けた状態で配置されている。また、上記X線受光センサSの受光部S1は、上記スリット73に面して設けられたアクリル板等からなる平板状の透光性カバーS2によって覆われている。なお、上記ベルトコンベア7の所定範囲は、遮蔽カバー75によって覆われている。この遮蔽カバー75の少なくともクリーニング装置Cの端部に対向する部分は、開閉可能である。
【0008】
移動台1は、X線受光センサSと平行に配置された支持レールRに支持されている。この支持レールRは、上記支持台8の上面であってスリット73の側方に立設されており、その両側部は山形に膨出されている。
上記移動台1の底部には、上記支持レールRの膨出部R1(図4参照)に合致する凹ローラ11が、左右一対ずつ設けられている。各凹ローラ11は、垂直軸回りに回転自在であり、これら凹ローラ11によって、上記支持レールRを挟持することにより、移動台1の底面を支持レールRの上面から浮揚させて、当該移動台1を支持レールRに沿って走行可能としている。なお、上記支持レールRは、上記移動台1を、X線受光センサSの一端部を外れたホームポジションHから、当該X線受光センサSの他端部STに至る範囲に移動させるのに十分な長さに設定されている。
【0009】
スプロケットホイール2は、上記支持レールRの両端部に対応させて設けられている。各スプロケットホイール2は水平軸回りに回転可能であり、それぞれチェーン3を支持レールRと平行に張設可能な位置に配置されている。また、移動台1のホームポジションH側に設けられたスプロケットホイール2は、上記ギヤードモータ4の出力軸に一体回転可能に取付けられている。このギヤードモータ4は、上記支持台8に支持されている。
【0010】
チェーン3は、上記一対のスプロケットホイール2間にほぼ弛みなく張設されている。このチェーン3の上下2列のうちの下方列31は、上記移動台1に対応する部分において、当該移動台1に連結されている。
【0011】
ブラシ駆動部6は、上記移動台1からスリット73側に延設された支持板60上に搭載されており、そのケーシング61の側面には、上記チェーン3の上方列32側と噛合させた状態で、複数個のスプロケットホイール62が設けられている。この複数個スプロケットホイール62は、上記チェーン3の上方列32を挟み込むように、上下に分配されている(図6参照)。また、上記ケーシング61の内部には、上記スプロケットホイール62の回転力を出力軸63に伝達するための伝達ギヤ64が設けられている(図2参照)。
ブラシ5は、上記ブラシ駆動部6の出力軸63に一体回転可能に取付けられている。このブラシ5の外周は、X線受光センサSの透光性カバーS2に接触可能である。
【0012】
図3を参照して、上記支持台8の両側部には、水平軸回りに回転自在な第1のローラ81が、長手方向に沿って所定間隔ごとに突設されており、この第1のローラ81は、支持台8の両側部に設けられたガイドレール91の凹溝91a内に導入されて、当該凹溝91a内を転走可能になっている。上記ガイドレール91は、その下方に設けられた基台92に固定されており、この基台92の上部の一側部(図2の左側)左右には、水平軸回りに回転自在な一対の第2のローラ93が設けられている。そして、上記支持台8の底部両側部は、基台92に設けられた上記第2のローラ93によって受け止められている。すなわち、上記支持台8は、基台92によって図2の左側へ水平移動可能に支承されているとともに、この水平移動によって支持台8が基台92から一定量はみ出した場合でも、支持台8の移動方向後端側が持ち上がるのが、上記第1のローラ81とガイドレール91の凹溝91aとの係合によって規制されている。したがって、上記クリーニング装置Cは、ベルトコンベア7の側方に一定量引き出し可能であり、X線受光センサSを交換したり点検したりする場合等に至便となる。
【0013】
以上の構成であれば、移動台1をホームポジションHに配置した状態で、ギヤードモータ4を駆動させて、スプロケットホイール2を図1において反時計回り方向に回転させると、チェーン3を介して移動台1をX線受光センサSに沿って図1の右方向へ移動させることができる。すると、上記チェーン3の上方列32と移動台1とが相対的に移動するので、当該上方列32に噛合した上記ブラシ駆動部6のスプロケットホイール62が回転する。この結果、伝達ギヤ機構64及び出力軸63を介してブラシ5を回転させて、X線受光センサSの透光性カバーS2の表面を清掃することができる。また、移動台1がX線受光センサSの他端部STに到達した時点で、これを図示しないセンサにより検知して、ギヤードモータ4を逆転駆動させることにより、移動台1をホームポジションH方向へ復動させることができ、この復動中においても、上記と同様ブラシ5を回転させて、上記透光性カバーS2の表面を清掃することができる。
【0014】
このように、上記クリーニング装置Cによれば、X線受光センサSの透光性カバーS2を、ブラシ5によって清掃するものであるので、透光性カバーS2の表面に水分を含む塵芥が付着している場合でも、これを確実に除去することができる。また、上記ブラシ5を回転駆動するためのモータ等の専用の駆動源が不要であるので、クリーニング装置Cの構造を簡素化することができる。
【0015】
この発明の受光センサ用のクリーニング装置は、上記実施の形態に限定されるものでなく、例えばブラシ駆動部6の出力軸63を、X線受光センサSの長手方向と直交する方向に配置すること、チェーン駆動手段として、上記ギヤードモータ4に代えて流体圧モータを使用すること等、種々の設計変更を施すことができる。
また、この発明の受光センサ用のクリーニング装置は、上記X線受光センサS以外の各種の受光センサの透光性カバーの清掃に適用することができる。
【0016】
【発明の効果】
以上のように、この発明の受光センサ用のクリーニング装置によれば、受光センサの透光性カバーを、ブラシによって清掃するものであるので、透光性カバーの表面に付着している塵芥を、確実に除去することができる。また、上記ブラシを、移動台の移動に連動させて回転させるものであるので、ブラシを回転駆動するための専用の駆動源が不要となって、クリーニング装置の構造を簡素化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の受光センサ用のクリーニング装置一つの実施の形態を示す概略図である。
【図2】図1のII−II線断面図である。
【図3】図1の III−III 線断面図である。
【図4】要部拡大図である。
【図5】この発明の受光センサ用のクリーニング装置を装備する塵芥検査装置の一部欠截正面図である。
【図6】図2のVI−VI矢視図である。
【符号の説明】
1 移動台
2 スプロケットホイール
3 チェーン
4 ギヤードモータ(チェーン駆動手段)
5 ブラシ
62 スプロケットホイール
6 ブラシ駆動部
S X線受光センサ
S1 受光部
S2 透光性カバー
C クリーニング装置
【発明の属する技術分野】
この発明は、受光センサ用のクリーニング装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、塵芥処理施設においては、多量の塵芥を無端回動するベルトコンベア上に積載して、破砕機に供給することが行われている。ところが、上記塵芥中には、ガスボンベ等の破砕処理に不適合なものが埋没していることがある。このため、上記ベルトコンベア上の塵芥に、X線を照射し、この塵芥を透過したX線を長尺のX線受光センサによって受光することにより、上記不適合物を検出することが行われている。
しかしこの場合、X線受光センサの受光部を覆う透光性カバーに塵芥が付着し易いことから、その検出精度が経時的に低下することになる。このため、上記透光性カバーを定期的に清掃する必要がある。そこで、上記透光性カバーの表面をエアー噴射によって清掃するクリーニング装置が実用化されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、上記従来のクリーニング装置は、透光性カバーの表面を単にエアー噴射するだけのものであるから、当該透光性カバーの表面に水分を含む塵芥が付着している場合には、これを除去することが困難であった。
また、上記X線受光センサが長尺のものであるので、その長手方向に沿ってエアー噴射用のノズルを多数配置する必要があり、その配管その他の構造が複雑になるという問題もあった。
この発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、構造簡素にて受光センサの透光性カバーを確実に清掃することができる受光センサ用のクリーニング装置を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するためのこの発明の受光センサ用のクリーニング装置は、長尺の受光センサの受光部を覆う透光性カバーを清掃するクリーニング装置であって、
上記受光センサに沿って移動可能な移動台と、
一対のスプロケットホイール間に巻き掛けられ、当該スプロケットホイール間の一方列の所定部が上記移動台に連結されたチェーンと、
上記チェーンを正逆両方向へ走行させるチェーン駆動手段と、
上記移動台に搭載され、上記透光性カバーを清掃する回転自在なブラシと、
上記移動台に搭載され、上記チェーンの他方列と噛合して当該他方列と移動台との相対移動に伴って回転するスプロケットホイールを有し、このスプロケットホイールの回転力を入力として上記ブラシを回転駆動させるブラシ駆動部と
を備えることを特徴とするものである。
【0005】
上記の構成の受光センサ用のクリーニング装置によれば、チェーン駆動手段によってチェーンを走行させると、その一方列が連結された移動台が、長尺の受光センサに沿って移動する。すると、上記チェーンの他方列と移動台との相対移動が生じて、上記ブラシ駆動部のスプロケットホイールが回転し、この回転力によって、上記ブラシを回転駆動させることができる。したがって、上記ブラシによって受光センサの透光性カバーを清掃することができる。
【0006】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の形態について、添付図面を参照しながら詳細に説明する。
図1はこの発明の受光センサ用のクリーニング装置の一つの実施の形態を示す概略図である。このクリーニング装置Cは、塵芥を透過したX線を受光する長尺のX線受光センサSの表面を清掃するためのものであり、上記X線受光センサSに沿って移動可能な移動台1と、一対のスプロケットホイール2間に巻き掛けられたチェーン3と、上記チェーンを正逆両方向へ走行させるチェーン駆動手段ととしてのギヤードモータ4と、上記移動台に搭載された回転自在なブラシ5及びこのブラシ5を回転駆動させるためのブラシ駆動部6とによって主要部が構成されている。
【0007】
上記X線受光センサSは、図5に示すように、塵芥検査装置に設けられた塵芥搬送用ベルトコンベア7の搬送面71の直下に配置されている。このX線受光センサSは、これに対応させてベルトコンベア7の上方に配置されたX線照射器72から末広がり状に照射されるX線の一部を、門型の支持台8に形成された長尺のスリット73(図3参照)を通して受光するものであり、その長手方向を上記ベルトコンベア7の走行方向と直交する方向に向けた状態で配置されている。また、上記X線受光センサSの受光部S1は、上記スリット73に面して設けられたアクリル板等からなる平板状の透光性カバーS2によって覆われている。なお、上記ベルトコンベア7の所定範囲は、遮蔽カバー75によって覆われている。この遮蔽カバー75の少なくともクリーニング装置Cの端部に対向する部分は、開閉可能である。
【0008】
移動台1は、X線受光センサSと平行に配置された支持レールRに支持されている。この支持レールRは、上記支持台8の上面であってスリット73の側方に立設されており、その両側部は山形に膨出されている。
上記移動台1の底部には、上記支持レールRの膨出部R1(図4参照)に合致する凹ローラ11が、左右一対ずつ設けられている。各凹ローラ11は、垂直軸回りに回転自在であり、これら凹ローラ11によって、上記支持レールRを挟持することにより、移動台1の底面を支持レールRの上面から浮揚させて、当該移動台1を支持レールRに沿って走行可能としている。なお、上記支持レールRは、上記移動台1を、X線受光センサSの一端部を外れたホームポジションHから、当該X線受光センサSの他端部STに至る範囲に移動させるのに十分な長さに設定されている。
【0009】
スプロケットホイール2は、上記支持レールRの両端部に対応させて設けられている。各スプロケットホイール2は水平軸回りに回転可能であり、それぞれチェーン3を支持レールRと平行に張設可能な位置に配置されている。また、移動台1のホームポジションH側に設けられたスプロケットホイール2は、上記ギヤードモータ4の出力軸に一体回転可能に取付けられている。このギヤードモータ4は、上記支持台8に支持されている。
【0010】
チェーン3は、上記一対のスプロケットホイール2間にほぼ弛みなく張設されている。このチェーン3の上下2列のうちの下方列31は、上記移動台1に対応する部分において、当該移動台1に連結されている。
【0011】
ブラシ駆動部6は、上記移動台1からスリット73側に延設された支持板60上に搭載されており、そのケーシング61の側面には、上記チェーン3の上方列32側と噛合させた状態で、複数個のスプロケットホイール62が設けられている。この複数個スプロケットホイール62は、上記チェーン3の上方列32を挟み込むように、上下に分配されている(図6参照)。また、上記ケーシング61の内部には、上記スプロケットホイール62の回転力を出力軸63に伝達するための伝達ギヤ64が設けられている(図2参照)。
ブラシ5は、上記ブラシ駆動部6の出力軸63に一体回転可能に取付けられている。このブラシ5の外周は、X線受光センサSの透光性カバーS2に接触可能である。
【0012】
図3を参照して、上記支持台8の両側部には、水平軸回りに回転自在な第1のローラ81が、長手方向に沿って所定間隔ごとに突設されており、この第1のローラ81は、支持台8の両側部に設けられたガイドレール91の凹溝91a内に導入されて、当該凹溝91a内を転走可能になっている。上記ガイドレール91は、その下方に設けられた基台92に固定されており、この基台92の上部の一側部(図2の左側)左右には、水平軸回りに回転自在な一対の第2のローラ93が設けられている。そして、上記支持台8の底部両側部は、基台92に設けられた上記第2のローラ93によって受け止められている。すなわち、上記支持台8は、基台92によって図2の左側へ水平移動可能に支承されているとともに、この水平移動によって支持台8が基台92から一定量はみ出した場合でも、支持台8の移動方向後端側が持ち上がるのが、上記第1のローラ81とガイドレール91の凹溝91aとの係合によって規制されている。したがって、上記クリーニング装置Cは、ベルトコンベア7の側方に一定量引き出し可能であり、X線受光センサSを交換したり点検したりする場合等に至便となる。
【0013】
以上の構成であれば、移動台1をホームポジションHに配置した状態で、ギヤードモータ4を駆動させて、スプロケットホイール2を図1において反時計回り方向に回転させると、チェーン3を介して移動台1をX線受光センサSに沿って図1の右方向へ移動させることができる。すると、上記チェーン3の上方列32と移動台1とが相対的に移動するので、当該上方列32に噛合した上記ブラシ駆動部6のスプロケットホイール62が回転する。この結果、伝達ギヤ機構64及び出力軸63を介してブラシ5を回転させて、X線受光センサSの透光性カバーS2の表面を清掃することができる。また、移動台1がX線受光センサSの他端部STに到達した時点で、これを図示しないセンサにより検知して、ギヤードモータ4を逆転駆動させることにより、移動台1をホームポジションH方向へ復動させることができ、この復動中においても、上記と同様ブラシ5を回転させて、上記透光性カバーS2の表面を清掃することができる。
【0014】
このように、上記クリーニング装置Cによれば、X線受光センサSの透光性カバーS2を、ブラシ5によって清掃するものであるので、透光性カバーS2の表面に水分を含む塵芥が付着している場合でも、これを確実に除去することができる。また、上記ブラシ5を回転駆動するためのモータ等の専用の駆動源が不要であるので、クリーニング装置Cの構造を簡素化することができる。
【0015】
この発明の受光センサ用のクリーニング装置は、上記実施の形態に限定されるものでなく、例えばブラシ駆動部6の出力軸63を、X線受光センサSの長手方向と直交する方向に配置すること、チェーン駆動手段として、上記ギヤードモータ4に代えて流体圧モータを使用すること等、種々の設計変更を施すことができる。
また、この発明の受光センサ用のクリーニング装置は、上記X線受光センサS以外の各種の受光センサの透光性カバーの清掃に適用することができる。
【0016】
【発明の効果】
以上のように、この発明の受光センサ用のクリーニング装置によれば、受光センサの透光性カバーを、ブラシによって清掃するものであるので、透光性カバーの表面に付着している塵芥を、確実に除去することができる。また、上記ブラシを、移動台の移動に連動させて回転させるものであるので、ブラシを回転駆動するための専用の駆動源が不要となって、クリーニング装置の構造を簡素化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の受光センサ用のクリーニング装置一つの実施の形態を示す概略図である。
【図2】図1のII−II線断面図である。
【図3】図1の III−III 線断面図である。
【図4】要部拡大図である。
【図5】この発明の受光センサ用のクリーニング装置を装備する塵芥検査装置の一部欠截正面図である。
【図6】図2のVI−VI矢視図である。
【符号の説明】
1 移動台
2 スプロケットホイール
3 チェーン
4 ギヤードモータ(チェーン駆動手段)
5 ブラシ
62 スプロケットホイール
6 ブラシ駆動部
S X線受光センサ
S1 受光部
S2 透光性カバー
C クリーニング装置
Claims (1)
- 長尺の受光センサの受光部を覆う透光性カバーを清掃するクリーニング装置であって、
上記受光センサに沿って移動可能な移動台と、
一対のスプロケットホイール間に巻き掛けられ、当該スプロケットホイール間の一方列の所定部が上記移動台に連結されたチェーンと、
上記チェーンを正逆両方向へ走行させるチェーン駆動手段と、
上記移動台に搭載され、上記透光性カバーを清掃する回転自在なブラシと、
上記移動台に搭載され、上記チェーンの他方列と噛合して当該他方列と移動台との相対移動に伴って回転するスプロケットホイールを有し、このスプロケットホイールの回転力を入力として上記ブラシを回転駆動させるブラシ駆動部と
を備えることを特徴とする受光センサ用のクリーニング装置。
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JP32604496A JP3871387B2 (ja) | 1996-11-20 | 1996-11-20 | 受光センサ用のクリーニング装置 |
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1996
- 1996-11-20 JP JP32604496A patent/JP3871387B2/ja not_active Expired - Fee Related
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KR102088510B1 (ko) * | 2018-05-24 | 2020-03-12 | 주식회사 에스케이디 하이테크 | 전동차 승강장의 승객 및 장애물 감지장치 |
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