JPH085140Y2 - 搬送装置 - Google Patents

搬送装置

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JPH085140Y2
JPH085140Y2 JP1989003582U JP358289U JPH085140Y2 JP H085140 Y2 JPH085140 Y2 JP H085140Y2 JP 1989003582 U JP1989003582 U JP 1989003582U JP 358289 U JP358289 U JP 358289U JP H085140 Y2 JPH085140 Y2 JP H085140Y2
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JP
Japan
Prior art keywords
guide
suction chamber
guide roller
wiping roller
roller
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP1989003582U
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English (en)
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JPH0294823U (ja
Inventor
敏弘 梶浦
規男 種田
誠治 杉山
Original Assignee
鐘紡株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は、医薬品(錠剤、カプセル等)、キャンデ
ィなどの小さな菓子類、ワッシャ、ボタン電池などの主
として小物物品を外観検査などのために搬送する搬送装
置に関するものである。更に詳しくは、被搬送物等より
発生する粉塵を除去する清掃機構を備えた搬送装置に関
するものである。
(従来技術) 前述のごとき小物物品の外観検査においては、物品を
検査部に搬送する搬送装置として、設置面積が少なく、
かつ被搬送物を充分広い面積で外観検査することができ
ることが要求される。
このため、本出願人は先に第3図および第4図に示す
搬送装置を提案した(特開昭61-211209号公報)。すな
わち、この搬送装置は、長手方向に沿って吸気用の開口
を設けた吸引室(8)と、この吸引室(8)の前記開口
両側部に後端が取付けられ先端縁同士が相互に離隔して
スリット(3)を形成した一対のスリット板(1),
(2)と、これらの各スリット板(1),(2)の前記
先端縁に形成したガイドレール(4),(5)と、これ
らのガイドレール(4),(5)にそれぞれ案内される
ガイドレール(4),(5)に沿って走行する搬送用ベ
ルト(6),(7)とを備えたものである。
吸引室(8)は下部の吸気管(9)を介して図示しな
い吸引ポンプに接続される。
搬送用ベルト(6),(7)は、第4図に示すよう
に、それぞれエンドレスベルトであり、駆動プーリ(1
6)と従動プーリ(17)間に張架される。また、搬送用
ベルト(6),(7)の往路(A)はガイドレール
(4),(5)に嵌合されているが、復路(B)は吸引
室(8)内を通過するように配置される。
このように構成した搬送装置においては、スリット
(3)から外気が吸引されるため、スリット(3)に被
搬送物(m)を接近させると負圧によって搬送用ベルト
(6),(7)上に吸着保持される。したがって、搬送
用ベルト(6),(7)を高速度で走行させても被搬送
物(m)が脱落するおそれはなく、このため水平搬送だ
けでなく、垂直搬送や被搬送物(m)をぶら下げた状態
での搬送も可能であり、搬送形態の自由度が大きくな
る。また、搬送用ベルト(6),(7)は丸ベルトで構
成され、被搬送物(m)は下面で搬送用ベルト(6),
(7)の頂部と接しているだけであるから、被搬送物
(m)を充分に広い面積で外観検査することができる。
さらに、従来の外観検査で使用されていたターンテーブ
ルのように広い設置面積を必要とせず、また搬送用ベル
ト(6),(7)はターンテーブルにくらべて軽量で駆
動エネルギが少なくかつ低コストであるから、全体とし
て費用の削減に大きく貢献することができるという利点
がある。
(考案が解決しようとする課題) 図示しないテレビカメラを用いて被搬送物(m)の表
面を撮像し、得られた映像信号から被搬送物(m)の表
面に現われた異物や欠損を検出する外観検査装置におい
て、被搬送物(m)が錠剤などのように粉塵が付着した
ものを搬送する場合、錠剤から脱落した粉塵が搬送用ベ
ルト(6),(7)の表面に付着すると、映像信号中に
雑音が入り込み、誤判断を招く原因となる。
従ってこの考案の目的は、搬送用ベルト(6),
(7)の表面上に付着する粉塵を除去できる清掃機構を
備えた搬送装置を提供することである。
(課題を解決するための手段) この考案は上記目的を達成するために次の構成を備え
ている。即ち、長手方向に沿って吸引用の開口を設けた
吸引室と、この吸引室の前記開口両側部に後端が取付け
られ先端縁同士が相互に隔離して外気が吸引されるスリ
ットを形成した一対のスリット板と、これら各スリット
板の前記先端縁に形成したガイドレールと、これらのガ
イドレールにそれぞれ案内され往路がガイドレールに沿
って走行し、復路は吸引室内を通過するエンドレスの搬
送用ベルトとを備えた装置において、前記吸引室内に、
復路の前記搬送用ベルトを案内溝に案内しかつ張架する
ガイドローラーと、外周面に植毛部を有し前記搬送ベル
トを介して前記ガイドローラーと接触し、搬送用ベルト
の表面に摺接する払拭ローラーと、前記ガイドローラー
を軸着するガイドローラ軸と、前記払拭ローラーを軸着
する払拭ローラー軸と、前記ガイドローラー軸を支持す
る軸支持板と、前記払拭ローラー軸を支持しかつ移動可
能な移動軸支持板とからなる清掃機構を備えたものであ
る。
(作用) この考案の構成によれば、搬送用ベルトの表面に払拭
ローラーを適度な圧力で摺接させて、搬送用ベルトの表
面に付着する粉塵を払い取り吸気管より吸引除去するの
で、搬送用ベルトの表面を長時間にわたって清浄に保つ
ことができる。
(実施例) この考案の一実施例を第1図および第2図に基づいて
説明する。なお、第3図および第4図に示したのと同じ
構成部材については同一符号を付して説明を省略する。
すなわち、この搬送装置は、第1図に示すように吸引
室内(8)内で、搬送用ベルト(6),(7)を案内溝
(10a)に案内しかつ張架するガイドローラー(10)
と、外周面に植毛部(12a)を有し前記搬送用ベルト
(6),(7)を介して前記ガイドローラー(10)と接
触する払拭ローラー(12)と、前記ガイドローラー(1
0)を軸着するガイドローラー軸(11)と、前記払拭ロ
ーラー(12)を軸着する払拭ローラー軸(13)と、前記
ガイドローラー軸(11)を支持する軸支持板(14)と、
前記払拭ローラー軸(13)を支持しかつ移動可能な移動
軸支持板(15)とからなる清掃機構を備えたものであ
る。
ガイドローラー(10)は、搬送用ベルト(6),
(7)を案内しかつ張架するよう設けられている。ガイ
ドローラー(10)の案内溝(10a)は、搬送用ベルト
(6),(7)が互いによじれ合わず、平行に走行する
ように設けられたものである。
払拭ローラー(12)は、ガイドローラー(10)と同軸
方向にあり、かつ外部に露出した部分の植毛部(12a)
の先端が搬送用ベルト(6),(7)に適度な圧力で接
触するように設けられている。
ガイドローラー軸(11)は、軸支持板(14)に設けら
れ、ガイドローラー(10)を軸着している。
軸支持板(14)は、ガイドローラー軸(11)を支持
し、吸引室(8)内の内壁(8a)に設けられている。
払拭ローラー軸(13)は、移動軸支持板(15)に設け
られ、払拭ローラー(12)を軸着している。
移動軸支持板(15)は、払拭ローラー軸(13)を支持
し、払拭ローラー(12)を矢印(S)の方向に適度な圧
力で搬送用ベルト(6),(7)の表面に摺接できるよ
う、軸支持板(14)に固定ネジ(図示せず)で止められ
ている。
次にこの実施例の動作を説明すると、ガイドローラー
(10)によって案内しかつ張架された搬送用ベルト
(6),(7)の表面上に付着した粉塵を、搬送用ベル
ト(6),(7)と摺接する払拭ローラー(12)によっ
て払い取り、吸気管(9)より払い取った粉塵を吸引除
去する。このように、この実施例によれば、搬送用ベル
ト(6),(7)の表面上に付着した粉塵を確実に払い
取ることができる。従って、長時間にわたり、搬送用ベ
ルト(6),(7)の表面を清浄に保つことができ、図
示しないテレビカメラを用いて被搬送物(m)の外観検
査を行う際に、誤判断を招くことがない。
さらに、この実施例にかかる清掃機構は、コンパクト
なものであるので、第3図および第4図に示す搬送装置
内に組み込んで使用するのに適しており、搬送装置内へ
の取り付け、取り外しに際してもワンタッチ化を図るこ
とができる。
(考案の効果) この考案によれば、搬送用ベルトの表面に払拭ローラ
ーを適度な圧力で摺接させて、搬送用ベルトの表面に付
着した粉塵を払い取り吸気管より吸引除去することがで
きるので、搬送用ベルトの表面を長時間にわたって清浄
に保つことができる。
従って、テレビカメラを用いて被搬送物の外観検査を
行う際に、映像信号中に粉塵を帰因する雑音が入り込む
ことがなく、誤判断を招かない。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例の断面図、第2図はその一
部切欠正面図、第3図は従来の搬送装置の断面図、第4
図はその正面図である。 (1),(2)……スリット板、(3)……スリット、
(4),(5)……ガイドレール、(6),(7)……
搬送用ベルト、(8)……吸引室、(9)……吸気管、
(10)……ガイドローラー、(11)……ガイドローラー
軸、(12)……払拭ローラー、(13)……払拭ローラー
軸、(14)……軸支持板、(15)……移動軸支持板。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】長手方向に沿って吸引用の開口を設けた吸
    引室(8)と、この吸引室(8)の前記開口両側部に後
    端が取付けられ先端縁同士が相互に隔離して外気が吸引
    されるスリット(3)を形成した一対のスリット板
    (1),(2)と、これらの各スリット板(1),
    (2)の前記先端縁に形成したガイドレール(4),
    (5)と、これらのガイドレール(4),(5)にそれ
    ぞれ案内され往路がガイドレール(4),(5)に沿っ
    て走行し、復路は吸引室(8)内を通過するエンドレス
    の搬送用ベルト(6),(7)とを備えた装置におい
    て、 前記吸引室(8)内に、復路の前記搬送用ベルト
    (6),(7)を案内溝(10a)に案内しかつ張架する
    ガイドローラー(10)と、外周面に植毛部(12a)を有
    し前記搬送ベルト(6),(7)を介して前記ガイドロ
    ーラー(10)と接触し、搬送用ベルトの表面に摺接する
    払拭ローラー(12)と、前記ガイドローラー(10)を軸
    着するガイドローラ軸(11)と、前記払拭ローラー(1
    2)を軸着する払拭ローラー軸(13)と、前記ガイドロ
    ーラー軸(11)を支持する軸支持板(14)と、前記払拭
    ローラー軸(13)を支持しかつ移動可能な移動軸支持板
    (15)とからなる清掃機構を備えたことを特徴とする搬
    送装置。
JP1989003582U 1989-01-13 1989-01-13 搬送装置 Expired - Lifetime JPH085140Y2 (ja)

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JP1989003582U JPH085140Y2 (ja) 1989-01-13 1989-01-13 搬送装置

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JPH0294823U JPH0294823U (ja) 1990-07-27
JPH085140Y2 true JPH085140Y2 (ja) 1996-02-14

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Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002172371A (ja) * 2000-09-28 2002-06-18 Nikko:Kk 移動体殺菌洗浄装置
JP5446462B2 (ja) * 2009-05-26 2014-03-19 凸版印刷株式会社 枚葉基板搬送装置

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JPS6134528U (ja) * 1984-07-31 1986-03-03 岡崎工業株式会社 ベルトコンベヤの真空集塵装置
JPS61211209A (ja) * 1985-03-14 1986-09-19 Kanebo Ltd 被搬送物検査装置

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JPH0294823U (ja) 1990-07-27

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