JPH0738247Y2 - 搬送装置 - Google Patents
搬送装置Info
- Publication number
- JPH0738247Y2 JPH0738247Y2 JP1988029521U JP2952188U JPH0738247Y2 JP H0738247 Y2 JPH0738247 Y2 JP H0738247Y2 JP 1988029521 U JP1988029521 U JP 1988029521U JP 2952188 U JP2952188 U JP 2952188U JP H0738247 Y2 JPH0738247 Y2 JP H0738247Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- guide rails
- slit
- suction
- conveyor belts
- transport
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Belt Conveyors (AREA)
- Specific Conveyance Elements (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、医薬品（錠剤、カプセル等）、キャンディ
などの小さな菓子類、ワッシャ、ボタン電池などの主と
して小物物品を外観検査などのために搬送する搬送装置
に関するものである。
などの小さな菓子類、ワッシャ、ボタン電池などの主と
して小物物品を外観検査などのために搬送する搬送装置
に関するものである。
前述のごとき小物物品の外観検査においては、物品を検
査部に搬送する搬送装置として、設置面積が少なく、か
つ被搬送物を充分広い面積で外観検査することができる
ことが要求される。
査部に搬送する搬送装置として、設置面積が少なく、か
つ被搬送物を充分広い面積で外観検査することができる
ことが要求される。
このため、本出願人は先に第４図および第５図に示す搬
送装置を提案した（特開昭61-211209号公報）。すなわ
ち、この搬送装置は、長手方向に沿って吸気用の開口を
設けた吸引室９と、この吸引室９の前記開口両側部に後
端が取付けられ先端縁同士が相互に離隔してスリット３
を形成した一対のスリット板1,2と、これらの各スリッ
ト板1,2の前記先端縁に形成したガイドレール4,5と、こ
れらのガイドレール4,5にそれぞれ案内されガイドレー
ル4,5に沿って走行する搬送用ベルト6,7とを備えたもの
である。
送装置を提案した（特開昭61-211209号公報）。すなわ
ち、この搬送装置は、長手方向に沿って吸気用の開口を
設けた吸引室９と、この吸引室９の前記開口両側部に後
端が取付けられ先端縁同士が相互に離隔してスリット３
を形成した一対のスリット板1,2と、これらの各スリッ
ト板1,2の前記先端縁に形成したガイドレール4,5と、こ
れらのガイドレール4,5にそれぞれ案内されガイドレー
ル4,5に沿って走行する搬送用ベルト6,7とを備えたもの
である。
吸引室９は下部の吸気管10を介して図示しない吸引ポン
プに接続される。
プに接続される。
搬送用ベルト6,7は、第５図に示すように、それぞれエ
ンドレスベルトであり、駆動プーリ13と従動プーリ14間
に張架される。また、搬送用ベルト6,7の往路Ａはガイ
ドレール4,5に嵌合されているが、復路Ｂは吸引室９内
を通過するように配置される。
ンドレスベルトであり、駆動プーリ13と従動プーリ14間
に張架される。また、搬送用ベルト6,7の往路Ａはガイ
ドレール4,5に嵌合されているが、復路Ｂは吸引室９内
を通過するように配置される。
このように構成した搬送装置においては、スリット３か
ら外気が吸引されるため、スリット３に被搬送物ｍを接
近させると負圧によって搬送用ベルト6,7上に吸着保持
される。したがって、搬送用ベルト6,7を高速度で走行
させても被搬送物ｍが脱落するおそれはなく、このため
水平搬送だけでなく、垂直搬送や被搬送物ｍをぶら下げ
た状態での搬送も可能であり、搬送形態の自由度が大き
くなる。また、搬送用ベルト6,7は丸ベルトで構成さ
れ、被搬送物ｍは下面で搬送用ベルト6,7の頂部と接し
ているだけであるから、被搬送物ｍを充分に広い面積で
外観検査することができる。さらに、従来の外観検査で
使用されていたターンテーブルのように広い設置面積を
必要とせず、また搬送用ベルト6,7はターンテーブルに
くらべて軽量で駆動エネルギが少なくかつ低コストであ
るから、全体として費用の削減に大きく貢献することが
できるという利点がある。
ら外気が吸引されるため、スリット３に被搬送物ｍを接
近させると負圧によって搬送用ベルト6,7上に吸着保持
される。したがって、搬送用ベルト6,7を高速度で走行
させても被搬送物ｍが脱落するおそれはなく、このため
水平搬送だけでなく、垂直搬送や被搬送物ｍをぶら下げ
た状態での搬送も可能であり、搬送形態の自由度が大き
くなる。また、搬送用ベルト6,7は丸ベルトで構成さ
れ、被搬送物ｍは下面で搬送用ベルト6,7の頂部と接し
ているだけであるから、被搬送物ｍを充分に広い面積で
外観検査することができる。さらに、従来の外観検査で
使用されていたターンテーブルのように広い設置面積を
必要とせず、また搬送用ベルト6,7はターンテーブルに
くらべて軽量で駆動エネルギが少なくかつ低コストであ
るから、全体として費用の削減に大きく貢献することが
できるという利点がある。
被搬送物ｍはスリット３からのエアー吸引により搬送用
ベルト6,7に吸着保持されているために搬送用ベルト6,7
からの脱落がないことは前述のとおりであるが、搬送用
ベルト6,7は単にガイドレール4,5に嵌入しているだけで
あり、しかもガイドレール4,5と搬送用ベルト6,7との間
には多少の隙間があるため、とくに高速走行中に搬送用
ベルト6,7が横振れしたり、あるいはだぶつきによる浮
き上がりを生じたりして、被搬送物ｍの高速度での安定
な搬送ができなくなり、場合によっては搬送用ベルト6,
7がガイドレール4,5から離脱することがあった。
ベルト6,7に吸着保持されているために搬送用ベルト6,7
からの脱落がないことは前述のとおりであるが、搬送用
ベルト6,7は単にガイドレール4,5に嵌入しているだけで
あり、しかもガイドレール4,5と搬送用ベルト6,7との間
には多少の隙間があるため、とくに高速走行中に搬送用
ベルト6,7が横振れしたり、あるいはだぶつきによる浮
き上がりを生じたりして、被搬送物ｍの高速度での安定
な搬送ができなくなり、場合によっては搬送用ベルト6,
7がガイドレール4,5から離脱することがあった。
この考案の搬送装置は、一対のスリット板の各先端縁に
形成したガイドレールに吸引室に連通し搬送ベルトを吸
着するエアー吸引孔を設けたものである。
形成したガイドレールに吸引室に連通し搬送ベルトを吸
着するエアー吸引孔を設けたものである。
搬送用ベルトはエアー吸引孔からの吸気によってガイド
レールに吸着保持された状態でガイドレールに案内され
て走行する。したがって、搬送用ベルトが走行時に横振
れやだぶつきによる浮き上がりを起こすことがなく、ガ
イドレールから離脱することもないため、高速走行時の
安定性を大幅に向上させることができる。
レールに吸着保持された状態でガイドレールに案内され
て走行する。したがって、搬送用ベルトが走行時に横振
れやだぶつきによる浮き上がりを起こすことがなく、ガ
イドレールから離脱することもないため、高速走行時の
安定性を大幅に向上させることができる。
この考案の一実施例を第１図および第２図に基づいて説
明する。なお、第４図および第５図に示したのと同じ構
成部材については同一符号を付して説明を省略する。
明する。なお、第４図および第５図に示したのと同じ構
成部材については同一符号を付して説明を省略する。
すなわち、この搬送装置は、第１図に示すように、一対
のスリット板1,2の各先端縁に形成した溝形ガイドレー
ル4,5の底部に、吸引室９に連通し搬送ベルト6,7を吸着
するエアー吸引孔15,16を設けたものである。
のスリット板1,2の各先端縁に形成した溝形ガイドレー
ル4,5の底部に、吸引室９に連通し搬送ベルト6,7を吸着
するエアー吸引孔15,16を設けたものである。
このエアー吸引孔15,16は、第２図に示すように、被搬
送物ｍの搬送方向に沿って適宜な間隔で配列される。
送物ｍの搬送方向に沿って適宜な間隔で配列される。
次にこの実施例の動作を説明すると、被搬送物ｍを搬送
するために吸引室９からの吸引を開始すると、外気はス
リット３から吸引され、これに被搬送物ｍが接近すると
負圧によって搬送用ベルト6,7上に吸着保持される。ス
リット３からの吸引開始と同時にエアー吸引孔15,16か
らの吸引により搬送用ベルト6,7は各ガイドレール4,5の
底部に吸着される。
するために吸引室９からの吸引を開始すると、外気はス
リット３から吸引され、これに被搬送物ｍが接近すると
負圧によって搬送用ベルト6,7上に吸着保持される。ス
リット３からの吸引開始と同時にエアー吸引孔15,16か
らの吸引により搬送用ベルト6,7は各ガイドレール4,5の
底部に吸着される。
この状態で搬送用ベルト6,7を高速度で走行させても、
被搬送物ｍはスリット３からの吸引によっり搬送用ベル
ト6,7上にしっかりと吸着保持されるとともに、搬送用
ベルト6,7はエアー吸引孔15,16からの吸引によりガイド
レール４に吸着保持されているため、高速走行時の搬送
用ベルト6,7の横振れやだぶつきによる浮き上がりを阻
止し、安定した走行を可能にする。
被搬送物ｍはスリット３からの吸引によっり搬送用ベル
ト6,7上にしっかりと吸着保持されるとともに、搬送用
ベルト6,7はエアー吸引孔15,16からの吸引によりガイド
レール４に吸着保持されているため、高速走行時の搬送
用ベルト6,7の横振れやだぶつきによる浮き上がりを阻
止し、安定した走行を可能にする。
なお、この実施例ではガイドレール4,5としてスリット
板1,2の先端縁を凹設したものを用いたが、第３図
（Ａ）に示すようにスリット1,2と別体にしたガイドレ
ールを用いてもよく、また、同図（Ｂ）に示すようにガ
イドレール4,5をスリット1,2の外側面と同一傾斜とし、
平型の搬送用ベルト6,7をこれに係合させるようにして
もよい。さらに、同図（Ｃ）に示すようにガイドレール
4,5をスリット1,2と別体に構成するとともに、搬送用ベ
ルト6,7の頂部を尖鋭にして被搬送物ｍとの接触面積を
少なくしたものを使用してもよく、いずれの実施例にお
いてもガイドレール4,5に吸引室９内に連通するエアー
吸引孔15,16が穿設され、ガイドレール4,5を吸着保持し
ている。
板1,2の先端縁を凹設したものを用いたが、第３図
（Ａ）に示すようにスリット1,2と別体にしたガイドレ
ールを用いてもよく、また、同図（Ｂ）に示すようにガ
イドレール4,5をスリット1,2の外側面と同一傾斜とし、
平型の搬送用ベルト6,7をこれに係合させるようにして
もよい。さらに、同図（Ｃ）に示すようにガイドレール
4,5をスリット1,2と別体に構成するとともに、搬送用ベ
ルト6,7の頂部を尖鋭にして被搬送物ｍとの接触面積を
少なくしたものを使用してもよく、いずれの実施例にお
いてもガイドレール4,5に吸引室９内に連通するエアー
吸引孔15,16が穿設され、ガイドレール4,5を吸着保持し
ている。
また、エアー吸引孔15,16は第２図のように適当な間隔
で設けるのではなく、吸引室９の長手方向（すなわち被
搬送物ｍの搬送方向）の全長にわたって連続したスリッ
ト状のものであってもよい。
で設けるのではなく、吸引室９の長手方向（すなわち被
搬送物ｍの搬送方向）の全長にわたって連続したスリッ
ト状のものであってもよい。
この考案によれば、搬送用ベルトはエアー吸引孔からの
吸気によってガイドレールに吸着保持された状態でガイ
ドレールに案内されて走行するため、搬送用ベルトが走
行時に横振れやだぶつきによる浮き上がりを起こすこと
がなく、したがってガイドレールから離脱することがな
い。それゆえ、被搬送物を一対のスリット板間のスリッ
トからの吸気により搬送用ベルト上に吸着保持させるこ
とと相まって、被搬送物の高速での搬送時における安定
性を大幅に向上させることができる。
吸気によってガイドレールに吸着保持された状態でガイ
ドレールに案内されて走行するため、搬送用ベルトが走
行時に横振れやだぶつきによる浮き上がりを起こすこと
がなく、したがってガイドレールから離脱することがな
い。それゆえ、被搬送物を一対のスリット板間のスリッ
トからの吸気により搬送用ベルト上に吸着保持させるこ
とと相まって、被搬送物の高速での搬送時における安定
性を大幅に向上させることができる。
第１図はこの考案の一実施例の断面図、第２図はその正
面図、第３図は他の実施例を示す要部断面図、第４図は
従来の搬送装置の断面図、第５図はその正面図である。 1,2……スリット板、３……スリット、4,5……ガイドレ
ール、6,7……搬送用ベルト、９……吸引室、15,16……
エアー吸引孔、ｍ……被搬送物
面図、第３図は他の実施例を示す要部断面図、第４図は
従来の搬送装置の断面図、第５図はその正面図である。 1,2……スリット板、３……スリット、4,5……ガイドレ
ール、6,7……搬送用ベルト、９……吸引室、15,16……
エアー吸引孔、ｍ……被搬送物
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭61−211209（ＪＰ，Ａ) 実公 昭47−16535（ＪＰ，Ｙ１)
Claims (1)
- 【請求項１】長手方向に沿って吸気用の開口を設けた吸
引室と、この吸引室の前記開口両側部に後端が取付けら
れ先端縁同士が相互に離隔してスリットを形成した一対
のスリット板と、これらの各スリット板の前記先端縁に
形成したガイドレールと、これらのガイドレールにそれ
ぞれ案内されガイドレールに沿って走行する搬送用ベル
トとを備えた搬送装置において、 前記ガイドレールに前記吸引室に連通し前記搬送ベルト
を吸着するエアー吸引孔を設けたことを特徴とする搬送
装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1988029521U JPH0738247Y2 (ja) | 1988-03-04 | 1988-03-04 | 搬送装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1988029521U JPH0738247Y2 (ja) | 1988-03-04 | 1988-03-04 | 搬送装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH01132612U JPH01132612U (ja) | 1989-09-08 |
| JPH0738247Y2 true JPH0738247Y2 (ja) | 1995-08-30 |
Family
ID=31253812
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1988029521U Expired - Lifetime JPH0738247Y2 (ja) | 1988-03-04 | 1988-03-04 | 搬送装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0738247Y2 (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP4575675B2 (ja) * | 2004-01-27 | 2010-11-04 | 池上通信機株式会社 | 搬送用ベルト |
| JP7195748B2 (ja) * | 2018-03-26 | 2022-12-26 | 池上通信機株式会社 | 小型物品の搬送ベルトおよび該搬送ベルトを用いる搬送装置 |
| JP6973797B2 (ja) * | 2018-11-06 | 2021-12-01 | キリンテクノシステム株式会社 | 容器用の蓋の搬送装置、および該搬送装置を備えた蓋の検査装置 |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5119471Y2 (ja) * | 1971-03-24 | 1976-05-22 | ||
| JPS61211209A (ja) * | 1985-03-14 | 1986-09-19 | Kanebo Ltd | 被搬送物検査装置 |
-
1988
- 1988-03-04 JP JP1988029521U patent/JPH0738247Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH01132612U (ja) | 1989-09-08 |
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