JP3030260U - 可曲性無端帯コンベア - Google Patents

可曲性無端帯コンベア

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JP3030260U
JP3030260U JP1996002124U JP212496U JP3030260U JP 3030260 U JP3030260 U JP 3030260U JP 1996002124 U JP1996002124 U JP 1996002124U JP 212496 U JP212496 U JP 212496U JP 3030260 U JP3030260 U JP 3030260U
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endless belt
flexible endless
belt conveyor
belt
horizontal portion
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JP1996002124U
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English (en)
Inventor
徹 藤本
和夫 水田
Original Assignee
オカモトシステムズ株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【課題】水平部と傾斜部の境界に搬送物の滞留が生ぜ
ず、かつ、傾斜部での搬送物の滑り落ちがない可曲性無
端コンベアを提供する。 【解決手段】 右ベルト1、中央チェーン2及び左ベル
ト3が並行し、中央チェーン2には外へ突出するピン2
01を間隔を置いて植立し、左右のベルト1、3によ
り、外側からかぶされ押さえられている。左右のベルト
1、3及び中央チェーン2の一隅は、ベルトコンベアの
下方水平部30の端部にある従動ローラー12に巻き回
されている。中央チェーン2の他隅は、ベルトコンベア
の上方水平部32のうち傾斜部31に近い部分に配置さ
れた駆動ローラー13に巻き回されている。一方、左右
のベルト1、3の他隅は、ベルトコンベアの上方水平部
32の端に配置された駆動ローラー15に巻き回されて
いる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業の属する技術分野】
本考案は、ベルトコンベア、チェーンコンベアを含む可曲性無端帯コンベアに 関し、特に、貫通孔を有する板状体を搬送する可曲性無端帯コンベアに関する。
【0002】
【従来の技術】
下方水平部、傾斜部、上方水平部を順に並べた搬送径路に沿って、貫通孔を有 する板状体を搬送するためには、従来は通常のベルトコンベアを3台連続して用 いていた。図7は、従来のベルトコンベアの配置を示す正面図である。下方水平 部に第1のベルトコンベア61を水平に配置し、第1のベルトコンベア61の一 端(図7においては左端)に近接して、第2のベルトコンベア62の下端を並べ 傾斜して配置して、傾斜部を構成する。第2のベルトコンベア22の上端に近接 して、第3のベルトコンベア63を並べ水平に配置して上方水平部を構成する。 そして、それぞれのベルトコンベアを運転し、それぞれのベルトコンベアの端部 において、搬送物を受け渡して搬送する。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、従来のベルトコンベアの連続配置においては、ベルトコンベア 間の受渡部で搬送物の受け渡しができず、滞留するという問題があり、特に、ベ ルトコンベア間の受渡部の間隔を広くすると、この問題はさらに顕著である。
【0004】 一方、第2のベルトコンベアの傾斜をきつくすると、搬送物がベルト上で滑る 。搬送物に係合する突起をベルト外面に間隔を置いて配置すると、搬送物の滑り を防止し、傾斜するベルトコンベアを用いて搬送できるが、突起の長さ分だけ、 ベルトコンベア間の受け渡し部の間隔を広げなければならず、搬送物の滞留の問 題が生ずる。
【0005】 そこで、本考案の目的は、水平部と傾斜部との境界において搬送物の滞留が生 じることがなく、かつ、傾斜部において搬送物の滑り落ちが生ずることがない可 曲性無端帯コンベアを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本考案の可曲性無端帯コンベアのうち請求項1に係るものは、走行方向に直角 な方向である幅方向に2分割された可曲性無端帯を、それぞれ、一隅に従動ロー ラーに巻き掛け、他隅に駆動ローラーに巻き掛けてなる可曲性無端帯コンベアで あって、中央の可曲性無端帯には、外へ向かって突出するピンが走行方向に断続 して植立されており、左右の可曲性無端帯は平坦であり、中央の可曲性無端帯の 左右端近くには、左右の可曲性無端帯が外からかぶさり押さえているとともに、 左右の可曲性無端帯は下方水平部、傾斜部、上方水平部の順に走行した後に、下 方の第1の復路を走行し、下方水平部へ戻り、一方、中央の可曲性無端帯は、下 方水平部、傾斜部の順に走行した後に、下方の第2の復路を走行し、左右の可曲 性無端帯の外へ向かってくぼんでいる凹には、外からローラーが当接して案内す る可曲性無端帯コンベア。
【0007】 本考案の可曲性無端帯コンベアのうち請求項2に係るものは、上方水平部には 走行方向に30〜45°の角度をなして直立し、底辺が可曲性無端帯の面に接す る搬出プレートを設けている。
【0008】
【考案の実施の形態】
以下、本考案の実施形態について、添付図面を参照して、説明する。
【0009】 図1は、本考案の実施形態のベルトコンベアの正面断面図である。図2は、本 考案の実施形態のベルトコンベアの平面図である。図3、図4及び図5は、それ ぞれ、図1におけるA−A断面図、B−B断面図及びC−C断面図である。
【0010】 ベルトコンベアは、図2に示すように、ベルトの走行方向に直角な幅方向に右 ベルト1、中央チェーン2及び左ベルト3に2分割されている。中央チェーン2 には外へ突出するピン201を間隔を置いて配列されている。中央チェーン2の 両側端近くは、右ベルト1及び左ベルト3により、外側からかぶされ押さえられ ている。右ベルト1、中央チェーン2及び左ベルト3はそれぞれ輪になり無端の 帯をなしている。右ベルト1、中央チェーン2及び左ベルト3の一端は、従動ロ ーラー12に巻き回されている。従動ローラー12は、ベルトコンベアの下方水 平部30の端部に回転自在に取り付けてある。中央チェーン2の他端は駆動ロー ラー13に巻き回されており、駆動ローラー13は、ベルトコンベアの上方水平 部32のうち傾斜部31に近い部分に配置されている。一方、右ベルト1及び左 ベルト3の他端は、ともに、駆動ローラー15に巻き回されており、駆動ローラ ー15はベルトコンベアの上方水平部の端に配置されている。また、右ベルト1 及び左ベルト3は、復路部の傾斜部35と復路の下方水平部36の境界において 、ベルトの内側に回転自在に配置されている従動ローラー19に接しており、張 力を制御するとともに、中央ベルト2の復路33と重なり合わないように図って ある。下方水平部30と傾斜部31においては、右ベルト1、中央チェーン2及 び左ベルト3に、内側から、逆S字形のガイド・プレート21が当接し案内して いる。上方水平部32においては、右ベルト1及び左ベルト3に、内側から直線 状のガイド・プレート14が当接している。下方水平部30と傾斜部31との境 界においては、右ベルト1及び左ベルト3に、それぞれ、外側からガイド円盤1 0及び11が当接している。さらに、右ベルト1及び左ベルト3の復路の上方水 平部34と復路の傾斜部35との境界においては、多数の小径のガイドローラー 17が外側から当接し案内している。一方、中央チェーン2の復路の傾斜部33 においては、直線状のガイド・プレート18が外側から当接して案内している。 このようにして、復路の初めにおいては、中央チェーン2と左右のベルト1、3 とは、別の径路を走行するが、復路の下方水平部36において、両者は合流し、 中央チェーン2の左右の端に、外側から左右のベルト1、3がかぶさり押さえる ために、中央チェーン2も復路の下方水平部36においては水平方向へ走行する 。なお、復路の下方水平部36においては、直線状のガイドプレート20が外側 から当接し案内してもよい。
【0011】 なお、従動ローラー12及び19はそれぞれに独立に水平方向に軸支点を所定 の範囲内で移動することができ、左右ベルト1、3及び中央チェーン2の張力を 独立に微調整することができる。
【0012】 下方水平部30の上方には搬送物供給シューター9が配置されている。図6は 有孔円盤状の搬送物を示す図である。搬送物50は、搬送物供給シューター9を 通って、ベルトコンベアの幅方向の中央の上に水平姿勢で載り、孔51の中に中 央チェーン2のピン201が差し込まれて係合し、あるいは、搬送物50の側面 にピン201が当接する。
【0013】 一方、ベルトコンベアの下方水平部30から傾斜部31及び上方水平部32の 傾斜部31近くまでには、幅方向の中央に、ガイド板4、5が直立し、これらの 間隔は、搬送物50の直径よりわずかに大きくしてある。
【0014】 ガイド板4、5及び中央チェーン2のピン201によって、搬送物50は係止 され、あるいは当接されて、傾斜部31を滑り落ちることなく、上方へと搬送さ れ、上方水平部32に至る。
【0015】 上方水平部32に入ると、中央チェーン2は駆動ローラー13に巻き回されて 下方へ沈み、搬送物50とピン201との係合あるいは当接は、円滑に解消され る。その後は、左右ベルト1、3によって、搬送物50は水平方向に搬送される が、上方水平部32に、幅方向に斜めに30〜45°傾き、ベルト面に直立する 搬出プレート8に当接して、側方(本実施形態においては左側方)へ排出される 。
【0016】 なお、上記の実施形態においては、中央の可曲性無端帯として中央チェーン2 を例示して説明してきたが、代わりに無端のベルトなどを用いることができる。
【0017】
【考案の効果】 本考案の可曲性無端帯コンベアは、可曲性無端帯が幅方向に2分割され、中央 の可曲性無端帯には外へ向かって突出するピンが走行方向に断続して植立されて いるので、貫通孔を有する板状体物品を傾斜部で滑り落ちることなく搬送するこ とができるという効果がある。
【0018】 また、左右の可曲性無端帯を下方水平部、傾斜部、上方水平部の順に走行した 後に、下方の第1の復路を走行し、一方、中央の可曲性無端帯を下方水平部、傾 斜部の順に走行した後に、下方の第2の復路を走行するので、搬送物が下方水平 部と傾斜部との境界や傾斜部と上方水平部との境界に滞留することがなく円滑に 搬送できるという効果がある。
【0019】 さらに、上方水平部に搬出プレートを設けることにより、搬送物を可曲性無端 帯の走行方向ではなく、側方へ排出できるという従来にない効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施形態のベルトコンベアの正面断面
図である。
【図2】本考案の実施形態のベルトコンベアの平面断面
図である。
【図3】図1におけるA−A断面図である。
【図4】図1におけるB−B断面図である。
【図5】図1におけるC−C断面図である。
【図6】有孔円盤状の搬送物を示す図である。
【図7】従来のベルトコンベアの配置を示す正面図であ
る。
【符号の説明】
1 右ベルト 2 中央チェーン 201 ピン 3 左ベルト 4 ガイド板 5 ガイド板 6 側板 7 側板 8 搬出プレート 9 搬送物供給シューター 10 ガイド円盤 11 ガイド円盤 12 従動ローラー 13 駆動ローラー 14 ガイド・プレート 15 駆動ローラー 16 モーター 17 ガイドローラー 18 ガイドプレート 19 従動ローラー 20 ガイドプレート 21 ガイドプレート 30 下方水平部 31 傾斜部 32 上方水平部 33 復路の傾斜部 34 復路の上方水平部 35 復路の傾斜部 36 復路の下方水平部 50 搬送物 51 孔 61 第1のベルトコンベア 62 第2のベルトコンベア 63 第3のベルトコンベア

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 走行方向に直角な方向である幅方向に2
    分割された可曲性無端帯を、それぞれ、一隅に従動ロー
    ラーに巻き掛け、他隅に駆動ローラーに巻き掛けてなる
    可曲性無端帯コンベアであって、中央の可曲性無端帯に
    は、外へ向かって突出するピンが走行方向に断続して植
    立されており、左右の可曲性無端帯は平坦であり、中央
    の可曲性無端帯の左右端近くには、左右の可曲性無端帯
    が外からかぶさり押さえているとともに、左右の可曲性
    無端帯は下方水平部、傾斜部、上方水平部の順に走行し
    た後に、下方の第1の復路を走行し、下方水平部へ戻
    り、一方、中央の可曲性無端帯は、下方水平部、傾斜部
    の順に走行した後に、下方の第2の復路を走行し、左右
    の可曲性無端帯の外へ向かってくぼんでいる凹には、外
    からローラーが当接して案内する可曲性無端帯コンベ
    ア。
  2. 【請求項2】 上方水平部には走行方向に30〜45°
    の角度をなして直立し、底辺が可曲性無端帯の面に接す
    る搬出プレートを設けていることを特徴とする請求項1
    に記載の可曲性無端帯コンベア。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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