JPH0231453Y2 - - Google Patents

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JPH0231453Y2
JPH0231453Y2 JP10909186U JP10909186U JPH0231453Y2 JP H0231453 Y2 JPH0231453 Y2 JP H0231453Y2 JP 10909186 U JP10909186 U JP 10909186U JP 10909186 U JP10909186 U JP 10909186U JP H0231453 Y2 JPH0231453 Y2 JP H0231453Y2
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JP
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belt
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holding
holding plate
soft
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は流動物を搬送することができる傾斜コ
ンベヤ用ベルトに関するものである。
一般に、傾斜コンベヤに使用されるベルトは、
第5図に示すように保持部材12がベルト本体1
1の長手方向に所定の間隔をもつてベルトの長手
方向と直交するよう突設せしめ、搬送側において
ベルト本体11を幅方向の略中央がV形になるよ
うローラ13により支持して屈曲せしめ、搬送物
を保持して搬送すると共に、ベルト本体の幅方向
に剛性がないため、リターン側において、プーリ
14によりベルトの両端部と中央部の3箇所を支
持するようになつている。
そのため、上述の保持部材ではベルト本体11
をV形に屈曲できるように、保持部材の中央部が
略V形に切除されており、その合せ目から搬送物
が荷こぼれし、搬送効率が悪くなると共に、リタ
ーン側においてベルト本体をプーリ14により3
箇所を支持しているため、ベルトに蛇行を生じる
と中央部のプーリに保持部材が乗上げ、該保持部
材が破損する等の問題がある。
そのため、保持部材の前後で、かつ、ベルトの
幅方向中央部の合せ目に対応する位置に突起物を
設け、荷こぼれを防止することが提案されてい
る。
この様な構成のベルトとしては、例えば実公昭
47−10099号公報に記載されている。
しかし、上述のようなベルトでは、粒径の大き
い固形物の場合は荷こぼれを防止することができ
るが、液体のような流動物の場合は、合せ目、及
び、保持部材と突起物の間から荷こぼれを生じ、
又、ベルトの幅方向中央部に突起物を設けている
ため、リターン側においてベルトの両端部しか支
持することができず、該ベルトのようにベルトの
幅方向に対して剛性を有していないものでは、ベ
ルトの幅方向中央部において曲りを生じ、ベルト
がプーリから外れて破損する等の問題点を有する
ものである。
(考案の目的) 本考案は上述のような問題点を解決し、液体の
ような流動物でも荷こぼれすることなく搬送で
き、しかも、ベルトの走行機構を簡単にすること
ができるベルトを提供することを目的に検討の結
果得られたものである。
(問題点を解決するための手段) すなわち、本考案は複数の保持部材をベルトの
外周面に長手方向と直交するよう所定の間隔をも
つて突設せしめ、該ベルトを幅方向中央部が略V
形状になるよう屈曲させた状態で部材を搬送する
ベルトにおいて、前記保持部材を、ベルトの幅方
向中央部が略V形に切除された硬質保持板と、該
V形切除部を覆うベルトに一体的に装着された軟
質保持板とにより形成せしめた傾斜コンベヤ用ベ
ルトを提供するものである。
(実施例) 本考案の傾斜コンベヤ用ベルトの構成を図面に
基づいて説明する。
1はベルト本体であり、帆布入りポリウレタン
ゴムにより形成されている。2、は硬質保持板で
あり、ベルト幅方向の中央部が略V形に切除され
た状態になるよう形成され、ベルト本体1の外周
面にベルト長手方向に所定の間隔をもつてベルト
長手方向と直交する方向に突設されている。該硬
質保持板2はベルト本体1と同一の帆布入りポリ
ウレタンゴムで形成されている。3は軟質保持板
であり、両側部が硬質保持板2に、下部がベルト
本体1に夫々接着されている。該軟質保持板3
は、厚さが0.2mm〜2mmのポリウレタンゴム、あ
るいはポリエチレン等の軟質合成樹脂板で形成さ
れている。又、軟質保持板3は実施例のように硬
質保持板2で両側から挾持した状態で接着すると
強度的により強固にすることができる。
上述のように構成されるベルトは第4図に示す
ように、搬送側において機枠4に回転自在に装着
されたローラ5,5′によりベルトの幅方向の中
央部がV形になるよう支持され、リターン側にお
いては機枠4に回転自在に装着されたプーリ6に
よりベルトが水平な状態になるようベルトの両側
部が支持されている。搬送側においてベルト本体
1がローラ5,5′により漸次V形に屈曲される
と、硬質保持板2のV形切欠部が漸次狭くなると
共に、軟質保持板3が折り曲げられた状態にな
り、硬質保持板2と軟質保持板3により搬送物が
荷こぼれ無く保持される。
(考案の効果) 本考案は上述のように複数の保持部材をベルト
の外周面に長手方向と直交するよう所定の間隔を
もつて突設せしめ、該ベルトを幅方向中央部が略
V形状になるよう屈曲させた状態で部材を搬送す
るベルトにおいて、前記保持部材を、ベルトの幅
方向中央部が略V形に切除された硬質保持板と、
該V形切除部を覆うベルトに一体的に装着された
軟質保持板とにより形成せしめることにより次の
ような効果を奏することができる。
(1) 保持部材を硬質保持板と軟質保持板とにより
形成しているため、液体のような流動物でも荷
こぼれなく搬送することがができ、搬送効率を
良くすることができる。
(2) ベルト本体、硬質保持板、及び軟質保持板が
一体的に形成されているため、リターン側にお
いてベルトの両端部を支持し、水平な状態にし
てもベルトの幅方向中央部において曲りを生じ
ず、ベルトの蛇行防止機構、及び支持機構を簡
単な構成にすることができ、しかもベルトの破
損を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の傾斜コンベヤ用ベルトの1実
施例を示す慨略正面図である。第2図は第1図の
慨略側面図であり、第3図は慨略平面図である。
第4図は本考案のベルトを傾斜コンベヤに装着し
た状態を示す慨略正面図である。第5図は従来の
ベルトを装着した傾斜コンベヤの慨略正面図であ
る。 1:ベルト本体、2:硬質保持板、3:軟質保
持板、4:機枠、5,5′:ローラ、6:プーリ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 複数の保持部材をベルトの外周面に長手方向と
    直交するよう所定の間隔をもつて突設せしめ、該
    ベルトを幅方向中央部が略V形状になるよう屈曲
    させた状態で搬送物を保持し搬送するベルトにお
    いて、前記保持部材を、ベルトの幅方向中央部が
    略V形に切除された硬質保持板と、該V形切除部
    を覆うベルトに一体的に装着された軟質保持板と
    により形成せしめたことを特徴とする傾斜コンベ
    ヤ用ベルト。
JP10909186U 1986-07-16 1986-07-16 Expired JPH0231453Y2 (ja)

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JP10909186U JPH0231453Y2 (ja) 1986-07-16 1986-07-16

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JP10909186U JPH0231453Y2 (ja) 1986-07-16 1986-07-16

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Publication Number Publication Date
JPS6317111U JPS6317111U (ja) 1988-02-04
JPH0231453Y2 true JPH0231453Y2 (ja) 1990-08-24

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