JP2545064Y2 - 傾斜コンベアの搬送用ベルト - Google Patents

傾斜コンベアの搬送用ベルト

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JP2545064Y2
JP2545064Y2 JP1991015414U JP1541491U JP2545064Y2 JP 2545064 Y2 JP2545064 Y2 JP 2545064Y2 JP 1991015414 U JP1991015414 U JP 1991015414U JP 1541491 U JP1541491 U JP 1541491U JP 2545064 Y2 JP2545064 Y2 JP 2545064Y2
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JP
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foot
conveyor
belt
conveyor belt
pulley
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JP1991015414U
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Inventor
元彦 井上
Original Assignee
ジューキ 株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、傾斜コンベアの搬送
用ベルトに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の傾斜コンベアは図7のようになっ
ていた。図において、1はこのコンベアによって運ばれ
る搬送物である。2は駆動源につながる駆動プーリーで
駆動源がオンされると、図の時計方向に回転する。3は
従動プーリーであり、駆動プーリー2と従動プーリー3
に巻き付けられた搬送ベルト4により、駆動プーリー2
の回転にともなって時計方向に回転する。5は塩化ビニ
ルまたはウレタン等で出来た棧であり、搬送ベルト4に
対して熱溶着により取り付けられ、傾斜コンベアで物を
運ぶ際、搬送物1が落下しないようにして設けられてい
る。
【0003】
【従来技術の問題点】棧5は熱溶着によって搬送ベルト
4に取り付けられているため、棧5の搬送ベルト4に対
する固定度は第9図に示されている溶着部の幅Wにが広
いほど強くなる。ところが、図8に示されているように
駆動プーリー2と従動プーリー3の付近で搬送ベルト4
が曲がるため、溶着部の端部は使用しているうちに剥が
れてくることがあり、溶着部は図9の幅Wより狭くな
る。そこで、棧5の搬送ベルト4に対する固定度を強く
しようとするとすると、駆動プーリー2と従動プーリー
3を大きくしなければならない。しかし、コスト面や作
業場所の広さから駆動プーリー2と従動プーリー3を大
きくするには限界がある。
【0004】このため、棧5の搬送ベルト4に対する固
定度にも限界が生じ、搬送物1が一定以上の重さになる
と、棧5に過度の負荷が掛かって搬送ベルト4からはが
れ易くなり、搬送ができなくなるという問題点があっ
た。
【問題を解決するための手段】駆動プーリと従動プーリ
とに搬送ベルトが巻架され、その搬送ベルト上に複数の
棧が搬送方向に所定の間隔で配設され、常に隣合った棧
が互いに干渉しないように離間している傾斜コンベアの
搬送用ベルトにおいて、前記複数の棧の各々は、搬送方
向に独立して並設され、弾性体で形成される複数の足に
より構成され、最上の足への加負荷時に、前記負荷を下
方の足に分散するように上方の足が湾曲して隣合う下方
の足に当接し、プーリの湾曲面上で足の先端が各々離間
する
【0006】
【作用】搬送物を搬送ベルト上に載置すると、搬送物は
傾斜した搬送ベルト上を下方に摺動移動して、棧の前端
に係合する。その後、搬送物は、その全荷重を棧に搬送
方向に連続的に設けられる複数の足に順次分担され保持
される。
【0007】
【考案の実施例】図1は、この考案の実施例を示した図
である。図中、従来技術と同じ部分は説明を省略する。
搬送ベルト4に幅Wの足6Aを熱溶着して取り付ける。
更に、足6Aからわずかな間隔をおいて別の足6Bを熱
溶着して取り付ける。更に、足6Bからわずかな間隔を
おいて別の足6Cを熱溶着して取り付ける。これら、3
つの足により棧6が形成されている。
【0008】このようにして、傾斜コンベアを駆動して
搬送物1を上昇させて搬送する際、足6Aに負荷が掛か
るが、足6A・足6B・足6Cは弾性体としての塩化ビ
ニル又はウレタン等で出来ており、力が掛かるとたわむ
ことにより負荷を吸収しようとする。このため、足6A
は足6Bの側にたわんで足6Aの端面が足6Bの端面を
押し、この負荷は同様に足6Bにも掛かる。同様に、足
6Bは足6Cの側にたわんでこの負荷は同様に足6Cに
も掛かるので、足1枚に掛かる負担が小さくなる。従っ
て、棧が剥がれることが少なくなり、より重い搬送物1
を搬送できる。又、足が一枚剥がれても他の足で搬送物
1を搬送できる。
【0009】又、図1のような形状の棧の他にも以下の
ような実施例がある。図2に示されているようにL宇型
の足7A・7B・7Cを逆にして搬送ベルト4に取り付
け、各足を下部で離隔させると共に上部で接するように
棧7を構成すれば、図1の場合と同様に足一枚に掛かる
負担が小さくなる。図3のように、T型の足8A・8B
を搬送ベルト4に取り付け、各足を下部で離隔させると
共に上部で接するように棧8を構成すれば、図1の同様
に足一枚に掛かる負担が小さくなる。
【0010】図4では、搬送ベルト4上に円柱形の足9
A・9Bを搬送方向に接するようにして棧9を構成して
いるが、この場合でも足一枚に掛かる負担が小さくな
る。図5では、直方体の足10A・10B・10Cを連
続して取り付けて棧10を構成して、足一枚に掛かる負
担が小さくなるようにしている。
【0011】又、搬送ベルト4の幅Lが広い場合、棧の
長さをLにしなくても搬送ベルト4に部分的に取り付け
てもよい。例えば、図6のように、搬送ベルト4の両側
にそれぞれ足12A・12Bと足12C・12Dを連続
して取り付けて棧12を構成することもできる。図6
は、T型の足を搬送ベルト4の右側に足12A・12B
を取り付け、左側に足12C・12Dを取り付けている
が、他の図に示された形状の足を取り付けてもよいのは
もちろんである。
【0012】図6の例は、搬送ベルト4の幅Lが広い場
合の他、凸型の物を運ぶ場合などに有効である。
【0013】
【効果】棧が、弾性体で形成されると共に搬送ベルト上
面且つ搬送方向に連続的に設けられる固定面の全面より
ベルト上面から離間する方向に伸設される複数の足を有
している。従って、一枚の足に掛かる負担が小さく、棧
が搬送ベルトから剥がれることが少なくなるので、搬送
ベルトの寿命が長くなる。また、重量物を搬送可能とす
ると共に、プーリーの半径が小さいままでもよいから装
置面積が少なくてすみ経済的にも優位性がある。又、一
つの足が剥がれたとしても、搬送物は残りの足により支
持されて搬送されるので、直ちに機能を失うことがな
く、搬送物を落下させる等の問題がない。足の数を増や
すことで容易に棧の搬送能力を上げることができ、より
重い搬送物を搬送することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の一実施例を示す図である。
【図2】この考案の他の実施例を示す図である。
【図3】この考案の他の実施例を示す図である。
【図4】この考案の他の実施例を示す図である。
【図5】この考案の他の実施例を示す図である。
【図6】この考案の他の実施例を示す図である。
【図7】従来の実施例を表す図である。
【図8】従来例の一部を詳細に示した図である。
【図9】従来例の一部を詳細に示した図である。
【符号の説明】
1 搬送物 2 駆動プーリー 3 従動プーリー 4 搬送ベルト 5 棧 6 棧 7 棧 8 棧 9 棧 10 棧 11 棧 12 棧

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】駆動プーリと従動プーリとに搬送ベルトが
    巻架され、その搬送ベルト上に複数の棧が搬送方向に
    定の間隔で配設され、常に隣合った棧が互いに干渉しな
    いように離間している傾斜コンベアの搬送用ベルトにお
    いて、前記複数の棧の各々は、 搬送方向に独立して並設され 、弾性体で形成される複数
    の足により構成され 最上の足への加負荷時に、前記負荷を下方の足に分散す
    るように上方の足が湾曲して隣合う下方の足に当接し、 プーリの湾曲面上で足の先端が各々離間する 傾斜コンベ
    アの搬送用ベルト。
JP1991015414U 1991-03-15 1991-03-15 傾斜コンベアの搬送用ベルト Expired - Lifetime JP2545064Y2 (ja)

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