JP3869643B2 - 混成集積回路装置の製造方法 - Google Patents

混成集積回路装置の製造方法 Download PDF

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    • H01L2924/19101Disposition of discrete passive components
    • H01L2924/19105Disposition of discrete passive components in a side-by-side arrangement on a common die mounting substrate

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  • Electric Connection Of Electric Components To Printed Circuits (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、混成集積回路装置の製造方法に関し、特に工程をシンプルにした混成集積回路装置の製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の混成集積回路装置の製造方法を図13〜図22を参照して説明する。
【0003】
図13は工程フロー図であり、ロット番号印刷、半田印刷、チップマウント、銀ペーストスタンプ、小信号トランジスタソルダー、バンプソルダー、半田溶融、銀ペースト硬化、細線ボンダー、アースボンダー、パワートランジスタソルダー、太線ボンダーの各工程から構成されている。このフローから明確なように、小型の部品から順序よく大型の部品を取り付ける工程に並べられている。また、各工程は単機能の製造装置で構成されているので、後で明白になるが各工程間には搬送設備が設けられている。
【0004】
図14から図20に、各工程の断面図を示す。なお、図示しなくても明確な工程は図面を省略している。
【0005】
ロット番号印刷工程では混成集積回路基板(以下基板という。)の反対主面に製造管理のためのロット番号をインキで印刷する。
【0006】
次に、図14に示す如く半田印刷工程では、セラミックやガラスエポキシ樹脂の絶縁基板からなる基板1あるいは金属基板の表面を絶縁処理した基板1を準備し、この基板1の表面に所望のパターンの銅箔あるいは導電性塗料で形成された導電路2が形成され、この導電路2の所定の部分に半田クリーム3をスクリーン印刷して選択的に半田クリーム3を付着する。
【0007】
更に、図15に示す如くチップマウント工程では、中速のチップマウンタを用いて定型部品であるチップコンデンサやチップ抵抗等のチップ部品4を半田クリーム3上に仮接着する。
【0008】
続いて、図16に示す如く銀ペーストスタンプ工程で小信号トランジスタを搭載する導電路2上に先端に銀ペースト5を付着したスタンプ針で銀ペースト5を付着する。銀ペーストは有機溶剤で低粘度にしているので、有機溶剤がボンディング時の固着を阻害しないように約7時間放置して有機溶剤を蒸発させる必要がある。
【0009】
続いて、図17に示す如く小信号トランジスタソルダー工程では、前工程付着した銀ペースト5上に小信号トランジスタのチップ6を半導体用チップマウンタを用いて載置する。
【0010】
続いて、図18に示す如くバンプソルダー工程では予めセミパワーのトランジスタ8を固着した金属片よりなるバンプ7を異形部品用の多機能チップマウンタを用いて、所定の導電路2に本工程でディスペンサーで付着した銀ペースト5上に載置する。
【0011】
続いて、図示しないが半田溶融工程では、半田クリーム3の溶融を行う。すなわち、ホットプレート上に基板1を配置し、210℃で約2〜3分間加熱をしてチップ部品4の固着を行う。
【0012】
続いて、図示しないが銀ペースト硬化工程では、硬化炉内に多数の基板1を収納して、約150℃で4〜5時間還元雰囲気中で銀ペースト5の硬化をバッチ処理で行う。硬化中に発生する有機溶剤は直ちに炉内から排気されるので、基板1への付着は防止できる。
【0013】
続いて、硬化炉から取り出された基板1は図19に示す如く細線ボンダー工程に移行する。細線ボンダー工程では小信号トランジスタ6およびバンプ7に固着されたセミパワーのトランジスタのベースおよびエミッタ電極と対応する導電路2とを約50μmの径のアルミニウムのボンディング細線9で超音波ボンダーにより接続する。
【0014】
続いて、図示しないがアースボンダー工程は基板1として金属基板を用いた場合の特有の工程であり、導電路2と基板1間の絶縁膜に起因する寄生容量を除去するために導電路2と露出させた金属基板とを接続するものである。
【0015】
続いて、図20に示す如くパワートランジスタソルダー工程では、放熱性の良いヒートシンク10上にパワートランジスタ11を固着したブロックの取り付けを行う。導電路2上には予め半田クリームを印刷して溶融した半田12を付着しており、このブロック取り付ける際にホットプレート上で再び半田12を溶融して巣が発生しないように超音波を加えてブロックを固着する。
【0016】
最後に、図21に示す如く太線ボンダー工程では、パワートランジスタ11のベース電極およびエミッタ電極と所定の導電路2との接続を約300μmの径のアルミニウムのボンディング太線13で超音波ボンダーを用いて行う。なお、本工程でクロス配線を必要とする導電路2間にはジャンパー線を形成する。
【0017】
以上に詳述した従来の混成集積回路装置の製造方法を実現する製造ラインを図22に示す。
【0018】
所望のパターンに導電路2を形成された基板1はマガジンMに収納されて各工程を流れる。
【0019】
最初に、ロット番号印刷工程の基板を供給するロード装置LにマガジンMを配置し、印刷が終了した基板1はアンロード装置ULで基板をマガジンMに収納する。
【0020】
次に、半田印刷工程では、前工程からマガジンMに収納された形で運ばれてきたものをロード装置Lにセットし、マガジンM内の基板1を1枚ずつ供給して半田クリーム3のスクリーン印刷を行い、アンロード装置ULにセットしたマガジンMに1枚ずつ収納していく。
【0021】
更に、チップマウント工程では、2台のチップマウンタでチップ部品4の装着を行うことで、工程の処理能力を平準化している。
【0022】
同様に、銀ペーストスタンプ工程、約7時間の常温放置、小信号トランジスタソルダー工程、バンプソルダー工程、半田溶融工程、銀ペースト硬化工程、細線ボンダー工程、アースボンダー工程、半田印刷工程、パワートランジスタソルダー工程、太線ボンダー工程と順次マガジンMの形でロード装置L、アンロード装置ULを用いて流すことで混成集積回路装置を完成させる。ただ銀ペースト硬化工程では硬化炉を用いるので、多数のマガジンMを貯めて、バッチ処理で硬化炉に収納可能な数のマガジンMを収容して処理する。
【0023】
図23に混成集積回路装置の上面図を示す。基板1の上側に並べられたのが外部リードを固着する電極であり、この電極から所望のパターンに導電路2が延在している。チップ部品4は抵抗あるいはコンデンサの回路記号を付したものが該当する。小信号トランジスタ6は導電路2上に大部分が菱形に見えるものが該当し、ベース電極Bとエミッタ電極Eが付されている。この小信号トランジスタ6からは2本のボンディング細線9が伸びており、導電路2との接続を行っている。バンプ7はその上に放熱を必要とするセミパワーのトランジスタが固着されている。下側の左側に4個並べられたブロックがヒートシンク10上にパワートランジスタ11を固着したブロックである。パワートランジスタ11のベース電極Bおよびエミッタ電極Eからは2本のボンディング太線13(図でも太く記載している。)が所定の導電路2との接続を行っている。このボンディング太線13では交差導電路のジャンパー線Jやアース線Aも形成される。
【0024】
【発明が解決しようとする課題】
従来の混成集積回路装置の製造方法では、小型の部品から順序よく大型の部品を取り付ける工程に並べられているために各工程間が順次マガジンMの形でロード装置L、アンロード装置ULを用いて流す搬送設備を必要とし、各工程の加工設備と搬送設備で多くの作業面積を必要とする問題点があった。
【0025】
また、チップマウント工程後の半田溶融工程とパワートランジスタソルダー工程の2カ所で半田を溶融するために、半田クリームの印刷工程と半田溶融工程が重複しており、工程数の増加になり工程日数を長期化する問題点となっていた。
【0026】
【課題を解決するための手段】
本発明は、前述した多くの問題点に鑑みて成され、混成集積回路基板の所望の導電路に導電性ロウ材を付着する工程と、前記導電路上に少なくとも前記導電性ロウ材で固着される回路素子を一括してマウントする工程と、前記混成集積回路基板を溶融炉内に設けたヒーターブロック上を移動するベルトに載置し、更に上方から赤外線ランプで加熱し且つ 2 ガスを循環させて、前記導電性ロウ材を一括溶融して、前記回路素子を前記導電路に固着する工程とを具備することを特徴とする。特に、半田ペーストで固着するチップ部品、バンプおよびパワートランジスタを半田クリーム印刷後に一括してマウントし、直ちに半田溶融炉で一括して溶融することで、従来の複数工程を1ライン化したシンプルラインを実現するものである。
【0027】
また、本発明では前記回路素子としてチップ部品等の定型回路素子とヒートシンクに固着されたパワートランジスタ等の非定型回路素子を含み、前記定型回路素子および非定型回路素子を連続して前記導電路上にマウントすることに特徴を有し、従来の小型の部品から順序よく大型の部品を取り付ける工程に並べるのではなく、回路素子を固着する導電性ロウ材に着目して工程日数の短縮を図る混成集積回路装置の製造方法を提供するものである。
【0028】
【発明の実施の形態】
本発明の混成集積回路装置の製造方法を図1から図12を参照して説明する。
【0029】
図1は工程フロー図であり、ロット番号印刷、半田印刷、チップマウント、多機能マウンタ(バンプソルダー、パワートランジスタソルダー)、半田溶融、銀ペーストスタンプ/小信号トランジスタソルダー、銀ペースト硬化、細線ボンダー、アースボンダー、太線ボンダーの各工程から構成されている。このフローから明確なように、半田ペーストで固着する回路素子を一括してまとめたことで、工程のシンプル化を実現している。
【0030】
図2から図9に、各工程の断面図を示す。なお、図示しなくても明確な工程は図面を省略している。従来と同一構成要素には同一符号を付した。
【0031】
ロット番号印刷工程では混成集積回路基板(以下基板という。)の反対主面に製造管理のためのロット番号をレーザーで印刷する。
【0032】
次に、図2に示す如く半田印刷工程では、セラミックやガラスエポキシ樹脂の絶縁基板からなる基板1あるいは金属基板の表面を絶縁処理した基板1を準備し、この基板1の表面に所望のパターンの銅箔あるいは導電性塗料で形成された導電路2が形成され、この導電路2のチップ部品、バンプおよびパワートランジスタを載置する所定の部分に半田クリーム3をスクリーン印刷して選択的に半田クリーム3を付着する。本工程の特徴は半田クリーム5で固着する回路素子はすべてこの工程で半田クリーム5の印刷を行う点である。
【0033】
更に、図3に示す如くチップマウント工程では、中速のチップマウンタを用いて定型部品であるチップコンデンサやチップ抵抗等のチップ部品4を半田クリーム3上に仮接着する。
【0034】
続いて、図4に示す如く多機能マウンター工程の前半では、予めセミパワーのトランジスタ8を固着した金属片よりなるバンプ7を準備し、異形部品用の多機能チップマウンタを用いて、所定の導電路2上の半田クリーム3に仮接着する。
【0035】
続いて、図5に示す如く多機能マウンター工程の後半では、放熱性の良いヒートシンク10上にパワートランジスタ11を固着したブロックを準備し、同様に異形部品用の多機能チップマウンタを用いて、所定の導電路2上の半田クリーム3に仮接着する。この際、半田クリーム3は溶融されない状態である。
【0036】
続いて、図6に示す如く半田溶融工程では、半田クリーム3の一括溶融を行い、チップ部品4、バンプ7およびヒートシンク10の導電路2への固着を行う。
【0037】
本工程は、 2 リフロー半田溶融炉内で半田クリーム3を加熱溶融処理されることが特徴である。この 2 リフロー半田溶融炉は基板1を載置して定速で移動する金属メッシュのベルト21と、このベルト21の下に設けたヒーターブロック22と、基板1の上面に 2 ガスのリフローを行う交互に配置した排出管23と吸入管24と、上面から基板1を加熱する赤外線ランプ25から構成されている。赤外線ランプ25とヒーターブロック22とで両面から基板1を均一に早く加熱し、ヒートシンク10上にパワートランジスタ11を固着したブロックの最適な固着ができるリフロー条件下(投入時常温→溶融時約210℃で4〜5秒間→冷却時100℃以下)で4〜5分間で半田クリーム3を一括して加熱溶融する。また 2 ガスのリフローを矢印で示すように近接した排出管23と吸入管24とで行うので、フラックスの飛散も無く、半田ボールの発生も無く、銅箔等の導電路2表面の酸化も防止できる。本工程で用いる半田溶融炉は後で図12を参照して説明する。
【0038】
続いて、図7および図8に示す如く銀ペーストスタンプ/小信号トランジスタソルダー工程で小信号トランジスタを搭載する導電路2上に先端に銀ペースト5を付着したスタンプ針で銀ペースト5を付着し、付着した銀ペースト5上に小信号トランジスタのチップ6を半導体用チップマウンタを用いて載置する。
【0039】
本工程では、銀ペーストは有機溶剤で低粘度にしているが、銀ペースト硬化工程まで加熱工程が無いので有機溶剤が飛散する恐れはないので、従来のように約7時間放置なしに直ちに小信号トランジスタのチップ6を載置して、次工程に送る。なお、この工程は銀ペースト5の常温乾燥をしないので、半導体用チップマウンタ内で連続して処理されることで処理のスピード化を図れる。
【0040】
続いて、図示しないが銀ペースト硬化工程では、硬化炉内に多数の基板1を収納して、約150℃で4〜5時間還元雰囲気中で銀ペースト5の硬化をバッチ処理で行う。硬化中に発生する有機溶剤は直ちに炉内から排気されるので、基板1への付着は防止できる。
【0041】
続いて、硬化炉から取り出された基板1は図9に示す如く細線ボンダー工程に移行する。細線ボンダー工程では小信号トランジスタ6およびバンプ7に固着されたセミパワーのトランジスタのベースおよびエミッタ電極と対応する導電路2とを約50μmの径のアルミニウムのボンディング細線9で超音波ボンダーにより接続する。
【0042】
続いて、図示しないがアースボンダー工程は基板1として金属基板を用いた場合の特有の工程であり、導電路2と基板1間の絶縁膜に起因する寄生容量を除去するために導電路2と露出させた金属基板とを接続するものである。
【0043】
最後に、図10に示す如く太線ボンダー工程では、パワートランジスタ11のベース電極およびエミッタ電極と所定の導電路2との接続を約300μmの径のアルミニウムのボンディング太線13で超音波ボンダーを用いて行う。なお、本工程でクロス配線を必要とする導電路2間にはジャンパー線を形成する。
【0044】
以上に詳述した本発明の混成集積回路装置の製造方法を実現する製造ラインを図11に示す。
【0045】
所望のパターンに導電路2を形成された基板1はマガジンMに収納されて各工程を流れる。
【0046】
本発明の特徴は、ロット番号印刷工程、半田印刷工程、チップマウント工程、多機能マウンター工程(バンプソルダー、パワートランジスタソルダー)および半田溶融工程を1ライン化したことにある。これらの工程では基板1は連続して流れ、搬送設備は設けない。
【0047】
最初に、基板1を供給するロード装置LにマガジンMを配置し、ロット番号印刷工程へ基板1を送る。この工程ではレーザー印刷により基板1の裏面にロット番号を印刷して、次工程の半田印刷工程からの送り信号待っている。送り信号が来ると次工程に基板1を送り、次の基板1にロット番号を印刷して待機する。
【0048】
次に、半田印刷工程では、前工程から1枚ずつ基板1が供給されて半田クリーム3のスクリーン印刷を行い待機する。
【0049】
更に、チップマウント工程では、中速のチップマウンタでチップ部品4の装着を行い待機する。その後多機能マウンター工程では異形部品用の多機能チップマウンタを用いて、前半でバンプソルダー、後半でパワートランジスタソルダーを行い、直ちに半田溶融工程に送られ、 2 リフロー半田溶融炉内で半田クリーム3を加熱溶融処理される。アンロード装置ULのマガジンMに1枚ずつ収容される。
【0050】
その後は、銀ペーストスタンプ/小信号トランジスタソルダー工程、銀ペースト硬化工程、細線ボンダー工程、アースボンダー工程、太線ボンダー工程と順次マガジンMの形でロード装置L、アンロード装置ULを用いて流すことで混成集積回路装置を完成させる。ただ銀ペースト硬化工程では硬化炉を用いるので、従来同様に多数のマガジンMを貯めて、バッチ処理で硬化炉に収納可能な数のマガジンMを収容して処理する。
【0051】
図12に、本発明に用いる半田溶融炉を示す。
【0052】
金属メッシュのベルト21はエンドレス構造で、モータで駆動されて一方向に定速で動く。従って半田溶融に必要な時間4〜5分で基板1が炉内から出るスピードに設定される。
【0053】
このベルト21の下にはヒーターブロック22が設けられ、上には一定の間隔で赤外線ランプ25が設けられている。赤外線ランプ25とヒーターブロック22とで両面から基板1を均一に早く加熱し、ヒートシンク10上にパワートランジスタ11を固着したブロックの最適な固着ができるリフロー条件下(投入時常温→溶融時約210℃で4〜5秒間→冷却時100℃以下)で4〜5分間で半田クリーム3を一括して加熱溶融できる。
【0054】
またベルト21の上には近接して 2 ガスのリフローを行う交互に配置した排出管23と吸入管24とが設けられている。すなわち、ベルト21の上方に 2 ガスを貯めたリフロー室26が5個連続して配置され、各リフロー室26の天井に設けたファン27で排出管23から 2 ガスを送り出している。吸入管24は排出管23と交互に配列され、各吸入管24にはファン28が設けられ排出管23から送り出された 2 ガスを直ちに回収することでリフローを実現している。
【0055】
上述した本発明に用いる半田溶融炉では、半田クリーム3を印刷後に直ちにチップ部品4、バンプ7およびヒートシンク10の導電路2への固着を行い、ヒートシンク10の半田溶融を行える条件で流せる特徴がある。特に、 2 リフローによりフラックスの飛散も無く、半田ボールの発生も無く、銅箔等の導電路2表面の酸化も防止できる。また、本発明に用いる半田溶融炉では、従来の 2 リフロー装置に比べて銅箔等の導電路2表面の酸化も防止する酸素濃度500ppm以下の還元雰囲気を作るために消費する 2 消費量が500L/minから 2 ガスを循環させることで250L/minと半分で済む。
【0056】
完成された混成集積回路装置は図23に示すものと同じであるが、その製造ラインは従来より大幅に短縮されている。
【0057】
【発明の効果】
本発明に依れば、第1に、半田ペーストで固着するチップ部品、バンプおよびパワートランジスタを半田クリーム印刷後に一括してマウントし、半田溶融炉で一括して溶融するすることで、従来の複数工程を1ライン化したシンプルラインを実現するので、ロット番号印刷工程から半田溶融工程までを連続して処理でき、処理日数を0.5日に短縮できる。また、最初から銀ペースト硬化工程まででも1日から1.5日で処理でき、従来の4日から約1/3以下に短縮できる。
【0058】
第2に、ロット番号印刷工程から半田溶融工程までを1ライン化するので、各工程の前後に設けたロード装置L、アンロード装置UL等の搬送設備が不要となり、設備面積を大幅に削減でき、設備投資額を抑えることができる。
【0059】
第3に、 2 リフロー半田溶融炉内で半田クリームを一括して加熱溶融処理されるので、チップ部品、バンプおよびヒートシンクの固着が同時に行え、しかもフラックスの飛散も無く、半田ボールの発生も無く、銅箔等の導電路表面の酸化も防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の混成集積回路装置の製造方法を説明する図である。
【図2】 本発明の混成集積回路装置の製造方法を説明する図である。
【図3】 本発明の混成集積回路装置の製造方法を説明する図である。
【図4】 本発明の混成集積回路装置の製造方法を説明する図である。
【図5】 本発明の混成集積回路装置の製造方法を説明する図である。
【図6】 本発明の混成集積回路装置の製造方法を説明する図である。
【図7】 本発明の混成集積回路装置の製造方法を説明する図である。
【図8】 本発明の混成集積回路装置の製造方法を説明する図である。
【図9】 本発明の混成集積回路装置の製造方法を説明する図である。
【図10】 本発明の混成集積回路装置の製造方法を説明する図である。
【図11】 本発明の混成集積回路装置の製造方法を説明する図である。
【図12】 本発明の混成集積回路装置の製造方法に用いる半田溶融炉を説明する図である。
【図13】 従来の混成集積回路装置の製造方法を説明する図である。
【図14】 従来の混成集積回路装置の製造方法を説明する図である。
【図15】 従来の混成集積回路装置の製造方法を説明する図である。
【図16】 従来の混成集積回路装置の製造方法を説明する図である。
【図17】 従来の混成集積回路装置の製造方法を説明する図である。
【図18】 従来の混成集積回路装置の製造方法を説明する図である。
【図19】 従来の混成集積回路装置の製造方法を説明する図である。
【図20】 従来の混成集積回路装置の製造方法を説明する図である。
【図21】 従来の混成集積回路装置の製造方法を説明する図である。
【図22】 従来の混成集積回路装置の製造方法を説明する図である。
【図23】 本発明および従来の混成集積回路装置を説明する図である。
【符号の説明】
1 混成集積回路基板
2 導電路
3 半田ペースト
4 チップ部品
5 銀ペースト
6 小信号トランジスタ
7 バンプ
10 ヒートシンク
11 パワートランジスタ

Claims (4)

  1. 混成集積回路基板の所望の導電路に導電性ロウ材を付着する工程と、
    前記導電路上に少なくとも前記導電性ロウ材で固着される回路素子を一括してマウントする工程と、
    前記混成集積回路基板を溶融炉内に設けたヒーターブロック上を移動するベルトに載置し、更に上方から赤外線ランプで加熱し且つ 2 ガスを循環させて、前記導電性ロウ材を一括溶融して、前記回路素子を前記導電路に固着する工程とを具備することを特徴とする回路装置の製造方法。
  2. 前記導電性ロウ材として半田ペーストを用いることを特徴とする請求項1記載の混成集積回路装置の製造方法。
  3. 前記半田ペーストをスクリーン印刷して前記所望の導電路に付着することを特徴とする請求項2記載の混成集積回路装置の製造方法。
  4. 前記溶融炉内で排出管から 2 ガスを流入させ、隣接した吸気管で 2 ガスを吸い出して、前記混成集積回路基板上で 2 ガスを循環させて前記導電性ロウ材を一括リフローすることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載された混成集積回路装置の製造方法。
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