JP3869096B2 - 駐車設備のパレット停止制御装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、パレットに車両を積載して格納する機械式の駐車設備において、走行パレットを目的の位置に停止させるよう制御する駐車設備のパレット停止制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
パレットに車両を積載して格納する機械式の駐車設備では、車両の入出庫の際にはパレットを走行させて所要のパレットを入出庫口まで呼び出し、このパレットに車両を積載して格納し、あるいはパレットから積載されている車両を取り出す。
【0003】
このような走行パレットを目的の位置に停止させるため、従来の駐車設備のパレット停止制御装置では、図5及び図6に示すように、駐車設備に敷設された走行レール9上を走行する走行パレット3に停止ストライカ−32を取付け、走行パレットを停止させる位置には停止センサー30、31を設置して、停止センサー30、31が停止ストライカ−32を検出すると、制御部が走行パレット3は停止させる位置まで到達したと判断して走行パレット3を停止させるようになっている。
【0004】
ところが、駐車設備では、不測の原因により障害物が走行レール9付近に入ることがあり、このような場合、走行パレット3は未だ停止させる位置に到達していないにもかかわらず、停止センサー30、31が障害物を停止ストライカー32と誤って検出し、走行パレット3を停止させるおそれがある。機械式の駐車設備では、シーケンス制御により、走行パレット3が停止すると連動して他のパレットが移動するようになっているので、走行パレット3が適正でない位置で停止すると、パレット同志が衝突して設備や搭載している車両の損傷を招く。
【0005】
そこで、パレット停止制御装置は、図7に示すように、走行パレット3の走行距離Lと走行速度によって与えられる所要の走行時間に基づいて監視時間を定め、タイマで監視時間を計時して、走行開始後監視時間が経過するまでの間の停止センサーの検出信号は誤りと判定し、監視時間経過後の検出時間における停止センサーの検出信号のみを正しいものと判定して走行パレット3を停止させるように制御している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、走行パレット3の走行速度は車両積載の有無や、周囲の環境の変化(例えば天候が晴れで走行レール9が乾いているか、雨や雪で走行レール9が濡れているか)等によって異なり、従って実際の走行時間は走行の都度異なるので、停止センサー30、31の検出信号を正とする検出時間の範囲がある程度広くなるように監視時間を設定しておかないと駐車設備が機能しなくなる。
【0007】
従って、検出時間の範囲を狭く、精度良く設定するのは難しく、検出時間の範囲を広げると誤作動の確率が大となる。
本発明は、駐車設備のパレット停止制御装置における上記課題を解決するものであって、駐車設備の機能性を損なうことなく、停止センサーの誤検出による誤作動を防止して信頼性を向上させることのできる駐車設備のパレット停止制御装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明の駐車設備のパレット停止制御装置は、パレットに車両を積載して格納する機械式の駐車設備において、走行パレットを目的の位置に停止するよう制御する駐車設備のパレット停止制御装置であって、走行パレットに左端停止及び右端停止用の各停止センサーを取付け、走行パレットを停止させる位置に左端停止及び右端停止用の各停止ストライカーを設置し、各停止ストライカーの前段に停止ストライカーから所定距離離隔して左端停止及び右端停止用の各確認ストライカーを設置し、停止センサーが確認ストライカーを検出してから所定監視時間経過後の検出時間内に停止ストライカーを検出したとき走行パレットを停止させる制御部を設けている。
【0009】
駐車設備において車両の入出庫を行う場合には、所要のパレットを入出庫口へ呼び出すため、走行パレットが走行を開始する。走行パレットが目的の位置に近づくと、走行パレットに取付けられている停止センサーは、まず前段の確認ストライカーを検出し、次に停止ストライカーを検出する。
【0010】
制御部では確認ストライカーを検出した時点から監視時間を計時し、停止ストライカーの検出が監視時間経過後の検出時間内であれば、停止ストライカーの検出は正、即ち、走行パレットは停止させる位置まで到達したと判断して走行パレットを停止させる。
【0011】
確認ストライカーを検出してから監視時間が経過するまでの間、及び検出時間経過後の停止ストライカーの検出は誤と判定し走行パレットは停止させない。
このように、確認ストライカーの検出により監視時間の計時を開始するので、検出時間の範囲を狭くして精度良く設定することができ障害物による誤作動が防止される。
【0012】
【発明の実施の形態】
図1はこの発明の実施の一形態であるパレット停止制御装置を備えた駐車設備の全体構成を示す正面図、図2は駐車設備の全体構成を示す平面図、図3はパレット停止制御装置のセンサーとストライカーの配置の説明図、図4はパレット停止制御装置の動作を説明するタイムチャートである。
【0013】
図1及び図2に示すように、駐車設備1は、3段、2列構成の立体駐車設備であり、ピット6に立設された門型支柱8に、車両4を積載するための昇降パレット2が上段と下段に吊持されて昇降可能になっている。前面が入出庫口12となる中段には、走行レール9が敷設されていて、走行レール9上には走行パレット3が配置されている。走行パレット3は駆動モータ13によって駆動され、上段または下段の昇降パレット2が昇降する際、必要に応じて左右に走行し空きスペースを確保できるようになっている。
【0014】
内部への人の侵入を防止するため、駐車設備1の側面と背面には、フェンス7、前面には昇降するゲート5が設けられている。
駐車設備1の正面左端部には、操作用のスイッチを設けた操作盤11が配置され、背部の中央寄りには制御盤10が配置されている。
【0015】
図3に示すように、走行パレット3の中央背部には、駐車設備1の右端と左端においてそれぞれ走行パレット3を停止させるための停止センサー20、21が取付けられている。駐車設備1の右端部と左端部の走行パレット3を停止させる位置には、走行レール9に近接して、停止ストライカー22、23が設置されている。また、停止ストライカー22、23の前段(右側の停止ストライカー22の左方と左側の停止ストライカー23の右方)には、停止ストライカー22、23からそれぞれ所定距離離隔して確認ストライカー24、25が設置されている。
【0016】
停止センサー20、21としては、停止ストライカー22、23と確認ストライカー24、25とを非接触で検出可能な近接センサーを用いるとよい。
制御盤10は、データの演算処理を行うCPUとタイマを有する制御部となっており、停止センサー20、21からの検出信号はここに送られる。
【0017】
駐車設備1において車両4の入出庫を行う場合には、利用者が操作盤11のところへ行き操作用のスイッチを押す。すると、所要のパレットを入出庫口12へ呼び出すため、走行パレット3が走行を開始する。
【0018】
パレット停止制御装置の動作を、図3の如く左端にある走行パレット3が、右方向へ走行して右端で停止する場合について説明する。
走行パレット3が右方向へ走行し目的の位置に近づくと、走行パレット3に取付けられている停止センサー20は、まず前段の確認ストライカー24を検出し、次に停止ストライカー22を検出する。
【0019】
制御部では、停止センサー20が確認ストライカー24を検出した時点からタイマA、タイマBで監視時間と検出時間の経過を計時し、確認ストライカー24を検出してから監視時間経過後、検出時間内に停止ストライカー22を検出すると、停止ストライカー22の検出は正、即ち、走行パレット3は停止させる位置まで到達したと判断して走行パレット3を停止させる。
【0020】
確認ストライカー24を検出してから監視時間が経過するまでの間、及び検出時間経過後の停止ストライカー22の検出は誤と判定し走行パレット3は停止させない。
【0021】
この駐車設備の停止制御装置は、監視時間の計時を確認ストライカー24の検出により開始するので、走行パレット3が走行を開始してから確認ストライカー24の位置まで走行する時間の長短には影響されない。また、確認ストライカー24と停止ストライカー22間の離隔距離Sは走行距離Lに比べると極めて小さくなるので、検出時間の範囲を狭く、精度良く設定でき、駐車設備の機能を損なうことなく、障害物による誤作動を防止することができる。
【0022】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の駐車設備の停止制御装置によれば、駐車設備の機能性を損なうことなく、停止センサーの誤検出による誤作動を防止して信頼性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の一形態であるパレット停止制御装置を備えた駐車設備の全体構成を示す正面図である。
【図2】駐車設備の全体構成を示す平面図である。
【図3】パレット停止制御装置のセンサートとストライカーの配置の説明図である。
【図4】パレット停止制御装置の動作を説明するタイムチャートである。
【図5】従来のパレット停止制御装置のセンサーとストライカーの配置を示す平面図である。
【図6】従来のパレット停止制御装置の説明図である。
【図7】従来のパレット停止制御装置の動作を説明するタイムチャートである。
【符号の説明】
1 駐車設備
2 昇降パレット
3 走行パレット
4 車両
5 ゲート
6 ピット
7 フェンス
8 門型支柱
9 走行レール
10 制御盤
11 操作盤
12 入出庫口
13 駆動モータ
20 停止センサー
21 停止センサー
22 停止ストライカー
23 停止ストライカー
24 確認ストライカー
25 確認ストライカー
32 モータ
L 走行距離
S 離隔距離
Claims (1)
- パレットに車両を積載して格納する機械式の駐車設備において、走行パレットを目的の位置に停止するよう制御する駐車設備のパレット停止制御装置であって、走行パレットに左端停止及び右端停止用の各停止センサーを取付け、走行パレットを停止させる位置に左端停止及び右端停止用の各停止ストライカーを設置し、各停止ストライカーの前段に停止ストライカーから所定距離離隔して左端停止及び右端停止用の各確認ストライカーを設置し、停止センサーが確認ストライカーを検出してから所定監視時間経過後の検出時間内に停止ストライカーを検出したとき走行パレットを停止させる制御部を設けたことを特徴とする駐車設備のパレット停止制御装置。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP32663397A JP3869096B2 (ja) | 1997-11-27 | 1997-11-27 | 駐車設備のパレット停止制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32663397A JP3869096B2 (ja) | 1997-11-27 | 1997-11-27 | 駐車設備のパレット停止制御装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JPH11159180A JPH11159180A (ja) | 1999-06-15 |
JP3869096B2 true JP3869096B2 (ja) | 2007-01-17 |
Family
ID=18189980
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP32663397A Expired - Fee Related JP3869096B2 (ja) | 1997-11-27 | 1997-11-27 | 駐車設備のパレット停止制御装置 |
Country Status (1)
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JP (1) | JP3869096B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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DE102016208235A1 (de) * | 2016-05-12 | 2017-11-16 | SATEG Steuerungs- und Automatisierungstechnik GmbH | Vorrichtung und Verfahren zum Parken eines Fahrzeuges |
CN107514166A (zh) * | 2017-07-10 | 2017-12-26 | 河南柯尼达智能停车设备有限公司 | 一种停车库用载车板结构 |
-
1997
- 1997-11-27 JP JP32663397A patent/JP3869096B2/ja not_active Expired - Fee Related
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