JP3867852B2 - 玉揚送装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、モータによって揚送筒本体の上下に回転自在に軸支される上部ローラ及び下部ローラ間を周回せしめられる搬送ベルトによってパチンコ玉を揚送する玉揚送装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、図8に示すように、モータ12によって揚送筒本体3の上下に回転自在に軸支される上部ローラ5及び下部ローラ4間を周回せしめられる搬送ベルト6によってパチンコ玉を揚送する玉揚送装置1においては、搬送ベルト6に張力を付与するために搬送ベルト6が交互に掛け渡される複数のテンションローラ51,52,53からなるテンションローラ機構50が設けられていた。しかして、搬送ベルト6を交換する場合には、取り外す際に邪魔となる第一テンションローラ51と第三テンションローラ53とを固定しているナットを弛めて第一,第三テンションローラ51,53を取り外して行っていた。この際、搬送ベルト6に極めて大きな張力がかかっているので、スプリングによって常時付勢されている第二テンションローラ52をスプリングの付勢力に抗して押えながらスパナ等の工具でナットの弛め作業を行い且つ第一,第三テンションローラ51,53の取り外し作業を行っていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
このため、搬送ベルト6の交換時に、極めて労力を要する作業を行う必要があった。本発明は、上記した事情に鑑みなされたもので、その目的とするところは、パチンコ玉を揚送する搬送ベルトの交換作業を極めて簡単に行うことができる玉揚送装置を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記した目的を達成するために、請求項1に係る発明においては、図3乃至図6に示すように、モータ12によって揚送筒本体3の上下に回転自在に軸支される上部ローラ5及び下部ローラ4間を周回せしめられる搬送ベルト6によってパチンコ玉を揚送する玉揚送装置1において、前記揚送筒本体3に前記上部ローラ5を上下方向に移動させることができ且つ上方向に移動した状態で固定できる上部ローラ可変機構30を設け、該上部ローラ可変機構30は、前記揚送筒本体3の両側面に設けられて該揚送筒本体3に対して上下方向に摺動可能であり且つ前記上部ローラ5を回転自在に軸支する上下摺動金具31と、該上下摺動金具31の下部に当接し且つ前記揚送筒本体3の両側面に突出するように連結軸としての連結操作ボルト軸34を介して一体的に支持される偏心カム35と、含み、前記揚送筒本体3の一側面から前記上部ローラ可変機構30の前記偏心カム35を回転することにより、前記上下摺動金具31を上下方向に摺動して前記上部ローラ5を上下方向に移動させることにより、玉揚送装置1をパチンコ島台へ収納した状態のままで、簡単に上部ローラ5を上下方向に移動させることができ、搬送ベルト6の取り外し作業の際の下方への移行、搬送ベルト6の取付の際の上方への移行を簡単に行うことができる。
【0005】
また、請求項2に係る発明においては、図3及び図4に示すように、前記上部ローラ可変機構30の上下摺動金具31には、前記上部ローラ5の回転軸38を軸受する軸受部材37に当接し且つ上下方向に移動させることで当該上部ローラ5の位置を上下方向に微調整可能な上部ローラ微調整機構としての微調節ボルト39を設けたことにより、長期間の使用によって搬送ベルト6等が延びたときに搬送ベルト6の使用時における揚送能力を調節することができる。
【0006】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施形態について説明する。まず、本実施形態の要部を構成する玉揚送装置1の全体の構成について図1及び図2を参照して説明する。図1は、玉揚送装置1を後方から見た斜視図であり、図2は、玉揚送装置1の側面図である。図において、玉揚送装置1は、支持台2の上部に揚送筒本体3が垂直状に立設され、揚送筒本体3の周囲を下部に支持される下部ローラ4と上部ローラ5との間に掛け渡される革製の搬送ベルト6が周回するようになっている。この搬送ベルト6の周回駆動は、支持台2に連結固定されるモータ取付台11に固定されるモータ12の出力軸に固着される小径プーリ13と下部ローラ4の回転軸に固着される大径プーリ14とが駆動ベルトとしてのVベルト15によって連結されることによって行われる。また、搬送ベルト6に張力を付与するために複数のテンションローラ51,52,53からなるテンションローラ機構50が下部ローラ4の上部の揚送筒本体3に取り付けられている。そして、揚送筒本体3の下部には、玉磨き前のパチンコ玉が流入して複数列に整列せしめられる導入樋7が接続され、揚送筒本体3の上部には、玉磨き後のパチンコ玉が排出される上部屈曲樋9及び該上部屈曲樋9に連結される排出樋10が接続されている。なお、上部屈曲樋9は、上部ローラ5を軸支する後述する上部ローラ可変機構30に取り付けられている。
【0007】
しかして、導入樋7から流入したパチンコ玉は、搬送ベルト6によって揚送され、排出樋10から排出されるが、その揚送される過程で後述するガイドレールカバー16に周設される布ベルトとの摩擦力によってパチンコ玉に付着した汚れが拭き取られ、排出樋10からは、奇麗にされたパチンコ玉が排出されることになる。なお、導入樋7には、図2に示すように、導入樋7の傾斜角を調整する傾斜角調整ボルト8が設けられている。この傾斜角調整ボルト8には、スプリングが周設されており、内部を流れる玉によって導入樋7に無理な力が加わったときでも玉がスムーズに整列されるような構造となっている。
【0008】
一方、前記した揚送筒本体3の背面側には、ガイドレールカバー16が着脱自在に取り付けられるようになっている。このガイドレールカバー16は、前記搬送ベルト6や布ベルトを玉揚送装置1に装着する際に取り外されるものであると共に、布ベルト自体がガイドレールカバー16を周回するように装着される。そして、搬送ベルト6や布ベルトが装着された時には、止め金具21によってガイドレールカバー16を揚送筒本体3に対面させた状態に維持される。ただし、揚送筒本体3とガイドレールカバー16との間には、隙間が形成されることとなるが、この隙間は、止め金具21の固着位置を調節することによってその寸法を設定することができ、その設定値に応じて揚送されるパチンコ玉への圧力を変化させることができる。また、ガイドレールカバー16には、その背面に使用前のロール状布ベルトを装着する使用前布ベルト装着部17と使用済の布ベルトをロール状に巻き取るための使用済布ベルト装着部18とが設けられ、その上端後部に布ベルトを案内するためのローラ19が設けられている。
【0009】
しかして、使用前布ベルト装着部17に装着された布ベルトは、ガイドレールカバー16の下端から前面を通ってローラ19に掛け渡され、その後、使用済布ベルト装着部18に巻き付けられる。そして、そのように布ベルトを装着した状態で止め金具21でガイドレールカバー16を揚送筒本体3に装着することにより、布ベルトと搬送ベルト6とを対面させ、搬送ベルト6を周回動作させることによりパチンコ玉がガイドレールカバー16の前面に形成される複数の玉通路に嵌り込みながら布ベルトに汚れをふき取られながら上昇するものである。なお、営業終了時には、使用前布ベルト装着部17に設けられるチャッキング装置を弛めて布ベルトが移動し得るようにした状態で、裏面上部の布ベルトを引っ張って未使用面をガイドレールカバー16の前面側に位置させるようにし、その引っ張って余った布ベルトを使用済布ベルト装着部18を巻き付け、前記チャッキング装置を締め付ける。これによって、翌日の研磨に対する準備が終了する。また、この布ベルトの巻き取り作業は、ガイドレールカバー16を揚送筒本体3から取り外した状態で行っても、あるいは取り付けたままの状態でも行うことができるが、新規な布ベルトを交換する場合には、ガイドレールカバー16を揚送筒本体3から取り外す必要がある。
【0010】
また、上記した玉揚送装置1の揚送筒本体3とガイドレールカバー16とは、揚送筒本体3の両側面の複数箇所に止着されている止め金具21によって取り付けられるが、その止め金具21は、ガイドレールカバー16の側面から突設される係合突起20を支持し係合するものであり、揚送筒本体3の両側面の複数箇所に設けられる止め金具21が連結杆22で連結され、該連結杆22を下方に移動させた位置で固定するキャッチクリップ23で係止することにより、止め金具21と係合突起20との係合状態を解除し、ガイドレールカバー16を揚送筒本体3に対して取り外すことができる。逆に、キャッチクリップ23の係止状態を外すことにより、止め金具21と係合突起20とを係合状態にしてガイドレールカバー16を揚送筒本体3に対して取り付けることができる。
【0011】
次に、本実施形態の要部を構成する上部ローラ可変機構30及びテンションローラ機構50について説明する。まず、上部ローラ可変機構30について図3及び図4を参照して説明する。図3は、上部ローラ5を最上方位置にしたときの玉揚送装置1の上方部分の側面図であり、図4は、上部ローラ5を最下方位置にしたときの玉揚送装置1の上方部分の側面図である。
【0012】
図において、上部ローラ可変機構30は、前記揚送筒本体3の両側面に設けられて該揚送筒本体3に対して上下方向に摺動可能であり且つ上部ローラ5を回転自在に軸支する上下摺動金具31と、該上下摺動金具31の下部に当接し且つ前記揚送筒本体3の両側面に突出するように連結軸としての連結操作ボルト軸34を介して一体的に支持される偏心カム35と、から構成されている。図示では、揚送筒本体3の一側側面しか示していないが、反対側の側面にも上下摺動金具31と偏心カム35とが設けられている。
【0013】
しかして、上下摺動金具31には、その中程左右に案内長孔32が穿設されており、その案内長孔32を貫通して揚送筒本体3の側面を貫通して反対側の上下摺動金具31の案内長孔32に貫通する連結固定ボルト33が取り付けられている。また、上下摺動金具31の上部には、一対の挟持板36が図の前後方向に立設され、該挟持板36内に上部ローラ5の回転軸38を軸受する軸受部材37が収納設置されている。挟持板36内に収納設置される軸受部材37は、上下摺動金具31の上部中央に突設されるボルト保持部材40に螺合貫通される微調節ボルト39に当接して該微調節ボルト39によって上下方向に微少移動するようになっている。この微調節ボルト39による調節は、長期間の使用によって搬送ベルト6等が延びたときに搬送ベルト6の使用時における揚送能力を調節するためのものである。また、上下摺動金具31には、図3に示すように、延設板31aが立設され、該延設板31aの基部に嵌め込み凹部31bが形成されて、前記上部屈曲樋9の下部に形成される嵌め込みト凸部(図示しない)と係合して上部屈曲樋9が上下摺動金具31に着脱自在に取り付けられるようになっている。なお、嵌め込み凹部31bに代えて延設板31aに止め穴31cを設け、該止め穴31cにボルト9a(図7参照)を螺着することにより、上部屈曲樋9を上下摺動金具31に取り付けるようにしても良い。
【0014】
一方、上下摺動金具31の下辺に当接する偏心カム35は、前記揚送筒本体3の両側面に突出するように連結軸としての連結操作ボルト軸34を介して一体的に支持されている。つまり、揚送筒本体3の両側面の偏心カム35が1本の連結操作ボルト軸34によって連結されている。したがって、一方の側面に現れている連結操作ボルト軸34の六角頭部をスパナ等の工具で回転せしめることにより、揚送筒本体3の両側面の偏心カム35を同時に且つ同期して回転せしめることができる。
【0015】
上部ローラ可変機構30の構成は、概ね上記した通りであるが、このように構成される上部ローラ可変機構30においては、連結操作ボルト軸34を回転操作して偏心カム35を回転させることにより、上下摺動金具31を偏心カム35の偏心度に応じて簡単に且つ少ない力で案内長孔32及び連結固定ボルト33に沿って上下動することができるため、上下摺動金具31に載置支持されている上部ローラ5も簡単に上下方向に移動させることができる。
【0016】
即ち、搬送ベルト6の取り外し作業の際には、図3に示す状態において、まず、連結固定ボルト33を弛めた後、連結操作ボルト軸34をいずれかの方向に180度回動せしめて図4に示す状態とすることにより、上部ローラ5を下方へ移行させることができ、その状態で搬送ベルト6の張力を弱めることができて後述するテンションローラ機構50における第二テンションローラ52の折曲状態への操作を簡単に且つ安全に行うことができる。ただし、上部ローラ5の下方への移行に際しては、上部屈曲樋9及び排出樋10も上下摺動金具31と一緒に下方へ移動するので、前記ガイドレールカバー16を取り外して又は開放してその操作を行うことが望ましい。
【0017】
一方、新規の搬送ベルト6が装着されたときには、図4に示す状態において、まず、連結操作ボルト軸34をいずれかの方向に180度(必ずしも180度でなくても十分な張力を付与できるまで回動すれば良い)回動せしめて図3に示す状態とし、その後、連結固定ボルト33を締着して上部ローラ5を上方へ移行させることができ、その状態で搬送ベルト6に張力を与えて実際の使用に供することができる。なお、図示の実施形態における偏心カム35による移動量は、最大15mmに設定されている。
【0018】
そして、図示の実施例では、連結固定ボルト33及び連結操作ボルト軸34が揚送筒本体3を貫通しているので、一側面の連結固定ボルト33及び連結操作ボルト軸34だけを操作して他側のそれらを操作しなくても済むので、玉揚送装置1をパチンコ島台へ収納した状態のままで揚送筒本体3の一方の側面の連結固定ボルト33及び連結操作ボルト軸34を操作するだけで上部ローラ5の上下動操作を行うことができる。
【0019】
なお、図3に示す実施形態における上下摺動金具31の上下動作の案内は、左右一対の案内長孔32と連結固定ボルト33によって行っているが、図7に示すように、上下摺動金具31の中央に1つの案内長孔32を形成してそれに対応する連結固定ボルト33で固定し、上下摺動金具31の上下の案内は、揚送筒本体3の側面に突設されるガイド突片41によって行わせるようにしても良い。また、偏心カム35の形状として、ほぼ円形であり、最大偏心度の位置に対応する部分が水平状に切り欠けられているが、これを全周円状に形成しても良いし、正多角形(例えば、正六角形、正八角形、正十二角形等)に形成しても良い。
【0020】
次に、テンションローラ機構50について図5及び図6を参照して説明する。図5は、搬送ベルト6に張力を付与した状態の玉揚送装置1の下方部分の側面図であり、図6は、搬送ベルト6に張力を付与しない状態の玉揚送装置1の下方部分の側面図である。図において、テンションローラ機構50は、前記揚送筒本体3に適宜間隔をもって固定される固定アーム54,55,56の先端に回転自在に軸支される複数のテンションローラ51,52,53によって構成されるものである。そして、3つのテンションローラ51,52,53のうち、上下2つの第一,第三テンションローラ51,53の内側を搬送ベルト6が通され、中央の第二テンションローラ52の外側を搬送ベルト6が通されて、全体として交互に掛け渡された状態となるようになっている。
【0021】
しかして、搬送ベルト6を取り外すには、上下の第一,第三テンションローラ51,53をそれぞれの固定アーム54,56から取り外す必要があるが、前記上部ローラ可変機構30によって搬送ベルト6の張力を弛めても、未だ若干の張力があるので、第一,第三テンションローラ51,53を取り外す瞬間に張力によって先に弛めた第一又は第三テンションローラ51,53がはね飛ばされる場合がある。これを防止するために、本実施形態においては、第二テンションローラ52を支持するアームを前記揚送筒本体3に固定される固定アーム55と該固定アーム55に対して折曲した状態と同一方向に延設した状態とに保持され且つ第二テンションローラ52を軸支する補助アーム57とから構成している。
【0022】
この補助アーム57の折曲状態と延設状態とに変更する構成について説明すると、固定アーム55には、水平方向に一対の横長穴59a,59bが穿設され、一方、補助アーム57には、その後端上辺に係合突片58が突設されると共に前記横長穴59a,59bを貫通する保持ボルト61及び支点ボルト60が止着される止め穴62(ただし、横長穴59bを貫通する支点ボルト60は、止着されたままの状態で外されることがないためそれに対応する止め穴に符号を付していない)が形成されている。
【0023】
上記のように構成されるテンションローラ機構50においては、前述した上部ローラ可変機構30による搬送ベルト6の弛み状態がなされているという前提の元で、保持ボルト61を弛めて取り外すことにより、補助アーム57を図6に示すように支点ボルト60を中心として下方に向けて折曲した状態として、搬送ベルト6を完全に弛めた状態とすることができる。この際、上部ローラ可変機構30による搬送ベルト6の弛め状態によって保持ボルト61の弛め作業がスムーズに行われると共に、保持ボルト61を弛めた瞬間の補助アーム57の折れ曲がり動作が急激に行われることを防止している。そして、その弛めた状態で張力のかかっていない第一,第三テンションローラ51,53のナットを弛めて第一,第三テンションローラ51,53を固定アーム54,56から外して搬送ベルト6を取り外すことができる。逆に、新規の搬送ベルト6を取り付ける際には、新規の搬送ベルト6を上部ローラ5と下部ローラ4間に掛け渡し、その後、第一,第三テンションローラ51,53のナットを締め付けて各固定アーム54,56に取り付け、補助アーム57を係合突片58が固定アーム55の上辺と当接するまで延設した状態とした後、横長穴59aに臨む止め穴62に保持ボルト61を螺着することにより、テンションローラ機構50による搬送ベルト6への張力を与えることができる。
【0024】
以上、実施形態に係る玉揚送装置の構成及び作用について説明してきたが、本実施形態によれば、モータ12によって揚送筒本体3の上下に回転自在に軸支される上部ローラ5及び下部ローラ4間を周回せしめられる搬送ベルト6によってパチンコ玉を揚送する玉揚送装置1において、上部ローラ5は、揚送筒本体3に対して上下方向に摺動可能な上部ローラ可変機構30によって軸支される一方、搬送ベルト6に張力を付与するために該搬送ベルト6を交互に掛け渡す複数のテンションローラ51,52,53からなるテンションローラ機構50のうち、少なくとも1つのテンションローラ52を支持するアームを揚送筒本体3に固定される固定アーム55と該固定アーム55に対して折曲した状態と同一方向に延設した状態とに保持され且つテンションローラ52を軸支する補助アーム57とから構成することにより、搬送ベルト6の交換作業を開始するに当って、まず、上部ローラ可変機構30によって上部ローラ5を最も下方に位置させることにより、搬送ベルト6を若干弛め、その後、補助アーム57を折曲した状態とすることにより、搬送ベルト6を完全に弛めた状態とすることができる。その弛めた状態で張力のかかっていない第一,第三テンションローラ51,53のナットを弛めて第一,第三テンションローラ51,53を外して搬送ベルト6を取り外すことができる。逆に、新規の搬送ベルト6を取り付ける際には、新規の搬送ベルト6を上部ローラ5と下部ローラ4間に掛け渡し、その後、第一,第三テンションローラ51,53のナットを締め付けて各固定アーム54,56に取り付け、補助アーム57を延設した状態とした後に、上部ローラ可変機構30を上方に変移させることにより、新規の搬送ベルト6を装着することができる。
【0025】
また、前記上部ローラ可変機構30は、揚送筒本体3の両側面に設けられて該揚送筒本体3に対して上下方向に摺動可能であり且つ上部ローラ5を回転自在に軸支する上下摺動金具31と、該上下摺動金具31の下部に当接し且つ揚送筒本体3の両側面に突出するように連結軸としての連結操作ボルト軸34を介して一体的に支持される偏心カム35と、から構成することにより、連結操作ボルト軸34を回転操作して偏心カム35を回転させることにより、簡単に上部ローラ5を上下方向に移動させることができ、搬送ベルト6の取り外し作業の際の下方への移行、搬送ベルト6の取付の際の上方への移行を簡単に行うことができる。
【0026】
なお、上記した実施形態では、第一,第三テンションローラ51,53の内側に搬送ベルト6を通し、第二テンションローラ52の外側に搬送ベルト6を通したものを示したが、逆に、第一,第三テンションローラ51,53の外側に搬送ベルト6を通し、第二テンションローラ52の内側に搬送ベルト6を通すようにしてもよい。この場合には、第一,第三テンションローラ51,53を支持する固定アーム54,56のいずれか一方又は両方に補助アームを付けて折曲状態とし得るようにすれば良い。
【0027】
【発明の効果】
以上、説明したところから明らかなように、請求項1に係る発明においては、モータによって揚送筒本体の上下に回転自在に軸支される上部ローラ及び下部ローラ間を周回せしめられる搬送ベルトによってパチンコ玉を揚送する玉揚送装置において、前記揚送筒本体に前記上部ローラを上下方向に移動させることができ且つ上方向に移動した状態で固定できる上部ローラ可変機構を設け、該上部ローラ可変機構は、前記揚送筒本体の両側面に設けられて該揚送筒本体に対して上下方向に摺動可能であり且つ前記上部ローラを回転自在に軸支する上下摺動金具と、該上下摺動金具の下部に当接し且つ前記揚送筒本体の両側面に突出するように連結軸としての連結操作ボルト軸を介して一体的に支持される偏心カムと、含み、前記揚送筒本体の一側面から前記上部ローラ可変機構の前記偏心カムを回転することにより、前記上下摺動金具を上下方向に摺動して前記上部ローラを上下方向に移動させることにより、玉揚送装置をパチンコ島台へ収納した状態のままで、簡単に上部ローラを上下方向に移動させることができ、搬送ベルトの取り外し作業の際の下方への移行、搬送ベルトの取付の際の上方への移行を簡単に行うことができる。
【0028】
また、請求項2に係る発明においては、前記上部ローラ可変機構の上下摺動金具には、前記上部ローラの回転軸を軸受する軸受部材に当接し且つ上下方向に移動させることで当該上部ローラの位置を上下方向に微調整可能な上部ローラ微調整機構を設けたことにより、長期間の使用によって搬送ベルト等が延びたときに搬送ベルトの使用時における揚送能力を調節することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施形態に係る玉揚送装置を後方から見た斜視図である。
【図2】 玉揚送装置の側面図である。
【図3】 上部ローラ可変機構を最上方位置にしたときの玉揚送装置の上方部分の側面図である。
【図4】 上部ローラ可変機構を最下方位置にしたときの玉揚送装置の上方部分の側面図である。
【図5】 テンションローラ機構によって搬送ベルトに張力を付与した状態の玉揚送装置の下方部分の側面図である。
【図6】 テンションローラ機構によって搬送ベルトに張力を付与しない状態の玉揚送装置の下方部分の側面図である。
【図7】 上部ローラ可変機構の他の実施形態を示す玉揚送装置の上方部分の側面図である。
【図8】 従来の玉揚送装置の側面図である。
【符号の説明】
1 玉揚送装置
3 揚送筒本体
4 下部ローラ
5 上部ローラ
6 搬送ベルト
12 モータ
30 上部ローラ可変機構
31 上下摺動金具
32 案内長孔
33 連結固定ボルト
34 連結操作ボルト軸(連結軸)
35 偏心カム
36 挟持板
37 軸受部材
38 回転軸
50 テンションローラ機構
51 第一テンションローラ
52 第二テンションローラ
53 第三テンションローラ
54 固定アーム
55 固定アーム
56 固定アーム
57 補助アーム
58 係合突片
59a,59b 横長穴
60 支点ボルト
61 保持ボルト
62 止め穴

Claims (2)

  1. モータによって揚送筒本体の上下に回転自在に軸支される上部ローラ及び下部ローラ間を周回せしめられる搬送ベルトによってパチンコ玉を揚送する玉揚送装置において、
    記揚送筒本体に前記上部ローラを上下方向に移動させることができ且つ上方向に移動した状態で固定できる上部ローラ可変機構を設け、
    該上部ローラ可変機構は、
    前記揚送筒本体の両側面に設けられて該揚送筒本体に対して上下方向に摺動可能であり且つ前記上部ローラを回転自在に軸支する上下摺動金具と、
    該上下摺動金具の下部に当接し且つ前記揚送筒本体の両側面に突出するように連結軸を介して一体的に支持される偏心カムと、含み
    前記揚送筒本体の一側面から前記上部ローラ可変機構の偏心カムを回転することにより、前記上下摺動金具を上下方向に摺動して前記上部ローラを上下方向に移動させることを特徴とする玉揚送装置。
  2. 前記上部ローラ可変機構の上下摺動金具には、前記上部ローラの回転軸を軸受する軸受部材に当接し且つ上下方向に移動させることで当該上部ローラの位置を上下方向に微調整可能な上部ローラ微調整機構を設けたことを特徴とする請求項1記載の玉揚送装置。
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