JP3890615B2 - 玉磨き揚送装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、揚送筒本体に周回せしめられる搬送ベルトと前記揚送筒本体の一側のベルト周回面を覆うように複数箇所で一対の支持金具によって取り付けられるカバー板に装着されパチンコ玉に付着した汚れを拭き取るベルトとにパチンコ玉を挟持することにより、該パチンコ玉を研磨揚送する玉磨き揚送装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、搬送ベルトが周回する揚送筒本体と、該揚送筒本体の一側のベルト周回面を覆い且つ布ベルトが敷設されるカバー板とは、図11に示すような構造となっていた。即ち、揚送筒本体12の一方側面にカバー軸支金具60が固着され、他方側面にカバー係止金具70が固着されている。そして、カバー軸支金具60は、長方形状のスライド板61に横長の調節用移動孔62を形成してその調節用移動孔62に2つの固定ボルト63を螺着し且つスライド板61の先端にカバー板17に固着される軸受部材65の軸受部66と一致せしめられて軸ピン67が挿入される軸受部64が形成されている。また、カバー係止金具70は、その中心を支点ボルト72で揺動自在に軸支される揺動板71の下部に横長の調節用移動孔73を形成してその調節用移動孔73に固定ボルト74を螺着し且つ揺動板71の上部に連結軸75を介して係止レバー76を連結し、その係止レバー76の先端に形成される係止溝77をカバー板17に突設形成される係止ピン78に係合させるようになっている。
【0003】
上記のように構成される玉磨き揚送装置の揚送筒本体12とカバー板17とは、カバー係止金具70の係止レバー76を上方に回動させて係止溝77と係止ピン78との係合状態を解除し、その状態でカバー軸支金具60の軸ピン67を中心としてカバー板17を揚送筒本体12に対して開閉自在にし、その開放状態で搬送ベルトや布ベルトの交換作業を行うものである。また、カバー板17を閉じた状態で揚送筒本体12に周回せしめられる搬送ベルトとカバー板17に敷設される布ベルトとを対面させると共に、その間にパチンコ玉を挟持して該パチンコ玉を下部から上部に揚送するものであるが、その際、揚送筒本体12とカバー板17との隙間22を調節することにより、搬送ベルトと布ベルトとによるパチンコ玉への挟持力を調節して揚送能力や研磨能力を維持するようにしていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかして、揚送筒本体12とカバー板17との間の隙間22を調節するために、従来においては、まず、カバー軸支金具60の2つの固定ボルト63を緩め、次いで、カバー係止金具70の支点ボルト72及び固定ボルト74を緩め、その後、カバー軸支金具60側の隙間22に所望の厚みゲージを差し込んでスライド板61の軸受部64をハンマーで軽く叩きながらゲージ厚に一致するように調節した後、固定ボルト63を締めて固定する。更に、カバー軸支金具70側の隙間22にも同じ厚みゲージを差し込んで揺動板70の上部をハンマーで軽く叩きながらゲージ厚に一致するように調節した後、支点ボルト72及び固定ボルト73を締めて固定する。
【0005】
このように、従来の玉磨き揚送装置においては、揚送筒本体12の両側面に固着されるカバー軸支金具60側とカバー係止金具70側の両側面から揚送筒本体12とカバー板17との隙間22を調節する必要があるため、玉磨き揚送装置をパチンコ島台の内部から引き出して行わなければならず、極めて面倒な作業を強いられていたという欠点があった。本発明は、上記した欠点を解消するためになされたもので、その目的とするところは、揚送筒本体とカバー板との隙間の調節を簡単に行うことができる玉磨き揚送装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記した目的を達成するために、本発明においては、
支持金具は、揚送筒本体の同一高さ位置の両側面に固着される固定板と、各々の固定板に対して水平方向にスライドし且つカバー板を支持するスライド板と、で構成し、前記スライド板には、前記揚送筒本体の両側面に突出するように連結軸を介して一体的に支持される偏心カムが挿入される調節用孔と、前記揚送筒本体の両側面に突出するように支持されると共にその両端に締着部材が取り付けられる固定連結軸を貫通する横長孔と、を形成するという構成を採用したものであり、このような構成を採用した結果、締着部材を緩めることにより揚送筒本体の両側面に位置する両方のスライド板が移動可能状態となり、そのような状態で一方の偏心カムを回転せしめることにより、両方の偏心カムと調節用孔との係合により両方のスライド板が同調して同じ距離だけ移動するので、揚送筒本体とカバー板との一方の隙間に厚みゲージを差し込んで所望の隙間間隔を容易に得ることができる。つまり、本発明においては、揚送筒本体の一側側面からだけ締着部材を緩めて偏心カムを回転せしめるだけで両側面の隙間調節ができるので、わざわざ玉磨き揚送装置をパチンコ島台から引き出すことなく、簡単に揚送筒本体とカバー板との隙間の調節を行うことができる。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態について説明する。まず、図1を参照して、実施形態に係る玉磨き揚送装置10を内蔵するパチンコ島台1の構成について簡単に説明する。図1は、パチンコ島台1の中央部分の側面図である。図において、周知のように、パチンコ島台1は、複数のパチンコ機2を背向列設するものであり、その内部にパチンコ機2で使用するパチンコ玉を循環せしめる循環機構を内蔵している。そして、循環機構の一部として、本実施形態の要部を構成する玉磨き揚送装置10がパチンコ島台1のほぼ中央に形成される玉磨き揚送装置収納部3に収納設置されている。この玉磨き揚送装置収納部3は、その一側面が開閉式の開放扉となっており、玉磨き揚送装置10に故障等が生じた場合には、この開放扉を開放して玉磨き揚送装置10を引き出したり、あるいは引き出すことなく各種の処置を行うことができる。また、玉磨き揚送装置収納部3の内側側壁には、玉磨き揚送装置10の後述する布ベルト21の巻取動作を制御するための制御回路が内蔵されるコントロール基板4が取り付けられている。
【0008】
次に、本実施形態の要部を構成する玉磨き揚送装置10の全体の構成について図1乃至図4を参照して説明する。図1は、前述した通りであり、図2は、玉磨き揚送装置10を後方から見た斜視図であり、図3は、玉磨き揚送装置10のカバー板17を開放した状態の後方から見た斜視図であり、図4は、玉磨き揚送装置10の側面図である。ただし、図2乃至図4においては、カバー板17の背面に取り付けられる布ベルトの自動巻取機構の図示が省略されている。
【0009】
図において、玉磨き揚送装置10は、支持台11の上部に揚送筒本体12が垂直状に立設され、揚送筒本体12の内部を下部に支持されるモータ内蔵プーリ13によって駆動される革製の搬送ベルト14が周回するようになっている。そして、揚送筒本体12の下部には、玉磨き前のパチンコ玉が流入する玉流入口15が形成され、揚送筒本体12の上部には、玉磨き後のパチンコ玉が排出される玉排出口16が形成されている。したがって、玉流入口15から流入したパチンコ玉は、搬送ベルト14によって揚送され、玉排出口16から排出されるが、その揚送される過程で後述する布ベルト21との摩擦力によってパチンコ玉に付着した汚れが拭き取られ、玉排出口16からは、きれいにされたパチンコ玉が排出されることになる。
【0010】
一方、前記した揚送筒本体12の背面側には、カバー板17が一側辺を軸支されて開閉自在に取り付けられている。このカバー板17は、前記搬送ベルト14や布ベルト21を玉磨き揚送装置10に装着する際に開放されるものであると共に、布ベルト21自体がカバー板17を周回するように装着される。そして、搬送ベルト14や布ベルト21が装着された時には、支持金具としてのカバー軸支金具30とカバー係止金具40とによってカバー板17を揚送筒本体12に対面させた状態に維持される。ただし、後に詳述するが、揚送筒本体12とカバー板17との間には、隙間22が形成されることとなるが、この隙間22は、カバー軸支金具30とカバー係止金具40によってその寸法を設定することができ、その設定値に応じて揚送されるパチンコ玉への圧力を変化させることができる。
【0011】
ところで、上記したカバー板17の背面には、引張ユニット18と、布ベルト装着ユニット19と、チャッキングユニット20とが取り付けられている。引張ユニット18は、モータの駆動力により使用済の布ベルト21を引っ張るものであり、布ベルト装着ユニット19は、使用前後の布ベルト21をロール状に装着するものであり、チャッキングユニット20は、布ベルト21の移動を停止せしめるものである。しかして、営業終了後に、引張ユニット18に設けられる始動スイッチ(図示しない)を操作することにより、前記コントロール基板4からの指令に基づいてチャッキングユニット20のチャッキング状態が解除され、その後、引張ユニット18のモータが駆動して布ベルト21を引っ張ると共に布ベルト装着ユニット19に巻取り、布ベルト21の使用面と未使用面とが完全に入れ替わる時間が経過したときに、チャッキングユニット20をチャッキング状態とし、その後、引張ユニット18のモータの駆動を停止して、自動的に布ベルト21を新規な部分に交換するようになっている。
【0012】
また、上記した玉磨き揚送装置10の揚送筒本体12とカバー板17とは、支持金具を構成するカバー軸支金具30及びカバー係止金具40によって取り付けられるが、その取付状態について図5乃至図10を参照して説明する。図5は、カバー軸支金具30及びカバー係止金具40の全体の状態を示す玉磨き揚送装置10の後方から見た斜視図であり、図6は、図4のA−A線で切断した状態で1対のカバー軸支金具30及びカバー係止金具40の斜視図であり、図7は、カバー軸支金具30の拡大側面図であり、図8は、カバー軸支金具30の隙間調節の作用を説明するための側面図であり、図9は、カバー係止金具40の拡大側面図であり、図10は、カバー係止金具40の隙間調節の作用を説明するための側面図である。
【0013】
まず、カバー軸支金具30及びカバー係止金具40の詳細な構成を説明する前に、カバー板17の構成及び機能について簡単に説明すると、カバー板17の前面側は、図6に示すように、揚送されるパチンコ玉の一部が嵌り込むような円弧状の玉通路溝23が上下方向に形成され、その前面に布ベルト21が敷設され、その布ベルト21と対面するように搬送ベルト14が周回している。そして、揚送ベルト14と布ベルト21とに挟持されながら且つ前記玉通路溝23に沿ってパチンコ玉が揚送されるわけであるが、その揚送されるパチンコ玉にある程度の挟持圧を付与しなければ、玉の重力に逆らって揚送することができないので、揚送筒本体12とカバー板17との間の隙間22を初期状態においてある程度調節しなければならない。しかして、初期状態において、調節した隙間22も玉磨き揚送装置10を使用することによって、例えば、革製の揚送ベルト14が摩耗してくるため、徐々に隙間22の間隔が大きくなり、パチンコ玉に所定の挟持圧を付与することができなくなる。このため、隙間22の間隔調整を行う必要があるが、この調節作業を容易に行うための構成が次に説明する支持金具としてのカバー軸支金具30及びカバー係止金具40である。
【0014】
そこで、以下、カバー軸支金具30及びカバー係止金具40の構成について詳細に説明する。図5に示すように、カバー軸支金具30及びカバー係止金具40は、揚送筒本体12の同一高さに両側面にカバー軸支金具30とカバー係止金具40とが対となって異なる高さ位置に複数組(図示の場合には上中下の3箇所)取り付けられている。そして、一方の支持金具は、カバー板17を開閉自在に軸支するカバー軸支金具30を構成し、他方の支持金具は、カバー板17の閉止状態を保持するカバー係止金具40を構成するものである。なお、カバー板17を開閉自在ではなく揚送筒本体12に対して着脱自在に装着する場合には、両方の支持金具において、後述するスライド板32,42の端部にカバー板17を掛け止める掛止部を構成したものでも良い。
【0015】
まず、カバー軸支金具30の構成について図6及び図7を参照して説明する。カバー軸支金具30は、揚送筒本体12一側側面に固着される固定板31と、固定板31に対して水平方向にスライドするスライド板32と、で構成されている。前記固定板31は、ボルト(符号なし)によって揚送筒本体12の側面に固着されている。また、前記スライド板32には、揚送筒本体12の両側面に突出するように連結軸51を介して支持される偏心カム50aが挿入される調節用孔としての調節用楕円孔33と、揚送筒本体12の両側面に突出するように支持されると共にその両端に締着部材としての固定ナット53aが(必要に応じてスプリングワッシャを介して)取り付けられる固定連結軸54を貫通する横長孔としての固定用横長孔34と、が形成されている。更に、スライド板32の先端部には、カバー板17にボルトによって固着される軸受部材36の軸受部37と一致せしめられて軸ピン38が挿入される軸受部35が形成されている。なお、連結軸51の端部には、偏心カム50aを固着した後に六角ナット52aが螺着されており、この六角ナット52aをスパナ等の工具で回転せしめることにより偏心カム50a及び連結軸51を回転せしめることができる。
【0016】
次に、カバー係止金具40の構成について図6及び図9を参照して説明する。カバー係止金具40は、揚送筒本体12他側側面に固着される固定板41と、固定板41に対して水平方向にスライドするスライド板42と、で構成されている。前記固定板41は、ボルト(符号なし)によって揚送筒本体12の側面に固着されている。また、前記スライド板42には、揚送筒本体12の両側面に突出するように連結軸51を介して支持される偏心カム50bが挿入される調節用孔としての調節用楕円孔43と、揚送筒本体12の両側面に突出するように支持されると共にその両端に締着部材としての固定ナット53bが(必要に応じてスプリングワッシャを介して)取り付けられる固定連結軸54を貫通する横長孔としての固定用横長孔44と、が形成されている。更に、スライド板42の先端部には、カバー板17に突設される係止ピン48に係合される係止溝46を有する係止レバー45が回動自在に軸支されている。係止レバー45の先端上部は、指で操作し易いように水平方向に延設される操作片47となっている。なお、連結軸51の端部には、偏心カム50bを固着した後に六角ナット52bが螺着されており、この六角ナット52bをスパナ等の工具で回転せしめることにより偏心カム50b及び連結軸51を回転せしめることができる。
【0017】
上記のように構成される支持金具としてのカバー軸支金具30とカバー係止金具40との作用について図1、図6、図8、図10を参照して説明すると、玉磨き揚送装置10は、図1に示すように、パチンコ島台1の玉磨き揚送装置収納部3内に搬送ベルト14の周回面が見えない位置、即ち、揚送筒本体12及びカバー板17の側方が見える向きに収納される場合が多い。このような収納向きにおいては、玉磨き揚送装置収納部3の開閉扉を開放したときにカバー板17の支持金具30,40のうち、一方の支持金具30又は40しか見ることができない。このため、前述したように従来の支持金具60,70の場合には、玉磨き揚送装置10を収納部3から引き出して両方の支持金具60,70を調節して揚送筒本体12とカバー板17との隙間22の調節を行わなければならなかった。
【0018】
しかしながら、本実施形態においては、玉磨き揚送装置10を収納部3に収納したままの状態で、操作することができる一方の支持金具30の固定ナット53aを僅かに緩める。この固定ナット53aを緩めることにより、他方の固定ナット53bの締着力も緩むこととなり、両方のスライド板32,42の移動が可能となる。その後、六角ナット52aにスパナ等の工具を嵌合していずれかの方向に回転せしめることにより、連結軸51及びその両端に固着される偏心カム50a,50bが回転する。例えば、六角ナット52aを図8(B)に示すように、時計方向に回転せしめることにより、偏心カム50aと調節用楕円孔33との係合によってスライド板32が図示右方向、即ち、カバー板17が離れて隙間22の間隔L2が回転前の隙間22の間隔L1よりも大きくなる。このとき、反対側の偏心カム50bも同時に回転するので、図10(B)に示すように、偏心カム50bと調節用楕円孔43との係合によってスライド板42が反対側のスライド板32と同期して移動する。上記と逆に、六角ナット52aを反時計方向に回転すると、隙間22の間隔が小さくなるようにスライド板32,42が移動する。そして、厚みゲージ等を隙間22に差し込んで所望の隙間22の間隔を設定した後には、固定ナット53aを締着することにより、両方のスライド板32,42の固定板31,41に対する位置を固定することができる。
【0019】
なお、言うまでもないが、玉磨き揚送装置収納部3の開閉扉を開放したときにカバー係止金具40だけが操作し得るように収納されている場合には、カバー係止金具40側の固定ナット53bと六角ナット52bを操作するだけ上記と同じ作用を行うことができる。
【0020】
以上、本実施の形態について詳細に説明してきたが、本実施の形態によれば、支持金具30,40は、揚送筒本体12の同一高さ位置の両側面に固着される固定板31,41と、各々の固定板31,41に対して水平方向にスライドし且つカバー板17を支持するスライド板32,42と、で構成し、スライド板32,42には、揚送筒本体12の両側面に突出するように連結軸51を介して一体的に支持される偏心カム50a,50bが挿入される調節用楕円孔33,43と、揚送筒本体12の両側面に突出するように支持されると共にその両端に固定ナット53a,53bが取り付けられる固定連結軸54を貫通する固定用横長孔34,44と、を形成するという構成を採用したものであり、このような構成を採用した結果、固定ナット53a,53bを緩めることにより揚送筒本体12の両側面に位置する両方のスライド板32,42が移動可能状態となり、そのような状態で一方の偏心カム50a又は50bを回転せしめることにより、両方の偏心カム50a,50bと調節用楕円孔33,43との係合により両方のスライド板32,42が同調して同じ距離だけ移動するので、揚送筒本体12とカバー板17との一方の隙間22に厚みゲージを差し込んで所望の隙間間隔を容易に得ることができる。つまり、本実施形態においては、揚送筒本体12の一側側面からだけ固定ナット53a又は53bを緩めて一方の偏心カム50a又は50bを回転せしめるだけで両側面の隙間調節ができるので、わざわざ玉磨き揚送装置10をパチンコ島台1から引き出すことなく、簡単に揚送筒本体12とカバー板17との隙間22の調節を行うことができる。
【0021】
なお、上記した実施形態においては、六角ナット52a,52bをスパナ等の工具を使って操作する場合について述べたが、六角ナット52a,52bにレバーを一体的に設けることにより、工具等を必要とせず調節することができる。また、隙間22の大きさを示す目盛りを、例えば、スライド板32,42に形成しておけば、調節の際に厚みゲージが必要ではなくなる。
【0022】
【発明の効果】
以上、説明したところから明らかなように、本発明においては、揚送筒本体の一側側面からだけ締着部材を緩めて偏心カムを回転せしめるだけで両側面の隙間調節ができるので、わざわざ玉磨き揚送装置をパチンコ島台から引き出すことなく、簡単に揚送筒本体とカバー板との隙間の調節を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態の玉磨き揚送装置が設置されるパチンコ島台の中央部分の側面図である。
【図2】玉磨き揚送装置を後方から見た斜視図である。
【図3】玉磨き揚送装置のカバー板を開放した状態の後方から見た斜視図である。
【図4】玉磨き揚送装置の側面図である。
【図5】支持金具としてのカバー軸支金具及びカバー係止金具の全体の状態を示す玉磨き揚送装置の後方から見た斜視図である。
【図6】図4のA−A線で切断した状態で1対のカバー軸支金具及びカバー係止金具の斜視図である。
【図7】カバー軸支金具の拡大側面図である。
【図8】カバー軸支金具の隙間調節の作用を説明するための側面図である。
【図9】カバー係止金具の拡大側面図である。
【図10】カバー係止金具の隙間調節の作用を説明するための側面図である。
【図11】従来の支持金具の隙間調節の作用を説明するための側面図である。
【符号の説明】
10 玉磨き揚送装置
12 揚送筒本体
14 搬送ベルト
17 カバー板
21 布ベルト
22 隙間
30 カバー軸支金具(支持金具)
31 固定板
32 スライド板
33 調節用楕円孔(調節用孔)
34 固定用横長孔(横長孔)
35 軸受部
36 軸受部材
37 軸受部
38 軸ピン
40 カバー係止金具(支持金具)
41 固定板
42 スライド板
43 調節用楕円孔(調節用孔)
44 固定用横長孔(横長孔)
45 係止レバー
46 係止溝
47 操作片
48 係止ピン
50a,50b 偏心カム
51 連結軸
52a,52b 六角ナット
53a,53b 固定ナット(締着部材)
54 固定連結軸

Claims (2)

  1. 揚送筒本体に周回せしめられる搬送ベルトと前記揚送筒本体の一側のベルト周回面を覆うように複数箇所で一対の支持金具によって取り付けられるカバー板に装着されパチンコ玉に付着した汚れを拭き取るベルトとにパチンコ玉を挟持することにより、該パチンコ玉を研磨揚送する玉磨き揚送装置において、
    前記支持金具は、前記揚送筒本体の同一高さ位置の両側面に固着される固定板と、各々の固定板に対して水平方向にスライドし且つ前記カバー板を支持するスライド板と、で構成し、
    前記スライド板には、前記揚送筒本体の両側面に突出するように連結軸を介して一体的に支持される偏心カムが挿入される調節用孔と、前記揚送筒本体の両側面に突出するように支持されると共にその両端に締着部材が取り付けられる固定連結軸を貫通する横長孔と、を形成したことを特徴とする玉磨き揚送装置。
  2. 前記揚送筒本体の両側面に固着される一対の支持金具のうち、一方の支持金具のスライド板の端部には、前記カバー板の一方を軸支する軸受部が形成され、他方の支持金具のスライド板の端部には、前記カバー板の他方部に突設される係止ピンと係合する係止レバーが設けられていることを特徴とする請求項1記載の玉磨き揚送装置。
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