JP4719966B2 - 玉磨き揚送装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、駆動源により回転する複数のローラ間を周回せしめられる搬送ベルトと、該搬送ベルトの外周面に対向して設置されるガイドレールに掛け渡して装着される研磨部材と、前記ガイドレールの両側方に形成されて前記研磨部材の側方端面をガイドするガイド片と、を備え、前記搬送ベルトと前記研磨部材とでパチンコ玉を挟持しながら揚送する玉磨き揚送装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、パチンコ玉を揚送する玉磨き揚送装置には、駆動源により回転するローラに周回している搬送ベルトと、搬送ベルトに対向しガイドレールの上下端に掛け渡して装着される研磨部材である布ベルトとの間にパチンコ玉を挟持した状態で揚送するものが知られている。このような玉磨き揚送装置では、ガイドレールと揚送筒との隙間寸法は、通常、設定値として上部側で約6mm及び下部側で約5mmになるよう、係止金具の位置を変えることにより調整している。尚、該設定値は、実験又は経験により導き出された値である。
【0003】
ところで、上述した調整作業を行った結果、万が一調整不良により、隙間寸法が設定値よりも大きくなってしまった場合、図8及び図9に示すガイドレール20と揚送筒3との間隔が広くなり、パチンコ玉への押圧力が不足してパチンコ玉が正常に揚送されなくなる。この正常に揚送されないパチンコ玉は、ガイドレール20内で不規則な動作を起こし、ガイドレール20の両側方に形成されるガイド片40に衝突してガイド片40を削ってしまったり、あるいはガイド片40を変形させてしまうため、ガイド片40の削られた部分からパチンコ玉がガイドレール20の外へこぼれ出たり、あるいは変形されたガイド片40にパチンコ玉が詰まってモータに余分な負荷がかかり、ブレーカが落ちてしまうというトラブルの原因になっていた。また、パチンコ玉がガイド片40に衝突する現象は、上記した隙間寸法の調整不良の場合に限らず、玉磨き揚送装置Aの振動による係止金具14の緩みや、ガイド溝形成部材30やスプリング35の経時変化によるパチンコ玉に対する押圧力の減少によっても発生する場合があった。更に、ガイドレール20と揚送筒3との隙間寸法は良好であり、係止金具14の緩みやガイド溝形成部材30及びスプリング35の押圧力の減少も生じていない場合であっても、下部誘導樋22とガイドレール20との取付位置が不良な場合には、ガイドレール20内のパチンコ玉が蛇行してしまい、上記と同様にパチンコ玉がガイド片40に衝突してガイド片40を削ってしまう等のトラブルが発生していた。
【0004】
上記のようなトラブルが発生する前に調整不良等を発見し、再調整等すればトラブルを回避することはできるが、調整不良等のトラブルの原因を事前に発見することは、パチンコホールの管理上等の事情から困難であるため、ガイド片40の破損を発見した後にガイドレール20全体を交換することにより、トラブルに対処していた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、上記のように、ガイドレール20全体を交換する場合では、交換作業に手間がかかるばかりでなく、ガイド片40以外の破損していない部分まで交換することになり、補修コストが上がるばかりでなく資源の有効利用という点でも好ましいものではなかった。本発明は、上記した事情に鑑みなされたもので、その目的とするところは、ガイドレールのガイド片を着脱自在に構成することにより、補修作業を容易に且つ安価に行えると共に、資源の有効利用を図ることができる玉磨き揚送装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記した目的を達成するために、請求項1に記載の発明においては、駆動源により回転する複数のローラ間を周回せしめられる搬送ベルトと、該搬送ベルトの外周面に対向して設置されるガイドレールに掛け渡して装着される研磨部材と、を備え、前記搬送ベルトと前記研磨部材とでパチンコ玉を挟持しながら揚送する玉磨き揚送装置において、前記ガイドレールの両側方に形成されて前記研磨部材の側方端面をガイドするガイド部材を、複数個に分割して前記ガイドレールを構成するガイドレール基体に取り付けると共に前記ガイドレール基体の両側方の長手方向の任意の位置調節可能且つ着脱自在に取り付けるための取付機構を当該ガイドレール基体に備えたことを特徴とするものである。このように構成することにより、ガイド片が摩耗,損傷等した場合に、ガイドレール基体全体を交換することがなくなるため、補修作業を容易に行うことができると同時に、補修コストの低減に繋がり、資源の有効利用を図ることができる。
【0007】
また、前記ガイド部材は、複数個に分割して前記ガイドレール基体に取り付けたことにより、ガイド片が摩耗,損傷等した場合に、複数個のガイド部材のうち、ガイド片が摩耗,損傷等したガイド部材だけを交換することが可能になるため、補修作業を迅速に行うことができ、作業性の向上に繋がる。また、ガイド片が摩耗,損傷等していないガイド部材を引き続き使用することができるため、補修コストを低減できるばかりでなく、資源の有効利用を図ることができる。
【0008】
【0009】
また、ガイド部材をガイドレール基体の長手方向の任意の位置に調整可能に取り付けることが可能になるため、補修及び製造過程における作業性の向上に繋がる。
【0010】
また、請求項に記載の発明においては、前記取付機構は、前記ガイド部材に穿設した取付穴に挿通される取付ネジと、前記ガイドレール基体の側方の長手方向に亘って形成され且つ前記取付ネジが貫通するレール溝穴と、該レール溝穴に連通するレール溝と、該レール溝の内部に挿入され且つ前記取付ネジと螺合し得る取付片と、から構成され、前記ガイド部材に穿設した前記取付穴に挿通された前記取付ネジを、前記レール溝の内部に挿入した前記取付片に所定の位置で螺着することにより、前記ガイド部材を前記ガイドレール基体に対して調整可能に取り付けることを特徴とするものである。このように構成することにより、ガイド部材をガイドレール基体に対して長手方向の任意の位置に、且つレール溝穴の幅寸法の範囲で任意の位置に取り付けることができるため、ガイド部材の取付位置の微調整をすることができる。即ち、取付ネジを取付片に螺着することにより、取付ネジと取付片の間で挟持された状態でガイド部材をガイドレール基体に取り付けるので、微調整を容易に行うことが可能になり、ガイドレール基体の品質と補修作業における作業性の向上に繋がる。
【0011】
また、請求項に記載の発明においては、前記ガイド部材又は前記ガイドレール基体の少なくともどちらか一方に、前記ガイド部材を前記ガイドレール基体に取り付ける際における前記ガイドレール基体に対する前記ガイド部材の取付位置を決める位置決め突起を設けたことを特徴とする。このように構成することにより、ガイド部材をガイドレール基体に取り付ける際に、位置決め突起をガイド部材の取付位置を特定するための基準とすることができるため、ガイド部材の取り付けを正確に、且つ容易に行うことができると共に、ガイドレール基体の表面とガイド部材との間隔を所定の寸法に保つことができる。
【0012】
更に、請求項に記載の発明においては、前記ガイド部材は、合成樹脂材料により形成されていることを特徴とするものである。このように構成することにより、ガイド部材の製造,加工が容易になるため、製造コスト及び補修コストを低減することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施形態について説明する。まず、本実施形態の要部を構成する玉磨き揚送装置の全体の構成について図8を参照して説明する。なお、図8は、従来の玉磨き揚送装置を後方から見た斜視図であるが、本実施形態に係る玉磨き揚送装置1は、従来の玉磨き揚送装置Aのガイド片40(図9参照)をガイド部材50(図2参照)の一部とし、ガイドレール基体21に対して着脱自在にしたものである。このため、本実施形態に係る玉磨き揚送装置1の説明は、この本発明の要部となるガイド部材50を除いては従来の玉磨き揚送装置Aを引用できるため、図8を参照して行う。
【0014】
図において、玉磨き揚送装置1は、厚肉の鋼板で形成された支持台2の上部に支持台2と同じ材質で形成された揚送筒3が垂直状に立設され、揚送筒3の下部に位置する図示しない駆動用の下部ローラと上部に位置する図示しない上部ローラとの間に掛け渡される皮製の搬送ベルト4が、揚送筒3の周囲を周回するようになっている。更に、周回の際、揚送筒3と搬送ベルト4の間に発生する摩擦を低減するために、揚送筒3内には、図示しない中間ローラが適当な間隔で設置されている。また、この揚送筒3は、その断面形状が一側面の開口した長方形状であり、この開口面には、図示しない揚送筒カバーが取付ネジによって、揚送筒3の全長に亘って揚送筒3の開口面を覆うように固定されており、前記中間ローラ等の修理,交換時あるいは揚送筒3内のトラブル時などには、該揚送筒カバーを取り外して修理,交換作業あるいは、トラブルに対する対処を行うことができるものである。
【0015】
また、前記搬送ベルト4は、モータ内蔵の下部ローラの回転により揚送筒3の周囲を周回駆動するものである。この搬送ベルト4に張力を付与するために、搬送ベルト4が交互に当接する第1テンションローラ6,第2テンションローラ7及び第3テンションローラ8からなるテンションローラ機構5が、揚送筒3の下部に取り付けられている。このテンションローラ機構5の第1テンションローラ6及び第3テンションローラ8は、開放閉塞することが可能となっており、主に、搬送ベルト4の交換作業時に操作される。また、揚送筒3の下部には、流入するパチンコ玉が複数列に整列せしめられる導入樋9及び導入樋9からのパチンコ玉を搬送ベルト4へ移送する下部誘導樋22が固定され、揚送筒3の上部には、玉磨き後のパチンコ玉が排出される排出口11が形成されている。
【0016】
しかして、導入樋9から流入されたパチンコ玉は、下部誘導樋22を介して搬送ベルト4により揚送された後、排出口11から排出されるが、その揚送される過程で次に説明するガイドレール20に周設される研磨部材としての布ベルト16との摩擦力によってパチンコ玉に付着した汚れが拭き取られ、排出口11からは、綺麗にされたパチンコ玉が排出されることとなる。なお、導入樋9には、図8に示すように、導入樋9の傾斜角を調整する傾斜角調整ボルト10が取り付けられている。この傾斜角調整ボルト10には、スプリングが周設されており、内部を流れるパチンコ玉によって導入樋9に無理な力が加わったときでもパチンコ玉がスムーズに整列されるような構造になっている。
【0017】
一方、前記した揚送筒3の背面側には、揚送筒3の一側面に取り付けられた支持ヒンジ15を介して、ガイドレール20が開閉自在に取り付けられている。この支持ヒンジ15は、揚送筒3の垂直方向に亘って取付ネジ38(図9参照)によって数箇所取り付けられている。また、揚送筒3のもう一方の側面には、止め金具13が係止金具14を介して取り付けられており、ガイドレール20には、前記止め金具13に対応する位置にその止め金具13を係止するための係合突起12が設けられている。
【0018】
また、ガイドレール20には、その外側面に布ベルト16の上方側を固定するベルト上方固定装置17と布ベルト16の下方側を固定するベルト下方固定装置18とが取り付けられ、ガイドレール20の上端に布ベルト16を折り返し案内するための布ベルトローラ37が設けられている。しかして、ベルト下方固定装置18に固定された布ベルト16は、ガイドレール20の下端からガイドレール20を周回して布ベルトローラ37に掛け渡され、ベルト上方固定装置17に引張固定される。
【0019】
また、前述したように、ガイドレール20は、揚送筒3に対して開閉自在に取り付けられているため、搬送ベルト4や布ベルト16の玉磨き揚送装置1への装着は、ガイドレール20を支持ヒンジ15の支点を中心に回転させて開くことにより行うことができる。このようにして搬送ベルト4や布ベルト16を装着し、ガイドレール20が閉じられた状態で揚送筒3とガイドレール20を止め金具13により係止することによって、搬送ベルト4と布ベルト16が対面した状態で維持される。このようにガイドレール20が閉じられ、止め金具13により係止された状態では、揚送筒3とガイドレール20との間には、隙間が形成されることとなるが、この隙間は、係止金具14の固着位置を調整することによってその寸法を設定することができ、その設定値に応じて揚送されるパチンコ玉への圧力を変化させることができる。
【0020】
しかして、このように、搬送ベルト4及び布ベルト16を装着した状態でガイドレール20を閉じ、係合突起12に止め金具13を係止させてガイドレール20を揚送筒3に装着させた後、搬送ベルト4を周回駆動させることにより、搬送ベルト4と布ベルト16との間に挟み込まれたパチンコ玉が、布ベルト16に汚れを拭き取られながら上昇するものである。
【0021】
なお、営業終了時には、前記ベルト下方固定装置18を弛めて布ベルト16が移動し得るようにした状態で、ガイドレール20外側上部の布ベルト16を引っ張って、使用前ベルト収納箱19に納められている使用前の布ベルト16の未使用面をガイドレール20の内側面に位置させるようにし、その後、ベルト下方固定装置18とベルト上方固定装置17とを順次操作して布ベルト16を係止することによって、翌日の研磨に対する準備が終了する。このとき、使用後ベルト収納箱(図示しない)内に使用後の布ベルト16が収納されることとなる。また、この布ベルト16の巻取作業は、ガイドレール20を揚送筒3から開いた状態で行っても、あるいは閉じたままの状態でも行うことができるが、新規な布ベルトに交換する場合には、ガイドレール20を揚送筒3から開いた状態で行う必要がある。
【0022】
以上、玉磨き揚送装置1の概要について説明したが、次に、本実施形態の要部を構成するガイド部材50について図1乃至図4を参照して説明する。図1は、第1実施形態に係る玉磨き揚送装置1において、ガイドレール20を開放した状態の斜視図であり、図2は、図1のA−Aで切断した断面図及びその部分拡大図であり、図3は、ガイドレール20に内蔵されるガイド溝形成部材30の構造を示す斜視図であり、図4は、第1実施形態に係る玉磨き揚送装置1において、ガイドレール20からガイド部材50を取り外した状態の斜視図である。
【0023】
まず、ガイドレール20について説明すると、図1において、ガイドレール20は、前述したように、揚送筒3の背面側に開閉自在に取り付けられており、その内部の構造は、図2に示すようになっている。図2において、ガイドレール20は、ガイドレール20の基体をなすガイドレール基体21と、ガイドレール基体21の両側方に取り付けられるガイド部材50と、ガイド部材50をガイドレール基体21に取り付けるための取付片43及び取付ネジ54と、ガイドレール基体21に内蔵されるガイド溝形成部材30と、ガイド溝形成部材30を押圧するスプリング35と、から構成されている。
【0024】
ガイドレール基体21は、断面がほぼコ字状に形成され、その両側面は、側壁46として形成されている。側壁46の内側には、レール溝39が形成されると共に、側壁46の外側面ほぼ中央には、ガイドレール基体21の長手方向に亘ってレール溝穴45が形成されている。ガイドレール基体21の内部には、内側に向かって第1突起片41が突設され、この第1突起片41の近傍であって、ガイドレール基体21の開放面側には、ガイドレール基体21の内側に向かって第2突起片42が突設されている。
【0025】
ガイド部材50は、合成樹脂材料により断面がほぼF字形状に形成されるものであり、その一辺には、取付ネジ54が挿通される取付穴52が穿設されると共に取付穴52の近傍でガイド部材50の内側には、位置決め突起51が突設されている。また、他の一辺は、ガイド片40として位置決め突起51よりも長い寸法で形成されている。ガイド部材50は、上記のように、合成樹脂材料で形成されているため、ガイド部材50の製造,加工が容易であるため、製造コスト及び補修コストを低減することができる。
【0026】
取付片43は、ほぼ長方形状に形成される薄板形状のもので、そのほぼ中央には、取付ネジ穴44が穿設されている。また、取付片43の幅寸法(短辺長さ)は、レール溝39の断面視(図2参照)における長辺の長さよりも小さく形成されている。
【0027】
ガイド溝形成部材30は、ウレタンにより薄板形状に形成されるものであり、その表面側には、パチンコ玉の揚送通路であるガイド溝31が長手方向に沿って7列形成されている。また、ガイド溝形成部材30の両側方で板厚方向ほぼ中央には、係合部32が突設されている。また、裏面側には、図3(A)に示すように、3箇所1組で形成されるほぼ円筒形状のスプリング収容部34が、ガイド溝形成部材30の長手方向に亘って9組形成されている。このスプリング収容部34は、スプリング35の一端が収納されてスプリング35の伸縮変形を案内するためのものである。隣り合う1組のスプリング収容部34の間には、沈み防止片33が計7箇所突設されているが、1箇所にだけ沈み防止片33の代わりに位置決め片57が突設されている。この位置決め片57は、ガイド溝形成部材30の幅方向両側方に2箇所突設されている。この2箇所の位置決め片57とスプリング収容部34とで囲まれた空間は、ガイド溝形成部材30をガイドレール基体21に対して固定するための止め部材56がほぼ整合するように形成されている。尚、該止め部材56の作用は、後述する。
【0028】
ここで、ガイド溝形成部材30は、ガイドレール20内に組み付けられるものであり、このガイドレール20が取り付けられた玉磨き揚送装置1でパチンコ玉を揚送する際に、パチンコ玉によって押圧されるものである。このパチンコ玉の押圧力に対抗するために、図2に示すように、スプリング35によってガイド溝形成部材30を押圧力と反対方向に付勢しているが、隣り合う1組のスプリング収容部34の間、即ち、スプリング35の設置されない部分は、パチンコ玉の押圧力をそのまま受けてしまう。しかし、前述のように、隣り合う1組のスプリング収容部34の間には、沈み防止片33が突設されており、ガイド溝形成部材30が押圧された際にこの沈み防止片33がガイドレール基体21の内側面に当接するため、これ以上沈むことがない。また、沈み防止片33は、ガイド溝形成部材30の幅方向に長く形成されているため、ガイド溝形成部材30自体の変形も防止している。このため、ガイド溝形成部材30を安定した状態に保つことができ、パチンコ玉の揚送を妨げることがない。
【0029】
また、上記したガイド溝形成部材30は、ガイド溝31が7列形成されているものを示したが、7列形成されているものの他に、5列形成されているものが用いられることがある。このガイド溝31が5列形成されたガイド溝形成部材30について図3(B)を参照して説明すると、ガイド溝31が5列のガイド溝形成部材30においては、スプリング35は、2箇所1組で設置され、また、沈み防止片33は、ガイド溝形成部材30の幅方向両側方に2箇所突設されている。このように、沈み防止片33は、ガイド溝31が7列のガイド溝形成部材30のように横長に形成されていないため、ガイド溝形成部材30自体の変形を防止することができない。このため、ガイド溝31が5列のガイド溝形成部材30においては、2個のスプリング35を連結する沈み防止線材58が、ガイド溝形成部材30の変形防止の役割をしている。具体的には、図3(B)に示すように、2個のスプリング35の下端に沈み防止線材58が連結され、また、ガイド溝形成部材30のスプリング収容部34のほぼ中心には、ガイド溝形成部材30の幅方向に亘って挿入溝59が刻設されており、スプリング35をスプリング収容部34に載置すると、沈み防止線材58が挿入溝59に挿入されることとなる。このように、ガイド溝31が5列のガイド溝形成部材30においては、挿入溝59に挿入された沈み防止線材58がガイド溝形成部材30の強度を増し、ガイド溝形成部材30の変形を防止している。
【0030】
しかして、上記の部品から構成されるガイドレール20を組み立てるには、まず、ガイド溝形成部材30のスプリング収容部34にスプリング35を、及び位置決め片57間に止め部材56を挿入した後、ガイド溝31がガイドレール基体21の開口面側に位置する方向で、ガイド溝形成部材30をガイドレール基体21の端面から挿入していく。このとき、係合部32が第2突起片42に係合し、沈み防止片33の両側方が第1突起片41の間に挟持される。ガイド溝形成部材30をガイドレール基体21に挿入し、所定の位置まで移動させた後、止め部材56が位置する箇所のガイドレール基体21表面からタッピンネジによりネジ穴を切りながら止め部材56をガイドレール基体21に取り付ける。止め部材56は、前述のように、ガイド溝形成部材30の位置決め片57とスプリング収容部34とで囲まれた空間に挿入されているため、上記のように、止め部材56をガイドレール基体21に取り付けることにより、ガイド溝形成部材30がガイドレール基体21に対して固定されることとなる。なお、ガイド溝形成部材30の長さは、ガイドレール基体21の長さよりも短く形成されているため、ガイドレール基体21には、複数個のガイド溝形成部材30が挿入され、それぞれ上記と同様の作業によりガイドレール基体21に対して固定される。
【0031】
ガイドレール基体21にガイド溝形成部材30を取り付けた後、図4に示すように、ガイド溝形成部材30の両側方に形成されたレール溝39に取付片43をそれぞれ挿入する。取付片43を挿入した後、ガイド部材50の位置決め突起51をガイドレール基体21に当接させると共に、ガイド部材50の上端面とガイド溝形成部材30の上端面を合わせる。このとき、ガイド部材50に形成された逃げ穴53により、ガイド溝形成部材30の側方に予め取り付けておいた係合突起12とガイド部材50が干渉することはない。この状態でガイド部材50の取付穴52及びガイドレール基体21のレール溝穴45に取付ネジ54を挿通し、レール溝39内の取付片43の取付ネジ穴44に螺着することにより、図1に示すように、ガイド部材50がガイドレール基体21に取り付けられる。ガイド部材50がガイドレール基体21に取り付けられると、ガイド部材50のガイド片40とガイドレール基体21の第2突起片42との間には、布ベルト16の側方端面が挿入される布ベルト挿入部36が形成される。なお、ガイドレール基体21へのガイド部材50の取り付け作業は、ガイドレール20を揚送筒3から取り外し、ガイドレール20全体を水平方向にした状態で行うことが望ましい。
【0032】
以上のようにガイドレール20が組み立てられるが、ガイド部材50は、上記のように、ガイド部材50の取付穴52及びガイドレール基体21のレール溝穴45に挿通した取付ネジ54により取り付けられるものであり、レール溝穴45は、ガイドレール基体21の両側壁46の長手方向に亘って形成されると共に、その幅寸法は、取付ネジ54の径寸法よりも大きく形成されている。このため、ガイド部材50をガイドレール基体21に対して長手方向の任意の位置に、且つレール溝穴45の幅寸法の範囲で任意の位置に取り付けることができ、ガイド部材50の取付位置の微調整をすることができる。また、上記のように、ガイド部材50をガイドレール基体21に取り付ける際に、位置決め突起51をガイドレール基体21の表面に当接させるだけでガイド部材50の取付位置を容易に特定することができ、ガイド部材50の取り付けを正確に行うことができると共に、ガイドレール基体21の表面とガイド部材50との間隔を所定の寸法に保つことができる。
【0033】
また、取付ネジ54を緩めて取り外すことにより、ガイド部材50をガイドレール基体21から容易に取り外すことができる。このように、ガイドレール基体21の両側方に着脱自在に取り付けられるガイド部材50にガイド片40が形成されているため、ガイド片40が摩耗,損傷等した場合でも、ガイドレール基体21全体を交換することがないため、補修作業を容易に行うことができる。また、摩耗,破損等していない部品を引き続き使用することができるため、補修コストを低減できるばかりでなく、資源の有効利用を図ることができる。
【0034】
なお、図示しないが、ガイド部材50は、上下に適宜複数個に分割されており、ガイド片40が摩耗,損傷等した場合に、複数個のガイド部材50のうち、ガイド片40が摩耗,損傷等したガイド部材50だけを交換すればよいため、ガイド片40が摩耗,損傷等していないガイド部材50を引き続き使用することができるため、補修コストを低減できるばかりでなく、資源の有効利用を図ることができる。
【0035】
また、上記した実施形態において、図5に示すように、ガイド部材50に溝穴60が形成されているものであってもよい。図5は、溝穴60が形成されたガイド部材50をガイドレール20から取り外した状態の斜視図である。この溝穴60は、ガイド部材50の端部から取付穴52の縦方向ほぼ中央に連通して形成されるものである。このように溝穴60が形成されたガイド部材50をガイドレール基体21に取り付けるには、以下のように行う。先ず、ガイドレール基体21のレール溝39に挿入した取付片43に取付ネジ54を仮止めしておく。次に、仮止めした取付ネジ54にガイド部材50の溝穴60を係合させ、溝穴60に沿ってガイド部材50をスライドさせながらガイド部材50をガイドレール基体21に当接させる。このとき、取付ネジ54は、取付穴52内に位置することとなる。そして、仮止めしてあった取付ネジ54を螺着することにより、ガイド部材50がガイドレール基体21に取り付けられる。このように、ガイド部材50の端部から取付穴52に連通して溝穴60が形成されているため、ガイドレール基体21に取付ネジ54及び取付片43を取り付けた状態で、ガイド部材50をガイドレール基体21に取り付けることができる。このため、取付ネジ54を取り外すことなくガイド部材50を着脱することができ、補修作業における作業性の向上に繋がる。
【0036】
なお、上記した実施形態(以下、第1実施形態という)においては、ガイド部材50は、ガイドレール基体21の側方の上下方向全体に亘って取り付けられるものを示したが、上下方向全体に亘って取り付けられるものに限らず、ガイドレール基体21の側方の一部に取り付けられるものであってもよい。このような実施形態(以下、第2実施形態という)について、図6及び図7を参照して説明する。図6は、第2実施形態に係る玉磨き揚送装置1において、ガイドレール20を開放した状態の斜視図であり、図7は、第2実施形態に係る玉磨き揚送装置1において、ガイドレール20からガイド部材50を取り外した状態の斜視図である。なお、上記した第1実施形態と同一の部品には、同一の符号を付した。
【0037】
図6において、ガイドレール20のガイド部材50は、ガイドレール基体21の最上部に取り付けられている。このガイド部材50は、ガイドレール基体21を抱え込むような形状に形成され、揚送筒3側が開放されてこの開放面側の両側がガイド片40として突設されている。また、ガイド片40と反対側の面の上部には、布ベルトローラ37が取り付けられると共に、両側面には、それぞれ取付穴52が穿設されている。また、ガイドレール基体21は、図7に示すように、上方部分、即ち、ガイド部材50が取り付けられる部分には、ガイド片40が形成されておらず、この部分から下方には、ガイド片40が形成されている。このように、第2実施形態に係るガイドレール基体21は、部分的にガイド片40が形成されている以外は、第1実施形態に係るガイドレール基体21と同様の形状である。
【0038】
しかして、ガイド部材50をガイドレール基体21に取り付けるには、まず、ガイド溝形成部材30の両側方に形成されたレール溝39に取付片43をそれぞれ挿入する。取付片43を挿入した後、ガイド部材50の開放面側をガイド溝31側に向けた方向でガイドレール基体21にガイド部材50を嵌入し、ガイド部材50の下端面をガイド溝形成部材30に突設されたガイド片40の上端面に、且つガイドレール基体21の背面に当接させる。この状態でガイド部材50の取付穴52及びガイドレール基体21のレール溝穴45に取付ネジ54を挿通し、レール溝39内の取付片43の取付ネジ穴44に螺着することにより、図6に示すように、ガイド部材50がガイドレール基体21に取り付けられる。なお、ガイドレール基体21へのガイド部材50の取り付け作業は、第1実施形態と同様、ガイドレール20を揚送筒3から取り外し、ガイドレール20全体を水平方向にした状態で行うことが望ましい。
【0039】
上記のように、第2実施形態に係るガイド部材50は、ガイドレール基体21の最上部にのみ取り付けられているが、これは、ガイドレール基体21の最上部に位置するガイド片40だけが摩耗,損傷等し易い場合を示したものである。このように、ガイド片40が摩耗,損傷等し易い箇所がわかっている場合には、摩耗,損傷等し易い箇所にだけガイド部材50を取り付ければよいため、ガイド部材50を必要以上に大きく作る必要がなく、ガイド部材50の製造コストを低減することができる。なお、ガイド部材50は、上記のように、最上部にのみ取り付けられるものに限らず、例えば、ガイドレール基体21の下部のように、任意の位置に部分的に取り付けることができ、摩耗,破損等し易い部分がわかっている箇所に応じて取り付けることができるものである。
【0040】
以上、パチンコ島台1の詳細な構成について説明してきたが、本実施形態においては、駆動源により回転する複数のローラ間を周回せしめられる搬送ベルト4と、該搬送ベルト4の外周面に対向して設置されるガイドレール20に掛け渡して装着される研磨部材としての布ベルト16と、を備え、前記搬送ベルト4と前記研磨部材としての布ベルト16とでパチンコ玉を挟持しながら揚送する玉磨き揚送装置1において、前記ガイドレール20の両側方に形成されて前記研磨部材としての布ベルト16の側方端面をガイドするガイド部材50を、前記ガイドレール20を構成するガイドレール基体21の両側方に着脱自在に取り付けたことにより、ガイド片40が摩耗,損傷等した場合に、ガイドレール基体21全体を交換することがなくなるため、補修作業を容易に行うことができると同時に、補修コストの低減に繋がり、資源の有効利用を図ることができる。
【0041】
また、本実施形態においては、前記ガイド部材50は、複数個に分割して前記ガイドレール基体21に取り付けたことにより、ガイド片40が摩耗,損傷等した場合に、複数個のガイド部材50のうち、ガイド片40が摩耗,損傷等したガイド部材50だけを交換することが可能になるため、補修作業を迅速に行うことができ、作業性の向上に繋がる。また、ガイド片40が摩耗,損傷等していないガイド部材50を引き続き使用することができるため、補修コストを低減できるばかりでなく、資源の有効利用を図ることができる。
【0042】
また、本実施形態においては、前記ガイド部材50は、前記ガイドレール基体21の側方の一部分に取り付けられていることにより、ガイド片40が摩耗,損傷等し易い箇所がわかっている場合には、摩耗,損傷等し易い箇所だけをガイド部材50とすればよいため、ガイド部材50を必要以上に大きく作る必要がなく、ガイド部材50の製造コストを低減することができる。
【0043】
また、本実施形態においては、前記ガイドレール基体21は、前記ガイド部材50を前記ガイドレール基体21に対して調節可能に取り付けるための取付機構を備えていることにより、ガイド部材50をガイドレール基体21に対して調整可能に取り付けることが可能になるため、補修及び製造過程における作業性の向上に繋がる。
【0044】
また、本実施形態においては、前記取付機構は、前記ガイド部材50に穿設した取付穴52に挿通される取付ネジ54と、前記ガイドレール基体21の側方の長手方向に亘って形成され且つ前記取付ネジ54が貫通するレール溝穴45と、該レール溝穴45に連通するレール溝39と、該レール溝39の内部に挿入され且つ前記取付ネジ54と螺合し得る取付片43と、から構成され、前記ガイド部材50に穿設した前記取付穴52に挿通された前記取付ネジ54を、前記レール溝39の内部に挿入した前記取付片43に所定の位置で螺着することにより、前記ガイド部材50を前記ガイドレール基体21に対して調整可能に取り付けることにより、ガイド部材50をガイドレール基体21に対して長手方向の任意の位置に、且つレール溝穴45の幅寸法の範囲で任意の位置に取り付けることができるため、ガイド部材50の取付位置の微調整をすることができる。即ち、取付ネジ54を取付片43に螺着することにより、取付ネジ54と取付片43の間で挟持された状態でガイド部材50をガイドレール基体21に取り付けるので、微調整を容易に行うことが可能になり、ガイドレール基体21の品質と補修作業における作業性の向上に繋がる。
【0045】
また、本実施形態においては、前記ガイド部材50又は前記ガイドレール基体21の少なくともどちらか一方に、前記ガイド部材50を前記ガイドレール基体21に取り付ける際における前記ガイドレール基体21に対する前記ガイド部材50の取付位置を決める位置決め突起51を設けたことにより、ガイド部材50をガイドレール基体21に取り付ける際に、位置決め突起51をガイド部材50の取付位置を特定するための基準とすることができるため、ガイド部材50の取り付けを正確に、且つ容易に行うことができると共に、ガイドレール基体21の表面とガイド部材50との間隔を所定の寸法に保つことができる。
【0046】
更に、本実施形態においては、前記ガイド部材50は、合成樹脂材料により形成されていることにより、ガイド部材50の製造,加工が容易になるため、製造コスト及び補修コストを低減することができる。
【0047】
なお、上記した本実施形態においては、ガイドレール基体21に対するガイド部材50の位置を決めるための位置決め突起51が、ガイド部材50に形成されたものを示したが、位置決め突起51がガイドレール基体21の表面から外側に向かって突設され、この位置決め突起51の先端にガイド部材50の内側面を当接させてガイド部材50の位置を決めるものであってもよい。
【0048】
また、上記した本実施形態においては、ガイド部材50は、上下に複数個に分割されているものを示したが、分割されていないものであってもよい。
【0049】
【発明の効果】
以上、説明したところから明らかなように、請求項1に記載の発明においては、駆動源により回転する複数のローラ間を周回せしめられる搬送ベルトと、該搬送ベルトの外周面に対向して設置されるガイドレールに掛け渡して装着される研磨部材と、を備え、前記搬送ベルトと前記研磨部材とでパチンコ玉を挟持しながら揚送する玉磨き揚送装置において、前記ガイドレールの両側方に形成されて前記研磨部材の側方端面をガイドするガイド部材を、複数個に分割して前記ガイドレールを構成するガイドレール基体に取り付けると共に前記ガイドレール基体の両側方の長手方向の任意の位置調節可能且つ着脱自在に取り付けるための取付機構を当該ガイドレール基体に備えたことにより、ガイド片が摩耗,損傷等した場合に、ガイドレール基体全体を交換することがなくなるため、補修作業を容易に行うことができると同時に、補修コストの低減に繋がり、資源の有効利用を図ることができる。
【0050】
また、前記ガイド部材は、複数個に分割して前記ガイドレール基体に取り付けたことにより、ガイド片が摩耗,損傷等した場合に、複数個のガイド部材のうち、ガイド片が摩耗,損傷等したガイド部材だけを交換することが可能になるため、補修作業を迅速に行うことができ、作業性の向上に繋がる。また、ガイド片が摩耗,損傷等していないガイド部材を引き続き使用することができるため、補修コストを低減できるばかりでなく、資源の有効利用を図ることができる。
【0051】
【0052】
また、ガイド部材をガイドレール基体の長手方向の任意の位置に調整可能に取り付けることが可能になるため、補修及び製造過程における作業性の向上に繋がる。
【0053】
また、請求項に記載の発明においては、前記取付機構は、前記ガイド部材に穿設した取付穴に挿通される取付ネジと、前記ガイドレール基体の側方の長手方向に亘って形成され且つ前記取付ネジが貫通するレール溝穴と、該レール溝穴に連通するレール溝と、該レール溝の内部に挿入され且つ前記取付ネジと螺合し得る取付片と、から構成され、前記ガイド部材に穿設した前記取付穴に挿通された前記取付ネジを、前記レール溝の内部に挿入した前記取付片に所定の位置で螺着することにより、前記ガイド部材を前記ガイドレール基体に対して調整可能に取り付けることにより、ガイド部材をガイドレール基体に対して長手方向の任意の位置に、且つレール溝穴の幅寸法の範囲で任意の位置に取り付けることができるため、ガイド部材の取付位置の微調整をすることができる。即ち、取付ネジを取付片に螺着することにより、取付ネジと取付片の間で挟持された状態でガイド部材をガイドレール基体に取り付けるので、微調整を容易に行うことが可能になり、ガイドレール基体の品質と補修作業における作業性の向上に繋がる。
【0054】
また、請求項に記載の発明においては、前記ガイド部材又は前記ガイドレール基体の少なくともどちらか一方に、前記ガイド部材を前記ガイドレール基体に取り付ける際における前記ガイドレール基体に対する前記ガイド部材の取付位置を決める位置決め突起を設けたことにより、ガイド部材をガイドレール基体に取り付ける際に、位置決め突起をガイド部材の取付位置を特定するための基準とすることができるため、ガイド部材の取り付けを正確に、且つ容易に行うことができると共に、ガイドレール基体の表面とガイド部材との間隔を所定の寸法に保つことができる。
【0055】
更に、請求項に記載の発明においては、前記ガイド部材は、合成樹脂材料により形成されていることを特徴とすることにより、ガイド部材の製造,加工が容易になるため、製造コスト及び補修コストを低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1実施形態に係る玉磨き揚送装置において、ガイドレールを開放した状態の斜視図である。
【図2】 図1のA−Aで切断した断面図及びその部分拡大図である。
【図3】 ガイドレールに内蔵されるガイド溝形成部材の構造を示す斜視図である。
【図4】 第1実施形態に係る玉磨き揚送装置において、ガイドレールからガイド部材を取り外した状態の斜視図である。
【図5】 第1実施形態に係る玉磨き揚送装置において、溝穴が形成されたガイド部材をガイドレールから取り外した状態の斜視図である。
【図6】 第2実施形態に係る玉磨き揚送装置において、ガイドレールを開放した状態の斜視図である。
【図7】 第2実施形態に係る玉磨き揚送装置において、ガイドレールからガイド部材を取り外した状態の斜視図である。
【図8】 従来の玉磨き揚送装置を後方から見た斜視図である。
【図9】 図8のB−Bで切断した断面図である。
【符号の説明】
1 玉磨き揚送装置
4 搬送ベルト
16 布ベルト
20 ガイドレール
21 ガイドレール基体
30 ガイド溝形成部材
31 ガイド溝
33 沈み防止片
35 スプリング
36 布ベルト挿入部
39 レール溝
40 ガイド片
43 取付片
44 取付ネジ穴
45 レール溝穴
46 側壁
50 ガイド部材
51 位置決め突起
52 取付穴
54 取付ネジ
56 止め部材
57 位置決め片
58 沈み防止線材
59 挿入溝

Claims (4)

  1. 駆動源により回転する複数のローラ間を周回せしめられる搬送ベルトと、該搬送ベルトの外周面に対向して設置されるガイドレールに掛け渡して装着される研磨部材と、を備え、前記搬送ベルトと前記研磨部材とでパチンコ玉を挟持しながら揚送する玉磨き揚送装置において、
    前記ガイドレールの両側方に形成されて前記研磨部材の側方端面をガイドするガイド部材を、複数個に分割して前記ガイドレールを構成するガイドレール基体に取り付けると共に前記ガイドレール基体の両側方の長手方向の任意の位置調節可能且つ着脱自在に取り付けるための取付機構を当該ガイドレール基体に備えたことを特徴とする玉磨き揚送装置。
  2. 前記取付機構は、前記ガイド部材に穿設した取付穴に挿通される取付ネジと、前記ガイドレール基体の側方の長手方向に亘って形成され且つ前記取付ネジが貫通するレール溝穴と、該レール溝穴に連通するレール溝と、該レール溝の内部に挿入され且つ前記取付ネジと螺合し得る取付片と、から構成され、
    前記ガイド部材に穿設した前記取付穴に挿通された前記取付ネジを、前記レール溝の内部に挿入した前記取付片に所定の位置で螺着することにより、前記ガイド部材を前記ガイドレール基体に対して調整可能に取り付けることを特徴とする請求項記載の玉磨き揚送装置。
  3. 前記ガイド部材又は前記ガイドレール基体の少なくともどちらか一方に、前記ガイド部材を前記ガイドレール基体に取り付ける際における前記ガイドレール基体に対する前記ガイド部材の取付位置を決める位置決め突起を設けたことを特徴とする請求項1又は請求項2記載の玉磨き揚送装置。
  4. 前記ガイド部材は、合成樹脂材料により形成されていることを特徴とする請求項1乃至請求項のいずれかに記載の玉磨き揚送装置。
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