JP3873303B2 - 玉揚送装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、モータによって揚送筒本体の上下に回転自在に軸支される上部ローラ及び下部ローラ間を周回せしめられる搬送ベルトによってパチンコ玉を揚送する玉揚送装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、図8に示すように、モータ46によって揚送筒本体12の上下に回転自在に軸支される上部ローラ14及び下部ローラ13間を周回せしめられる搬送ベルト15によってパチンコ玉を揚送する玉揚送装置10においては、搬送ベルト15に張力を付与するために搬送ベルト15が交互に掛け渡される複数のテンションローラ31,40,40のすべてが揚送筒本体12側に回転自在に固着され、また、搬送ベルト15を駆動するためのモータ46が支持台11に支持固定されるモータ取付台46aに固着されていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
このため、搬送ベルト15の交換時や点検時等に、搬送ベルト15を取り外す際及び取り付ける際に、少なくとも1つのテンションローラ31を取り外してからでないと搬送ベルト15の脱着をすることができないので、その脱着作業が面倒であり時間のかかるものであった。また、モータ46の出力軸に固着されるプーリと下部ローラ13の回転軸に固着されるプーリとに駆動ベルトとしてのVベルトを掛け渡すことにより、モータ46の駆動力で搬送ベルト15を回転させるようになっているが、モータ46を固定するモータ取付台46aがVベルトの張力を調節し得る程度の僅かな距離移動し得るように固定されているものの、Vベルトを簡単に取り外せるほど移動し得るように形成されていないので、Vベルトの着脱作業も面倒であり時間のかかるものであった。更に、支持台11にモータ取付台46aを図示のように平行状に設けなければならなかったので、その取付スペースも比較的大きくなるという欠点があった。本発明は、上記した事情に鑑みなされたもので、その目的とするところは、パチンコ玉を揚送する搬送ベルト及び搬送ベルトを駆動するためのモータに掛け渡される駆動ベルトの着脱作業を極めて簡単に行うことができると共に、モータの取付スペースを抑制することができる玉揚送装置を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記した目的を達成するために、本発明においては、図3乃至図7に示すように、モータ46によって揚送筒本体12の上下に回転自在に軸支される上部ローラ14及び下部ローラ13間を周回せしめられる搬送ベルト15によってパチンコ玉を揚送する玉揚送装置10において、前記搬送ベルト15に張力を付与するために該搬送ベルト15を交互に掛け渡す複数のテンションローラ31,40,40のうち、一方のテンションローラ31を前記揚送筒本体12に固定される固定ボックス30に回転自在に軸支し、他方のテンションローラ40,40を前記固定ボックス30に対して開閉自在に設けられる開閉蓋ボックス39の前面側に回転自在に軸支する一方、前記開閉蓋ボックス39の裏面に前記モータ46を固着し、該モータ46の出力軸に固着されるプーリ47と前記下部ローラ13の回転軸に固着されるプーリ48とに掛け渡される駆動ベルトとしてのVベルト49を前記開閉蓋ボックス39の軸支側に設けることにより、開閉蓋ボックス39を開放したときに、図4に示すように、搬送ベルト15がテンションローラ31,40,40による挟持状態でなくなるので、搬送ベルト15の着脱の際に、テンションローラ31,40,40を取り外す必要がなく、その作業を極めて簡単に行うことができる。また、開閉蓋ボックス39を開放したときには、図7に示すように、Vベルト49が掛け渡される2つのプーリ47,48が極めて近付く位置関係となるため、簡単にVベルト49を取り外し又は取り付けることができる。更に、モータ46が開閉蓋ボックス39の裏面に固着されるため、モータ46の取付スペースも少なくて済む。
【0005】
また、前記複数のテンションローラ31,40,40のうち、少なくとも1個のテンションローラ31に張力を可変するための調節機構としての調節支持杆32及びナット33を設けることにより、図5に示すように、ナット33を回動して調節支持杆32の長さを調節してテンションローラ31の突出量を変化させることができ、これによって搬送ベルト15の張力を調節することができる。
【0006】
更に、図5及び図7に示すように、前記開閉蓋ボックス39に固着されるモータ46をモータ取付板45を介して取り付けると共に、該モータ取付板45を所定範囲内で移動可能なように縦長穴50を設けて、固定ボルト51、及び下部調節ボルト52,上部調節ボルト54によって固着することにより、開閉蓋ボックス39を閉じた状態でVベルト49が掛け渡される両プーリ47,48間の距離を変更することができるので、Vベルト49の張力を調節することができる。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施形態について説明する。まず、図1を参照して、本実施形態に係る玉揚送装置10が設けられるパチンコ島台1の概略構成について説明する。図1は、実施形態に係るパチンコ島台1の中央部分の一側から見た側面図である。図において、パチンコ島台1は、周知のように、直方体状に枠組み構成され、その長手方向側面中央にパチンコ機2を背向列設するようになっている。また、パチンコ島台1には、その中央部に揚送装置収納部3が構成され、該揚送装置収納部3内に本実施形態の要部を構成する玉揚送装置10が収納設置されている。本実施形態に係る玉揚送装置10は、後に詳述するように帯状の搬送ベルト15によってパチンコ玉を揚送するものである。なお、詳細に図示しないが、玉揚送装置10の上部には、揚送されたパチンコ玉を一時的に貯留する上部タンクが設けられ、その上部タンクから左右に補給樋が傾斜状に設けられており、上部タンクからパチンコ玉を流下させるようになっている。補給樋には、各パチンコ機2に対応して分配シュートが設けられ、補給樋を流下するパチンコ玉を取り込むようになっている。分配シュートによって取り込まれたパチンコ玉は、下部に設けられる計数装置によって計数された後、パチンコ機2の背面上部に設けられる賞球タンクに供給され、遊技によって遊技者に払い出される賞球として使用される。
【0008】
一方、各パチンコ機2から排出される使用済玉は、周知のように計数機能を有するアウト玉回収箱から下方に排出される。アウト玉回収箱から排出されたパチンコ玉は、アウト玉誘導レールや貯留タンクを介して玉揚送装置10の導入樋16に誘導される。
【0009】
次に、本実施形態の要部を構成する玉揚送装置10の全体の構成について図2乃至図7を参照して説明する。図2は、玉揚送装置10を後方から見た斜視図であり、図3は、玉揚送装置10の側面図であり、図4は、玉揚送装置10の下方部分であって開閉蓋ボックス39を開放した状態を示す斜視図であり、図5は、玉揚送装置10の下方部分の側面図であり、図6は、玉揚送装置6の下方部分のモータ46と下部ローラ13との関係を示す斜視図であり、図7は、開閉蓋ボックス39を開放したときのモータ46と下部ローラ13との関係を示す斜視図である。
【0010】
図において、玉揚送装置10は、支持台11の上部に揚送筒本体12が垂直状に立設され、揚送筒本体12の周囲を下部に支持される下部ローラ13と上部ローラ14との間に掛け渡される革製の搬送ベルト15が周回するようになっている。この搬送ベルト15の周回駆動は、後に詳述するテンションローラ機構が一体的に設けられるボックス30,39のうちの開閉蓋ボックス39の裏面に固着されるモータ取付板45に固定されるモータ46と下部ローラ13とが駆動ベルトとしてのVベルト49によって連結されることによって行われる。また、搬送ベルト15に張力を付与するために複数のテンションローラ機構が下部ローラ13の上部の揚送筒本体12に取り付けられている。そして、揚送筒本体12の下部には、玉磨き前のパチンコ玉が流入して複数列に整列せしめられる導入樋16が接続され、揚送筒本体12の上部には、玉磨き後のパチンコ玉が排出される上部屈曲樋18及び排出樋19が接続されている。
【0011】
したがって、導入樋16から流入したパチンコ玉は、搬送ベルト15によって揚送され、排出樋19から排出されるが、その揚送される過程で後述するガイドレールカバー20に周設される布ベルトとの摩擦力によってパチンコ玉に付着した汚れが拭き取られ、排出樋19からは、奇麗にされたパチンコ玉が排出されることになる。なお、導入樋16には、図3に示すように、導入樋16の傾斜角を調整する傾斜角調整ボルト17が設けられている。この傾斜角調整ボルト17には、スプリングが周設されており、内部を流れる玉によって導入樋16に無理な力が加わったときでも玉がスムーズに整列されるような構造となっている。
【0012】
一方、前記した揚送筒本体12の背面側には、ガイドレールカバー20が着脱自在に取り付けられるようになっている。このガイドレールカバー20は、前記搬送ベルト15や布ベルトを玉揚送装置10に装着する際に取り外されるものであると共に、布ベルト自体がガイドレールカバー20を周回するように装着される。そして、搬送ベルト15や布ベルトが装着された時には、止め金具25によってガイドレールカバー20を揚送筒本体12に対面させた状態に維持される。ただし、揚送筒本体12とガイドレールカバー20との間には、隙間が形成されることとなるが、この隙間は、止め金具25の固着位置を調節することによってその寸法を設定することができ、その設定値に応じて揚送されるパチンコ玉への圧力を変化させることができる。また、ガイドレールカバー20には、その背面に使用前のロール状布ベルトを装着する使用前布ベルト装着部21と使用済の布ベルトをロール状に巻き取るための使用済布ベルト装着部22とが設けられ、その上端後部に布ベルトを案内するためのローラ23が設けられている。
【0013】
しかして、使用前布ベルト装着部21に装着された布ベルトは、ガイドレールカバー20の下端から前面を通ってローラ23に掛け渡され、その後、使用済布ベルト装着部22に巻き付けられる。そして、そのように布ベルトを装着した状態で止め金具25でガイドレールカバー20を揚送筒本体12に装着することにより、布ベルトと搬送ベルト15とを対面させ、搬送ベルト15を周回動作させることによりパチンコ玉がガイドレールカバー20の前面に形成される複数の玉通路に嵌り込みながら布ベルトに汚れをふき取られながら上昇するものである。なお、営業終了時には、使用前布ベルト装着部21に設けられるチャッキング装置を弛めて布ベルトが移動し得るようにした状態で、裏面上部の布ベルトを引っ張って未使用面をガイドレールカバー20の前面側に位置させるようにし、その引っ張って余った布ベルトを使用済布ベルト装着部22を巻き付け、前記チャッキング装置を締め付ける。これによって、翌日の研磨に対する準備が終了する。また、この布ベルトの巻き取り作業は、ガイドレールカバー20を揚送筒本体12から取り外した状態で行っても、あるいは取り付けたままの状態でも行うことができるが、新規な布ベルトを交換する場合には、ガイドレールカバー20を揚送筒本体12から取り外す必要がある。
【0014】
また、上記した玉揚送装置10の揚送筒本体12とガイドレールカバー20とは、揚送筒本体12の両側面の複数箇所に止着されている止め金具25によって取り付けられるが、その止め金具25は、ガイドレールカバー20の側面から突設される係合突起24を支持し係合するものであり、揚送筒本体12の両側面の複数箇所に設けられる止め金具25が連結杆26で連結され、該連結杆26を下方に移動させた位置で固定するキャッチクリップ27で係止することにより、止め金具25と係合突起24との係合状態を解除し、ガイドレールカバー20を揚送筒本体12に対して取り外すことができる。逆に、キャッチクリップ27の係止状態を外すことにより、止め金具25と係合突起24とを係合状態にしてガイドレールカバー20を揚送筒本体12に対して取り付けることができる。なお、図2に示すように、ガイドレールカバー20を揚送筒本体12に対してその一側を蝶番28によって連結しても良い。この場合には、蝶番28によって連結される側の止め金具25を省略しても良いが、蝶番28の固定に関しては、揚送筒本体12とガイドレールカバー20との間の隙間を調節し得るように移動可能に固定し得ることが望ましい。
【0015】
次に、本実施形態の要部を構成するテンションローラ機構及び搬送ベルト15の駆動源であるモータ46の取付構造について、図3乃至図7を参照して説明する。テンションローラ機構は、一方のテンションローラを構成する第一テンションローラ31を回転自在に軸支すると共に前記揚送筒本体12に固着される固定ボックス30と、該固定ボックス30に開閉自在に軸支され且つ他方のテンションローラを構成する第二テンションローラ40,40を回転自在に軸支する開閉蓋ボックス39に集約して構成されるものである。以下、この構成について詳細に説明する。
【0016】
固定ボックス30は、前面及び上下面が開放したコ字状の板材によって構成されており、その中程に第一テンションローラ31が回転自在に軸支されている。即ち、固定ボックス30の中程両側に螺着支持される調節支持杆32に第一テンションローラ31の回転軸が連結支持されている。そして、調節支持杆32の後端は、固定ボックス30の裏面に突出してナット33で締着するようになっている。しかして、ナット33を弛めて調節支持杆32を回転せしめることにより第一テンションローラ31を前後方向に長さ調節し得るようになっている。したがって、調節支持杆32及びナット33は、調節機構を構成するものである。なお、調節支持杆32を固定ボックス30に螺着することに代えて、調節支持杆32を固定ボックス30に貫通自在に設けると共に調節支持杆32にスプリングを周設し、調節支持杆32の固定ボックス30から外側に突出する後端にナットを螺着することにより、ナットの螺着位置で調節支持杆32の長さを調節すると共に周設されるスプリングで第一テンションローラ31を常に前方に付勢するようにしても良い。このように構成することにより、搬送ベルト15の旋回中でも常時調節支持杆32に周設されるスプリングにより搬送ベルト15に最適な張力を付与することができる。
【0017】
また、固定ボックス30には、その一側であって第一テンションローラ31の上部に支持片36が突設され、該支持片36に雌ネジが形成される固定穴35を有する揺動固定部材34が支点ボルト37によって揺動自在に取り付けられている。この揺動固定部材34は、開閉蓋ボックス39を閉止する際に、開閉蓋ボックス39に設けられる固定ボルト43を固定穴35に螺合するためのものであり、初期の段階で固定ボルト43の先端が固定穴35に正確に対面するように揺動自在に設けられるものである。
【0018】
上記した固定ボックス30に開閉自在に取り付けられる開閉蓋ボックス39は、図6に示すように、蝶番38によって開閉自在に取り付けられるものであるが、その上下には、開閉蓋ボックス39の内側上下左右に固着される支持片41,42に第二テンションローラ40,40が回転自在に軸支されている。この第二テンションローラ40,40の支持片41,42に対する固定は、ボルト等によって完全に固定されるものであり、第一テンションローラ31のように前後方向に調節する調節機能はない。しかし、第二テンションローラ40,40を前後方向に移動し得るようにして前記と同様な調節機能を設けても良い。
【0019】
また、開閉蓋ボックス39の開放側のほぼ中央には、固定ボルト43が回転自在に遊嵌されており、該固定ボルト43の先端の六角頭部44が開閉蓋ボックス39の裏面側に突出している。しかして、開閉蓋ボックス39を固定ボックス30に対して閉止するときには、固定ボルト43の先端を揺動固定部材34の固定穴35に対応させて六角頭部44をスパナ等の工具で螺着することにより、開閉蓋ボックス39を固定ボックス30に閉止することができる。
【0020】
ところで、開閉蓋ボックス39を開放した状態では、第一テンションローラ31の前方に搬送ベルト15を位置させておき、その状態で上記したように固定ボルト43と固定穴35とを螺合することにより、第5図に示すように、第一テンションローラ31と第二テンションローラ40,40とが同一垂直線上に並び、搬送ベルト15が第一テンションローラ31と第二テンションローラ40,40とに交互に掛け渡された状態となる。つまり、開閉蓋ボックス39を閉じるだけで搬送ベルト15に張力を付与することができるので、搬送ベルト15の着脱の際に、いずれのテンションローラ31,40,40を取り外す必要がなく、その作業を極めて簡単に行うことができる。なお、第一テンションローラ31と第二テンションローラ40,40とが必ずしも同一垂直線上に並ぶ必要はなく、要は、搬送ベルト15が複数のテンションローラ31,40,40によって交互に掛け渡されて張力が付与される構造であれば良い。
【0021】
また、上記した開閉蓋ボックス39の裏面には、モータ取付板45を介してモータ46が取り付けられるようになっている。モータ46の出力軸には、小径のプーリ47が固着され、この小径プーリ47と前記下部ローラ13の回転軸に固着される大径プーリ48との間にVベルト49を掛け渡すことにより、モータ46の回転駆動力が下部ローラ13に伝達されて搬送ベルト15が揚送筒本体12を周回するようになっている。
【0022】
ところで、モータ取付板45の上下の二箇所(ただし、下方部の二箇所は図示せず)には、図7に示すように、縦長穴50が穿設され、該縦長穴50を貫通して固定ボルト51が螺着されている。更に、図5に示すように、モータ取付板45の下辺の一部に当接するように下部調節ボルト52が開閉蓋ボックス39から水平状に突設される螺着片53に螺着され、一方、図7に示すように、モータ取付板45の上辺の一部に当接するように上部調節ボルト54が開閉蓋ボックス39から水平状に突設される螺着片55に螺着されている。なお、上部調節ボルト54の下端には、挟持板56が固着されており、この挟持板56がモータ取付板45の上辺と直接的に当接するようになっている。これと同様に、下部調節ボルト52にも挟持板を固着してモータ取付板45の下辺と直接的に当接するようにしても良い。
【0023】
しかして、上記のように構成されるモータ46と下部ローラ13との関係において、六角頭部44をスパナ等の工具によって回転せしめて固定ボルト43と固定穴35との螺合を解除し、開閉蓋ボックス39を閉成した状態から開放した状態としたときに、図7に示すように、Vベルト49が掛け渡される2つのプーリ47,48が極めて近付く位置関係となるため、特別な治具を使用しなくても簡単にVベルト49を取り外すことができる。また、逆に、開閉蓋ボックス39を閉成する前の2つのプーリ47,48が近付いている状態でVベルト49を2つのプーリ47,48に掛け渡し、その掛け渡した状態のまま開閉蓋ボックス39を閉成し、揺動固定部材34を揺動させて固定穴35と固定ボルト43とを対応させて六角頭部44を回転せしめることにより、極めて簡単にVベルト49を取り付けることができる。更に、モータ46が開閉蓋ボックス39の裏面に固着されるため、従来のようにモータ取付台を支持台11と平行状に設けていないので、モータ46の取付スペースも少なくて済む。
【0024】
また、図5及び図7に示すように、開閉蓋ボックス39を閉じ且つ2つのプーリ47,48間にVベルト49を掛け渡した状態でモータ取付板45の固定ボルト51を弛め、Vベルト49の張力を強くしたい場合には、上部調節ボルト54を弛めた後、下部調節ボルト52を上昇せしめるように回転することにより、モータ取付板45を上方に移動させることができて2つのプーリ47,48間の距離を長くすることができ、Vベルト49の張力を強め、最後に上部調節ボルト54を締着して調節した張力を長期間に亘って保持することができる。逆に、Vベルト49の張力を弱める場合には、上記と逆に操作して2つのプーリ47,48間の距離を短くすれば良い。いずれにしても開閉蓋ボックス39を閉じた状態でVベルト49が掛け渡される両プーリ47,48間の距離を変更することができるので、Vベルト49の張力を調節することができる。
【0025】
なお、上記実施形態においては、第一テンションローラ31を1個とし、第二テンションローラ40,40を2個としたものを示したが、これらを逆に構成しても良いし、それぞれ1個ずつでも良いし、複数個ずつでも良い。
【0026】
【発明の効果】
以上、説明したところから明らかなように、本発明においては、モータによって揚送筒本体の上下に回転自在に軸支される上部ローラ及び下部ローラ間を周回せしめられる搬送ベルトによってパチンコ玉を揚送する玉揚送装置において、前記搬送ベルトに張力を付与するために該搬送ベルトを交互に掛け渡す複数のテンションローラのうち、一方のテンションローラを前記揚送筒本体に固定される固定ボックスに回転自在に軸支し、他方のテンションローラを前記固定ボックスに対して開閉自在に設けられる開閉蓋ボックスの前面側に回転自在に軸支する一方、前記開閉蓋ボックスの裏面に前記モータを固着し、該モータの出力軸に固着されるプーリと前記下部ローラの回転軸に固着されるプーリとに掛け渡される駆動ベルトを前記開閉蓋ボックスの軸支側に設けることにより、開閉蓋ボックスを開放したときに、搬送ベルトがテンションローラによる挟持状態でなくなるので、搬送ベルトの着脱の際に、テンションローラを取り外す必要がなく、その作業を極めて簡単に行うことができる。また、開閉蓋ボックスを開放したときには、駆動ベルトが掛け渡される2つのプーリが極めて近付く位置関係となるため、簡単に駆動ベルトを取り外し又は取り付けることができる。更に、モータが開閉蓋ボックスの裏面に固着されるため、モータの取付スペースも少なくて済む。
【0027】
また、前記複数のテンションローラのうち、少なくとも1個のテンションローラに張力を可変するための調節機構を設けることにより、調節機構を設けたテンションローラの位置を変化させることができ、これによって搬送ベルトの張力を調節することができる。
【0028】
更に、前記開閉蓋ボックスに固着されるモータをモータ取付板を介して取り付けると共に、該モータ取付板を所定範囲内で移動可能なように設けて固着することにより、開閉蓋ボックスを閉じた状態で駆動ベルトが掛け渡される両プーリ間の距離を変更することができるので、駆動ベルトの張力を調節することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態に係る玉揚送装置が適用されるパチンコ島台の中央部分の一側から見た側面図である。
【図2】玉揚送装置を後方から見た斜視図である。
【図3】玉揚送装置の側面図である。
【図4】玉揚送装置の下方部分であって開閉蓋ボックスを開放した状態を示す斜視図である。
【図5】玉揚送装置の下方部分の側面図である。
【図6】玉揚送装置の下方部分のモータと下部ローラとの関係を示す斜視図である。
【図7】開閉蓋ボックスを開放したときのモータと下部ローラとの関係を示す斜視図である。
【図8】従来の玉揚送装置の側面図である。
【符号の説明】
10 玉揚送装置
11 支持台
12 揚送筒本体
13 下部ローラ
14 上部ローラ
15 搬送ベルト
20 ガイドレールカバー
30 固定ボックス
31 第一テンションローラ
32 調節支持杆(調節機構)
33 ナット(調節機構)
39 開閉蓋ボックス
40 第二テンションローラ
45 モータ取付板
46 モータ
47 小径プーリ
48 大径プーリ
49 Vベルト(駆動ベルト)
50 縦長穴
51 固定ボルト
52 下部調節ボルト
53 螺着片
54 上部調節ボルト
55 螺着片
56 挟持板

Claims (3)

  1. モータによって揚送筒本体の上下に回転自在に軸支される上部ローラ及び下部ローラ間を周回せしめられる搬送ベルトによってパチンコ玉を揚送する玉揚送装置において、
    前記搬送ベルトに張力を付与するために該搬送ベルトを交互に掛け渡す複数のテンションローラのうち、一方のテンションローラを前記揚送筒本体に固定される固定ボックスに回転自在に軸支し、他方のテンションローラを前記固定ボックスに対して開閉自在に設けられる開閉蓋ボックスの前面側に回転自在に軸支する一方、
    前記開閉蓋ボックスの裏面に前記モータを固着し、該モータの出力軸に固着されるプーリと前記下部ローラの回転軸に固着されるプーリとに掛け渡される駆動ベルトを前記開閉蓋ボックスの軸支側に設けたことを特徴とする玉揚送装置。
  2. 前記複数のテンションローラのうち、少なくとも1個のテンションローラに張力を可変するための調節機構を設けたことを特徴とする請求項1記載の玉揚送装置。
  3. 前記開閉蓋ボックスに固着されるモータをモータ取付板を介して取り付けると共に、該モータ取付板を所定範囲内で移動可能に固着し得るようにして前記駆動ベルトの張力を調節し得ることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の玉揚送装置。
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