JPH0947561A - 玉揚送装置 - Google Patents

玉揚送装置

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JPH0947561A
JPH0947561A JP22581295A JP22581295A JPH0947561A JP H0947561 A JPH0947561 A JP H0947561A JP 22581295 A JP22581295 A JP 22581295A JP 22581295 A JP22581295 A JP 22581295A JP H0947561 A JPH0947561 A JP H0947561A
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芳生 若菜
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誠 田結
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 パチンコ玉を揚送する搬送ベルト及び搬送ベ
ルトを駆動するためのモータに掛け渡される駆動ベルト
の着脱作業を極めて簡単に行うことができる玉揚送装置
を提供する。 【解決手段】 搬送ベルト15に張力を付与するために
該搬送ベルト15を交互に掛け渡す複数のテンションロ
ーラ31,40,40のうち、一方のテンションローラ
31を前記揚送筒本体12に固定される固定ボックス3
0に回転自在に軸支し、他方のテンションローラ40,
40を固定ボックス30に対して開閉自在に設けられる
開閉蓋ボックス39の前面側に回転自在に軸支する一
方、前記開閉蓋ボックス39の裏面に前記モータ46を
固着し、該モータ46の出力軸に固着されるプーリと下
部ローラ13の回転軸に固着されるプーリ48とに掛け
渡される駆動ベルトとしてのVベルトを開閉蓋ボックス
39の軸支側に設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、モータによって揚
送筒本体の上下に回転自在に軸支される上部ローラ及び
下部ローラ間を周回せしめられる搬送ベルトによってパ
チンコ玉を揚送する玉揚送装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、図8に示すように、モータ46に
よって揚送筒本体12の上下に回転自在に軸支される上
部ローラ14及び下部ローラ13間を周回せしめられる
搬送ベルト15によってパチンコ玉を揚送する玉揚送装
置10においては、搬送ベルト15に張力を付与するた
めに搬送ベルト15が交互に掛け渡される複数のテンシ
ョンローラ31,40,40のすべてが揚送筒本体12
側に回転自在に固着され、また、搬送ベルト15を駆動
するためのモータ46が支持台11に支持固定されるモ
ータ取付台46aに固着されていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このため、搬送ベルト
15の交換時や点検時等に、搬送ベルト15を取り外す
際及び取り付ける際に、少なくとも1つのテンションロ
ーラ31を取り外してからでないと搬送ベルト15の脱
着をすることができないので、その脱着作業が面倒であ
り時間のかかるものであった。また、モータ46の出力
軸に固着されるプーリと下部ローラ13の回転軸に固着
されるプーリとに駆動ベルトとしてのVベルトを掛け渡
すことにより、モータ46の駆動力で搬送ベルト15を
回転させるようになっているが、モータ46を固定する
モータ取付台46aがVベルトの張力を調節し得る程度
の僅かな距離移動し得るように固定されているものの、
Vベルトを簡単に取り外せるほど移動し得るように形成
されていないので、Vベルトの着脱作業も面倒であり時
間のかかるものであった。更に、支持台11にモータ取
付台46aを図示のように平行状に設けなければならな
かったので、その取付スペースも比較的大きくなるとい
う欠点があった。本発明は、上記した事情に鑑みなされ
たもので、その目的とするところは、パチンコ玉を揚送
する搬送ベルト及び搬送ベルトを駆動するためのモータ
に掛け渡される駆動ベルトの着脱作業を極めて簡単に行
うことができると共に、モータの取付スペースを抑制す
ることができる玉揚送装置を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記した目的を達成する
ために、本発明においては、図3乃至図7に示すよう
に、モータ46によって揚送筒本体12の上下に回転自
在に軸支される上部ローラ14及び下部ローラ13間を
周回せしめられる搬送ベルト15によってパチンコ玉を
揚送する玉揚送装置10において、前記搬送ベルト15
に張力を付与するために該搬送ベルト15を交互に掛け
渡す複数のテンションローラ31,40,40のうち、
一方のテンションローラ31を前記揚送筒本体12に固
定される固定ボックス30に回転自在に軸支し、他方の
テンションローラ40,40を前記固定ボックス30に
対して開閉自在に設けられる開閉蓋ボックス39の前面
側に回転自在に軸支する一方、前記開閉蓋ボックス39
の裏面に前記モータ46を固着し、該モータ46の出力
軸に固着されるプーリ47と前記下部ローラ13の回転
軸に固着されるプーリ48とに掛け渡される駆動ベルト
としてのVベルト49を前記開閉蓋ボックス39の軸支
側に設けることにより、開閉蓋ボックス39を開放した
ときに、図4に示すように、搬送ベルト15がテンショ
ンローラ31,40,40による挟持状態でなくなるの
で、搬送ベルト15の着脱の際に、テンションローラ3
1,40,40を取り外す必要がなく、その作業を極め
て簡単に行うことができる。また、開閉蓋ボックス39
を開放したときには、図7に示すように、Vベルト49
が掛け渡される2つのプーリ47,48が極めて近付く
位置関係となるため、簡単にVベルト49を取り外し又
は取り付けることができる。更に、モータ46が開閉蓋
ボックス39の裏面に固着されるため、モータ46の取
付スペースも少なくて済む。
【0005】また、前記複数のテンションローラ31,
40,40のうち、少なくとも1個のテンションローラ
31に張力を可変するための調節機構としての調節支持
杆32及びナット33を設けることにより、図5に示す
ように、ナット33を回動して調節支持杆32の長さを
調節してテンションローラ31の突出量を変化させるこ
とができ、これによって搬送ベルト15の張力を調節す
ることができる。
【0006】更に、図5及び図7に示すように、前記開
閉蓋ボックス39に固着されるモータ46をモータ取付
板45を介して取り付けると共に、該モータ取付板45
を所定範囲内で移動可能なように縦長穴50を設けて、
固定ボルト51、及び下部調節ボルト52,上部調節ボ
ルト54によって固着することにより、開閉蓋ボックス
39を閉じた状態でVベルト49が掛け渡される両プー
リ47,48間の距離を変更することができるので、V
ベルト49の張力を調節することができる。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施形態について説明する。まず、図1を参照して、本実
施形態に係る玉揚送装置10が設けられるパチンコ島台
1の概略構成について説明する。図1は、実施形態に係
るパチンコ島台1の中央部分の一側から見た側面図であ
る。図において、パチンコ島台1は、周知のように、直
方体状に枠組み構成され、その長手方向側面中央にパチ
ンコ機2を背向列設するようになっている。また、パチ
ンコ島台1には、その中央部に揚送装置収納部3が構成
され、該揚送装置収納部3内に本実施形態の要部を構成
する玉揚送装置10が収納設置されている。本実施形態
に係る玉揚送装置10は、後に詳述するように帯状の搬
送ベルト15によってパチンコ玉を揚送するものであ
る。なお、詳細に図示しないが、玉揚送装置10の上部
には、揚送されたパチンコ玉を一時的に貯留する上部タ
ンクが設けられ、その上部タンクから左右に補給樋が傾
斜状に設けられており、上部タンクからパチンコ玉を流
下させるようになっている。補給樋には、各パチンコ機
2に対応して分配シュートが設けられ、補給樋を流下す
るパチンコ玉を取り込むようになっている。分配シュー
トによって取り込まれたパチンコ玉は、下部に設けられ
る計数装置によって計数された後、パチンコ機2の背面
上部に設けられる賞球タンクに供給され、遊技によって
遊技者に払い出される賞球として使用される。
【0008】一方、各パチンコ機2から排出される使用
済玉は、周知のように計数機能を有するアウト玉回収箱
から下方に排出される。アウト玉回収箱から排出された
パチンコ玉は、アウト玉誘導レールや貯留タンクを介し
て玉揚送装置10の導入樋16に誘導される。
【0009】次に、本実施形態の要部を構成する玉揚送
装置10の全体の構成について図2乃至図7を参照して
説明する。図2は、玉揚送装置10を後方から見た斜視
図であり、図3は、玉揚送装置10の側面図であり、図
4は、玉揚送装置10の下方部分であって開閉蓋ボック
ス39を開放した状態を示す斜視図であり、図5は、玉
揚送装置10の下方部分の側面図であり、図6は、玉揚
送装置6の下方部分のモータ46と下部ローラ13との
関係を示す斜視図であり、図7は、開閉蓋ボックス39
を開放したときのモータ46と下部ローラ13との関係
を示す斜視図である。
【0010】図において、玉揚送装置10は、支持台1
1の上部に揚送筒本体12が垂直状に立設され、揚送筒
本体12の周囲を下部に支持される下部ローラ13と上
部ローラ14との間に掛け渡される革製の搬送ベルト1
5が周回するようになっている。この搬送ベルト15の
周回駆動は、後に詳述するテンションローラ機構が一体
的に設けられるボックス30,39のうちの開閉蓋ボッ
クス39の裏面に固着されるモータ取付板45に固定さ
れるモータ46と下部ローラ13とが駆動ベルトとして
のVベルト49によって連結されることによって行われ
る。また、搬送ベルト15に張力を付与するために複数
のテンションローラ機構が下部ローラ13の上部の揚送
筒本体12に取り付けられている。そして、揚送筒本体
12の下部には、玉磨き前のパチンコ玉が流入して複数
列に整列せしめられる導入樋16が接続され、揚送筒本
体12の上部には、玉磨き後のパチンコ玉が排出される
上部屈曲樋18及び排出樋19が接続されている。
【0011】したがって、導入樋16から流入したパチ
ンコ玉は、搬送ベルト15によって揚送され、排出樋1
9から排出されるが、その揚送される過程で後述するガ
イドレールカバー20に周設される布ベルトとの摩擦力
によってパチンコ玉に付着した汚れが拭き取られ、排出
樋19からは、奇麗にされたパチンコ玉が排出されるこ
とになる。なお、導入樋16には、図3に示すように、
導入樋16の傾斜角を調整する傾斜角調整ボルト17が
設けられている。この傾斜角調整ボルト17には、スプ
リングが周設されており、内部を流れる玉によって導入
樋16に無理な力が加わったときでも玉がスムーズに整
列されるような構造となっている。
【0012】一方、前記した揚送筒本体12の背面側に
は、ガイドレールカバー20が着脱自在に取り付けられ
るようになっている。このガイドレールカバー20は、
前記搬送ベルト15や布ベルトを玉揚送装置10に装着
する際に取り外されるものであると共に、布ベルト自体
がガイドレールカバー20を周回するように装着され
る。そして、搬送ベルト15や布ベルトが装着された時
には、止め金具25によってガイドレールカバー20を
揚送筒本体12に対面させた状態に維持される。ただ
し、揚送筒本体12とガイドレールカバー20との間に
は、隙間が形成されることとなるが、この隙間は、止め
金具25の固着位置を調節することによってその寸法を
設定することができ、その設定値に応じて揚送されるパ
チンコ玉への圧力を変化させることができる。また、ガ
イドレールカバー20には、その背面に使用前のロール
状布ベルトを装着する使用前布ベルト装着部21と使用
済の布ベルトをロール状に巻き取るための使用済布ベル
ト装着部22とが設けられ、その上端後部に布ベルトを
案内するためのローラ23が設けられている。
【0013】しかして、使用前布ベルト装着部21に装
着された布ベルトは、ガイドレールカバー20の下端か
ら前面を通ってローラ23に掛け渡され、その後、使用
済布ベルト装着部22に巻き付けられる。そして、その
ように布ベルトを装着した状態で止め金具25でガイド
レールカバー20を揚送筒本体12に装着することによ
り、布ベルトと搬送ベルト15とを対面させ、搬送ベル
ト15を周回動作させることによりパチンコ玉がガイド
レールカバー20の前面に形成される複数の玉通路に嵌
り込みながら布ベルトに汚れをふき取られながら上昇す
るものである。なお、営業終了時には、使用前布ベルト
装着部21に設けられるチャッキング装置を弛めて布ベ
ルトが移動し得るようにした状態で、裏面上部の布ベル
トを引っ張って未使用面をガイドレールカバー20の前
面側に位置させるようにし、その引っ張って余った布ベ
ルトを使用済布ベルト装着部22を巻き付け、前記チャ
ッキング装置を締め付ける。これによって、翌日の研磨
に対する準備が終了する。また、この布ベルトの巻き取
り作業は、ガイドレールカバー20を揚送筒本体12か
ら取り外した状態で行っても、あるいは取り付けたまま
の状態でも行うことができるが、新規な布ベルトを交換
する場合には、ガイドレールカバー20を揚送筒本体1
2から取り外す必要がある。
【0014】また、上記した玉揚送装置10の揚送筒本
体12とガイドレールカバー20とは、揚送筒本体12
の両側面の複数箇所に止着されている止め金具25によ
って取り付けられるが、その止め金具25は、ガイドレ
ールカバー20の側面から突設される係合突起24を支
持し係合するものであり、揚送筒本体12の両側面の複
数箇所に設けられる止め金具25が連結杆26で連結さ
れ、該連結杆26を下方に移動させた位置で固定するキ
ャッチクリップ27で係止することにより、止め金具2
5と係合突起24との係合状態を解除し、ガイドレール
カバー20を揚送筒本体12に対して取り外すことがで
きる。逆に、キャッチクリップ27の係止状態を外すこ
とにより、止め金具25と係合突起24とを係合状態に
してガイドレールカバー20を揚送筒本体12に対して
取り付けることができる。なお、図2に示すように、ガ
イドレールカバー20を揚送筒本体12に対してその一
側を蝶番28によって連結しても良い。この場合には、
蝶番28によって連結される側の止め金具25を省略し
ても良いが、蝶番28の固定に関しては、揚送筒本体1
2とガイドレールカバー20との間の隙間を調節し得る
ように移動可能に固定し得ることが望ましい。
【0015】次に、本実施形態の要部を構成するテンシ
ョンローラ機構及び搬送ベルト15の駆動源であるモー
タ46の取付構造について、図3乃至図7を参照して説
明する。テンションローラ機構は、一方のテンションロ
ーラを構成する第一テンションローラ31を回転自在に
軸支すると共に前記揚送筒本体12に固着される固定ボ
ックス30と、該固定ボックス30に開閉自在に軸支さ
れ且つ他方のテンションローラを構成する第二テンショ
ンローラ40,40を回転自在に軸支する開閉蓋ボック
ス39に集約して構成されるものである。以下、この構
成について詳細に説明する。
【0016】固定ボックス30は、前面及び上下面が開
放したコ字状の板材によって構成されており、その中程
に第一テンションローラ31が回転自在に軸支されてい
る。即ち、固定ボックス30の中程両側に螺着支持され
る調節支持杆32に第一テンションローラ31の回転軸
が連結支持されている。そして、調節支持杆32の後端
は、固定ボックス30の裏面に突出してナット33で締
着するようになっている。しかして、ナット33を弛め
て調節支持杆32を回転せしめることにより第一テンシ
ョンローラ31を前後方向に長さ調節し得るようになっ
ている。したがって、調節支持杆32及びナット33
は、調節機構を構成するものである。なお、調節支持杆
32を固定ボックス30に螺着することに代えて、調節
支持杆32を固定ボックス30に貫通自在に設けると共
に調節支持杆32にスプリングを周設し、調節支持杆3
2の固定ボックス30から外側に突出する後端にナット
を螺着することにより、ナットの螺着位置で調節支持杆
32の長さを調節すると共に周設されるスプリングで第
一テンションローラ31を常に前方に付勢するようにし
ても良い。このように構成することにより、搬送ベルト
15の旋回中でも常時調節支持杆32に周設されるスプ
リングにより搬送ベルト15に最適な張力を付与するこ
とができる。
【0017】また、固定ボックス30には、その一側で
あって第一テンションローラ31の上部に支持片36が
突設され、該支持片36に雌ネジが形成される固定穴3
5を有する揺動固定部材34が支点ボルト37によって
揺動自在に取り付けられている。この揺動固定部材34
は、開閉蓋ボックス39を閉止する際に、開閉蓋ボック
ス39に設けられる固定ボルト43を固定穴35に螺合
するためのものであり、初期の段階で固定ボルト43の
先端が固定穴35に正確に対面するように揺動自在に設
けられるものである。
【0018】上記した固定ボックス30に開閉自在に取
り付けられる開閉蓋ボックス39は、図6に示すよう
に、蝶番38によって開閉自在に取り付けられるもので
あるが、その上下には、開閉蓋ボックス39の内側上下
左右に固着される支持片41,42に第二テンションロ
ーラ40,40が回転自在に軸支されている。この第二
テンションローラ40,40の支持片41,42に対す
る固定は、ボルト等によって完全に固定されるものであ
り、第一テンションローラ31のように前後方向に調節
する調節機能はない。しかし、第二テンションローラ4
0,40を前後方向に移動し得るようにして前記と同様
な調節機能を設けても良い。
【0019】また、開閉蓋ボックス39の開放側のほぼ
中央には、固定ボルト43が回転自在に遊嵌されてお
り、該固定ボルト43の先端の六角頭部44が開閉蓋ボ
ックス39の裏面側に突出している。しかして、開閉蓋
ボックス39を固定ボックス30に対して閉止するとき
には、固定ボルト43の先端を揺動固定部材34の固定
穴35に対応させて六角頭部44をスパナ等の工具で螺
着することにより、開閉蓋ボックス39を固定ボックス
30に閉止することができる。
【0020】ところで、開閉蓋ボックス39を開放した
状態では、第一テンションローラ31の前方に搬送ベル
ト15を位置させておき、その状態で上記したように固
定ボルト43と固定穴35とを螺合することにより、第
5図に示すように、第一テンションローラ31と第二テ
ンションローラ40,40とが同一垂直線上に並び、搬
送ベルト15が第一テンションローラ31と第二テンシ
ョンローラ40,40とに交互に掛け渡された状態とな
る。つまり、開閉蓋ボックス39を閉じるだけで搬送ベ
ルト15に張力を付与することができるので、搬送ベル
ト15の着脱の際に、いずれのテンションローラ31,
40,40を取り外す必要がなく、その作業を極めて簡
単に行うことができる。なお、第一テンションローラ3
1と第二テンションローラ40,40とが必ずしも同一
垂直線上に並ぶ必要はなく、要は、搬送ベルト15が複
数のテンションローラ31,40,40によって交互に
掛け渡されて張力が付与される構造であれば良い。
【0021】また、上記した開閉蓋ボックス39の裏面
には、モータ取付板45を介してモータ46が取り付け
られるようになっている。モータ46の出力軸には、小
径のプーリ47が固着され、この小径プーリ47と前記
下部ローラ13の回転軸に固着される大径プーリ48と
の間にVベルト49を掛け渡すことにより、モータ46
の回転駆動力が下部ローラ13に伝達されて搬送ベルト
15が揚送筒本体12を周回するようになっている。
【0022】ところで、モータ取付板45の上下の二箇
所(ただし、下方部の二箇所は図示せず)には、図7に
示すように、縦長穴50が穿設され、該縦長穴50を貫
通して固定ボルト51が螺着されている。更に、図5に
示すように、モータ取付板45の下辺の一部に当接する
ように下部調節ボルト52が開閉蓋ボックス39から水
平状に突設される螺着片53に螺着され、一方、図7に
示すように、モータ取付板45の上辺の一部に当接する
ように上部調節ボルト54が開閉蓋ボックス39から水
平状に突設される螺着片55に螺着されている。なお、
上部調節ボルト54の下端には、挟持板56が固着され
ており、この挟持板56がモータ取付板45の上辺と直
接的に当接するようになっている。これと同様に、下部
調節ボルト52にも挟持板を固着してモータ取付板45
の下辺と直接的に当接するようにしても良い。
【0023】しかして、上記のように構成されるモータ
46と下部ローラ13との関係において、六角頭部44
をスパナ等の工具によって回転せしめて固定ボルト43
と固定穴35との螺合を解除し、開閉蓋ボックス39を
閉成した状態から開放した状態としたときに、図7に示
すように、Vベルト49が掛け渡される2つのプーリ4
7,48が極めて近付く位置関係となるため、特別な治
具を使用しなくても簡単にVベルト49を取り外すこと
ができる。また、逆に、開閉蓋ボックス39を閉成する
前の2つのプーリ47,48が近付いている状態でVベ
ルト49を2つのプーリ47,48に掛け渡し、その掛
け渡した状態のまま開閉蓋ボックス39を閉成し、揺動
固定部材34を揺動させて固定穴35と固定ボルト43
とを対応させて六角頭部44を回転せしめることによ
り、極めて簡単にVベルト49を取り付けることができ
る。更に、モータ46が開閉蓋ボックス39の裏面に固
着されるため、従来のようにモータ取付台を支持台11
と平行状に設けていないので、モータ46の取付スペー
スも少なくて済む。
【0024】また、図5及び図7に示すように、開閉蓋
ボックス39を閉じ且つ2つのプーリ47,48間にV
ベルト49を掛け渡した状態でモータ取付板45の固定
ボルト51を弛め、Vベルト49の張力を強くしたい場
合には、上部調節ボルト54を弛めた後、下部調節ボル
ト52を上昇せしめるように回転することにより、モー
タ取付板45を上方に移動させることができて2つのプ
ーリ47,48間の距離を長くすることができ、Vベル
ト49の張力を強め、最後に上部調節ボルト54を締着
して調節した張力を長期間に亘って保持することができ
る。逆に、Vベルト49の張力を弱める場合には、上記
と逆に操作して2つのプーリ47,48間の距離を短く
すれば良い。いずれにしても開閉蓋ボックス39を閉じ
た状態でVベルト49が掛け渡される両プーリ47,4
8間の距離を変更することができるので、Vベルト49
の張力を調節することができる。
【0025】なお、上記実施形態においては、第一テン
ションローラ31を1個とし、第二テンションローラ4
0,40を2個としたものを示したが、これらを逆に構
成しても良いし、それぞれ1個ずつでも良いし、複数個
ずつでも良い。
【0026】
【発明の効果】以上、説明したところから明らかなよう
に、本発明においては、モータによって揚送筒本体の上
下に回転自在に軸支される上部ローラ及び下部ローラ間
を周回せしめられる搬送ベルトによってパチンコ玉を揚
送する玉揚送装置において、前記搬送ベルトに張力を付
与するために該搬送ベルトを交互に掛け渡す複数のテン
ションローラのうち、一方のテンションローラを前記揚
送筒本体に固定される固定ボックスに回転自在に軸支
し、他方のテンションローラを前記固定ボックスに対し
て開閉自在に設けられる開閉蓋ボックスの前面側に回転
自在に軸支する一方、前記開閉蓋ボックスの裏面に前記
モータを固着し、該モータの出力軸に固着されるプーリ
と前記下部ローラの回転軸に固着されるプーリとに掛け
渡される駆動ベルトを前記開閉蓋ボックスの軸支側に設
けることにより、開閉蓋ボックスを開放したときに、搬
送ベルトがテンションローラによる挟持状態でなくなる
ので、搬送ベルトの着脱の際に、テンションローラを取
り外す必要がなく、その作業を極めて簡単に行うことが
できる。また、開閉蓋ボックスを開放したときには、駆
動ベルトが掛け渡される2つのプーリが極めて近付く位
置関係となるため、簡単に駆動ベルトを取り外し又は取
り付けることができる。更に、モータが開閉蓋ボックス
の裏面に固着されるため、モータの取付スペースも少な
くて済む。
【0027】また、前記複数のテンションローラのう
ち、少なくとも1個のテンションローラに張力を可変す
るための調節機構を設けることにより、調節機構を設け
たテンションローラの位置を変化させることができ、こ
れによって搬送ベルトの張力を調節することができる。
【0028】更に、前記開閉蓋ボックスに固着されるモ
ータをモータ取付板を介して取り付けると共に、該モー
タ取付板を所定範囲内で移動可能なように設けて固着す
ることにより、開閉蓋ボックスを閉じた状態で駆動ベル
トが掛け渡される両プーリ間の距離を変更することがで
きるので、駆動ベルトの張力を調節することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態に係る玉揚送装置が適用されるパチン
コ島台の中央部分の一側から見た側面図である。
【図2】玉揚送装置を後方から見た斜視図である。
【図3】玉揚送装置の側面図である。
【図4】玉揚送装置の下方部分であって開閉蓋ボックス
を開放した状態を示す斜視図である。
【図5】玉揚送装置の下方部分の側面図である。
【図6】玉揚送装置の下方部分のモータと下部ローラと
の関係を示す斜視図である。
【図7】開閉蓋ボックスを開放したときのモータと下部
ローラとの関係を示す斜視図である。
【図8】従来の玉揚送装置の側面図である。
【符号の説明】
10 玉揚送装置 11 支持台 12 揚送筒本体 13 下部ローラ 14 上部ローラ 15 搬送ベルト 20 ガイドレールカバー 30 固定ボックス 31 第一テンションローラ 32 調節支持杆(調節機構) 33 ナット(調節機構) 39 開閉蓋ボックス 40 第二テンションローラ 45 モータ取付板 46 モータ 47 小径プーリ 48 大径プーリ 49 Vベルト(駆動ベルト) 50 縦長穴 51 固定ボルト 52 下部調節ボルト 53 螺着片 54 上部調節ボルト 55 螺着片 56 挟持板

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 モータによって揚送筒本体の上下に回転
    自在に軸支される上部ローラ及び下部ローラ間を周回せ
    しめられる搬送ベルトによってパチンコ玉を揚送する玉
    揚送装置において、 前記搬送ベルトに張力を付与するために該搬送ベルトを
    交互に掛け渡す複数のテンションローラのうち、一方の
    テンションローラを前記揚送筒本体に固定される固定ボ
    ックスに回転自在に軸支し、他方のテンションローラを
    前記固定ボックスに対して開閉自在に設けられる開閉蓋
    ボックスの前面側に回転自在に軸支する一方、 前記開閉蓋ボックスの裏面に前記モータを固着し、該モ
    ータの出力軸に固着されるプーリと前記下部ローラの回
    転軸に固着されるプーリとに掛け渡される駆動ベルトを
    前記開閉蓋ボックスの軸支側に設けたことを特徴とする
    玉揚送装置。
  2. 【請求項2】 前記複数のテンションローラのうち、少
    なくとも1個のテンションローラに張力を可変するため
    の調節機構を設けたことを特徴とする請求項1記載の玉
    揚送装置。
  3. 【請求項3】 前記開閉蓋ボックスに固着されるモータ
    をモータ取付板を介して取り付けると共に、該モータ取
    付板を所定範囲内で移動可能に固着し得るようにして前
    記駆動ベルトの張力を調節し得ることを特徴とする請求
    項1又は請求項2に記載の玉揚送装置。
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JP2003190596A (ja) * 2001-12-28 2003-07-08 Takeiri Seisakusho:Kk 遊技球揚送装置
JP2010178975A (ja) * 2009-02-06 2010-08-19 Shinko Seisakusho Co Ltd 遊技球揚送研磨装置

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