JP4470255B2 - 玉磨き揚送装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、内部に複数の中間ローラが着脱自在に軸支される揚送筒本体を周回する搬送ベルトと、該搬送ベルトと対面して設けられる研磨部材とでパチンコ玉を挟持しながら揚送する玉磨き揚送装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、パチンコ玉を揚送する玉磨き揚送装置には、図1及び図2に示すように、搬送ベルト(皮ベルト)5が揚送筒本体3内部に複数設けられた中間ローラ6に補助されて揚送筒本体3を周回し、ガイドレール21前面の研磨部材としての布ベルトと搬送ベルト5によってパチンコ玉を挟持しながら揚送するものが知られている。このような玉磨き揚送装置1においてパチンコ玉の玉磨きを行った場合に、パチンコ玉に付着していた汚れ、あるいは、揚送筒本体3とガイドレール21との間の隙間から侵入する外部からの塵,埃等が中間ローラ6と中間ローラ開口部10との隙間から揚送筒本体3内部へ侵入して揚送筒本体3内の下部に堆積し、この堆積した汚れ,塵,埃等が揚送筒本体内下部に位置する中間ローラ6の回転に悪影響を及ぼしていた。また、中間ローラ6には、タバコのヤニ等のような粘着性の汚れが付着したり、錆び等が発生したりするため、これによっても、中間ローラ6は回転に悪影響を受けていた。このように、中間ローラ6の回転が悪影響を受けて回転が悪くなると、中間ローラ6と搬送ベルト5との間の摩擦力が増大するため、搬送ベルト5を駆動するモータにかかる負荷も増大し、最終的にモータ電源のブレーカが落ちてモータが停止してしまうという問題が発生していた。このため、中間ローラ6の回転が悪くならないように、定期的に中間ローラ6の清掃をしたり、揚送筒本体3内下部に堆積した塵や埃等の清掃を行うことにより、モータが停止することを防止していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、図1及び図2に示すように、揚送筒本体3の前面下方には、搬送ベルト5に張力を与えるためのテンションローラ機構13が、ベース部材40を介して図示しないボルトにより取り付けられている。このため、揚送筒本体3内下部がベース部材40に覆い隠されており、揚送筒本体3内下部に位置する中間ローラ6の清掃や揚送筒本体3内下部に堆積した塵や埃等を清掃するのは非常に手間のかかる作業となっていた。本発明は、上記した事情に鑑みなされたもので、その目的とするところは、揚送筒本体3の下方に開口部を設けることにより、揚送筒本体3内下部に位置する中間ローラ6及び揚送筒本体3内下部の清掃を容易に行うことができる玉磨き揚送装置を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記した目的を達成するために、請求項1の発明においては、内部に複数の中間ローラが着脱自在に軸支される揚送筒本体を周回する搬送ベルトと、該搬送ベルトと対面して設けられる研磨部材とでパチンコ玉を挟持しながら揚送する玉磨き揚送装置において、前記揚送筒本体の下方に、該揚送筒本体内下部掃するために清掃具を挿入することが可能な開口部を形成し、前記開口部に、該開口部を閉塞するための開閉自在な開閉蓋を設け、前記開閉蓋は、該開閉蓋を案内するガイド部材に沿ってスライド可能に設けたことを特徴とするものである。このように構成することにより、揚送筒本体内下部に位置する中間ローラ及び揚送筒本体内下部の清掃を容易に行うことができる。また、揚送筒本体内下部に位置する中間ローラ及び揚送筒本体内下部の清掃を行わない場合には、開口部を閉塞することができるため、開口部から揚送筒本体内に塵や埃等が侵入することがない。更に、開閉蓋を容易に着脱することができる。
【0005】
【0006】
また、請求項の発明においては、内部に複数の中間ローラが着脱自在に軸支される揚送筒本体を周回する搬送ベルトと、該搬送ベルトと対面して設けられる研磨部材とでパチンコ玉を挟持しながら揚送する玉磨き揚送装置において、前記揚送筒本体の下方に、該揚送筒本体内下部を清掃するために清掃具を挿入することが可能な開口部を形成し、前記開口部に、前記揚送筒本体内下部の清掃を行うための清掃ダクトを連結し、前記清掃ダクトは、該清掃ダクトを案内するガイド部材に沿ってスライド可能に設けたことにより、テンションローラを取り外すことなく揚送筒本体内下部に位置する中間ローラ及び揚送筒本体内下部の清掃を容易に行うことができる。更に、清掃ダクトを容易に着脱することができる。
【0007】
また、請求項の発明においては、前記開口部は、前記清掃具を挿入することができ且つ前記中間ローラを抜き取ることができる大きさに形成されていることにより、揚送筒本体内下部に位置する中間ローラを揚送筒本体から取り外したときに、中間ローラを開口部から容易に抜き取ることができ、抜き取った中間ローラを容易に清掃あるいは交換することができる。
【0008】
【0009】
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施形態について説明する。まず、本実施形態の要部を構成する玉磨き揚送装置の全体の構成について図1及び図2を参照して説明する。なお、図1は、従来の玉磨き揚送装置1を後方から見た斜視図であり、図2は、ガイドレール21を外した場合の従来の玉磨き揚送装置1を後方から見た斜視図であるが、本実施形態に係る玉磨き揚送装置1は、従来の玉磨き揚送装置1に、テンションローラ機構13に対面して形成される開口部61,開閉蓋63,清掃ダクト65等の揚送筒本体3内下部の清掃に係る構造を付加したものであり、よって、本実施形態に係る玉磨き揚送装置1の説明は、本発明の要部となる箇所を除いては従来の玉磨き揚送装置1を引用できるため、図1及び図2を参照して行う。
【0011】
図において、玉磨き揚送装置1は、厚肉の鋼板で形成された支持台2の上部に支持台2と同じ材料で形成された揚送筒支持部材29(図3参照)が溶接固定され、該揚送筒支持部材29に揚送筒本体3が垂直状に立設されている。そして、揚送筒本体3の下部に位置する下部ローラ4(図3参照)と上部に位置する上部ローラ(図示しない)との間に掛け渡される革製の搬送ベルト5が、揚送筒本体3の周囲を周回するようになっている。この下部ローラ4と上部ローラとの間には、搬送ベルト5をガイドする中間ローラ6がローラシャフト7に軸支されて揚送筒本体3内部に取付ネジ8により複数箇所取り付けられている。この中間ローラ6は、搬送ベルト5の周回を補助する働きをするものである。
【0012】
この揚送筒本体3は、鋼板で形成された後面カバー9の両側方に、同じく鋼板で形成された側板11を溶接等により接合して長方形形状に形成したもので、一側面が開口して開口面を構成している。後面カバー9には、前記中間ローラ6に対応する位置に該中間ローラ6の外周面の一部が突出するように中間ローラ開口部10が設けられている。また、揚送筒本体3の開口面には、この開口面を閉塞するための揚送筒カバー12(図4参照)が取り付けられるため、開口面の両側には、揚送筒カバー12を取り付けるための図示しない取付ネジ穴が穿設されている。また、揚送筒カバー12にも図示しない取付穴が穿設されており、取付穴に取付ネジを挿通し、前記取付ネジ穴に螺着することにより揚送筒カバー12が揚送筒本体3の開口面に取り付けられる。この揚送筒カバー12は、揚送筒本体3の上端から後述するベース部材40の上端に亘って揚送筒本体3の開口面を閉塞するものであり、揚送筒本体3内部の上部及び中央部に位置する中間ローラ6や上部ローラの清掃,修理,交換時あるいは揚送筒本体3内のトラブル時などに揚送筒カバー12を取り外して修理,交換作業あるいはトラブルに対する対処を行うことができるものである。
【0013】
また、前記搬送ベルト5は、モータ内蔵の下部ローラ4の回転により揚送筒本体3の周囲を周回駆動するものである。この搬送ベルト5に張力を付与するために、搬送ベルト5が交互に当接する第1テンションローラ14,第2テンションローラ15及び第3テンションローラ16からなるテンションローラ機構13が、揚送筒本体3の下方にベース部材40を介して取り付けられている。テンションローラ機構13については、後に詳述する。また、下部ローラ4の下部には、流入するパチンコ球を複数列に整列せしめる導入樋17が設置され、揚送筒本体3の上方には、玉磨き後のパチンコ球が排出される排出樋部19が一体的に形成される上部屈曲樋18が接続されている。
【0014】
しかして、前記導入樋17から流入されたパチンコ球は、搬送ベルト5により下部ローラ4から上部ローラに向かって揚送された後、排出樋部19から排出されるが、その揚送される過程で後述するガイドレール21に周設される研磨部材としての布ベルト(図示しない)との摩擦力によってパチンコ球に付着した汚れが拭き取られ、排出樋部19からは、奇麗にされたパチンコ球が排出されることとなる。なお、導入樋17には、導入樋17の傾斜角を調整する傾斜角調整ボルト20が取り付けられている。この傾斜角調整ボルト20には、スプリングが周設されており、内部を流れるパチンコ球によって導入樋17に無理な力が加わったときでもパチンコ球がスムーズに整列されるような構造になっている。
【0015】
一方、前記した揚送筒本体3の後面側には、揚送筒本体3の一側面に取り付けられた支持ヒンジ22を介して、ガイドレール21が開閉自在に取り付けられている。この支持ヒンジ22は、揚送筒本体3の垂直方向に亘って数箇所設けられている。また、揚送筒本体3のもう一方の側面には、止め金具23が係止金具24を介して取り付けられており、ガイドレール21には、前記止め金具23に対応する位置にその止め金具23を係止するための係合突起25が設けられている。
【0016】
このガイドレール21には、その後面側に布ベルトの一端を係止する布ベルト固定係止部材26と布ベルトの他端を引張係止する引張係止部材27とが取り付けられ、その上端部に布ベルトを折り返し案内するための布ベルトローラ28が設けられている。しかして、布ベルト固定係止部材26に係止された布ベルトは、ガイドレール21の下端からガイドレール21内を通って布ベルトローラに掛け渡され、引張係止部材27に引張係止される。
【0017】
また、前述のように、ガイドレール21は、揚送筒本体3に対して開閉自在に取り付けられているため、前記搬送ベルト5や布ベルトの玉磨き揚送装置1への装着は、ガイドレール21を支持ヒンジ22の支点を中心に回転させて開くことにより行うことができる。このようにして搬送ベルト5や布ベルトを装着し、ガイドレール21が閉じられた状態で揚送筒本体3とガイドレール21を止め金具23により係止することによって、搬送ベルト5と布ベルトが対面した状態で維持される。このようにガイドレール21が閉じられ、止め金具23により係止された状態では、揚送筒本体3とガイドレール21との間には、隙間が形成されることとなるが、この隙間は、係止金具24の固着位置を調整することによってその寸法を設定することができ、その設定値に応じて揚送されるパチンコ球への圧力を変化させることができる。
【0018】
しかして、このように搬送ベルト5及び布ベルトを装着した状態でガイドレール21を閉じ、係合突起25に止め金具23を係止させてガイドレール21を揚送筒本体3に装着させた後、搬送ベルト5を周回動作させることにより、パチンコ球が、布ベルトに汚れを拭き取られながら上昇するものである。
【0019】
なお、営業終了時には、前記布ベルト固定係止部材26を緩めて布ベルトが移動し得るようにした状態で、裏面上部の布ベルトを引っ張って未使用面をガイドレール21の前面側に位置させるようにし、その後、布ベルト固定係止部材26と引張係止部材27とを順次操作して布ベルトを係止することによって、翌日の研磨に対する準備が終了する。また、この布ベルトの巻取作業は、ガイドレール21を揚送筒本体3から開いた状態でも、あるいは閉じたままの状態でも行うことができるが、新規な布ベルトに交換する場合には、ガイドレール21を揚送筒本体3から開いた状態で行う必要がある。
【0020】
次に、テンションローラ機構13について図3乃至図6を参照して説明する。図3は、玉磨き揚送装置1の下部を示す斜視図であり、図4は、玉磨き揚送装置1の下部に装着されたテンションローラ機構13を分解した状態を示す斜視図であり、図5は、テンションローラ機構13に装着される開閉蓋63及び清掃ダクト65を示す部分拡大図であり、図6は、清掃ダクト65により揚送筒本体内下部の清掃をする状態を示す側面図である。
【0021】
図3及び図4において、テンションローラ機構13は、下部ローラ4の上方で、揚送筒本体3の前面下方に図示しないボルトにより取り付けられ、揚送筒本体3を周回する搬送ベルト5に張力を付与するものである。このテンションローラ機構13は、テンションローラ機構13の基体をなすベース部材40と、ベース部材40の上端に取り付けられる第1テンションローラ14と、ベース部材40の上下方向ほぼ中央に取り付けられる第2テンションローラ15と、ベース部材40の下端に取り付けられる第3テンションローラ16と、から構成されている。搬送ベルト5は、これらのテンションローラ14,15及び16に交互に当接することにより、張力が付与されている。以下、これらテンションローラ機構13を構成する各部品について説明する。
【0022】
まず、ベース部材40は、鋼板により形成される断面コの字状のものである。その上端の一側方には第1テンションローラ支持部材44が、上端の他側方には第1テンションローラ固定部材45がそれぞれ設けられている。また、ベース部材40の上下方向ほぼ中央の両側方には、第2テンションローラ支持部材50が設けられており、この第2テンションローラ支持部材50には、支持シャフト52が固定ナット51により取り付けられている。また、ベース部材40の下端の一側方には第3テンションローラ支持部材55が、下端の他側方には第3テンションローラ固定部材56がそれぞれ設けられている。また、ベース部材40の揚送筒本体3側の面には、長方形状の開口部61が穿設されており、この開口部61の両側縁部には、一対の断面L字状のガイド部材62が設けられている。この一対のガイド部材62は、ガイド部材62の凹部が開口部61側に位置するように、それぞれ向かい合って設けられている。更に、ベース部材40の一側面には、ダクト挿通穴67が穿設さている。なお、開口部61は、揚送筒本体3内下部に位置する中間ローラ6及び揚送筒本体3内下部の清掃をすることが可能な大きさに形成されるものであればよいが、後述するように、中間ローラ6を抜き取ることができる程度の大きさに形成されるものであってもよい。
【0023】
前記ガイド部材62の凹部には、図4に示すように、開口部61を閉塞するように、下から順にダクト取付部材64及び開閉蓋63が挿入されるようになっている。このダクト取付部材64及び開閉蓋63は、図5に示すように、上下にスライド可能で、ベース部材40に対して着脱自在になっている。ダクト取付部材64の中心には、図示しない円形の穴が穿設され、この穴を覆うようにロート部66が取り付けられ、このロート部66の端部には、円筒形状の清掃ダクト65が連接されている。この清掃ダクト65は、ダクト取付部材64をベース部材40に装着した際、テンションローラ機構13の内部から前記ダクト挿通穴67を通り、その端部がテンションローラ機構13の外部に出される。ベース部材40に取り付けられたダクト取付部材64は、揚送筒本体3内下部に臨んでいるため、揚送筒本体3内下部の空間は、清掃ダクト65を介して揚送筒本体3外部と連通することとなる。なお、図4,5において、開閉蓋63とダクト取付部材64は、同一のガイド部材62に上下に挿入されているが、個別のガイド部材62に挿入するようにしてもよく、例えば、ベース部材40に開口部61を上下2箇所形成し、それぞれにガイド部材62を設けてこのガイド部材62にそれぞれ開閉蓋63及びダクト取付部材64を挿入するようにしてもよい。
【0024】
図3において、第1テンションローラ14は、第1テンションローラシャフト41に回転自在に取り付けられるものであり、揚送筒本体3に掛け渡された搬送ベルト5が左右方向にズレないように搬送ベルト5の位置を調整するものである。この第1テンションローラシャフト41の一端は、前記第1テンションローラ支持部材44に支持ボルト46によって回動自在に軸支されている。また、第1テンションローラシャフト41の他端には取付穴47(図4参照)が穿設されており、この取付穴47に取付ボルト49を挿通し、前記第1テンションローラ固定部材45の取付ネジ穴48(図4参照)に螺着することにより、第1テンションローラ14がベース部材40に装着されている。
【0025】
また、第2テンションローラ15は、第2テンションローラシャフト42に回転自在に取り付けられるものであり、搬送ベルト5に張力を付与するものである。この第2テンションローラシャフト42の両端には、それぞれ取付穴54(図4参照)が穿設されている。この取付穴54に前記支持シャフト52を挿通した後、支持シャフト52の先端部近傍に穿設された図示しない貫通穴に図示しない止めピンを挿通することにより、第2テンションローラ15がベース部材40に装着される。このとき、第2テンションローラシャフト42と第2テンションローラ支持部材50との間には、支持シャフト52に挿通したスプリング53が位置しているため、第2テンションローラ15は、外側に向かって付勢される状態でベース部材40に装着されている。
【0026】
また、第3テンションローラ16は、第3テンションローラシャフト43に回転自在に取り付けられるものであり、搬送ベルト5を下部ローラ4に押圧するためのものである。この第3テンションローラシャフト43の一端は、前記第3テンションローラ支持部材55に支持ボルト57によって回動自在に軸支されている。また、第3テンションローラシャフト43の他端には取付穴58(図4参照)が穿設されており、この取付穴58に取付ボルト60を挿通し、前記第3テンションローラ固定部材56の取付ネジ穴59(図4参照)に螺着することにより、第3テンションローラ16がベース部材40に装着されている。
【0027】
しかして、以上のように組み立てられたテンションローラ機構13を備えた玉磨き揚送装置1を作動させ、パチンコ玉の玉磨きを行うと、パチンコ玉に付着していた汚れ、あるいは、揚送筒本体3とガイドレール21との間の隙間から侵入する外部からの塵,埃等が、中間ローラ6と中間ローラ開口部10との隙間から揚送筒本体3内部へ侵入して揚送筒本体3内下部に堆積することとなる。この堆積した汚れ,塵,埃等が揚送筒本体3内下部に位置する中間ローラ6の回転に悪影響を及ぼすため、揚送筒本体3内下部に堆積した汚れ,塵,埃等を除去しなければならないが、上記したように、テンションローラ機構13の開口部61には、揚送筒本体3内下部に連通する清掃ダクト65が連結しており、この清掃ダクト65の先端に掃除機を接続して吸引することにより、図6に示すように、揚送筒本体3内下部に堆積した汚れ,塵,埃等を除去することができる。
【0028】
上記したように、清掃ダクト65を用いることにより、テンションローラ機構13が揚送筒本体3下方を覆い隠すために清掃することが困難な揚送筒本体3内下部の清掃を、テンションローラ機構13全体を取り外すことなく、容易に行うことができる。
【0029】
ところが、長期間に亘って揚送筒本体3内の清掃をすることができなかったような場合、揚送筒本体3内下部に多量の汚れ,塵,埃等が堆積してしまい、前述のように掃除機で吸引するだけでは汚れ,塵,埃等を十分に除去することができないことがある。このような場合、テンションローラ機構13のベース部材40に穿設された開口部61から直接、中間ローラ6及び揚送筒本体3内下部の清掃をすることができる。
【0030】
そこで、中間ローラ6及び揚送筒本体3内下部の清掃作業の手順について以下、説明する。まず、取付ボルト49を外すことにより、第1テンションローラ14が支持ボルト46を中心に回動し、開放状態になる。次に、取付ボルト60を外すことにより、第3テンションローラ16が支持ボルト57を中心に回動し、開放状態となる。第1テンションローラ14及び第3テンションローラ16が開放されると、搬送ベルト5が緩むため、搬送ベルト5の第2テンションローラ15への押圧が解かれる。搬送ベルト5による第2テンションローラ15への押圧が解かれたら、次に、支持シャフト52の先端に挿入してある図示しない止めピンを取り外した後、第2テンションローラ15を支持シャフト52から取り外す。以上のように、各テンションローラ14,15,16が取り外されると、ベース部材40の開閉蓋63の取付面が現れる。このとき、搬送ベルト5は、作業可能な程度に十分に緩むため、揚送筒本体3から取り外す必要はない。この状態で開閉蓋63をガイド部材62に沿って上方にスライドさせて取り外すことにより、開口部61が開口する。そして、ホウキやハケなどを用いて、中間ローラ6及び揚送筒本体3内下部に堆積した汚れ,塵,埃等を除去する。このとき、開閉蓋63の下部に位置するダクト取付部材64も上方にスライドさせて取り外すことにより、開口部61が更に大きく開口するため、清掃作業がより行い易くなる。
【0031】
上記のようにして中間ローラ6及び揚送筒本体3内下部の清掃作業が終了した後、ダクト取付部材64,開閉蓋63の順にガイド部材62に挿入して開口部61を閉塞する。そして、第2テンションローラ15を支持シャフト52に取り付けた後、搬送ベルト5を第2テンションローラ15に当接させる。この搬送ベルト5が第2テンションローラ15を押圧するように、搬送ベルト5の外面を第1テンションローラ14及び第3テンションローラ16で押圧しながら、第1テンションローラ14及び第3テンションローラ16を取付ボルト49,60によりベース部材40に取り付ける。
【0032】
以上のように、上記した手順で各テンションローラ14,15,16,開閉蓋63及びダクト取付部材64の着脱を行うことにより、テンションローラ機構13が揚送筒本体3下方を覆い隠すために清掃することが困難な中間ローラ6及び揚送筒本体3内下部の清掃を、テンションローラ機構13全体を取り外すことなく容易に行うことができる。
【0033】
また、中間ローラ6には、遊技客の喫煙によるタバコのヤニ等のような粘着性の汚れが付着したり、錆び等が発生したりするため、これによっても、中間ローラ6は回転に悪影響を受けることになる。このように、中間ローラ6に粘着性の汚れが付着したり、錆び等が発生した場合には、中間ローラ6を清掃あるいは交換するために、取付ネジ8を緩めて中間ローラ6を取り外すことになる。このとき、揚送筒本体3の上方あるいは、中央部近傍に位置する中間ローラ6は、図4に示すように、揚送筒カバー12を取り外すだけで容易に着脱作業をすることができるが、揚送筒本体3下部に位置する中間ローラ6は、揚送筒カバー12を取り外しただけでは着脱作業は不可能である。しかし、テンションローラ機構13のベース部材40に穿設される開口部61を、中間ローラ6を抜き取ることができる程度の大きさにすることにより、揚送筒本体3内下部に位置する中間ローラ6を揚送筒本体3から取り外したときに、中間ローラ6を容易に抜き取ることができる。
【0034】
そこで、この揚送筒本体3内下部に位置する中間ローラ6の着脱作業の手順について以下、説明する。まず、上記した手順と同様の手順で、第1テンションローラ14,第2テンションローラ15及び第3テンションローラ16をベース部材40から取り外し、更に、開閉蓋63を取り外すことにより開口部61を開口させる。そして、取付ネジ8を緩めて取り外した中間ローラ6をこの開口部61から抜き取り、清掃後の中間ローラ6または新しい中間ローラ6を開口部61から挿入し、取付ネジ8により揚送筒本体3に取り付ける。このとき、開閉蓋63の下部に位置するダクト取付部材64も上方にスライドさせて取り外すことにより、開口部61が更に大きく開口するため、中間ローラ6の着脱作業がより行い易くなる。
【0035】
上記のようにして中間ローラ6の着脱作業が終了した後、上記した手順と同様の手順で、開口部61を閉塞し、第1テンションローラ14,第2テンションローラ15及び第3テンションローラ16をベース部材40に取り付ける。
【0036】
以上のように、上記した手順で各テンションローラ14,15,16,開閉蓋63及びダクト取付部材64の着脱を行うことにより、テンションローラ機構13が揚送筒本体3下方を覆い隠すために着脱をすることが困難な揚送筒本体3内下部に位置する中間ローラ6の着脱を、テンションローラ機構13全体を取り外すことなく容易に行うことができる。
【0037】
上記した実施形態(以下、第1実施形態という)においては、テンションローラ機構13全体を取り外す必要がないので、テンションローラ機構13を揚送筒本体3に取り付けるためのネジ等を無くすことがない。また、揚送筒本体3内下部の清掃及び中間ローラ6着脱の作業をする際、ガイドレール21を開放する必要がなく、このため、ガイドレール21の開放時に必要な、脚立に上って止め金具23を解除するという作業をする必要がない。
【0038】
なお、上記した揚送筒本体3内下部の清掃及び中間ローラ6着脱の作業は、各テンションローラ14,15,16を取り外して行うものを示したが、熟練した作業者が作業を行う場合には、第1テンションローラ14のみを取り外すことで生じるベース部材40と搬送ベルト5との隙間でも、十分に上記した揚送筒本体3内下部の清掃及び中間ローラ6着脱の作業を行うことができ作業性の効果は顕著である。
【0039】
以上、第1実施形態に係る玉磨き揚送装置1について詳細に説明してきたが、第1実施形態においては、テンションローラ機構13のベース部材40の開口部61に対しガイド部材62に沿って開閉蓋63及びダクト取付部材64が取り付けられるものを示したが、開口部61に対し開閉蓋63のみが取付ネジによって取り付けられるものであってもよい。このような実施形態(以下、第2実施形態という)について図7を参照して説明する。図7は、第2実施形態に係る玉磨き揚送装置1の下部に装着されたテンションローラ機構13を分解した状態を示す斜視図である。なお、第1実施形態と同一の機能を奏する部品には、同じ符号を付した。また、図7において、第2テンションローラ15は省略されている。
【0040】
図7において、テンションローラ機構13のベース部材40の揚送筒本体3側の面には、長方形状の開口部61が穿設されており、この開口部61の両側方には、取付ネジ穴71が穿設されている。この開口部61は、開閉蓋63によって閉塞されるが、この開閉蓋63の両側方には取付ネジ穴71に対応する位置に取付穴70が穿設されており、この取付穴70に取付ネジ72を挿通し、取付ネジ72を取付ネジ穴71に螺着することにより開閉蓋63がベース部材40に取り付けられる。なお、開口部61は、第1実施形態と同様、揚送筒本体3内下部に位置する中間ローラ6及び揚送筒本体3内下部の清掃をすることが可能な大きさに形成されるものであればよいが、後述するように、中間ローラ6を抜き取ることができる程度の大きさに形成されるものであってもよい。
【0041】
しかして、第2実施形態において、揚送筒本体3内下部の清掃作業を行うには、まず第1実施形態と同様の手順でテンションローラ機構13の各テンションローラ14,15(図4参照),16を取り外す。この状態で取付ネジ72を緩めて開口部61を閉塞している開閉蓋63を取り外し、開口部61を開放状態にする。そして、ホウキやハケなどを用いて、揚送筒本体3内下部に堆積した汚れ,塵,埃等を除去する。
【0042】
上記のようにして揚送筒本体3内下部の清掃作業が終了した後、開閉蓋63の取付穴70に取付ネジ72を挿通し、取付ネジ72を取付ネジ穴71に螺着することにより開閉蓋63をベース部材40に取り付ける。そして、第1実施形態と同様の手順でベース部材40に各テンションローラ14,15,16を装着し、テンションローラ機構13を組み立てる。
【0043】
以上のように、第1実施形態と同様、上記した手順で各テンションローラ14,15,16及び開閉蓋63の着脱を行うことにより、テンションローラ機構13が揚送筒本体3下方を覆い隠すために清掃することが困難な中間ローラ6及び揚送筒本体3内下部の清掃を、テンションローラ機構13全体を取り外すことなく容易に行うことができる。
【0044】
また、第1実施形態と同様、中間ローラ6を清掃あるいは交換するために、取付ネジ8を緩めて中間ローラ6を取り外す場合には、前記開閉蓋63の縦方向の長さを、中間ローラ6を抜き取ることができる程度の大きさにすることにより、中間ローラ6を容易に抜き取ることができる。
【0045】
そこで、この揚送筒本体3内下部に位置する中間ローラ6の着脱作業の手順について以下、説明する。まず、上記した手順と同様の手順で、第1テンションローラ14,第2テンションローラ15及び第3テンションローラ16をベース部材40から取り外し、更に、開閉蓋63を取り外すことにより開口部61を開口させる。そして、取付ネジ8を緩めて取り外した中間ローラ6をこの開口部61から抜き取り、清掃後の中間ローラ6または新しい中間ローラ6を開口部61から挿入し、取付ネジ8により揚送筒本体3に取り付ける。このとき、開閉蓋63の下部に位置するダクト取付部材64も上方にスライドさせて取り外すことにより、開口部61が更に大きく開口するため、中間ローラ6の着脱作業がより行い易くなる。
【0046】
上記のようにして中間ローラ6の着脱作業が終了した後、上記した手順と同様の手順で、開口部61を閉塞し、第1テンションローラ14,第2テンションローラ15及び第3テンションローラ16をベース部材40に取り付ける。
【0047】
以上のように、第1実施形態と同様、上記した手順で各テンションローラ14,15,16及び開閉蓋63の着脱を行うことにより、テンションローラ機構13が揚送筒本体3下方を覆い隠すために着脱をすることが困難な揚送筒本体3内下部に位置する中間ローラ6の着脱を、テンションローラ機構13全体を取り外すことなく容易に行うことができる。
【0048】
上記した第2実施形態においては、開閉蓋63がベース部材40に取付ネジ72によって固定されているため、開口部61と開閉蓋63との隙間から塵や埃等が揚送筒本体3内に侵入したり、玉磨き揚送装置1の稼動時の振動等により騒音が発生したりすることがない。また、第1実施形態と同様、テンションローラ機構13のベース部材40に穿設される開口部61を、中間ローラ6を抜き取ることができる程度の大きさにすることにより、揚送筒本体3内下部に位置する中間ローラ6を揚送筒本体3から取り外したときに、中間ローラ6を抜き取ることができ、中間ローラ6の着脱作業を容易にすることができる。また、第1実施形態と同様、テンションローラ機構13を取り外す必要がないので、ベース部材40を揚送筒本体3に取り付けるためのネジ等を無くすことがない。更に、第1実施形態と同様、揚送筒本体3内下部の清掃及び中間ローラ着脱の作業をする際、ガイドレール21を開放する必要がなく、このため、ガイドレール21の開放時に必要な、脚立に上って止め金具23を解除するという作業をする必要がない。
【0049】
以上、第2実施形態に係る玉磨き揚送装置1について詳細に説明してきたが、上記した第1及び第2実施形態に係る玉磨き揚送装置1では、テンションローラ機構13のベース部材40に、即ち、揚送筒本体3の前面下方に中間ローラ6の着脱作業を行うための開口部61を形成したものを示したが、開口部61が揚送筒本体3の後面下部に形成されるものであってもよい。このような実施形態(以下、第3実施形態という)について図8を参照して説明する。図8は、第3実施形態に係る玉磨き揚送装置1の揚送筒本体3後面下部の開閉蓋63を取り外した状態を示す斜視図である。なお、第1及び第2実施形態と同一の機能を奏する部品には、同じ符号を付した。
【0050】
図8において、揚送筒本体3の後面側を構成する後面カバー9の下部の一部が開閉蓋63として構成され、着脱自在に揚送筒本体3に取り付けられている。この開閉蓋63は、鋼板により両側方がコの字状に折り曲げられて構成されるものであり、このコの字状部分の凹部が揚送筒本体3の側板11に嵌り込むようになっている。また、開閉蓋63の側面には、揚送筒本体3に取り付けるための取付穴73が穿設され、更に、その表面には、中間ローラ6に対応する位置に中間ローラ6の外周面の一部が突出するように中間ローラ開口部10が設けられている。一方、側板11の側方には、開閉蓋63の取付穴73に対応する位置に取付ネジ穴74が穿設されており、開閉蓋63の取付穴73に図示しない取付ネジを挿通し、この取付ネジを取付ネジ穴74に螺着することにより、開閉蓋63が揚送筒本体3に取り付けられている。また、開閉蓋63の縦方向の長さは、最下部に位置する中間ローラ6から上方に数個(図では3個)の中間ローラ6を清掃できる長さに形成されるものであればよいが、後述するように、これらの中間ローラ6を抜き取ることができる程度の長さに形成されるものであってもよい。この中間ローラ6の個数は、揚送筒本体3の前面下部にテンションローラ機構13が位置しているために清掃をすることが困難な中間ローラ6の個数である。
【0051】
しかして、第3実施形態において、揚送筒本体3内下部に位置する中間ローラ6及び揚送筒本体3内の清掃を行うには、まず、揚送筒本体3の後面側にあるガイドカバー21を開放する。次に、第1及び第2実施形態と同様の手順で、第1テンションローラ14または第3テンションローラ16のいずれかを取り外し、搬送ベルト5を緩んだ状態にする。このとき、第1テンションローラ14及び第3テンションローラ16の両方を取り外してもよい。そして、ホウキやハケなどを用いて、中間ローラ6及び揚送筒本体3内下部に堆積した汚れ,塵,埃等を除去する。
【0052】
上記のようにして中間ローラ6及び揚送筒本体3内下部の清掃作業が終了した後、開閉蓋63の取付穴73に取付ネジを挿通し、この取付ネジを取付ネジ穴74に螺着することにより、開閉蓋63を揚送筒本体3に取り付ける。そして、第1実施形態と同様の手順でベース部材40に各テンションローラ14及び16を装着し、テンションローラ機構13を組み立てる。
【0053】
以上のように、上記した手順でガイドカバー21を開放し、第1テンションローラ14または第3テンションローラ16及び開閉蓋63の着脱を行うことにより、テンションローラ機構13が揚送筒本体3下方を覆い隠すために清掃することが困難な中間ローラ6及び揚送筒本体3内下部の清掃を、テンションローラ機構13全体を取り外すことなく容易に行うことができる。
【0054】
また、第1,第2実施形態と同様、中間ローラ6を清掃あるいは交換するために、取付ネジ8を緩めて中間ローラ6を取り外す場合には、前記開閉蓋63の縦方向の長さを、中間ローラ6を抜き取ることができる程度の長さにすることにより、中間ローラ6を容易に抜き取ることができる。
【0055】
そこで、この揚送筒本体3内下部に位置する中間ローラ6の着脱作業の手順について以下、説明する。まず、上記した手順と同様の手順で、ガイドカバー21を開放し、第1テンションローラ14または第3テンションローラ16のいずれかを取り外して搬送ベルト5を緩んだ状態にする。このとき、前述と同様、第1テンションローラ14及び第3テンションローラ16の両方を取り外してもよい。この状態で、開閉蓋63を揚送筒本体3に固定している取付ネジを取り外した後、開閉蓋63を揚送筒本体3から取り外す。そして、取付ネジ8を緩めて取り外した中間ローラ6をこの開口部61から抜き取り、清掃後の中間ローラ6または新しい中間ローラ6を開口部61から挿入し、取付ネジ8により揚送筒本体3に取り付ける。
【0056】
中間ローラ6の着脱作業が終了した後、開閉蓋63の取付穴73に取付ネジを挿通し、この取付ネジを取付ネジ穴74に螺着することにより、開閉蓋63を揚送筒本体3に取り付ける。そして上記した手順と同様の手順で、ベース部材40に各テンションローラ14及び16を装着し、テンションローラ機構13を組み立てる。
【0057】
以上のように、上記した手順でガイドカバー21を開放し、第1テンションローラ14または第3テンションローラ16及び開閉蓋63の着脱を行うことにより、テンションローラ機構13が揚送筒本体3下方を覆い隠すために清掃することが困難な中間ローラ6の着脱を、テンションローラ機構13全体を取り外すことなく容易に行うことができる。
【0058】
以上、複数の実施形態に係る玉磨き揚送装置について詳細に説明してきたが、本実施形態においては、内部に複数の中間ローラ6が着脱自在に軸支される揚送筒本体3を周回する搬送ベルト5と、該搬送ベルト5と対面して設けられる研磨部材とでパチンコ玉を挟持しながら揚送する玉磨き揚送装置1において、前記揚送筒本体3の下方に、該揚送筒本体3内部の清掃をすることが可能な開口部61を形成したことを特徴とするものである。このように構成することにより、揚送筒本体3内下部に位置する中間ローラ6及び揚送筒本体3内下部の清掃を容易に行うことができる。
【0059】
また、本実施形態(第3実施形態を除く)においては、前記開口部61は、前記揚送筒本体3の下方に設けられて前記搬送ベルト5に張力を付与するテンションローラ機構13と対面する位置に形成されていることを特徴とするものである。このように構成することにより、ガイドレール21を開いたり、テンションローラ機構13を取り外したりすることなく、揚送筒本体3内下部に位置する中間ローラ6の清掃及び揚送筒本体3内下部の清掃を容易に行うことができる。
【0060】
また、本実施形態(第2,3実施形態を除く)においては、前記開口部61に、揚送筒本体3内下部の清掃を行うための清掃ダクト65を連結したことにより、テンションローラ14,15,16を外すことなく揚送筒本体3内下部に位置する中間ローラ6及び揚送筒本体3内下部の清掃を容易に行うことができる。
【0061】
また、本実施形態においては、前記開口部61に、該開口部61を閉塞するための開閉自在な開閉蓋63を設けたことにより、揚送筒本体3内下部に位置する中間ローラ6及び揚送筒本体3内下部の清掃を行わない場合には、開口部61を閉塞することができるため、開口部61から揚送筒本体3内に塵や埃等が侵入することがない。
【0062】
また、本実施形態(第2,3実施形態を除く)においては、前記清掃ダクト65又は開閉蓋63は、該清掃ダクト65又は開閉蓋63を案内するガイド部材62に沿ってスライド可能に設けたことにより、清掃ダクト65及び開閉蓋63を容易に着脱することができる。
【0063】
更に、本実施形態(第2,3実施形態を除く)においては、前記清掃ダクト65がスライドするガイド部材と、前記開閉蓋がスライドするガイド部材とを同一のガイド部材62としたことにより、構造が簡単になり製造コストを低減することができる。
【0064】
【発明の効果】
以上、説明したところから明らかなように、請求項1の発明においては、内部に複数の中間ローラが着脱自在に軸支される揚送筒本体を周回する搬送ベルトと、該搬送ベルトと対面して設けられる研磨部材とでパチンコ玉を挟持しながら揚送する玉磨き揚送装置において、前記揚送筒本体の下方に、該揚送筒本体内下部掃するために清掃具を挿入することが可能な開口部を形成し、前記開口部に、該開口部を閉塞するための開閉自在な開閉蓋を設け、前記開閉蓋は、該開閉蓋を案内するガイド部材に沿ってスライド可能に設けたことを特徴とするものである。このように構成することにより、揚送筒本体内下部に位置する中間ローラ及び揚送筒本体内下部の清掃を容易に行うことができる。また、揚送筒本体内下部に位置する中間ローラ及び揚送筒本体内下部の清掃を行わない場合には、開口部を閉塞することができるため、開口部から揚送筒本体内に塵や埃等が侵入することがない。更に、開閉蓋を容易に着脱することができる。
【0065】
【0066】
また、請求項の発明においては、内部に複数の中間ローラが着脱自在に軸支される揚送筒本体を周回する搬送ベルトと、該搬送ベルトと対面して設けられる研磨部材とでパチンコ玉を挟持しながら揚送する玉磨き揚送装置において、前記揚送筒本体の下方に、該揚送筒本体内下部を清掃するために清掃具を挿入することが可能な開口部を形成し、前記開口部に、前記揚送筒本体内下部の清掃を行うための清掃ダクトを連結し、前記清掃ダクトは、該清掃ダクトを案内するガイド部材に沿ってスライド可能に設けたことにより、テンションローラを取り外すことなく揚送筒本体内下部に位置する中間ローラ及び揚送筒本体内下部の清掃を容易に行うことができる。更に、清掃ダクトを容易に着脱することができる。
【0067】
また、請求項の発明においては、前記開口部は、前記清掃具を挿入することができ且つ前記中間ローラを抜き取ることができる大きさに形成されていることにより、揚送筒本体内下部に位置する中間ローラを揚送筒本体から取り外したときに、中間ローラを開口部から容易に抜き取ることができ、抜き取った中間ローラを容易に清掃あるいは交換することができる。
【0068】
【0069】
【図面の簡単な説明】
【図1】 従来の玉磨き揚送装置を後方から見た斜視図である。
【図2】 ガイドレールを外した場合の従来の玉磨き揚送装置を後方から見た斜視図である。
【図3】 玉磨き揚送装置の下部を示す斜視図である。
【図4】 玉磨き揚送装置の下部に装着されたテンションローラ機構を分解した状態を示す斜視図である。
【図5】 テンションローラ機構に装着される開閉蓋及び清掃ダクトを示す部分拡大図である。
【図6】 清掃ダクトにより揚送筒本体内下部の清掃をする状態を示す側面図である。
【図7】 第2実施形態に係る玉磨き揚送装置の下部に装着されたテンションローラ機構を分解した状態を示す斜視図である。
【図8】 第3実施形態に係る玉磨き揚送装置の揚送筒本体後面下部の開閉蓋を取り外した状態を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 玉磨き揚送装置
3 揚送筒本体
5 搬送ベルト
6 中間ローラ
9 後面カバー
10 中間ローラ開口部
12 揚送筒カバー
13 テンションローラ機構
14 第1テンションローラ
15 第2テンションローラ
16 第3テンションローラ
21 ガイドレール
40 ベース部材
41 第1テンションローラシャフト
42 第2テンションローラシャフト
42 第3テンションローラシャフト
61 開口部
62 ガイド部材
63 開閉蓋
64 ダクト取付部材
65 清掃ダクト
66 ロート部
67 ダクト挿通穴

Claims (3)

  1. 内部に複数の中間ローラが着脱自在に軸支される揚送筒本体を周回する搬送ベルトと、該搬送ベルトと対面して設けられる研磨部材とでパチンコ玉を挟持しながら揚送する玉磨き揚送装置において、
    前記揚送筒本体の下方に、該揚送筒本体内下部掃するために清掃具を挿入することが可能な開口部を形成し
    前記開口部に、該開口部を閉塞するための開閉自在な開閉蓋を設け、
    前記開閉蓋は、該開閉蓋を案内するガイド部材に沿ってスライド可能に設けたことを特徴とする玉磨き揚送装置。
  2. 内部に複数の中間ローラが着脱自在に軸支される揚送筒本体を周回する搬送ベルトと、該搬送ベルトと対面して設けられる研磨部材とでパチンコ玉を挟持しながら揚送する玉磨き揚送装置において、
    前記揚送筒本体の下方に、該揚送筒本体内下部を清掃するために清掃具を挿入することが可能な開口部を形成し、
    前記開口部に、前記揚送筒本体内下部の清掃を行うための清掃ダクトを連結し
    前記清掃ダクトは、該清掃ダクトを案内するガイド部材に沿ってスライド可能に設けたことを特徴とする玉磨き揚送装置。
  3. 前記開口部は、前記清掃具を挿入することができ且つ前記中間ローラを抜き取ることができる大きさに形成されていることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の玉磨き揚送装置。
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