JP2004174160A - パチンコ玉揚送研磨機 - Google Patents
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Abstract
【課題】研磨布のクランプ作業を片手でもできるパチンコ玉研磨機の研磨布クランプ構造を提供する。
【構成】被クランプ板(53)と、この被クランプ板(53)に対して揺動可能なクランプ板(61)を含む研磨布クランプ構造(51)において、被クランプ板(53)から突き出る係止ボルト(57)を揺動復帰させたときに受け入れるための受入部(65a)と、係止ボルト(57)を受け入れたまま長さ方向への移動を許容する保持部(65b)とを設け、保持部(65b)が、受け入れた係止ボルト(57)に螺合する係止ナット(58)の締め付けによるクランプ板(61)の浮きを防止する。よって、研磨布のクランプ作業を片手でも行うことができる。
【選択図】 図5
【構成】被クランプ板(53)と、この被クランプ板(53)に対して揺動可能なクランプ板(61)を含む研磨布クランプ構造(51)において、被クランプ板(53)から突き出る係止ボルト(57)を揺動復帰させたときに受け入れるための受入部(65a)と、係止ボルト(57)を受け入れたまま長さ方向への移動を許容する保持部(65b)とを設け、保持部(65b)が、受け入れた係止ボルト(57)に螺合する係止ナット(58)の締め付けによるクランプ板(61)の浮きを防止する。よって、研磨布のクランプ作業を片手でも行うことができる。
【選択図】 図5
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、パチンコ玉揚送研磨機、特に、ガイドにより支持された帯状の研磨布と揚送ベルトの回転とによりパチンコ玉を揚送研磨する装置において当該研磨布をクランプするためのクランプ構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
(パチンコ玉揚送研磨機の概略構造)
図1(a)(b)を参照しながら、従来のパチンコ玉揚送研磨機(以下、単に「揚送研磨機」という)について説明する。まず、揚送研磨機の概略構造から説明する。揚送研磨機1は、床面に設置したベース部3と、このベース部から起立する揚送塔5と、から概ね構成してある。この揚送塔5は、揚送塔本体6と、この揚送塔本体6の正面にヒンジ結合したドア部7を備えている。揚送塔本体6の内部には、上下のプーリーに掛け回した揚送ベルト13を設けてある。ドア部7の横断面は、コの字状に形成してあり、その中には、長さ方向に延びるガイド部材(図示を省略)と、このガイド部材の揚送塔本体6側の表面を覆う研磨布11と、を設けてある。ガイド部材には、長さ方向に延びる複数のガイド溝(図示を省略)を形成してあり、このガイド溝内に研磨布11を介して受け入れたパチンコ玉を揚送ベルト13で挟み、その挟んだパチンコ玉を揚送ベルト13の回転により揚送しながら研磨するように構成してある。
【0003】
(研磨布と研磨布の装着)
研磨布11は、木綿や合成繊維を編んだものや不織布等によりできており、図1(b)に示すように細長い帯状に形成してある。通常は、図1(b)に示すようにロール状に巻き上げた状態で保管し、必要な分だけ取り出して、また、汚れた部分を順送りにずらして使用するようになっている。具体的な装着は、まず、ロールから取り出した研磨布11を一端上昇させてドア部7の表面で折り返し、揚送塔5内部に引き入れる部分に後続する部分を第1クランプ構造(後述)によりドア部7へ押し当てる。次に、ドア部7の起立方向一端側である下端から折り返して揚送塔5の内部へ引き入れる。さらに、引き入れた研磨布11をドア部7の他端側である上端から折り返して揚送塔5の外部へ引き出してドア部7に沿って下降させ、最後に引き出した部分の研磨布11を第2クランプ構造41にクランプさせる。研磨布11の順送り作業は、第1クランプ構造21及び第2クランプ構造41のクランプを緩め、汚れた部分の研磨布11を引き出しながら同時に新しい部分を引き入れ、最後に第1クランプ構造21及び第2クランプ構造41を締めて研磨布11を再クランプさせたところで完了する。
【0004】
(第2クランプ構造)
説明の都合上、第2クランプ構造を第1クランプ構造より先に説明する。図1(a)(b)に示すように第2クランプ構造41は、ドア部7に固定した固定板43と、固定板43に対して上下動可能に取り付けた支持体45と、この支持体45に対して上下方向に開閉する開閉板47と、を備え、開閉板47を閉鎖したときに支持体45との間で研磨布11をクランプ可能に、また、開放したときにクランプが緩み研磨布11を順送り可能となるように構成してある。引っ張りバネ49が支持体45を開閉板47とともに下方に付勢し、この付勢による開閉板47の下方への引き寄せが研磨布11に適度なテンションを付加する。
【0005】
(第1クランプ構造)
図2乃至4に基づいて説明する。第1クランプ構造21は、ドア部7の上面にネジ固定した被クランプ板23と、被クランプ板23との間に研磨布11をクランプ可能なクランプ板25と、を備えている。クランプ板25の一端側部分35には丸孔36が、他端側部分37には逆U字凹部38が、それぞれ貫通形成してある。さらに第1クランプ構造21は、被クランプ板23(図2参照)の一端側(図4の向って左側)部分の上面からクランプ板25方向(図4の紙面手前方向)に突き出る支軸ボルト27、同じく他端側(図4の向って右側)部分上面からクランプ板25方向に突き出る係止ボルト29、前者に螺合する支軸ナット28及び後者に螺合する係止ナット30とを備えている。第1クランプ構造21が行う研磨布11のクランプ及び弛みは、支軸ナット28及び係止ナット30の螺合(締め付け)及び弛み(外し)により行うようになっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述した従来の第1クランプ構造には次の点で問題があった。それは、図4に示す矢印a方向に係止ナット30を回転させると、その回転モーメントがクランプ板25を矢印b方向に持ち上げるように作用し、持ち上げられたクランプ板25が浮き上がって係止ボルト29との係止が外れてしまうという問題である。この問題は、これまで、片手でクランプ板25を押さえて浮きを防ぎながら他方の手で係止ナット30を締め付けるという方法で回避するしかなかった。しかし、研磨布のクランプ作業を両手で行わなければならないということは、たいへん煩雑であり、できれば片手は研磨布を位置直しする等の他の作業のために使いたい。さらに、いくら片手で押さえていたとしても、係止ナット締め付けの最後の段階では、係止ナットとクランプ板との摩擦が大きくなるため、手だけでは押さえきれずどうしてもクランプ板が僅かに浮いてしまうことが多かった。本発明が解決しようとする課題は、上述した問題を解決することにあり、クランプ板を押さえていなくても係止ナットの締め付けによるクランプ板の浮きを押さえることのできる研磨布クランプ構造を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上述した課題を解決するために本発明は、係止ナットを締め付けたときのクランプ板の浮きを押さえる機能をクランプ板自身が備える構成になっている。その詳しい構成については、次項以下で説明する。なお、何れかの請求項に係る発明の説明に際して行う用語の定義等は、その性質上可能な範囲において他の請求項に係る発明にも適用されるものとする。さらに、本明細書において「一端」と「他端」又は「一端側」と「他端側」のように表現する場合があるが、これは理解を容易にするためにそのように表現しただけであって何れか一方を特定する趣旨ではない。したがって、一端と他端とを置き換えた場合も、置き換えていない場合と同様に解釈されなければならない。
【0008】
(請求項1に記載した発明の特徴)
請求項1に記載した発明に係るパチンコ玉揚送研磨機(以下、「請求項1の揚送研磨機」という)は、床面に設置したベース部と、当該ベース部から起立する揚送塔と、当該揚送塔が備える揚送塔本体及び当該揚送塔本体に対して開閉する起立方向に長いドア部と、当該ドア部側に搬送面を向けて起立方向に回転する揚送ベルトと、当該ドア部の当該搬送ベルト側に設けたパチンコ玉ガイド用のガイド部材と、当該ドア部の起立方向一端側から当該揚送塔内に引き入れ他端側から外部に引き出して当該ガイド部材の当該搬送ベルト側の面を少なくとも部分的に覆うように配した帯状の研磨布と、を備えるパチンコ玉揚送研磨機であって、当該研磨布のうち、当該揚送塔内に引き込んだ部分に後続する部分を当該ドア部にクランプするための第1クランプ構造と、当該研磨布のうち、当該揚送塔内から引き出した部分を当該ドア部にクランプするための第2クランプ構造と、を備えている。ここで前記第1クランプ構造が、当該ドア部に固定した被クランプ部材と、当該被クランプ部材との間に当該研磨布をクランプ可能なクランプ部材と、を含み、当該被クランプ部材が、当該研磨布の幅寸法よりも長い所定寸法を当該ドア部幅方向の一端と他端との間に有し、かつ、当該一端側部分上面から当該クランプ部材方向に突き出る支軸ボルトと当該他端側上面から当該クランプ部材方向に突き出る係止ボルトとを備えている。さらに当該クランプ部材が、当該支軸ボルトを貫通させて当該被クランプ部材に対して揺動可能かつ当該支軸ボルトを貫通させたまま当該ドア部の幅方向への往復移動を可能とする長孔を一端側に、揺動復帰させたときに当該係止ボルトを側方から受入可能かつ当該係止ボルトを受け入れたまま当該ドア部の幅方向へ往復移動可能とする逆L字凹部を他端側に、それぞれ備えている。最後に、当該支軸ボルト及び当該係止ボルトのそれぞれに当該クランプ部材の上から支軸ナット及び係止ナットを螺合することにより、当該クランプ部材を当該被クランプ部材に締付固定可能に構成してある。
【0009】
請求項1の揚送研磨機によれば、揚送塔内部においてガイド部材の搬送ベルト側面を少なくとも部分的に覆う研磨布が、引き入れた部分に後続する部分を第1クランプ構造により、また、引き出した部分を第2クランプ構造により、それぞれクランプされる。第1クランプ構造は、被クランプ部材とクランプ部材との間に挟持した研磨布を、支軸ボルトと支軸ナットとの螺合と係止ボルトと係止ナットとの螺合とによりクランプする。長孔と逆L字凹部は、被クランプ部材に対するクランプ部材の揺動を許容し、さらに揺動復帰したクランプ部材を被クランプ部材に対してドア部幅方向への往復移動(スライド移動)を許容する。クランプ部材を移動させることにより逆L字凹部の保持部分に位置することとなる係止ボルトは、その締め付けによるモーメントがクランプ部材の浮きを防止する。つまり、係止ボルトが逆L字凹部の保持部分の下方縁部に当接するので、それ以上の浮きが遮られる。よって、研磨布の装着や順送り等の作業を行う者は、揺動復帰させたクランプ部材をドア部幅方向へ移動させた後であれば、クランプ部材を押さえなくても片手で係止ナットを締め付けるだけでよい。締め付けによるクランプ部材の浮きはない。さらに係止ナットの締め付けを片手だけでできるので、他の手をクランプ部材の押さえ以外の作業に使うことができて便利である。
【0010】
(請求項2に記載した発明の特徴)
請求項2に記載した発明に係るパチンコ玉揚送研磨機(以下、「請求項2の揚送研磨機」という)は、床面に設置したベース部と、当該ベース部から起立する揚送塔と、当該揚送塔が備える揚送塔本体及び当該揚送塔本体に対して開閉する起立方向に長いドア部と、当該ドア部側に搬送面を向けて起立方向に回転する揚送ベルトと、当該ドア部の当該搬送ベルト側に設けたパチンコ玉ガイド用のガイド部材と、当該ドア部の起立方向一端側から当該揚送塔内に引き入れ他端側から外部に引き出して当該ガイド部材の当該搬送ベルト側の面を少なくとも部分的に覆うように配した帯状の研磨布と、を備えるパチンコ玉揚送研磨機であって、当該研磨布のうち、当該揚送塔内に引き込んだ部分に後続する部分を当該ドア部にクランプするための第1クランプ構造と、当該研磨布のうち、当該揚送塔内から引き出した部分を当該ドア部にクランプするための第2クランプ構造と、を備えている。ここで、前記第1クランプ構造が、当該ドア部に固定した被クランプ部材と、当該被クランプ部材との間に当該研磨布をクランプ可能なクランプ部材と、を含み、当該被クランプ部材が、当該研磨布の幅寸法よりも長い所定寸法を当該ドア部幅方向の一端と他端との間に有し、かつ、当該一端側部分に当該クランプ部材方向から支軸ボルトを螺合可能な支軸ネジ孔と当該他端側部分に当該クランプ部材方向から係止ボルトを螺合可能な係止ネジ孔とを備えている。さらに、当該クランプ部材が、当該支軸ネジ孔に仮螺合した当該支軸ボルトを貫通させて当該被クランプ部材に対して揺動可能かつ当該支軸ボルトを貫通させたまま当該ドア部の幅方向への往復移動を可能とする長孔を一端側に、揺動復帰させたときに仮螺合した当該係止ボルトを側方から受入可能かつ当該係止ボルトを受け入れたまま当該ドア部の幅方向へ往復移動可能とする逆L字凹部を他端側に、それぞれ備えている。最後に、仮螺合した当該支軸ボルト及び仮螺合した当該係止ボルトを、本螺合することにより、当該クランプ部材を当該被クランプ部材に締付固定可能に構成してある。
【0011】
請求項2の揚送研磨機によれば、揚送塔内部においてガイド部材の搬送ベルト側面を少なくとも部分的に覆う研磨布が、引き入れた部分に後続する部分を第1クランプ構造により、また、引き出した部分を第2クランプ構造により、それぞれクランプされる。第1クランプ構造は、被クランプ部材とクランプ部材との間に挟持した研磨布を、支軸ボルトと支軸ナットとの螺合と係止ボルトと係止ナットとの螺合とによりクランプする。長孔と逆L字凹部は、被クランプ部材に対するクランプ部材の揺動を許容し、さらに揺動復帰したクランプ部材を被クランプ部材に対してドア部幅方向への往復移動(スライド移動)を許容する。クランプ部材を移動させることにより逆L字凹部の保持部分に位置することとなる係止ボルトは、その締め付けによるモーメントがクランプ部材の浮きを防止する。つまり、係止ボルトが逆L字凹部の保持部分の下方縁部に当接するので、それ以上の浮きが遮られる。よって、研磨布の装着や順送り等の作業を行う者は、揺動復帰させたクランプ部材をドア部幅方向へ移動させた後であれば、クランプ部材を押さえなくても片手で係止ナットを締め付けるだけでよい。締め付けによるクランプ部材の浮きはない。さらに係止ナットの締め付けを片手だけでできるので、他の手をクランプ部材の押さえ以外の作業に使うことができて便利である。
【0012】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施の形態について説明する。本実施形態に係る揚送研磨機は、第1クランプ構造の部分を除いて、従来の技術の欄で説明した揚送研磨機と同じ構成を備えている。したがって、ここでは、説明の重複を避けるために、本発明の最大の特徴である第1クランプの構造についてだけ説明を行い、それ以外の部分については前記した従来の揚送研磨機についての説明を援用する。
【0013】
(本実施形態の第1クランプ構造)
図5及び6に示す第1クランプ構造51は、ドア部7に固定した被クランプ板(被クランプ部材)53と、被クランプ部材53との間に研磨布11をクランプ可能なクランプ板(クランプ部材)61と、を備えている。被クランプ部材53は、研磨布11の幅寸法よりも長い所定寸法をドア部7の幅方向の一端53aと他端53bとの間に有し、かつ、一端側部分54a上面からクランプ板61方向(図5の紙面手前方向)に突き出る支軸ボルト55と他端側部分54b上面からクランプ板61方向に突き出る係止ボルト57とを備えている。
【0014】
(被クランプ板)
被クランプ板53は、細長い矩形の金属製板であって、研磨布11の幅寸法よりも長い寸法を、ドア部7の幅方向の一端53aと他端53bとの間に有している。すなわち、図5に示す被クランプ部材53の一端53a(図5の向かって左端)と他端53b(図5の向かって右端)の距離が、研磨布11の幅寸法よりも長くなるように、換言すると、研磨布11の左右両側からはみ出る一端側部分54aと他端側部分54bとを備えている。第1クランプ構造51は、さらに被クランプ板53の一端側部分54a上面からクランプ板61方向(図5の紙面手前方向)に突き出る支軸ボルト55、他端側部分54b上面からクランプ板61方向に突き出る係止ボルト57、前者に螺合する支軸ナット56及び後者に螺合する係止ナット58とを備えている。支軸ナット56及び係止ナット58は、何れも蝶ナットを用いるのが好ましい。蝶ナットであれば、特別な工具を使わなくても素手で締め付けたり緩めたりすることができるからである。支軸ボルト55及び係止ボルト57は、それぞれの開放端部が、後述するクランプ板61の長孔63及び逆L字凹部65を抜けてクランプ板61の表面から突き出し可能な径と長さに形成してある。なお、被クランプ板53が研磨布11と接触する面には、研磨布11が滑るのを防止するために、たとえばウレタンシートを貼り付けて滑り防止層を形成してもよい。
【0015】
(クランプ板)
クランプ板61は、被クランプ板53とほぼ同じ長さをドア部幅方向の一端61aと他端61bとの間に有しており、その外形も被クランプ板53とほぼ同じに形成してある。クランプ板61は、被クランプ板53の一端側部分54aと対応する一端側部分62aに長孔63を、同じく他端側部分54bと対応する他端側部分62bに逆L字凹部65を、それぞれ備えている。長孔63はクランプ板61の長さ方向に長く形成してあり、また、逆L字凹部65はクランプ板61下端から内部に向かう受入部65aと受入部65aから屈曲して右方向に延びる保持部65bとにより構成してある。受入部65aは、クランプ板61を揺動復帰させたときに、係止ボルト57を受入可能な位置に形成してある。長孔63を通る中心線L(図5参照)が保持部65bの中心を通るように、両者の相対位置を決定してあり、その長さも両者がほぼ同じになるように設定してある。なお、クランプ板61が研磨布11と接触する面にも、ウレタンシート等により形成する滑り防止層62を設けることができる。
【0016】
(研磨布のクランプ手順)
図5乃至7に基づいて説明する。まず、支軸ナット56及び係止ナット58を緩めて仮螺合状態(少しだけ螺合した状態)にする。仮螺合した状態でのクランプ板61は、支軸ボルト55を中心にして揺動可能になる。この揺動は、逆L字凹部65が受入部65aにより下方に開放しているため、揺動したときに係止ボルト57が逆L字凹部65から外れるので邪魔されない。クランプ板61を反時計回り方向に揺動させれば、被クランプ板53(図5参照)が露出して研磨布11を装着したり順送りしたりできる状態になる。装着や順送りの作業が終わったら、図6に想像線で示す位置にあるクランプ板61を時計回り方向に揺動復帰させ(矢印A1)、係止ボルト57が逆L字凹部65の受入部65aに受け入れられたら、そのままの状態でクランプ板61を、図6の向かって左方向に移動させる(矢印A2)。図6に実線で示すクランプ板61が、移動後の状態を示している。保持部65bに係止ボルト57が受け入れられたら、支軸ナット56と係止ナット58を螺合してクランプ板61を上から締め付ける。この締め付けに際して係止ナット58の回転モーメントが、それとの摩擦接触によりクランプ板61にも働くが、保持部65bの下端の縁部65dが係止ボルト57と当接して反時計回り方向への浮き上がりが防止される。これで、研磨布11のクランプ作業を完了する。クランプを解除するには、支軸ナット56と係止ナット58とを緩めて仮螺合の状態にしてから、クランプ板61を図6の右方向に移動させた後に反時計方向に揺動させればよい。
【0017】
(本実施形態の第1変形例)
図8に基づいて、クランプ板の変形例について説明する。第1変形例に係るクランプ板61´が本実施形態に係るクランプ板61と異なるのは、逆L字凹部の形状である。すなわち、本実施形態に係る逆L字凹部65の保持部65bは受入部65aから見て図6の右方向に延びているのに対し、第1変形例に係る逆L字凹部65´の保持部65´bは受入部65´aから見て図8の左方向に延びている点である。両者が異なるのは、クランプ板の移動方向を右にするか左にするかだけであって、その作用効果について異なることはない。
【0018】
(本実施形態の第2変形例)
図9に基づいて、係止ボルトの変形例について説明する。第2変形例に係る係止ボルト57´が本実施形態に係る係止ボルト57と異なるのは、本実施形態に係る係止ボルト57が被クランプ部材53から突き出しているのに対し、第2変形例に係る係止ボルト57´は被クランプ部材53´とは別体である点である。すなわち、被クランプ部材53´には、本実施形態の係止ナット58に代わるネジ孔53´hを形成してある。このネジ孔53´hに係止ボルト57´を螺合させることにより、係止ボルト57と同様な作用効果を期待することができる。具体的には、係止ボルト57´をネジ孔53´hに仮螺合した状態(少しだけ螺合した状態)においてクランプ板の揺動と移動を行い、その後、係止ボルト57´の本螺合(しっかり締め付ける)を行う。第2変形例で使用するクランプ板は、本実施形態に係るクランプ板61でもよいし、第1変形例に係るクランプ板61´でもよい。なお、図示は省略するが、支軸ボルトも、上述した係止ボルトと同様な変形を施すことを妨げない。
【0019】
なお、上述した変形例以外の変形も可能である。たとえば、前述した逆L字凹部65の受入部65aと保持部65bとは、必ずしも直交させる必要はなく、両者を鈍角に交差させたり鋭角に交差させたりしても構わない。さらに、受入部65aや保持部65bが、その周縁に凹凸を有していたり、箇所により幅寸法が異なっていたり、多少の湾曲があったりしていてもよい。「逆L字」と表現したのは、係止ボルト57を受け入れるための受入部65aと、これを保持するための保持部65bとを少なくとも有する、という趣旨である。また、受入部65aは下向きに開口しているが、これを上向きに開口させてもよい。この場合のクランプ板25,61は時計回り方向に揺動し反時計回り方向に揺動復帰することになる。さらに、図4乃至6に示す支軸ボルト27,55と係止ボルト29,57の位置を逆にして、前者を向って右側に後者を同じく左側に配置することもできる。第1クランプ構造と第2クランプ構造とを上下逆に設置して、ドア部7の上端から揚送塔5内に引き入れた研磨布11を、同じく下端から引き出すように構成してもよい。
【0020】
【発明の効果】
本発明に係るパチンコ揚送研磨機の研磨布クランプ構造によれば、クランプ板を押さえていなくても係止ナットの締め付けによるクランプ板の浮きを押さえることができるので、片手による締め付け作業が可能になる。このため、他の手を締め付け作業とは別の作業に使用できるので便利である。
【図面の簡単な説明】
【図1】研磨布クランプ構造を備えるパチンコ玉揚送研磨機の正面図である((a)はドア部閉鎖状態、(b)はドア部開放状態)。
【図2】図1(b)に示す研磨布クランプ構造の部分拡大図である。
【図3】図1(a)に示す研磨布クランプ構造の部分拡大図である。
【図4】図3に示す研磨布クランプ構造のクランプ板の拡大図である。
【図5】本発明に係るクランプ構造の拡大正面図である。
【図6】本発明に係るクランプ構造の拡大正面図である。
【図7】図6に示す研磨布クランプ構造のA−A断面図である。
【図8】本実施形態の第1変形例に係る研磨布クランプ構造の拡大正面図である。
【図9】本実施形態の第2変形例に係る研磨布クランプ構造の縦断面図である。
【符号の説明】
1 パチンコ玉揚送研磨機
3 ベース部
5 揚送塔
7 ドア部
11 研磨布
13 揚送ベルト
21,51 第1クランプ構造
23,53,53´ 被クランプ板(被クランプ部材)
25,61,61´ クランプ板(クランプ部材)
27,55 支軸ボルト
28,56 支軸ナット
29,57 係止ボルト
30,58 係止ナット
35,62a 一端側部分
36 丸孔
37,62b 他端側部分
38 逆U字凹部
41 第2クランプ構造
43 固定板
45 支持体
47 開閉板
49 引っ張りバネ
62 滑り防止層
63 長孔
65,65´ 逆L字凹部
65a,65´a 受入部
65b,65´b 保持部
【発明の属する技術分野】
この発明は、パチンコ玉揚送研磨機、特に、ガイドにより支持された帯状の研磨布と揚送ベルトの回転とによりパチンコ玉を揚送研磨する装置において当該研磨布をクランプするためのクランプ構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
(パチンコ玉揚送研磨機の概略構造)
図1(a)(b)を参照しながら、従来のパチンコ玉揚送研磨機(以下、単に「揚送研磨機」という)について説明する。まず、揚送研磨機の概略構造から説明する。揚送研磨機1は、床面に設置したベース部3と、このベース部から起立する揚送塔5と、から概ね構成してある。この揚送塔5は、揚送塔本体6と、この揚送塔本体6の正面にヒンジ結合したドア部7を備えている。揚送塔本体6の内部には、上下のプーリーに掛け回した揚送ベルト13を設けてある。ドア部7の横断面は、コの字状に形成してあり、その中には、長さ方向に延びるガイド部材(図示を省略)と、このガイド部材の揚送塔本体6側の表面を覆う研磨布11と、を設けてある。ガイド部材には、長さ方向に延びる複数のガイド溝(図示を省略)を形成してあり、このガイド溝内に研磨布11を介して受け入れたパチンコ玉を揚送ベルト13で挟み、その挟んだパチンコ玉を揚送ベルト13の回転により揚送しながら研磨するように構成してある。
【0003】
(研磨布と研磨布の装着)
研磨布11は、木綿や合成繊維を編んだものや不織布等によりできており、図1(b)に示すように細長い帯状に形成してある。通常は、図1(b)に示すようにロール状に巻き上げた状態で保管し、必要な分だけ取り出して、また、汚れた部分を順送りにずらして使用するようになっている。具体的な装着は、まず、ロールから取り出した研磨布11を一端上昇させてドア部7の表面で折り返し、揚送塔5内部に引き入れる部分に後続する部分を第1クランプ構造(後述)によりドア部7へ押し当てる。次に、ドア部7の起立方向一端側である下端から折り返して揚送塔5の内部へ引き入れる。さらに、引き入れた研磨布11をドア部7の他端側である上端から折り返して揚送塔5の外部へ引き出してドア部7に沿って下降させ、最後に引き出した部分の研磨布11を第2クランプ構造41にクランプさせる。研磨布11の順送り作業は、第1クランプ構造21及び第2クランプ構造41のクランプを緩め、汚れた部分の研磨布11を引き出しながら同時に新しい部分を引き入れ、最後に第1クランプ構造21及び第2クランプ構造41を締めて研磨布11を再クランプさせたところで完了する。
【0004】
(第2クランプ構造)
説明の都合上、第2クランプ構造を第1クランプ構造より先に説明する。図1(a)(b)に示すように第2クランプ構造41は、ドア部7に固定した固定板43と、固定板43に対して上下動可能に取り付けた支持体45と、この支持体45に対して上下方向に開閉する開閉板47と、を備え、開閉板47を閉鎖したときに支持体45との間で研磨布11をクランプ可能に、また、開放したときにクランプが緩み研磨布11を順送り可能となるように構成してある。引っ張りバネ49が支持体45を開閉板47とともに下方に付勢し、この付勢による開閉板47の下方への引き寄せが研磨布11に適度なテンションを付加する。
【0005】
(第1クランプ構造)
図2乃至4に基づいて説明する。第1クランプ構造21は、ドア部7の上面にネジ固定した被クランプ板23と、被クランプ板23との間に研磨布11をクランプ可能なクランプ板25と、を備えている。クランプ板25の一端側部分35には丸孔36が、他端側部分37には逆U字凹部38が、それぞれ貫通形成してある。さらに第1クランプ構造21は、被クランプ板23(図2参照)の一端側(図4の向って左側)部分の上面からクランプ板25方向(図4の紙面手前方向)に突き出る支軸ボルト27、同じく他端側(図4の向って右側)部分上面からクランプ板25方向に突き出る係止ボルト29、前者に螺合する支軸ナット28及び後者に螺合する係止ナット30とを備えている。第1クランプ構造21が行う研磨布11のクランプ及び弛みは、支軸ナット28及び係止ナット30の螺合(締め付け)及び弛み(外し)により行うようになっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述した従来の第1クランプ構造には次の点で問題があった。それは、図4に示す矢印a方向に係止ナット30を回転させると、その回転モーメントがクランプ板25を矢印b方向に持ち上げるように作用し、持ち上げられたクランプ板25が浮き上がって係止ボルト29との係止が外れてしまうという問題である。この問題は、これまで、片手でクランプ板25を押さえて浮きを防ぎながら他方の手で係止ナット30を締め付けるという方法で回避するしかなかった。しかし、研磨布のクランプ作業を両手で行わなければならないということは、たいへん煩雑であり、できれば片手は研磨布を位置直しする等の他の作業のために使いたい。さらに、いくら片手で押さえていたとしても、係止ナット締め付けの最後の段階では、係止ナットとクランプ板との摩擦が大きくなるため、手だけでは押さえきれずどうしてもクランプ板が僅かに浮いてしまうことが多かった。本発明が解決しようとする課題は、上述した問題を解決することにあり、クランプ板を押さえていなくても係止ナットの締め付けによるクランプ板の浮きを押さえることのできる研磨布クランプ構造を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上述した課題を解決するために本発明は、係止ナットを締め付けたときのクランプ板の浮きを押さえる機能をクランプ板自身が備える構成になっている。その詳しい構成については、次項以下で説明する。なお、何れかの請求項に係る発明の説明に際して行う用語の定義等は、その性質上可能な範囲において他の請求項に係る発明にも適用されるものとする。さらに、本明細書において「一端」と「他端」又は「一端側」と「他端側」のように表現する場合があるが、これは理解を容易にするためにそのように表現しただけであって何れか一方を特定する趣旨ではない。したがって、一端と他端とを置き換えた場合も、置き換えていない場合と同様に解釈されなければならない。
【0008】
(請求項1に記載した発明の特徴)
請求項1に記載した発明に係るパチンコ玉揚送研磨機(以下、「請求項1の揚送研磨機」という)は、床面に設置したベース部と、当該ベース部から起立する揚送塔と、当該揚送塔が備える揚送塔本体及び当該揚送塔本体に対して開閉する起立方向に長いドア部と、当該ドア部側に搬送面を向けて起立方向に回転する揚送ベルトと、当該ドア部の当該搬送ベルト側に設けたパチンコ玉ガイド用のガイド部材と、当該ドア部の起立方向一端側から当該揚送塔内に引き入れ他端側から外部に引き出して当該ガイド部材の当該搬送ベルト側の面を少なくとも部分的に覆うように配した帯状の研磨布と、を備えるパチンコ玉揚送研磨機であって、当該研磨布のうち、当該揚送塔内に引き込んだ部分に後続する部分を当該ドア部にクランプするための第1クランプ構造と、当該研磨布のうち、当該揚送塔内から引き出した部分を当該ドア部にクランプするための第2クランプ構造と、を備えている。ここで前記第1クランプ構造が、当該ドア部に固定した被クランプ部材と、当該被クランプ部材との間に当該研磨布をクランプ可能なクランプ部材と、を含み、当該被クランプ部材が、当該研磨布の幅寸法よりも長い所定寸法を当該ドア部幅方向の一端と他端との間に有し、かつ、当該一端側部分上面から当該クランプ部材方向に突き出る支軸ボルトと当該他端側上面から当該クランプ部材方向に突き出る係止ボルトとを備えている。さらに当該クランプ部材が、当該支軸ボルトを貫通させて当該被クランプ部材に対して揺動可能かつ当該支軸ボルトを貫通させたまま当該ドア部の幅方向への往復移動を可能とする長孔を一端側に、揺動復帰させたときに当該係止ボルトを側方から受入可能かつ当該係止ボルトを受け入れたまま当該ドア部の幅方向へ往復移動可能とする逆L字凹部を他端側に、それぞれ備えている。最後に、当該支軸ボルト及び当該係止ボルトのそれぞれに当該クランプ部材の上から支軸ナット及び係止ナットを螺合することにより、当該クランプ部材を当該被クランプ部材に締付固定可能に構成してある。
【0009】
請求項1の揚送研磨機によれば、揚送塔内部においてガイド部材の搬送ベルト側面を少なくとも部分的に覆う研磨布が、引き入れた部分に後続する部分を第1クランプ構造により、また、引き出した部分を第2クランプ構造により、それぞれクランプされる。第1クランプ構造は、被クランプ部材とクランプ部材との間に挟持した研磨布を、支軸ボルトと支軸ナットとの螺合と係止ボルトと係止ナットとの螺合とによりクランプする。長孔と逆L字凹部は、被クランプ部材に対するクランプ部材の揺動を許容し、さらに揺動復帰したクランプ部材を被クランプ部材に対してドア部幅方向への往復移動(スライド移動)を許容する。クランプ部材を移動させることにより逆L字凹部の保持部分に位置することとなる係止ボルトは、その締め付けによるモーメントがクランプ部材の浮きを防止する。つまり、係止ボルトが逆L字凹部の保持部分の下方縁部に当接するので、それ以上の浮きが遮られる。よって、研磨布の装着や順送り等の作業を行う者は、揺動復帰させたクランプ部材をドア部幅方向へ移動させた後であれば、クランプ部材を押さえなくても片手で係止ナットを締め付けるだけでよい。締め付けによるクランプ部材の浮きはない。さらに係止ナットの締め付けを片手だけでできるので、他の手をクランプ部材の押さえ以外の作業に使うことができて便利である。
【0010】
(請求項2に記載した発明の特徴)
請求項2に記載した発明に係るパチンコ玉揚送研磨機(以下、「請求項2の揚送研磨機」という)は、床面に設置したベース部と、当該ベース部から起立する揚送塔と、当該揚送塔が備える揚送塔本体及び当該揚送塔本体に対して開閉する起立方向に長いドア部と、当該ドア部側に搬送面を向けて起立方向に回転する揚送ベルトと、当該ドア部の当該搬送ベルト側に設けたパチンコ玉ガイド用のガイド部材と、当該ドア部の起立方向一端側から当該揚送塔内に引き入れ他端側から外部に引き出して当該ガイド部材の当該搬送ベルト側の面を少なくとも部分的に覆うように配した帯状の研磨布と、を備えるパチンコ玉揚送研磨機であって、当該研磨布のうち、当該揚送塔内に引き込んだ部分に後続する部分を当該ドア部にクランプするための第1クランプ構造と、当該研磨布のうち、当該揚送塔内から引き出した部分を当該ドア部にクランプするための第2クランプ構造と、を備えている。ここで、前記第1クランプ構造が、当該ドア部に固定した被クランプ部材と、当該被クランプ部材との間に当該研磨布をクランプ可能なクランプ部材と、を含み、当該被クランプ部材が、当該研磨布の幅寸法よりも長い所定寸法を当該ドア部幅方向の一端と他端との間に有し、かつ、当該一端側部分に当該クランプ部材方向から支軸ボルトを螺合可能な支軸ネジ孔と当該他端側部分に当該クランプ部材方向から係止ボルトを螺合可能な係止ネジ孔とを備えている。さらに、当該クランプ部材が、当該支軸ネジ孔に仮螺合した当該支軸ボルトを貫通させて当該被クランプ部材に対して揺動可能かつ当該支軸ボルトを貫通させたまま当該ドア部の幅方向への往復移動を可能とする長孔を一端側に、揺動復帰させたときに仮螺合した当該係止ボルトを側方から受入可能かつ当該係止ボルトを受け入れたまま当該ドア部の幅方向へ往復移動可能とする逆L字凹部を他端側に、それぞれ備えている。最後に、仮螺合した当該支軸ボルト及び仮螺合した当該係止ボルトを、本螺合することにより、当該クランプ部材を当該被クランプ部材に締付固定可能に構成してある。
【0011】
請求項2の揚送研磨機によれば、揚送塔内部においてガイド部材の搬送ベルト側面を少なくとも部分的に覆う研磨布が、引き入れた部分に後続する部分を第1クランプ構造により、また、引き出した部分を第2クランプ構造により、それぞれクランプされる。第1クランプ構造は、被クランプ部材とクランプ部材との間に挟持した研磨布を、支軸ボルトと支軸ナットとの螺合と係止ボルトと係止ナットとの螺合とによりクランプする。長孔と逆L字凹部は、被クランプ部材に対するクランプ部材の揺動を許容し、さらに揺動復帰したクランプ部材を被クランプ部材に対してドア部幅方向への往復移動(スライド移動)を許容する。クランプ部材を移動させることにより逆L字凹部の保持部分に位置することとなる係止ボルトは、その締め付けによるモーメントがクランプ部材の浮きを防止する。つまり、係止ボルトが逆L字凹部の保持部分の下方縁部に当接するので、それ以上の浮きが遮られる。よって、研磨布の装着や順送り等の作業を行う者は、揺動復帰させたクランプ部材をドア部幅方向へ移動させた後であれば、クランプ部材を押さえなくても片手で係止ナットを締め付けるだけでよい。締め付けによるクランプ部材の浮きはない。さらに係止ナットの締め付けを片手だけでできるので、他の手をクランプ部材の押さえ以外の作業に使うことができて便利である。
【0012】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施の形態について説明する。本実施形態に係る揚送研磨機は、第1クランプ構造の部分を除いて、従来の技術の欄で説明した揚送研磨機と同じ構成を備えている。したがって、ここでは、説明の重複を避けるために、本発明の最大の特徴である第1クランプの構造についてだけ説明を行い、それ以外の部分については前記した従来の揚送研磨機についての説明を援用する。
【0013】
(本実施形態の第1クランプ構造)
図5及び6に示す第1クランプ構造51は、ドア部7に固定した被クランプ板(被クランプ部材)53と、被クランプ部材53との間に研磨布11をクランプ可能なクランプ板(クランプ部材)61と、を備えている。被クランプ部材53は、研磨布11の幅寸法よりも長い所定寸法をドア部7の幅方向の一端53aと他端53bとの間に有し、かつ、一端側部分54a上面からクランプ板61方向(図5の紙面手前方向)に突き出る支軸ボルト55と他端側部分54b上面からクランプ板61方向に突き出る係止ボルト57とを備えている。
【0014】
(被クランプ板)
被クランプ板53は、細長い矩形の金属製板であって、研磨布11の幅寸法よりも長い寸法を、ドア部7の幅方向の一端53aと他端53bとの間に有している。すなわち、図5に示す被クランプ部材53の一端53a(図5の向かって左端)と他端53b(図5の向かって右端)の距離が、研磨布11の幅寸法よりも長くなるように、換言すると、研磨布11の左右両側からはみ出る一端側部分54aと他端側部分54bとを備えている。第1クランプ構造51は、さらに被クランプ板53の一端側部分54a上面からクランプ板61方向(図5の紙面手前方向)に突き出る支軸ボルト55、他端側部分54b上面からクランプ板61方向に突き出る係止ボルト57、前者に螺合する支軸ナット56及び後者に螺合する係止ナット58とを備えている。支軸ナット56及び係止ナット58は、何れも蝶ナットを用いるのが好ましい。蝶ナットであれば、特別な工具を使わなくても素手で締め付けたり緩めたりすることができるからである。支軸ボルト55及び係止ボルト57は、それぞれの開放端部が、後述するクランプ板61の長孔63及び逆L字凹部65を抜けてクランプ板61の表面から突き出し可能な径と長さに形成してある。なお、被クランプ板53が研磨布11と接触する面には、研磨布11が滑るのを防止するために、たとえばウレタンシートを貼り付けて滑り防止層を形成してもよい。
【0015】
(クランプ板)
クランプ板61は、被クランプ板53とほぼ同じ長さをドア部幅方向の一端61aと他端61bとの間に有しており、その外形も被クランプ板53とほぼ同じに形成してある。クランプ板61は、被クランプ板53の一端側部分54aと対応する一端側部分62aに長孔63を、同じく他端側部分54bと対応する他端側部分62bに逆L字凹部65を、それぞれ備えている。長孔63はクランプ板61の長さ方向に長く形成してあり、また、逆L字凹部65はクランプ板61下端から内部に向かう受入部65aと受入部65aから屈曲して右方向に延びる保持部65bとにより構成してある。受入部65aは、クランプ板61を揺動復帰させたときに、係止ボルト57を受入可能な位置に形成してある。長孔63を通る中心線L(図5参照)が保持部65bの中心を通るように、両者の相対位置を決定してあり、その長さも両者がほぼ同じになるように設定してある。なお、クランプ板61が研磨布11と接触する面にも、ウレタンシート等により形成する滑り防止層62を設けることができる。
【0016】
(研磨布のクランプ手順)
図5乃至7に基づいて説明する。まず、支軸ナット56及び係止ナット58を緩めて仮螺合状態(少しだけ螺合した状態)にする。仮螺合した状態でのクランプ板61は、支軸ボルト55を中心にして揺動可能になる。この揺動は、逆L字凹部65が受入部65aにより下方に開放しているため、揺動したときに係止ボルト57が逆L字凹部65から外れるので邪魔されない。クランプ板61を反時計回り方向に揺動させれば、被クランプ板53(図5参照)が露出して研磨布11を装着したり順送りしたりできる状態になる。装着や順送りの作業が終わったら、図6に想像線で示す位置にあるクランプ板61を時計回り方向に揺動復帰させ(矢印A1)、係止ボルト57が逆L字凹部65の受入部65aに受け入れられたら、そのままの状態でクランプ板61を、図6の向かって左方向に移動させる(矢印A2)。図6に実線で示すクランプ板61が、移動後の状態を示している。保持部65bに係止ボルト57が受け入れられたら、支軸ナット56と係止ナット58を螺合してクランプ板61を上から締め付ける。この締め付けに際して係止ナット58の回転モーメントが、それとの摩擦接触によりクランプ板61にも働くが、保持部65bの下端の縁部65dが係止ボルト57と当接して反時計回り方向への浮き上がりが防止される。これで、研磨布11のクランプ作業を完了する。クランプを解除するには、支軸ナット56と係止ナット58とを緩めて仮螺合の状態にしてから、クランプ板61を図6の右方向に移動させた後に反時計方向に揺動させればよい。
【0017】
(本実施形態の第1変形例)
図8に基づいて、クランプ板の変形例について説明する。第1変形例に係るクランプ板61´が本実施形態に係るクランプ板61と異なるのは、逆L字凹部の形状である。すなわち、本実施形態に係る逆L字凹部65の保持部65bは受入部65aから見て図6の右方向に延びているのに対し、第1変形例に係る逆L字凹部65´の保持部65´bは受入部65´aから見て図8の左方向に延びている点である。両者が異なるのは、クランプ板の移動方向を右にするか左にするかだけであって、その作用効果について異なることはない。
【0018】
(本実施形態の第2変形例)
図9に基づいて、係止ボルトの変形例について説明する。第2変形例に係る係止ボルト57´が本実施形態に係る係止ボルト57と異なるのは、本実施形態に係る係止ボルト57が被クランプ部材53から突き出しているのに対し、第2変形例に係る係止ボルト57´は被クランプ部材53´とは別体である点である。すなわち、被クランプ部材53´には、本実施形態の係止ナット58に代わるネジ孔53´hを形成してある。このネジ孔53´hに係止ボルト57´を螺合させることにより、係止ボルト57と同様な作用効果を期待することができる。具体的には、係止ボルト57´をネジ孔53´hに仮螺合した状態(少しだけ螺合した状態)においてクランプ板の揺動と移動を行い、その後、係止ボルト57´の本螺合(しっかり締め付ける)を行う。第2変形例で使用するクランプ板は、本実施形態に係るクランプ板61でもよいし、第1変形例に係るクランプ板61´でもよい。なお、図示は省略するが、支軸ボルトも、上述した係止ボルトと同様な変形を施すことを妨げない。
【0019】
なお、上述した変形例以外の変形も可能である。たとえば、前述した逆L字凹部65の受入部65aと保持部65bとは、必ずしも直交させる必要はなく、両者を鈍角に交差させたり鋭角に交差させたりしても構わない。さらに、受入部65aや保持部65bが、その周縁に凹凸を有していたり、箇所により幅寸法が異なっていたり、多少の湾曲があったりしていてもよい。「逆L字」と表現したのは、係止ボルト57を受け入れるための受入部65aと、これを保持するための保持部65bとを少なくとも有する、という趣旨である。また、受入部65aは下向きに開口しているが、これを上向きに開口させてもよい。この場合のクランプ板25,61は時計回り方向に揺動し反時計回り方向に揺動復帰することになる。さらに、図4乃至6に示す支軸ボルト27,55と係止ボルト29,57の位置を逆にして、前者を向って右側に後者を同じく左側に配置することもできる。第1クランプ構造と第2クランプ構造とを上下逆に設置して、ドア部7の上端から揚送塔5内に引き入れた研磨布11を、同じく下端から引き出すように構成してもよい。
【0020】
【発明の効果】
本発明に係るパチンコ揚送研磨機の研磨布クランプ構造によれば、クランプ板を押さえていなくても係止ナットの締め付けによるクランプ板の浮きを押さえることができるので、片手による締め付け作業が可能になる。このため、他の手を締め付け作業とは別の作業に使用できるので便利である。
【図面の簡単な説明】
【図1】研磨布クランプ構造を備えるパチンコ玉揚送研磨機の正面図である((a)はドア部閉鎖状態、(b)はドア部開放状態)。
【図2】図1(b)に示す研磨布クランプ構造の部分拡大図である。
【図3】図1(a)に示す研磨布クランプ構造の部分拡大図である。
【図4】図3に示す研磨布クランプ構造のクランプ板の拡大図である。
【図5】本発明に係るクランプ構造の拡大正面図である。
【図6】本発明に係るクランプ構造の拡大正面図である。
【図7】図6に示す研磨布クランプ構造のA−A断面図である。
【図8】本実施形態の第1変形例に係る研磨布クランプ構造の拡大正面図である。
【図9】本実施形態の第2変形例に係る研磨布クランプ構造の縦断面図である。
【符号の説明】
1 パチンコ玉揚送研磨機
3 ベース部
5 揚送塔
7 ドア部
11 研磨布
13 揚送ベルト
21,51 第1クランプ構造
23,53,53´ 被クランプ板(被クランプ部材)
25,61,61´ クランプ板(クランプ部材)
27,55 支軸ボルト
28,56 支軸ナット
29,57 係止ボルト
30,58 係止ナット
35,62a 一端側部分
36 丸孔
37,62b 他端側部分
38 逆U字凹部
41 第2クランプ構造
43 固定板
45 支持体
47 開閉板
49 引っ張りバネ
62 滑り防止層
63 長孔
65,65´ 逆L字凹部
65a,65´a 受入部
65b,65´b 保持部
Claims (2)
- 床面に設置したベース部と、
当該ベース部から起立する揚送塔と、
当該揚送塔が備える揚送塔本体及び当該揚送塔本体に対して開閉する起立方向に長いドア部と、
当該ドア部側に搬送面を向けて起立方向に回転する揚送ベルトと、
当該ドア部の当該搬送ベルト側に設けたパチンコ玉ガイド用のガイド部材と、
当該ドア部の起立方向一端側から当該揚送塔内に引き入れ他端側から外部に引き出して当該ガイド部材の当該搬送ベルト側の面を少なくとも部分的に覆うように配した帯状の研磨布と、
当該研磨布のうち、当該揚送塔内に引き込んだ部分に後続する部分を当該ドア部にクランプするための第1クランプ構造と、
当該研磨布のうち、当該揚送塔内から引き出した部分を当該ドア部にクランプするための第2クランプ構造と、を備え、
当該第1クランプ構造が、当該ドア部に固定した被クランプ部材と、当該被クランプ部材との間に当該研磨布をクランプ可能なクランプ部材と、を含み、
当該被クランプ部材が、当該研磨布の幅寸法よりも長い所定寸法を当該ドア部幅方向の一端と他端との間に有し、かつ、当該一端側部分上面から当該クランプ部材方向に突き出る支軸ボルトと当該他端側上面から当該クランプ部材方向に突き出る係止ボルトとを備え、
当該クランプ部材が、当該支軸ボルトを貫通させて当該被クランプ部材に対して揺動可能かつ当該支軸ボルトを貫通させたまま当該ドア部の幅方向への往復移動を可能とする長孔を一端側に、揺動復帰させたときに当該係止ボルトを側方から受入可能かつ当該係止ボルトを受け入れたまま当該ドア部の幅方向へ往復移動可能とする逆L字凹部を他端側に、それぞれ備え、
当該支軸ボルト及び当該係止ボルトのそれぞれに当該クランプ部材の上から支軸ナット及び係止ナットを螺合することにより、当該クランプ部材を当該被クランプ部材に締付固定可能に構成してある
ことを特徴とするパチンコ玉揚送研磨機。 - 床面に設置したベース部と、
当該ベース部から起立する揚送塔と、
当該揚送塔が備える揚送塔本体及び当該揚送塔本体に対して開閉する起立方向に長いドア部と、
当該ドア部側に搬送面を向けて起立方向に回転する揚送ベルトと、
当該ドア部の当該搬送ベルト側に設けたパチンコ玉ガイド用のガイド部材と、
当該ドア部の起立方向一端側から当該揚送塔内に引き入れ他端側から外部に引き出して当該ガイド部材の当該搬送ベルト側の面を少なくとも部分的に覆うように配した帯状の研磨布と、
当該研磨布のうち、当該揚送塔内に引き込んだ部分に後続する部分を当該ドア部にクランプするための第1クランプ構造と、
当該研磨布のうち、当該揚送塔内から引き出した部分を当該ドア部にクランプするための第2クランプ構造と、を備え、
当該第1クランプ構造が、当該ドア部に固定した被クランプ部材と、当該被クランプ部材との間に当該研磨布をクランプ可能なクランプ部材と、を含み、
当該被クランプ部材が、当該研磨布の幅寸法よりも長い所定寸法を当該ドア部幅方向の一端と他端との間に有し、かつ、当該一端側部分に当該クランプ部材方向から支軸ボルトを螺合可能な支軸ネジ孔と当該他端側部分に当該クランプ部材方向から係止ボルトを螺合可能な係止ネジ孔とを備え、
当該クランプ部材が、当該支軸ネジ孔に仮螺合した当該支軸ボルトを貫通させて当該被クランプ部材に対して揺動可能かつ当該支軸ボルトを貫通させたまま当該ドア部の幅方向への往復移動を可能とする長孔を一端側に、揺動復帰させたときに仮螺合した当該係止ボルトを側方から受入可能かつ当該係止ボルトを受け入れたまま当該ドア部の幅方向へ往復移動可能とする逆L字凹部を他端側に、それぞれ備え、
仮螺合した当該支軸ボルト及び仮螺合した当該係止ボルトを、本螺合することにより、当該クランプ部材を当該被クランプ部材に締付固定可能に構成してあることを特徴とするパチンコ玉揚送研磨機。
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