JP5299019B2 - 玉磨き揚送装置 - Google Patents

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Description

本発明は、遊技島台に形成される揚送装置収納部に設置され、且つ、前記遊技島台に列設される複数の遊技機に供給するパチンコ玉を、垂直状に立設される揚送筒本体の上下の各端部に回転自在に軸支される上部ローラと下部ローラとの間を周回せしめられる無端状の搬送ベルトと、前記揚送筒本体の一側面であって前記搬送ベルトの上昇面と対面するように配置されたガイドレールに設けられる研磨ベルトと、で挟持することによって揚送する玉磨き揚送装置に関するものである。
従来、一般に、複数の遊技機(例えば、パチンコ機)を列設する遊技島台には、遊技島台の複数の遊技機に供給するパチンコ玉を揚送する玉磨き揚送装置が設けられている。玉磨き揚送装置は、上部及び下部の各ローラ間を周回せしめられる無端状の搬送ベルトと、研磨ベルトとの間でパチンコ玉を挟持して当該パチンコ玉を揚送すると同時に、研磨ベルトによってパチンコ玉の表面に付着した汚れを研磨して取り除くようになっている。このような研磨ベルトは、搬送ベルトの上昇面と対面するように配置されたガイドレールに取り付けられる。そして、ガイドレールには、特許文献1,2に開示されているように、当該ガイドレールに対して研磨ベルトを着脱自在に取り付けるためのクランプ部材が設けられて、研磨ベルトの交換を可能にしている。特許文献1のクランプ部材は、遊技島台の平面概略図である図11に示すように、固定板201に対して横幅方向の一端が支軸203を中心として回転自在(開閉自在)に軸支された押込板202を備えると共に、押込板202を閉じてこの状態を止め金具で保持することにより、固定板201と押込板202との間に研磨ベルトをクランプする構成となっている。また、特許文献2のクランプ部材は、同じく遊技島台の平面概略図である図12に示すように、横幅方向の一端に支軸ボルト211aが立設される一方で横幅方向の他端に係止ボルト211bが立設された固定板211と、横幅方向の一端に支軸ボルト211aが挿通される長穴形状の挿通穴が穿設される一方で横幅方向の他端に係止ボルト211bが係合される逆L字状の係合穴が穿設された押込板212と、を備えて、固定板211の各ボルト211a,211bに蝶ナットを螺合して押込板212を押さえ込むことで、固定板211と押込板212との間に研磨ベルトをクランプする構成となっている。
また、上記したような研磨ベルトを備えた玉磨き揚送装置は、横長方形状の遊技島台のほぼ中央に形成された揚送装置収納部内に設置されるようになっており、図11及び図12に示すように、揚送装置収納部112内での玉磨き揚送装置111の設置の仕方としては、複数の遊技機110を列設する遊技島台100,101,102の構成に応じて縦置きと横置きとがある。縦置きと横置きとの違いは、玉磨き揚送装置111上端に設けられて研磨揚送したパチンコ玉を排出する排出樋113の玉排出口114の向きによるものであり、排出樋113の玉排出口114を遊技島台100の長手方向と直交する向きに配置した置き方が縦置きとなり(図11(A),(B)及び図12(A),(B)参照)、排出樋113の玉排出口114を遊技島台101,102の長手方向に沿った向きに配置した置き方が横置きとなる(図11(C),(D)及び図12(C),(D)参照)。また、横置きには、排出樋113の玉排出口114を遊技島台101の右方向に向けた右向き(図11(C)及び図12(C)参照)と、排出樋113の玉排出口114を遊技島台102の左方向に向けた左向き(図11(D)及び図12(D)参照)と、の2通りの置き方が存在している。
特開平11−169549号公報(図7) 特開2004−174160号公報(図5)
ところで、上記特許文献1,2のクランプ部材は、玉磨き揚送装置111を縦置きする遊技島台100(以下、これを縦置きの遊技島台100という)に対しては、研磨ベルトを交換する際の作業性になんら問題を生じることがないが、玉磨き揚送装置111を横置きする遊技島台101,102(以下、これを横置きの遊技島台101,102という)に対しては、研磨ベルトを交換する際の作業性に問題を生じることがある。具体的に、縦置きの遊技島台100の玉磨き揚送装置111に特許文献1のクランプ部材を取り付けた場合、図11(A),(B)に示すように、揚送装置収納部112を開閉する揚送装置扉115を開放すれば、作業者側に押込板202が対向するようになるため、支軸203がどちらの端部にあっても支軸203を中心とした押込板202の開放作業を容易に行うことができ、結果として、研磨ベルトの交換作業が容易に行える。また、縦置きの遊技島台100の玉磨き揚送装置111に特許文献2のクランプ部材を取り付けた場合、図12(A),(B)に示すように、揚送装置扉115を開放すれば、作業者側に押込板212が対向するようになるため、支軸ボルト211aがどちらの端部にあっても各ボルト211a,211bに螺合する蝶ナットの取り外し作業を容易に行うことができ、結果として、研磨ベルトの交換作業が容易に行える。
一方、横置きの遊技島台101,102の玉磨き揚送装置111に特許文献1のクランプ部材を取り付ける場合、揚送装置扉115を開放した状態で、研磨ベルトの交換作業が容易に行えるようにするには、押込板202の開放側(支軸203の反対側)が揚送装置扉115側となるように取り付ける必要がある。そこで、図11(C)に示すように、玉排出口114を右向きとした横置きの遊技島台101において、研磨ベルトの交換作業が容易に行えるようにするには、押込板202を正面から見た状態で左側端に支軸203を設ける必要がある。言い換えれば、固定板201に対して支軸203を中心に開閉自在に押込板202を設けた特許文献1のクランプ部材としては、右側開きのものを用意する必要がある。しかしながら、このような右側開きのクランプ部材を、玉排出口114を左向きとした横置きの遊技島台102で用いた場合、図11(D)に示すように、揚送装置扉115を開放した状態で、作業者側に押込板202の支軸203側(開放の反対側)が対向するようになるため、研磨ベルトの交換作業が困難なものとなってしまう。
また、横置きの遊技島台101,102の玉磨き揚送装置111に特許文献2のクランプ部材を取り付ける場合、揚送装置扉115を開放した状態で、研磨ベルトの交換作業が容易に行えるようにするには、固定板211の係止ボルト211bと係合する押込板212の係合側(支軸ボルト211aによる支軸側の反対側)が揚送装置扉115側となるように取り付ける必要がある。そこで、図12(C)に示すように、玉排出口114を右向きとした横置きの遊技島台101において、研磨ベルトの交換作業が容易に行えるようにするには、押込板212を正面から見た状態で固定板211の左側端に支軸ボルト211aを設ける必要がある。言い換えれば、固定板201一端の支軸ボルト211aと固定板201他端の係止ボルト211bとに蝶ナットを螺合することで押込板212を押し込む特許文献2のクランプ部材としては、左側に支軸部分(支軸ボルト211a)を設ける一方で右側に係合部分(係止ボルト211b)を設けたものを用意する必要がある。しかしながら、このような左側支軸のクランプ部材を、玉排出口114を左向きとした横置きの遊技島台102で用いた場合、図12(D)に示すように、揚送装置扉115を開放した状態で、作業者側に固定板201の支軸ボルト211a側(係合部分の反対側)が対向するようになるため、研磨ベルトの交換作業が困難なものとなってしまう。
しかして、特許文献1,2の構成によれば、玉磨き揚送装置を横置きする場合、研磨ベルトの交換作業を容易にするため、右向き用のものと左向き用のものとを個別に用意しておく必要があり、右向き用及び左向き用の2種類のクランプ部材を両方とも製造するためのコストの増大や補充部品の在庫量の増大が避けられないという問題点を有していた。さらには、2種類のクランプ部材を取付工事現場(遊技場)に輸送し間違えた場合には、正規のクランプ部材が届くまでの期間で取り付け作業ができないので、作業の延滞を招くという問題点を有していた。
本発明は、上記した事情に鑑みなされたもので、その目的とするところは、研磨ベルトをクランプ部材で固定する玉磨き揚送装置において、研磨ベルトの交換作業が容易にでき、なお且つ、遊技島台内での玉磨き揚送装置の設置方向に関わらずクランプ部材を共通使用することができる玉磨き揚送装置を提供することにある。
上記した目的を達成するために、請求項1の発明においては、遊技島台に形成される揚送装置収納部に設置され、且つ、前記遊技島台に列設される複数の遊技機に供給するパチンコ玉を、垂直状に立設される揚送筒本体の上下の各端部に回転自在に軸支される上部ローラと下部ローラとの間を周回せしめられる無端状の搬送ベルトと、前記揚送筒本体の一側面であって前記搬送ベルトの上昇面と対面するように配置されたガイドレールに設けられる研磨ベルトと、で挟持することによって揚送する玉磨き揚送装置において、前記研磨ベルトを前記ガイドレールに対してクランプ状態に固定するクランプ部材を備え、該クランプ部材は、少なくとも前記研磨ベルトの横幅寸法よりも長い横幅寸法に形成されて前記ガイドレールに着脱自在に取り付けられる固定板と、該固定板との間で前記研磨ベルトをクランプする押込板と、該押込板又は前記固定板の少なくともいずれか一方のクランプ面に固着されて前記押込板と前記固定板との間で前記研磨ベルトが滑らないように押さえ込む滑り防止部材と、を有し、前記固定板は、該固定板を左右反転させた状態で前記ガイドレールに対して着脱自在に取り付けを可能にする取付部を有すると共に、該固定板の横幅方向における一端に支軸ボルトが立設される一方、他端に、当該固定板に対して回転自在に設けられると共に、その一方向への回転によって前記押込板の他端側と係合し、他方向への回転によってその係合を解除する回転固定部材が設けられ、前記押込板は、該押込板の横幅方向における一端に前記支軸ボルトが挿通される挿通穴が穿設される一方、他端に前記回転固定部材と係合する係合部が形成され、前記固定板を前記取付部によって左右反転のいずれか一方の状態で前記ガイドレールに取り付けた状態において、前記固定板の前記支軸ボルトに前記押込板の挿通穴を挿通して蝶ナットを螺合することにより前記押込板の一端側を前記固定板側へ押し込む一方、前記回転固定部材を一方向に回転させることにより前記支軸ボルトと蝶ナットとの螺合により前記滑り防止部材の横幅方向における一端が支点となって撓んだ前記押込板の他端側と係合させて当該押込板の他端側を前記固定板側への押し込み固定することを特徴とする。
また、請求項2の発明においては、前記回転固定部材は、両側面が前記固定板に回転自在に軸支されると共に、前記両側面を連結する上面の内壁部分が前記押込板の外側面と当接することで前記押込板を前記固定板側へ押し込んで固定する断面コ字状の止め金具から構成され、前記押込板の横幅方向における他端は、当該押込板が前記止め金具によって前記固定板側へ押し込み固定された状態で、前記止め金具の前記内壁部分から外方へ突出する長さに形成され、前記押込板の横幅方向における他端側の先端部分には、当該押込板が前記止め金具によって前記固定板側へ押し込み固定される際、前記止め金具の前記内壁部分との当接をスムーズにするR加工が施されていることを特徴とする。
更に、請求項3の発明においては、前記止め金具の上面部分の一端側には、前記押込板の横幅方向における他端側の先端部分との当接によって、当該止め金具の上面の内壁部分が前記押込板の横幅方向における他端側の先端部分を押さえ込む位置まで前記止め金具の回転動作を誘導する押込誘導片部が延設されていることを特徴とする。
請求項1の発明においては、固定板の一端に、蝶ナットの螺合によって押込板の一端側を固定板側へ押し込む支軸ボルトを立設する一方、固定板の他端に、押込板の一端側の押し込みによって滑り防止部材の一端が支点となって撓んだ押込板の他端側を固定板側へ押し込んで固定する回転固定部材を設けて、ガイドレールに固定された固定板と押込板との間で研磨ベルトをクランプする。これにより、ガイドレールに対して研磨ベルトを着脱自在に取り付けることができる。また、固定板は、該固定板を左右反転させた状態でガイドレールに対して着脱自在に取り付けを可能にする取付部を有するので、遊技島台の揚送装置収納部内に収納されて左右方向となる設置の向きが生じる玉磨き揚送装置に対して、研磨ベルトの交換作業を容易にした上で、1種類のクランプ部材を共通使用することができる。これにより、左右対称形状となる2種類のクランプ部材を用意する必要がなくなるため、クランプ部材の製造コストの増大や補充部品の在庫量の増大を回避することができ、さらには、クランプ部材の種類を間違って取付工事現場(遊技場)に輸送することがないので、取り付け作業の延滞を招くという問題を解消することができる。
また、請求項2の発明においては、押込板の他端側の先端部分にはR加工が施されているので、回転固定部材を構成する止め金具を回転操作して止め金具の上面内壁部分で押込板を押し込んで固定する場合、その止め金具の回転操作をスムーズに行うことができる。また、押込板の他端は、止め金具によって押し込み固定された状態で、止め金具の上面から外方へ突出する長さに形成されているので、止め金具の上面内壁部分が押込板の上面と当接した状態を確実に保持することができる。これにより、支軸ボルトと蝶ナットとの螺合により滑り防止部材の一端が支点となって撓んだ押込板の撓み戻りを確実に押さえ込むことができ、結果として、不用意にクランプ部材による研磨ベルトのクランプ状態が解除されるようなことを回避できる。
更に、請求項3の発明においては、止め金具の上面部分の一端側には、止め金具の回転動作を誘導する押込誘導片部が延設されているので、押込板の他端側の先端部分を止め金具の上面の内壁部分と当接させる位置まで強引に指先で押さえ込む必要がなく、結果として、クランプ部材による研磨ベルトのクランプ作業を容易にできる。
遊技島台の内部構造の概略を示す正面図である。 玉磨き揚送装置を後方から見た斜視図である。 研磨ベルトをクランプした状態の下側クランプ部材を示す斜視図である。 研磨ベルトのクランプ状態を解除した下側クランプ部材を示す斜視図である。 同図(A)〜(D)はそれぞれ下側クランプ部材によって研磨ベルトをクランプする手順を示す上面図である。 同図(A),(B)はそれぞれ固定板の止め金具によって押込板を押さえ込む動作を示す部分拡大上面図である。 同図(A),(B)はそれぞれ研磨ベルトをクランプした状態の下側クランプ部材を示す側面図である。 同図(A)は左向きに設置された玉磨き揚送装置に取り付けられた下側クランプ部材を示す斜視図であり、同図(B)は右向きに設置された玉磨き揚送装置に取り付けられた下側クランプ部材を示す斜視図である。 変形例の下側クランプ部材を示す斜視図である。 変形例の下側クランプ部材を玉磨き揚送装置に取り付ける状態を示す斜視図である。 同図(A)〜(D)はそれぞれ従来例のクランプ部材が取り付けられた玉磨き揚送装置を設置した遊技島台を示す上面図である。 同図(A)〜(D)はそれぞれ従来例のクランプ部材が取り付けられた玉磨き揚送装置を設置した遊技島台を示す上面図である。
以下、図面を参照して本発明の実施形態について説明する。先ず、図1を参照して、本実施形態に係る玉磨き揚送装置1が設けられる遊技島台30の概略構成について説明する。図1は、遊技島台30の内部構造の概略を示す正面図である。図において、遊技島台30は、周知のように、直方体状に枠組み構成され、その長手方向側面中央に遊技機31を背向列設するようになっている。また、遊技島台30には、その中央部に揚送装置収納部32が構成され、該揚送装置収納部32内に本実施形態の要部を構成する玉磨き揚送装置1が収納設置されている。本実施形態に係る玉磨き揚送装置1は、後に詳述するように帯状の搬送ベルト13によってパチンコ玉を揚送するものである。なお、詳細に図示しないが、玉磨き揚送装置1の上部には、揚送されたパチンコ玉を一時的に貯留する上部タンクが設けられ、その上部タンクから左右に補給樋33が傾斜状に設けられており、上部タンクからパチンコ玉を流下させるようになっている。補給樋33には、各遊技機31に対応して分岐装置34が設けられ、その分岐装置34によって分岐された玉が分岐装置34に接続されるスプリングホース35と賞球補給装置36とを介して各遊技機31に供給される。
一方、各遊技機31から排出される使用済玉は、周知のように計数機能を有するアウト玉回収箱37(以下、これをアウト玉計数装置37ともいう)から下方に排出される。アウト玉回収箱37から排出されたパチンコ玉は、アウト玉誘導レール38や貯留タンク39を介して玉磨き揚送装置1の導入樋7に誘導され、その後は、上記したように玉磨き揚送装置1によって上部に研磨揚送される。つまり、パチンコ玉は、遊技島台30の内部を循環して使用されている。
また、上記した遊技島台30は、遊技場に複数配置されるものであるが、このような複数の遊技島台30のうちの所定の遊技島台30には、遊技客が獲得したパチンコ玉を当該遊技島台30の貯留タンク39に返却するための玉返却装置40がその島端(必ずしも島端でなくてもよい、例えば、島中央)に設けられている。また、遊技島台30の両端外部には、貯留タンク39内の貯留量を報知する等の各種表示機能を有する表示装置41が設けられている。
次に、本実施形態の要部を構成する玉磨き揚送装置1の全体の構成について、図2乃至図8を参照して説明する。図2は、玉磨き揚送装置1を後方から見た斜視図であり、図3は、研磨ベルト20をクランプした状態の下側クランプ部材60を示す斜視図であり、図4は、研磨ベルト20のクランプ状態を解除した下側クランプ部材60を示す斜視図であり、図5(A)〜(D)は、それぞれ下側クランプ部材60によって研磨ベルト20をクランプする手順を示す上面図であり、図6(A),(B)は、それぞれ固定板61の止め金具68によって押込板62を押さえ込む動作を示す部分拡大上面図であり、図7(A),(B)は、それぞれ研磨ベルト20をクランプした状態の下側クランプ部材60を示す側面図であり、図8(A)は、左向きに設置された玉磨き揚送装置1に取り付けられた下側クランプ部材60を示す斜視図であり、図8(B)は、右向きに設置された玉磨き揚送装置1に取り付けられた下側クランプ部材60を示す斜視図である。
図2において、玉磨き揚送装置1は、正方形状に形成された支持台2の上部に角筒状の揚送筒本体3が垂直状に立設され、揚送筒本体3の長手方向の外周を、下部に支持される下部ローラ4と調節ナット16によって締着軸支される上部ローラ(図示しない)との間に掛け渡される革製で且つ無端状の搬送ベルト13(図1参照)が周回するようになっている。この搬送ベルト13の周回駆動は、支持台2に固着されるモータ取付台21に載置固定されるモータ22と下部ローラ4とがVベルト23によって連結されることによって行われる。また、揚送筒本体3の内部には、複数の中間ローラ(図示しない)が適宜間隔をおいて上下方向に並んで回転自在に軸支され、中間ローラの一部が揚送筒本体3の上昇側面から外に突出して、搬送ベルト13を案内支持している。
下部ローラ4の下方には、図3及び図4に示すように、図示左側に揚送前のパチンコ玉が導入される導入樋7が固着され、図示右側に導入されたパチンコ玉を揚送筒本体3の下端部まで移動させる流入円弧樋5が固着されている。なお、導入樋7及び流入円弧樋5の内側には、図示しないが、導入されたパチンコ玉を複数列に整列させる溝が形成されている。また、上記した導入樋7及び流入円弧樋5の取付構造は、その一端が僅かに移動し得るように取付板8,6にそれぞれ止着され、その他端が前記支持台2に植立される支持ピン17にスプリング18を介して摺動自在に軸支されている。即ち、導入樋7の下端及び流入円弧樋5の下端は、支持ピン17に挿通されて調節ナット19によって抜けないように止着されているが、常に支持ピン17に介装されるスプリング18によって上方に付勢されている。しかして、調節ナット19の締着度合によって搬送ベルト13と導入樋7及び流入円弧樋5との間の微妙な間隔を調整することができ、その間隔を調整することにより、パチンコ玉のスムーズな移動を可能にすることができる。
また、下部ローラ4の上部の揚送筒本体3には、搬送ベルト13に張力を付与する複数のテンションローラ14a〜14c(図1参照)が回転自在に軸支されている。特に、第2テンションローラ14cは、スプリング15を介して取り付けられているので、そのスプリング15の付勢力によって搬送ベルト13に対して常に一定の張力を与えることができる。また、下部ローラ4と各テンションローラ14a〜14cとは、ほぼ上下の位置関係にあり、搬送ベルト13が装着されたときに、下部ローラ4は搬送ベルト13の内側に位置し、第3テンションローラ14cは、搬送ベルト13の外側に、第2テンションローラ14bは、搬送ベルト13の内側に、第1テンションローラ14aは、搬送ベルト13の外側に、それぞれ位置するようになっている。
ところで、揚送筒本体3の背面側には、ガイドレール11が一側辺を軸支されて開閉自在に取り付けられている。ガイドレール11は、搬送ベルト13と対面して揚送される玉を研磨する研磨ベルト20がその前面の全長に渡って周回装着されるものである。そして、主として研磨ベルト20を玉磨き揚送装置1に装着する際に開放されると共に、研磨ベルト20自体がガイドレール11の表面に搬送ベルト13と対面するように周回して装着される。また、研磨ベルト20が装着されたときには、係止金具12によってガイドレール11を揚送筒本体3に対面させた状態で固定支持されているものである。なお、係止金具12は、ガイドレール11と揚送筒本体3との間の間隔を調節し得るようになっており、この調節により搬送ベルト13と研磨ベルト20とによるパチンコ玉の挟持力を常に最適な強さに調節することができるようになっている。研磨ベルト20は、その玉磨き能力を発揮させるために、比較的織目の粗い布で構成されている。
しかして、上記のように、係止金具12により揚送筒本体3に対面してガイドレール11を取り付けた状態において、導入樋7に導入されたパチンコ玉は、流入円弧樋5を経由して、搬送ベルト13と研磨ベルト20とに狭持されて研磨されながら揚送され、揚送筒本体3の上方に固着されて玉を吐き出し方向に屈曲する上部屈曲樋9を経由して、排出樋10からきれいにされたパチンコ玉が排出される。
ところで、上記したガイドレール11には、その前面の全長に渡って周回装着される研磨ベルト20を正規の位置に固定して取り付けるための固定手段が設けられている。固定手段は、ガイドレール11に周回装着された研磨ベルト20に対して、ガイドレール11の上端で前面から後面に折り返された部分をクランプ状態で固定する上側クランプ部材50と、ガイドレール11の下端で前面から後面に折り返された部分をクランプ状態で固定する下側クランプ部材60と、から構成されている。
上側クランプ部材50は、ガイドレール11に対して固定される固定板51と、該固定板51に対して上下方向にスライド可能に取り付けられるスライド板52と、該スライド板52に対して上下方向に開閉可能に取り付けられる開閉板53と、を備えている。そして、開閉板53とスライド板52との間に研磨ベルト20を挿通した状態で開閉板53を押し下げて閉鎖することにより、開閉板53とスライド板52との間で研磨ベルト20をクランプする一方、この状態から開閉板53を押し上げて開放することにより、開閉板53とスライド板52との間での研磨ベルト20のクランプ状態を解除して、研磨ベルト20の順送りを可能とするようになっている。なお、スライド板52は、図示しないコイルスプリングの付勢力によって常時下方に付勢された状態にあり、スライド板52に対して一体的に取り付けられた開閉板53も同様に、下方に付勢された状態となる。その結果、コイルスプリングの付勢に伴うスライド板52及び開閉板53の下方への引き寄せによって、研磨ベルト20に適度なテンションを付加するようになっている。
下側クランプ部材60は、図5にも示すように、ガイドレール11に対して固定される横長方形状をなす金属製の固定板61と、該固定板61と同様の横長方形状の金属製であり固定板61との間で研磨ベルト20をクランプする押込板62と、を備えている。固定板61は、研磨ベルト20の横幅寸法よりも長く、且つガイドレール11の横幅方向よりも若干長い横幅寸法に形成され、その左右両端寄りには、それぞれ固定板61をガイドレール11にビス63で固定するための取付穴64が穿設されている。また、固定板61の一端には、当該固定板61の板面に対して垂直方向に立設された支軸ボルト65が一体的に設けられている。一方、固定板61の他端には、図6及び図7に示すように、支軸ボルト65の立設方向とは反対方向に折曲された一対の取付片部66が設けられており、該一対の取付片部66には、それぞれ支軸67を中心として断面コ字状の止め金具68(回転固定部材)が回転自在に取り付けられている。
止め金具68には、断面コ字状をなす上面部分の一端側(止め金具68を図5(D)に示す起立状態に回転して支軸ボルト65と対向する側)に当該止め金具68を回転操作するための取っ手部69が一体的に形成されている。取っ手部69は、止め金具68の上面部分から支軸ボルト65側へ延設した部分を上方へ折曲することで構成されている(図6(A)参照)。また、止め金具68の上面部分と取っ手部69との間の延設部分は、後で詳述するように押込板62を止め金具68で押さえ込む際の押込誘導片部70として機能するようになっている。
押込板62には、固定板61と対向する面に滑り防止部材71が一体的に取り付けられている。滑り防止部材71は、後で詳述する支軸ボルト65と蝶ナット73との螺合による押込板62の一端側の押さえ込み、及び止め金具68の回転動作による押込板62の一端側の押さえ込みによって固定板61との間で挟持する研磨ベルト20が滑ることなく確実にクランプできるように所定の厚み幅に形成されている。また、押込板62の一端には、固定板61の支軸ボルト65を挿通するための挿通穴(図示しない)が穿設されている。一方、押込板62の他端は、図6(A),(B)に示すように、押込板62の挿通穴に固定板61の支軸ボルト65を挿通した状態で、止め金具68が取り付けられる固定板61の他端部分よりも若干長めに形成され、その先端部分は、止め金具68によって押込板62が押さえ込み易いように、具体的には、押込誘導片部70による押込板62の他端部分の押し込みがスムーズに行えるようにアールがかかった(Rの面取り加工が施された)先端アール部72として形成されている。
ここで、下側クランプ部材60によって研磨ベルト20をクランプする手順について、図5を参照して説明する。先ず、図5(A)に示すように、固定板61の支軸ボルト65を押込板62の挿通穴(図示しない)に挿通した状態で、固定板61と押込板62の滑り防止部材71との間に研磨ベルト20を挟む。次いで、図5(B)に示すように、固定板61の支軸ボルト65に対して蝶ナット73を螺合していき、支軸ボルト65の立設側となる下側クランプ部材60の一端側において、研磨ベルト20を固定板61と押込板62(滑り防止部材71)との間で挟み込む。具体的には、下側クランプ部材60の一端側における滑り防止部材71の一側端部と研磨ベルト20との当接点Aで研磨ベルト20がクランプされる。なお、この状態では、止め金具68の取付側となる下側クランプ部材60の他端側において、固定板61及び押込板62による研磨ベルト20の挟み込みが行われていない。このため、押込板62は、当接点Aから下側クランプ部材60の他端側に向かって、固定板61から徐々に開いた状態、即ち、当接点Aを支点とした押込板62の撓みによって押込板62と固定板61との間隔が徐々に開いた状態となっている。
そして、図5(C),(D)に示すように、下側クランプ部材60の他端側において、傾倒状態にある止め金具68を起立状態に回転操作することで、固定板61から開いた状態にある押込板62の他端側を止め金具68によって押さえ込み、当接点Aのみならず滑り防止部材71の下端全面で研磨ベルト20をクランプする。なお、止め金具68を傾倒状態から起立状態へ回転操作する際、止め金具68の押込誘導片部70は、図6(B)に示すように、固定板61に比べて若干長めに形成され且つR加工が施された押込板62の先端アール部72を徐々に押さえ込むようになっている。即ち、押込誘導片部70は、止め金具68の上面内壁部分が押込板62の先端アール部72を押さえ込む位置まで誘導するようになっている。そして、止め金具68は、最終的に、図6(A)に示すように、止め金具68の上面内壁部分が押込板62の上面と当接する位置、言い換えれば止め金具68が完全に押込板62を押さえ込んで固定する位置まで回転する。また、このとき、当接点Aを支点として撓んだ押込板62は、止め金具68の押さえ込みによって水平状態に戻り、その下面に設けられた滑り防止部材71と固定板61との間で研磨ベルト20をクランプする。また、このような下側クランプ部材60による研磨ベルト20のクランプ状態を解除するには、止め金具68を起立状態から傾倒状態へ回転操作することで、止め金具68による押込板62の他端側の押さえ込みを解除し、この状態から、蝶ナット73を緩めることで、固定板61及び押込板62による研磨ベルト20の挟み込みを緩めてクランプ状態を解除することができる。
なお、以上説明した下側クランプ部材60の基板を構成する固定板61は、取付穴64を介してビス63でガイドレール11に固定して取り付けられるようになっている。このため、下側クランプ部材60は、ガイドレール11に対する固定板61のビス63止めを解除することで、簡単にガイドレール11から取り外すことができるようになっている。また、このように下側クランプ部材60をガイドレール11に対して着脱自在な構成とすることで、本発明のクランプ部材となる下側クランプ部材60は、玉磨き揚送装置1(ガイドレール11)に対して左右反転させた状態での取り付けが可能となっている。
具体的には、図8(A)に示すように、ガイドレール11に対して左端に止め金具68が配置される一方で右端に支軸ボルト65が配置されるように固定板61をビス63止めした場合には、ガイドレール11の右側に固定板61及び押込板62の支軸部分を配置する一方、ガイドレール11の左側に固定板61及び押込板62の係合部分を配置することができる。これに対して、図8(B)に示すように、ガイドレール11に対して右端に止め金具68が配置される一方で左端に支軸ボルト65が配置されるように固定板61をビス63止めした場合には、ガイドレール11の左側に固定板61及び押込板62の支軸部分を配置する一方、ガイドレール11の右側に固定板61及び押込板62の係合部分を配置することができる。
ところで、玉磨き揚送装置1における排出樋10の玉排出口を遊技島台30の長手方向に沿って配置した横置きで玉磨き揚送装置1を設置した場合、従来のクランプ部材であれば、研磨ベルト20の交換作業を容易にするため、右向きの横置きと左向きの横置きとで個々に左右対称形状となるものを用いなければならなかった。しかしながら、本実施形態に係る下側クランプ部材60は、上記したように玉磨き揚送装置1(ガイドレール11)に対して左右反転させた状態での取り付けが可能となっているため、玉磨き揚送装置1の右向きの横置きと左向きの横置きとで下側クランプ部材60を共通使用することができるようになっている。
なお、上記した実施形態では、固定板61(下側クランプ部材60)を左右反転させた状態での取り付けを可能にする本発明の取付部を、固定板61に穿設された取付穴64と、該取付穴64を介して固定板61をガイドレール11に取り付け固定するビス63と、で構成しているが、この構成に限定するものではない。例えば、図9及び図10に示す変形例の下側クランプ部材60’としてもよい。以下、変形例の下側クランプ部材60’について、図9及び図10を参照して説明する。図9は、変形例の下側クランプ部材60’を示す斜視図であり、図10は、変形例の下側クランプ部材60’を玉磨き揚送装置1に取り付ける状態を示す斜視図である。なお、以下の説明では、上記した実施形態と同様の機能を有する部材については、同一の符号を付記すると共に、その詳細な説明を省略する。
図9に示すように、変形例の下側クランプ部材60’は、下側クランプ部材60と同様に、ガイドレール11に対して固定される横長方形状をなす金属製の固定板61と、該固定板61と同様の横長方形状の金属製であり固定板61との間で研磨ベルト20をクランプする押込板62と、を備えており、固定板61の一端には、当該固定板61の板面に対して垂直方向に立設された支軸ボルト65が一体的に設けられる一方、固定板61の他端には、支軸67を中心として回転自在に設けられた止め金具68が取り付けられている。また、押込板62には、固定板61と対向する面に滑り防止部材71が一体的に取り付けられている。
また、下側クランプ部材60’を構成する固定板61には、下側クランプ部材60のような取付穴64は穿設されておらず、その横幅方向における両端側の裏面に、それぞれ嵌合溝82が凹状に穿設された係合片部81が突設されている。これに対して、下側クランプ部材60’を取り付けるガイドレール11の両側端には、図10に示すように、それぞれ上下方向に沿って条設されたスライド溝83が形成されており、そのスライド溝83内には、当該スライド溝83に沿った上下方向でスライド可能にスライド取付片84が取り付けられる。また、スライド取付片84には、螺着及びその螺着解除が可能に締結ボルト85が取り付けられる。
しかして、下側クランプ部材60’は、固定板61の裏面に突設された左右の係合片部81が、ガイドレール11両側端の各スライド溝83に取り付けられた左右のスライド取付片84と個々に係合することで、ガイドレール11に対して着脱自在に取り付けられる。具体的には、係合片部81の嵌合溝82をスライド取付片84に螺着された締結ボルト85に差し込み、この状態から締結ボルト85を締結することにより、スライド取付片84と締結ボルト85のボルト頭部85aとの間でスライド溝83を形成する側壁部分と係合片部81とを挟持して、下側クランプ部材60’をガイドレール11に取り付ける。
そして、変形例の下側クランプ部材60’は、支軸ボルト65側となる固定板61の裏面に突設された係合片部81をガイドレール11右側端のスライド溝83に取り付けられたスライド取付片84と係合させる一方で止め金具68側となる固定板61の裏面に突設された係合片部81をガイドレール11左側端のスライド溝83に取り付けられたスライド取付片84と係合させることにより、ガイドレール11の右側に固定板61及び押込板62の支軸部分を配置する一方、ガイドレール11の左側に固定板61及び押込板62の係合部分を配置することができる。これに対して、支軸ボルト65側となる固定板61の裏面に突設された係合片部81をガイドレール11左側端のスライド溝83に取り付けられたスライド取付片84と係合させる一方で止め金具68側となる固定板61の裏面に突設された係合片部81をガイドレール11右側端のスライド溝83に取り付けられたスライド取付片84と係合させることにより、ガイドレール11の左側に固定板61及び押込板62の支軸部分を配置する一方、ガイドレール11の右側に固定板61及び押込板62の係合部分を配置することができる。
即ち、変形例の下側クランプ部材60’においても、下側クランプ部材60と同様に、玉磨き揚送装置1(ガイドレール11)に対して左右反転させた状態での取り付けが可能となり、玉磨き揚送装置1の右向きの横置きと左向きの横置きとで下側クランプ部材60’を共通使用することができるようになっている。
また、実施形態中の構成によれば、本発明に係るクランプ部材を、ガイドレールの下端で前面から後面に折り返された部分をクランプ状態で固定する下側クランプ部材に適用した場合を例示しているが、これに限らず、ガイドレールの上端で前面から後面に折り返された部分をクランプ状態で固定する上側クランプ部材に本発明のクランプ部材を適用してもよい。
以上のように、本実施形態の構成によれば、固定板の一端に、蝶ナットの螺合によって押込板の一端側を固定板側へ押し込む支軸ボルトを立設する一方、固定板の他端に、押込板の一端側の押し込みによって滑り防止部材の一端が支点となって撓んだ押込板の他端側を固定板側へ押し込んで固定する回転固定部材を設けて、ガイドレールに固定された固定板と押込板との間で研磨ベルトをクランプする。これにより、ガイドレールに対して研磨ベルトを着脱自在に取り付けることができる。また、固定板は、該固定板を左右反転させた状態でガイドレールに対して着脱自在に取り付けを可能にする取付部を有するので、遊技島台の揚送装置収納部内に収納されて左右方向となる設置の向きが生じる玉磨き揚送装置に対して、研磨ベルトの交換作業を容易にした上で、1種類のクランプ部材を共通使用することができる。これにより、左右対称形状となる2種類のクランプ部材を用意する必要がなくなるため、クランプ部材の製造コストの増大や補充部品の在庫量の増大を回避することができ、さらには、クランプ部材の種類を間違って取付工事現場(遊技場)に輸送することがないので、取り付け作業の延滞を招くという問題を解消することができる。
また、押込板の他端側の先端部分にはR加工が施されているので、回転固定部材を構成する止め金具を回転操作して止め金具の上面内壁部分で押込板を押し込んで固定する場合、その止め金具の回転操作をスムーズに行うことができる。また、押込板の他端は、止め金具によって押し込み固定された状態で、止め金具の上面から外方へ突出する長さに形成されているので、止め金具の上面内壁部分が押込板の上面と当接した状態を確実に保持することができる。これにより、支軸ボルトと蝶ナットとの螺合により滑り防止部材の一端が支点となって撓んだ押込板の撓み戻りを確実に押さえ込むことができ、結果として、不用意にクランプ部材による研磨ベルトのクランプ状態が解除されるようなことを回避できる。
更に、止め金具の上面部分の一端側には、止め金具の回転動作を誘導する押込誘導片部が延設されているので、押込板の他端側の先端部分を止め金具の上面の内壁部分と当接させる位置まで強引に指先で押さえ込む必要がなく、結果として、クランプ部材による研磨ベルトのクランプ作業を容易にできる。
1 玉磨き揚送装置
3 揚送筒本体
4 下部ローラ
11 ガイドレール
13 搬送ベルト
14a〜14c テンションローラ
20 研磨ベルト
22 モータ
30 遊技島台
31 遊技機
32 揚送装置収納部
40 玉返却装置
50 上側クランプ部材
51 固定板
52 スライド板
53 開閉板
60 下側クランプ部材
61 固定板
62 押込板
63 ビス
65 支軸ボルト
66 取付片部
67 支軸
68 止め金具
69 取っ手部
70 押込誘導片部
71 滑り防止部材
72 先端アール部
73 蝶ナット

Claims (3)

  1. 遊技島台に形成される揚送装置収納部に設置され、且つ、前記遊技島台に列設される複数の遊技機に供給するパチンコ玉を、垂直状に立設される揚送筒本体の上下の各端部に回転自在に軸支される上部ローラと下部ローラとの間を周回せしめられる無端状の搬送ベルトと、前記揚送筒本体の一側面であって前記搬送ベルトの上昇面と対面するように配置されたガイドレールに設けられる研磨ベルトと、で挟持することによって揚送する玉磨き揚送装置において、
    前記研磨ベルトを前記ガイドレールに対してクランプ状態に固定するクランプ部材を備え、
    該クランプ部材は、少なくとも前記研磨ベルトの横幅寸法よりも長い横幅寸法に形成されて前記ガイドレールに着脱自在に取り付けられる固定板と、該固定板との間で前記研磨ベルトをクランプする押込板と、該押込板又は前記固定板の少なくともいずれか一方のクランプ面に固着されて前記押込板と前記固定板との間で前記研磨ベルトが滑らないように押さえ込む滑り防止部材と、を有し、
    前記固定板は、該固定板を左右反転させた状態で前記ガイドレールに対して着脱自在に取り付けを可能にする取付部を有すると共に、該固定板の横幅方向における一端に支軸ボルトが立設される一方、他端に、当該固定板に対して回転自在に設けられると共に、その一方向への回転によって前記押込板の他端側と係合し、他方向への回転によってその係合を解除する回転固定部材が設けられ、
    前記押込板は、該押込板の横幅方向における一端に前記支軸ボルトが挿通される挿通穴が穿設される一方、他端に前記回転固定部材と係合する係合部が形成され、
    前記固定板を前記取付部によって左右反転のいずれか一方の状態で前記ガイドレールに取り付けた状態において、前記固定板の前記支軸ボルトに前記押込板の挿通穴を挿通して蝶ナットを螺合することにより前記押込板の一端側を前記固定板側へ押し込む一方、前記回転固定部材を一方向に回転させることにより前記支軸ボルトと蝶ナットとの螺合により前記滑り防止部材の横幅方向における一端が支点となって撓んだ前記押込板の他端側と係合させて当該押込板の他端側を前記固定板側への押し込み固定することを特徴とする玉磨き揚送装置。
  2. 前記回転固定部材は、両側面が前記固定板に回転自在に軸支されると共に、前記両側面を連結する上面の内壁部分が前記押込板の外側面と当接することで前記押込板を前記固定板側へ押し込んで固定する断面コ字状の止め金具から構成され、
    前記押込板の横幅方向における他端は、当該押込板が前記止め金具によって前記固定板側へ押し込み固定された状態で、前記止め金具の前記内壁部分から外方へ突出する長さに形成され、
    前記押込板の横幅方向における他端側の先端部分には、当該押込板が前記止め金具によって前記固定板側へ押し込み固定される際、前記止め金具の前記内壁部分との当接をスムーズにするR加工が施されていることを特徴とする請求項1記載の玉磨き揚送装置。
  3. 前記止め金具の上面部分の一端側には、前記押込板の横幅方向における他端側の先端部分との当接によって、当該止め金具の上面の内壁部分が前記押込板の横幅方向における他端側の先端部分を押さえ込む位置まで前記止め金具の回転動作を誘導する押込誘導片部が延設されていることを特徴とする請求項2記載の玉磨き揚送装置。
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