JP4202153B2 - 研磨布の挟持装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、揚送される遊技球と対向して配置された研磨布を、遊技球の揚送方向に対して係止させるように挟持する研磨布の挟持装置に関するものであり、特に、使用済みの研磨布を一端から巻き取ることで、他端の供給ロールから送り出される新たな部分に研磨布を架け替えるように構成された揚送研磨装置に取り付けられる研磨布の挟持装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
遊技球としてのパチンコ玉をパチンコ島の下部から上部へ揚送する装置として、帯状の研磨布によって遊技球を研磨しつつ揚送する揚送研磨装置が知られている。
【0003】
図9に示すように、揚送研磨装置801は、複数のパチンコ機802が並設されたパチンコ島803の中央に立設されている。各パチンコ機802で使用されたパチンコ玉は、パチンコ機802の下方に設置された回収樋804を通じて、パチンコ島803の中央下段に配設された下部タンク805に回収される。この後、揚送研磨装置801に取り込まれ、パチンコ島803の上段に配設された上部タンク806に向けて揚送されつつ研磨される。そして、研磨されたパチンコ玉は上部タンク806から補給樋807を通って各パチンコ機802に再び補給される。
【0004】
図10は、図9の揚送研磨装置のE−E横断面を示している。図10に示すように、ガイドフレーム810の内部の研磨布811は、パチンコ玉812に対応して溝が並列に複数形成されたガイドレール813に背面が支持されている。また研磨布811は、揚送ベルト814によって並列に揚送される複数のパチンコ玉と対向して配置されるとともに、弾性マット815の弾性力によってパチンコ玉812に圧接されている。
【0005】
図11は、図9の揚送研磨装置のD−D縦断面図であり、研磨布811を取り付けた状態を示している。図10に示すように、揚送研磨装置801のガイドフレーム810の内部には、上下に従動ローラ821と駆動ローラ822を各々設けてあり、両ローラ間にバックアップローラ823を所定間隔ごとに複数配設してある。これらローラに無端輪状の揚送ベルト814を架けて張り、モータ824によって駆動ローラ822を回転駆動させることで揚送ベルト814を周回させている。
【0006】
ところで、揚送研磨装置801では、研磨布811を所定時間使用したら、研磨布811の汚れた部分を巻き取り、汚れていない未使用の部分を使用するようにしている。
【0007】
そこで、ガイドフレーム810の外部には、揚送研磨装置801の稼動時に研磨布811がパチンコ玉812の揚送方向に追従して動かぬよう研磨布811を確実に係止する一方、研磨布811の巻き取り時には研磨布811を開放するように構成された挟持装置としてのテンショナ830とホルダ840が上下に設けられている。
【0008】
このような挟持装置として、特許文献1には、挟持部材となる棒部材を用意し、この棒部材の偏心軸を支持板に支持させ、棒部材を偏心軸周りに回転させる操作ハンドルを棒部材に設け、研磨布を介して棒部材と対向して抵抗板を配置するように構成したものが記載されている。この挟持装置では、揚送研磨装置の稼動時には、棒部材の偏心軸側と対向する側の孤を研磨布に圧接させ、この孤と抵抗板とによって研磨布を挟持し、パチンコ玉の揚送方向に対して研磨布を係止している。
【0009】
そして、研磨布の巻き取り時には、操作ハンドルを操作することによって棒部材を偏心軸周りに回転させ、棒部材の偏心軸側と対向する側の孤を研磨布から離すことによって研磨布を開放している(例えば、特許文献1参照。)。
【0010】
【特許文献1】
特開2001−120827号公報
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、特許文献1に記載の技術では、研磨布を巻き取る都度、操作ハンドルを操作しなければならないので、研磨布の巻き取り作業の効率が低いという問題があった。
【0012】
さらに、この都度、棒部材が回転し、棒部材の偏心軸や、これを支持する支持板の軸受部分に負担がかかるので、挟持装置の耐久性が低くなるという問題がある。
【0013】
本発明は、このような従来の技術が有する問題点に着目してなされたもので、研磨布の巻き取り作業の効率と装置自体の耐久性を向上させることができる研磨布の挟持装置を提供することを目的としている。
【0014】
【課題を解決するための手段】
かかる目的を達成するための本発明の要旨とするところは、次の各項の発明に存する。
[1]揚送される遊技球と対向して配置された研磨布(20)を、挟持する研磨布の挟持装置(100)において、
対向する両辺に前縁部(106)と後縁部(107)を有する挟持部材(104)と、
前記挟持部材(104)と対向配置された抵抗部材(120)と、
前記後縁部(107)の側方に近接して抵抗部材(120)の側から突起した縁部を成す突起部材(102)と、
前記挟持部材(104)の前記後縁部(107)側が前記抵抗部材(120)から離れる方向へ変位したとき前記前縁部(106)側が前記抵抗部材(120)へ近づくように前記挟持部材(104)を姿勢変化可能に支持する支持機構(101、103、111等)と、
研磨布(20)が前記突起部材(102)の縁部と前記後縁部(107)との間および前記挟持部材(104)の前縁部(106)と前記抵抗部材(120)との間を通るように架け渡された後に前記挟持部材(104)の前縁部(106)と前記抵抗部材(120)とで前記研磨布(20)を挟持させる挟持機構(110、111等)と
を有することを特徴とする研磨布の挟持装置(100)。
【0015】
[2]前記支持機構(101、103、111等)は、前記前縁部(106)と前記後縁部(107)の間にあってこれらと平行な回転軸(110)によって前記挟持部材(104)を揺動可能に軸支するものである
ことを特徴とする[1]に記載の研磨布の挟持装置(100)。
【0016】
[3]前縁部(106)側に前記回転軸(110)を片寄せて配置した
ことを特徴とする[2]に記載の研磨布の挟持装置(100)。
【0017】
[4]前記支持機構(101、103、111等)は、前記研磨布(20)を介して前記挟持部材(104)の前縁部(106)が前記抵抗部材(120)と接しかつ前記後縁部(107)と前記突起部材(102)の縁部とが近接したクランプ位置と、前記挟持部材(104)の後縁部(107)と前記突起部材(102)の縁部との間および前記挟持部材(104)と前記抵抗部材(120)との間を前記クランプ位置よりも広げて前記後縁部(107)と前記突起部材(102)の縁部との間に前記研磨布(20)の端部が挿入される開口部の形成されるリリース位置とに前記挟持部材(104)を変位可能に支持するものであり、
前記挟持機構(110、111等)は、前記挟持部材(104)を、前記クランプ位置に変位させかつその前縁部(106)で前記抵抗部材(120)を押圧する挟持状態と前記挟持部材(104)を前記リリース位置へ変位可能に開放する開放状態とに切換可能に構成されている
ことを特徴とする[1]、[2]または[3]に記載の研磨布の挟持装置(100)。
【0018】
[5]前記挟持部材(104)は、前記前縁部(106)と後縁部(107)を含む平面に略垂直方向に伸びる長穴(108)を有し、
前記支持機構(101、103、111等)は、前記前縁部(106)と前記後縁部(107)の間にあってこれらと平行な回転軸(110)に前記長穴(108)を通して前記挟持部材(104)を姿勢変位可能に支持し、
前記挟持機構(110、111等)は、前記回転軸(110)を偏心した回転中心とする偏心部材(110、112)を有し、
前記偏心部材(110、112)の先端(112)を前記抵抗部材(120)の側に向けたとき前記先端(112)が前記挟持部材(104)の前縁側を前記抵抗部材(120)の側へ押し付けて前記挟持状態が形成され、かつ前記偏心部材(110、112)の先端(112)を前記抵抗部材(120)と異なる方向に向けたとき前記開放状態が形成されるようにした
ことを特徴とする[4]に記載の研磨布の挟持装置(100)。
【0019】
前記本発明は次のように作用する。
研磨布(20)は、突起部材(102)の縁部と挟持部材(104)の後縁部(107)との間および挟持部材(104)と抵抗部材(120)の間を通るように架け渡され、その後、挟持機構(110、111等)により挟持部材(104)の前縁部(106)と抵抗部材(120)とで研磨布(20)が挟持される。研磨布(20)に張力が作用していない状態では、突起部材(102)の縁部と挟持部材(104)の後縁部(107)との間をこれらに沿うように屈曲して研磨布(20)が架け渡されている。この研磨布(20)に張力が作用すると突起部材(102)の縁部の頂部と挟持部材(104)の前縁部(106)とを直線的に結ぶように研磨布(20)が張られ、挟持部材(104)の後縁部(107)が研磨布(20)によって抵抗部材(120)から離れる方向に持ち上げられる。挟持部材(104)は、後縁部(107)側が抵抗部材(120)から離れると前縁部(106)側が抵抗部材(120)に近づくように姿勢を変えるので、後縁部(107)が持ち上がると前縁部(106)が抵抗部材(120)に押し付けられて挟持力が増大し、研磨布(20)は、挟持部材(104)の前縁部(106)と抵抗部材(120)にしっかり挟持されて固定される。
【0020】
一方、研磨布(20)を前縁部(106)の側から引っ張る場合には、上記のような挟持力の増大作用が生じないので、挟持機構(110、111等)による挟持状態を開放するための操作を行うことなく、研磨布(20)を挟持部材(104)の前縁部(106)側から引き抜くことができる。したがって、使用済みの研磨布(20)を挟持部材(104)の前縁部(106)側から巻き取れば、供給ロールから送り出される新たな部分への入れ替え作業を容易に行うことができ、研磨布(20)の巻き取り作業の効率が向上する。
【0021】
また、研磨布(20)を巻き取るたびに挟持部材(104)を動かさなくて済むので、挟持機構(110、111等)や支持機構(101、103、111等)等の負担、たとえば、挟持部材(104)を支持板に支持するボルトや、支持板のボルト受け部分の負担を減らすことができ、挟持装置自体の耐久性を向上させることができる。
【0022】
挟持部材(104)の支持機構(101、103、111等)は、たとえば、前縁部(106)と後縁部(107)との間にあってこれらと平行な回転軸(110)により挟持部材(104)を揺動可能に支持するもので実現される。この回転軸(110)を前縁部(106)の側に片寄せて配置したものでは、張架された研磨布(20)によって後縁部(107)が持ち上げられたとき、てこの原理により、前縁部(106)側がより大きな力で抵抗部材(120)に向けて押圧される。これにより、しっかりと研磨布(20)を挟持して係止することができる。また張力が加わった際には研磨布(20)をしっかり係止することが可能になるので、挟持機構(110、111等)自体による挟持力を小さくすることができ、前縁部(106)側からの引き抜きがさらに容易になり、研磨布(20)の巻き取り作業の効率が向上する。
【0023】
支持機構(101、103、111等)は、研磨布(20)を介して挟持部材(104)の前縁部(106)が抵抗部材(120)と接しかつ後縁部(107)と突起部材(102)の縁部とが近接したクランプ位置と、挟持部材(104)の後縁部(107)と突起部材(102)の縁部との間および挟持部材(104)と抵抗部材(120)との間をクランプ位置よりも広げて後縁部(107)と突起部材(102)の縁部との間に研磨布の端部が挿入される開口部の形成されるリリース位置とに変位可能に支持する。また挟持機構(110、111等)は、挟持部材(104)をクランプ位置に変位させかつ前縁部(106)で抵抗部材(120)を押圧する挟持状態と挟持部材(104)をリリース位置へ変位可能に開放する開放状態とに切換可能に構成されている。かかる構成によれば、開放状態にすることで、後縁部(107)と突起部材(102)の縁部との間に開口部が形成されるので、この開口部から、挟持部材(104)と抵抗部材(120)との間に研磨布(20)を容易に通すことができ、研磨布(20)の交換作業の効率が向上する。
【0024】
また前縁部(106)と後縁部(107)を含む平面に対して垂直方向に伸びる長穴(108)で挟持部材(104)を回転軸(110)に軸支するとともに、この回転軸(110)を偏心した回転中心とする偏心部材(110、112)を設ける。そして、偏心部材(110、112)の先端(112)を抵抗部材(120)の側に向けたときこの先端(112)が挟持部材(104)の前縁部(106)を抵抗部材(120)の側へ押し付けて挟持状態が形成され、かつ偏心部材(110、112)の先端(112)を抵抗部材(120)と異なる方向に向けたとき開放状態が形成されるようにしたものでは、挟持状態と開放状態との切換機構が簡単な構造で実現される。また、偏心部材(110、112)を回動させる操作ハンドルなどの操作部を設ければ、さらに簡単な操作で挟持状態と開放状態を切り換えることが可能になる。
【0025】
【発明の実施の形態】
以下、図面に基づき本発明の一実施の形態を説明する。
各図は、本発明の一実施の形態を示している。
本発明の実施の形態にかかわる研磨布の挟持装置は、図9〜図11に示したものと同様の揚送研磨装置においてテンショナ100およびホルダ200として使用されるものである。
【0026】
図1〜図3は、本実施の形態にかかわる研磨布の挟持装置としてのテンショナ100を示している。テンショナ100は、スライド板101と、スライド板101の一辺に沿って突起した縁部を成した突起部材102を有している。スライド板101の突起部材102と直交する両辺からは、それぞれ支持板103が立設されている。各支持板103には、対向する箇所にネジ穴が開設されている。支持板103同士の間には、これらの間に丁度収まる幅の挟持部材104が挿入されている。挟持部材104は、略矩形の底面と、この底面の対向する2辺からそれぞれ支持板103と向かい合うように立設された支持受け板105と、底面の他の対向する2辺に形成された前縁部106と後縁部107とから構成されている。突起部材102は、後縁部107の側方に近接して、後述する抵抗部材120の側から突起した縁部を成している。各支持受け板105には、支持板103に開設されたネジ穴に対応する位置に、底面と垂直に伸びる長穴108が形成されている。
【0027】
挟持部材104の有する支持受け板105同士の内側には、これらの間に丁度収まる長さの支持棒部材110が配置される。支持棒部材110は、支持板103に開設されたネジ穴と挟持部材104の支持受け板105に形成された長穴の双方を通るように支持板103の両外側からはめ込まれたボルト111で両端が軸支される。支持棒部材110は、断面が略長方形の棒状を成し、前記長方形断面の短辺側は、円弧状に湾曲している。支持棒部材110は、ボルト111で支持される回転中心が湾曲した一方の短辺に片寄せて偏心させてある。支持棒部材110は、回転中心が偏心した偏心部材として機能する。回転中心と反対側の湾曲した端面は、挟持部材104の底面を押圧するための押圧部112を成している。また支持棒部材110には、これを回動させるための操作レバー113が取り付けてある。
【0028】
スライド板101のうち、挟持部材104と対向する部分には抵抗部材としての抵抗板120が設けてある。抵抗材120は、静止摩擦力を得るためのキャンバス地(亜麻の布)からなり、挟持部材104の左右方向の幅ほぼ一杯にわたってスライド板101に貼り付けてある。なお、抵抗板120として、極太い木綿の生地を貼着してもよい。
【0029】
挟持部材104は、長穴108を介してボルト111に回動自在に支持されているので、抵抗板120に対して遠近に移動可能であるとともに、ボルト111を回転軸として揺動するように姿勢変化可能になっている。最も近づけた場合には、挟持部材104の前縁部106が抵抗板120と接触しさらに押圧する状態になる。底面を抵抗板120と平行な状態にしたままで挟持部材104を抵抗板120から最も遠ざけると、後縁部107が突起部材102よりも僅かに高くなる位置まで移動させることが可能になっている。また支持棒部材110の押圧部112を抵抗板120の側に向けると、押圧部112の先端が挟持部材104の前縁部106近傍を抵抗板120の側へ押し付け、前縁部106が抵抗板120を押圧する状態(挟持状態)が形成される。一方、支持棒部材110の押圧部112を抵抗板120と異なる方向に向けると、押圧する状態(挟持状態)から挟持部材104が開放される開放状態になる。かかる構成により挟持状態と開放状態との切換機構が簡単な構造で実現される。
【0030】
なお、挟持部材104の支持機構は、スライド板101、支持板103、ボルト111等から構成される。また挟持機構は、支持棒部材110、ボルト111等から構成される。
【0031】
テンショナ100は、揚送研磨装置の有するガイドフレーム10の背面にその長手方向に沿って摺動可能に取り付けられている。スライド板101には、摺動方向に伸びる長穴131が平行に2つ形成されている。これらの長穴131にネジ132を通して、矩形の取付板133をスライド板101の外側からガイドフレームにネジ止めしてある。このネジ132を締め付けても、スライド板101が摺動可能な程度の隙間がガイドフレーム10と取付板133の間に確保される。また取付板133は、スライド板101の摺動可能範囲を規制するストッパーとしても機能する。スライド板101の突起部材102のある側と反対の端部にはバネ134の一端が係止され、バネ134の他端は、ガイドフレーム10の背面に係止されている。バネ134により、テンショナ100は、突起部材102のない方(矢印B方向)へ付勢される。
【0032】
研磨布20は、突起部材102と後縁部107との間および挟持部材104の底面と抵抗板120との間を通るように架け渡される。図1に示すように、操作レバー113をスライド板101の側へ近づけるように倒すと、研磨布20を介して挟持部材104の前縁部106が抵抗板120と接し、かつ後縁部107と突起部材102の縁部とが近接するクランプ位置に挟持部材104が変位する。そして研磨布20に張力が発生すると、支持棒部材110の押圧部112が挟持部材104の有する前縁部106の近傍を押圧し、前縁部106が研磨布20を介して抵抗板120を押圧する挟持状態が形成される。
【0033】
一方、図3に示すように、操作レバー113をスライド板101から離すように引き上げると、リリース位置に挟持部材104が変位可能となる開放状態が形成される。リリース位置では、挟持部材104の後縁部107と突起部材102の縁部との間および挟持部材104の底面や前縁部106と抵抗板120との間がクランプ位置よりも広がり、しかも後縁部107と突起部材102の縁部との間に研磨布20の端部を挿入するための開口部141が形成される。開放状態にすることで、後縁部107と突起部材102の縁部との間に開口部が形成されるので、この開口部から、挟持部材104と抵抗部材120との間に研磨布20を容易に通すことができ、研磨布20の交換作業の効率が向上する。
【0034】
図1、図2における矢印Aは、バネ134でスライド板101を下方へ付勢することで研磨布20に加わる張力の方向を示し、図1の矢印Bは、使用済みの研磨布20を巻き取る際の引き抜き方向(巻取り方向)を示している。
【0035】
図4は、挟持状態におけるホルダ200を、図5は開放状態におけるホルダ200をそれぞれ示している。ホルダ200は、ガイドフレーム10へスライド不能に取り付けられている点と、操作レバー213が突起部材202の側を向いている点を除き、テンショナ100と同様の構成になっている。図4における矢印Cは、パチンコ玉を揚送する際に、ホルダ200に挟持された研磨布20が牽引される方向を示している。
【0036】
図6は、テンショナ100およびホルダ200のガイドフレーム10への取付状態と、研磨布20の架け渡し状態を模式的に示したものである。なお、図9と同様の部分には同一の符号を付してあり、それらの説明は省略する。図中の矢印Eは、パチンコ玉の揚送方向を示している。テンショナ100は、研磨布20の巻取り側であり、ホルダ200は研磨布20の送り出し側になっている。
【0037】
図7は、テンショナ100に研磨布20を架け渡して挾持する際の動作を示している。同図(a)に示すように、操作レバー113を引き上げると、挟持部材104がリリース位置に変位可能な開放状態が形成される。この状態で研磨布20を開口部141に差し入れ、さらに挟持部材104の底面と抵抗板120との間に通す。次に、テンショナ100全体を上方に引き上げてバネ134が十分に伸びた位置において、操作レバー113を倒して、同図(b)に示すような挾持状態を形成する。研磨布20をたるみなくピンと引っ張った状態で、図中の矢印Fが示すように、操作レバー113をスライド板101の側へ倒すと、支持棒部材110の押圧部112に押圧されて挟持部材104が図中の矢印G方向へ移動し、クランプ位置に変位する(同図(b))。そして、同図(c)に示すように、前縁部106と抵抗板120とで研磨布20を挟んだ挾持状態が形成される。
【0038】
挾持状態を形成すると、テンショナ100の自重およびバネ134の張力によってテンショナ100が下方に付勢される。これにより、研磨布20には、図7の矢印Aが示す方向に張力が働く。突起部材102の縁部と挟持部材104の後縁部107との間をこれらに沿うように屈曲して架け渡されていた研磨布20に、この張力Aが作用すると、突起部材102の縁部の頂部と挟持部材104の前縁部106とを直線的に結ぶように研磨布20が張られて、図7の矢印Hの示す方向に挟持部材104を回動させる力が作用する。すなわち、研磨布20がピンと張ることで挟持部材104の後縁部107が抵抗板120やスライド板101から離れる方向に持ち上げられる。後縁部107が抵抗板120やスライド板101から離れる方向に変位すると挟持部材104の前縁部106は逆に抵抗板120へ近づくように姿勢を変える。すなわち、挟持部材104の後縁部107が持ち上がることに伴って前縁部106が抵抗板120に押し付けられると、てこの原理により、前縁部106と抵抗板120の間に研磨布20を挟持する力が増大し、しっかりと研磨布20が固定される。すなわち、ボルト111を支点、挟持部材104の後縁部107を力点、挟持部材104の前縁部106を作用点と考えると、後縁部107に作用する研磨布20の張力が小さくても、ボルト111から後縁部107までの距離を長くすればするほど、ボルト111から前縁部106までの距離を短くすればするほど、前縁部106に作用する力を大きくして研磨布20を挟持する力を増大させることができる。
【0039】
このように、回転軸としてのボルト111を前縁部106の側に片寄せて配置することにより、張架された研磨布20によって後縁部107が持ち上げられたとき、てこの原理により、前縁部106の側がより大きな力で抵抗部材120に向けて押圧され、しっかりと研磨布20を挟持することができる。また張力が加わった際には研磨布20をしっかり挟持することが可能になるので、挟持機構自体による挟持力を小さくすることができ、前縁部106の側からの引き抜きがさらに容易になり、研磨布20の巻き取り作業の効率が向上する。
【0040】
パチンコ玉の揚送中は、図6の矢印Eの示す揚送方向に研磨布20が引っ張られ、テンショナ100においては、研磨布20がたるむ傾向になるが、バネ134によってテンショナ100を下方に付勢しているので、研磨布20は、適度な張力で架設された状態に維持される。その結果、研磨布20によって図7の矢印Hで示す向きに挟持部材104の後縁部107が持ち上げられ、前縁部106と抵抗板120によって研磨布20を挟持する力の増強された状態が維持され、しっかりと研磨布20が挟持される。
【0041】
一方、使用済みの研磨布20を巻き取る際には、ホルダ200については、その操作レバー213を持ち上げて開放状態を形成し、テンショナ100側から、図1、図2、図6に示した矢印Bの方向へ研磨布20を引っ張る。この場合は、テンショナ100に上記したような挟持力の増大作用が生じない。そのためテンショナ100については操作レバー113を操作して開放状態を形成しなくても、研磨布20を挟持部材104の前縁部106側から引き抜くことができる。研磨布20を矢印B方向へ引っ張る際には、図6に示すように、ガイドフレーム10と平行ではなく、ガイドフレーム10から離れるようにやや斜めに研磨布20を引っ張ることになる。このため、挟持部材104の前縁部106の側が抵抗板120から離れる方向へ持ち上げられ、研磨布20を挟持する力が低減し、簡単に研磨布20を引き抜いて巻き取ることができる。
したがって、使用済みの研磨布20を挟持部材104の前縁部106側から巻き取れば、供給ロールから送り出される新たな部分への入れ替え作業を容易に行うことができ、研磨布20の巻き取り作業の効率が向上する。また、研磨布20を巻き取るたびに挟持部材104を動かさなくて済むので、挟持機構や支持機構等の負担、たとえば、挟持部材104を支持板に支持するボルト111や、支持板のボルト受け部分の負担を減らすことができ、挟持装置自体の耐久性を向上させることができる。
【0042】
図8は、ホルダ200に研磨布20を架け渡して挾持する際の動作を示している。なお、研磨布20は、最初にホルダ200で挟持してから図7に示した手順でテンショナ100によって挟持するとよい。図8(a)に示すように、操作レバー213を引き上げて開放状態を形成し、突起部材202の側から挿入して研磨布20をホルダ200に架け渡す。次に図8(a)の矢印Jが示すように操作レバー213を倒す。
【0043】
パチンコ玉の揚送中は、図6の矢印Eの示す揚送方向に研磨布20が引っ張られる。すなわち、図8(a)の矢印Cの示す方向に研磨布20が引っ張られる。この張力により、図8(b)に示すように挟持部材204の後縁部207が持ち上げられて、矢印Kの示す方向に挟持部材204が回動する。その結果、図8(c)に示すように挟持部材204の前縁部206が抵抗板220へ近づくように姿勢を変え、前縁部206と抵抗板220との間で研磨布20を挟持する力が増大し、研磨布20がしっかりとホルダ200に係止されて固定される。
【0044】
以上、本発明の実施形態を図面によって説明してきたが、具体的な構成はこれら実施の形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更や追加があっても本発明に含まれる。たとえば、実施の形態では、挟持部材104の挟持機構として、円弧状の先端部を持つ支持棒部材110を偏心させて軸支し、操作レバー113を操作して支持棒部材110を回動させることで挟持状態と開放状態とを切り換えるように構成したが、挾持機構の構成はこれに限定されるものではない、たとえば、棒状の支持棒部材110を偏心部材としたが、1または複数の偏心カムで偏心部材を構成してもよい。
【0045】
また挟持部材104は、後縁部107が抵抗板120から離れる方向へ変位したとき前縁部106が抵抗板120へ近づくように姿勢変化可能に支持されていればよく、必ずしも、支持機構は実施の形態で示したものに限定されず、たとえば、リンク機構によって上記機能を実現してもよい。
【0046】
【発明の効果】
本発明にかかる研磨布の挟持装置によれば、挟持した研磨布を、一方からは引き抜き不能、他方からは引き抜き可能に挟持するので、揚送中はしっかりと研磨布を係止しつつ、巻き取り時には、挟持状態を開放するための操作を行うことなく、研磨布を引き抜くことができ、研磨布の巻き取り作業の効率が向上する。
【0047】
また、研磨布を巻き取るたびに挟持部材を開放状態へ動かさなくて済むので、挟持機構や支持機構等の負担を減らすことができ、挟持装置自体の耐久性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係る研磨布の挾持装置の1つであるテンショナを示す断面図である。
【図2】図1に示すテンショナを下方から見た様子を示す斜視図である。
【図3】開放状態におけるテンショナを示す断面図である。
【図4】本発明の一実施の形態に係る研磨布の挾持装置の1つであるホルダを示す断面図である。
【図5】開放状態におけるホルダを示す断面図である。
【図6】テンショナおよびホルダのガイドフレームへの取付状態と研磨布の架け渡し状態を模式的に示した説明図である。
【図7】テンショナに研磨布を架け渡して挾持する際の動作を示す説明図である。
【図8】ホルダに研磨布を架け渡して挾持する際の動作を示す説明図である。
【図9】遊技機島への揚送研磨装置の設置状態の一例を示す説明図である。
【図10】図9における揚送研磨装置のE−E横断面である。
【図11】図9における揚送研磨装置のD−D横断面である。
【符号の説明】
10…ガイドフレーム
20…研磨布
100…テンショナ
101…スライド板
102…突起部材
103…支持板
104…挟持部材
105…支持受け板
106…前縁部
107…後縁部
108…長穴
110…支持棒部材
111…ボルト
112…押圧部
113…操作レバー
120…抵抗板
131…長穴
132…ネジ
133…取付板
134…バネ
141…開口部
200…ホルダ
202…突起部材
204…挟持部材
206…前縁部
207…後縁部
213…操作レバー
220…抵抗板
Claims (5)
- 揚送される遊技球と対向して配置された研磨布を挟持する研磨布の挟持装置において、
対向する両辺に前縁部と後縁部を有する挟持部材と、
前記挟持部材と対向配置された抵抗部材と、
前記後縁部の側方に近接して抵抗部材の側から突起した縁部を成す突起部材と、
前記挟持部材の前記後縁部側が前記抵抗部材から離れる方向へ変位したとき前記前縁部側が前記抵抗部材へ近づくように前記挟持部材を姿勢変化可能に支持する支持機構と、
研磨布が前記突起部材の縁部と前記後縁部との間および前記挟持部材の前縁部と前記抵抗部材との間を通るように架け渡された後に前記挟持部材の前縁部と前記抵抗部材とで前記研磨布を挟持させる挟持機構と
を有することを特徴とする研磨布の挟持装置。 - 前記支持機構は、前記前縁部と前記後縁部の間にあってこれらと平行な回転軸によって前記挟持部材を揺動可能に軸支するものである
ことを特徴とする請求項1に記載の研磨布の挟持装置。 - 前縁部側に前記回転軸を片寄せて配置した
ことを特徴とする請求項2に記載の研磨布の挟持装置。 - 前記支持機構は、前記研磨布を介して前記挟持部材の前縁部が前記抵抗部材と接しかつ前記後縁部と前記突起部材の縁部とが近接したクランプ位置と、前記挟持部材の後縁部と前記突起部材の縁部との間および前記挟持部材と前記抵抗部材との間を前記クランプ位置よりも広げて前記後縁部と前記突起部材の縁部との間に前記研磨布の端部が挿入される開口部の形成されるリリース位置とに前記挟持部材を変位可能に支持するものであり、
前記挟持機構は、前記挟持部材を、前記クランプ位置に変位させかつその前縁部で前記抵抗部材を押圧する挟持状態と前記挟持部材を前記リリース位置へ変位可能に開放する開放状態とに切換可能に構成されている
ことを特徴とする請求項1、2または3に記載の研磨布の挟持装置。 - 前記挟持部材は、前記前縁部と後縁部を含む平面に略垂直方向に伸びる長穴を有し、
前記支持機構は、前記前縁部と前記後縁部の間にあってこれらと平行な回転軸に前記長穴を通して前記挟持部材を姿勢変位可能に支持し、
前記挟持機構は、前記回転軸を偏心した回転中心とする偏心部材を有し、
前記偏心部材の先端を前記抵抗部材の側に向けたとき前記先端が前記挟持部材の前縁側を前記抵抗部材の側へ押し付けて前記挟持状態が形成され、かつ前記偏心部材の先端を前記抵抗部材と異なる方向に向けたとき前記開放状態が形成されるようにした
ことを特徴とする請求項4に記載の研磨布の挟持装置。
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Family Applications (1)
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JP (1) | JP4202153B2 (ja) |
-
2003
- 2003-02-18 JP JP2003039764A patent/JP4202153B2/ja not_active Expired - Lifetime
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