JP2003062299A - 玉揚送装置 - Google Patents

玉揚送装置

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JP2003062299A
JP2003062299A JP2002229055A JP2002229055A JP2003062299A JP 2003062299 A JP2003062299 A JP 2003062299A JP 2002229055 A JP2002229055 A JP 2002229055A JP 2002229055 A JP2002229055 A JP 2002229055A JP 2003062299 A JP2003062299 A JP 2003062299A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 パチンコ玉を揚送する搬送ベルトの交換作業
を極めて簡単に行うことができる玉揚送装置を提供す
る。 【構成】 搬送ベルト6に張力を付与するために該搬送
ベルト6を交互に掛け渡す複数のテンションローラ5
1,52,53からなるテンションローラ機構50と、
揚送筒本体3に上部ローラ5を上下方向に移動させるこ
とができ且つ上方向に移動した状態で固定できる上部ロ
ーラ可変機構30と、を設け、揚送筒本体3の一側面か
ら上部ローラ可変機構30を操作することにより、玉揚
送装置1をパチンコ島台へ収納した状態のままで、簡単
に上部ローラ5を上下方向に移動させることができ、搬
送ベルト6の取り外し作業の際の下方への移行、搬送ベ
ルト6の取付の際の上方への移行を簡単に行うことがで
きる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、モータによって揚
送筒本体の上下に回転自在に軸支される上部ローラ及び
下部ローラ間を周回せしめられる搬送ベルトによってパ
チンコ玉を揚送する玉揚送装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、図8に示すように、モータ12に
よって揚送筒本体3の上下に回転自在に軸支される上部
ローラ5及び下部ローラ4間を周回せしめられる搬送ベ
ルト6によってパチンコ玉を揚送する玉揚送装置1にお
いては、搬送ベルト6に張力を付与するために搬送ベル
ト6が交互に掛け渡される複数のテンションローラ5
1,52,53からなるテンションローラ機構50が設
けられていた。しかして、搬送ベルト6を交換する場合
には、取り外す際に邪魔となる第一テンションローラ5
1と第三テンションローラ53とを固定しているナット
を弛めて第一,第三テンションローラ51,53を取り
外して行っていた。この際、搬送ベルト6に極めて大き
な張力がかかっているので、スプリングによって常時付
勢されている第二テンションローラ52をスプリングの
付勢力に抗して押えながらスパナ等の工具でナットの弛
め作業を行い且つ第一,第三テンションローラ51,5
3の取り外し作業を行っていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このため、搬送ベルト
6の交換時に、極めて労力を要する作業を行う必要があ
った。本発明は、上記した事情に鑑みなされたもので、
その目的とするところは、パチンコ玉を揚送する搬送ベ
ルトの交換作業を極めて簡単に行うことができる玉揚送
装置を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記した目的を達成する
ために、本発明においては、図3乃至図6に示すよう
に、モータ12によって揚送筒本体3の上下に回転自在
に軸支される上部ローラ5及び下部ローラ4間を周回せ
しめられる搬送ベルト6によってパチンコ玉を揚送する
玉揚送装置1において、搬送ベルト6に張力を付与する
ために該搬送ベルト6を交互に掛け渡す複数のテンショ
ンローラ51,52,53からなるテンションローラ機
構50と、前記揚送筒本体3に前記上部ローラ5を上下
方向に移動させることができ且つ上方向に移動した状態
で固定できる上部ローラ可変機構30と、を設け、前記
揚送筒本体3の一側面から前記上部ローラ可変機構30
を操作することにより、玉揚送装置1をパチンコ島台へ
収納した状態のままで、簡単に上部ローラ5を上下方向
に移動させることができ、搬送ベルト6の取り外し作業
の際の下方への移行、搬送ベルト6の取付の際の上方へ
の移行を簡単に行うことができる。
【0005】また、図3及び図4及び図7に示すよう
に、上部ローラ可変機構30は、前記揚送筒本体3の両
側面に設けられて該揚送筒本体3に対して上下方向に摺
動可能であり且つ前記上部ローラ5を回転自在に軸支す
る上下摺動金具31を含み、一側面に設けられる前記上
下摺動金具31を上下方向に摺動させることにより、玉
揚送装置1をパチンコ島台へ収納した状態のままで、簡
単に上部ローラ5を上下方向に移動させることができ、
搬送ベルト6の取り外し作業の際の下方への移行、搬送
ベルト6の取付の際の上方への移行を簡単に行うことが
できる。
【0006】また、図3及び図4に示すように、前記上
部ローラ可変機構30は、前記上下摺動金具31の下部
に当接し且つ揚送筒本体3の両側面に突出するように連
結軸としての連結操作ボルト軸34を介して一体的に支
持される偏心カム35を含み、該偏心カム35を回転す
ることにより前記上下摺動金具31を上下方向に摺動し
て前記上部ローラ5を上下方向に移動させることによ
り、簡単に上部ローラ5を上下方向に移動させることが
でき、搬送ベルト6の取り外し作業の際の下方への移
行、搬送ベルト6の取付の際の上方への移行を簡単に行
うことができる。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施形態について説明する。まず、本実施形態の要部を構
成する玉揚送装置1の全体の構成について図1及び図2
を参照して説明する。図1は、玉揚送装置1を後方から
見た斜視図であり、図2は、玉揚送装置1の側面図であ
る。図において、玉揚送装置1は、支持台2の上部に揚
送筒本体3が垂直状に立設され、揚送筒本体3の周囲を
下部に支持される下部ローラ4と上部ローラ5との間に
掛け渡される革製の搬送ベルト6が周回するようになっ
ている。この搬送ベルト6の周回駆動は、支持台2に連
結固定されるモータ取付台11に固定されるモータ12
の出力軸に固着される小径プーリ13と下部ローラ4の
回転軸に固着される大径プーリ14とが駆動ベルトとし
てのVベルト15によって連結されることによって行わ
れる。また、搬送ベルト6に張力を付与するために複数
のテンションローラ51,52,53からなるテンショ
ンローラ機構50が下部ローラ4の上部の揚送筒本体3
に取り付けられている。そして、揚送筒本体3の下部に
は、玉磨き前のパチンコ玉が流入して複数列に整列せし
められる導入樋7が接続され、揚送筒本体3の上部に
は、玉磨き後のパチンコ玉が排出される上部屈曲樋9及
び該上部屈曲樋9に連結される排出樋10が接続されて
いる。なお、上部屈曲樋9は、上部ローラ5を軸支する
後述する上部ローラ可変機構30に取り付けられてい
る。
【0008】しかして、導入樋7から流入したパチンコ
玉は、搬送ベルト6によって揚送され、排出樋10から
排出されるが、その揚送される過程で後述するガイドレ
ールカバー16に周設される布ベルトとの摩擦力によっ
てパチンコ玉に付着した汚れが拭き取られ、排出樋10
からは、奇麗にされたパチンコ玉が排出されることにな
る。なお、導入樋7には、図2に示すように、導入樋7
の傾斜角を調整する傾斜角調整ボルト8が設けられてい
る。この傾斜角調整ボルト8には、スプリングが周設さ
れており、内部を流れる玉によって導入樋7に無理な力
が加わったときでも玉がスムーズに整列されるような構
造となっている。
【0009】一方、前記した揚送筒本体3の背面側に
は、ガイドレールカバー16が着脱自在に取り付けられ
るようになっている。このガイドレールカバー16は、
前記搬送ベルト6や布ベルトを玉揚送装置1に装着する
際に取り外されるものであると共に、布ベルト自体がガ
イドレールカバー16を周回するように装着される。そ
して、搬送ベルト6や布ベルトが装着された時には、止
め金具21によってガイドレールカバー16を揚送筒本
体3に対面させた状態に維持される。ただし、揚送筒本
体3とガイドレールカバー16との間には、隙間が形成
されることとなるが、この隙間は、止め金具21の固着
位置を調節することによってその寸法を設定することが
でき、その設定値に応じて揚送されるパチンコ玉への圧
力を変化させることができる。また、ガイドレールカバ
ー16には、その背面に使用前のロール状布ベルトを装
着する使用前布ベルト装着部17と使用済の布ベルトを
ロール状に巻き取るための使用済布ベルト装着部18と
が設けられ、その上端後部に布ベルトを案内するための
ローラ19が設けられている。
【0010】しかして、使用前布ベルト装着部17に装
着された布ベルトは、ガイドレールカバー16の下端か
ら前面を通ってローラ19に掛け渡され、その後、使用
済布ベルト装着部18に巻き付けられる。そして、その
ように布ベルトを装着した状態で止め金具21でガイド
レールカバー16を揚送筒本体3に装着することによ
り、布ベルトと搬送ベルト6とを対面させ、搬送ベルト
6を周回動作させることによりパチンコ玉がガイドレー
ルカバー16の前面に形成される複数の玉通路に嵌り込
みながら布ベルトに汚れをふき取られながら上昇するも
のである。なお、営業終了時には、使用前布ベルト装着
部17に設けられるチャッキング装置を弛めて布ベルト
が移動し得るようにした状態で、裏面上部の布ベルトを
引っ張って未使用面をガイドレールカバー16の前面側
に位置させるようにし、その引っ張って余った布ベルト
を使用済布ベルト装着部18を巻き付け、前記チャッキ
ング装置を締め付ける。これによって、翌日の研磨に対
する準備が終了する。また、この布ベルトの巻き取り作
業は、ガイドレールカバー16を揚送筒本体3から取り
外した状態で行っても、あるいは取り付けたままの状態
でも行うことができるが、新規な布ベルトを交換する場
合には、ガイドレールカバー16を揚送筒本体3から取
り外す必要がある。
【0011】また、上記した玉揚送装置1の揚送筒本体
3とガイドレールカバー16とは、揚送筒本体3の両側
面の複数箇所に止着されている止め金具21によって取
り付けられるが、その止め金具21は、ガイドレールカ
バー16の側面から突設される係合突起20を支持し係
合するものであり、揚送筒本体3の両側面の複数箇所に
設けられる止め金具21が連結杆22で連結され、該連
結杆22を下方に移動させた位置で固定するキャッチク
リップ23で係止することにより、止め金具21と係合
突起20との係合状態を解除し、ガイドレールカバー1
6を揚送筒本体3に対して取り外すことができる。逆
に、キャッチクリップ23の係止状態を外すことによ
り、止め金具21と係合突起20とを係合状態にしてガ
イドレールカバー16を揚送筒本体3に対して取り付け
ることができる。
【0012】次に、本実施形態の要部を構成する上部ロ
ーラ可変機構30及びテンションローラ機構50につい
て説明する。まず、上部ローラ可変機構30について図
3及び図4を参照して説明する。図3は、上部ローラ5
を最上方位置にしたときの玉揚送装置1の上方部分の側
面図であり、図4は、上部ローラ5を最下方位置にした
ときの玉揚送装置1の上方部分の側面図である。
【0013】図において、上部ローラ可変機構30は、
前記揚送筒本体3の両側面に設けられて該揚送筒本体3
に対して上下方向に摺動可能であり且つ上部ローラ5を
回転自在に軸支する上下摺動金具31と、該上下摺動金
具31の下部に当接し且つ前記揚送筒本体3の両側面に
突出するように連結軸としての連結操作ボルト軸34を
介して一体的に支持される偏心カム35と、から構成さ
れている。図示では、揚送筒本体3の一側側面しか示し
ていないが、反対側の側面にも上下摺動金具31と偏心
カム35とが設けられている。
【0014】しかして、上下摺動金具31には、その中
程左右に案内長孔32が穿設されており、その案内長孔
32を貫通して揚送筒本体3の側面を貫通して反対側の
上下摺動金具31の案内長孔32に貫通する連結固定ボ
ルト33が取り付けられている。また、上下摺動金具3
1の上部には、一対の挟持板36が図の前後方向に立設
され、該挟持板36内に上部ローラ5の回転軸38を軸
受する軸受部材37が収納設置されている。挟持板36
内に収納設置される軸受部材37は、上下摺動金具31
の上部中央に突設されるボルト保持部材40に螺合貫通
される微調節ボルト39に当接して該微調節ボルト39
によって上下方向に微少移動するようになっている。こ
の微調節ボルト39による調節は、長期間の使用によっ
て搬送ベルト6等が延びたときに搬送ベルト6の使用時
における揚送能力を調節するためのものである。また、
上下摺動金具31には、図3に示すように、延設板31
aが立設され、該延設板31aの基部に嵌め込み凹部3
1bが形成されて、前記上部屈曲樋9の下部に形成され
る嵌め込みト凸部(図示しない)と係合して上部屈曲樋
9が上下摺動金具31に着脱自在に取り付けられるよう
になっている。なお、嵌め込み凹部31bに代えて延設
板31aに止め穴31cを設け、該止め穴31cにボル
ト9a(図7参照)を螺着することにより、上部屈曲樋
9を上下摺動金具31に取り付けるようにしても良い。
【0015】一方、上下摺動金具31の下辺に当接する
偏心カム35は、前記揚送筒本体3の両側面に突出する
ように連結軸としての連結操作ボルト軸34を介して一
体的に支持されている。つまり、揚送筒本体3の両側面
の偏心カム35が1本の連結操作ボルト軸34によって
連結されている。したがって、一方の側面に現れている
連結操作ボルト軸34の六角頭部をスパナ等の工具で回
転せしめることにより、揚送筒本体3の両側面の偏心カ
ム35を同時に且つ同期して回転せしめることができ
る。
【0016】上部ローラ可変機構30の構成は、概ね上
記した通りであるが、このように構成される上部ローラ
可変機構30においては、連結操作ボルト軸34を回転
操作して偏心カム35を回転させることにより、上下摺
動金具31を偏心カム35の偏心度に応じて簡単に且つ
少ない力で案内長孔32及び連結固定ボルト33に沿っ
て上下動することができるため、上下摺動金具31に載
置支持されている上部ローラ5も簡単に上下方向に移動
させることができる。
【0017】即ち、搬送ベルト6の取り外し作業の際に
は、図3に示す状態において、まず、連結固定ボルト3
3を弛めた後、連結操作ボルト軸34をいずれかの方向
に180度回動せしめて図4に示す状態とすることによ
り、上部ローラ5を下方へ移行させることができ、その
状態で搬送ベルト6の張力を弱めることができて後述す
るテンションローラ機構50における第二テンションロ
ーラ52の折曲状態への操作を簡単に且つ安全に行うこ
とができる。ただし、上部ローラ5の下方への移行に際
しては、上部屈曲樋9及び排出樋10も上下摺動金具3
1と一緒に下方へ移動するので、前記ガイドレールカバ
ー16を取り外して又は開放してその操作を行うことが
望ましい。
【0018】一方、新規の搬送ベルト6が装着されたと
きには、図4に示す状態において、まず、連結操作ボル
ト軸34をいずれかの方向に180度(必ずしも180
度でなくても十分な張力を付与できるまで回動すれば良
い)回動せしめて図3に示す状態とし、その後、連結固
定ボルト33を締着して上部ローラ5を上方へ移行させ
ることができ、その状態で搬送ベルト6に張力を与えて
実際の使用に供することができる。なお、図示の実施形
態における偏心カム35による移動量は、最大15mm
に設定されている。
【0019】そして、図示の実施例では、連結固定ボル
ト33及び連結操作ボルト軸34が揚送筒本体3を貫通
しているので、一側面の連結固定ボルト33及び連結操
作ボルト軸34だけを操作して他側のそれらを操作しな
くても済むので、玉揚送装置1をパチンコ島台へ収納し
た状態のままで揚送筒本体3の一方の側面の連結固定ボ
ルト33及び連結操作ボルト軸34を操作するだけで上
部ローラ5の上下動操作を行うことができる。
【0020】なお、図3に示す実施形態における上下摺
動金具31の上下動作の案内は、左右一対の案内長孔3
2と連結固定ボルト33によって行っているが、図7に
示すように、上下摺動金具31の中央に1つの案内長孔
32を形成してそれに対応する連結固定ボルト33で固
定し、上下摺動金具31の上下の案内は、揚送筒本体3
の側面に突設されるガイド突片41によって行わせるよ
うにしても良い。また、偏心カム35の形状として、ほ
ぼ円形であり、最大偏心度の位置に対応する部分が水平
状に切り欠けられているが、これを全周円状に形成して
も良いし、正多角形(例えば、正六角形、正八角形、正
十二角形等)に形成しても良い。
【0021】次に、テンションローラ機構50について
図5及び図6を参照して説明する。図5は、搬送ベルト
6に張力を付与した状態の玉揚送装置1の下方部分の側
面図であり、図6は、搬送ベルト6に張力を付与しない
状態の玉揚送装置1の下方部分の側面図である。図にお
いて、テンションローラ機構50は、前記揚送筒本体3
に適宜間隔をもって固定される固定アーム54,55,
56の先端に回転自在に軸支される複数のテンションロ
ーラ51,52,53によって構成されるものである。
そして、3つのテンションローラ51,52,53のう
ち、上下2つの第一,第三テンションローラ51,53
の内側を搬送ベルト6が通され、中央の第二テンション
ローラ52の外側を搬送ベルト6が通されて、全体とし
て交互に掛け渡された状態となるようになっている。
【0022】しかして、搬送ベルト6を取り外すには、
上下の第一,第三テンションローラ51,53をそれぞ
れの固定アーム54,56から取り外す必要があるが、
前記上部ローラ可変機構30によって搬送ベルト6の張
力を弛めても、未だ若干の張力があるので、第一,第三
テンションローラ51,53を取り外す瞬間に張力によ
って先に弛めた第一又は第三テンションローラ51,5
3がはね飛ばされる場合がある。これを防止するため
に、本実施形態においては、第二テンションローラ52
を支持するアームを前記揚送筒本体3に固定される固定
アーム55と該固定アーム55に対して折曲した状態と
同一方向に延設した状態とに保持され且つ第二テンショ
ンローラ52を軸支する補助アーム57とから構成して
いる。
【0023】この補助アーム57の折曲状態と延設状態
とに変更する構成について説明すると、固定アーム55
には、水平方向に一対の横長穴59a,59bが穿設さ
れ、一方、補助アーム57には、その後端上辺に係合突
片58が突設されると共に前記横長穴59a,59bを
貫通する保持ボルト61及び支点ボルト60が止着され
る止め穴62(ただし、横長穴59bを貫通する支点ボ
ルト60は、止着されたままの状態で外されることがな
いためそれに対応する止め穴に符号を付していない)が
形成されている。
【0024】上記のように構成されるテンションローラ
機構50においては、前述した上部ローラ可変機構30
による搬送ベルト6の弛み状態がなされているという前
提の元で、保持ボルト61を弛めて取り外すことによ
り、補助アーム57を図6に示すように支点ボルト60
を中心として下方に向けて折曲した状態として、搬送ベ
ルト6を完全に弛めた状態とすることができる。この
際、上部ローラ可変機構30による搬送ベルト6の弛め
状態によって保持ボルト61の弛め作業がスムーズに行
われると共に、保持ボルト61を弛めた瞬間の補助アー
ム57の折れ曲がり動作が急激に行われることを防止し
ている。そして、その弛めた状態で張力のかかっていな
い第一,第三テンションローラ51,53のナットを弛
めて第一,第三テンションローラ51,53を固定アー
ム54,56から外して搬送ベルト6を取り外すことが
できる。逆に、新規の搬送ベルト6を取り付ける際に
は、新規の搬送ベルト6を上部ローラ5と下部ローラ4
間に掛け渡し、その後、第一,第三テンションローラ5
1,53のナットを締め付けて各固定アーム54,56
に取り付け、補助アーム57を係合突片58が固定アー
ム55の上辺と当接するまで延設した状態とした後、横
長穴59aに臨む止め穴62に保持ボルト61を螺着す
ることにより、テンションローラ機構50による搬送ベ
ルト6への張力を与えることができる。
【0025】以上、実施形態に係る玉揚送装置の構成及
び作用について説明してきたが、本実施形態によれば、
モータ12によって揚送筒本体3の上下に回転自在に軸
支される上部ローラ5及び下部ローラ4間を周回せしめ
られる搬送ベルト6によってパチンコ玉を揚送する玉揚
送装置1において、上部ローラ5は、揚送筒本体3に対
して上下方向に摺動可能な上部ローラ可変機構30によ
って軸支される一方、搬送ベルト6に張力を付与するた
めに該搬送ベルト6を交互に掛け渡す複数のテンション
ローラ51,52,53からなるテンションローラ機構
50のうち、少なくとも1つのテンションローラ52を
支持するアームを揚送筒本体3に固定される固定アーム
55と該固定アーム55に対して折曲した状態と同一方
向に延設した状態とに保持され且つテンションローラ5
2を軸支する補助アーム57とから構成することによ
り、搬送ベルト6の交換作業を開始するに当って、ま
ず、上部ローラ可変機構30によって上部ローラ5を最
も下方に位置させることにより、搬送ベルト6を若干弛
め、その後、補助アーム57を折曲した状態とすること
により、搬送ベルト6を完全に弛めた状態とすることが
できる。その弛めた状態で張力のかかっていない第一,
第三テンションローラ51,53のナットを弛めて第
一,第三テンションローラ51,53を外して搬送ベル
ト6を取り外すことができる。逆に、新規の搬送ベルト
6を取り付ける際には、新規の搬送ベルト6を上部ロー
ラ5と下部ローラ4間に掛け渡し、その後、第一,第三
テンションローラ51,53のナットを締め付けて各固
定アーム54,56に取り付け、補助アーム57を延設
した状態とした後に、上部ローラ可変機構30を上方に
変移させることにより、新規の搬送ベルト6を装着する
ことができる。
【0026】また、前記上部ローラ可変機構30は、揚
送筒本体3の両側面に設けられて該揚送筒本体3に対し
て上下方向に摺動可能であり且つ上部ローラ5を回転自
在に軸支する上下摺動金具31と、該上下摺動金具31
の下部に当接し且つ揚送筒本体3の両側面に突出するよ
うに連結軸としての連結操作ボルト軸34を介して一体
的に支持される偏心カム35と、から構成することによ
り、連結操作ボルト軸34を回転操作して偏心カム35
を回転させることにより、簡単に上部ローラ5を上下方
向に移動させることができ、搬送ベルト6の取り外し作
業の際の下方への移行、搬送ベルト6の取付の際の上方
への移行を簡単に行うことができる。
【0027】なお、上記した実施形態では、第一,第三
テンションローラ51,53の内側に搬送ベルト6を通
し、第二テンションローラ52の外側に搬送ベルト6を
通したものを示したが、逆に、第一,第三テンションロ
ーラ51,53の外側に搬送ベルト6を通し、第二テン
ションローラ52の内側に搬送ベルト6を通すようにし
てもよい。この場合には、第一,第三テンションローラ
51,53を支持する固定アーム54,56のいずれか
一方又は両方に補助アームを付けて折曲状態とし得るよ
うにすれば良い。
【0028】
【発明の効果】以上、説明したところから明らかなよう
に、本発明においては、モータによって揚送筒本体の上
下に回転自在に軸支される上部ローラ及び下部ローラ間
を周回せしめられる搬送ベルトによってパチンコ玉を揚
送する玉揚送装置において、搬送ベルトに張力を付与す
るために該搬送ベルトを交互に掛け渡す複数のテンショ
ンローラからなるテンションローラ機構と、前記揚送筒
本体に前記上部ローラを上下方向に移動させることがで
き且つ上方向に移動した状態で固定できる上部ローラ可
変機構と、を設け、前記揚送筒本体の一側面から前記上
部ローラ可変機構を操作することにより、玉揚送装置を
パチンコ島台へ収納した状態のままで、簡単に上部ロー
ラを上下方向に移動させることができ、搬送ベルトの取
り外し作業の際の下方への移行、搬送ベルトの取付の際
の上方への移行を簡単に行うことができる。
【0029】また、上部ローラ可変機構は、前記揚送筒
本体の両側面に設けられて該揚送筒本体に対して上下方
向に摺動可能であり且つ前記上部ローラを回転自在に軸
支する上下摺動金具を含み、一側面に設けられる前記上
下摺動金具を上下方向に摺動させることにより、玉揚送
装置をパチンコ島台へ収納した状態のままで、簡単に上
部ローラを上下方向に移動させることができ、搬送ベル
トの取り外し作業の際の下方への移行、搬送ベルトの取
付の際の上方への移行を簡単に行うことができる。
【0030】また、前記上部ローラ可変機構は、前記上
下摺動金具の下部に当接し且つ揚送筒本体の両側面に突
出するように連結軸としての連結操作ボルト軸を介して
一体的に支持される偏心カムを含み、該偏心カムを回転
することにより前記上下摺動金具を上下方向に摺動して
前記上部ローラを上下方向に移動させることにより、簡
単に上部ローラを上下方向に移動させることができ、搬
送ベルトの取り外し作業の際の下方への移行、搬送ベル
トの取付の際の上方への移行を簡単に行うことができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態に係る玉揚送装置を後方から見た斜視
図である。
【図2】玉揚送装置の側面図である。
【図3】上部ローラ可変機構を最上方位置にしたときの
玉揚送装置の上方部分の側面図である。
【図4】上部ローラ可変機構を最下方位置にしたときの
玉揚送装置の上方部分の側面図である。
【図5】テンションローラ機構によって搬送ベルトに張
力を付与した状態の玉揚送装置の下方部分の側面図であ
る。
【図6】テンションローラ機構によって搬送ベルトに張
力を付与しない状態の玉揚送装置の下方部分の側面図で
ある。
【図7】上部ローラ可変機構の他の実施形態を示す玉揚
送装置の上方部分の側面図である。
【図8】従来の玉揚送装置の側面図である。
【符号の説明】
1 玉揚送装置 3 揚送筒本体 4 下部ローラ 5 上部ローラ 6 搬送ベルト 12 モータ 30 上部ローラ可変機構 31 上下摺動金具 32 案内長孔 33 連結固定ボルト 34 連結操作ボルト軸(連結軸) 35 偏心カム 36 挟持板 37 軸受部材 38 回転軸 50 テンションローラ機構 51 第一テンションローラ 52 第二テンションローラ 53 第三テンションローラ 54 固定アーム 55 固定アーム 56 固定アーム 57 補助アーム 58 係合突片 59a,59b 横長穴 60 支点ボルト 61 保持ボルト 62 止め穴
フロントページの続き (72)発明者 竹内 英勝 愛知県春日井市東野町西二丁目14番地の15 Fターム(参考) 2C088 BA96 EA48

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 モータによって揚送筒本体の上下に回転
    自在に軸支される上部ローラ及び下部ローラ間を周回せ
    しめられる搬送ベルトによってパチンコ玉を揚送する玉
    揚送装置において、 前記搬送ベルトに張力を付与するために該搬送ベルトを
    交互に掛け渡す複数のテンションローラからなるテンシ
    ョンローラ機構と、 前記揚送筒本体に前記上部ローラを上下方向に移動させ
    ることができ且つ上方向に移動した状態で固定できる上
    部ローラ可変機構と、を設け、 前記揚送筒本体の一側面から前記上部ローラ可変機構を
    操作することにより、前記上部ローラを上下方向に移動
    させることを特徴とする玉揚送装置。
  2. 【請求項2】 前記上部ローラ可変機構は、前記揚送筒
    本体の両側面に設けられて該揚送筒本体に対して上下方
    向に摺動可能であり且つ前記上部ローラを回転自在に軸
    支する上下摺動金具を含み、 一側面に設けられる前記上下摺動金具を上下方向に摺動
    させることにより、前記上部ローラを上下方向に移動さ
    せることを特徴とする請求項1記載の玉揚送装置。
  3. 【請求項3】 前記上部ローラ可変機構は、前記上下摺
    動金具の下部に当接し且つ前記揚送筒本体の両側面に突
    出するように連結軸を介して一体的に支持される偏心カ
    ムを含み、該偏心カムを回転することにより前記上下摺
    動金具を上下方向に摺動して前記上部ローラを上下方向
    に移動させることを特徴とする請求項2記載の玉揚送装
    置。
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