JP3860527B2 - 車両におけるmapセンサー故障診断装置及び方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は車両のマニフォールド空気圧センサーに関し、より詳しくはマニフォールド空気圧の予測に基づくマニフォールド空気圧センサー故障診断方法及びその装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、車両の燃料噴射量を算出するためにエンジンに流入される空気量は、空気流量(MAF;Mass Air Flow)センサーまたはマニフォールド空気圧(MAP;Manifold Air Pressure)センサーを用いて吸入空気量を測定し、その情報をエンジン制御手段に提供して空気流量、燃料供給制御を行っている。(例えば、特許文献1、特許文献2参照)
【0003】
車両でマニフォールド空気圧センサー(以下、「MAPセンサー」と記す)を用いる場合、センサーの故障は現在の吸入空気量の測定が不可能である状態を意味し、車両の始動性及び加速性などの運転性を低下させるばかりでなく、空燃比の精密制御を不可能にし、NOxなどの過剰排出となる。従って、MAPセンサーの故障診断は、車両の走行に非常に重要な役割を担っている。
【0004】
図1に、従来技術による車両のMAPセンサー故障診断方法を示すフローチャートを示した。従来の方法は、初期エンジン始動時あるいはエンジンが始動した状態で吸入マニフォールドに流入される空気圧をMAPセンサーで検出し、エンジン制御手段により検出したMAPセンサーの出力電圧(ADMAP)をアナログ信号からデジタル信号に変換する(S10)。
【0005】
次いで、検出したMAPセンサーの出力電圧(ADMAP)が、設定した上限値(MAP_TH_HI)と下限値(MAP_TH_LO)との間にあるかどうかを判断する(S11)。
【0006】
出力電圧(ADMAP)が上限値(MAP_TH_HI)と下限値(MAP_TH_LO)との間にあれば、エンジン制御手段は、MAPセンサーのエラーカウンターを減少(ADMAP Error Counter −−)させた後、MAPセンサーが正常な状態であると判断して、検出したMAPセンサーの出力電圧(ADMAP)を圧力値に変換して燃料噴射量算出に適用する(S12〜S14)。
【0007】
S11で、MAPセンサーの出力電圧(ADMAP)が上限値(MAP_TH_HI)と下限値(MAP_TH_LO)との間になければ、エンジン制御手段は、MAPセンサーのエラーカウンターを増加(ADMAP Error Counter ++)させて、エラーカウンター(ADMAP Error Counter)が設定された回数(ADERROR_CNT_TH)以上であるか否かを判断する(S15、S16)。
【0008】
エラーカウンター(ADMAP Error Counter)が設定された回数(ADERROR_CNT_TH)以下であれば、MAPセンサーが正常な状態であると判断して、前述したようにMAPセンサーの出力電圧(ADMAP)を燃料噴射量算出に適用し、他方、エラーカウンター(ADMAP Error Counter)が設定された回数(ADERROR_CNT_TH)以上であれば、エンジン制御手段は、MAPセンサーが故障した状態であると判断して、リンプホームモード(Limp Home Mode)に進んだ後、現在のエンジン回転数とスロットル開度によって予め設定された圧力値をMAPセンサーの出力電圧に代替して燃料噴射量算出に適用する。
【0009】
前述したような従来の車両に適用されるMAPセンサー故障診断方法は、MAPセンサーの出力電圧が上限値と下限値との間にない場合にだけ故障診断を行うので、例えば、MAPセンサーの出力電圧が上限値と下限値との間に固定されていたり、出力が歪曲される場合など、センサーそのものの故障またはMAPセンサーの出力線がその他のセンサー端との短絡などによってエンジン制御手段で出力電圧が誤って判読される場合については、故障または異常の有無を判断することができないといった問題点を有していた。
【0010】
また、MAPセンサーの故障時にも単純に現在のエンジン回転数とスロットル開度率とによって予め設定された圧力値を吸気圧として適用しているので、エンジン始動性及び運転性が悪化し、さらにはエンジン停止などの状況が発生する問題点がある。
【0011】
【特許文献1】
特開2002−038989号公報
【特許文献2】
特開2000−179386号公報
【0012】
【発明が解決しようとする課題】
前記の問題点を解決すべく、本発明の目的は、MAPセンサー出力電圧値を上限値と下限値との間にあってMAPセンサーの出力の歪曲などに対して故障の判断が容易に行えるようにし、かつエンジンの始動性及び運転性を大きく害しない状態を維持し、吸入空気量の適切な予測によりエンジン運行中にも空燃比の深刻な歪曲を起こさないので、排気ガスの変動を少なくすることにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】
本発明による車両におけるMAPセンサー故障診断方法は、MAPセンサーの出力信号が設定された範囲内であるかを判断するMAPセンサー出力信号判断段階;一つ以上のエンジン作動条件に基づいて吸入マニフォールドの圧力を計算する圧力計算段階;前記MAPセンサーの出力信号が前記設定された範囲内である場合、MAPセンサーの出力信号が示す吸入マニフォールドの圧力と計算された吸入マニフォールドの圧力との差が設定された値より小さいかを判断する比較段階;及び、前記出力信号判断段階でMAPセンサーの出力信号が設定された範囲内でない場合、または前記比較段階で前記MAPセンサーの出力信号が示す吸入マニフォールドの圧力と計算された吸入マニフォールドの圧力との差が設定された値より小さくない場合に、計算された圧力を吸入マニフォールドの圧力として設定する設定段階;を含むことを特徴としている。
【0014】
前記設定段階で、MAPセンサーの出力信号が前記設定された範囲内でない場合、エラーカウンターを増加させ、増加したエラーカウンターが設定された値以上である場合に、好ましくは前記計算された圧力を吸入マニフォールドの圧力として設定する。
【0015】
前記設定段階で、前記比較段階でのMAPセンサーの出力信号が示す吸入マニフォールドの圧力と計算された吸入マニフォールドの圧力との差が前記設定された値より小さくない場合、エラーカウンターを増加させ、増加したエラーカウンターが設定された値以上である場合に、好ましくは前記計算された圧力を吸入マニフォールドの圧力として設定する。
【0016】
前記比較段階は、好ましくはスロットル開度センサー、カム位置センサー及び吸入空気温度センサーが正常な場合に行われる。
【0017】
また、前記比較段階は、好ましくはエンジン回転数が設定された回転数より小さく、スロットル開度変化量が設定された値より小さい場合に行われる。
【0018】
前記圧力計算段階で、前記エンジン作動条件は、好ましくはエンジン回転数、スロットル開度、大気圧力及び吸入空気温度を含む。
【0019】
前記圧力計算段階は、好ましくはスロットル通過基本空気量を算出する段階;前記算出されたスロットル通過基本空気量を補正してスロットル通過空気量を算出する段階;前記算出されたスロットル通過空気量に基づいて吸入マニフォールドの圧力変化量を算出する段階;及び前記算出された吸入マニフォールドの圧力変化に基づいて吸入マニフォールドの圧力を算出する段階;を含む。
【0020】
前記スロットル通過基本空気量は、好ましくはスロットル開度とエンジン回転数とによる基本通過空気量、アイドル速度調節器(ISA:Idle Speed Actuator)通過空気量、及びスロットル漏洩通過空気量の合計から求められ、前記スロットル通過基本空気量の補正は、好ましくは算出されたスロットル通過基本空気量に空気温度補正係数とスロットル両端圧力比補正係数とをかけて行われる。空気温度補正係数(Corr_Temp)は、好ましくは式1によって算出される。
【0021】
【数4】
Figure 0003860527
【0022】
前記スロットル両端圧力比補正係数(Corr_RPRESS)は、好ましくは式2によって算出される。
【数5】
Figure 0003860527
【0023】
前記吸入マニフォールドの圧力変化量(delta_P)は、好ましくは式3によって算出される。
【数6】
Figure 0003860527
【0024】
本発明による車両におけるMAPセンサー故障診断方法は、好ましくは前記算出された吸入マニフォールドの圧力、シリンダー内部の残留気体圧力、及び設定された比例定数に基づいて、シリンダーに流入される空気量を算出する段階をさらに含む。前記シリンダー内部の残留気体圧力と前記設定された比例定数とは、好ましくは各々エンジン回転数に基づいて決定される。
【0025】
本発明の車両におけるMAPセンサー故障診断装置は、吸入マニフォールドの圧力を検出して該当する信号を出力するMAPセンサー;及び一つ以上のエンジン作動条件とMAPセンサーの出力信号とに基づいてMAPセンサーの故障診断を行う制御部;を含み、前記制御部は、MAPセンサーの出力信号が設定された範囲内であるかを判断する段階;前記一つ以上のエンジン作動条件に基づいて吸入マニフォールドの圧力を計算する段階;前記MAPセンサーの出力信号が設定された範囲内である場合、MAPセンサーの出力信号が示す吸入マニフォールドの圧力と計算された吸入マニフォールドの圧力との差が設定された値より小さいかを比較する段階;及び前記出力信号判断段階でMAPセンサーの出力信号が設定された範囲内でない場合、または前記比較段階で前記比較段階でMAPセンサーの出力信号が示す吸入マニフォールドの圧力と計算された吸入マニフォールドの圧力との差が設定された値より小さくない場合に、計算された圧力を吸入マニフォールドの圧力として設定する段階;を含む制御ロジックを行うようにプログラムされることを特徴とする。
【0026】
【発明の実施の形態】
以下、添付した図面を参照して本発明の実施の形態の例を詳細に説明する。
本発明によるMAPセンサー故障診断装置を概略的に示すブロック図を図2に示した。
【0027】
本発明のMAPセンサー故障診断装置は、吸入マニフォールドに流入された空気の圧力を検出するMAPセンサー10と、加速ペダルと連動したスロットルバルブの開度を検出するスロットルセンサー20と、大気の圧力を検出する大気圧力センサー30と、吸入マニフォールドに流入する空気の温度を検出する吸入空気温度センサー40と、現在のエンジン回転数を検出するエンジン速度センサー50をそれぞれ電圧値として制御部60に出力する。制御部60では、MAPセンサー10からの出力電圧値を設定された上限値及び下限値と比較して、上限値と下限値との間に含まれているか否かによってMAPセンサーの故障を診断し、同時にスロットルバルブ及び吸入マニフォールドを含むエンジン吸気系モデル式から現在のエンジン作動条件での吸入マニフォールドの圧力を算出し、この圧力値とMAPセンサー10から得られた圧力値とを比較してMAPセンサー10の実質的な故障診断を行う。
【0028】
制御部60は、マイクロプロセッサー、メモリ、その他関連ハードウェアで構成され、その制御信号はインジェクター70に出力され、制御信号により設定された時間駆動されて燃焼室に算出された燃料量を噴射し、一方、制御部60から印加された制御信号を点火装置80に出力し、点火時期を進角あるいは遅角させエンジンの燃焼を安定させて維持する。
【0029】
前述の機能を有する構成において、MAPセンサーの故障診断を行う動作に対し図3乃至図7を参照して説明する。
【0030】
図3は、本発明による車両のMAPセンサー故障診断方法で吸入マニフォールドの圧力を推測するための吸気系モデルを示す図面である。エンジンシステム100は、外からの空気がエアフィルター102を通ってスロットルボディー104に吸入され、回転可能に配置されているスロットルプレート106を通過して吸入マニフォールド108に流入されるように配置されている。スロットルボディー104に流入された空気の一部は、通常のアイドル速度調節器(Idle Speed Actuator、以下「ISA」とする)112を通って吸入マニフォールド108に流入される。
【0031】
吸入マニフォールド108は、エンジンシリンダー120にある燃焼室118と連通して、吸入した空気を燃焼室118に供給するもので、内部にマニフォールド圧力センサー110があり、吸入マニフォールド108内の圧力を検出して該当する信号を制御ユニット60に出力している。
【0032】
図4は、本発明による車両のMAPセンサー故障診断方法を示すフローチャートである。初期エンジン始動時あるいはエンジンが始動した状態でMAPセンサー10から吸入マニフォールドに流入される空気圧が検出され、制御部60は、MAPセンサー10からの出力信号(ADMAP)をアナログ信号からデジタル信号に変換する(S101)。なお、MAPセンサー10の出力信号は電圧信号であるのが好ましい。
【0033】
制御部60は、MAPセンサー10の出力電圧(ADMAP)がセンサーの定格出力電圧として設定された上限値(MAP_TH_HI)と下限値(MAP_TH_LO)との間にあるかどうかを判断する(S102)。上限値と下限値は、ここでの詳細な説明は省略するが、本発明の技術分野の当業者によって容易に選択されるものである。
【0034】
S102で、MAPセンサー10の出力電圧(ADMAP)が上限値(MAP_TH_HI)と下限値(MAP_TH_LO)との間にあると判断されれば、制御部60は、MAPセンサー10のエラーカウンターを減少(ADMAP Error Counter −−)させた後(S103)、検出されたMAPセンサー10の出力電圧(ADMAP)を圧力値に変換する(S104)。
【0035】
そして、吸気系に関するセンサーであるスロットル開度センサー(TPSセンサー)20、大気圧力センサー30、吸入空気温度センサー40及びカム位置センサー(CPSセンサー)の状態を検出して正常な状態を維持しているか否かを判断し(S105)、正常な状態を維持していると判断されれば、MAPセンサー10で検出される圧力値が適切であるか否を判断するルーチンを行う。これは、スロットルバルブと吸入マニフォールドとを含む吸気系モデルを使用して圧力値を計算するためには、前記センサーの値を利用しなければならず、これらのセンサーが故障した状態であれば、吸気系モデルの正確な圧力値を算出することができないためである。
【0036】
スロットルセンサー20、大気圧力センサー30、吸入空気温度センサー40、及びカム位置センサー(CPSセンサー)が正常な状態であるか否かの判断は、これらのセンサーの信号とエンジン作動条件とに基づいて行われ、この方法は、本発明の属する技術分野で一般的に知られた方法である。従って、S105の判断で、吸気系に関するセンサー及びカム位置センサー(CPSセンサー)のうちのいずれか一つにでも故障があると圧力値の有効性を判断するルーチンを行うことができない。
【0037】
S105の判断で、吸気系に関するセンサー及びカム位置センサー(CPSセンサー)が正常な状態を維持していると判断されれば、検出されたMAPセンサー10の圧力値の有効性を判断するためのルーチンを行い、このためには、まずRPMセンサー50から検出される現在のエンジン回転数が設定された基準値(RPM_TH)以下の状態を維持しているか否かを判断する(S106)。
【0038】
前記で、現在のエンジン回転数が設定された基準値(RPM_TH)以上を維持していれば、過度なエンジン回転数の変動、つまり急加減速などの条件であると判断して、MAPセンサー10の圧力値の有効性判断条件に適合しないものであると判断して初期化ルーチンにリターンし、設定された基準値(RPM_TH)以下を維持していれば、スロットルセンサー20で検出される設定された単位時間当りのスロットル変化量(DTPS)が設定された基準値(DTPS_TH)以下であるかを判断する(S107)。
【0039】
前記で単位時間当りのスロットル変化量(DTPS)が設定された基準値(DTPS_TH)以上であれば、これも急加減速などの条件であると判断して、MAPセンサー10の圧力値の有効性判断条件に適合しないものであると判断して初期化ルーチンにリターンし、設定された基準値(DTPS_TH)以下の状態であれば、現在検出されるMAPセンサー10の圧力値(Pin)とエンジン吸気系モデルから求めた圧力値(Pin_mod)との差に対する絶対値(Diff_Ps)を算出する(S108)。
【0040】
そして、前記で算出した絶対値(Diff_Ps)が設定された基準値(DPS_TH)以下の状態を維持しているかを判断して(S109)、設定された基準値以下の状態を維持していると判断されれば、圧力値エラーカウンターを減少(Pss Error Counter ++)させた後、MAPセンサー10が正常な状態を維持していると判断して現在の検出圧力値を燃料噴射量算出に適用する(S111)。万が一、前記で算出した絶対値(Diff_Ps)が設定された基準値(DPS_TH)以上の状態を維持していると判断されれば、圧力値エラーカウンターを増加(Pss Error Counter ++)させた後(S112)、増加した圧力値エラーカウンター値が設定された基準回数(PssERROR_CNT_TH)を超えるか否かを判断する(S113)。
【0041】
前記で、設定された基準回数(PssERROR_CNT_TH)を超えない状態であれば、初期化ルーチンにリターンし、設定された基準回数(PssERROR_CNT_TH)を超える状態であれば、MAPセンサー10が故障であると判断して(S114)、燃料噴射量算出のためのMAPセンサー10の圧力値を現在のエンジン回転数、スロットル開度、大気圧、吸入空気温度などを総合的に考慮した吸気系モデルの圧力値(Pin_mod)に代替して適用する(S115)。
【0042】
S102で、MAPセンサー10の出力電圧(ADMAP)が定格出力電圧として設定されている上限値(MAP_TH_HI)と下限値(MAP_TH_LO)との間に存在しないと判断されれば、制御部60は、MAPセンサー10のエラーカウンターを増加(ADMAP Error Counter ++)させた後(S120)、エラーカウンター(ADMAP Error Counter)が設定された回数(ADMAP ERROR_CNT_TH)以上であるか否かを判断する(S121)。
【0043】
エラーカウンター(ADMAP Error Counter)が設定された回数(ADMAP ERROR_CNT_TH)以下であれば、初期の過程にリターンされ、エラーカウンター(ADMAP Error Counter)が設定された回数(ADMAP ERROR_CNT_TH)以上であれば、MAPセンサー10の故障と判断してリンプホームモードに進んだ後、燃料噴射量算出のためのMAPセンサー10の圧力値を現在のエンジン回転数、スロットル開度、大気圧、吸入空気温度などを総合的に考慮した吸気系モデルの圧力値(Pin=Pin_mod)に代替して適用して、燃料量噴射量を算出する(S115)。
【0044】
従って、制御部60は、適用されるMAPセンサー10の圧力値を通じて燃料噴射量を算出した後、インジェクター70の駆動時間を制御して算出された燃料量を噴射させると同時に、点火装置80の点火時期を制御して安定したエンジン始動性及び定速性を維持する。
【0045】
前記で、吸気系モデルの圧力値(Pin_mod)は、添付された図4に示された通りであり、スロットルバルブモデルと吸入マニフォールドモデルとを利用して算出するが、スロットルバルブモデルは吸気系の始まりであるエアーフィルターからスロットルバルブとISAバルブとを含むもので、スロットルバルブの開度とエンジン回転数とを利用して基本的な吸入空気量を算出して、これを両端間の圧力差を利用して補正する。
【0046】
その次に、吸入マニフォールドモデルは、吸入マニフォールドから始まって燃焼室までを含むもので、質量保存の法則を利用しスロットルを通じて吸入される空気量と燃焼室に流入される空気量とを算出し、これらの差による圧力差を算出して積分することにより、現在の吸気マニフォールドの圧力を算出するものである。図4の方法を反復的に行うことによってMAPセンサー故障診断を行うことができ 、MAPセンサーの故障と判断される場合に、前記吸気系モデルから計算された吸入マニフォールドの圧力を現在の状態の吸入マニフォールドの圧力として設定することにより、MAPセンサーの故障と判断される場合にもより信頼できる吸入マニフォールドの圧力を得ることができるようになる。
【0047】
吸気系モデルの圧力値の検出についてより具体的に説明する。図5は、本発明による車両のMAPセンサー故障診断方法で図4の吸気系モデルを利用して吸入マニフォールドの圧力を計算する過程を示すフローチャートである。
【0048】
まず、現在のスロットル開度とエンジン回転数とによる空気量値(KF_MASS_TH)を予め設定された2次元テーブルを通じて算出し(S200)、アイドル制御デューティの状態でISAバルブを通過する空気量(m_isa)を算出し(S201)、スロットルバルブが閉鎖された状態でスロットルプレート間での漏洩空気流量(m_leakage)を算出する(S202)。前記エンジン回転数とスロットル開度とによって予め設定された通過空気量テーブルは、実際のエンジンで測定されるデータにより構成され、一般にエンジン回転数が高くスロットル開度が大きいほどスロットル通過空気量が増加する。
【0049】
ISAバルブ通過空気量(m_isa)は、ISAバルブ開度によるISAバルブ通過空気量を意味し、実際のエンジンで測定してデータを得る。ISAバルブ通過空気量(m_isa)は、ISA開度が増加するのに伴って大きくなる。ISAバルブ通過空気量は、当業者によって容易に測定可能である。
【0050】
漏洩空気量は、スロットルバルブを完全に閉鎖した状態で実験によって測定した値である。そして、前記で算出されたスロットル開度(TPS)とエンジン回転数(RPM)とによる空気量値(KF_MASS_TH)、ISAバルブを通過する空気量(m_isa)及びスロットルバルブが閉鎖された状態でのスロットルプレート間での漏洩空気量(m_leakage)を考慮してスロットルを通過する基本空気量(m_th_in_raw)を算出する(S203)。
【0051】
この時、前記で算出される基本空気量(m_th_in_raw)は、標準状態で測定された値であるので、これに対する現在のエンジン状態での補正が必要である。このためには、まず、空気温度に対する補正係数(Corr_Temp)を式1を利用して算出する(S204)。Tは、好ましくは摂氏0度の絶対温度(つまり、273゜K)に設定する。
【0052】
【数7】
Figure 0003860527
【0053】
次に、スロットル両端の圧力比に対する空気通過量を補正しなければならない。図6は、本発明による吸気系モデルで検出されるスロットル両端の圧力比に対する空気流量の関係を示すグラフである。この補正は、スロットル両端の圧力比が一定の値(臨界圧力比、0.5283)以下である場合に図6のA領域に空気通過量が一定に維持され、その以上である場合は図6のB領域のようにしだいに減る現象を示し、圧力比が1の場合、つまり両端の圧力が同一な場合には空気通過量がないためである。
【0054】
これを求めるために、まず、スロットル入口端の圧力(Pth_in)を算出しなければならないが、これは、シリンダー流入空気量による圧力降下テーブル値(KF_PRESS_DROP)を通じて算出し、流入空気量が大きいほどスロットル入口端の圧力降下が大きく現れる傾向を示す。直前のシリンダー流入空気量(m_cylinder_old)を利用して圧力降下テーブルからスロットル入口端の圧力(Pth_in)を算出する(S205)。
【0055】
次に、両端間の圧力比を利用して圧力比補正係数(Corr_RPRESS)を算出するが、これは、下記の式2で設定されるテーブル値(KF_LAF)が利用され、この時の吸入マニフォールドの圧力は以前の段階で求めた圧力モデル値(Pin_mod_old)である(S206)。
【0056】
【数8】
Figure 0003860527
式中、kは比熱比であり、空気の場合には1.4程度であり、空気燃料混合気である場合には理論空燃比で1.26から1.27程度であるとされている。
【0057】
空気温度に対する補正係数(Corr_Temp)及び圧力比補正係数(Corr_RPRESS)が算出されたら、現在スロットルを通過する空気量(m_th_in)を下記の式4のように算出する(S207)。
【数9】
Figure 0003860527
【0058】
スロットルを通過する補正空気量(m_th_in)が算出されたら、吸入マニフォールドでの圧力変化量(delta_P)を検出する(S208)。圧力変化量(delta_P)は、吸入マニフォールドに吸入される空気量(m_th_in)及びシリンダーに流入される空気量の差から発生するので、これを下記の式3のような理想気体方程式を使用して求める。
【0059】
【数10】
Figure 0003860527
【0060】
吸入マニフォールドに吸入される空気量(m_th_in)は、前記で求めたスロットル通過空気量と同一である。
【0061】
前記のように、吸入マニフォールドでの圧力変化量(delta_P)が算出されれば、この値を以前の計算で算出した吸入マニフォールドの圧力(Pin_old)と合せて現在の吸入マニフォールドに対する圧力(Pin_mod)を算出する(S209)。
【0062】
図7は、本発明による吸気系モデルで吸入マニフォールドの圧力に対する燃焼室内の吸入空気量の関係を示すグラフである。前記のように、現在の吸入マニフォールドに対する圧力(Pin_mod)が算出されれば、次にシリンダーに流入される空気量を計算するために吸入マニフォールドの圧力に対する空気流量の比例関係を図7に示されている1次式に近似したモデルを利用して算出する。
【0063】
このために、まず、各エンジン回転数によるシリンダー内部の残留気体圧力(Pirg)が設定されているテーブル値(KF_RES_GAS)から現在のエンジン回転数に対するシリンダー内部の残留気体圧力(Pirg)を算出し、吸入空気量は、吸入マニフォールドの圧力だけでなくエンジン回転数によっても変化するので、現在の圧力に対する比例定数であるK値をエンジン回転数によって設定したテーブル値(KF_MASS_PS)を通じて算出する(S210)。
【0064】
前記のように、現在のエンジン回転数に対するシリンダー内部の残留気体圧力(Pirg)と現在の圧力に対する比例定数であるK値とが算出されれば、これらの値を下記の式5のように演算してシリンダーに流入される実質的な空気量(m_cylinder)を計算する(S211)。
【0065】
【数11】
Figure 0003860527
【0066】
前記のような過程を通じてシリンダーに流入される実質的な空気量が算出されれば、以前の検出値を現在の検出値に更新して(S212)、この値を燃料噴射量算出に適用する。
【0067】
【発明の効果】
以上で説明したように、本発明は、MAPセンサーの故障診断をセンサーの出力電圧の上限値と下限値との範囲の比較を通じて行うと同時に、吸気系モデル式から現在のエンジン状態の吸入マニフォールドの力を求めて算出された圧力値とMAPセンサーから得られた圧力値とを比較してMAPセンサーの異常を判断するので、MAPセンサーの出力電圧の上限値と下限値との範囲内での出力の歪曲などに対して故障判断を容易にすることができる。
【0068】
また、MAPセンサーの故障時に、現在のエンジン回転数、スロットル開度、大気圧、吸入空気温度などを総合的に考慮した圧力値を使用することによって、始動性及び運転性を大きく害しない状態を維持し、吸入空気量の適切な予測によってエンジン運行中にも空燃比の深刻な歪曲を招かないのでエミッションを安定させる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来技術による車両のMAPセンサー故障診断方法を示すフローチャートである。
【図2】本発明による車両におけるMAPセンサー故障診断装置を概略的に示すブロック図である。
【図3】本発明による車両のMAPセンサー故障診断方法で吸気マニフォールドの圧力を推測するための吸気系モデルを示す図面である。
【図4】本発明による車両のMAPセンサー故障診断方法を示すフローチャートである。
【図5】本発明による車両のMAPセンサー故障診断方法で図4の吸気系モデルを利用して吸入マニフォールドの圧力を計算する過程を示すフローチャートである。
【図6】本発明による吸気系モデルで検出されるスロットル両端の圧力比に対する空気流量の関係を示すグラフである。
【図7】本発明による吸気系モデルで吸入マニフォールドの圧力に対する燃焼室内の吸入空気量の関係を示すグラフである。
【符号の説明】
10 : MAPセンサー
20 : スロットルセンサー
30 : 大気圧力センサー
40 : 吸入空気温度センサー
50 : エンジン回転数(RPM)センサー
60 : 制御部
70 : インジェクター
80 : 点火装置
100 : エンジンシステム
102 : エアフィルター
104 : スロットルボディー
106 : スロットルプレート
108 : 吸入マニフォールド
110 : MAPセンサー
112 : アイドル速度調節器
118 : 燃焼室
120 : エンジンシリンダー

Claims (19)

  1. 吸入マニフォールド内の空気圧を示すMAP(Manifold Air Pressure)センサーの出力信号が設定された範囲内であるかを判断するMAPセンサー出力信号判断段階;
    一つ以上のエンジン作動条件に基づいて吸入マニフォールドの圧力を計算する圧力計算段階;
    前記MAPセンサーの出力信号が前記設定された範囲内である場合、MAPセンサーの出力信号が示す吸入マニフォールドの圧力と計算された吸入マニフォールドの圧力との差が設定された値より小さいかを判断する比較段階;
    及び、前記出力信号判断段階でMAPセンサーの出力信号が前記設定された範囲内でない場合、または前記比較段階で前記差が前記設定された値より小さくない場合に、前記計算された圧力を吸入マニフォールドの圧力として設定する設定段階;
    を含んでなることを特徴とする車両におけるMAPセンサー故障診断方法。
  2. 前記設定段階で、MAPセンサーの出力信号が前記設定された範囲内でない場合、エラーカウンターを増加させ、増加したエラーカウンターが設定された値以上である場合に、前記計算された圧力を吸入マニフォールドの圧力として設定することを特徴とする請求項1記載の車両におけるMAPセンサー故障診断方法。
  3. 前記比較段階で、前記MAPセンサーの出力信号が示す吸入マニフォールドの圧力と計算された吸入マニフォールドの圧力との差が設定された値より小さくない場合にエラーカウンターを増加させ、増加したエラーカウンターが設定された値以上である場合に前記計算された圧力を吸入マニフォールドの圧力として設定することを特徴とする請求項1記載の車両におけるMAPセンサー故障診断方法。
  4. 前記比較段階は、スロットル開度センサー、カム位置センサー、及び吸入空気温度センサーが正常な場合に行われることを特徴とする請求項1記載の車両におけるMAPセンサー故障診断方法。
  5. 前記比較段階は、エンジン回転数が設定された回転数より小さい場合に行われることを特徴とする請求項1記載の車両におけるMAPセンサー故障診断方法。
  6. 前記比較段階は、スロットル開度変化量が設定された値より小さい場合に行われることを特徴とする請求項1記載の車両におけるMAPセンサー故障診断方法。
  7. 前記圧力計算段階で、前記エンジン作動条件は、エンジン回転数、スロットル開度、大気圧及び吸入空気温度を含むことを特徴とする請求項1記載の車両におけるMAPセンサー故障診断方法。
  8. 前記圧力計算段階は、
    スロットル通過基本空気量を算出する段階;
    前記算出されたスロットル通過基本空気量を補正してスロットル通過空気量を算出する段階;
    前記算出されたスロットル通過空気量に基づいて吸入マニフォールドの圧力変化量を算出する段階;及び
    前記算出された吸入マニフォールドの圧力変化量に基づいて吸入マニフォールドの圧力を算出する段階;
    を含んでなることを特徴とする請求項1記載の車両におけるMAPセンサー故障診断方法。
  9. 前記スロットル通過基本空気量は、スロットル開度とエンジン回転数とによる基本通過空気量、アイドル速度調節器(ISA;Idle Speed Actuator)通過空気量、及びスロットル漏洩通過空気量の合計から求められることを特徴とする請求項8記載の車両におけるMAPセンサー故障診断方法。
  10. 前記スロットル通過基本空気量の補正は、前記算出されたスロットル通過基本空気量に空気温度補正係数とスロットル両端圧力比補正係数とをかけて行われることを特徴とする、請求項8に記載の車両におけるMAPセンサー故障診断方法。
  11. 前記空気温度補正係数(Corr_Temp)は、式1によって算出されることを特徴とする請求項10記載の車両におけるMAPセンサー故障診断方法。
    Figure 0003860527
  12. 前記スロットル両端圧力比補正係数(Corr_RPRESS)は、式2によって算出されることを特徴とする請求項10記載の車両におけるMAPセンサー故障診断方法。
    Figure 0003860527
  13. 前記吸入マニフォールドの圧力変化量(delta_P)は、式3によって算出されることを特徴とする請求項8記載の車両におけるMAPセンサー故障診断方法。
    Figure 0003860527
  14. 前記算出された吸入マニフォールドの圧力、シリンダー内部の残留気体圧力、及び設定された比例定数に基づいて、シリンダーに流入される空気量を算出する段階をさらに含むことを特徴とする請求項8記載の車両におけるMAPセンサー故障診断方法。
  15. 前記シリンダー内部の残留気体圧力と前記設定された比例定数とは、各々エンジン回転数に基づいて決定されることを特徴とする請求項14記載の車両におけるMAPセンサー故障診断方法。
  16. 吸入マニフォールドの圧力を検出して該当する信号を出力するMAP(Manifold Air Pressure)センサー;及び一つ以上のエンジン作動条件と前記MAPセンサーの出力信号とに基づいてMAPセンサーの故障診断を行う制御部;を含むMAPセンサー故障診断装置において、
    前記制御部は、
    前記MAPセンサーの出力信号が設定された範囲内であるかを判断する段階;
    前記一つ以上のエンジン作動条件に基づいて吸入マニフォールドの圧力を計算する計算段階;
    前記MAPセンサーの出力信号が前記設定された範囲内である場合、MAPセンサーの出力信号が示す吸入マニフォールドの圧力と計算された吸入マニフォールドの圧力との差が設定された値より小さいかを判断する比較段階;及び
    前記出力信号判断段階でMAPセンサーの出力信号が前記設定された範囲内でない場合、または前記比較段階でMAPセンサーの出力信号が示す吸入マニフォールドの圧力と計算された吸入マニフォールドの圧力との差が設定された値より小さくない場合に、計算された圧力を吸入マニフォールドの圧力として設定する段階;
    を含む制御ロジックを行うようにプログラムされることを特徴とする車両におけるMAPセンサー故障診断装置。
  17. 前記比較段階は、スロットル開度センサー、カム位置センサー、及び吸入空気温度センサーが正常な場合に行われるようにプログラムされることを特徴とする請求項16記載の車両におけるMAPセンサー故障診断装置。
  18. 前記比較段階は、エンジン回転数が設定された回転数より小さく、スロットルポジション変化量が設定された値より小さい場合に行われるようにプログラムされることを特徴とする請求項16記載の車両におけるMAPセンサー故障診断装置。
  19. 前記計算段階で、前記吸入マニフォールドの圧力は、エンジン回転数、スロットル開度、大気圧、及び吸入空気温度に基づいて算出されることを特徴とする請求項16記載の車両におけるMAPセンサー故障診断装置。
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