JP3860507B2 - ロール紙印刷システム - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ロール紙に印刷を行うロール紙印刷システム、ロール紙残量管理方法、記録媒体、メモリ付きロール紙に関する。特に、本発明は、ロール紙の量を管理できるようにしたロール紙印刷システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
芯の表面に連続した長い印刷用紙を多数回巻回することにより、ロール紙は構成されている。ロール紙を用いた印刷システムでは、印刷イメージの生成に合わせてロール紙を印字位置に順次送り出すことにより、印刷が行われる。1ページの印刷が終了すると、印刷済みロール紙は所定量だけ送り出され、所定の位置でカット等された後、排紙される。
【0003】
カット紙を用いた印刷システムの場合は、カット紙のサイズに合わせて1ページ分のイメージ(または所定バンド数分のイメージ)を生成し、1枚単位でカット紙を給送する。従って、通常の場合、あるページの印刷途中に用紙切れが発生することはない。これに対し、ロール紙を用いた印刷システムの場合は、連続した長い印刷用紙を所定量ずつ給送するものであり、また、印刷イメージのサイズ(特に長さ方向のサイズ)も各印刷ジョブ毎にそれぞれ相違する可能性がある。従って、あるページの印刷中に、ロール紙の残量が不足して、印刷が中断される可能性がある。
【0004】
そこで、ロール紙の残量を検出する技術が従来より種々提案されている。例えば、特開昭60−87158号公報や特開昭63−154567号公報等では、ロール紙の回転をロータリーエンコーダによって検出することにより、ロール紙の残量を検出している。この他、ロール紙の表面又は裏面に伸縮自在のロッドを押し当て、ロッドの進退量によってロール紙残量を検出する方法(特開平9−124184号公報等)や、ロール紙の非印刷領域に設けたマークをセンサによって光学的に検出することにより、ロール紙残量を検出する方法(特開平10−226144号公報)、印字桁数を積算してロール紙の使用量を求めることでロール紙残量を検出する方法等が知られている。
【0005】
また、ロール紙の残量管理に関する従来技術としては、例えば、特開平10−25046号公報に記載されているように、各ロール紙の残量をプリンタ側のメモリにそれぞれ保持しておき、ロール紙の使用量に応じてメモリ内のロール紙残量を更新するものも知られている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ロール紙はカット紙と異なって、印刷用紙を適宜補充することができない。カット紙を用いる印刷システムの場合、「用紙残量」という情報は給紙カセットの属性である。しかし、ロール紙の場合は、連続した長い印刷用紙であるから、用紙残量という情報はロール紙側の属性情報となる。従って、特開平10−25046号公報に記載の従来技術のように、各ロール紙の残量をプリンタ側で管理する場合は、残量が記憶されたプリンタでなければ、そのロール紙を使用することができない。即ち、途中まで使用したロール紙を別のプリンタで使用することができないという問題がある。
【0007】
また、一本のロール紙を一回の連続した印刷で使い切るような場合はともかく、通常は、複数回の印刷でロール紙を分けて使用する。従って、ロール紙の残量を管理するには、次の印刷時までデータを保持することができ、かつデータを書換可能な記憶装置を用いる必要がある。このような記憶装置として、例えば、EEPROM(Electrically Erasable Programmable ROM)のようなメモリを挙げることができる。EEPROMのようなメモリの場合は、書換可能回数が約1万回程度と少ないため、例えば、各印刷パス毎や各ラスタ毎に細かく残量を更新すると、ロール紙を使い切る前にメモリが使用できなくなるおそれがある。書換可能回数の大きなメモリを採用すると、メモリ付きロール紙のコストが増大する。また、各印刷パス毎に(紙送りするたびに)細かく残量を更新すると、頻繁にメモリ内容を書き換える分だけ、プリンタ側のコンピュータの負荷が増大し、処理速度が低下するおそれもある。
【0008】
そこで、毎回の印刷パス毎に残量を更新するのではなく、複数パス毎に残量を更新する方法も考えられるが、印刷途中にロール紙残量を検出して更新しても、それは無駄な更新になることが多い。何故なら、印刷途中に検出された残量は、最終的なロール紙使用量が確定する前の値だからである。
【0009】
本発明は、上記のような課題に鑑みなされたものであり、その目的は、適切にロール紙の残量を管理できるようにしたロール紙印刷システムを提供することにある。本発明の他の目的は、適切なタイミングでロール紙の残量又は使用量に関する量情報を更新することにより、効率的にロール紙の量を管理できるようにしたロール紙印刷システムを提供することにある。また、本発明の他の目的は、適切なタイミングでロール紙残量を更新することにより、効率的にロール紙の残量を管理できるようにしたロール紙印刷システムを提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するための、主たるロール紙印刷システムでは、ロール紙の搬送量を検出するための搬送量検出手段と、前記ロール紙の残量又は使用量に関する量情報を記憶するための記憶手段と、前記搬送量検出手段により検出された搬送量に基づき、前記量情報を前記記憶手段に記憶させる更新手段とを備え、前記更新手段は、前記ロール紙に対してロール紙使用上の区切りを示すための物理的処理が行われた場合には、前記量情報を前記記憶手段に記憶させる。また、他の主たるロール紙印刷システムでは、ロール紙側に残量記憶手段を設けている。そして、ロール紙の搬送量を検出する搬送量検出手段と、検出されたロール紙の搬送量とロール紙の初期残量とに基づいて、ロール紙残量を検出する残量検出手段と、残量検出手段により検出されたロール紙残量を残量記憶手段に記憶させる残量更新手段とは、マシン側(プリンタ側)に設けられる。
【0011】
本発明によれば、残量更新手段は、ロール紙に対してロール紙使用上の区切りを示すための物理的処理が行われた場合には、検出されたロール紙残量を残量記憶手段に記憶させるようになっている。次の印刷時には、残量記憶手段に記憶された値が初期残量として読み出される。
【0012】
ここで、「ロール紙使用上の区切りを示す物理的処理」とは、例えば、ロール紙を切断するカット処理、ロール紙にミシン目を入れるミシン目処理、ロール紙に折り目を入れる折り目処理を挙げることができる。なお、通常は、ページ単位の印刷が終了する度にカット等の処理が行われるため、「印刷上の区切り」と言い換えることもできる。
【0013】
所定の物理的処理が行われた後で、残量記憶手段のロール紙残量を更新させるため、各印刷パス毎にロール紙残量を更新する場合よりも更新頻度を低下させることができ、残量記憶手段の寿命を延ばすことができる。また、更新頻度が低下するため、コンピュータの負荷を減らしてデータ処理速度の低下を防止することができる。また、残量記憶手段をロール紙側に設けるため、各ロール紙毎に残量を容易に管理することができる。
【0014】
また、残量更新手段は、物理的処理が行われた後で、ロール紙の先端が予め設定された所定の初期位置に戻されたときに、検出されたロール紙残量を残量記憶手段に記憶させることとしてもよい。
【0015】
ここで、所定の初期位置としては、例えば、用紙先端を検出するための用紙検出手段の検出基準位置またはロール紙に印刷を行うための印刷手段の印字基準位置を用いることができる。
【0016】
ロール紙の先端が初期位置から送り出されたときを残量検出の始点とし、所定の物理的処理が終わって再びロール紙の先端が初期位置に戻されたときを残量検出の終点とすることにより、正確なロール紙残量を求めることができる。
【0017】
また、残量更新手段は、印刷エラーが発生したときは、物理的処理が行われる前であっても、検出されたロール紙残量を残量記憶手段に記憶させることとしてもよい。
【0018】
印刷エラーとしては、例えば、電源遮断、印刷データの転送ミス(アンダーランエラー等)、紙詰まり等を挙げることができる。このような印刷エラーが発生したときは、物理的処理が行われて初期位置に戻される前に、ロール紙残量を確定させて残量記憶手段の内容を更新させる。これにより、印刷中にエラーが生じた場合でも、ロール紙残量を管理することができ、印刷再開時に備えることができる。
【0019】
また、本発明の別の観点に従えば、ロール紙残量管理方法として把握することもできる。
【0020】
即ち、本発明に係るロール紙残量管理方法では、ロール紙の先端が所定の初期位置を通過したときから、ロール紙の搬送に応じて搬送量を検出し、ロール紙に対してロール紙使用上の区切りを示すための物理的処理が行われた後で、ロール紙の先端が初期位置に戻されたときに、搬送量に基づいてロール紙残量を確定させ、確定されたロール紙残量を残量記憶手段に記憶させる。
【0021】
さらに、本発明の別の観点に従えば、ロール紙残量管理プログラムとして把握することもできる。そして、このプログラムは、例えばインターネット等の通信回線を経由して印刷システムのコンピュータにダウンロードさせることができるほか、記録媒体に記録して配布等することもできる。記録媒体としては、例えば、CD-ROM、DVD-ROM、光磁気ディスク、ハードディスク、メモリ等の各種記録媒体を利用することができる。
【0022】
また、本発明の別の観点に従えば、残量更新手段は、ロール紙を搬送するときの各紙送り毎にはロール紙残量の更新を行わず、所定タイミングでロール紙残量を更新させる。
【0023】
さらに、本発明の別の観点に従えば、ロール紙使用上の区切りを示すための物理的処理がロール紙印刷装置によって行われた場合には、ロール紙印刷装置に設けられた残量更新手段によって、残量記憶手段の記憶する残量値が更新されるメモリ付きロール紙と捉えることができる。
【0024】
また、別の観点に従えば、ロール紙に印刷を行うロール紙印刷システムは、搬送量検出手段と、記憶手段と、更新手段とを備えている。搬送量検出手段は、前記ロール紙の搬送量を検出し、記憶手段は、検出された前記搬送量と前記ロール紙の初期量とに基づいて検出された前記ロール紙の残量又は使用量に関する量情報を記憶し、更新手段は、前記搬送量検出手段により検出された搬送量に基づき、前記量情報を前記記憶手段に記憶させる。さらに、前記更新手段は、前記ロール紙に対してロール紙使用上の区切りを示すための物理的処理が行われた場合には、前記量情報を前記記憶手段に記憶させる。
【0025】
【発明の実施の形態】
以下、図面に基づいて本発明の実施の形態について詳細に説明する。
【0026】
図1〜図4は、本発明の第1の実施の形態に係り、図1は本実施の形態に係るロール紙印刷システムの要部を概略的に示す構成説明図である。
【0027】
ロール紙1は、例えば、筒状の軸芯2の外周面に連続した長い印刷用紙3を多数回巻回することにより構成されている。ロール紙1には、自己に関するデータを記憶するための記憶装置30が予め設けられている。「残量記憶手段」又は「記憶手段」としての記憶装置30は、例えば、軸芯2の内周面に着脱可能に又は固定的に設けることができる。あるいは、軸芯2の両端にフランジが形成されている場合には、このフランジに記憶装置30を設けることもできる。記憶装置30を軸芯2の軸方向中間部で内周面に設ける場合は、ロール紙の厚みのために、プリンタ側との交信距離が増大する。なお、記憶装置30は、プリンタ側に設けることもできる。
【0028】
ここで、記憶装置30は、例えば、EEPROM等の書換可能な不揮発性メモリと、該メモリに電源を供給する電源供給部、プリンタ側との通信を行うための通信部とを備えて構成することができる。例えば、記憶装置30は、プリンタ側から発信された電波(残量に関するデータを含んでいる)を受信して、この電波により誘導起電力を発生せしめ、電力源として利用することができる。なお、これに限らず、種々の方法を採用することができる。例えば、軸芯2の端部にデータ送受信及び電源供給のための接点を形成し、プリンタ側の接点と接触させることによりメモリの内容を更新させることもできる。即ち、記憶装置30とメモリアクセス部26とは、接触式または非接触式のいずれの方式によってもデータの送受信を行うことができる。なお、本出願人が先に出願した特許願2000−397634号の段落番号00030〜00032等には非接触式の具体例について記載されており、同段落番号0054,0055等には接触式の具体例について記載されていおり、これらの説明及び該説明が参照する図面は、本出願においても必要に応じて参照される。
【0029】
ロール紙1は、ユーザによってプリンタ本体の所定位置にセットされる。あるいは、ロール紙1は、プリンタ本体とは別体に構成され、複数のロール紙を供給可能な供給装置内にセットされる場合もある。ロール紙1は、紙送りローラ10により矢示F方向に搬送される。紙送りローラ10の近傍に設けられた用紙検出センサ11は、ロール紙の先端を検出する。ロール紙1が印刷ヘッド12まで搬送されると、印刷イメージデータに応じて所定の印刷が開始される。符号13は、例えば、プラテンのようなロール紙を背面側から支持するための支持部材である。なお、図中では、インクジェット式のプリントエンジンを示しているが、本発明はこれに限定されない。例えば、レーザプリンタの場合であってもよく、その場合は、印刷ヘッド12の代わりに、例えば転写ローラ等が用いられる。
【0030】
印刷ヘッド12を通過することにより、ロール紙1の所定位置に印刷済みのページ5が形成される。このページ5の長さを以後Phとする。ページ長さPhは、印刷イメージ及び該イメージの搬送方向両端に形成される余白分を含む。ロール紙1は、排紙ローラ14により排紙される。排紙ローラ14の近傍には、「ロール紙使用上の区切りを示すための物理的処理」の一例としてのカッター15が設けられている。カッター15によって、印刷済みページ5はロール紙1から切り離され、排紙口に排出される。カット後に、ロール紙1の搬送方向は矢示R方向に反転し、用紙先端が用紙検出センサ11によって検出される位置まで引き戻されるようになっている。
【0031】
プリンタコントローラ20は、マイクロコンピュータシステムとして構成されており、CPUやRAM,ROM、入出力インターフェース等のコンピュータ資源を適宜使用することができる。プリンタコントローラ20は、パーソナルコンピュータ等のホストコンピュータから受信した印刷データに基づいて印刷イメージを生成すると共に、ロール紙1の搬送や印刷ヘッド12の駆動等を制御するようになっている。
【0032】
プリンタコントローラ20には、以下に述べる通り、ロール紙の残量管理装置を構成する各機能が実現されている。
【0033】
「残量検出手段」としての残量算出部21は、ロール紙の残量を随時算出するものである。残量算出部21は、残量初期値22と搬送量検出部23が検出したロール紙1の搬送量とに基づいて、ロール紙残量を検出する。残量初期値22は、ロール紙1側に設けられた記憶装置30から読み出される値である。「搬送量検出手段」としての搬送量検出部23は、例えば、エンコーダ等の回転検出センサを用いることにより、紙送りローラ10を駆動する紙送りモータの回転量及び回転方向を検出し、この回転量に基づいてロール紙1の搬送量を検出するようになっている。なお、搬送量検出部23からの出力信号は、ロール紙1が矢示F方向に搬送されている時と矢示R方向に逆送されている時とでは符号が反転している。
【0034】
残量算出部21は、残量初期値22から搬送量を減算又は加算することによって、印刷途中のロール紙残量を紙送り量単位でほぼリアルタイムで算出することができる。算出されたロール紙残量は、残量カウンタ25に保持される。
【0035】
初期位置検出部24は、残量算出部21による残量監視の開始時期を設定するためのもので、ロール紙1の先端が用紙検出センサ11により検出されたときに、残量算出部21による残量監視が開始されるようになっている。即ち、本実施の形態では、ロール紙1がプリンタにセットされ、その先端が用紙検出センサ11の検出位置まで挿入された状態を初期状態としている。具体的には、例えば、用紙検出センサ11がロール紙1を検出するまでは、搬送量検出部23による搬送量検出を行わないか又は残量算出部21が無視するように構成することができる。または、ロール紙1を矢示F方向に搬送している場合において、用紙検出センサ11がロール紙1を検出したときには、残量カウンタ25にリセット信号を入力するように構成することもできる。
【0036】
メモリアクセス部26は、更新タイミング検出部27からの信号に基づいて、残量カウンタ25が保持しているロール紙残量を読出し、このデータを記憶装置30に送信してロール紙残量を更新させるものである。メモリアクセス部26は更新タイミング検出部27と共に「残量更新手段」又は「更新手段」を構成する。更新タイミング検出部27は、ロール紙1がカッター15によりカットされて、初期位置である用紙検出センサ11の検出基準位置に引き戻されたときを、ロール紙残量の更新タイミングとして検出する。
【0037】
次に、図2及び図3に基づいて、ロール紙1の搬送状態と残量カウンタ25が保持する残量値との関係を説明する。ロール紙1に1ページ分の印刷を行って切断する場合を例に挙げる。
【0038】
まず、図2(a)に初期状態を示す。ロール紙1の先端が用紙検出センサ11によって検出される位置まで搬送された状態を初期位置としている。この時、残量カウンタ25が示すロール紙残量の値(PL)は、残量初期値Lsと等しい(PL=Ls)。残量初期値Lsは、ロール紙1側の記憶装置30から読み出された残量値である。初期位置である用紙検出センサ11の検出基準位置から印刷ヘッド12の印刷基準位置までの距離をL1、印刷ヘッド12の印刷基準位置からカッター15の切断位置までの距離をL2とする。
【0039】
図2(b)に示すように、印刷が開始されると、ロール紙1は矢示F方向に搬送され、その先端が印刷ヘッド12に到達する。このとき、残量カウンタ25が示す残量PLの値は、残量初期値Lsから初期値−印刷基準位置までの長さL1を減じたものとなる(PL=Ls−L1)。そして、ロール紙1を所定量ずつ紙送りしながら印刷が行われていく。ロール紙1の紙送りがされるたびに、残量カウンタ25の値は、紙送り量分だけ減少していく。
【0040】
1ページの印刷が終了した状態を図2(c)に示す。上下両端のマージンを含む1ページ分の長さをPhとすると、印刷終了直後に残量カウンタ25が示す残量PLは、PL=Ls−L1−Phとなる。
【0041】
図3(d)に示すように、印刷が終了したページはカッター15の位置まで搬送され、カッター15により所定位置で切断される。従って、ロール紙1は、さらに距離L2分だけ搬送されたことになり、残量カウンタ25の示す残量の値PLは、PL=Ls−L1−Ph−L2となる。即ち、ロール紙1に1ページ分の印刷を行ってから切断するまでの間にロール紙1が送り出された量は、(L1+Ph+L2)となる。
【0042】
切断が終了した後は、次の新たな印刷に備えて、ロール紙1を初期位置に復帰させる。例えば、給紙ローラ10が逆回転することにより、ロール紙1の先端は初期位置に向けて引き戻される。
【0043】
図3(e)に示す状態は、ロール紙1の先端がカッター15の切断位置から印刷ヘッド12の印刷基準位置まで距離L2だけ引き戻された状態を示す。従って、残量カウンタ25の示す残量PLの値は、PL=Ls−L1−Ph−L2+L2=Ls−L1−Phとなる。
【0044】
図3(f)に示す状態は、ロール紙1の先端が、用紙検出センサ11により検出される初期位置までさらに距離L1だけ引き戻された状態を示す。このとき、残量カウンタ25の示す残量PLの値は、PL=Ls−L1−Ph−L2+L2+L1=Ls−Phとなる。従って、最終的には、残量初期値Lsから印刷に使用された分の長さPhを減じた分が、ロール紙1の残量として確定する。そこで、残量カウンタ25がほぼリアルタイムで計測するロール紙残量のうち、初期位置に復帰したときの残量PLが記憶装置30に転送されて更新されるようになっている。
【0045】
印刷開始前から印刷が終了してロール紙1の先端が初期位置に復帰するまでの間に、ロール紙残量PLは、PL=Ls−L1−Ph−L2+L2+L1として示したように、ロール紙1の搬送に応じて変化していく。変化の種類に応じて書き直すと、PL=Ls−(L1+Ph+L2)+(L2+L1)となる。右辺第1項は残量初期値Lsであり、印刷開始前の、即ち搬送直前の状態におけるロール紙残量を示す。右辺第2項の(L1+Ph+L2)は、切断というロール紙使用上の区切りを示す物理的処理が行われるまでの間に、ロール紙1が送り出された合計送り量を示す。右辺第3項の(L2+L1)は、切断終了後にロール紙1が初期位置に引き戻された引き戻し量を示す。
【0046】
なお、図2,図3では、1ページを印刷した後に切断する場合を例示しているが、後述のフローチャートに示すように、複数のページを続けて印刷する場合もある。
【0047】
次に、図4に基づいて、ロール紙の残量管理方法を説明する。以下の説明では、「ステップ」を「S」と略記する。
【0048】
まず、ユーザはロール紙1をプリンタの所定箇所にセットする(S1)。既にロール紙1がプリンタにセットされている場合は、S1が省略される。次に、メモリアクセス部26がロール紙1側の記憶装置30にアクセスし、記憶装置30に記憶されている残量値を読出す。記憶装置30から読み出された残量値Lsが残量初期値22にセットされる(S2)。これにより、残量初期値22はLsとなる。
【0049】
次に、ロール紙1の先端が初期位置(用紙検出センサ11の検出基準位置)まで搬送される(S3)。印刷が開始されると(S4:YES)、ロール紙1は印刷ヘッド12に向けて搬送される(S5)。この搬送に応じて残量算出部21はロール紙残量を算出し、この算出されたロール紙残量は残量カウンタ25に保持される(S6)。
【0050】
印刷プロセスでは、印刷ヘッド12によって印刷イメージをロール紙1の所定位置に形成しつつ、ロール紙1を所定量ΔLずつ搬送する(S7)。ロール紙1の搬送に応じてロール紙残量は変化し、残量カウンタの値が徐々に減じていく(S8)。なお、S8では、説明の便宜上、一回の紙送り量ΔL分だけロール紙残量PLがデクリメントされるかのように示しているが、紙送りが行われるたびに、ΔLずつ残量カウンタ25が示すロール紙残量が少なくなっていく。
【0051】
印刷が終了すると(S9:YES)、ロール紙1の印刷面には、1ページ分のイメージが形成される。従って、印刷終了時には、印刷されたページの長さPh(=ΔL×α:ΔLの紙送りを所定回数αだけ繰り返した長さに等しい)だけロール紙残量PLが少なくなる(S10)。
【0052】
次に、印刷済みのページを切断するか否かを判定する(S11)。ロール紙1を切断するか否かは、印刷実行時に予め指定しておくこともできるし、各ページの印刷が終了する毎にユーザが選択するようにすることもできる。
【0053】
切断しない場合は(S11:NO)、次ページの印刷が開始されるまで待機する(S12)。次ページの印刷ジョブがプリンタに入力等されて、次ページの印刷を開始する場合は(S12:YES)、前ページの終わりと次ページ先頭との間に所定の余白を形成すべく、余白分ΔL1だけロール紙1を搬送する(S13)。これにより、残量カウンタ25の値は更新される(S14)。以後、次ページの印刷が完了するまでS7〜S10の処理が繰り返される。
【0054】
ロール紙1を切断する場合は(S11:YES)、ロール紙1をカッター15による切断位置までさらに搬送する(S15)。この搬送の分(L2)だけ、残量カウンタ25の示すロール紙残量PLの値は減少する(S16)。
【0055】
そして、切断が終了したか否かを判定し(S17)、切断を終了した場合は、ロール紙1の先端を初期位置である用紙検出センサ11の位置まで引き戻す(S18)。これにより、残量カウンタ25の値も変化し(S19)、ロール紙1が初期位置に戻ったときの残量カウンタ25の値が確定値として記憶装置30の記憶内容(ロール紙残量)が更新される。なお、切断が終了したか否かは、ユーザによる切断終了の指示入力またはセンサによって検出することができる。
【0056】
このように、本実施の形態によれば、ロール紙1が切断されたときに、ロール紙1の使用量を確定させて、記憶装置30が記憶するロール紙残量を更新するため、適切な時期にロール紙残量を更新することができ、更新頻度を少なくすることができる。このため、記憶装置30の記憶内容を無駄に更新することがなく、メモリ寿命を延ばすことができる。また、プリンタ側のコンピュータに与える負荷を少なくすることができる。
【0057】
また、記憶装置30をロール紙1側に設ける構成のため、各ロール紙は自己の残量をそれぞれ管理することができ、プリンタ側でロール紙残量を管理する従来技術に比べて、使い勝手が向上する。
【0058】
特に、初期位置(用紙検出センサ11の検出基準位置)が、ロール紙1に物理的処理を行う切断位置よりも、搬送方向手前(紙送り方向手前)に位置する場合には、切断後にロール紙1を引き戻す必要があり、ロール紙1の引き戻しにより残量カウンタ25の値は増加する。従って、切断前に記憶装置30のロール紙残量を更新しても、その更新は途中結果に過ぎず無駄な更新となる。これに対し、本実施の形態では、切断によってロール紙1の使用量が確定した場合に、記憶装置30の記憶内容を更新することとしている。
【0059】
換言すれば、引き戻され得るロール紙の場合は、ロール紙の使用量確定時期と残量更新時期とを連動させる必要がある。カット紙やインクカートリッジのような消耗品の場合は、使った分だけ残量が少なくなっていき、残量値が上昇する場面がないので、使用量と残量とが常に対応する。従って、そのような消耗品では、使用量確定時期と残量更新時期との調和を考慮する必要がない。しかし、本実施の形態のように、印刷プロセス終了後に引き戻し(巻き戻し)されうる印刷システムの場合は、使用量が確定するのを待ってから残量を更新する必要がある。そこで、本実施の形態では、ロール紙1が切断されて、使用上の区切りが示された時点でロール紙の使用量が確定したものとし、記憶装置30の残量を更新することで、無駄な残量更新を防止している。
【0060】
次に、図5に基づいて本発明の第2の実施の形態を説明する。なお、以下の説明では、上述した構成要素と同一の構成要素には同一の符号を付し、その説明を省略するものとする。本実施の形態の特徴は、1ページ分の印刷終了時にも記憶装置30の内容を更新させる点にある。
【0061】
即ち、印刷が終了した場合は(S9:YES)、残量カウンタ25の示す値で記憶装置30の記憶内容を更新させる(S31)。
【0062】
次に、図6に基づいて本発明の第3の実施の形態を説明する。本実施の形態の特徴は、ロール紙1の使用上の区切りを示す物理的処理として、ミシン目処理を採用した点にある。カッター15に代えて、ミシン目処理を行うものとする。
【0063】
印刷が終了した場合は(S9:YES)、ミシン目処理を行うか否かを判定する(S41)。ミシン目を入れる場合は(S41:YES)、ミシン目位置まで距離L2だけロール紙1を搬送する(S42)。ミシン目処理位置までの搬送量L2だけ残量カウンタ25の示すロール紙残量は少なくなる(S43)。
【0064】
そして、ミシン目処理が終了したか否かを判定し(S44)、ミシン目が入った場合には、残量カウンタ25の保持内容で記憶装置30の記憶内容を更新させる(S45)。次に、ロール紙1を初期位置まで引き戻すか否かを判定し(S46)、引戻さない場合には(S46:NO)前記S4に戻って、印刷待ちを行う。
【0065】
一方、例えば、ユーザがミシン目のところでロール紙1を破り取った場合のように、ロール紙1を初期位置まで引き戻す場合は(S46:YES)、ロール紙1を初期位置まで引き戻す(S47)。引き戻しに応じて、残量カウンタ25の値は増加し(S48)、ロール紙1の先端が初期位置まで復帰した時点で、残量カウンタ25の記憶内容により記憶装置30の記憶内容が更新される(S49)。
【0066】
次に、図7に基づいて本発明の第4の実施の形態を説明する。本実施の形態の特徴は、初期位置として印刷ヘッド12の印刷基準位置を用いる点にある。
【0067】
即ち、図7(a)に示すように、初期位置として印刷ヘッド12により印刷を行うときの基準位置を用いる。従って、ロール紙1を印刷基準位置に搬送するまでの搬送量は、ロール紙残量として検出されない。ロール紙1の先端が印刷基準位置に到達した時点で、記憶装置30の記憶する残量値Lsが残量初期値22にセットされる。あるいは、ロール紙1をセットした時点で記憶装置30の記憶する残量値Lsを残量初期値22にセットしてもよい。
【0068】
そして、図7(b)に示すように印刷が完了し、図7(c)に示すようにカッター15によって切断された場合、この切断によって、ロール紙1の使用量が確定する。そして、図7(a)と共に説明した通り、ロール紙1の先端を初期位置まで復帰させる。
【0069】
次に、図8に基づいて本発明の第5の実施の形態を説明する。本実施の形態の特徴は、印刷エラーが発生したときに記憶装置30の記憶するロール紙残量を更新させる点にある。
【0070】
ここで、印刷エラーとしては、例えば、印刷データの受信処理ミス(アンダーランエラー等)、紙詰まり等を挙げることができる。印刷エラーが発生した場合は(S51:YES)、ロール紙1の先端が既に初期位置にあり、最新のロール紙残量で記憶装置30のデータを更新済みであるか否かを判定する(S52)。例えば、印刷データ受信中にエラーを生じたような場合は、ロール紙1の搬送を開始する前に印刷エラーとなるが、このときは、記憶装置30の記憶するロール紙残量を更新する必要がないため、処理を終了する。
【0071】
一方、既にロール紙の搬送が開始されているような場合は(S52:NO)、ロール紙1先端の現在位置から初期値までの距離を算出し、この分だけロール紙残量をデクリメントして記憶装置30の内容を更新させる(S53,S54)。
【0072】
そして、エラーのリカバリ処理(詰まった紙の除去やデータの再受信等)が行われたか否かを判定し(S55)、リカバリ処理が行われた場合は、紙送りがされてロール紙1が切断されたか否かを判定する(S56)。即ち、皺になった紙の除去や途中まで印刷した部分の破棄が行われたか否かを判定する。切断によって破棄されている場合は、この破棄された分の長さを算出し(S57)、記憶装置30の記憶するロール紙残量を更新させる(S58)。
【0073】
これにより、エラーが発生した場合でも、ロール紙1の残量を適切に管理することができる。
【0074】
なお、本発明は、上述した各実施の形態に限定されない。当業者であれば、前記各実施の形態に構成要素を追加したり、削除したり、変更等したりして種々の変形を行うことができる。例えば、切断処理、ミシン目処理以外に、折り目処理を採用することもできる。
【0075】
また、本発明は、ロール紙残量の管理だけでなく、ロール紙使用量等、ロール紙の量に関する量情報の管理についても適用可能である。本発明をロール紙使用量の管理に適用する場合には、図1における残量初期値22を使用量初期値とし、残量検出部21を使用量検出部とし、残量カウンタ25を使用量カウンタとすればよい。ロール紙の量に関する量情報の管理に適用されるロール紙印刷システムは、搬送量検出手段と、記憶手段と、更新手段とを備える。搬送量検出手段は、前記ロール紙の搬送量を検出し、記憶手段は、前記ロール紙の量に関する量情報を記憶し、更新手段は、前記搬送量検出手段により検出された搬送量に基づき、前記量情報を前記記憶手段に記憶させる。さらに、前記更新手段は、前記ロール紙に対してロール紙使用上の区切りを示すための物理的処理が行われた場合には、前記量情報を前記記憶手段に記憶させる。
【0076】
以上説明した通り、本実施の形態に係るロール紙印刷システムによれば、量情報の無駄な更新を無くして適切にロール紙の量を管理することができる。
【0077】
【発明の効果】
以上説明した通り、本発明に係るロール紙印刷システムによれば、無駄な残量更新をなくして適切にロール紙残量を管理することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態に用いられるロール紙印刷システムの要部を概略的に示す説明図である。
【図2】ロール紙の搬送状態に応じて残量カウンタが示すロール紙残量PLが変化する様子を示す模式図である。図2(a)は初期状態を示す図である。図2(b)は印刷開始位置まで搬送した状態を示す図である。図2(c)は印刷終了時の搬送状態を示す図である。
【図3】図2に続く模式図である。図3(d)はカット位置まで搬送した状態を示す図である。図3(e)は印刷位置まで引き戻した状態を示す図である。図3(f)は初期位置まで引き戻した状態を示す図である。
【図4】ロール紙の残量管理方法を示すフローチャートである。
【図5】本発明の第2の実施の形態に係るロール紙の残量管理方法を示すフローチャートである。
【図6】本発明の第3の実施の形態に係るロール紙の残量管理方法を示すフローチャートである。
【図7】本発明の第4の実施の形態に係り、初期位置として印刷基準位置を用いる場合の模式図である。図7(a)は初期状態を示す図である。図7(b)は印刷終了時の搬送状態を示した図である。図7(c)はカット位置まで搬送した状態を示す図である。
【図8】本発明の第5の実施の形態に係り、印刷エラー発生時にロール紙残量を管理する方法を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 ロール紙
2 軸芯
3 印刷用紙
10 給紙ローラ
11 用紙検出センサ
12 印刷ヘッド
14 排紙ローラ
15 カッター
20 プリンタコントローラ
21 残量算出部
22 残量初期値
23 搬送量検出部
24 初期位置検出部
25 残量カウンタ
26 メモリアクセス部
27 更新タイミング検出部
30 記憶装置

Claims (10)

  1. ロール紙印刷装置とロール紙とを備え、前記ロール紙に印刷を行うロール紙印刷システムにおいて、
    前記ロール紙は、
    当該ロール紙の残量を記憶するための外部残量記憶手段を備え、
    前記ロール紙印刷装置は、
    前記ロール紙の搬送量を検出する搬送量検出手段と、
    前記検出されたロール紙の搬送量と前記ロール紙の初期残量とに基づいて、ロール紙残量を検出する残量検出手段と、
    前記残量検出手段により検出されたロール紙残量を記憶する内部残量記憶手段と、
    前記内部残量記憶手段に記憶されているロール紙残量を前記外部残量記憶手段に記憶させる残量更新手段とを備え、
    前記残量更新手段は、前記ロール紙に対して当該ロール紙印刷装置によってロール紙使用上の区切りを示すための物理的処理が行われた場合には、前記内部残量記憶手段に記憶されているロール紙残量を前記外部残量記憶手段に記憶させ、印刷エラーが発生した場合には、前記ロール紙が搬送されているか否かを判定し、既に搬送されているときは、前記ロール紙の搬送量を減算したロール紙残量を算出し、前記物理的処理が行われる前でも前記外部残量記憶手段に記憶させるロール紙印刷システム。
  2. 前記残量更新手段は、前記物理的処理が行われた後で、前記ロール紙の先端が予め設定された所定の初期位置に引き戻されたときに、前記検出されたロール紙残量を前記外部残量記憶手段に記憶させる請求項1に記載のロール紙印刷システム。
  3. 前記所定の初期位置は、用紙先端を検出するための用紙検出手段の検出基準位置である請求項2に記載のロール紙印刷システム。
  4. 前記所定の初期位置は、前記ロール紙に印刷を行うための印刷手段の印字基準位置である請求項2に記載のロール紙印刷システム。
  5. 前記初期位置は、前記物理的処理が行われる位置よりも用紙搬送方向手前に位置する請求項2〜請求項のいずれかに記載のロール紙印刷システム。
  6. 前記物理的処理とは、前記ロール紙を所定位置で切断するカット処理、前記ロール紙の所定位置にミシン目を設けるミシン目処理、または前記ロール紙の所定位置に折り目を入れる折り目処理のうちいずれか一つである請求項1〜請求項の少なくともいずれかに記載のロール紙印刷システム。
  7. 印刷が行われるロール紙側に設けられた外部残量記憶手段に前記ロール紙の残量を記憶させるためのロール紙残量管理方法であって、
    ロール紙の搬送量を検出する工程と、
    前記検出されたロール紙の搬送量と前記ロール紙の初期残量とに基づいて、ロール紙残量を検出する工程と、
    前記検出されたロール紙残量をロール紙印刷装置内の内部残量記憶手段に記憶させる工程と、
    ページの区切りで、ロール紙使用上の区切りを示すための物理的処理を行うかを判定する工程と、
    該判定の結果に基づいて前記物理的処理が行われた場合、前記物理的処理の終了を検出して前記ロール紙の使用量が確定した後に、前記内部残量記憶手段に記憶されているロール紙残量を前記外部残量記憶手段に記憶させる工程と、
    印刷エラーが発生した場合、前記ロール紙が搬送されているか否かを判定し、既に搬送されているときは、前記ロール紙の搬送量を減算したロール紙残量を算出し、前記物理的処理が行われる前でも前記外部残量記憶手段に記憶させる工程と、を含むことを特徴とするロール紙残量管理方法。
  8. 印刷が行われるロール紙側に設けられた外部残量記憶手段に前記ロール紙の残量を記憶させるためのロール紙残量管理プログラムにおいて、
    ロール紙の搬送量を検出する機能と、
    前記検出されたロール紙の搬送量と前記ロール紙の初期残量とに基づいて、ロール紙残量を検出する機能と、
    前記検出されたロール紙残量をロール紙印刷装置内の内部残量記憶手段に記憶させる機能と、
    ページの区切りで、ロール紙使用上の区切りを示すための物理的処理を行うかを判定する機能と、
    該判定の結果に基づいて前記物理的処理が行われた場合、前記物理的処理の終了を検出して前記ロール紙の使用量が確定した後に、前記内部残量記憶手段に記憶されているロール紙残量を前記外部残量記憶手段に記憶させる
    該判定の結果に基づいて前記物理的処理が行われた場合、前記物理的処理の終了を検出して前記ロール紙の使用量が確定した後に、前記内部残量記憶手段に記憶されているロール紙残量を前記外部残量記憶手段に記憶させる機能と、
    印刷エラーが発生した場合、前記ロール紙が搬送されているか否かを判定し、既に搬送されているときは、前記ロール紙の搬送量を減算したロール紙残量を算出し、前記物理的処理が行われる前でも前記外部残量記憶手段に記憶させる機能と、をコンピュータ上に実現させるためのプログラム。
  9. ロール紙に印刷を行い、かつ前記ロール紙側に設けられた外部残量記憶手段に、当該ロール紙の残量を記憶するロール紙印刷装置であって、
    前記ロール紙の搬送量を検出する搬送量検出手段と、
    前記検出されたロール紙の搬送量と前記ロール紙の初期残量とに基づいて、ロール紙残量を検出する残量検出手段と、
    前記残量検出手段により検出されたロール紙残量を記憶する内部残量記憶手段と、
    前記内部残量記憶手段に記憶されているロール紙残量を前記外部残量記憶手段に記憶させる残量更新手段とを備え、
    前記残量更新手段は、前記ロール紙に対して当該ロール紙印刷装置によってロール紙使用上の区切りを示すための物理的処理が行われた場合には、前記内部残量記憶手段に記憶されているロール紙残量を前記外部残量記憶手段に記憶させ、印刷エラーが発生した場合には、前記ロール紙が搬送されているか否かを判定し、既に搬送されているときは、前記ロール紙の搬送量を減算したロール紙残量を算出し、前記物理的処理が行われる前でも前記外部残量記憶手段に記憶させるロール紙印刷装置。
  10. 前記ロール紙印刷装置は、
    ページの区切りで、印刷実行時に予めされた指定、あるいは、ユーザの選択に従って前記ロール紙使用上の区切りを示すための物理的処理を行うか否かを判定する判定手段をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載のロール紙印刷システム。
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