JP3853347B1 - 光ディスク装置及びその調整方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 光ピックアップをディスク内周側及び外周側の所定の位置に順次位置させて、副軸の一端及び他端の高さを調整する際、調整を繰り返す必要をなくし、調整に要する時間を短縮すること。
【解決手段】 光ピックアップ2を半径方向に案内するため、主軸31及び副軸22が設けられている。副軸22のベース1に対する傾きを調整するための調整保持部21は、第1の支持点(支持部1n)、第2の支持点(調整ねじ23)及び第3の支持点(調整ねじ24)によりベースに固定されている。光ピックアップ2が光ディスクの内周側端部に位置しているときには、第1の支持点と第2の支持点とを結ぶ直線上に光ピックアップ2の軸受部2cが位置する。光ピックアップ2が光ディスクの外周側端部に位置しているときには、第1の支持点と第3の支持点とを結ぶ直線上に光ピックアップ2の軸受部2cが位置する。
【選択図】 図4

Description

本発明は、光ディスク装置に関し、より詳細には、光ディスクの信号記録面に対して光ピックアップの傾角を調整する傾角調整機構を備えた光ディスク装置及びその調整方法に関する。
光ディスク装置では、光ピックアップの出射光軸の方向が光ディスクの信号記録面に対して傾斜していると、収差が発生して正確な情報信号の記録や再生を行うことができなくなる。そこで、光ディスク装置には、光ディスクの信号記録面に対し、光ピックアップの傾角(すなわち出射光軸の方向)を調整する機構が設けられている。
光ピックアップの傾角調整として、光ディスクの半径方向の傾き調整と、光ディスクの接線方向の傾き調整とが行われる。光ディスクの半径方向の傾き調整は、光ディスクを回転させるスピンドルモータの傾きを光ディスクの半径方向に調整し、あるいは、光ディスクを案内する主軸の傾きを調整することにより行われる。また、光ディスクの接線方向の傾き調整は、光ディスクの半径方向の傾き調整が完了した後に、スピンドルモータの傾きを光ディスクの接線方向に調整し、あるいは、光ディスクを案内する副軸(主軸と平行に設けられた案内軸)の傾きを調整することにより行われる。
上述した副軸の傾き調整は、副軸の両端の高さを調整ねじ等で調整することにより行われるが、具体的には、以下のような方法が知られている。第1の方法は、まず副軸の一端の高さを調整して副軸と主軸とを平行にし、その後、光ディスク装置を再生状態とし、再生信号をモニタしながら、副軸の両端の高さをそれぞれ同量だけ変化させて主軸と副軸とを同じ高さにするものである。
しかしながら、この第1の方法では、副軸を主軸と平行にする第1ステージと、副軸の高さを主軸と同じにする第2ステージとの2段階の調整が必要となる。また、副軸の両端の高さを同量だけ変化させる調整は難しく、専用の治具を用いなければならない。
そこで、以下の第2の方法が提案されている。この第2の方法は、まず光ディスク装置を再生状態とし、光ピックアップをディスク内周側の端部に位置させ、再生信号をモニタしながら、副軸の一端(光ピックアップに近い側の端部)の高さを調整し、その後、光ピックアップをディスク外周側の端部に移動して、再生信号をモニタしながら、副軸の他端の高さを調整するものである(例えば、特許文献1,2参照)。
特許第3428832号公報(第4−5頁、図5) 特開2002−100131号公報(第2−3頁、図1)
しかしながら、上述した第2の方法では、副軸の一端の高さを調整する際に、支点となる副軸の他端を除く部分の高さが全て変化することになる。そのため、光ピックアップをディスク内周側の端部に位置させて副軸の一端の高さを調整したのち、光ピックアップをディスク外周側の端部に移動して副軸の他端の高さを調整する際に、先の調整で光ピックアップが位置していた箇所の副軸の高さも変化してしまい、調整ずれが生じる。そのため、副軸の一端及び他端の高さ調整を繰り返して調整を収束させなければならず、調整に要する時間が長くなるという問題がある。
この発明は、上述のような課題を解消するためになされたもので、光ピックアップをディスク内周側及び外周側の所定の位置に順次位置させて、副軸の一端及び他端の高さを調整する際、調整の繰り返しを不要にし、調整に要する時間を短縮することを目的とする。
この発明に係る光ディスク装置は、ベースと、ベースに取り付けられたディスク回転駆動機構と、ディスク回転駆動機構により回転する光ディスクに対して光ビームを照射するための光学系を搭載し、さらに軸受部を備えた光ピックアップと、光ピックアップの軸受部に係合し、光ピックアップを半径方向に移動可能に案内する主軸及び副軸と、副軸をベースに対して傾き調整可能に保持する調整保持部とを備える。調整保持部は、第1、第2及び第3の支持点によりベースに固定され、第2及び第3の支持点は、光ディスクの回転軸の方向に高さ調整可能である。光ピックアップが光ディスクの内周側の第1の位置に位置しているときには、第1の支持点と第2の支持点とを結ぶ直線上に光ピックアップの副軸軸受部が位置する。光ピックアップが光ディスクの外周側の第2の位置に位置しているときには、第1の支持点と第3の支持点とを結ぶ直線上に光ピックアップの副軸軸受部が位置する。
本発明によれば、光ピックアップをディスク内周側の第1の位置に位置させて副軸の一端の高さを調整したのち、光ピックアップをディスク外周側の第2の位置に移動して副軸の他端の高さを調整する際に、先の調整で光ピックアップが位置していた箇所の副軸の高さが変化しない。そのため、調整を繰り返す必要がなく、調整に要する時間を短縮することができる。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1に係る光ディスク装置の内部構成を示す平面図である。図2は、実施の形態1に係る光ディスク装置の分解斜視図である。図3は、実施の形態1に係る光ディスク装置の傾角調整機構を示す分解斜視図である。図4は、実施の形態1に係る光ディスク装置の内部構成を示す底面図である。図5は、実施の形態1に係る光ディスク装置の内部構成を斜め上方から見た斜視図である。図6は、実施の形態1に係る光ディスク装置の内部構成を斜め下方から見た斜視図である。
図1に示すように、光ディスク装置は、基体としてのベース1を有している。ベース1には、光ディスクを保持して回転させるターンテーブル(ディスク回転駆動機構)4と、ターンテーブル4により回転する光ディスクに対して信号の記録、再生又はその両方を行う光ピックアップ2とが設けられている。光ピックアップ2は、以下で詳細に説明するように、ターンテーブル4に保持された光ディスクの半径方向に移動する。
ここでは、ベース1が水平面(XY平面)上に置かれているものとして説明する。ターンテーブル4の回転軸の方向は、鉛直方向(Z方向)とする。このZ方向において、光ピックアップ2(図2)から光ディスクに向かう方向を+Z方向とし、その反対方向を−Z方向とする。また、光ピックアップ2の移動方向(ディスク半径方向)を、Y方向とする。光ピックアップ2の移動範囲において、ターンテーブル4から離れる方向を+Y方向とし、ターンテーブル4に近づく方向を−Y方向とする。Y方向及びZ方向に直交する方向をX方向とする。
図2に示すように、ターンテーブル4を駆動するためのディスクモータ5は、ターンテーブル4のボス部4aに圧入されるZ方向の回転軸5aを有している。ディスクモータ5が駆動されると、回転軸5aと共にターンテーブル4が一体的に回転する。ディスクモータ5は、止めねじ6a,6b,6cにより、ベース1に形成されたディスクモータ取り付け部1aに固定される。また、ディスクモータ5の端子部5b,5cは、基板41に設けられた端子穴41a,41bに係合して半田付けされ、これにより基板41からディスクモータ5に電流が供給される。基板41には、この他に光ピックアップ2のディスク半径方向の位置を検出する検知スイッチ43が実装されている。
ベース1上には、光ピックアップ2をY方向に案内する主軸31及び副軸22が取り付けられている。主軸31及び副軸22は、共にY方向に延在し、X方向に間隔をあけて配置されている。主軸31の一方の端部31aは、ベース1に設けられた主軸保持穴1bに係合して固定されている。主軸31のもう一方の端部31bは、ベース1に設けられたZ方向のスリット部1cに係合し、そのX方向の位置が規制されている。
主軸31の端部31bと当接する位置に、付勢ばね32が設けられている。付勢ばね32は、ベース1に設けられたばね保持部1dで保持され、主軸31の端部31bを−Z方向に付勢している。皿ねじ33は、ベース1のばね保持部1dの近傍に設けられた雌ねじ部1eと螺合し、そのねじ頭のテーパ部33aで、主軸31の端部31bの−Z方向の変位を規制する。皿ねじ33を回転操作することにより、主軸31の端部31bの高さを可変し、主軸31の傾角を調整することができる。
図3に示すように、副軸22は、調整保持部21を介してベース1に取り付けられている。調整保持部21は、例えば、板面がXY面と略平行な板状の部材であって、Y方向に長く形成されている。調整保持部21は、そのY方向両端に、副軸22の軸方向両端を保持する一対の副軸保持部21a,21bを有している。副軸22の両端は、これら副軸保持部21a,21bに、例えば圧入又は接着などにより固定されている。
調整保持部21の副軸保持部21a,21bの近傍には、ばね位置決めボス21e,21fが立設されている。ベース1において、調整保持部21のバネ位置決めボス21e,21fに対向する位置には、凹部であるばね保持部1h,1iが形成されている。調整保持部21のばね位置決めボス21e,21fと、ベース1のばね保持部1h,1iとにより、付勢ばね25,26がそれぞれ挟持されている。この付勢ばね25,26は、調整保持部21を常に−Z方向に付勢している。
調整ねじ23,24は、貫通孔21g,21hを貫通し、ベース1に設けた雌ねじ部1j,1kに螺合している。これにより、調整保持部21のベース1に対するX方向及びY方向の位置が規制される。
調整保持部21の側端面(X方向端面)からは、板状片である当接部21iが更にX方向に延在している。ベース1の側壁には、調整保持部21の当接部21iを貫通させるY方向に長いスリット1zが形成されている。スリット1zの内端面には、当接部21iに当接する支持部1nが、+Z方向に突出している。
調整保持部21は、上述した付勢ばね25,26により−Z方向に付勢されているが、ベース1の支持部1nが調整保持部21の当接部21iに当接し、調整ねじ23,24のねじ頭23a,24aが調整保持部21の貫通孔21g,21hの周囲の部分に当接するため、ベース1に対するZ方向の位置規制がなされる。
図2に示すように、光ピックアップ2は、対物レンズ等の光学系20を有する可動体である。光ピックアップ2のX方向の一端部には、主軸31と摺動可能に係合する軸受部2a,2bが設けられている。また、光ピックアップ2のX方向の他端部には、副軸22に摺動可能に係合する軸受部2cが設けられている。
図4に示すように、ベース1には、光ピックアップ2を駆動するためのスレッドモータ11が設けられている。このスレッドモータ11が、止めネジ12a,12b(図2)によりベース11に固定されている。スレッドモータ11は、出力軸11aを有し、その出力軸11aにはウォームギア13が圧入により固定されている。ベース1には、モータ軸付勢部材14が取り付けられている。モータ軸付勢部材14は、ウォームギア13の先端部13aと当接する付勢部14aを有しており、これによりシャフト部11aをその軸方向に付勢している。
ウォームギア13と係合するように、歯車16が設けられている。歯車16は、ベース1にかしめ固定されたギアシャフト1mに回転可能に軸支されている。図2に示すように、歯車16は、互いに同軸に組み合わされた大歯車16a、中歯車16b及び小歯車16cを有しており、大歯車16aがウォームギア13と係合している。小歯車16cは、光ピックアップ2に設けられたラック3と係合し、スレッドモータ11の駆動力を光ピックアップ2に伝達する。中歯車16bは、ベース1に回転可能に軸支された歯車17,18を介して、スレッドモータ11の駆動力を光ディスクローディング機構(図示せず)に伝達する。
次に、光ピックアップの傾角調整(すなわち、光ディスクに対する光ピックアップの出射光軸の調整)について、図4〜図7を用いて説明する。
まず、光ディスクの半径方向の傾き調整(すなわち、X方向に平行な軸線を中心とした傾き調整)を行う。具体的には、ターンテーブル4に光ディスク(図示せず)を搭載し、光ピックアップ2を再生可動範囲のディスク内周側の端部に移動させて、光ディスクの再生を行う。光ピックアップ2が検知する再生信号をモニタしながら、主軸31の外周側の端部31bの高さを規制する皿ねじ33(図6)を調整治具で回転させる。再生信号ジッタが適正となる位置で皿ねじ33を固定することにより、光ピックアップのディスク半径方向の傾きが調整される。
次に、光ディスクの接線方向の傾き調整(すなわち、Y方向に平行な軸線を中心とした傾き調整)を行う。具体的には、以下の第1調整及び第2調整を行う。
第1調整では、光ピックアップ2を再生可動範囲のディスク内周側の端部に移動させ(図4及び図6参照)、光ディスクの再生を行う。光ピックアップ2が検知する再生信号をモニタしながら、調整保持部21のディスク内周側の調整ねじ23を調整治具で回転させる。このとき、調整保持部21は、調整ねじ24と支持部1nとを結ぶ軸線A−A(図4)を中心として回動し、その結果、副軸22と係合する光ピックアップ2の軸受部2cのZ方向の高さが変化する。再生信号ジッタが適正となる位置で調整ねじ23を固定することにより、この位置での光ピックアップ2のディスク接線方向の傾き(Y方向に平行な軸線を中心とした傾き)が調整される。
第2調整では、光ピックアップ2を再生可動範囲のディスク外周側の端部に移動させ(図7参照)、光ディスクの再生を行う。光ピックアップ2が検知する再生信号をモニタしながら、調整保持部21のディスク外周側の調整ねじ24を調整治具で回転させる。このとき、調整保持部21は、調整ねじ23と支持部1nとを結ぶ軸線B−Bを中心として回動し、その結果、副軸22と係合する光ピックアップ2の軸受部2cのZ方向の高さが変化する。再生信号ジッタが適正となる位置で調整ねじ24を固定することにより、この位置での光ピックアップ2のディスク接線方向の傾き(Y方向に平行な軸線を中心とした傾き)が調整される。
上述した第1調整の際には、光ピックアップ2の軸受部2cが軸線B−B上にあり(図4)、第2調整ではこの軸線B−Bを中心として副軸22が揺動する(図7)。従って、第1調整の際に光ピックアップ2が位置していた箇所の副軸22の高さが、第2調整によって変化することはない。
同様に、第2調整の際には、光ピックアップ2の軸受部2cが軸線A−A上にあり(図7)、第1調整ではこの軸線A−Aを中心として副軸22が揺動する(図4)。従って、仮に第2調整の後に第1調整を行ったとしても、第2調整の際に光ピックアップ2が位置していた箇所の副軸22の高さが、第1調整によって変化することはない。
このように、本実施の形態では、光ピックアップ2が再生可動範囲のディスク内周側の端部にあるときには、軸受部2cが軸線B−B上にあり、光ピックアップ2が再生可動範囲のディスク外周側の端部にあるときには、軸受部2cが軸線A−A上にあるため、副軸22の一端の高さ調整の影響で他端の高さが変化することがない。従って、再調整を繰り返す必要がなく、調整に要する時間を大幅に短縮することができる。
特に、調整保持部21の雌ねじ部1k,1jに調整ねじ23,24を螺合させると共に、調整ねじ23,24のねじ頭23a,24aが調整保持部21に+Z方向に当接するようにしたので、比較的簡単な構成で、調整保持部21の傾きを2方向に調整可能とすることができる。
さらに、調整保持部21の当接部21i(板状片)を、ベース1に設けた支持部1n(突起部)により支持するようにしたので、支持部1nを支点として調整保持部21の傾きを複数方向に変化させることが可能になる。
実施の形態2.
図8は、本発明の実施の形態2に係る光ディスク装置の内部構成を示す斜視図である。図9は、実施の形態2に係る光ディスク装置の傾角調整機構を示す斜視図である。図8に示すように、本実施の形態では、板状の調整保持部21のX方向端部(図8に符号22aで示す)が、実施の形態1で説明した副軸22として機能するようになっている。
図9に示すように、調整保持部21のY方向両端には、突起状の位置決め部(取付け位置決め部)21j,21kが+Z方向に突出形成されている。この位置決め部21j,21kは、ベース1に形成された位置決め穴1f,1gと係合し、これにより調整保持部21のベース1に対するX方向及びY方向の位置決めがなされる。また付勢ばね25,26は、ベース1に設けられたばね保持部1h,1iと調整保持部21の平面部21mとによって挟持されており、調整保持部21を−Z方向に付勢している。
実施の形態1と同様、調整ねじ23,24は、貫通孔21g,21hを挿通し、ベース1に設けた雌ねじ部1j,1kに螺合している。実施の形態1と同様、付勢ばね25,26により調整保持部21が−Z方向に付勢され、ベース1に設けられた支持部1nが調整保持部21の当接部21iに当接し、更に調整ねじ23,24のねじ頭23a,24aが調整保持部21の貫通孔21g,21hの周囲に当接することにより、調整保持部21のベース1に対するZ方向の位置が規制される。
上述した位置決め部21j,21kの根元部には、それぞれベース1の位置決め穴1f,1gの内径よりも広い幅を有する段付部21n,21pが設けられている。また、調整保持部21の当接部21iが挿入されるスリット1zには、支持部1nと対向するように、受け部1pが−Z方向に突出形成されている。受け部1p及び支持部1nと調整保持部21との間には、調整保持部21をベース1に組み付ける際に必要なクリアランスが設けられている。段付部21n,21pと位置決め穴1f,1gとの当接、及び当接部21iと受け部1pとの当接により、調整保持部21がベース1に対して+Z方向に変位した際の位置規制がなされる。他の構成は、実施の形態1と同様である。
本実施の形態では、光ディスクに対する接線方向の傾き調整は、実施の形態1と同様に行われる。すなわち、副軸(調整保持部21のX方向端部22a)の一端の調整によって他端の調整高さが変化することがないため、再調整を繰り返す必要がなく、調整に要する時間を短縮することができる。加えて、本実施の形態では、調整保持部21の一部(X方向端部22a)が副軸22として機能するようにしたので、部品点数を少なくし、製造コストを低減することができる。
また、位置決め部21j,21kを調整保持部21と一体に構成し、ベース1に設けられた位置決め穴1f,1gと嵌合させることにより、調整保持部21のベース1に対するX方向及びY方向の位置決めがなされるので、光ディスク装置の外部からベース1に衝撃力が伝達された場合も調整保持部21を位置規制することができる。そのため、衝撃等の外乱を受けた場合の調整位置のずれを回避することができ、光ディスク装置の信頼性を向上させることができる。
さらに、段付部21n,21pと位置決め穴1f,1gの当接、及び平面部21mと受け部1pとの当接により、調整保持部21がベース1に対して+Z方向に変位した際の位置規制がなされるため、光ディスク装置の外部からベース1に衝撃力が伝達されて調整保持部21が+Z方向に変位した場合でも、調整保持部21を3点で位置規制することができる。その結果、調整保持部21が、外部衝撃による乗り上げやこじれにより元の位置に復帰できないという事態を回避することができ、光ディスク装置の信頼性を更に向上させることができる。
実施の形態3.
図10は、本発明の実施の形態3に係る光ディスク装置を上方から見た斜視図である。図11は、本発明の実施の形態3に係る光ディスク装置の傾角調整機構を示す分解斜視図である。図12は、本発明の実施の形態3に係る光ディスク装置の副軸と光ピックアップとを拡大して示す部分断面図である。
図10〜図12に示すように、本実施の形態では、板状の調整保持部21のX方向端面(光ディスク装置の内側に位置する端面)に、XZ断面が円弧状の凸形状を有する突部21q(図11,図12)を形成している。この突部21qは、Y方向に長く形成され、光ピックアップ2の再生可動範囲内において光ピックアップ2の軸受部2cに常に当接している。この調整保持部21の突部21qは、光ピックアップ2を案内する副軸をなしている。他の構成は、実施の形態2と同様である。
本実施の形態では、光ピックアップ2を案内する副軸をなす突部21qが、円弧状断面を有しているため、光ピックアップ2のディスク接線方向(Y方向に平行な軸線を中心とする回動方向)の傾角が変化した場合も、軸受部2cが副軸(突部21q)の曲面に接触する状態が維持される。すなわち、軸受部2cと副軸とがエッジで接触することを回避できる。その結果、軸受部2cの偏摩耗を抑制することができ、さらに摺動負荷の増大を抑制して光ディスク装置の信頼性を向上させることができる。
また、光ピックアップ2の軸受部2cと当接する副軸(突部21q)のZ方向高さは、光ピックアップ2のディスク接線方向(Y方向に平行な軸線を中心とする回動方向)の傾角に直接影響を及ぼすため、光ピックアップ2の再生可動範囲における真直精度が要求される。副軸を突部21qで構成することにより、例えば調整保持部21を板金のプレス成形により製造する場合、突部21qとなる部分に特に圧力が加わるようにプレス成形することで、原材料の板材の平面状態のばらつきを抑制し、部品精度を安定させることが可能となる。
上述した実施の形態1〜3の説明では、「上」、「下」、「左」、「右」などの表現を用いているが、これらは説明の便宜のためのものであって、光ディスク装置の向きを限定するものではない。例えば、説明中の「上」が下向き、あるいは横向きになるように装置を構成することも可能である。
また、上述した実施の形態1〜3の説明では、光ピックアップ2を再生可動範囲の内周側の端部に位置させて第1調整を行ったのち、光ピックアップ2を再生可動範囲の外周側の端部に位置させて第2調整を行うと説明したが、第1調整及び第2調整の順序は逆であってもよい。
この発明の実施の形態1に係る光ディスク装置の内部構成を示す斜視図である。 この発明の実施の形態1に係る光ディスク装置を示す分解斜視図である。 この発明の実施の形態1に係る光ディスク装置の傾角調整機構を示す分解斜視図である。 この発明の実施の形態1に係る光ディスク装置の内部構成を示す底面図である。 この発明の実施の形態1に係る光ディスク装置の内部構成を上方から見た斜視図である。 この発明の実施の形態1に係る光ディスク装置の内部構成を下方から見た斜視図である。 この発明の実施の形態1に係る光ディスク装置の傾角調整動作を説明するための底面図である。 この発明の実施の形態2に係る光ディスク装置の内部構成を示す斜視図である。 この発明の実施の形態2に係る光ディスク装置の傾角調整機構を示す分解斜視図である。 この発明の実施の形態3に係る光ディスク装置の内部構成を示す斜視図である。 この発明の実施の形態3に係る光ディスク装置の傾角調整機構部の分解斜視図である。 この発明の実施の形態3に係る光ディスク装置の光ピックアップと副軸とを拡大して示す断面図である。
符号の説明
1 ベース、 1n 支持部、 2 光ピックアップ、 2a 軸受部、 2b 軸受部、 2c 軸受部、 4 ターンテーブル、 5 ディスクモータ、 7 ディスク回転駆動機構、 21 調整保持部、 22 副軸、 23,24 調整ねじ、 31 主軸。

Claims (8)

  1. ベースと、
    前記ベースに取り付けられ、光ディスクを回転させるディスク回転駆動機構と、
    前記ディスク回転駆動機構により回転する光ディスクに対して光ビームを照射するための光学系を搭載し、さらに軸受部を備えた光ピックアップと、
    前記光ピックアップの前記軸受部に係合し、前記光ピックアップを前記光ディスクの半径方向に案内する主軸及び副軸と
    前記副軸を前記ベースに対して傾き調整可能に保持する調整保持部と
    を備え、
    前記調整保持部は、第1、第2及び第3の支持点により前記ベースに固定され、
    前記第2及び第3の支持点は、前記光ディスクの回転軸の方向に高さ調整可能であり、
    前記光ピックアップが前記光ディスクの内周側の第1の位置に位置しているときには、前記第1の支持点と前記第2の支持点とを結ぶ直線上に前記光ピックアップの副軸軸受部が位置し、
    前記光ピックアップが前記光ディスクの外周側の第2の位置に位置しているときには、前記第1の支持点と前記第3の支持点とを結ぶ直線上に前記光ピックアップの副軸軸受部が位置すること
    を特徴とする光ディスク装置。
  2. 前記光ディスクの内周側の第1の位置は、前記光ピックアップの再生時の可動範囲における前記光ディスクの内周側の端部であり、
    前記光ディスクの外周側の第2の位置は、前記光ピックアップの再生時の可動範囲における前記光ディスクの外周側の端部であることを特徴とする請求項1に記載の光ディスク装置。
  3. 前記第2の支持点及び前記第3の支持点は、いずれも、
    前記光ディスクの回転軸の方向に前記調整保持部を貫通するねじ部と、前記調整保持部の前記ベースと反対側に当接する頭部とを有する調整ねじと、
    前記調整ねじが螺合するよう前記ベースに形成された雌ねじ部と
    により構成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の光ディスク装置。
  4. 前記第1の支持点は、
    前記調整保持部に形成され、前記光ディスクの回転軸に直交する方向に延在する板状片と、
    前記ベースに形成され、前記調整保持部の板状片に当接する突起部と
    により構成されていることを特徴とする請求項1から3までのいずれか1項に記載の光ディスク装置。
  5. 前記副軸は、前記調整保持部と一体に構成されていることを特徴とする請求項1から4までのいずれか1項に記載の光ディスク装置。
  6. 前記副軸は、その軸方向に直交する断面が略円弧状の凸形状であることを特徴とする請求項5に記載の光ディスク装置。
  7. 前記調整保持部は、前記ベースに対する前記調整保持部の取付け位置を規制する取付け位置決め部を有することを特徴とする請求項1から6までのいずれか1項に記載の光ディスク装置。
  8. 請求項2に記載の光ディスク装置の調整方法であって、
    前記光ピックアップを前記第1の位置に位置させ、前記光ピックアップによる再生信号をモニタしながら、前記副軸の一端の高さを調整する工程と、
    前記光ピックアップを前記第2の位置に位置させ、前記光ピックアップによる再生信号をモニタしながら、前記副軸の他端の高さを調整する工程と
    を含むことを特徴とする光ディスク装置の調整方法。
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