JP6080743B2 - ディスク装置 - Google Patents

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本発明は、光ピックアップを主ガイドレールと副ガイドレールに沿って往復移動させるディスク装置に係り、特に、副ガイドレールの高さ調整機能を有する光ピックアップのガイド機構に関するものである。
CDやDVD等のディスク状記録媒体に情報を記録/再生するディスク装置において、光ピックアップをCDやDVD等のディスク状記録媒体の半径方向へ往復移動させる際に、ディスク状記録媒体のディスク面に対して光ピックアップの光軸が適正な直角度になっていないと、ディスク状記録媒体に対して正確に情報を記録/再生することができなくなる。そのため、光ピックアップをガイドする主ガイドレールと副ガイドレールのうち、副ガイドレールの両端部の高さを別々の調整ねじによって調整することで、光ピックアップの傾きを調整可能としたガイド機構が広く採用されている。
この種のガイド機構の一例として、断面円形状の金属棒を副ガイドレールとして使用し、この副ガイドレールの両端部をそれぞれ保持部材を介してシャーシに取り付けた構造が知られている。これら保持部材には、副ガイドレールを上方へ付勢するばねと、ばねの付勢力を上から受ける調整ねじが備えられており、調整ねじの締め加減によって副ガイドレールの両端部の高さを別々に調整可能としている。
このように概略構成された光ピックアップのガイド機構によれば、副ガイドレールの高さを調整する際に、光ピックアップは主ガイドレールを中心軸として僅かに回動すると共に、副ガイドレールに対しても相対的に回動することになるが、副ガイドレールが断面円形状であるため、光ピックアップを副ガイドレールに対して円滑に回動させることができる。しかし、副ガイドレールとして高価な金属棒を使用する必要があり、また、ばねと調整ねじを備えた保持部材を2組必要とするため、コストアップになったり調整作業が煩雑になるといった問題がある。
そこで従来より、材料コストの低減と部品点数の削減対策として、金属板にガイド部やばね部等を一体形成して副ガイドレールとなし、このような金属板の撓み量を調整ねじの締め加減で変えることによって、副ガイドレールの高さを調整するようにした光ピックアップのガイド機構が提案されている(例えば、特許文献1参照)。図11に示すように、この副ガイドレール100は細長い金属板をフォーミングしたものからなり、その幅方向の一側縁部には長手方向に切れ目101で区画して撓みやすくした腕部102が形成されている。この腕部102の中央には突部102aが形成されており、副ガイドレール100をシャーシ103に取り付ける際、突部102aはシャーシ103の折曲片103aに設けたスリット104に押し込まれるようになっている。
副ガイドレール100の幅方向の他側縁部には光ピックアップ110の移動方向へ延びるガイド部105が形成されており、ガイド部105の幅方向の中央部は図中上方を凹面とする湾曲部105aとなっている。この湾曲部105aはガイド部105の長手方向の全長に亘って形成されており、ガイド部105の長手方向の両端部には湾曲部105aを貫通する貫通孔106が設けられている。各貫通孔106にはそれぞれ調整ねじ107が挿通され、これら調整ねじ107をシャーシ103に設けたねじ孔108にねじ込むことによって、副ガイドレール100はシャーシ103に取り付けるようになっている。
図12に示すように、シャーシ103には光ピックアップ110を挟んで主ガイドレール109と副ガイドレール100が平行に配置されており、この光ピックアップ110の一端側に主ガイドレール109を挿通させている。また、光ピックアップ110の他端側には挟持部111が設けられており、この挟持部111に副ガイドレール100のガイド部105を挟持させている。図13に示すように、挟持部111は断面半円形状の上部111aと可撓性を有する平板状の下部111bを有する形状になっており、上部111aが湾曲部105aの凹面に接触した状態でガイド部105を挟んでいる。
このように構成されたガイド機構では、調整ねじ107の締め加減によって副ガイドレール100の高さを調整することができる。例えば、副ガイドレール100が図12に示す定位置に保持されている状態から調整ねじ107を締め付け方向に回すと、副ガイドレール100が弾性変形しながら突部102aを支点に図中の時計方向へ回動するため、光ピックアップ110は主ガイドレール109を中心軸として上方へ変位する。その際、光ピックアップ110の挟持部111とガイド部105の相対位置が変化するが、挟持部111が湾曲部105aの曲面上をガイド部105の幅方向へ円滑に移動するため、副ガイドレール100の高さ調整をスムーズに行うことができる。その反対に調整ねじ107を緩める方向に回すと、副ガイドレール100は弾性変形しながら突部102aを支点に図中の反時計方向へ回動するため、光ピックアップ110は主ガイドレール109を中心軸として下方へ変位する。この場合も、光ピックアップ110の挟持部111が湾曲部105aの曲面上をガイド部105の幅方向へ円滑に移動するため、副ガイドレール100の高さ調整をスムーズに行うことができる。このように高価な金属棒の代わりに安価な金属板を用いて副ガイドレール100を構成し、この副ガイドレール100にガイド部105やばね変形部等を一体形成することにより、安価で単純構造のガイド機構が実現されている。
特開2007−200449号公報
特許文献1に開示された従来のガイド機構では、調整ねじ107の締め加減によって副ガイドレール100の高さを調整する際に、副ガイドレール100が突部102aを支点(固定端)として幅方向へ片持ち梁状に弾性変形し、それに伴って自由端側に形成されたガイド部105と光ピックアップ110の挟持部111との交差角度が変化するという構造であるため、ガイド部105の傾きによって光ピックアップ110の円滑な回動が阻害される虞がある。そのため、挟持部111を断面半円形状の上部111aと可撓性を有する平板状の下部111bとを組み合わせた複雑な形状とし、この挟持部111にガイド部105を挟持させることにより、ガイド部105の傾きに関わらず挟持部111と湾曲部105aの接触状態が変化しないようにしているが、上記したような複雑な形状の挟持部111は製造上の困難性を伴いコストも上昇するという問題がある。
また、前述した従来のガイド機構は、副ガイドレール100が幅方向に弾性変形することで高さ調整するという構造であるため、弾性変形の固定端側となる突部102aと自由端側のガイド部105との間に相応の距離が必要となり、副ガイドレール100が幅方向に大型化してしまうという問題もある。
本発明は、このような従来技術の実情に鑑みてなされたもので、その目的は、安価で構成が単純な副ガイドレールを用いて光ピックアップの傾きを調整できるディスク装置を提供することにある。
上記の目的を達成するために、本発明は、シャーシに主ガイドレールと副ガイドレールが平行に対向配置されており、これら主ガイドレールと副ガイドレールに沿って光ピックアップがディスク状記録媒体の半径方向へ往復移動されると共に、前記シャーシに対する前記副ガイドレールの長手方向両端部の高さが別々の調整ねじによって調整可能となっているディスク装置において、前記副ガイドレールが、前記光ピックアップに係合して該光ピックアップの移動方向へ延びる平坦状のガイド板部と、このガイド板部の長手方向両端部で前記光ピックアップの逆側に突設された一対の調整部と、これら調整部から前記ガイド板部と略平行な方向へ片持ち梁状に延びる一対のばね板部とを有する一体形成品からなり、前記ばね板部の自由端側を前記シャーシの板面に支持させた状態で、前記調整ねじが前記調整部に設けた貫通孔を挿通して前記シャーシのねじ孔に螺合されているように構成した。
このように構成されたディスク装置において、副ガイドレールにガイド板部と一対の調整部および一対のばね板部が一体形成されており、調整部の貫通孔に挿通した調整ねじの締め加減によってばね板部が弾性変形すると、それに伴って光ピックアップに係合するガイド板部が昇降動作する。その際、ばね板部は調整部からガイド板部と略平行な方向へ片持ち梁状に延びており、ガイド板部がシャーシの板面に対し傾くことなく平行な姿勢を保ったまま昇降するため、ガイド板部を単純形状の溝部を介して光ピックアップに係合するだけで良く、副ガイドレールの高さ調整を単純な構成で高精度に行うことができる。
上記の構成において、ばね板部の自由端側に位置決め部が形成されており、この位置決め部をシャーシに設けた規制部と凹凸嵌合することにより、ばね板部の自由端側がシャーシの板面と平行な面内方向に移動規制されるようになし、かつ、貫通孔と位置決め部が光ピックアップの移動方向と略平行な直線に沿って配置されていると、かしめ等の面倒な固定手段を用いなくても、ばね板部をシャーシに簡単かつ正確に位置決めすることができて好ましい。
この場合において、少なくとも一方のばね板部の先端に掛止部が形成されており、この掛止部をシャーシに設けた仮止孔に挿入することにより、ばね板部の自由端側がシャーシの板面と直交する方向へ移動規制されるようになし、かつ、貫通孔と位置決め部および掛止部が光ピックアップの移動方向と略平行な直線に沿って配置されていると、ばね板部自身の弾性を利用してシャーシに仮固定でき組立作業性が向上する。
また、上記の構成において、ガイド板部と調整部が起立部を介して段違いに連結されていると、ガイド板部の剛性が断面L字状にすることで高められる。この場合において、副ガイドレールが折曲加工された金属板からなると共に、ガイド板部に長手方向に沿って延びるリブが形成されていると、ガイド板部の剛性をより一層高めることができる。
本発明のディスク装置では、金属板等からなる副ガイドレールにガイド板部と一対の調整部および一対のばね板部が一体形成されており、調整部の貫通孔に挿通した調整ねじの締め加減によってばね板部が弾性変形すると、それに伴って光ピックアップに係合するガイド板部が昇降動作するようになっている。その際、ばね板部は調整部からガイド板部と略平行な方向へ片持ち梁状に延びており、ガイド板部がシャーシの板面に対し傾くことなく平行な姿勢を保ったまま昇降するため、ガイド板部を単純形状の溝部を介して光ピックアップに係合するだけで良く、副ガイドレールの高さ調整を単純な構成で高精度に行うことができる。
本発明の実施形態例に係るディスク装置の要部平面図である。 該ディスク装置の裏面図である。 該ディスク装置を裏面側から見た斜視図である。 該ディスク装置に備えられる副ガイドレールの平面図である。 該副ガイドレールの正面図である。 該副ガイドレールの側面図である。 該副ガイドレールの斜視図である。 該副ガイドレールをシャーシに取り付ける組立工程を示す説明図である。 該副ガイドレールをシャーシに取り付けた状態を示す正面図である。 該副ガイドレールをシャーシに取り付けた状態を示す側面図である。 従来例に係る光ピックアップのガイド機構を示す要部の斜視図である。 該ガイド機構の要部を示す側面図である。 図12のA部を拡大して示す詳細図である。
発明の実施の形態について図面を参照して説明すると、図1〜図3に示すように、本発明の実施形態例に係るディスク装置は、金属板製のシャーシ1と、シャーシ1の裏面側に固定された主ガイドレール2および副ガイドレール3と、これら主ガイドレール2と副ガイドレール3によって往復動自在に支持された光ピックアップ4等を備えている。
シャーシ1の裏面側にはスピンドルモータ5が取り付けられており、このスピンドルモータ5の回転軸にターンテーブル6が取着されている。ターンテーブル6はシャーシ1に設けられた開口部7を通して表面側に露出しており、ターンテーブル6上に載置された図示せぬディスクに対して光ピックアップ4が情報の記録/再生を行うようになっている。また、シャーシ1の裏面側にはスレッドモータ8が取り付けられており、このスレッドモータ8の回転がウォームやギア列等からなる減速歯車機構9を介して光ピックアップ4に伝達されることにより、光ピックアップ4は主ガイドレール2と副ガイドレール3に沿って開口部7内を往復移動する。
主ガイドレール2は断面円形状の金属棒からなり、その両端部はシャーシ1の裏面側に固定されている。一方、副ガイドレール3は所定形状にフォーミングされた金属板からなり、この副ガイドレール3は2本の調整ねじ10を用いてシャーシ1の裏面側に固定されている。光ピックアップ4の両側面には係合部4a,4bが突設されており、一方の係合部4aに形成された軸孔に主ガイドレール2が挿通されると共に、他方の係合部4bに形成された凹溝に副ガイドレール3の後述するガイド板部11が挿入されている。
図4〜図7に示すように、副ガイドレール3は、光ピックアップ4の移動方向(図4のX1−X2方向)へ延びる平坦状のガイド板部11と、ガイド板部11の長手方向両端部からY1方向へ突出する一対の調整部12,13と、各調整部12,13から屈曲してガイド板部11の長手方向と平行に延びる一対のばね板部14,15とを有しており、これらはSUS等のばね性に富む金属板をプレス加工することで一体形成されている。
ガイド板部11は水平部11aの一側縁から起立部11bが直角に折れ曲がる断面L字形に形成されており、光ピックアップ4に設けられた係合部4bの凹溝が水平部11aと係合するようになっている。水平部11aの幅方向中央には断面半円状のリブ11cが長手方向全域に亘って形成されており、このリブ11cによってガイド板部11の剛性が高められている。
一対の調整部12,13は起立部11bの両端部から直角に折れ曲がって水平部11aから離れる方向へ突出しており、このように水平部11aと調整部12,13が起立部11bを介して段違いに連結されているため、水平部11aが延在する平面と調整部12,13が延在する平面は互いに平行となる。調整部12,13にはそれぞれ貫通孔12a,13aが穿設されており、後述するように、一対の調整ねじ10を貫通孔12a,13aに挿入してシャーシ1のねじ孔1a,1bに螺合することにより、副ガイドレール3がシャーシ1に固定されるようになっている。
一方のばね板部14は、調整部12から斜め方向へ延びる傾斜部14aと、傾斜部14aの先端から水平方向へ延びる平坦部14bとを有しており、全体的には調整部12から図4のX2方向へ延びるくの字状の弾性アームとなっている。傾斜部14aには延出方向に沿ってスリット14cが形成されており、このスリット14cによってばね板部14の可撓性が高められている。また、平坦部14bには位置決め部としての円形孔14dが穿設されており、平坦部14bの先端側には仮固定部として機能する段付き形状の掛止部14eが形成されている。
他方のばね板部15は、調整部13から斜め方向へ延びる傾斜部15aと、傾斜部15aの先端から水平方向へ延びる平坦部15bとを有しており、全体的には調整部13から図4のX2方向へ延びるくの字状の弾性アームとなっている。傾斜部15aには延出方向に沿ってスリット15cが形成されており、このスリット15cによってばね板部15の可撓性が高められている。また、平坦部15bには位置決め部としての長孔15dが形成されており、この長孔15dはスリット15cに連続している。図4に示すように、一対の貫通孔12a,13aと一対のばね板部14,15はX1−X2方向に延びる直線P上に配置されており、位置決め部としての円形孔14dと長孔15dおよび掛止部14eも直線P上に配置されている。すなわち、貫通孔12a,13aからばね板部14,15と位置決め部(円形孔14dと長孔15d)を通って掛止部14eに至る配列が同一の直線P上に設定されると共に、この直線Pがガイド板部11の長手方向(X1−X2方向)と平行になるように設定されている。
このように構成された副ガイドレール3は、以下に説明するような手順によってシャーシ1に取り付けられる。ここで、図8(a)に示すように、シャーシ1には一対のねじ孔1a,1bと一対の規制突起1c,1dおよび仮止孔1eが設けられており、これらは副ガイドレール3の貫通孔12a,13aと位置決め部(円形孔14dと長孔15d)および掛止部14eと対応する位置関係で同一直線上に配列されている。
まず、図8(b)に示すように、副ガイドレール3の掛止部14eをシャーシ1の仮止孔1eに対して斜めに挿入し、両ばね板部14,15をシャーシ1の板面に沿って挿入方向へスライドすることにより、円形孔14dと長孔15dを対応する規制突起1c,1dにそれぞれ凹凸嵌合する。その結果、図8(c)に示すように、貫通孔12a,13aが対応するねじ孔1a,1bに重なり、副ガイドレール3はシャーシ1に対して位置決めされると共に、シャーシ1から脱落しにくい仮止め状態となる。しかる後、このような仮止め状態にある副ガイドレール3に対して各貫通孔12a,13aに調整ねじ10を挿入し、これら調整ねじ10をねじ孔1a,1bに螺合して締め付けることにより、副ガイドレール3をシャーシ1の裏面に固定する。
このように副ガイドレール3をシャーシ1に固定した状態において、各調整ねじ10の締め加減によってシャーシ1に対する副ガイドレール3の高さを調整することができる。以下、かかる副ガイドレール3の高さ調整作業について図9と図10を参照しながら説明する。なお、図9と図10において、シャーシ1と副ガイドレール3の位置関係は天地逆に示されており、一対の調整ねじ10は図9中に二点鎖線で示されている。
副ガイドレール3が調整ねじ10によってシャーシ1に固定された状態にあるとき、両ばね板部14,15の傾斜部14a,15aは調整ねじ10からの締め付け力を受けて撓んでおり、ガイド板部11の起立部11bはシャーシ1の板面に対して離反している。また、ガイド板部11の水平部11aは光ピックアップ4の係合部4bの凹溝に挿入されており、この水平部11aはシャーシ1の板面と平行な姿勢に保持されている。
この状態で貫通孔12a,13aに挿入した調整ねじ10を締め付け方向に回すと、調整ねじ10の頭部に当接する調整部12,13がばね板部14,15の傾斜部14a,15aの弾発力に抗して押圧されていき、それに伴ってガイド板部11の起立部11bとシャーシ1の板面との間隔が狭まる。ここで、調整部12,13はガイド板部11の長手方向両端部で光ピックアップ4と逆側に突設されており、これら調整部12,13からばね板部14,15がガイド板部11と平行な方向へ延びているため、ガイド板部11の水平部11aはシャーシ1の板面に対して平行な姿勢を保ったまま図9において下降する。したがって、副ガイドレール3から光ピックアップ4の係合部4bに無理な力は掛からず、光ピックアップ4は主ガイドレール2を中心軸としてシャーシ1の板面に近付く方向へ変位する。
その反対に調整ねじ10を緩める方向に回すと、調整部12,13がばね板部14,15の傾斜部14a,15aからの弾発力を受けて持ち上がっていき、それに伴ってガイド板部11の起立部11bとシャーシ1の板面との間隔が広がる。この場合も、ガイド板部11の水平部11aはシャーシ1の板面に対して平行な姿勢を保ったまま図9において上昇するため、副ガイドレール3から光ピックアップ4の係合部4bに無理な力は掛からず、光ピックアップ4は主ガイドレール2を中心軸としてシャーシ1の板面から離れる方向へ変位する。このように、調整ねじ10の締め加減によって副ガイドレール3のガイド板部11がシャーシ1の板面に対して平行な姿勢を保ったまま昇降動作するため、ガイド板部11の水平部11aを単純形状の溝部を介して光ピックアップ4の係合部4bに係合するだけで良く、副ガイドレール3の高さ調整を単純な構成で高精度に行うことができる。
また、本実施形態例に係る副ガイドレール3では、各ばね板部14,15がそれぞれ、対応する調整部12,13から斜め方向へ延びる傾斜部14a,15aと、傾斜部14a,15aの先端から水平方向へ延びる平坦部14b,15bを有すると共に、各平坦部14b,15bに位置決め部としての円形孔14dと長孔15dが形成されており、これら円形孔14dと長孔15dおよび各貫通孔12a,13aがガイド板部11の長手方向と平行に延びる直線P上に配列された位置関係となっている。これにより、副ガイドレール3をシャーシ1に取り付ける組立作業時に、かしめやリベット止め等の面倒な固定手段を用いなくても、シャーシ1の規制突起1c,1dに円形孔14dと長孔15dを凹凸嵌合するだけで、ばね板部14,15をシャーシ1の板面と平行な面内方向に簡単かつ正確に位置決めすることができる。
しかも、一方のばね板部14の先端に段付き形状の掛止部14eが形成されており、この掛止部14eも前記直線P上に配列された位置関係となっているため、シャーシ1の仮止孔1eに掛止部14eを挿入して掛止することにより、ばね板部14,15の自由端側をシャーシ1の板面と直交する方向へ移動規制することができる。したがって、副ガイドレール3が調整ねじ10を用いてシャーシ1に固定される前の組立途中において、ばね板部14,15自身の弾性を利用して副ガイドレール3がシャーシ1に仮固定され、かかる仮止め状態の副ガイドレール3に対して調整ねじ10の締め付け作業を簡単に行うことができる。
さらに、本実施形態例に係る副ガイドレール3は、金属板を断面L字状に屈曲して水平部11aと起立部11bを有するガイド板部11となし、この起立部11bの長手方向両端部を折り曲げることで調整部12,13が一体形成されているため、光ピックアップ4に係合するガイド板部11の剛性を高めることができる。しかも、水平部11aの幅方向中央部に長手方向に沿って延びるリブ11cが形成されているため、金属板からなるガイド板部11の剛性がより一層高められており、安価で高さ調整が簡単な副ガイドレール3を実現することができる。
1 シャーシ
1a,1b ねじ孔
1c,1d 規制突起(規制部)
1e 仮止孔
2 主ガイドレール
3 副ガイドレール
4 光ピックアップ
4a,4b 係合部
8 スレッドモータ
9 減速歯車機構9
10 調整ねじ
11 ガイド板部
11a 水平部
11b 起立部
11c リブ
12,13 調整部
12a,13a 貫通孔
14,15 ばね板部
14a,15a 傾斜部
14b,15b 平坦部
14c,15c スリット
14d 円形孔(位置決め部)
14e 掛止部
15d 長孔(位置決め部)

Claims (5)

  1. シャーシに主ガイドレールと副ガイドレールが平行に対向配置されており、これら主ガイドレールと副ガイドレールに沿って光ピックアップがディスク状記録媒体の半径方向へ往復移動されると共に、前記シャーシに対する前記副ガイドレールの長手方向両端部の高さが別々の調整ねじによって調整可能となっているディスク装置において、
    前記副ガイドレールが、前記光ピックアップに係合して該光ピックアップの移動方向へ延びる平坦状のガイド板部と、このガイド板部の長手方向両端部で前記光ピックアップの逆側に突設された一対の調整部と、これら調整部から前記ガイド板部と略平行な方向へ片持ち梁状に延びる一対のばね板部とを有する一体形成品からなり、
    前記ばね板部の自由端側を前記シャーシの板面に支持させた状態で、前記調整ねじが前記調整部に設けた貫通孔を挿通して前記シャーシのねじ孔に螺合されていることを特徴とするディスク装置。
  2. 請求項1の記載において、前記ばね板部の自由端側に位置決め部が形成されており、この位置決め部を前記シャーシに設けた規制部と凹凸嵌合することにより、前記ばね板部の自由端側が前記シャーシの板面と平行な面内方向に移動規制されるようになし、かつ、前記貫通孔と前記位置決め部が前記光ピックアップの移動方向と略平行な直線に沿って配置されていることを特徴とするディスク装置。
  3. 請求項2の記載において、少なくとも一方の前記ばね板部の先端に掛止部が形成されており、この掛止部を前記シャーシに設けた仮止孔に挿入することにより、前記ばね板部の自由端側が前記シャーシの板面と直交する方向へ移動規制されるようになし、かつ、前記貫通孔と前記位置決め部および前記掛止部が前記光ピックアップの移動方向と略平行な直線に沿って配置されていることを特徴とするディスク装置。
  4. 請求項1の記載において、前記ガイド板部と前記調整部が起立部を介して段違いに連結されていることを特徴とするディスク装置。
  5. 請求項4の記載において、前記副ガイドレールが折曲加工された金属板からなると共に、前記ガイド板部に長手方向に沿って延びるリブが形成されていることを特徴とするディスク装置。
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