JP2007200377A - スロットイン型ディスク装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】ベース本体10と蓋体とからシャーシ外装を構成し、シャーシ外装のフロント面にディスクを直接挿入するディスク挿入口11を形成したスロットイン型ディスク装置であって、ベース本体10の一部に開口部2を設け、開口部2に、ベース本体10よりも板厚の薄いプレート1を取り付けることで、ベース本体10の蓋体側表面よりも凹んだ空間を形成し、空間の上方位置を、ディスクを引き込むレバーの動作範囲としたことを特徴とするスロットイン型ディスク装置。
【選択図】 図1
Description
請求項2記載の本発明は、請求項1に記載のスロットイン型ディスク装置において、前記ベース本体を、深底部と浅底部で構成し、前記浅底部によってフロント面からリア面に至るウイング部を形成し、前記空間を前記ウイング部に設けたことを特徴とする。
請求項3記載の本発明のスロットイン型ディスク装置は、ベース本体と蓋体とからシャーシ外装を構成し、前記ベース本体を、深底部と浅底部で構成し、前記浅底部によってフロント面からリア面に至るウイング部を形成し、前記シャーシ外装のフロント面にディスクを直接挿入するディスク挿入口を形成したスロットイン型ディスク装置であって、前記ウイング部の一部に開口部を設け、前記開口部に、前記ウイング部よりも板厚の薄いプレートを取り付けることで、前記ウイング部の前記蓋体側表面よりも凹んだ空間を形成し、前記ウイング部には、引き込みレバーが設けられ、前記引き込みレバーはサブレバーによって動作し、前記空間の上方位置を、前記サブレバーの動作範囲としたことを特徴とする。
請求項4記載の本発明は、請求項3に記載のスロットイン型ディスク装置において、前記サブレバーの一端に凸部を、他端側に回動支点をそれぞれ備え、前記回動支点を前記深底部上に配置し、前記凸部を前記引き込みレバーの長溝内で摺動させ、前記凸部を前記サブレバーの前記蓋体側の面に、前記長溝を前記引き込みレバーの前記ベース本体側の面にそれぞれ配置したことを特徴とする。
請求項5記載の本発明は、請求項4に記載のスロットイン型ディスク装置において、前記空間を、前記凸部の移動軌跡を弧側とする扇形に形成したことを特徴とする。
本発明の第2の実施の形態は、第1の実施の形態によるスロットイン型ディスク装置において、ベース本体を、深底部と浅底部で構成し、浅底部によってフロント面からリア面に至るウイング部を形成し、空間をウイング部に設けたものである。本実施の形態によれば、ウイング部の薄型化を図ることができる。
本発明の第3の実施の形態によるスロットイン型ディスク装置は、ウイング部の一部に開口部を設け、この開口部にウイング部よりも板厚の薄いプレートを取り付けることで、ウイング部の蓋体側表面よりも凹んだ空間を形成し、ウイング部には、引き込みレバーが設けられ、引き込みレバーはサブレバーによって動作し、この空間の上方位置を、サブレバーの動作範囲としたものである。本実施の形態によれば、レバーの板厚を十分に確保するとともに、サブレバーと再生時のディスクとの隙間を確保することで、ディスクがサブレバ−に接触することを防止することができ、装置の薄型化を図ることができる。また、本実施の形態のように引き込みレバーよりもサブレバーをベース本体側に配置することで、引き込みレバーをベース本体から離間させることができる。従って、ディスクを支持する引き込みレバーとベース本体との距離を確保できるため、挿入時のディスクが装置に接触することを防止することができる。
本発明の第4の実施の形態は、第3の実施の形態によるスロットイン型ディスク装置において、サブレバーの一端に凸部を、他端側に回動支点をそれぞれ備え、回動支点を深底部上に配置し、凸部を引き込みレバーの長溝内で摺動させ、凸部をサブレバーの蓋体側の面に、長溝を引き込みレバーのベース本体側の面にそれぞれ配置したものである。本実施の形態によれば、サブレバーは引き込みレバーよりもベース本体側に配置されるため、サブレバーは空間によってスムーズな動作を確保することができる。
本発明の第5の実施の形態は、第4の実施の形態によるスロットイン型ディスク装置において、空間を、凸部の移動軌跡を弧側とする扇形に形成したものである。本実施の形態によれば、ウイング部の強度に影響を与えないように空間部を形成することができる。
図1は本実施例によるディスク装置のベース本体の平面図である。
本実施例によるディスク装置は、ベース本体と蓋体とからシャーシ外装が構成され、このシャーシ外装のフロント面にベゼルが装着される。また本実施例によるディスク装置は、ベゼルに設けたディスク挿入口からディスクを直接挿入するスロットイン型ディスク装置である。
図1に示すように、ディスクへの記録再生機能やディスクのローディング機能を行う各部品は、ベース本体10に装着される。
ベース本体10は、深底部10Aと浅底部10Bが形成され、浅底部10Bによってフロント面からリア面に至るウイング部が形成されている。ウイング部の一部には、プレート1を設けている。
ベース本体10のフロント側にはディスクを直接挿入するディスク挿入口11を形成し、ベース本体10のリア面の端部にはコネクタ12を配設している。ベース本体10のディスク挿入口11側にはトラバースベース30が配置され、ベース本体10のコネクタ12側にはリアベース13が配置されている。トラバースベース30とリアベース13とは互いが重ならないように配置されている。リアベース13のベース本体10面側にはプリント基板14が設けられている。
トラバースベース30において、スピンドルモータ31がベース本体10の中央部に位置し、またピックアップ32の往復動範囲がスピンドルモータ31よりもディスク挿入口11側に位置し、またピックアップ32の往復移動方向がディスクの挿入方向と異なるように配設されている。ここで、ピックアップ32の往復移動方向とディスクの挿入方向とは、45度の角度としている。
トラバースベース30は、一対のインシュレータ34A、34Bによってベース本体10に支持されている。
一対のインシュレータ34A、34Bは、スピンドルモータ31の位置よりもピックアップ32の静止位置側に配設している。本実施例では、インシュレータ34Aはディスク挿入口11の内側近傍の一端側に、インシュレータ34Bはディスク挿入口11の内側近傍の中央部に設けている。インシュレータ34A、34Bは、弾性材料からなるダンパー機構を備えている。トラバースベース30は、インシュレータ34A、34Bを支点として、スピンドルモータ31側をベース本体10と近接離間させるように動作する。
トラバースベース30を変位させるカム機構は、第1のカム機構41と第2のカム機構51によって構成される。第1のカム機構41は、メインスライダー40のスピンドルモータ31側の面に、第2のカム機構51は、サブスライダー50のスピンドルモータ31側の面にそれぞれ設けられている。
なお、メインスライダー40とトラバースベース30との間にはベース部材15が設けられ、サブスライダー50とトラバースベース30との間にはベース部材16が設けられている。ここでベース部材15とベース部材16はベース本体10に固定され、ベース部材15に設けた縦溝によってトラバースベース30のカムピンを位置規制し、ベース部材16に設けた縦溝によってトラバースベース30のカムピンを位置規制している。
このローディングモータ60の駆動によってメインスライダー40を長手方向に摺動させることができる。またメインスライダー40は、カムレバー70によってサブスライダー50と連結している。
カムレバー70は、回動支点71、ピン72、ピン73、及びピン74を有している。ピン72、73はメインスライダー40の上面に設けたカム溝と係合し、ピン74でサブスライダー50の上面に設けたカム溝と係合し、カムレバー70は、回動支点71を軸として回動する。
深底部10Aのディスク挿入口11近傍の一端側には、所定長さの第1のディスクガイド17が設けられている。この第1のディスクガイド17は、ディスク挿入側から見た断面が、「コ」の字状の溝を有している。この溝によってディスクは支持される。
一方、ディスク挿入口11側の浅底部10Bには、引き込みレバー80が設けられ、この引き込みレバー80の可動側端部に第2のディスクガイド81を備えている。第2のディスクガイド81は、円筒状のローラで構成され、引き込みレバー80の可動側端部に回動自在に設けられている。また、第2のディスクガイド81のローラ外周には溝が形成され、この溝によってディスクは支持される。
引き込みレバー80は、可動側端部が固定側端部よりもディスク挿入口11側で動作するように配置され、固定側端部に回動支点82を有している。
サブレバー90は、可動側の一端に凸部91を備え、他端側に回動支点92を備えている。サブレバー90の凸部91は、引き込みレバー80の長溝内を摺動する。また、サブレバー90の回動支点92は、メインスライダー40上に位置している。なお、回動支点92は、メインスライダー40とは連動せず、リアベ−ス13に固定されている。またサブレバー90の回動支点92よりも凸部91側の下面には、ピン93を備えている。このピン93は、メインスライダー40の上面に設けられたカム溝内を摺動する。従って、サブレバー90は、メインスライダー40の移動にともなって角度が変更され、このサブレバー90の角度の変更によって引き込みレバー80の旋回角度を変更する。すなわち、サブレバー90の動作によって、引き込みレバー80の第2のディスクガイド81がスピンドルモータ31に近接離間するように動作する。
また、排出レバー100と同じ側のベース本体10の側部には、ガイドレバー180が設けられている。ガイドレバー180は、リア面側を回動支点181とし、可動側にガイド182を備えている。このガイドレバー180は、弾性体によってガイド182側がディスク側に突出するように付勢されている。また、このガイドレバー180は、リンクアーム105を介してメインスライダー40と連動し、このメインスライダー40の動きに応じて、ガイド182側がディスクから離間するように動作する。
また、ベース本体10のフロント側には、フロントガイダー21が設けられている。フロントガイダー21は、ディスク挿入口11の一端側であって、引き込みレバー80とディスク挿入口11との間に配置されている。またこのフロントガイダー21は、ローディングモータ60や歯車機構、メインスライダー40の一部を覆うように、これらの部材よりも蓋体20側に設けられている。
ピン73がメインスライダー40のカム溝と係合している間は、カムレバー70は回動しない。この状態はスタンバイ状態である。ディスクがローディングされた後もしばらくはこの状態であり、トラバースベース30はベース本体10に近接した状態にある。
ディスクの中心がスピンドルモータ31の上方に位置したタイミングで、ピン73はメインスライダー40のカム溝から外れ、カムレバー70は回動を始める。
メインスライダー40は、カムレバー70のピン72が摺動する溝を有し、カムレバー70の動作によって第1のカム機構41をメインスライダー40と同一の方向に移動させる。カムレバー70の回動によって、サブスライダー50を移動させ、サブスライダー50を移動させることによって第2のカム機構51を動作させる。
すなわち、カムレバー70の回動によって、第1のカム機構41及び第2のカム機構51は、所定距離だけ移動し、トラバースベース30が変位動作する。
そしてチャッキング動作が終了した段階で、カムレバー70の回動は終了する。
図2に示すように、ウイング部を形成する浅底部10Bには、扇形の開口部2が形成されている。そしてこの開口部2には、扇形の平坦部を有するプレート1が取り付けられる。プレート1は、浅底部10Bの板厚よりも薄い材料で構成され、平坦部の一方の側辺には取付片1Aが、平坦部の他方に側辺には突起部1Bが、平坦部の弧部側には突起部1Cが形成されている。取付片1Aは、深底部10Aの側壁にフック固定される。突起部1B、1Cは、開口部2周辺で係止される。そしてこのプレート1を、取付片1Aと突起部1B、1Cによって開口部2に取り付けることで、プレート1の上方位置には、浅底部10Bの蓋体側表面よりも凹んだ空間が形成される。サブレバー90は、この空間の上方位置で動作する。なお、プレート1は、その下面が浅底部10Bの裏面表面と同一平面となるように取り付けられている。
2 開口部
10 ベース本体
11 ディスク挿入口
Claims (5)
- ベース本体と蓋体とからシャーシ外装を構成し、
前記シャーシ外装のフロント面にディスクを直接挿入するディスク挿入口を形成したスロットイン型ディスク装置であって、
前記ベース本体の一部に開口部を設け、
前記開口部に、前記ベース本体よりも板厚の薄いプレートを取り付けることで、前記ベース本体の前記蓋体側表面よりも凹んだ空間を形成し、
前記空間の上方位置を、前記ディスクを引き込むレバーの動作範囲としたことを特徴とするスロットイン型ディスク装置。 - 前記ベース本体を、深底部と浅底部で構成し、
前記浅底部によってフロント面からリア面に至るウイング部を形成し、
前記空間を前記ウイング部に設けたことを特徴とする請求項1に記載のスロットイン型ディスク装置。 - ベース本体と蓋体とからシャーシ外装を構成し、
前記ベース本体を、深底部と浅底部で構成し、
前記浅底部によってフロント面からリア面に至るウイング部を形成し、
前記シャーシ外装のフロント面にディスクを直接挿入するディスク挿入口を形成したスロットイン型ディスク装置であって、
前記ウイング部の一部に開口部を設け、
前記開口部に、前記ウイング部よりも板厚の薄いプレートを取り付けることで、前記ウイング部の前記蓋体側表面よりも凹んだ空間を形成し、
前記ウイング部には、引き込みレバーが設けられ、
前記引き込みレバーはサブレバーによって動作し、
前記空間の上方位置を、前記サブレバーの動作範囲としたことを特徴とするスロットイン型ディスク装置。 - 前記サブレバーの一端に凸部を、他端側に回動支点をそれぞれ備え、
前記回動支点を前記深底部上に配置し、
前記凸部を前記引き込みレバーの長溝内で摺動させ、
前記凸部を前記サブレバーの前記蓋体側の面に、前記長溝を前記引き込みレバーの前記ベース本体側の面にそれぞれ配置したことを特徴とする請求項3に記載のスロットイン型ディスク装置。 - 前記空間を、前記凸部の移動軌跡を弧側とする扇形に形成したことを特徴とする請求項4に記載のスロットイン型ディスク装置。
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