JP4738187B2 - スロットイン型ディスク装置 - Google Patents
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Description
請求項2記載の本発明は、請求項1に記載のスロットイン型ディスク装置において、前記開口部は、前記レバーの動作範囲に位置し、前記折片上を前記レバーが動作することを特徴とする。
本発明の第2の実施の形態は、第1の実施の形態によるスロットイン型ディスク装置において、開口部は、ディスクを排出するレバーの動作範囲に位置し、折片上をレバーが動作するものである。本実施の形態によれば、レバーの動作によって部品への影響を防止することができる。
図1は本実施例によるディスク装置のベース本体の平面図、図2は同ディスク装置の要部断面図である。
本実施例によるディスク装置は、ベース本体と蓋体とからシャーシ外装が構成され、このシャーシ外装のフロント面にベゼルが装着される。また本実施例によるディスク装置は、ベゼルに設けたディスク挿入口からディスクを直接挿入するスロットイン型ディスク装置である。
図1に示すように、ディスクへの記録再生機能やディスクのローディング機能を行う各部品は、ベース本体10に装着される。
ベース本体10は、深底部10Aと浅底部10Bが形成され、浅底部10Bによってフロント面からリア面に至るウイング部が形成されている。
ベース本体10のフロント側にはディスクを直接挿入するディスク挿入口11を形成し、ベース本体10のリア面の端部にはコネクタ12を配設している。ベース本体10のディスク挿入口11側にはトラバースベース30が配置され、ベース本体10のコネクタ12側にはリアベース13が配置されている。トラバースベース30とリアベース13とは互いが重ならないように配置されている。リアベース13のベース本体10面側にはプリント基板14が設けられている。
リアベース13の一部には、開口部13Aが設けられ、プリント基板14に搭載する部品14Aを、この開口部13Aに対応させて配置している。
トラバースベース30において、スピンドルモータ31がベース本体10の中央部に位置し、またピックアップ32の往復動範囲がスピンドルモータ31よりもディスク挿入口11側に位置し、またピックアップ32の往復移動方向がディスクの挿入方向と異なるように配設されている。ここで、ピックアップ32の往復移動方向とディスクの挿入方向とは、45度の角度としている。
トラバースベース30は、一対のインシュレータ34A、34Bによってベース本体10に支持されている。
一対のインシュレータ34A、34Bは、スピンドルモータ31の位置よりもピックアップ32の静止位置側に配設している。本実施例では、インシュレータ34Aはディスク挿入口11の内側近傍の一端側に、インシュレータ34Bはディスク挿入口11の内側近傍の中央部に設けている。インシュレータ34A、34Bは、弾性材料からなるダンパー機構を備えている。トラバースベース30は、インシュレータ34A、34Bを支点として、スピンドルモータ31側をベース本体10と近接離間させるように動作する。
トラバースベース30を変位させるカム機構は、第1のカム機構41と第2のカム機構51によって構成される。第1のカム機構41は、メインスライダー40のスピンドルモータ31側の面に、第2のカム機構51は、サブスライダー50のスピンドルモータ31側の面にそれぞれ設けられている。
なお、メインスライダー40とトラバースベース30との間にはベース部材15が設けられ、サブスライダー50とトラバースベース30との間にはベース部材16が設けられている。ここでベース部材15とベース部材16はベース本体10に固定され、ベース部材15に設けた縦溝によってトラバースベース30のカムピンを位置規制し、ベース部材16に設けた縦溝によってトラバースベース30のカムピンを位置規制している。
このローディングモータ60の駆動によってメインスライダー40を長手方向に摺動させることができる。またメインスライダー40は、カムレバー70によってサブスライダー50と連結している。
カムレバー70は、回動支点71、ピン72、ピン73、及びピン74を有している。ピン72、73はメインスライダー40の上面に設けたカム溝と係合し、ピン74でサブスライダー50の上面に設けたカム溝と係合し、カムレバー70は、回動支点71を軸として回動する。
深底部10Aのディスク挿入口11近傍の一端側には、所定長さの第1のディスクガイド17が設けられている。この第1のディスクガイド17は、ディスク挿入側から見た断面が、「コ」の字状の溝を有している。この溝によってディスクは支持される。
一方、ディスク挿入口11側の浅底部10Bには、引き込みレバー80が設けられ、この引き込みレバー80の可動側端部に第2のディスクガイド81を備えている。第2のディスクガイド81は、円筒状のローラで構成され、引き込みレバー80の可動側端部に回動自在に設けられている。また、第2のディスクガイド81のローラ外周には溝が形成され、この溝によってディスクは支持される。
引き込みレバー80は、可動側端部が固定側端部よりもディスク挿入口11側で動作するように配置され、固定側端部に回動支点82を有している。
サブレバー90は、可動側の一端に凸部91を備え、他端側に回動支点92を備えている。サブレバー90の凸部91は、引き込みレバー80の長溝内を摺動する。また、サブレバー90の回動支点92は、メインスライダー40上に位置している。なお、回動支点92は、メインスライダー40とは連動せず、ベース本体10に固定されている。またサブレバー90の回動支点92よりも凸部91側の下面には、ピン93を備えている。このピン93は、メインスライダー40の上面に設けられたカム溝内を摺動する。従って、サブレバー90は、メインスライダー40の移動にともなって角度が変更され、このサブレバー90の角度の変更によって引き込みレバー80の旋回角度を変更する。すなわち、サブレバー90の動作によって、引き込みレバー80の第2のディスクガイド81がスピンドルモータ31に近接離間するように動作する。
ピン73がメインスライダー40のカム溝と係合している間は、カムレバー70は回動しない。この状態はスタンバイ状態である。ディスクがローディングされた後にもしばらくはこの状態であり、トラバースベース30はベース本体10に近接した状態にある。
ディスクの中心がスピンドルモータ31の上方に位置したタイミングで、ピン73はメインスライダー40のカム溝から外れ、カムレバー70は回動を始める。
メインスライダー40は、カムレバー70のピン72が摺動する溝を有し、カムレバー70の動作によって第1のカム機構41をメインスライダー40と同一の方向に移動させる。カムレバー70の回動によって、サブスライダー50を移動させ、サブスライダー50を移動させることによって第2のカム機構51を動作させる。
すなわち、カムレバー70の回動によって、第1のカム機構41及び第2のカム機構51は、所定距離だけ移動し、トラバースベース30が変位動作する。
そしてチャッキング動作が終了した段階で、カムレバー70の回動は終了する。
図2に示すように、リンクアーム105の一部に、開口部13A側に折り曲げた折片105Dを形成し、この折片105Dによってプリント基板14側に空間を形成し、プリント基板14に搭載する部品14Aを、この空間に対応させて配置している。
本実施例によれば、リアベース13の板厚を十分に確保するとともに、折片105Dで形成した空間によって部品14Aの配置スペースを確保することで、装置の薄型化を図ることができる。
図3から図5は、ディスクAを外部からの力によって押し込んでいる状態変化を示している。図3から図5に示す状態では、リンクアーム105は静止状態にあり、折片105Dも動作しない。
図3の状態から図4の状態への移行時に、ディスクAは排出レバー100のガイド101に当接し、排出レバー100を回動させる。排出レバー100は、図4及び図5に示すように、開口部13A上を通過する時には、折片105D上で動作する。
図5の状態でディスクAの挿入を検知し、ローディングモータ60が駆動することでメインスライダー40がリア面側に摺動する。
メインスライダー40の摺動によって、図6から図7に示すようにリンクアーム105は、軸105Aを中心に回動するが、折片105Dは開口部13A内で動作するとともに、排出レバー100は折片105D上で動作する。
図8はディスクAの引き込み完了状態を示している。
図7の状態でリンクアーム105の動作は停止し、排出レバー100がディスクAから離れるように動作するが、この時にも排出レバー100は折片105D上で動作する。
本実施例によれば、開口部13Aが、ディスクAを排出する排出レバー100の動作範囲に位置していても、折片105D上を排出レバー100が動作するため、排出レバー100の動作によって部品14Aへの影響を防止することができる。
なお、本実施例では、開口部13Aがディスクを排出する排出レバー100の動作範囲に位置する場合で説明したが、開口部13Aが、ディスクAを挿入するレバーの動作範囲に位置したものであってもよい。
11 ディスク挿入口
13 リアベース
13A 開口部
14 プリント基板
14A 部品
105 リンクアーム
105D 折片
Claims (2)
- ベース本体と蓋体とから構成されたシャーシ外装のフロント面に備えられたディスクを直接挿入するディスク挿入口と、
前記ベース本体のフロント面側に位置するトラバースベースと、
前記ベース本体に設けられ、ディスクを排出するレバーと、
前記ベース本体のリア面側に設けられたリアベースと前記ベース本体との間に備えられたプリント基板と、
前記リアベースと前記プリント基板との間に配置したリンクアームとを備え、
前記リアベースは前記レバーの動作範囲に開口部を有し、
前記リンクアームは前記開口部側に折り曲げた折片と前記折片によって前記プリント基板側に形成された空間とを有し、
前記プリント基板に搭載された部品は前記空間に対応させて配置され、
前記折片は前記開口部内に位置することを特徴とするスロットイン型ディスク装置。 - 前記開口部は、前記レバーの動作範囲に位置し、
前記折片上を前記レバーが動作することを特徴とする請求項1に記載のスロットイン型ディスク装置。
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