JP3822615B2 - ディスク装置 - Google Patents
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Description
しかし、このようなローディング方式では、トレイやターンテーブルが必要な分、ディスク装置本体を薄型化するには限度がある。
一方、スロットイン方式のディスク装置としては、ディスク面に搬送ローラを当接させてディスクを引き込む方式が提案されている(例えば特許文献1)。
しかし、例えば特許文献1で提案されているようなスロットイン方式では、ディスク直径より長い搬送ローラを用いるために、装置幅を広くしなければならず、さらにこの搬送ローラによって厚みも増してしまう。
このようなことから、レバーによってディスクの搬送を行うスロットイン方式のディスク装置が、ディスク装置本体の薄型化や小型化に適している(例えば特許文献2)。
しかし、近年、外周端面がテーパー形状をしたディスクが市場に出回っており、このようなディスクを特許文献2に記載の装置に用いると、ローラと蓋体内面との間の隙間にディスクが食い込んでしまい、レバーの動作に支障をきたすおそれが出ている。
特に本発明は、ローラと蓋体内面との間の隙間が無いディスク装置を提供することを目的とする。
請求項2記載の本発明は、請求項1に記載のディスク装置において、前記可動部の前記蓋体側端面に、リブを設けたことを特徴とする。
請求項3記載の本発明は、請求項2に記載のディスク装置において、前記リブをリング状に設けたことを特徴とする。
請求項4記載の本発明のディスク装置は、ベース本体と蓋体とからシャーシ外装を構成し、前記シャーシ外装のフロント面には、ディスクを直接挿入するディスク挿入口を形成し、前記シャーシ外装内部には、前記ディスクの挿入時又は排出時に動作するレバーを有し、前記レバーの可動側端部にガイドを備え、前記ガイドによって前記ディスクをガイドするディスク装置であって、前記ガイドを、前記レバーに固定する固定部と、前記固定部に対して変位する可動部と、前記可動部を前記固定部から離間する方向に付勢する弾性体とによって構成し、前記固定部の前記レバー側外径を、前記可動部側外径よりも大きくして、前記固定部の外周面を傾斜させたことを特徴とする。
請求項5記載の本発明のディスク装置は、ベース本体と蓋体とからシャーシ外装を構成し、前記シャーシ外装のフロント面には、ディスクを直接挿入するディスク挿入口を形成し、前記シャーシ外装内部には、前記ディスクの挿入時又は排出時に動作するレバーを有し、前記レバーの可動側端部にガイドを備え、前記ガイドによって前記ディスクをガイドするディスク装置であって、前記ガイドを、前記レバーに固定する固定部と、前記固定部に対して変位する可動部と、前記可動部を前記固定部から離間する方向に付勢する弾性体とによって構成し、前記可動部の外径を、前記固定部の外径よりも小さくしたことを特徴とする。
請求項6記載の本発明のディスク装置は、ベース本体と蓋体とからシャーシ外装を構成し、前記シャーシ外装のフロント面には、ディスクを直接挿入するディスク挿入口を形成し、前記シャーシ外装内部には、前記ディスクの挿入時又は排出時に動作するレバーを有し、前記レバーの可動側端部にガイドを備え、前記ガイドによって前記ディスクをガイドするディスク装置であって、前記ガイドを、前記レバーに固定する固定部と、前記固定部に対して変位する可動部と、前記可動部を前記固定部から離間する方向に付勢する弾性体とによって構成し、前記可動部の前記蓋体側の外径を前記可動部の前記レバー側よりも大きくして、前記可動部の前記蓋体側端部外周面を傾斜させたことを特徴とする。
請求項7記載の本発明のディスク装置は、ベース本体と蓋体とからシャーシ外装を構成し、前記シャーシ外装のフロント面には、ディスクを直接挿入するディスク挿入口を形成し、前記シャーシ外装内部には、前記ディスクの挿入時又は排出時に動作するレバーを有し、前記レバーの可動側端部にガイドを備え、前記ガイドによって前記ディスクをガイドするディスク装置であって、前記ガイドを、前記レバーに固定する固定部と、前記固定部に対して変位する可動部と、前記可動部を前記固定部から離間する方向に付勢する弾性体とによって構成し、前記弾性体として、前記レバー側外径を前記可動部側外径よりも大きくした円錐コイルばねを用いたことを特徴とする。
請求項8記載の本発明は、請求項1から請求項7のいずれかに記載のディスク装置において、前記レバーの回動支点となる固定側端部を前記ベース本体の側面側又はリア面側の外周部に配置し、前記可動側端部を前記ベース本体の内周部で動作させたことを特徴とする。
請求項9記載の本発明のディスク装置は、ディスクの挿入時又は排出時に動作するレバーの可動側端部にガイドを備え、前記ガイドによって前記ディスクをガイドするディスク装置であって、前記ガイドを、前記レバーに固定する固定部と、前記固定部に対して変位する可動部と、前記可動部を前記固定部から離間する方向に付勢する弾性体とによって構成し、前記レバーの回動支点となる前記固定側端部を前記ベース本体の側面側又はリア面側の外周部に配置し、前記可動側端部を前記ベース本体の内周部で動作させ、前記可動部を、前記弾性体によって前記蓋体の内側面に当接させたことを特徴とする。
請求項10記載の本発明は、請求項9に記載のディスク装置において、前記可動部の前記蓋体側端面にリング状のリブを設けたことを特徴とする。
請求項11記載の本発明は、請求項1から請求項10のいずれかに記載のディスク装置において、前記蓋体の内側面に、ウレタン樹脂ビーズ配合のフッ素系コーティングを施したことを特徴とする。
本発明の第2の実施の形態は、第1の実施の形態によるディスク装置において、可動部の蓋体側端面に、リブを設けたものである。本実施の形態によれば、可動部はリブによって蓋体と接触するために、摺動摩擦を少なくしてレバーの動作をスムーズに行わせることができる。
本発明の第3の実施の形態は、第2の実施の形態によるディスク装置において、リブをリング状に設けたものである。本実施の形態によれば、リブを部分的に設ける場合と比較してローラの傾きを生じにくくすることで、可動部によってディスクを確実にガイドすることができる。また、可動部自身もスムースに回転し、ディスクを滑らかに搬送することができる。
本発明の第4の実施の形態によるディスク装置は、ベース本体と蓋体とからシャーシ外装を構成し、シャーシ外装のフロント面には、ディスクを直接挿入するディスク挿入口を形成し、シャーシ外装内部には、ディスクの挿入時又は排出時に動作するレバーを有し、レバーの可動側端部にガイドを備え、ガイドによってディスクをガイドするディスク装置であって、ガイドを、レバーに固定する固定部と、固定部に対して変位する可動部と、可動部を固定部から離間する方向に付勢する弾性体とによって構成し、固定部のレバー側外径を、可動部側外径よりも大きくして、固定部の外周面を傾斜させたものである。本実施の形態によれば、挿入されてきたディスクを固定部の傾斜面によって可動部側に滑らせることで、ディスクを所定の位置に導くことができる。
本発明の第5の実施の形態によるディスク装置は、ベース本体と蓋体とからシャーシ外装を構成し、シャーシ外装のフロント面には、ディスクを直接挿入するディスク挿入口を形成し、シャーシ外装内部には、ディスクの挿入時又は排出時に動作するレバーを有し、レバーの可動側端部にガイドを備え、ガイドによってディスクをガイドするディスク装置であって、ガイドを、レバーに固定する固定部と、固定部に対して変位する可動部と、可動部を固定部から離間する方向に付勢する弾性体とによって構成し、可動部の外径を、固定部の外径よりも小さくしたものである。本実施の形態によれば、ディスクを可動部に導くことができる。
本発明の第6の実施の形態によるディスク装置は、ベース本体と蓋体とからシャーシ外装を構成し、シャーシ外装のフロント面には、ディスクを直接挿入するディスク挿入口を形成し、シャーシ外装内部には、ディスクの挿入時又は排出時に動作するレバーを有し、レバーの可動側端部にガイドを備え、ガイドによってディスクをガイドするディスク装置であって、ガイドを、レバーに固定する固定部と、固定部に対して変位する可動部と、可動部を固定部から離間する方向に付勢する弾性体とによって構成し、可動部の蓋体側の外径を可動部のレバー側よりも大きくして、可動部の蓋体側端部外周面を傾斜させたものである。本実施の形態によれば、ディスクの傾きを抑えることができる。
本発明の第7の実施の形態によるディスク装置は、ベース本体と蓋体とからシャーシ外装を構成し、シャーシ外装のフロント面には、ディスクを直接挿入するディスク挿入口を形成し、シャーシ外装内部には、ディスクの挿入時又は排出時に動作するレバーを有し、レバーの可動側端部にガイドを備え、ガイドによってディスクをガイドするディスク装置であって、ガイドを、レバーに固定する固定部と、固定部に対して変位する可動部と、可動部を固定部から離間する方向に付勢する弾性体とによって構成し、弾性体として、レバー側外径を可動部側外径よりも大きくした円錐コイルばねを用いたものである。本実施の形態によれば、同心円状のコイルばねと比較して、コイルばねの軸心に対して垂直な方向へ圧縮されたときの変位を大きくすることができ、すなわち、可動部の上下ストローク量を多くすることができる。従って、レバーと可動ローラとの間を薄くすることができる。
本発明の第8の実施の形態は、第1から第7の実施の形態によるディスク装置において、レバーの回動支点となる固定側端部をベース本体の側面側又はリア面側の外周部に配置し、可動側端部をベース本体の内周部で動作させたものである。本実施の形態によれば、ベース本体の外周部で固定され、片持ち梁となるレバーにたわみが生じても、ベース本体の内周部に位置するガイドは、挿入されるディスクを確実に保持することができる。
本発明の第9の実施の形態によるディスク装置は、ガイドを、レバーに固定する固定部と、固定部に対して変位する可動部と、可動部を固定部から離間する方向に付勢する弾性体とによって構成し、レバーの回動支点となる固定側端部をベース本体の側面側又はリア面側の外周部に配置し、可動側端部をベース本体の内周部で動作させ、可動部を、弾性体によって蓋体の内側面に当接させたものである。本実施の形態によれば、例えば設計寸法の誤差やレバーの撓みなどによっても、ベース本体の内周部に位置するガイドは、可動部と蓋体との間には隙間を生じることがないために、挿入されるディスクを確実に保持することができる。
本発明の第10の実施の形態は、第9の実施の形態によるディスク装置において、可動部の蓋体側端面にリング状のリブを設けたものである。本実施の形態によれば、可動部はリング状のリブによって蓋体と接触するために、摺動摩擦を少なくしてレバーの動作をスムーズに行わせることができる。また、可動部自身もスムース回転し、ディスクを滑らかに搬送することができる。
本発明の第11の実施の形態は、第1から第10の実施の形態によるディスク装置において、蓋体の内側面に、ウレタン樹脂ビーズ配合のフッ素系コーティングを施したものである。本実施の形態によれば、フッ素の特性による摺動性で可動部を滑らかに摺動させることができるとともに、ウレタン樹脂の特性によりディスクへの傷付きを防止し、フッ素の特性による摺動性でディスクを滑らかに摺動させ、挿入されるディスクの傾きを有効に防止することができる。
図1は本実施例によるディスク装置のベース本体の平面図、図2は同ディスク装置の蓋体の平面図、図3は同ディスク装置のシャーシ外装のフロント面に装着されるベゼルの正面図、図4は同ディスク装置の排出レバーのガイドを示す要部拡大断面図である。
本実施例によるディスク装置は、ベース本体と蓋体とからシャーシ外装が構成され、このシャーシ外装のフロント面にベゼルが装着される。また本実施例によるディスク装置は、図3に示すベゼルに設けたディスク挿入口からディスクを直接挿入するスロットイン方式のディスク装置である。
ベース本体10は、蓋体に対する深底部10Aと浅底部10Bが形成され、浅底部10Bによってフロント面からリア面に至るウイング部が形成されている。
ベース本体10のフロント面側にはディスクを直接挿入するディスク挿入口11を形成し、ベース本体10のリア面の端部にはコネクタ12を配設している。ベース本体10のディスク挿入口11側にはトラバース30が配置され、ベース本体10のコネクタ12側にはリアベース13が配置されている。トラバース30とリアベース13とは互いが重ならないように配置されている。リアベース13のベース本体10面側にはプリント基板14が設けられている。
駆動手段33は、駆動モータと、ピックアップ32を摺動させる一対のレールと、駆動モータの駆動をピックアップ32に伝達する歯車機構とを有し、一対のレールはトラバース30の一端側と他端側とを連接するように両側部に配置されている。駆動モータはディスク挿入口11側のレールの外方に、駆動軸がレールと平行になるように配置されている。歯車機構は、この駆動モータとディスク挿入口11側のレールとの間の空間に配置されている。
トラバース30は、インシュレータ34A、34Bによってベース本体10に支持されている。
インシュレータ34A、34Bは、スピンドルモータ31Aの位置よりもピックアップ32の静止位置側に配設し、ピックアップ32の静止位置よりもディスク挿入口11側の位置に配設することが好ましい。本実施例では、インシュレータ34Aはディスク挿入口11の内側近傍の一端側に、インシュレータ34Bはディスク挿入口11の内側近傍の中央部に設けている。インシュレータ34A、34Bは、弾性材料からなるダンパー機構を備えている。インシュレータ34A、34Bは、このダンパー機構によって、トラバース30がベース本体10から離間する方向に変位することができる。
なお、トラバース30は、インシュレータ34A、34Bを支点として、スピンドルモータ31Aをベース本体10と近接離間させるように動作する。
トラバース30を変位させるカム機構は、メインスライダー40とサブスライダー50にそれぞれ設けている。ここで、メインスライダー40とサブスライダー50とは、スピンドルモータ31Aの側方に位置するように配設されている。メインスライダー40は、その一端がシャーシ本体10のフロント面側、その他端がシャーシ本体10のリア面側となる方向に配設されている。また、サブスライダー50は、トラバース30とリアベース13との間に、メインスライダー40と直交する方向に配設されている。
トラバース30を変位させるカム機構は、第1のカム機構41と第2のカム機構51によって構成される。第1のカム機構41は、メインスライダー40のスピンドルモータ31A側の面に、第2のカム機構51は、サブスライダー50のスピンドルモータ31A側の面にそれぞれ設けられている。
なお、メインスライダー40とトラバース30との間にはベース部材15が設けられ、サブスライダー50とトラバース30との間にはベース部材16が設けられている。ここでベース部材15とベース部材16はベース本体10に固定され、ベース部材15に設けた縦溝によってトラバース30のカムピン36を位置規制し、ベース部材16に設けた縦溝によってトラバース30のカムピン37を位置規制している。
ここで、ベース部材16とサブスライダー50とは、第3のカム機構(図1では図示せず)によって連結している。そしてこの第3のカム機構は、第2のカム機構51によってトラバース30をベース本体10に対して離間する方向に移動させる時に、サブスライダー50をベース本体10に対して離間する方向に移動させる機能を備えている。
ローディングモータ60は、その本体がディスク挿入口11の中央部に、駆動軸61がディスク挿入口11の端部側に、それぞれが位置するように配設されている。
このローディングモータ60の駆動によってメインスライダー40を長手方向に摺動させることができる。またメインスライダー40は、カムレバー70によってサブスライダー50と連結している。
カムレバー70は回動支点71を有し、ピン72及びピン73でメインスライダー40の上面に設けたカム溝と係合し、ピン74でサブスライダー50の上面に設けたカム溝と係合している。
このカムレバー70は、メインスライダー40の第1のカム機構41によってトラバース30を変位させるタイミングで、サブスライダー50を移動させ、サブスライダー50の移動によって第2のカム機構51を動作させてトラバース30を変位させる機能を有する。
深底部10Aのディスク挿入口11近傍の一端側には、所定長さの第1のディスクガイド17が設けられている。この第1のディスクガイド17は、ディスク挿入側から見た断面が、「コ」の字状の溝を有している。この溝によってディスクは支持される。
一方、ディスク挿入口11の他端側のベース本体10には、引き込みレバー80が設けられ、この引き込みレバー80の可動側端部に第2のディスクガイド81を備えている。第2のディスクガイド81は、円筒状のローラで構成され、引き込みレバー80の可動側端部に回動自在に設けられている。また、第2のディスクガイド81のローラ外周には溝が形成され、この溝によってディスクは支持される。
引き込みレバー80は、可動側端部が固定側端部よりもディスク挿入口11側で動作するように配置され、固定側端部に回動支点82を有している。従って、引き込みレバー80の回動支点82となる固定側端部は、ベース本体10の外周部に配置され、可動側端部はベース本体10の内周部で動作する。
また、引き込みレバー80の裏面(ベース本体10側の面)の可動側端部と固定側端部との間には長溝83が設けられている。一方、引き込みレバー80の表面の可動側端部と固定側端部との間には所定長さの第3のディスクガイド84が設けられている。
サブレバー90は、可動側の一端に凸部91を備え、他端側に回動支点92を備えている。サブレバー90の凸部91は、引き込みレバー80の長溝83内を摺動する。また、サブレバー90の回動支点92は、メインスライダー40上に位置している。なお、回動支点92は、メインスライダー40とは連動せず、ベース本体10にベース部材15を介して固定されている。またサブレバー90の回動支点92よりも凸部91側の下面には、ピン93を備えている。このピン93は、メインスライダー40の上面に設けられたカム溝内を摺動する。従って、サブレバー90は、メインスライダー40の移動にともなって角度が変更され、このサブレバー90の角度の変更によって引き込みレバー80の旋回角度を変更する。すなわち、サブレバー90の動作によって、引き込みレバー80の第2のディスクガイド81がスピンドルモータ31Aに近接離間するように動作する。なお、引き込みレバー80の可動側端部に近い側の長溝83の端部には、サブレバー90の旋回方向に延びる溝83Aが設けられている。この溝83Aによって、第2のディスクガイド81がディスクを最も引き込んだ時に、サブレバー90の旋回角度にばらつきが発生しても、引き込みレバー80の旋回角度にはばらつきが発生せず、ディスク引き込み量を安定させることができる。
ベース本体10のリア面側には、規制レバー110が設けられている。この規制レバー110はリア面側端部を回動支点111とし、可動側端部にガイド112を備えている。この規制レバー110は、弾性体113によってガイド112側が常にフロント面側に突出するように付勢されている。従って、規制レバー110の回動支点111となる固定側端部は、ベース本体10の外周部に配置され、可動側端部はベース本体10の内周部で動作する。また、規制レバー110は所定位置でリミットスイッチを動作させる。すなわち、ディスクが所定位置まで挿入されると、リミットスイッチがオフし、ローディングモータ60を駆動する。このローディングモータ60の駆動によって、メインスライダー40が摺動する。
また、排出レバー100と同じ側のベース本体10の側部には、ガイドレバー180が設けられている。ガイドレバー180は、リア面側を回動支点181とし、可動側にガイド182を備えている。このガイドレバー180は、弾性体183によってガイド182側がディスク側に突出するように付勢されている。また、このガイドレバー180は、リンクアーム105と排出スライダー106を介してメインスライダー40と連動し、このメインスライダー40の動きに応じて、ガイド182側がディスクから離間するように動作する。
また、ベース本体10のフロント面側には、フロントガイダー21とトラバースフェルト22が設けられている。フロントガイダー21は、ディスク挿入口11の一端側であって、引き込みレバー80とディスク挿入口11との間に配置されている。またこのフロントガイダー21は、ローディングモータ60や歯車機構、メインスライダー40の一部を覆うように、これらの部材よりも蓋体側に設けられている。このフロントガイダー21は、挿入されるディスクの記録面全面が接触しないように周囲にテーパーが設けられ、表面がウレタンフッ素コーティングされている。一方、トラバースフェルト22は、ディスク挿入口11の他端側であって、トラバース30のディスク挿入口11側を一部覆うように、トラバース30よりも蓋体側に設けられている。このトラバースフェルト22は、挿入されるディスクの記録面全面が接触しないように中央部が凸状になっており、フェルト材で構成されている。フロントガイダー21とトラバースフェルト22は、第1のディスクガイド17や第2のディスクガイド81では十分にディスクを支持できない場合に、ディスクの面方向への傾きによって記録面に傷が付くのを防止することができる。なお、フロントガイダー21をフェルト材で構成し、トラバースフェルト22をウレタン樹脂ビーズ配合のフッ素系コーティングしたものを用いてもよい。また、スピンドルモータ31Aにディスクが装着された状態でのディスクの外周端よりも外方に位置するとともにディスク挿入口11側に位置するトラバース30面の一部に凸状ガイドを設けてもよい。この凸状ガイドによって、トラバースフェルト22の一部を凸状に形成することができる。また、トラバースフェルト22を設ける代わりに、この凸状ガイドを設けてもよい。この場合には、凸状ガイド面にウレタン樹脂ビーズ配合のフッ素系コーティングを塗布することが好ましい。コーティング材としては、ビーズ径が20ミクロンのウレタン樹脂に、ウレタン樹脂に対する配合比が5%のフッ素と、ウレタン樹脂に対する配合比が1.0〜1.5%のシリコンとを配合したコーティング材を用いることが好ましい。また、コーティング材の摩擦係数は、0.2〜0.6が好ましく、0.55以下がより好ましい。
蓋体130の外縁部には、複数のビス孔131が設けられ、蓋体130は、ビスによってベース本体10に取り付けられる。
蓋体130の中央部には、開口部132が設けられている。この開口部132は、ディスクの中心孔よりも大きな半径の円形開口である。従って、ディスクの中心孔に嵌合するスピンドルモータ31Aのハブ31Bよりも大きな開口である。
開口部132の外周部には、ベース本体10側に突出させた絞り部133が形成されている。また開口部132には、絞り部133からディスク挿入口11側に向かって先細り形状をした絞り部134が設けられている。この絞り部134によって、ベース本体10側に凸状ガイドを形成する。また蓋体130には、複数の絞り部135A、135B、135C、135Dが形成され、これらの絞り部135A、135B、135C、135Dによってベース本体10側に凸状ガイドを形成している。
これらの絞り部135A、135B、135C、135Dは、スピンドルモータ31Aに装着された状態でのディスク1Cの外周端よりも外方で、開口部132よりもディスク挿入口11側に設けている。これらの絞り部135A、135B、135C、135Dによって形成される凸状ガイドによって、ディスク挿入口11から挿入されるディスク1A、1Bがガイドされる。またこれら絞り部133、134、135A、135B、135C、135Dによって蓋体130の強度を高めている。なお、絞り部135Aと絞り部135C、または絞り部135Bと絞り部135Dとは連続した一つの絞りでもよいが、複数に分割することで蓋体130の強度を更に高めることができる。
蓋体130の内周面全体には、ウレタン樹脂ビーズ配合のフッ素系コーティングを塗布している。なお、コーティングは、絞り部133、先細り形状をした絞り部134、複数の絞り部135A、135B、135C、135Dのディスクとの接触面だけに施してもよい。この場合のコーティング材も、ビーズ径が20ミクロンのウレタン樹脂に、ウレタン樹脂に対する配合比が5%のフッ素と、ウレタン樹脂に対する配合比が1.0〜1.5%のシリコンとを配合したコーティング材を用いることが好ましい。また、コーティング材の摩擦係数は、0.2〜0.6が好ましく、0.55以下がより好ましい。
ガイド101は、排出レバー100に固定されるシャフト101Aと、このシャフト101Aによって排出レバー100に固定される固定部101Bと、この固定部101Bに対して変位する可動部101Cと、この可動部101Cを固定部101Bから離間する方向に付勢する弾性体101Dとによって構成されている。
シャフト101Aは、一端側を排出レバー100に設けた孔に嵌合固定された所定長さの円柱材から構成されている。
固定部101Bは、一端側をシャフト101Aによって固定され、排出レバー100側の一端側外径を、可動部101C側外径よりも大きく構成しており、その外周面を傾斜させている。また、固定部101Bの内周径は、シャフト101Aの外径よりも大きく構成している。
可動部101Cは、円筒状部材からなり、可動部101Cの内周面はシャフト101Aの外周面と摺動し、可動部101Cの外周面は固定部101Bの内周面と摺動するように構成されている。また可動部101Cの排出レバー100側の端部は、弾性体101Dと当接し、可動部101Cの蓋体130側の端部には、リング状のリブ101Eを設けている。
弾性体101Dは、例えば排出レバー100側外径を可動部101C側外径よりも大きくした円錐コイルばねによって構成する。そして、弾性体101Dの一端側は、シャフト101A及び固定部101Bと当接し、弾性体101Dの他端側は、可動部101Cと当接する。
なお、図4では、排出レバー100のガイド101について説明したが、引き込みレバー80の第2のディスクガイド81、規制レバー110のガイド112、ガイドレバー180のガイド182についてもガイド101と同様の構成とすることで、第2のディスクガイド81、ガイド112、及びガイド182についても蓋体130との隙間を無くし、ディスク1を確実に保持することができる。
図5は本実施例によるディスク挿入時の初期段階を示すディスク装置のベース本体の平面図、図6は本実施例によるディスク挿入途中段階を示すディスク装置のベース本体の平面図、図7は本実施例によるディスク挿入完了段階を示すディスク装置のベース本体の平面図、図8は、図7に示す状態から所定時間経過した段階を示すディスク装置のベース本体の平面図、図9は、トラバースを、スピンドルモータ側が蓋体に最も近接する方向に動作させた状態を示すディスク装置のベース本体の平面図である。また、図10は、本実施例による第1のカム機構を示すメインスライダーの側面図、図11は、本実施例による第2のカム機構と第3のカム機構を示すサブスライダーの側面図である。また、図12は、図6の状態を示すディスク装置の要部側断面図、図13は、図7及び図8の状態を示すディスク装置の要部側断面図、図14は、チャッキング寸前の状態を示すディスク装置の要部側断面図、図15は、図9の状態を示すディスク装置の要部側断面図、図16は、ディスクの再生動作状態を示すディスク装置の要部側断面図、図17は、図14の状態においてディスクとハブの中心にずれが生じている場合を示すディスク装置の要部側断面図である。
ディスク1が挿入されていない状態での引き込みレバー80は、スピンドルモータ31A側に所定角度回動した状態で待機している。この状態では、サブレバー90の凸部91は、溝83Aまで至らない長溝83の可動側端部に位置する。また、ガイド17と第2のディスクガイド81との間隔は、ディスク1の直径より狭くなっている。
ディスク1挿入時の初期段階においては、ディスク1Aは、まずガイド17と第2のディスクガイド81とに当接し、ガイド17と第2のディスクガイド81によって支持され位置規制される。この時、第2のディスクガイド81を図4に示すような構成とすることで、第2のディスクガイド81と蓋体130との間の隙間を無くし、ディスク1Aを第2のディスクガイド81の可動部にて確実に保持することができる。
ディスク1Aを更に押し込むと、この挿入動作にともなって第2のディスクガイド81は、スピンドルモータ31Aから離れる方向に旋回動作する。この第2のディスクガイド81の旋回動作にともない、サブレバー90の凸部91は長溝83内を固定側端部に向かって摺動する。従ってサブレバー90も回動支点92を中心に旋回動作する。ディスク1Aの挿入動作を更に続けると、ディスク1Aは排出レバー100のガイド101に当接する。この時、ガイド101と蓋体130との間には隙間を生じないので、ディスク1Aをガイド101の可動部101Cにて確実に保持することができる。
なお図5に示す状態では、ローディングモータ60は動作せず、従って、メインスライダー40やサブレバー50も動作しない。また、ディスク1Aの上面は、図2に示す蓋体135の絞り部135A、135B、135C、135Dによって形成される凸状ガイドに接触しながら摺動し、ディスク1Aの下面は、図1に示すフロントガイダー21やトラバースフェルト22に接触しながら摺動する。
図5に示す状態から更にディスク1を挿入すると、ディスクの一端側はガイド17に支持された状態で、他端側は第3のディスクガイド84に支持される。引き込みレバー80はスピンドルモータ31Aから最も離間した状態となる。この状態では、サブレバー90の凸部91は、長溝83の固定側端部に位置する。また、ガイド17と第2のディスクガイド81との間隔は、ディスク1の直径とほぼ同じ寸法となっている。一方、排出レバー100は、ディスク1Bによってガイド101が押されるため、ディスクの挿入動作とともに回動を続ける。なお、ディスク1Aの上面は、図2に示す蓋体135の絞り部135A、135B、135C、135Dによって形成される凸状ガイドに接触しながら摺動するとともに、図12に示すように絞り部133、134に接触しながら摺動する。
図6の状態から更にディスク1Bを押し込むと、この挿入動作にともなって第2のディスクガイド81は、今度はスピンドルモータ31Aに近接する方向に移動する。この第2のディスクガイド81の旋回動作にともない、サブレバー90の凸部91は長溝83内を固定側端部から可動側端部に向かって摺動する。従ってサブレバー90も回動支点92を中心に旋回動作する。
第2のディスクガイド81がスピンドルモータ31Aに近接する方向に所定角度回動した時、ディスク1Bによって規制レバー110も所定角度回動する。そして、規制レバー110が所定角度回動することで、リミットスイッチが動作し、ローディングモータ60の駆動が開始される。なお、ガイドレバー180のガイド182はディスク1B側に突出した状態にあり、ディスク1Bは、このガイド182によっても支持されて摺動する。この時、ガイド182を図4に示すような構成とすることで、ガイド182と蓋体130との間の隙間を無くし、ディスク1Bをガイド182の可動部にて確実に保持することができる。
このローディングモータ60の駆動によって、メインスライダー40はリア面側に摺動を開始する。そしてメインスライダー40の動作によって、サブレバー90のピン93が、対応するメインスライダー40に設けられたカム溝に沿って移動する。この時、ピン93は、対応するカム溝によってスピンドルモータ31A側に移動する。このピン93の移動によってサブレバー90は、引き込みレバー80をその可動側端部がスピンドルモータ31A側に旋回移動する方向に付勢する。従って、引き込みレバー80はディスク1Bを挿入方向に付勢する。この引き込みレバー80の付勢力によって、ディスクは人為的な操作を離れ更に押し込まれる。
ディスク1Cは、第2のディスクガイド81、ガイドレバー180のガイド182、及び規制レバー110のガイド112の3点で支持され、ディスク1Cの中心孔がスピンドルモータ31Aと対応する位置に規制される。
一方、ローディングモータ60は駆動し続け、メインスライダー40も摺動動作を継続している。
図7に示す状態から所定時間、メインスライダー40は移動するが、サブレバー90のピン93に対応するカム溝が移動方向と平行に形成されているため、サブレバー90は動作しない。この状態では、サブレバー90の凸部91は溝83Aに位置している。なお、引き込みレバー80も動作せず、ディスク1Cを支持した状態を継続している。
一方、カムレバー70についても、図7に示す状態からの所定時間は、依然として動作しない。すなわちカムレバー70のピン72、73に対応するカム溝が、メインスライダー40の移動方向と平行に形成されている。
図8は、図7に示す状態から、上記所定時間経過した段階を示し、図7に示す状態から図8に示す状態では、トラバース30は図13の状態を維持している。
図8の状態から、更にローディングモータ60を駆動し、メインスライダー40を移動すると、カムレバー70は、ピン72によって回動支点71を中心として回動する。このカムレバー70の回動によって、サブスライダー50は、メインスライダー40から離間する方向に摺動する。
このように、図8の状態からのメインスライダー40とサブスライダー50の摺動動作によってトラバース30が動作する。すなわちトラバース30は、図13に示す状態から、図14に示すようにスピンドルモータ31A側が蓋体130に近接する方向に動作を開始する。なお、引き込みレバー80は、ディスク1Cの保持を継続する。
そして、ハブ31Bのディスク1Cの孔へのチャッキング終了後に、図16に示すようにトラバース30のスピンドルモータ31A側は若干下降してディスクの再生、記録状態に配置される。
なお、図14に示す状態において、ディスク1Cの中心がハブ31Bの中心と一致している場合には、トラバース30のスピンドルモータ31A側を上昇させることで、図15に示すようにチャッキングを行うことができる。しかし、ディスク1Cの外径公差や装置部品のばらつきによって、図17に示すようにディスク1Cの中心がハブ31Bの中心とずれを生じている場合には、ディスク1Cを適切な位置に横滑りさせる必要がある。本実施例においては、絞り部133、134の下面にウレタン樹脂ビーズ配合のフッ素系コーティングを施しているため、ハブ31Bのディスク1Cへの押圧力によりディスク1Cは適切な位置に横滑りし、チャッキングをスムーズに行うことができる。
図10に示すように、メインスライダー40には第1のカム機構41を構成する長溝が設けられており、この長溝にトラバース30に固定されたカムピン36が摺動自在に設けられている。ここで第1のカム機構41は、長溝とカムピン36によって構成されている。
一方、図11に示すように、サブスライダー50には第2のカム機構51を構成する長溝が設けられており、この長溝にトラバース30に固定されたカムピン37が摺動自在に設けられている。ここで第2のカム機構51は、長溝とカムピン37によって構成されている。また、サブスライダー50の両端には第3のカム機構52を構成する2つの同一形状からなる長溝が設けられており、これらの長溝にベース部材16に固定されたカムピン53が摺動自在に設けられている。ここで第3のカム機構52は、長溝とカムピン53によって構成されている。
また、図10におけるカムピン36B、図11におけるカムピン37B及びカムピン53Bは、トラバース30を、スピンドルモータ31A側が蓋体130に最も近接する方向に動作させた状態である図9、図15の状態を示している。
なお、図10、図11に示す矢印は、それぞれメインスライダー40とサブスライダー50の移動方向を示している。
図10に示すように、カムピン36は、カムピン36Aの位置からカムピン36Bの位置に移動することによってトラバース30を動作させる。従って、トラバース30のカムピン36の位置では、トラバース30をベース本体10に対して、カムピン36Aの位置からカムピン36Bの位置までのY軸方向移動距離だけ移動する。
一方、図11に示すように、カムピン37は、カムピン37Aの位置からカムピン37Bの位置に移動することによって、サブスライダー50に対してトラバース30を動作させる。従って、トラバース30のカムピン36の位置では、トラバース30をサブスライダー50に対して、カムピン36Aの位置からカムピン36Bの位置までのY軸方向移動距離だけ移動する。また、カムピン53は、カムピン53Aの位置からカムピン53Bの位置に移動することによって、ベース本体10に対してサブスライダー50を動作させる。従って、トラバース30のカムピン36の位置では、サブスライダー50をベース本体10に対して、カムピン53Aの位置からカムピン53Bの位置までのY軸方向移動距離だけ移動する。このように、サブスライダー50側では、トラバース30は、カムピン36Aの位置からカムピン36Bの位置までのY軸方向移動距離と、カムピン53Aの位置からカムピン53Bの位置までのY軸方向移動距離とを合わせた移動距離だけ、ベース本体10に対してY軸方向に移動する。
本実施例では、図10に示すカムピン36Aの位置からカムピン36Bの位置までのY軸方向移動距離は、図11に示すカムピン37Aの位置からカムピン37Bの位置までのY軸方向移動距離と、カムピン53Aの位置からカムピン53Bの位置までのY軸方向移動距離とを合わせた移動距離と同じとしている。
チャッキングが完了すると、トラバース30は、スピンドルモータ31A側が蓋体130から離間する方向に動作し、図16に示す状態となる。
この動作は、更にローディングモータ60を駆動し、メインスライダー40を移動することによって行われる。
チャッキング完了からスピンドルモータ31Aが再生録音可能な作動状態(駆動状態)までの動作は、メインスライダー40では、カムピン36がカムピン36Bの位置からカムピン36Cの位置に移動することにより、サブスライダー50では、カムピン37がカムピン37Bの位置からカムピン37Cの位置に移動することにより、またカムピン53がカムピン53Bの位置からカムピン53Cの位置に移動することにより行われる。
そして、スピンドルモータ31Aが再生録音可能な作動状態(駆動状態)にある時には、ディスク1は、引き込みレバー80の第2のディスクガイド81、規制レバー110のガイド112、及びガイドレバー180のガイド182からの支持が解除され、スピンドルモータ31Aのハブ31Bによってのみ保持された状態にある。ここで、引き込みレバー80の第2のディスクガイド81、規制レバー110のガイド112、及びガイドレバー180のガイド182は、メインスライダー40の移動動作によって作動する。
また、装着されたディスク1を排出する時には、ローディングモータ60を駆動し、メインスライダー40を移動することにより行われ、基本的には上記の動作が逆に行われる。
まず、エジェクト指示に基づき、ローディングモータ60が駆動され、メインスライダー40がディスク挿入口11側に移動する。
従って、メインスライダー40では、カムピン36がカムピン36Cの位置からカムピン36Bの位置を経由してカムピン36Aの位置に移動し、サブスライダー50では、カムピン37がカムピン37Cの位置からカムピン37Bの位置を経由してカムピン37Aの位置に移動し、またカムピン53がカムピン53Cの位置からカムピン53Bの位置を経由してカムピン53Aの位置に移動にする。
上記のように、それぞれのカム機構が動作することにより、ディスク1は、一旦蓋体130側に移動した後に、ベース本体10側に移動する。
ディスク1は、ベース本体10側に移動する時に、ディスク1の外周側で、第2のディスクガイド81、ガイド112、182に当接し、ディスク1の内周側でピン18に当接する。従って、トラバース30のベース本体10側への移動にともなって、ディスク1には、第2のディスクガイド81、ガイド112、182及びピン18から蓋体130側への力が加わり、ディスク1はスピンドルモータ31Aのハブ31Bから解除される。なお、本実施例のように、ピン18をスピンドルモータ31Aの外周位置であって、スピンドルモータ31Aよりもインシュレータ34から離れた位置に設けることで、第2のディスクガイド81、ガイド112、182の作用が働かなくてもディスク1のスピンドルモータ31Aのハブ31Bからの解除を行うことができる。
その後、排出レバー100は、メインスライダー40の動作によってロックが解除され、弾性体104の弾性力により、可動側端部がディスク挿入口11側に回動する。従って、スピンドルモータ31Aのハブ31Bから外されたディスク1は、排出レバー100によってディスク挿入口11側に押し出される。なお、排出レバー100が動作する状態では、引き込みレバー80は、その可動側端部がスピンドルモータ31Aから最も離間する方向に移動した状態に保持されている。なお、引き込みレバー80の位置は、第2のディスクガイド81がディスク1に接触しない位置であればよい。このようにディスク排出時に、ディスク1が第2のディスクガイド81に当接しない位置に引き込みレバー80を配置することで、ディスク排出時のトラブルを防止することができる。
上記実施例と同一機能を有する構成には同一符号を付して説明を省略する。
図18に示す実施例においては、可動部101Cの蓋体130側端部に傾斜部101Fを設けている。この傾斜部101Fは、蓋体130側外径をレバー100側外径よりも大きくし、外周面を傾斜させて構成している。本実施例のように傾斜部101Fを設けることで、ディスクを可動部101Cの所定の位置で当接させることができるので、ディスクの傾きを抑えることができる。
なお、本実施例においても、排出レバー100のガイド101について説明したが、引き込みレバー80の第2ディスクガイド81、規制レバー110のガイド112、ガイドレバー180のガイド182についても同様の構成とすることができる。
11 ディスク挿入口
12 コネクタ
13 リアベース
14 プリント基板
15 ベース部材
16 ベース部材
17 ガイド
30 トラバース
31A スピンドルモータ
32 ピックアップ
40 メインスライダー
41 第1のカム機構
50 サブスライダー
51 第2のカム機構
52 第3のカム機構
60 ローディングモータ
70 カムレバー
80 引き込みレバー
81 第2のディスクガイド
83 長溝
90 サブレバー
100 排出レバー
101A シャフト
101B 固定部
101C 可動部
101D 弾性体
101E リブ
130 蓋体
Claims (11)
- ベース本体と蓋体とからシャーシ外装を構成し、前記シャーシ外装のフロント面には、ディスクを直接挿入するディスク挿入口を形成し、前記シャーシ外装内部には、前記ディスクの挿入時又は排出時に動作するレバーを有し、前記レバーの可動側端部にガイドを備え、前記ガイドによって前記ディスクをガイドするディスク装置であって、
前記ガイドを、前記レバーに固定する固定部と、前記固定部に対して変位する可動部と、前記可動部を前記固定部から離間する方向に付勢する弾性体とによって構成し、
前記可動部を、前記弾性体によって前記蓋体の内側面に当接させたことを特徴とするディスク装置。 - 前記可動部の前記蓋体側端面に、リブを設けたことを特徴とする請求項1に記載のディスク装置。
- 前記リブをリング状に設けたことを特徴とする請求項2に記載のディスク装置。
- ベース本体と蓋体とからシャーシ外装を構成し、前記シャーシ外装のフロント面には、ディスクを直接挿入するディスク挿入口を形成し、前記シャーシ外装内部には、前記ディスクの挿入時又は排出時に動作するレバーを有し、前記レバーの可動側端部にガイドを備え、前記ガイドによって前記ディスクをガイドするディスク装置であって、
前記ガイドを、前記レバーに固定する固定部と、前記固定部に対して変位する可動部と、前記可動部を前記固定部から離間する方向に付勢する弾性体とによって構成し、
前記固定部の前記レバー側外径を、前記可動部側外径よりも大きくして、前記固定部の外周面を傾斜させたことを特徴とするディスク装置。 - ベース本体と蓋体とからシャーシ外装を構成し、前記シャーシ外装のフロント面には、ディスクを直接挿入するディスク挿入口を形成し、前記シャーシ外装内部には、前記ディスクの挿入時又は排出時に動作するレバーを有し、前記レバーの可動側端部にガイドを備え、前記ガイドによって前記ディスクをガイドするディスク装置であって、
前記ガイドを、前記レバーに固定する固定部と、前記固定部に対して変位する可動部と、前記可動部を前記固定部から離間する方向に付勢する弾性体とによって構成し、
前記可動部の外径を、前記固定部の外径よりも小さくしたことを特徴とするディスク装置。 - ベース本体と蓋体とからシャーシ外装を構成し、前記シャーシ外装のフロント面には、ディスクを直接挿入するディスク挿入口を形成し、前記シャーシ外装内部には、前記ディスクの挿入時又は排出時に動作するレバーを有し、前記レバーの可動側端部にガイドを備え、前記ガイドによって前記ディスクをガイドするディスク装置であって、
前記ガイドを、前記レバーに固定する固定部と、前記固定部に対して変位する可動部と、前記可動部を前記固定部から離間する方向に付勢する弾性体とによって構成し、
前記可動部の前記蓋体側の外径を前記可動部の前記レバー側よりも大きくして、前記可動部の前記蓋体側端部外周面を傾斜させたことを特徴とするディスク装置。 - ベース本体と蓋体とからシャーシ外装を構成し、前記シャーシ外装のフロント面には、ディスクを直接挿入するディスク挿入口を形成し、前記シャーシ外装内部には、前記ディスクの挿入時又は排出時に動作するレバーを有し、前記レバーの可動側端部にガイドを備え、前記ガイドによって前記ディスクをガイドするディスク装置であって、
前記ガイドを、前記レバーに固定する固定部と、前記固定部に対して変位する可動部と、前記可動部を前記固定部から離間する方向に付勢する弾性体とによって構成し、
前記弾性体として、前記レバー側外径を前記可動部側外径よりも大きくした円錐コイルばねを用いたことを特徴とするディスク装置。 - 前記レバーの回動支点となる固定側端部を前記ベース本体の側面側又はリア面側の外周部に配置し、前記可動側端部を前記ベース本体の内周部で動作させたことを特徴とする請求項1から請求項7のいずれかに記載のディスク装置。
- ディスクの挿入時又は排出時に動作するレバーの可動側端部にガイドを備え、前記ガイドによって前記ディスクをガイドするディスク装置であって、
前記ガイドを、前記レバーに固定する固定部と、前記固定部に対して変位する可動部と、前記可動部を前記固定部から離間する方向に付勢する弾性体とによって構成し、
前記レバーの回動支点となる前記固定側端部を前記ベース本体の側面側又はリア面側の外周部に配置し、前記可動側端部を前記ベース本体の内周部で動作させ、
前記可動部を、前記弾性体によって前記蓋体の内側面に当接させたことを特徴とするディスク装置。 - 前記可動部の前記蓋体側端面にリング状のリブを設けたことを特徴とする請求項9に記載のディスク装置。
- 前記蓋体の内側面に、ウレタン樹脂ビーズ配合のフッ素系コーティングを施したことを特徴とする請求項1から請求項10のいずれかに記載のディスク装置。
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