JP4156397B2 - ディスク装置 - Google Patents

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、CDやDVDなどのディスク状の記録媒体への記録、または再生を行うディスク装置に関し、特に外部からディスクを直接挿入し、または直接排出できる、いわゆるスロットイン方式のディスク装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のディスク装置は、トレイまたはターンテーブル上にディスクを載置し、このトレイやターンテーブルを装置本体内に装着するローディング方式が多く採用されている。
しかし、このようなローディング方式では、トレイやターンテーブルが必要な分、ディスク装置本体を薄型化するには限度がある。
一方、スロットイン方式のディスク装置としては、ディスク面に搬送ローラを当接させてディスクを引き込む方式が提案されている(例えば特開平7−220353号公報)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、例えば特開平7−220353号公報で提案されているようなスロットイン方式では、ディスク直径より長い搬送ローラを用いるために、装置幅を広くしなければならず、さらにこの搬送ローラによって厚みも増してしまう。
従って、このようなスロットイン方式のディスク装置では、ディスク装置本体の薄型化や小型化を図ることは困難である。
【0004】
そこで本発明は、薄型化と小型化を図ることができるディスク装置を提供することを目的とする。
特に本発明は、プリント基板とトラバースの配置構成によって薄型化と小型化を図ることができるディスク装置を提供することを目的とする。
また本発明は、シャーシ外装の外形寸法を拡大することなく、ピックアップの移動距離を最大限に確保することができるディスク装置を提供することを目的とする。
また本発明は、トラバースをベース本体に近づけることで、シャーシ外装の薄型化を図ることができるディスク装置を提供することを目的とする。
また本発明は、シャーシ外装を薄型化しても、ずれが生じることなくトラバースの動作を確実に行うことができるディスク装置を提供することを目的とする。
また本発明は、ローディングモータが異常停止した場合であっても、ディスクを取り出せ、トラブル対処ができるディスク装置を提供することを目的とする。
また本発明は、ローディングモータとディスク移動空間との間隔を狭めることで、シャーシ外装の薄型化を図ることができるディスク装置を提供することを目的とする。
また本発明は、少ない部品で確実な動作を確保することで、シャーシ外装の小型化を図ることができるディスク装置を提供することを目的とする。
また本発明は、サブスライダーの高さを低くすることでシャーシ外装の薄型化を図ることができるディスク装置を提供することを目的とする。
また本発明は、シャーシ外装を薄型化してもディスクの再生、記録時のトラバースのがたつきを防止することができるディスク装置を提供することを目的とする。
また本発明は、引き込みレバーの回動支点をスピンドルモータ側に近づけてもレバー先端の旋回範囲を大きくとることができ、結果としてシャーシ外装の外形寸法を拡大することなく構成することができるディスク装置を提供することを目的とする。
また本発明は、ディスク排出時に、引き込みレバーによってディスクの排出が妨げられることを確実に防止することができるディスク装置を提供することを目的とする。
また本発明は、スピンドルモータへのディスクの保持動作を確実に行うことができるディスク装置を提供することを目的とする。
また本発明は、ディスク引き込み時のディスクのガイドを確実に行うことができるとともに、引き込みレバーの強度を確保することができるディスク装置を提供することを目的とする。
また本発明は、ディスク阻止レバーを平板で構成することも可能となり、シャーシ外装の小型化を図ることができるディスク装置を提供することを目的とする。
また本発明は、ディスクの排出が妨げられることを防止することができるディスク装置を提供することを目的とする。
また本発明は、ディスク移動空間を狭く構成することで、シャーシ外装の薄型化を図ることができるディスク装置を提供することを目的とする。
また本発明は、例えば蓋体を利用してディスクのスピンドルモータへの装着を行う場合であっても、蓋体の変形を防止して確実な装着を行わせることができるディスク装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の本発明のディスク装置は、ベース本体と蓋体とからシャーシ外装を構成し、前記シャーシ外装のフロント面にディスクを直接挿入するディスク挿入口を形成し、前記ベース本体にトラバースを設け、スピンドルモータとピックアップと前記ピックアップを移動させる駆動手段とを前記トラバースによって保持するディスク装置であって、前記スピンドルモータが前記ベース本体の中央部に位置し、また前記ピックアップの往復動範囲が前記スピンドルモータよりも前記ディスク挿入口側に位置し、前記トラバースを動作させることで、前記スピンドルモータを前記ベース本体側または前記蓋体側に近接させ、前記シャーシ外装のフロント面に、ベゼルによってディスクの挿入口を形成し、前記ベゼルの前記シャーシ外装側の面には、前記挿入口に沿って切り込みが設けられたフェルトが貼着され、前記ベゼルの外側面での挿入口の面積より、前記ベゼルの内側面での挿入口の面積を広くしたことを特徴とする。
請求項2に記載の本発明のディスク装置は、ベース本体と蓋体とからシャーシ外装を構成し、前記シャーシ外装のフロント面にディスクを直接挿入するディスク挿入口を形成するとともに前記ベース本体にトラバースを設け、スピンドルモータとピックアップと前記ピックアップを移動させる駆動手段とを前記トラバースによって保持するディスク装置であって、前記スピンドルモータが前記ベース本体の中央部に位置し、また前記ピックアップの往復動範囲が前記スピンドルモータよりも前記ディスク挿入口側に位置するように前記トラバースを配設し、前記トラバースを前記ベース本体に支持する一対のインシュレータを、前記スピンドルモータの位置よりも前記ピックアップの静止位置側に配設し、前記スピンドルモータが前記ベース本体側または前記蓋体側に近接するように前記トラバースを変位させる第1のカム機構と第2のカム機構を、メインスライダーとサブスライダーにそれぞれ設け、前記メインスライダーを、前記トラバースの側方であって、一端が前記シャーシ本体のフロント面側、他端が前記シャーシ本体のリア面側となる方向に配設し、前記サブスライダーを、前記メインスライダーと直交する方向に配設し、前記シャーシ外装のフロント面に、ベゼルによってディスクの挿入口を形成し、前記ベゼルの前記シャーシ外装側の面には、前記挿入口に沿って切り込みが設けられたフェルトが貼着され、前記ベゼルの外側面での挿入口の面積より、前記ベゼルの内側面での挿入口の面積を広くしたことを特徴とする。
請求項3記載の本発明は、請求項1又は請求項2に記載のディスク装置において、前記ベゼルの外側面における前記挿入口の幅が中央部より両端部が狭く構成されているディスク装置であって、前記ベゼルの内側面における前記挿入口の両端部の幅が、前記ベゼルの外側面における前記挿入口の両端部の幅より広く形成されていることを特徴とする。
【0006】
【発明の実施の形態】
本発明の第1の実施の形態によるディスク装置は、スピンドルモータがベース本体の中央部に位置し、またピックアップの往復動範囲がスピンドルモータよりもディスク挿入口側に位置し、トラバースを動作させることで、スピンドルモータをベース本体側または蓋体側に近接させ、シャーシ外装のフロント面に、ベゼルによってディスクの挿入口を形成し、ベゼルのシャーシ外装側の面には、挿入口に沿って切り込みが設けられたフェルトが貼着され、ベゼルの外側面での挿入口の面積より、ベゼルの内側面での挿入口の面積を広くしたものである。本実施の形態によれば、ディスク挿入口にディスクを直接挿入するスロットイン方式のディスク装置において、プリント基板をトラバースと重ならないように配置するとともに、ディスクを載置するトラバースの配置を上記のように構成することで、シャーシ外装の薄型化を図ることができる。また、ベゼルの内側面での挿入口の面積を広くすることで、ディスク排出時のフェルトのディスク挿入口側への折れ曲がり力を小さくすることができるとともに、フェルトが折れ曲がって開口部と平行になった時ディスクとフェルト面との摩擦力が極端に大きくなることを防止でき、ディスクの排出が妨げられることを防止することができる。
【0007】
本発明の第2の実施の形態によるディスク装置は、スピンドルモータがベース本体の中央部に位置し、またピックアップの往復動範囲がスピンドルモータよりもディスク挿入口側に位置するようにトラバースを配設し、トラバースをベース本体に支持する一対のインシュレータを、スピンドルモータの位置よりもピックアップの静止位置側に配設し、スピンドルモータがベース本体側または蓋体側に近接するようにトラバースを変位させる第1のカム機構と第2のカム機構を、メインスライダーとサブスライダーにそれぞれ設け、メインスライダーを、トラバースの側方であって、一端がシャーシ本体のフロント面側、他端がシャーシ本体のリア面側となる方向に配設し、サブスライダーを、メインスライダーと直交する方向に配設し、シャーシ外装のフロント面に、ベゼルによってディスクの挿入口を形成し、ベゼルのシャーシ外装側の面には、挿入口に沿って切り込みが設けられたフェルトが貼着され、ベゼルの外側面での挿入口の面積より、ベゼルの内側面での挿入口の面積を広くしたものである。本実施の形態によれば、トラバースを、ずれが生じることなく確実に動作させることができるとともに、シャーシ外装の薄型化を図ることができ、更に外形寸法を拡大することなくピックアップの移動距離を最大限に確保することができる。また、ベゼルの内側面での挿入口の面積を広くすることで、ディスク排出時のフェルトのディスク挿入口側への折れ曲がり力を小さくすることができるとともに、フェルトが折れ曲がって開口部と平行になった時ディスクとフェルト面との摩擦力が極端に大きくなることを防止でき、ディスクの排出が妨げられることを防止することができる。
【0008】
本発明の第3の実施の形態は、第1又は第2の実施の形態によるディスク装置において、ベゼルの内側面における挿入口の両端部の幅が、ベゼルの外側面における挿入口の両端部の幅より広く形成されているものである。本実施の形態によれば、ディスク排出時のフェルトの挿入口側への折れ曲がり力が大きくなる両端部の幅を広くすることで、ディスク排出時のフェルトのディスク挿入口側への折れ曲がり力を小さくすることができるとともに、フェルトが折れ曲がって開口部と平行になった時ディスクとフェルト面との摩擦力が極端に大きくなることを防止でき、ディスクの排出が妨げられることを防止することができる。
【0009】
【実施例】
以下本発明の一実施例によるディスク装置について説明する。
図1は本実施例によるディスク装置のベース本体の平面図、図2は同ディスク装置の蓋体の平面図、図3は同ディスク装置のシャーシ外装のフロント面に装着されるベゼルの正面図、図4は同ベゼルの要部拡大側断面図である。
本実施例によるディスク装置は、ベース本体と蓋体とからシャーシ外装が構成され、このシャーシ外装のフロント面にベゼルが装着される。また本実施例によるディスク装置は、図3に示すベゼルに設けたディスク挿入口からディスクを直接挿入するスロットイン方式のディスク装置である。
図1に示すように、ディスクへの記録再生機能やディスクのローディング機能を行う各部品は、ベース本体10に装着される。
ベース本体10は、蓋体に対する深底部10Aと浅底部10Bが形成され、浅底部10Bによってフロント面からリア面に至るウイング部が形成されている。
ベース本体10のフロント側にはディスクを直接挿入するディスク挿入口11を形成し、ベース本体10のリア面の端部にはコネクタ12を配設している。ベース本体10のディスク挿入口11側にはトラバース30が配置され、ベース本体10のコネクタ12側にはリアベース13が配置されている。トラバース30とリアベース13とは互いが重ならないように配置されている。リアベース13のベース本体10面側にはプリント基板14が設けられている。
【0010】
トラバース30は、スピンドルモータ31とピックアップ32とピックアップ32を移動させる駆動手段33とを保持している。スピンドルモータ31はトラバース30の一端側に設けられ、ピックアップ32はトラバース30の一端側から他端側までを移動可能に設けられている。またピックアップ32は停止時にはトラバース30の他端側に配置される。
駆動手段33は、駆動モータと、ピックアップ32を摺動させる一対のレールと、駆動モータの駆動をピックアップ32に伝達する歯車機構とを有し、一対のレールはトラバース30の一端側と他端側とを連接するように両側部に配置されている。駆動モータはディスク挿入口11側のレールの外方に、駆動軸がレールと平行になるように配置されている。歯車機構は、この駆動モータとディスク挿入口11側のレールとの間の空間に配置されている。
【0011】
トラバース30は、スピンドルモータ31がベース本体10の中央部に位置し、またピックアップ32の往復動範囲がスピンドルモータ31よりもディスク挿入口11側に位置し、またピックアップ32の往復移動方向がディスクの挿入方向と異なるように配設されている。ここで、ピックアップ32の往復移動方向とディスクの挿入方向とは、45度の角度としている。
トラバース30は、一対のインシュレータ34A、34Bによってベース本体10に支持されている。
一対のインシュレータ34A、34Bは、スピンドルモータ31の位置よりもピックアップ32の静止位置側に配設し、ピックアップ32の静止位置よりもディスク挿入口11側の位置に配設することが好ましい。本実施例では、インシュレータ34Aはディスク挿入口11の内側近傍の一端側に、インシュレータ34Bはディスク挿入口11の内側近傍の中央部に設けている。インシュレータ34A、34Bは、弾性材料からなるダンパー機構を備えている。インシュレータ34A、34Bは、このダンパー機構によって、トラバース30がベース本体10から離間する方向に変位することができる。
【0012】
トラバース30のベース本体10側の面にはリブ35を設けている。このリブ35は、ディスク挿入口11と反対のレールの外方であって、ピックアップ32の静止位置側に設けている。またこのリブ35は、トラバース30をベース本体10側に近接させた時に、ベース本体10に当接することで、インシュレータ34A、34Bの位置でトラバース30をベース本体10から離間する方向に変位させるに十分な高さを有している。なお、本実施例では、リブ35をトラバース30のベース本体10側の面に設けた場合で説明したが、ベース本体10のトラバース30側の面に設けてもよい。またトラバース30のベース本体10側の面と、ベース本体10のトラバース30側の面の双方に設けてもよい。また本実施例ではトラバース30のベース本体10側への近接動作を利用して、インシュレータ34A、34B側のトラバース30を上昇させる構成としたが、インシュレータ34A、34Bの位置でのトラバース30の高さを変更する他の手段、例えばインシュレータ34A、34Bの高さを変更する手段によって実現することもできる。
なお、トラバース30は、インシュレータ34A、34Bを支点として、スピンドルモータ31をベース本体10と近接離間させるように動作する。
【0013】
以下に、このトラバース30を動作させるカム機構を備えたメインスライダー40とサブスライダー50について説明する。
トラバース30を変位させるカム機構は、メインスライダー40とサブスライダー50にそれぞれ設けている。ここで、メインスライダー40とサブスライダー50とは、スピンドルモータ31の側方に位置するように配設されている。メインスライダー40は、その一端がシャーシ本体10のフロント面側、その他端がシャーシ本体10のリア面側となる方向に配設されている。また、サブスライダー50は、トラバース30とリアベース13との間に、メインスライダー40と直交する方向に配設されている。
トラバース30を変位させるカム機構は、第1のカム機構41と第2のカム機構51によって構成される。第1のカム機構41は、メインスライダー40のスピンドルモータ31側の面に、第2のカム機構51は、サブスライダー50のスピンドルモータ31側の面にそれぞれ設けられている。
なお、メインスライダー40とトラバース30との間にはベース部材15が設けられ、サブスライダー50とトラバース30との間にはベース部材16が設けられている。ここでベース部材15とベース部材16はベース本体10に固定され、ベース部材15に設けた縦溝によってトラバース30のカムピン36を位置規制し、ベース部材16に設けた縦溝によってトラバース30のカムピン37を位置規制している。
【0014】
ここで、ベース部材16とサブスライダー50とは、第3のカム機構(図1では図示せず)によって連結している。そしてこの第3のカム機構は、第2のカム機構51によってトラバース30をベース本体10に対して離間する方向に移動させる時に、サブスライダー50をベース本体10に対して離間する方向に移動させる機能を備えている。
【0015】
メインスライダー40の一端側にはローディングモータ60が配設されている。ローディングモータ60の駆動軸61とメインスライダー40の一端側とは歯車機構を介して連結されている。なお、ローディングモータ60の駆動軸61には歯車機構を構成するウオームギア62が設けられている。そして、このウオームギア62のローディングモータ60本体側には、複数のリブを備えた回転体63を形成している。なお、図示はしないが、シャーシ外装のフロント面またはバゼルには、棒状体を挿入可能な開口部を設けている。そして棒状体をこの開口部から挿入することで回転体63のリブを押圧することができるように構成されている。このように回転体63は、駆動軸61を棒状体を用いて手動で回動させるためのものである。
ローディングモータ60は、その本体がディスク挿入口11の中央部に、駆動軸61がディスク挿入口11の端部側に、それぞれが位置するように配設されている。
そして、ローディングモータ60は、その駆動軸61側がディスク挿入口11に挿入されるディスクに近接するように傾けてあり、ローディングモータ60本体のディスク挿入口11側がディスクに近接するように傾けて設けている。すなわち、ローディングモータ60は、図1に示す「A」の位置が、最も蓋体側に突出した状態となるように設けられている。このようにローディングモータ60を傾斜させて設置することで、ディスクの取り出し時にディスク面に傾きが生じたとしても、ディスク外周端がローディングモータ60本体の「A」の箇所にあたることになり、ディスク内周面がローディングモータ60本体にあたることを防止することができる。なお、ローディングモータ60は、その駆動軸61側がディスク挿入口11に挿入されるディスクに近接するように傾けるか、又はローディングモータ60本体のディスク挿入口11側がディスクに近接するように傾けるか、いずれか一方の傾きでも効果はある。
【0016】
このローディングモータ60の駆動によってメインスライダー40を長手方向に摺動させることができる。またメインスライダー40は、カムレバー70によってサブスライダー50と連結している。
カムレバー70は回動支点71を有し、ピン72及びピン73でメインスライダー40の上面に設けたカム溝と係合し、ピン74でサブスライダー50の上面に設けたカム溝と係合している。
このカムレバー70は、メインスライダー40の第1のカム機構41によってトラバース30を変位させるタイミングで、サブスライダー50を移動させ、サブスライダー50の移動によって第2のカム機構51を動作させてトラバース30を変位させる機能を有する。
【0017】
以上説明した、コネクタ12、トラバース30、リアベース13、プリント基板14、インシュレータ34A、34B、メインスライダー40、サブスライダー50、ベース部材15、ベース部材16、及びローディングモータ60は、ベース本体10の深底部10Aに設けられ、これらの部材と蓋体との間に、ディスク挿入空間を形成する。
【0018】
次に、ディスクを挿入するときにディスクを支持するガイド部材と、ディスクを挿入するときに動作するレバー部材について説明する。
深底部10Aのディスク挿入口11近傍の一端側には、所定長さの第1のディスクガイド17が設けられている。この第1のディスクガイド17は、ディスク挿入側から見た断面が、「コ」の字状の溝を有している。この溝によってディスクは支持される。
一方、ディスク挿入口11の他端側のベース本体10内には、引き込みレバー80が設けられ、この引き込みレバー80の可動側端部に第2のディスクガイド81を備えている。第2のディスクガイド81は、円筒状のローラで構成され、引き込みレバー80の可動側端部に回動自在に設けられている。また、第2のディスクガイド81のローラ外周には溝が形成され、この溝によってディスクは支持される。
引き込みレバー80は、可動側端部が固定側端部よりもディスク挿入口11側で動作するように配置され、固定側端部に回動支点82を有している。
また、引き込みレバー80の裏面(ベース本体10側の面)の可動側端部と固定側端部との間には長溝83が設けられている。一方、引き込みレバー80の表面の可動側端部と固定側端部との間には所定長さの第3のディスクガイド84が設けられている。
【0019】
引き込みレバー80は、サブレバー90によって動作する。
サブレバー90は、可動側の一端に凸部91を備え、他端側に回動支点92を備えている。サブレバー90の凸部91は、引き込みレバー80の長溝83内を摺動する。また、サブレバー90の回動支点92は、メインスライダー40上に位置している。なお、回動支点92は、メインスライダー40とは連動せず、ベース本体10にベース部材15を介して固定されている。またサブレバー90の回動支点92よりも凸部91側の下面には、ピン93を備えている。このピン93は、メインスライダー40の上面に設けられたカム溝内を摺動する。従って、サブレバー90は、メインスライダー40の移動にともなって角度が変更され、このサブレバー90の角度の変更によって引き込みレバー80の旋回角度を変更する。すなわち、サブレバー90の動作によって、引き込みレバー80の第2のディスクガイド81がスピンドルモータ31に近接離間するように動作する。なお、引き込みレバー80の可動側端部に近い側の長溝83の端部には、サブレバー90の旋回方向に延びる溝83Aが設けられている。この溝83Aによって、第2のディスクガイド81がディスクを最も引き込んだ時に、サブレバー90の旋回角度にばらつきが発生しても、引き込みレバー80の旋回角度にはばらつきが発生せず、ディスク引き込み量を安定させることができる。
【0020】
ベース本体10の引き込みレバー80と異なる側部には、排出レバー100が設けられている。この排出レバー100の一端側の可動側端部にはガイド101が設けられている。また、排出レバー100の他端側には、回動支点102が設けられている。また、排出レバー100の可動側端部には、ガイド101よりもリア面側に当接部103が設けられている。また、排出レバー100には、弾性体104が設けられている。この弾性体104の一端は排出レバー100に固定されており、他端はリアベース13に固定されている。当接部103は、弾性体104によってリア面側に引き込まれた場合に、リアベース13の当接部13Aと当接する。また排出レバー100は、弾性体104の弾性力によってディスク挿入口11側に引き出される。なお、排出レバー100は、リンクアーム105と排出スライダー106を介してメインスライダー40の動きと連動して動作する。ここでリンクアーム105は、メインスライダー40と排出スライダー106とを連接し、排出レバー100はカムピンによって排出スライダー106のカム溝と係合している。
ベース本体10のリア面側には規制レバー110が設けられている。この規制レバー110はリア面側端部を回動支点111とし、可動側端部にガイド112を備えている。この規制レバー110は、弾性体113によってガイド112側が常にフロント側に突出するように付勢されている。また、この規制レバー110は所定位置でリミットスイッチを動作させる。すなわち、ディスクが所定位置まで挿入されると、リミットスイッチがオフし、ローディングモータ60を駆動する。このローディングモータ60の駆動によって、メインスライダー40が摺動する。
また、排出レバー100と同じ側のベース本体10の側部には、ガイドレバー180が設けられている。ガイドレバー180は、リア面側を回動支点181とし、可動側にガイド182を備えている。このガイドレバー180は、弾性体183によってガイド182側がディスク側に突出するように付勢されている。また、このガイドレバー180は、リンクアーム105と排出スライダー106を介してメインスライダー40と連動し、このメインスライダー40の動きに応じて、ガイド182側がディスクから離間するように動作する。
なお、ディスク挿入口11の内側には、プロテクト機構120が設けられている。このプロテクト機構120は、ディスクがシャーシ外装内に既に装着された状態の時に、ディスク挿入口11からの他のディスクの挿入を阻止する。このプロテクト機構120については後で詳述する。またスピンドルモータ31の近傍のトラバース30には開口部を備え、この開口部には、ベース本体10から蓋体に向かって突出したピン18を設けている。このピン18は、トラバース30が最もベース本体10側に移動した状態では、スピンドルモータ31のハブよりも蓋体側に突出する高さであり、またトラバース30がスピンドルモータ31の駆動状態(再生録音可能な作動状態)では、スピンドルモータ31のハブよりもベース本体10側に引き込んだ高さである。ピン18は、スピンドルモータ31に装着されるディスクの中心部の非記録面に対応する位置であって、スピンドルモータ31よりもインシュレータ34から離れた位置に設けることが好ましい。
また、ベース本体10のフロント側には、フロントガイダー21とトラバースフェルト22が設けられている。フロントガイダー21は、ディスク挿入口11の一端側であって、引き込みレバー80とディスク挿入口11との間に配置されている。またこのフロントガイダー21は、ローディングモータ60や歯車機構、メインスライダー40の一部を覆うように、これらの部材よりも蓋体側に設けられている。このフロントガイダー21は、挿入されるディスクの記録面全面が接触しないように周囲にテーパーが設けられ、表面がウレタンフッ素コーティングされている。一方、トラバースフェルト22は、ディスク挿入口11の他端側であって、トラバース30のディスク挿入口11側を一部覆うように、トラバース30よりも蓋体側に設けられている。このトラバースフェルト22は、挿入されるディスクの記録面全面が接触しないように中央部が凸状になっており、フェルト材で構成されている。フロントガイダー21とトラバースフェルト22は、第1のディスクガイド17や第2のディスクガイド81では十分にディスクを支持できない場合に、ディスクの面方向への傾きによって記録面に傷が付くのを防止することができる。なお、フロントガイダー21をフェルト材で構成し、トラバースフェルト22をウレタンフッ素コーティングしたものを用いてもよい。
【0021】
次に、図2を用いて同ディスク装置の蓋体について説明する。
蓋体130の外縁部には、複数のビス孔131が設けられ、蓋体130は、ビスによってベース本体10に取り付けられる。
蓋体130の中央部には、開口部132が設けられている。この開口部132は、ディスクの中心孔よりも大きな半径の円形開口である。従って、ディスクの中心孔に嵌合するスピンドルモータ31のハブよりも大きな開口である。
開口部132の外周部には、ベース本体10側に突出させた絞り部133が形成されている。また開口部132には、絞り部133からディスク挿入口11側に向かって先細り形状をした絞り部134が設けられている。この絞り部134によって、ベース本体10側に凸状ガイドを形成する。
また蓋体130には、複数の絞り部135A、135B、135C、135Dが形成され、これらの絞り部135A、135B、135C、135Dによってベース本体10側に凸状ガイドを形成している。
これらの絞り部135A、135B、135C、135Dは、スピンドルモータ31に装着された状態でのディスク1Cの外周端よりも外方で、開口部132よりもディスク挿入口11側に設けている。これらの絞り部135A、135B、135C、135Dによって形成される凸状ガイドによって、ディスク挿入口11から挿入されるディスク1A、1Bがガイドされる。またこれら絞り部133、134、135A、135B、135C、135Dによって蓋体130の強度を高めている。なお、絞り部135Aと絞り部135C、または絞り部135Bと絞り部135Dとは連続した一つの絞りでもよいが、複数に分割することで蓋体130の強度を更に高めることができる。
【0022】
次に図3と図4を用いてベゼルについて説明する。
ベゼル140には挿入口141が設けられ、挿入口141は中央部が最も幅が広く両端部にいくに従って幅が狭くなるように形成されている。ベゼル140のシャーシ外装側の面には、挿入口141に沿って、切り込みが設けられたフェルト142が貼着されている。
図4に示すように、ディスクを挿入口141から装着するとき、または挿入口141から排出するときには、フェルト142はディスクの進行方向に折り曲げられる。このときディスクを装着するときには、多少の抵抗があっても押し込むことによって装着は可能であり、ディスクの位置決めのためには挿入口141が狭く、またフェルト142によって更に位置規制を受けることが好ましい。しかしディスクを排出する時には、フェルト142の挿入口141側への折れ曲がり力が大きくなるとともに、フェルト142が折れ曲がって挿入口141と平行になった時ディスクとフェルト142面との摩擦力が極端に大きくなり、ディスクが排出されないなどのトラブルを生じてしまう。
従って、ディスク排出時のトラブルを防止する上で、ディスクの排出時には、フェルト142による抵抗が小さい方が好ましい。そこで、ベゼル140の外側面での挿入口141の面積より、ベゼル140の内側面での挿入口141の面積を広く構成することが好ましい。
また、ベゼル140の外側面における挿入口141の幅が中央部より両端部が狭く構成されている本実施例の場合にあっては、ベゼル140の内側面における挿入口141の両端部の幅が、ベゼル140の外側面における挿入口141の両端部の幅より広く形成されていることが好ましい。
また、ベゼル140の外側面における挿入口141の幅は、ディスク厚さよりも広く、ディスク厚さにフェルト厚さを加えた厚さよりも狭くし、ベゼル140の内側面における挿入口141の幅は、ディスク厚さにフェルト厚さを加えた厚さよりも広く形成されていることが好ましい。
【0023】
次に、図1に示すプロテクト機構120について図5及び図6を用いて説明する。図5は本実施例によるプロテクト機構を示す要部正面図、図6は同プロテクト機構を示す要部側面図である。
プロテクト機構120は、ディスク阻止レバー121とガイド部材122とから構成される。ディスク阻止レバー121の一端側には、このディスク阻止レバー121を動作させる回動軸123を設けている。また、ディスク阻止レバー121の他端側には、ガイド部材122が回転軸124によって設けられている。また、ディスク阻止レバー121の他端側の端部を、回動軸123側の幅を先端側の幅よりも狭く形成している。すなわち図5に示すように、回動軸123から遠い側辺部(図示の左側)は、先端側(図示の上側)を回転軸123側(図示の下側)よりも外側(図示の左側)に延出させた形状とし、回動軸123に近い側辺部(図示の右側)は、先端側(図示の上側)を回転軸123側(図示の下側)よりも外側(図示の右側)に延出させた形状としている。ここで、回動軸123に近い側辺部(図示の右側)は、回動軸123を旋回中心とした旋回半径が、先端側(図示の上側)を回転軸123側(図示の下側)よりも小さくなるように形成している。
ガイド部材122は、ディスク阻止レバー121の動作によって回動するように回動支点125によって基台126に軸支されている。基台126はベース本体10に固定されている。
図示のように、ディスク1Cが装着された状態では、ディスク阻止レバー121の他端側は挿入口141を塞ぐ位置まで回転軸123を中心として回動している。従って、他のディスク1を挿入しようとしても、このディスク阻止レバー121によって挿入が妨げられる。また、ディスク1を無理に押し込むことでディスク阻止レバー121に負荷が加わっても、ガイド部材122によってディスク阻止レバー121が押し曲げられることがない。従って、ディスク1が無理に押し込められることによるディスク阻止レバー121の変形を防止できるため、ディスク阻止レバー121の動作空間を狭く設定できる。また、ディスク阻止レバー121のディスク挿入方向に厚みを設けて、ディスク阻止レバー121自体の強度を高める構成も必要なく、限られたスペースを有効に利用することができる。また、ディスク阻止レバー121の他端側の端部は、回動軸123側が狭まっているため、端部がディスクと接触した場合、ディスクからの力は、端部を先端側に押圧する方向に作用する。従ってディスク挿入時に、ディスク阻止レバー121は退避する方向に力が作用しないため確実にディスクの挿入を阻止することができる。
【0024】
以下に、図7から図13を用いてディスクの挿入時における各部材の動きについて説明する。
図7はディスク挿入時の初期段階を示すディスク装置のベース本体の平面図であり、図2に示すディスク1Aの状態である。
なお、ディスク1が挿入されていない状態での引き込みレバー80は、スピンドルモータ31側に所定角度回動した状態で待機している。この状態では、サブレバー90の凸部91は、溝83Aまで至らない長溝83の可動側端部に位置する。また、ガイド17と第2のディスクガイド81との間隔は、ディスク1の直径より狭くなっている。
ディスク1挿入時の初期段階においては、ディスク1Aは、まずガイド17と第2のディスクガイド81とに当接し、ガイド17と第2のディスクガイド81によって支持され位置規制される。
ディスク1Aを更に押し込むと、この挿入動作にともなって第2のディスクガイド81は、スピンドルモータ31から離れる方向に旋回動作する。この第2のディスクガイド81の旋回動作にともない、サブレバー90の凸部91は長溝83内を固定側端部に向かって摺動する。従ってサブレバー90も回動支点を中心に旋回動作する。ディスク1Aの挿入動作を更に続けると、ディスク1Aは排出レバー100のガイド101に当接する。図7はこの状態を図示している。
なお図7に示す状態では、ローディングモータ60は動作せず、従って、メインスライダー40やサブレバー50も動作しない。
【0025】
図8はディスク挿入途中段階を示すディスク装置のベース本体の平面図であり、図2に示すディスク1Bの状態である。
図7に示す状態から更にディスク1を挿入すると、ディスクの一端側はガイド17に支持された状態で、他端側は第3のディスクガイド84に支持される。引き込みレバー80はスピンドルモータ31から最も離間した状態となる。この状態では、サブレバー90の凸部91は、長溝83の固定側端部に位置する。また、ガイド17と第2のディスクガイド81との間隔は、ディスク1の直径とほぼ同じ寸法となっている。一方、排出レバー100は、ディスク1Bによってガイド101が押されるため、ディスクの挿入動作とともに回動を続ける。
図8の状態から更にディスク1Bを押し込むと、この挿入動作にともなって第2のディスクガイド81は、今度はスピンドルモータ31に近接する方向に移動する。この第2のディスクガイド81の旋回動作にともない、サブレバー90の凸部91は長溝83内を固定側端部から可動側端部に向かって摺動する。従ってサブレバー90も回動支点92を中心に旋回動作する。
一方、上記の動作過程において、ディスク1Bは規制レバー110のガイド112に当接し、規制レバー110が回動動作を行う。
第2のディスクガイド81がスピンドルモータ31に近接する方向に所定角度回動した時、ディスク1Bによって規制レバー110も所定角度回動する。そして、規制レバー110が所定角度回動することで、リミットスイッチが動作し、ローディングモータ60の駆動が開始される。なお、ガイドレバー180のガイド182はディスク1B側に突出した状態にあり、ディスク1Bは、このガイド182によっても支持されて摺動する。
このローディングモータ60の駆動によって、メインスライダー40はリア面側に摺動を開始する。そしてメインスライダー40の動作によって、サブレバー90のピン93が、対応するメインスライダー40に設けられたカム溝に沿って移動する。このとき、ピン93は、対応するカム溝によってスピンドルモータ31側に移動する。このピン93の移動によってサブレバー90は、引き込みレバー80をその可動側端部がスピンドルモータ31側に旋回移動する方向に付勢する。従って、引き込みレバー80はディスク1Bを挿入方向に付勢する。この引き込みレバー80の付勢力によって、ディスクは人為的な操作を離れ更に押し込まれる。
【0026】
図9はディスク挿入完了段階を示すディスク装置のベース本体の平面図であり、図2に示すディスク1Cの状態である。
ディスク1Cは、第2のディスクガイド81、ガイドレバー180のガイド182、及び規制レバー110のガイド112の3点で支持され、ディスク1Cの中心孔がスピンドルモータ31と対応する位置に規制される。
一方、ローディングモータ60は駆動し続け、メインスライダー40も摺動動作を継続している。
図9に示す状態から所定時間、メインスライダー40は移動するが、サブレバー90のピン93に対応するカム溝が移動方向と平行に形成されているため、サブレバー90は動作しない。この状態では、サブレバー90の凸部91は溝83Aに位置している。なお、引き込みレバー80も動作せず、ディスク1Cを支持した状態を継続している。
一方、カムレバー70についても、図9に示す状態からの所定時間は、依然として動作しない。すなわちカムレバー70のピン72、73に対応するカム溝が、メインスライダー40の移動方向と平行に形成されている。
図10は、図9に示す状態から、上記所定時間経過した段階を示すディスク装置のベース本体の平面図である。
図10に示す状態から、トラバース30の動作が開始する。すなわちトラバース30は、スピンドルモータ31側が蓋体130に近接する方向に動作を開始する。
【0027】
このトラバース30の動作メカニズムについて、図11から図13を用いて説明する。
図11は、トラバース30を、スピンドルモータ31側が蓋体130に最も近接する方向に動作させた状態を示すディスク装置のベース本体の平面図である。
図10の状態から、更にローディングモータ60を駆動し、メインスライダー40を移動すると、カムレバー70は、ピン72によって回動支点71を中心として回動する。このカムレバー70の回動によって、サブスライダー50は、メインスライダー40から離間する方向に摺動する。
このように、図10の状態からのメインスライダー40とサブスライダー50の摺動動作によってトラバース30が動作する。なお、引き込みレバー80は、ディスク1Cの保持を継続する。
【0028】
図12は第1のカム機構を示すメインスライダーの側面図、図13は第2のカム機構と第3のカム機構を示すサブスライダーの側面図である。
図12に示すように、メインスライダー40には第1のカム機構41を構成する長溝が設けられており、この長溝にトラバース30に固定されたカムピン36が摺動自在に設けられている。ここで第1のカム機構41は、長溝とカムピン36によって構成されている。
一方、図13に示すように、サブスライダー50には第2のカム機構51を構成する長溝が設けられており、この長溝にトラバース30に固定されたカムピン37が摺動自在に設けられている。ここで第2のカム機構51は、長溝とカムピン37によって構成されている。また、サブスライダー50の両端には第3のカム機構52を構成する2つの同一形状からなる長溝が設けられており、これらの長溝にベース部材16に固定されたカムピン53が摺動自在に設けられている。ここで第3のカム機構52は、長溝とカムピン53によって構成されている。
【0029】
図12におけるカムピン36A、図13におけるカムピン37A及びカムピン53Aは、トラバース30が動作する前の図10の状態を示している。
また、図12におけるカムピン36B、図13におけるカムピン37B及びカムピン53Bは、トラバース30を、スピンドルモータ31側が蓋体130に最も近接する方向に動作させた状態である図11の状態を示している。
なお、図12、図13に示す矢印は、それぞれメインスライダー40とサブスライダー50の移動方向を示している。
図12に示すように、カムピン36は、カムピン36Aの位置からカムピン36Bの位置に移動することによってトラバース30を動作させる。従って、トラバース30のカムピン36の位置では、トラバース30をベース本体10に対して、カムピン36Aの位置からカムピン36Bの位置までのY軸方向移動距離だけ移動する。
一方、図13に示すように、カムピン37は、カムピン37Aの位置からカムピン37Bの位置に移動することによって、サブスライダー50に対してトラバース30を動作させる。従って、トラバース30のカムピン36の位置では、トラバース30をサブスライダー50に対して、カムピン36Aの位置からカムピン36Bの位置までのY軸方向移動距離だけ移動する。また、カムピン53は、カムピン53Aの位置からカムピン53Bの位置に移動することによって、ベース本体10に対してサブスライダー50を動作させる。従って、トラバース30のカムピン36の位置では、サブスライダー50をベース本体10に対して、カムピン53Aの位置からカムピン53Bの位置までのY軸方向移動距離だけ移動する。このように、サブスライダー50側では、トラバース30は、カムピン36Aの位置からカムピン36Bの位置までのY軸方向移動距離と、カムピン53Aの位置からカムピン53Bの位置までのY軸方向移動距離とを合わせた移動距離だけ、ベース本体10に対してY軸方向に移動する。
本実施例では、図12に示すカムピン36Aの位置からカムピン36Bの位置までのY軸方向移動距離は、図13に示すカムピン37Aの位置からカムピン37Bの位置までのY軸方向移動距離と、カムピン53Aの位置からカムピン53Bの位置までのY軸方向移動距離とを合わせた移動距離と同じとしている。
【0030】
以上のように動作させ、トラバース30を、スピンドルモータ31側が蓋体130に最も近接する方向に動作させた状態では、ディスク1は、蓋体130に当接し、スピンドルモータ31と蓋体130とによって押圧される。この押圧力によってディスク1の中心孔にスピンドルモータ31のハブが嵌合し、チャッキングが完了する。
チャッキングが完了すると、トラバース30は、スピンドルモータ31側が蓋体130から離間する方向に動作する。
この動作は、更にローディングモータ60を駆動し、メインスライダー40を移動することによって行われる。
チャッキング完了からスピンドルモータ31が再生録音可能な作動状態(駆動状態)までの動作は、メインスライダー40では、カムピン36がカムピン36Bの位置からカムピン36Cの位置に移動することにより、サブスライダー50では、カムピン37がカムピン37Bの位置からカムピン37Cの位置に移動することにより、またカムピン53がカムピン53Bの位置からカムピン53Cの位置に移動することにより行われる。
そして、スピンドルモータ31が再生録音可能な作動状態(駆動状態)にある時には、ディスク1は、引き込みレバー80の第2のディスクガイド81、規制レバーのガイド101、及びガイドレバー180のガイド182からの支持が解除され、スピンドルモータ31のハブによってのみ保持された状態にある。ここで、引き込みレバー80の第2のディスクガイド81、規制レバーのガイド101、及びガイドレバー180のガイド182は、メインスライダー40の移動動作によって作動する。
【0031】
ここで図13に示すように、サブスライダー50の第2のカム機構51には、例えば板ばねからなる弾性体55が、第3のカム機構52にも、例えば板ばねからなる弾性体56が設けられている。ここで弾性体55と弾性体56とは、弾性体55のカムピン37に対する付勢方向と、弾性体56のカムピン53に対する付勢方向とが異なるように設けている。なお、弾性体55と弾性体56との付勢方向は逆方向であることが好ましい。
また、装着されたディスク1を排出する時には、ローディングモータ60を駆動し、メインスライダー40を移動することにより行われ、基本的には上記の動作が逆に行われる。
【0032】
以下に、装着されているディスクが排出されるまでを簡単に説明する。
まず、エジェクト指示に基づき、ローディングモータ60が駆動され、メインスライダー40がディスク挿入口11側に移動する。
従って、メインスライダー40では、カムピン36がカムピン36Cの位置からカムピン36Bの位置を経由してカムピン36Aの位置に移動し、サブスライダー50では、カムピン37がカムピン37Cの位置からカムピン37Bの位置を経由してカムピン37Aの位置に移動し、またカムピン53がカムピン53Cの位置からカムピン53Bの位置を経由してカムピン53Aの位置に移動にする。
上記のように、それぞれのカム機構が動作することにより、ディスク1は、一旦蓋体130側に移動した後に、ベース本体10側に移動する。
ディスク1は、ベース本体10側に移動する時に、ディスク1の外周側で、第2のディスクガイド81、ガイド181、112に当接し、ディスク1の内周側でピン18に当接する。従って、トラバース30のベース本体10側への移動にともなって、ディスク1には、第2のディスクガイド81、ガイド101、112及びピン18から蓋体130側への力が加わり、ディスク1はスピンドルモータ31のハブから解除される。なお、本実施例のように、ピン18をスピンドルモータ31の外周位置であって、スピンドルモータ31よりもインシュレータ34から離れた位置に設けることで、第2のディスクガイド81、ガイド181、112の作用が働かなくてもディスク1のスピンドルモータ31のハブからの解除を行うことができる。
その後、排出レバー100は、メインスライダー40の動作によってロックが解除され、弾性体104の弾性力により、可動側端部がディスク挿入口11側に回動する。従って、スピンドルモータ31のハブから外されたディスク1は、排出レバー100によってディスク挿入口11側に押し出される。なお、排出レバー100が動作する状態では、引き込みレバー80は、その可動側端部がスピンドルモータ31から最も離間する方向に移動した状態に保持されている。なお、引き込みレバー80の位置は、第2のディスクガイド81がディスク1に接触しない位置であればよい。このようにディスク排出時に、ディスク1が第2のディスクガイド81に当接しない位置に引き込みレバー80を配置することで、ディスク排出時のトラブルを防止することができる。
本実施例のディスク装置は、表示手段と入力手段と演算処理手段などを一体化した、いわゆるノート型パソコン本体に内蔵、または一体的にセットされるディスク装置として特に有用である。
【0033】
【発明の効果】
本発明によれば、ディスク装置の薄型化と小型化を図ることができる。
特に本発明は、プリント基板とトラバースの配置構成によって薄型化と小型化を図ることができる。
また本発明は、シャーシ外装の外形寸法を拡大することなく、ピックアップの移動距離を最大限に確保することができる。
また本発明は、トラバースをベース本体に近づけることで、シャーシ外装の薄型化を図ることができる。
また本発明は、シャーシ外装を薄型化しても、ずれが生じることなくトラバースの動作を確実に行うことができる。
また本発明は、ローディングモータが異常停止した場合であっても、ディスクを取り出せ、トラブル対処を容易にできる。
また本発明は、ローディングモータとディスク移動空間との間隔を狭めることで、シャーシ外装の薄型化を図ることができる。
また本発明は、少ない部品で確実な動作を確保することで、シャーシ外装の小型化を図ることができる。
また本発明は、サブスライダーの高さを低くすることで、シャーシ外装の薄型化を図ることができる。
また本発明は、シャーシ外装を薄型化してもディスクの再生、記録時のトラバースのがたつきを防止することができる。
また本発明は、引き込みレバーの回動支点をスピンドルモータ側に近づけても、レバー先端の旋回範囲を大きくとることができ、結果としてシャーシ外装の外形寸法を拡大することなく構成することができる。
また本発明は、ディスク排出時に、引き込みレバーによってディスクの排出が妨げられることを確実に防止することができる。
また本発明は、スピンドルモータへのディスクの保持動作を確実に行うことができる。
また本発明は、ディスク引き込み時のディスクのガイドを確実に行うことができるとともに、引き込みレバーの強度を確保することができる。
また本発明は、ディスク阻止レバーを平板で構成することも可能となり、シャーシ外装の小型化を図ることができる。
また本発明は、ディスクの排出が妨げられることを防止することができる。
また本発明は、ディスク移動空間を狭く構成することで、シャーシ外装の薄型化を図ることができる。
また本発明は、例えば蓋体を利用してディスクのスピンドルモータへの装着を行う場合であっても、蓋体の変形を防止して確実な装着を行わせることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例によるディスク装置のベース本体の平面図
【図2】 同ディスク装置の蓋体の平面図
【図3】 同ディスク装置のシャーシ外装のフロント面に装着されるベゼルの正面図
【図4】 同ベゼルの要部拡大側断面図
【図5】 本実施例によるプロテクト機構を示す要部正面図
【図6】 同プロテクト機構を示す要部側面図
【図7】 本実施例によるディスク挿入時の初期段階を示すディスク装置のベース本体の平面図
【図8】 本実施例によるディスク挿入途中段階を示すディスク装置のベース本体の平面図
【図9】 本実施例によるディスク挿入完了段階を示すディスク装置のベース本体の平面図
【図10】 図9に示す状態から、上記所定時間経過した段階を示すディスク装置のベース本体の平面図
【図11】 トラバースを、スピンドルモータ側が蓋体に最も近接する方向に動作させた状態を示すディスク装置のベース本体の平面図
【図12】 本実施例による第1のカム機構を示すメインスライダーの側面図
【図13】 本実施例による第2のカム機構と第3のカム機構を示すサブスライダーの側面図
【符号の説明】
10 ベース本体
11 ディスク挿入口
12 コネクタ
13 リアベース
14 プリント基板
15 ベース部材
16 ベース部材
17 ガイド
30 トラバース
31 スピンドルモータ
32 ピックアップ
40 メインスライダー
41 第1のカム機構
50 サブスライダー
51 第2のカム機構
52 第3のカム機構
60 ローディングモータ
70 カムレバー
80 引き込みレバー
81 第2のディスクガイド
83 長溝
90 サブレバー
100 排出レバー
130 蓋体

Claims (3)

  1. ベース本体と蓋体とからシャーシ外装を構成し、前記シャーシ外装のフロント面にディスクを直接挿入するディスク挿入口を形成し、前記ベース本体にトラバースを設け、スピンドルモータとピックアップと前記ピックアップを移動させる駆動手段とを前記トラバースによって保持するディスク装置であって、
    前記スピンドルモータが前記ベース本体の中央部に位置し、また前記ピックアップの往復動範囲が前記スピンドルモータよりも前記ディスク挿入口側に位置し、
    前記トラバースを動作させることで、前記スピンドルモータを前記ベース本体側または前記蓋体側に近接させ、
    前記シャーシ外装のフロント面に、ベゼルによってディスクの挿入口を形成し、
    前記ベゼルの前記シャーシ外装側の面には、前記挿入口に沿って切り込みが設けられたフェルトが貼着され、
    前記ベゼルの外側面での挿入口の面積より、前記ベゼルの内側面での挿入口の面積を広くしたことを特徴とするディスク装置。
  2. ベース本体と蓋体とからシャーシ外装を構成し、前記シャーシ外装のフロント面にディスクを直接挿入するディスク挿入口を形成するとともに前記ベース本体にトラバースを設け、スピンドルモータとピックアップと前記ピックアップを移動させる駆動手段とを前記トラバースによって保持するディスク装置であって、
    前記スピンドルモータが前記ベース本体の中央部に位置し、また前記ピックアップの往復動範囲が前記スピンドルモータよりも前記ディスク挿入口側に位置するように前記トラバースを配設し、
    前記トラバースを前記ベース本体に支持する一対のインシュレータを、前記スピンドルモータの位置よりも前記ピックアップの静止位置側に配設し、
    前記スピンドルモータが前記ベース本体側または前記蓋体側に近接するように前記トラバースを変位させる第1のカム機構と第2のカム機構を、メインスライダーとサブスライダーにそれぞれ設け、
    前記メインスライダーを、前記トラバースの側方であって、一端が前記シャーシ本体のフロント面側、他端が前記シャーシ本体のリア面側となる方向に配設し、
    前記サブスライダーを、前記メインスライダーと直交する方向に配設し、
    前記シャーシ外装のフロント面に、ベゼルによってディスクの挿入口を形成し、
    前記ベゼルの前記シャーシ外装側の面には、前記挿入口に沿って切り込みが設けられたフェルトが貼着され、
    前記ベゼルの外側面での挿入口の面積より、前記ベゼルの内側面での挿入口の面積を広くしたことを特徴とするディスク装置。
  3. 前記ベゼルの外側面における前記挿入口の幅が中央部より両端部が狭く構成されているディスク装置であって、前記ベゼルの内側面における前記挿入口の両端部の幅が、前記ベゼルの外側面における前記挿入口の両端部の幅より広く形成されていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のディスク装置。
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