JP2006164345A - 光ディスク装置のピックアップ角度調整機構 - Google Patents

光ディスク装置のピックアップ角度調整機構 Download PDF

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    • G11B7/082Aligning the head or the light source relative to the record carrier otherwise than during transducing, e.g. adjusting tilt set screw during assembly of head

Abstract

【課題】 ガイド軸の長さが異なるときでも光ピックアップのチルド角調整を容易に行う。
【解決手段】 光ピックアップ4は長さL1のガイド軸Aと長さL2(L1>L2)のガイド軸Bにより案内支持されている。A軸の一端は支持部材8により固定されており、他端は調整部材9により保持されている。B軸の両端は、それぞれ、調整部材10と11により保持されている。調整部材9〜11の調整ネジ12〜14を回転することにより対応する軸の端部の上下方向の位置を調整することができる。A軸の調整ネジ12のピッチとB軸の調整ネジ14のピッチの比はA軸とB軸の長さの比(L1/L2)と等しくなるようにされており、調整ネジ12と14を同一量回転させたときのA軸とB軸の上下方向への角度変化量が等しくなり、軸の長さが異なっていても光ピップアップ4の傾きの調整を容易に行うことができる。
【選択図】 図1

Description

本発明は光ディスク装置のピックアップ角度調整機構に関する。
従来より、光ディスク記録再生装置などの光ディスク装置においては、光ヘッドからのレーザ光の光軸が光ディスクの記録面に対して垂直となるように調整するためのピックアップ角度調整機構が設けられている。
図3は、従来の光ディスク装置のピックアップ角度調整機構の構成を示す図である。
この図において、31はシャーシ、32は光ディスクを回転させるスピンドルモータ、33は光ディスクが載置されるターンテーブル、34は光ピックアップ、35は該光ピックアップ4に取り付けられた光ヘッド、36は第1のガイド軸(A軸)、37は第2のガイド軸(B軸)である。前記光ピックアップ34はA軸36とB軸37に結合され、図示しない駆動装置によりA軸36とB軸37に沿って光ディスクの半径方向(R方向)に往復動することができるようになされている。
前記A軸36の前記ターンテーブル33側の端部A−1は支持部材38により前記シャーシ31に支持されており、他端A−2は調整部材39により支持されている。また、前記B軸37の両端B−1及びB−2には調整部材40及び41が設けられている。前記支持部材38により支持されているA軸36の端部A−1の高さは一定であり、前記調整部材39〜41によりA軸36の端部A−2、B軸37の端部B−1及びB−2の高さ(シャーシ31と垂直な方向の位置)を調整することにより光ピックアップ34の傾きを調整することができる。
このようにして、前記光ヘッド35から照射されるレーザ光のチルト角(光ヘッドの光軸と光ディスク記録面との傾き)を調整することができるようになされている。
従来より、前記調整部材39〜41として各種のものが提案されている。
例えば、特許文献1(特開2003−187538号公報)には、ガイド軸の端部を一端で支持するとともに他端を中心に前記光ディスク面にほぼ垂直な方向に回動可能な調整プレートと、前記ガイド軸と調整プレートとを前記光ディスクの面にほぼ垂直な方向に弾性付勢する弾性手段と、前記調整プレートに対して貫通状態でねじ合わされるとともに、その先端がベースに当たることによって、前記ガイド軸と調整プレートとを前記弾性手段の弾性付勢力に抗して前記光ディスクの面にほぼ垂直な方向に変位させる調整ネジとを配設したガイド軸調整手段が記載されている。
また、特許文献2(特開2002−170248号公報)には、ガイド軸の端部分を上方から押圧付勢するバネとシャーシに螺合して下側から支える調整ネジを備えた高さ調整機構が提案されている。
さらに、特許文献3(特開2000−020962号公報)には、ガイド軸の端部をシャーシに直交する方向に常時押し上げるバネ部材と、このバネ部材に抗してガイド軸の端部がシャーシ上に押し上がるのを阻止する円盤部を備えた断面T字状の係止部材とを有する高さ方向調整機構が提案されている。
さらにまた、特許文献4(特開平10−143870号公報)には、調整ネジを回転することにより調整ネジが水平方向に微動し、調整ネジのテーパー部で支持されたガイド軸が垂直方向に高さを変化させるように構成された調整機構が提案されている。
さらにまた、特許文献5(特開平09−320214号公報)には、ガイド軸の軸受け部としてカムを使用した調整部材が提案されている。
さらにまた、特許文献6(特開2001−344766号公報)には、ガイド軸の端部が挿入される所定の角度の傾斜された長穴を有する調整ブロックを使用し、前記調整ブロックの位置を移動させることによりガイド軸の端部の高さを調整する調整機構が提案されている。
さらにまた、特許文献7(特開平10−064096号公報)及び特許文献8(特開2002−288861号公報)には、偏心カムを使用した位置調整部材が提案されている。
特開2003−187538号公報 特開2002−170248号公報 特開2000−020962号公報 特開平10−143870号公報 特開平09−320214号公報 特開2001−344766号公報 特開平10−064096号公報 特開2002−288861号公報
上述のように光ピックアップを案内支持する2本のガイド軸の傾きを位置調整部材により調整する場合に、各位置調整部材における調整量が同じであれば、対応するガイド軸の端部の上下方向移動量は同じとなるが、そのガイド軸の水平に対する角度の変化量はガイド軸の長さに応じた量となる。
図4は、長さの異なる2つのガイド軸の角度を調整するときについて説明するための図である。
この図に示すように、A軸の長さL1とB軸の長さL2とが異なっている(図示する例では、L1>L2)場合には、各軸を垂直面内で角度θだけ回転させるとすると、そのときA軸の端部においては高さがl1だけ変化し、B軸7の端部においては高さがl2(l1>l2)だけ変化することとなる。すなわち、長さが異なるA軸とB軸を同じ角度θだけ回転させようとするときには、A軸の端部はl1だけ移動させ、B軸の端部はl2だけ移動させることが必要となる。
例えば、ガイド軸の端部の高さを調整する調整部材がネジを使用するものである場合、ネジ1回転あたりの上下方向移動量は同じになるが、上述のように、水平に対する角度変化量は軸長さが異なれば異なった量となる。
手動で光ピックアップの傾きを調整するときは、ネジの回転角に対するガイド軸の傾き(角度)の変化量が2本の軸の間で同じである方が調整がやりやすい。
このことは、調整ネジ以外のものを使用する調整部材であっても同様である。
従来の方法では、この条件を満たすためには軸長さを同じにしなければならず、無駄なスペースを必要としていた。
そこで本発明は、2本のガイド軸の長さが異なる場合でも、容易に光ピックアップの角度を調整することができる光ディスク装置のピックアップ角度調整機構を提供することを目的としている。
上記目的を達成するために、本発明の光ディスク装置のピックアップ角度調整機構は、光ピックアップを案内支持する長さの異なる第1のガイド軸と第2のガイド軸を有し、それらの端部をそれぞれに設けられた調整部材により上下に移動させることにより前記光ピックアップの傾き調整を行うようになされたものであって、前記第1のガイド軸の端部に設けられた調整部材の所定量の操作による第1のガイド軸の端部の移動量と前記第2のガイド軸の端部に設けられた調整部材の前記所定量の操作による第2のガイド軸の端部の移動量の比が、前記第1のガイド軸と前記第2のガイド軸の長さの比と等しくされていることを特徴としている。
そして、前記調整部材が調整ネジの回転に応じて前記ガイド軸の端部を上下に移動させるものであるときは、前記第1のガイド軸用の調整ネジのピッチと前記第2のガイド軸用の調整ネジのピッチの比が、前記第1のガイド軸と前記第2のガイド軸の長さの比と等しくされている。
また、前記調整部材がカムの回転に応じて前記ガイド軸の端部を上下に移動させるものであるときは、前記第1のガイド軸用のカムによる変換量と前記第2のガイド軸用のカムによる変換量の比が、前記第1のガイド軸と前記第2のガイド軸の長さの比と等しくされている。
さらにまた、前記調整部材が前記ガイド軸の端部が挿入される傾斜して設けられた長穴を有するスライダーを備えたものであるときは、前記第1のガイド軸の端部が挿入される長穴の傾斜と前記第2のガイド軸の端部が挿入される長穴の傾斜の比が、前記第1のガイド軸と前記第2のガイド軸の長さの比と等しくされている。
さらにまた、前記調整部材が、前記ガイド軸の端部を保持する軸保持部材であって、支点を中心として設定された量だけ回動するようになされた軸保持部材であるときは、前記第1のガイド軸の軸保持部材の支点から第1のガイド軸の端部までの距離と前記第2のガイド軸の軸保持部材の支点から第2のガイド軸までの距離の比が、前記第1のガイド軸と前記第2のガイド軸の長さの比と等しくされている。
本発明の光ディスク装置のピックアップ角度調整機構によれば、調整部材の所定量の操作による第1のガイド軸の端部の移動量と第2のガイド軸の端部の移動量の比が第1のガイド軸と第2のガイド軸の長さの比と等しくされているので、光ピックアップを案内支持する2本のガイド軸の長さが異なっていても、調整部材の同一の操作量による各ガイド軸の傾きの変化量が等しくなり、ガイド軸の長さが等しい場合と同様に容易に光ピックアップの傾きの調整を行うことができる。
また、2本のガイド軸の長さを同じ長さとする必要がないので、ガイド軸の長さを最適値、例えば、必要最小限なものとすることができ、スペースを有効に使用することができる。さらに、強度的にも有利なものとすることができる。
本発明の光ディスク装置のピックアップ角度調整機構の第一の実施の形態について図1を参照して説明する。図1の(a)は本発明の光ディスク装置のピックアップ角度調整機構の一実施の形態の構成を示す斜視図、(b)は図1(a)中のP方向からみた要部断面図であって調整部材の構成を示す図、(c)は調整部材の動作原理を説明するための図である。
この図において、1はシャーシ、2は光ディスクを回転させるスピンドルモータ、3は光ディスクが載置されるターンテーブル、4は光ピックアップ、5は光ヘッド、6は第1のガイド軸(A軸)、7は第2のガイド軸(B軸)である。ここで、本発明においては、A軸6の長さがL1、B軸7の長さがL2(L1≠L2)であり、2本のガイド軸の長さが異なっている。図示するように、光ピックアップ4はA軸6とB軸7に結合されており、図示しない駆動手段により、A軸6とB軸7に沿って光ディスクの半径方向(図中R方向)に移動するようになされている。前記A軸6の前記ターンテーブル3側の端部A−1は、支持部材8により支持されており、その高さは一定とされている。A軸6の他方の端部A−2は、調整部材9により支持されており、前記B軸7の前記ターンテーブル3側の端部B−1及び他方の端部B−2は、それぞれ、対応する調整部材10及び11により支持されている。各調整部材9、10及び11には、それぞれ、調整ネジ12、13及び14が設けられており、各調整ネジ12〜14を回転することにより対応するガイド軸の端部の上下方向(シャーシ1と垂直な方向)の位置、すなわち高さ、を変更させることができるようになされている。
図1の(b)は、前記調整部材9の構成を示す図であり、前記図1(a)においてP方向からみた要部断面図である。なお、前記調整部材10及び11もこの調整部材9と同様の構成とされている。
この図において、16はバネ部材であって、前記シャーシ1の下面に取り付けられ、シャーシ1の開口部15に配置された第1のガイド軸(A軸)6を常に下方から押し上げるバネ部材である。17は押さえ金具であって、シャーシ1の上面に取り付けられ、前記A軸6の上面に当接してA軸6が押し上がるのを阻止する押さえ金具である。図示するように、押さえ金具17の中央部付近にはシャーシ1と螺合する調整ネジ12が貫通する穴が設けられており、前記押さえ金具17の点18(シャーシ1に固定されている個所)を支点とする上方への回動量を該調整ネジ12の頭部が押さえ金具17に当たることにより規制するようにされている。
このように、バネ部材16と押さえ金具17により第1のガイド軸6を保持するようになされており、前記調整ネジ12を調整することにより、A軸6の上下方向の位置を調整することができる。
調整部材10及び11についても、同様に、調整ネジ13又は14により第2のガイド軸(B軸)7の上下方向の位置を調整することができる。
このように、この実施の形態においては、ガイド軸を保持する軸保持部材が調整部材とされている。
このように構成された光ディスク装置のピックアップ角度調整機構において、前記光ピックアップ4の角度の調整は、次の手順で行われる。
(1)まず、光ピックアップ4を最内周側(ターンテーブル3側)に移動する。
(2)B軸7の内周側の端部B−1に設けられた調整部材10の調整ネジ13を調整して、図1中のJ方向(光ディスク面内で前記R方向と直交する方向)で光ディスク面と光ピックアップ4が平行となるように調整する。
(3)次に、光ピックアップ4を光ディスクの最外周側に移動する。
(4)B軸7の外周側の端部B−2に設けられた調整部材11の調整ネジ14を調整して、光ピックアップ4が光ディスク面とJ方向で平行となるように調整する。
(5)次に、A軸6の外周側の端部A−2に設けられた調整部材9の調整ネジ12とB軸7の外周側の端部B−2に設けられた調整部材11の調整ネジ14を調整して、R方向で光ディスク面と光ピックアップ4とが平行となるように調整する。
前述のように、本発明においては、前記A軸6の長さL1とB軸7の長さL2が異なっている(L1≠L2)ため、上記(5)において、長さが異なるA軸6とB軸7の傾きを調整することとなる。
そこで、本発明においては、前記A軸の端部の高さを調整する調整部材9と前記B軸の端部の高さを調整する調整部材11とで、同一の操作量に対応するガイド軸の端部の高さの変化量をそれぞれの軸の長さに対応する量となるようにし、A軸とB軸の垂直面内の回転角度の変化量、すなわち、図4においてθで表された角度の変化量が同一となるようにした。
すなわち、この実施の形態においては、図1の(c)に記載のように、前記A軸6の端部A−2の高さを調整する調整部材9の調整ネジ12と、前記B軸6の端部B−2の高さを調整する調整部材11における調整ネジ14のピッチを異ならせることとし、調整ネジ12のピッチPAと調整ネジ14のピッチPBの比(PA/PB)を、前記A軸とB軸の長さの比(L1/L2)と等しくなるように設定した(PA/PB=L1/L2)。
これにより、上記工程(5)において、調整部材9と調整部材11とを用いて前記光ピックアップ4がR方向で光ディスク面に対して平行となるように調整するときに、A軸及びB軸の水平面に対する角度を同じ感覚で調整することが可能となる。すなわち、調整部材9の調整ネジ12の所定の回転量に応じてA軸の端部A−2は上下方向への移動をする。同様に、調整部材11の調整ネジ14の同じ回転量に応じてB軸の端部B−2は上下方向への移動をする。調整ネジ12と14のピッチが異なっているので、端部A−2の移動量に相当するA軸の水平面に対する角度変化(垂直面内の回転角度の変化量)と、端部B−2の移動量に相当するB軸の水平面に対する角度変化とを等しくすることができる。これによって、A軸及びB軸の水平面に対する角度を同じ感覚で調整することが可能となる。したがって、A軸とB軸の長さが異なっている場合でも、上記工程(5)の調整を容易に行うことができる。
また、上記においては、調整ネジのピッチを変更したが、これとは異なる方法によってもA軸の傾きの角度とB軸の傾きの角度の変化量を一定とすることができる。
例えば、A軸用の調整部材9とB軸用の調整部材10及び11において、調整ネジのピッチは同一とし、前記押さえ金具17の長さを異なる長さとしても、同様の作用効果を奏することができる。
前記図1の(b)に示した構成を有する調整部材9と調整部材11における前記押さえ金具17の回動の支点18から前記調整ネジ12又は調整ネジ14までの距離をMとする。また、前記調整部材9における前記点18からガイド軸6に当接する部分の中心までの距離をNAとし、前記調整部材11における前記点18からガイド軸7に当接する部分の中心までの距離をNBとする。
このとき、各調整部材における点18から調整ネジまでの距離Mは一定とし、ガイド軸に当接する部分の中心までの長さの比(NA/NB)が、前記A軸とB軸の長さの比(L1/L2)と等しくなるようにする(NA/NB=L1/L2)。
この場合にも、前記各調整ネジ12,14を同じ量だけ回転させたときに、それぞれのガイド軸6,7の端部の上下方向の移動量がそれぞれの軸の長さに対応した量となって、各軸の垂直面内での回転角度が等しくなり、容易に調整を行うことができる。
なお、上述した各実施の形態においては、前記シャーシ1に開口部15を設け、該開口部15内に前記ガイド軸6、ガイド軸7、前記光ピックアップ4などを配置し、前記図1(b)に示した構成を有する調整部材9,10及び11を有することにより、薄型化を図ることができるものであったが、調整部材の構成は上述したものに限られることはない。
すなわち、前述した特許文献1〜3に記載された調整部材のよう調整ネジを用いる場合にも上述と同様に、各調整ネジのピッチを対応するガイド軸の長さに応じたものとすればよい。
なお、前記調整部材10についても、操作量に対応する変化量が調整部材11のそれと同一となっているとよい。この場合には、ガイド軸Bを上下に平行移動させる際に、両端を同じ感覚で調整することが可能となる。
図2は、さらに他の実施の形態について説明するための図であり、(a)は上述した特許文献4のように、調整ネジに設けられたテーパー部によりガイド軸の端部の上下方向の位置を調整するものに適用した場合、(b)は上述した特許文献5のようにカムを用いてガイド軸の端部の上下方向の位置を調整するものに適用した場合、(c)は上述した特許文献6のようにガイド軸が挿入される所定の角度の傾斜をもって形成された長穴(カム穴)を有する調整機構を用いてガイド軸の端部の上下方向の位置を調整するものに適用した場合をそれぞれ示している。
図2の(a)に示すように、調整ネジに設けられたテーパー部によりガイド軸の端部の上下方向の位置を調整する場合は、A軸6の端部に当接する調整ネジ21のテーパー部の傾きdAとB軸7の端部に当接する調整ネジ22のテーパー部の傾きdBの比(dA/dB)を、A軸6の長さL1とB軸7の長さL2の比(L1/L2)と等しくなるように設定する。
これにより、調整ネジ21と調整ネジ22を同量だけ回転したときにおけるA軸6及びB軸の垂直面内での回転角度を等しくすることができる。
また、図2の(b)に示すように、カムを使用する場合には、A軸6の端部の軸受け部となるカム23の傾きdAとB軸7の端部の軸受け部となるカム24の傾きdBの比(dA/dB)を、A軸6の長さL1とB軸7の長さL2の比(L1/L2)と等しくなるように設定する。
これにより、カム23と24を同じ量だけ回転させたときに、A軸6とB軸7の端部の上下方向の移動量がその長さの比に対応する量となり、A軸6とB軸7の垂直面内の回転角度を等しくすることができる。
さらに、図2の(c)に示すように、A軸6の端部が挿入される傾斜して設けられた長穴25とB軸7の端部が挿入される傾斜して設けられた長穴26を有するスライダーを備えた調整部材27を用いる場合には、A軸6が挿入される長穴25の傾きdAとB軸7が挿入される長穴26の傾きdBの比(dA/dB)が、A軸の長さL1とB軸の長さL2の比(L1/L2)と等しくなるように形成する。
これにより、調整部材27を図中矢印方向に移動させたときに、A軸の端部の上下方向の移動量とB軸の端部の上下方向の移動量がそれぞれの長さに対応した値となり、A軸とB軸の垂直面内の回転角度が等しくなる。
さらにまた、前記特許文献7及び8に記載されているような偏心カムを用いる場合においても、各調整部材における偏心カムの偏心量を、対応するガイド軸の長さに応じた値とすることにより、各調整部材の偏心カムを同じ量だけ回転させたときにそれぞれの軸の垂直面内での回転角度をほぼ等しいものとすることができる。
なお、上述した各実施の形態において、調整ネジのピッチの比(PA/PB)、押さえ金具の長さの比(NA/NB)、調整ネジのテーパー部、カム及び長穴の傾きの比(dA/dB)は、A軸とB軸の長さの比(L1/L2)と厳密に等しくする必要はない。調整操作を行うときに、A軸用の調整部材とB軸用の調整部材を同量操作したときに、A軸の回転量とB軸の回転量が感覚的に同一となればよい。
また、上記においては、例えば、各ガイド軸の必要最小限の長さからA軸とB軸の長さL1とL2を決定し、その後に、ピッチの比が両軸の長さの比となるように調整ネジのピッチPAとPBを決定するものとしていたが、各ガイド軸の長さを大略決定しておき、既存のネジの中からピッチの比がガイド軸の長さの比と近い値となるピッチを有するネジを選択して調整ネジとし、その後、前記ガイド軸の長さを該選択した調整ネジのピッチの比と等しくなる値に最終的に決定するようにしてもよい。
本発明の光ディスク装置のピックアップ角度調整機構の第1の実施の形態の構成を示す図であり、(a)は概略斜視図、(b)は調整部材の構成を示す図、(c)は調整部材の動作原理を説明するための図である。 本発明の光ディスク装置のピックアップ角度調整機構の他の実施の形態について説明するための図であり、(a)はテーパー部を有する調整ネジを使用する場合、(b)はカムを使用する場合、(c)はスライダーを備えた調整部材を用いる場合、の各場合における実施の形態を示す図である。 従来の光ディスク装置のピックアップ角度調整機構について説明するため図である。 ガイド軸の長さが異なる場合について説明するための図である。
符号の説明
1:シャーシ、2:スピンドルモータ、3:ターンテーブル、4:光ピックアップ、5:光ヘッド、6:第1のガイド軸(A軸)、7:第2のガイド軸(B軸)、8:支持部材、9,10,11:調整部材、12,13,14:調整ネジ、15:開口部、16:バネ部材、17:押さえ金具、18:支点、21,22:テーパー部を有する調整ネジ、23,24:カム、25,26:長穴、27:スライダーを備えた調整部材

Claims (5)

  1. 光ピックアップを案内支持する長さの異なる第1のガイド軸と第2のガイド軸を有し、
    前記第1のガイド軸及び前記第2のガイド軸には、それぞれの端部を上下に移動させる調整部材が設けられており、
    前記調整部材によって前記端部を上下に移動させることにより前記光ピックアップの傾き調整を行うようになされた光ディスク装置のピックアップ角度調整機構であって、
    前記第1のガイド軸に設けられた調整部材の所定量の操作による第1のガイド軸の端部の移動量と前記第2のガイド軸に設けられた調整部材の前記所定量の操作による第2のガイド軸の端部の移動量の比が、前記第1のガイド軸と前記第2のガイド軸の長さの比と等しくされていることを特徴とする光ディスク装置のピックアップ角度調整機構。
  2. 前記調整部材は調整ネジの回転に応じて前記ガイド軸の端部を上下に移動させるものであり、前記第1のガイド軸用の調整ネジのピッチと前記第2のガイド軸用の調整ネジのピッチの比が、前記第1のガイド軸と前記第2のガイド軸の長さの比と等しくされていることを特徴とする請求項1記載の光ディスク装置のピックアップ角度調整機構。
  3. 前記調整部材はカムの回転に応じて前記ガイド軸の端部を上下に移動させるものであり、前記第1のガイド軸用のカムによる変換量と前記第2のガイド軸用のカムによる変換量の比が、前記第1のガイド軸と前記第2のガイド軸の長さの比と等しくされていることを特徴とする請求項1記載の光ディスク装置のピックアップ角度調整機構。
  4. 前記調整部材は前記ガイド軸の端部が挿入される傾斜して設けられた長穴を有するスライダーを備えたものであり、前記第1のガイド軸の端部が挿入される長穴の傾斜と前記第2のガイド軸の端部が挿入される長穴の傾斜の比が、前記第1のガイド軸と前記第2のガイド軸の長さの比と等しくされていることを特徴とする請求項1記載の光ディスク装置のピックアップ角度調整機構。
  5. 前記調整部材は、前記ガイド軸の端部を保持する軸保持部材であって、支点を中心として設定された量だけ回動するようになされた軸保持部材であり、前記第1のガイド軸の軸保持部材の支点から第1のガイド軸の端部までの距離と前記第2のガイド軸の軸保持部材の支点から第2のガイド軸までの距離の比が、前記第1のガイド軸と前記第2のガイド軸の長さの比と等しくされていることを特徴とする請求項1記載の光ディスク装置のピックアップ角度調整機構。
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