JP2001307437A - ディスク装置 - Google Patents
ディスク装置Info
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- JP2001307437A JP2001307437A JP2000125740A JP2000125740A JP2001307437A JP 2001307437 A JP2001307437 A JP 2001307437A JP 2000125740 A JP2000125740 A JP 2000125740A JP 2000125740 A JP2000125740 A JP 2000125740A JP 2001307437 A JP2001307437 A JP 2001307437A
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- JP
- Japan
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- guide shaft
- disk
- tilt
- elevation
- chassis
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 ピックアップのガイドシャフトをあおってチ
ルト調整を行うディスク装置において、装置の小型化と
チルト調整の調整分解能を向上させることを目的とす
る。 【解決手段】 ピックアップ2を支持してディスク10
の半径方向の移動を案内するガイドシャフト3をチルト
調整するチルト調整部材4をガイドシャフト3に対し直
交もしくは略直交に構成する。またチルト調整部材4は
梃子の原理によりシャーシ1上の支軸を略回転中心とし
てディスク10に対向する方向に回転する。ガイドシャ
フト3の昇降量は、チルト調整部材4の梃子による昇降
量と、回転調整部材6の回転かつ昇降による昇降量との
二つの昇降量で決まるのでチルト調整の分解能が向上す
る。
ルト調整を行うディスク装置において、装置の小型化と
チルト調整の調整分解能を向上させることを目的とす
る。 【解決手段】 ピックアップ2を支持してディスク10
の半径方向の移動を案内するガイドシャフト3をチルト
調整するチルト調整部材4をガイドシャフト3に対し直
交もしくは略直交に構成する。またチルト調整部材4は
梃子の原理によりシャーシ1上の支軸を略回転中心とし
てディスク10に対向する方向に回転する。ガイドシャ
フト3の昇降量は、チルト調整部材4の梃子による昇降
量と、回転調整部材6の回転かつ昇降による昇降量との
二つの昇降量で決まるのでチルト調整の分解能が向上す
る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ディスクへの情報
の記録あるいは再生を、ピックアップをガイドシャフト
に沿って移動させることにより行うディスク装置に係わ
り、特にピックアップをガイドシャフトごとに昇降させ
て、ピックアップとディスクとの相対的な傾きを調整す
るディスク装置に関するものである。
の記録あるいは再生を、ピックアップをガイドシャフト
に沿って移動させることにより行うディスク装置に係わ
り、特にピックアップをガイドシャフトごとに昇降させ
て、ピックアップとディスクとの相対的な傾きを調整す
るディスク装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、光ディスク装置等においては、高
密度化や高倍速化、さらには小径ディスクを用いた小型
・薄型化の開発が盛んである。それに伴い、ピックアッ
プの特性向上やメカニズムの高精度化が益々要求されて
きている。特性上、重要視されているのはディスクに対
するピックアップとの傾き、即ち、ディスクを載置する
ターンテーブルとピックアップが摺動するガイドシャフ
トとの傾きである。この傾きを調整するチルト調整機構
の開発が盛んに行われるようになった。
密度化や高倍速化、さらには小径ディスクを用いた小型
・薄型化の開発が盛んである。それに伴い、ピックアッ
プの特性向上やメカニズムの高精度化が益々要求されて
きている。特性上、重要視されているのはディスクに対
するピックアップとの傾き、即ち、ディスクを載置する
ターンテーブルとピックアップが摺動するガイドシャフ
トとの傾きである。この傾きを調整するチルト調整機構
の開発が盛んに行われるようになった。
【0003】従来のチルト調整機構としては、主に以下
の3方式、ターンテーブルを回転させるディスクモータ
を調整する方式、ガイドシャフトを調整する方式、ピッ
クアップを調整する方式がある。近年では、調整精度や
装置の簡素化の面からガイドシャフトを調整する方式が
主流である。
の3方式、ターンテーブルを回転させるディスクモータ
を調整する方式、ガイドシャフトを調整する方式、ピッ
クアップを調整する方式がある。近年では、調整精度や
装置の簡素化の面からガイドシャフトを調整する方式が
主流である。
【0004】図9に第1の従来例のチルト調整機構(特
開平10-64207号公報)を示す。図9において、101は
シャーシ、102はガイドシャフトでシャーシ101上
を垂直方向に昇降自在に保持されている。103は調整
スクリューで勘合突起部103bが勘合穴101aに挿
入され、シャーシ101上で回転可能に保持されガイド
シャフト102を昇降させるための部材である。またガ
イドシャフト102の端部は調整スクリュー103のカ
ム部103aと係合している。
開平10-64207号公報)を示す。図9において、101は
シャーシ、102はガイドシャフトでシャーシ101上
を垂直方向に昇降自在に保持されている。103は調整
スクリューで勘合突起部103bが勘合穴101aに挿
入され、シャーシ101上で回転可能に保持されガイド
シャフト102を昇降させるための部材である。またガ
イドシャフト102の端部は調整スクリュー103のカ
ム部103aと係合している。
【0005】以下、動作について説明する。調整スクリ
ュー103を回転させると、カム部103aと係合して
いるガイドシャフト102は、カム部103aの傾斜と
調整スクリュー103の回転に応じて、シャーシ101
上を垂直方向に昇降する。従って、ガイドシャフトのチ
ルト調整が可能となる。
ュー103を回転させると、カム部103aと係合して
いるガイドシャフト102は、カム部103aの傾斜と
調整スクリュー103の回転に応じて、シャーシ101
上を垂直方向に昇降する。従って、ガイドシャフトのチ
ルト調整が可能となる。
【0006】第2の従来例(図示省略)には、ガイドシ
ャフトの端部を直接、ネジで押圧し、ネジの回転に応じ
たピッチ分だけガイドシャフトを昇降させるものもあ
る。
ャフトの端部を直接、ネジで押圧し、ネジの回転に応じ
たピッチ分だけガイドシャフトを昇降させるものもあ
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記第1
の従来例の構成では、カム部の傾斜角度でガイドシャフ
トの昇降量が決まるので、調整分解能を高くしようとす
ると、カム部の傾斜角度を小さくする必要があり、昇降
幅すなわち調整幅をある程度大きく取るためには1条の
カムではカム部の径が大きくなり、また2条のカムにす
ると調整スクリューの高さが高くなる。したがって調整
スクリュー自体の径あるいは高さが大きくなり装置全体
の形状に大きく影響を与える。
の従来例の構成では、カム部の傾斜角度でガイドシャフ
トの昇降量が決まるので、調整分解能を高くしようとす
ると、カム部の傾斜角度を小さくする必要があり、昇降
幅すなわち調整幅をある程度大きく取るためには1条の
カムではカム部の径が大きくなり、また2条のカムにす
ると調整スクリューの高さが高くなる。したがって調整
スクリュー自体の径あるいは高さが大きくなり装置全体
の形状に大きく影響を与える。
【0008】また上記第2の従来例の構成では、ガイド
シャフトの昇降量は、ネジのピッチと回転角で決まり、
通常M1.6程度の1条あるいは2条のネジでは回転角
に応じた昇降量は大きくなり調整分解能を高くすること
は困難である。さらに小径ディスク装置では、ガイドシ
ャフトは短くなるので、梃子の原理から考えると上記の
ような構成では調整分解能を上げることは困難である。
従来例では以上のような課題があった。
シャフトの昇降量は、ネジのピッチと回転角で決まり、
通常M1.6程度の1条あるいは2条のネジでは回転角
に応じた昇降量は大きくなり調整分解能を高くすること
は困難である。さらに小径ディスク装置では、ガイドシ
ャフトは短くなるので、梃子の原理から考えると上記の
ような構成では調整分解能を上げることは困難である。
従来例では以上のような課題があった。
【0009】本発明は、上記従来例のチルト調整の課題
を解決するもので、短いガイドシャフトを用いた小径デ
ィスク用のディスク装置でも、高いチルト調整分解能を
提供することを目的とする。
を解決するもので、短いガイドシャフトを用いた小径デ
ィスク用のディスク装置でも、高いチルト調整分解能を
提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明のディスク装置は、ピックアップを支持してデ
ィスク半径方向の移動を案内するガイドシャフトと、ガ
イドシャフトを支持するシャーシと、ガイドシャフトに
対し直交もしくは略直交に構成され、ガイドシャフトの
少なくとも一方の端部をディスクに対向する方向に昇降
させるチルト調整部材とからなり、第一の手段として
は、チルト調整部材に梃子を用い、チルト調整部材がシ
ャーシ上の支軸を略回転中心としてディスクに対向する
方向に回転することにより、ガイドシャフトを昇降させ
るものである。第二の手段としては、チルト調整部材に
カムを用い、チルト調整部材がガイドシャフトに対して
直交もしくは略直交方向にスライドすることにより、ガ
イドシャフトを昇降させるものである。
に本発明のディスク装置は、ピックアップを支持してデ
ィスク半径方向の移動を案内するガイドシャフトと、ガ
イドシャフトを支持するシャーシと、ガイドシャフトに
対し直交もしくは略直交に構成され、ガイドシャフトの
少なくとも一方の端部をディスクに対向する方向に昇降
させるチルト調整部材とからなり、第一の手段として
は、チルト調整部材に梃子を用い、チルト調整部材がシ
ャーシ上の支軸を略回転中心としてディスクに対向する
方向に回転することにより、ガイドシャフトを昇降させ
るものである。第二の手段としては、チルト調整部材に
カムを用い、チルト調整部材がガイドシャフトに対して
直交もしくは略直交方向にスライドすることにより、ガ
イドシャフトを昇降させるものである。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図1から図8を用いて説明する。
て、図1から図8を用いて説明する。
【0012】(実施の形態1)図1は本発明の実施の形
態1におけるディスク装置の構成を示す斜視図であっ
て、(a)は全体斜視図、(b)は部分拡大図である。
図2は本発明の実施の形態1におけるディスク装置の構
成を示す平面図であって、(a)は正面図、(b)は側
面図である。図3は本発明の実施の形態1におけるディ
スク装置の構成を示す部分拡大斜視図である。
態1におけるディスク装置の構成を示す斜視図であっ
て、(a)は全体斜視図、(b)は部分拡大図である。
図2は本発明の実施の形態1におけるディスク装置の構
成を示す平面図であって、(a)は正面図、(b)は側
面図である。図3は本発明の実施の形態1におけるディ
スク装置の構成を示す部分拡大斜視図である。
【0013】図1から図3において、1はシャーシであ
り、支軸1aは昇降溝1eの近傍すなわち後述するガイ
ドシャフトの近傍に位置し、その距離はL1である。貫
通穴1cすなわち後述する回転調整部材の位置は支軸1
aから距離L2に位置する。ここでL1とL2の関係は
L1<L2である。本実施の形態1では、支軸1aはガ
イドシャフトと回転調整部材との間に位置するが、L1
がL2よりも非常に短い場合は、支軸1aは回転調整部
材に対しガイドシャフトを挟んで反対側でも良い。
り、支軸1aは昇降溝1eの近傍すなわち後述するガイ
ドシャフトの近傍に位置し、その距離はL1である。貫
通穴1cすなわち後述する回転調整部材の位置は支軸1
aから距離L2に位置する。ここでL1とL2の関係は
L1<L2である。本実施の形態1では、支軸1aはガ
イドシャフトと回転調整部材との間に位置するが、L1
がL2よりも非常に短い場合は、支軸1aは回転調整部
材に対しガイドシャフトを挟んで反対側でも良い。
【0014】2はディスク10の情報を再生あるいは記
録するピックアップである。3はガイドシャフトであ
り、ピックアップ2のディスク10の半径方向の移動を
案内する。ガイドシャフト3の一端はシャーシ1の凹部
1dに固定支持され、他端が昇降溝1eに填り込んでい
る。
録するピックアップである。3はガイドシャフトであ
り、ピックアップ2のディスク10の半径方向の移動を
案内する。ガイドシャフト3の一端はシャーシ1の凹部
1dに固定支持され、他端が昇降溝1eに填り込んでい
る。
【0015】4はチルト調整部材であり、シャーシ1上
の支軸1aに支穴4aが填り込み、ガイドシャフト3の
端部とU字形状のシャフト係合部4bががたつきなく係
合し、支軸1aを略中心として回転することにより、ガ
イドシャフト3は昇降溝1eに沿ってディスク10に対
向する方向に昇降する。ここで、支軸1aと支穴4aの
軸と穴の構成はシャーシ1とチルト調整部材4のいずれ
であってもよい。
の支軸1aに支穴4aが填り込み、ガイドシャフト3の
端部とU字形状のシャフト係合部4bががたつきなく係
合し、支軸1aを略中心として回転することにより、ガ
イドシャフト3は昇降溝1eに沿ってディスク10に対
向する方向に昇降する。ここで、支軸1aと支穴4aの
軸と穴の構成はシャーシ1とチルト調整部材4のいずれ
であってもよい。
【0016】5は弾性部材であり、シャーシ1の凸部1
bに弾性穴5aが填り込み、一端が支軸1aに他端がチ
ルト調整部材4の凸部4cに当接し、チルト調整部材4
を回転方向に付勢するものである。弾性部材としては、
線バネ、板バネ、コイルバネのいずれでも構成可能であ
る。
bに弾性穴5aが填り込み、一端が支軸1aに他端がチ
ルト調整部材4の凸部4cに当接し、チルト調整部材4
を回転方向に付勢するものである。弾性部材としては、
線バネ、板バネ、コイルバネのいずれでも構成可能であ
る。
【0017】6は回転調整部材であり、シャーシ1の貫
通穴1cを貫通し、先端がチルト調整部材4に当接し、
チルト調整部材4を昇降かつ回転させるものである。回
転調整部材としては、ピン、ネジなどで構成可能であ
る。ここでは、ネジで構成している。
通穴1cを貫通し、先端がチルト調整部材4に当接し、
チルト調整部材4を昇降かつ回転させるものである。回
転調整部材としては、ピン、ネジなどで構成可能であ
る。ここでは、ネジで構成している。
【0018】以上の構成では、ガイドシャフト3は一端
がシャーシ1に固定支持されているが、ガイドシャフト
3の両端を昇降可能に構成することも可能である。この
ような構成にすると、さらに高精度のガイドシャフト高
さ調整が可能となる。
がシャーシ1に固定支持されているが、ガイドシャフト
3の両端を昇降可能に構成することも可能である。この
ような構成にすると、さらに高精度のガイドシャフト高
さ調整が可能となる。
【0019】以下、本発明の実施の形態1による動作を
説明する。図2(b)において、回転調整部材であるネ
ジ6を回転することによりネジ6は昇降し、ネジ6に当
接したチルト調整部材4は弾性部材5の付勢力に反して
支軸1aを略中心として回転する。これによりチルト調
整部材4のU字形状のシャフト係合部4bに係合したガ
イドシャフト3の一端は、昇降溝1eに沿ってディスク
10に対向する方向に昇降する。
説明する。図2(b)において、回転調整部材であるネ
ジ6を回転することによりネジ6は昇降し、ネジ6に当
接したチルト調整部材4は弾性部材5の付勢力に反して
支軸1aを略中心として回転する。これによりチルト調
整部材4のU字形状のシャフト係合部4bに係合したガ
イドシャフト3の一端は、昇降溝1eに沿ってディスク
10に対向する方向に昇降する。
【0020】従って、ガイドシャフト3に搭載されたピ
ックアップ2はディスク10に対向する方向に昇降す
る。即ちピックアップ2をディスク10に対してチルト
調整することができる。また、ガイドシャフト3と支軸
1aとの距離L1よりも支軸1aとネジ6との距離L2
の方が長いので、梃子の原理によりネジ6が昇降する量
よりもガイドシャフト3が昇降する量の方が小さくな
る。即ち、ガイドシャフトの昇降量は、梃子の原理で回
転するチルト調整部材の回転による昇降量と、ネジ6の
回転による昇降量で決まることになる。
ックアップ2はディスク10に対向する方向に昇降す
る。即ちピックアップ2をディスク10に対してチルト
調整することができる。また、ガイドシャフト3と支軸
1aとの距離L1よりも支軸1aとネジ6との距離L2
の方が長いので、梃子の原理によりネジ6が昇降する量
よりもガイドシャフト3が昇降する量の方が小さくな
る。即ち、ガイドシャフトの昇降量は、梃子の原理で回
転するチルト調整部材の回転による昇降量と、ネジ6の
回転による昇降量で決まることになる。
【0021】以上のように本実施の形態1によれば、ガ
イドシャフト3の昇降量は、ネジ6の昇降量とチルト調
整部材4の回転による昇降量の二つの昇降量で決まり、
チルト調整部材は梃子の原理により回転するので、ネジ
6の昇降量よりもガイドシャフト3の昇降量を小さくす
ることができる。即ち高精度の昇降量を得ることがで
き、かつ高精度のチルト調整が可能となる。またチルト
調整部材4はガイドシャフト3に対して略直交方向に構
成されているので、装置全体の投影面積を大きくするこ
となく高精度のチルト調整が可能となる。
イドシャフト3の昇降量は、ネジ6の昇降量とチルト調
整部材4の回転による昇降量の二つの昇降量で決まり、
チルト調整部材は梃子の原理により回転するので、ネジ
6の昇降量よりもガイドシャフト3の昇降量を小さくす
ることができる。即ち高精度の昇降量を得ることがで
き、かつ高精度のチルト調整が可能となる。またチルト
調整部材4はガイドシャフト3に対して略直交方向に構
成されているので、装置全体の投影面積を大きくするこ
となく高精度のチルト調整が可能となる。
【0022】(実施の形態2)図4は本発明の実施の形
態2におけるディスク装置の構成を示す斜視図であっ
て、(a)は全体斜視図、(b)は部分拡大図である。
図5は本発明の実施の形態2におけるディスク装置の構
成を示す平面図であって、(a)は正面図、(b)は側
面図である。図6は本発明の実施の形態2におけるディ
スク装置の構成を示す部分拡大斜視図である。
態2におけるディスク装置の構成を示す斜視図であっ
て、(a)は全体斜視図、(b)は部分拡大図である。
図5は本発明の実施の形態2におけるディスク装置の構
成を示す平面図であって、(a)は正面図、(b)は側
面図である。図6は本発明の実施の形態2におけるディ
スク装置の構成を示す部分拡大斜視図である。
【0023】図4から図6において、実施の形態1と異
なるのは、ガイドシャフト13とチルト調整部材14の
係合方法である。実施の形態2では、ガイドシャフト1
3の端部に長円形状の凹部13aがあり、この凹部13
aにチルト調整部材14のピン形状の凸部14bががた
つきなく填り込む構造になっている。ここで、ガイドシ
ャフト13の凹部13aとチルト調整部材14の凸部1
4bの関係は逆でもよい。すなわち、ガイドシャフト側
に凸部、チルト調整部材側に凹部が構成されていても同
様の動作が得られる。
なるのは、ガイドシャフト13とチルト調整部材14の
係合方法である。実施の形態2では、ガイドシャフト1
3の端部に長円形状の凹部13aがあり、この凹部13
aにチルト調整部材14のピン形状の凸部14bががた
つきなく填り込む構造になっている。ここで、ガイドシ
ャフト13の凹部13aとチルト調整部材14の凸部1
4bの関係は逆でもよい。すなわち、ガイドシャフト側
に凸部、チルト調整部材側に凹部が構成されていても同
様の動作が得られる。
【0024】以下、本発明の実施の形態2による動作を
説明する。基本的には実施の形態1の動作と同じであ
り、図2(b)において、回転調整部材であるネジ6を
回転することによりネジ6は昇降し、ネジ6に当接した
チルト調整部材14は弾性部材5の付勢力に反して支軸
1aを略中心として回転する。これによりチルト調整部
材14のシャフト係合部14bに係合したガイドシャフ
ト3の一端は、昇降溝1eに沿ってディスク10に対向
する方向に昇降する。
説明する。基本的には実施の形態1の動作と同じであ
り、図2(b)において、回転調整部材であるネジ6を
回転することによりネジ6は昇降し、ネジ6に当接した
チルト調整部材14は弾性部材5の付勢力に反して支軸
1aを略中心として回転する。これによりチルト調整部
材14のシャフト係合部14bに係合したガイドシャフ
ト3の一端は、昇降溝1eに沿ってディスク10に対向
する方向に昇降する。
【0025】従って、ガイドシャフト3に搭載されたピ
ックアップ2はディスク10に対向する方向に昇降す
る。即ちピックアップ2をディスク10に対してチルト
調整することができる。また、ガイドシャフト3と支軸
1aとの距離L1よりも支軸1aとネジ6との距離L2
の方が長いので、梃子の原理によりネジ6が昇降する量
よりもガイドシャフト3が昇降する量の方が小さくな
る。即ち、ガイドシャフトの昇降量は、梃子の原理で回
転するチルト調整部材の回転による昇降量と、ネジ6の
回転による昇降量で決まることになる。
ックアップ2はディスク10に対向する方向に昇降す
る。即ちピックアップ2をディスク10に対してチルト
調整することができる。また、ガイドシャフト3と支軸
1aとの距離L1よりも支軸1aとネジ6との距離L2
の方が長いので、梃子の原理によりネジ6が昇降する量
よりもガイドシャフト3が昇降する量の方が小さくな
る。即ち、ガイドシャフトの昇降量は、梃子の原理で回
転するチルト調整部材の回転による昇降量と、ネジ6の
回転による昇降量で決まることになる。
【0026】以上のように本実施の形態2によれば、ガ
イドシャフト3の昇降量は、ネジ6の昇降量とチルト調
整部材14の回転による昇降量の二つの昇降量で決ま
り、チルト調整部材は梃子の原理により回転するので、
ネジ6の昇降量よりもガイドシャフト3の昇降量を小さ
くすることができる。即ち高精度の昇降量を得ることが
でき、かつ高精度のチルト調整が可能となる。またチル
ト調整部材14はガイドシャフト3に対して略直交方向
に構成されているので、装置全体の投影面積を大きくす
ることなく高精度のチルト調整が可能となる。
イドシャフト3の昇降量は、ネジ6の昇降量とチルト調
整部材14の回転による昇降量の二つの昇降量で決ま
り、チルト調整部材は梃子の原理により回転するので、
ネジ6の昇降量よりもガイドシャフト3の昇降量を小さ
くすることができる。即ち高精度の昇降量を得ることが
でき、かつ高精度のチルト調整が可能となる。またチル
ト調整部材14はガイドシャフト3に対して略直交方向
に構成されているので、装置全体の投影面積を大きくす
ることなく高精度のチルト調整が可能となる。
【0027】(実施の形態3)図7は本発明の実施の形
態3におけるディスク装置の構成を示す斜視図であっ
て、(a)は全体斜視図、(b)は部分拡大図である。
図8は本発明の実施の形態3におけるディスク装置の構
成を示す平面図であって、(a)は正面図、(b)は側
面図である。
態3におけるディスク装置の構成を示す斜視図であっ
て、(a)は全体斜視図、(b)は部分拡大図である。
図8は本発明の実施の形態3におけるディスク装置の構
成を示す平面図であって、(a)は正面図、(b)は側
面図である。
【0028】図7および図8において、21はシャーシ
であり、21aおよび21bは後述するチルト調整部材
が係合する係合ピン、21cは後述するチルト調整部材
をシャーシ21に固定するためのネジ穴である。
であり、21aおよび21bは後述するチルト調整部材
が係合する係合ピン、21cは後述するチルト調整部材
をシャーシ21に固定するためのネジ穴である。
【0029】24はチルト調整部材であり、シャフト係
合部24aはガイドシャフト3とががたつきなく係合
し、また24bと24cはガイド部でシャーシ21の係
合ピン21a、21bとそれぞれ係合し、かつ水平方向
に摺動可能としている。26は固定ネジであり、チルト
調整部材24をシャーシ21に加圧固定するためのもの
である。
合部24aはガイドシャフト3とががたつきなく係合
し、また24bと24cはガイド部でシャーシ21の係
合ピン21a、21bとそれぞれ係合し、かつ水平方向
に摺動可能としている。26は固定ネジであり、チルト
調整部材24をシャーシ21に加圧固定するためのもの
である。
【0030】以下、本発明の実施の形態3による動作を
説明する。図7及び図8において、チルト調整部材24
をガイドシャフト3と略直交方向にかつシャーシ21の
側面に沿って摺動することにより、チルト調整部材21
のシャフト係合部24aにがたつきなく係合したガイド
シャフト3は、シャーシ21の昇降溝21dに沿ってデ
ィスク10に対向する方向に昇降する。これは、シャフ
ト係合部24aは水平方向に対して傾斜状の長円形状と
なっているため、チルト調整部材24が水平方向に摺動
することにより、カムの働きによってガイドシャフト3
が垂直方向に移動するためである。
説明する。図7及び図8において、チルト調整部材24
をガイドシャフト3と略直交方向にかつシャーシ21の
側面に沿って摺動することにより、チルト調整部材21
のシャフト係合部24aにがたつきなく係合したガイド
シャフト3は、シャーシ21の昇降溝21dに沿ってデ
ィスク10に対向する方向に昇降する。これは、シャフ
ト係合部24aは水平方向に対して傾斜状の長円形状と
なっているため、チルト調整部材24が水平方向に摺動
することにより、カムの働きによってガイドシャフト3
が垂直方向に移動するためである。
【0031】以上のように本実施の形態3によれば、ガ
イドシャフト3の昇降量は、チルト調整部材24のシャ
フト係合部24aの傾斜角度によって決まり、チルト調
整部材24はガイドシャフト3に対して略直交方向に構
成されているので、装置全体の投影面積を大きくするこ
となく高精度のチルト調整が可能となる。
イドシャフト3の昇降量は、チルト調整部材24のシャ
フト係合部24aの傾斜角度によって決まり、チルト調
整部材24はガイドシャフト3に対して略直交方向に構
成されているので、装置全体の投影面積を大きくするこ
となく高精度のチルト調整が可能となる。
【0032】
【発明の効果】以上のように本発明は、ガイドシャフト
を昇降させるチルト調整部材を梃子の原理で動かし、さ
らにチルト調整部材をネジにより昇降かつ回転させるの
で、ガイドシャフトの昇降量は、ネジの昇降量とチルト
調整部材の回転による昇降量の二つの昇降量で決まる。
また、チルト調整部材は梃子の原理により回転するの
で、ネジの昇降量よりもガイドシャフトの昇降量を小さ
くすることができる。即ち高精度の昇降量を得ることが
でき、かつ高精度のチルト調整が可能となる。またチル
ト調整部材はガイドシャフトに対して直交もしくは略直
交方向に構成されているので、装置全体の投影面積を大
きくすることなく高精度のチルト調整が可能となる。
を昇降させるチルト調整部材を梃子の原理で動かし、さ
らにチルト調整部材をネジにより昇降かつ回転させるの
で、ガイドシャフトの昇降量は、ネジの昇降量とチルト
調整部材の回転による昇降量の二つの昇降量で決まる。
また、チルト調整部材は梃子の原理により回転するの
で、ネジの昇降量よりもガイドシャフトの昇降量を小さ
くすることができる。即ち高精度の昇降量を得ることが
でき、かつ高精度のチルト調整が可能となる。またチル
ト調整部材はガイドシャフトに対して直交もしくは略直
交方向に構成されているので、装置全体の投影面積を大
きくすることなく高精度のチルト調整が可能となる。
【図1】本発明の実施の形態1におけるディスク装置の
構成を示す斜視図
構成を示す斜視図
【図2】本発明の実施の形態1におけるディスク装置の
構成を示す平面図
構成を示す平面図
【図3】本発明の実施の形態1におけるディスク装置の
構成を示す部分拡大斜視図
構成を示す部分拡大斜視図
【図4】本発明の実施の形態2におけるディスク装置の
構成を示す斜視図
構成を示す斜視図
【図5】本発明の実施の形態2におけるディスク装置の
構成を示す平面図
構成を示す平面図
【図6】本発明の実施の形態2におけるディスク装置の
構成を示す部分拡大斜視図
構成を示す部分拡大斜視図
【図7】本発明の実施の形態3におけるディスク装置の
構成を示す斜視図
構成を示す斜視図
【図8】本発明の実施の形態3におけるディスク装置の
構成を示す平面図
構成を示す平面図
【図9】従来のディスク装置を示す図
1,21 シャーシ 2 ピックアップ 3,13 ガイドシャフト 4,14,24 チルト調整部材 5 弾性部材 6 回転調整部材 10 ディスク
Claims (3)
- 【請求項1】ピックアップを支持してディスク半径方向
の移動を案内するガイドシャフトと、前記ガイドシャフ
トを支持するシャーシと、前記ガイドシャフトに対し直
交もしくは略直交に構成され、前記シャーシ上の支軸を
略回転中心として前記ディスクに対向する方向に回転
し、前記ガイドシャフトの少なくとも一方の端部を梃子
の動作により前記ディスクに対向する方向に昇降させる
チルト調整部材と、前記シャーシと前記チルト調整部材
とに当接し前記チルト調整部材を回転方向に付勢する弾
性部材と、前記チルト調整部材に当接し前記弾性部材の
付勢方向に反して前記チルト調整部材を回転させる回転
調整部材と、を備えたことを特徴とするディスク装置。 - 【請求項2】支軸とガイドシャフトの略中心との距離
は、前記支軸と回転調整部材の位置との距離よりも短い
ことを特徴とする請求項1記載のディスク装置。 - 【請求項3】ピックアップを支持してディスク半径方向
の移動を案内するガイドシャフトと、前記ガイドシャフ
トを支持するシャーシと、前記ガイドシャフトの少なく
とも一方の端部と係合する係合部はカム形状であり、前
記シャーシ上を前記ガイドシャフトに対して直交もしく
は略直交方向に摺動し、前記ガイドシャフトを前記ディ
スクに対向する方向に昇降させるチルト調整部材と、を
備えたことを特徴とするディスク装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000125740A JP2001307437A (ja) | 2000-04-26 | 2000-04-26 | ディスク装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000125740A JP2001307437A (ja) | 2000-04-26 | 2000-04-26 | ディスク装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001307437A true JP2001307437A (ja) | 2001-11-02 |
Family
ID=18635640
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000125740A Pending JP2001307437A (ja) | 2000-04-26 | 2000-04-26 | ディスク装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001307437A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20030062895A (ko) * | 2002-01-21 | 2003-07-28 | 삼성전기주식회사 | 위치 조정 기능을 갖는 광픽업 액추에이터 |
KR100457532B1 (ko) * | 2002-07-27 | 2004-11-17 | 삼성전자주식회사 | 광 디스크 플레이어의 틸트 조정장치 및 틸트 조정방법 |
-
2000
- 2000-04-26 JP JP2000125740A patent/JP2001307437A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20030062895A (ko) * | 2002-01-21 | 2003-07-28 | 삼성전기주식회사 | 위치 조정 기능을 갖는 광픽업 액추에이터 |
KR100457532B1 (ko) * | 2002-07-27 | 2004-11-17 | 삼성전자주식회사 | 광 디스크 플레이어의 틸트 조정장치 및 틸트 조정방법 |
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